JPH07290760A - 照明光源装置 - Google Patents

照明光源装置

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JPH07290760A
JPH07290760A JP8692094A JP8692094A JPH07290760A JP H07290760 A JPH07290760 A JP H07290760A JP 8692094 A JP8692094 A JP 8692094A JP 8692094 A JP8692094 A JP 8692094A JP H07290760 A JPH07290760 A JP H07290760A
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JP
Japan
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light source
light
source device
photosensitive material
illumination
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JP8692094A
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English (en)
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Atsuhiro Doi
篤博 土居
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ムラの無い均一な照度で照明することがで
き、かつこれを簡単な構造で低コストにより実現できる
照明光源装置を得る。 【構成】 照明光源装置39は、光導波路を構成する方
物曲線形の反射板31を備えており、反射板31の一端
部にはLED光源32が取り付けられると共に、底部に
はスリット状の散乱板34が取り付けられている。LE
D光源32からの光は反射板31によって反射伝送さ
れ、散乱板34を透過することで散乱されて、BGRの
各色が均等に混ざり合った光がスリット状に一様に照射
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は照明光源装置に係り、例
えば原稿画像に光を照射して感光材料に画像を露光する
画像記録装置等に用いられる照明光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】照明光源装置は、感光材料を露光して画
像を記録する画像記録装置の光源や、液晶表示装置(L
CDディスプレイ)のバックライトとして用いられてい
る。また、画像記録装置としては、反射又は透過原稿に
光源からの光を照射し、この光(反射光又は透過光)を
結像レンズ系を通して、銀塩カラー感光材料の感光面へ
スリット状に結像させ、カラー画像を記録するものが知
られている。
【0003】ところで、装置の小型化を目的として、レ
ッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)の各色に
発光するLEDをそれぞれ等間隔に一直線上に配列した
LEDアレイを照明光源として用いた画像記録装置を既
に本出願人が提案している(特願平5−234962
号)。
【0004】この画像記録装置によれば、照明光源とし
てLEDアレイ(線状照明)を用いることにより、電流
制御によって容易に光量の制御が可能となり、色の補
正、調整が行え、結像レンズ系に絞り及びカラーフィル
ター機構を設ける必要がなくなるので、装置の小型化を
図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き多数のLED(点状素子)を配列したLEDアレイ
(線状照明)を用いた場合には、各点状素子の配列ピッ
チ毎に照明ムラが生じて感光材料の露光量にムラが生
じ、結果的に画像ムラとなるおそれがあるため、これを
防止するための対策が必要である。また、このようなL
EDアレイでは、高価な素子が多数必要であるため、極
めてコスト高でもあった。
【0006】この場合、点状素子の配列ピッチを単に密
に(狭く)することによりある程度は前記ピッチ毎の照
明ムラを低減することができるものの、これを十分に解
消することは依然としてできず、また素子の数が多くな
って却ってコスト高になったり製作が困難となる。ま
た、各素子の照度を高めるのみでは、依然として前記ピ
ッチ毎の照明ムラを解消することはできず、何れの場合
も根本的な対策にはならない。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ムラの無い均
一な照度で照明することができ、かつこれを簡単な構造
で低コストにより実現できる照明光源装置を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の照
明光源装置は、長尺状に形成され光を伝送する光導波路
と、複数の点状素子から成り前記光導波路の端部に配置
された点状光源と、前記光導波路にスリット状に設けら
れ光を散乱させて出射させる光出射部と、を備え、前記
点状光源からの光を前記導波路によって伝送し前記光出
射部から線状に照射することを特徴としている。
【0009】請求項2に係る発明の照明光源装置は、請
求項1記載の照明光源装置において、前記複数の点状素
子は、各々独立してその発光光量が制御可能なことを特
徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、点状光源から
の光は導波路によって伝送され、光出射部から線状に照
射される。
【0011】ここで、点状光源からの光は光導波路によ
って長手方向各部位へ伝送され光出射部によって散乱さ
れて線状に照射されるため、点状素子を線状に配列して
そのまま照射する場合(LEDアレイ等を用いた場合)
に生じる配列ピッチ毎の照明ムラが全く無く、また、点
状光源を構成する素子の数も低減することが可能とな
る。
【0012】したがって、例えばこの照明光源装置を感
光材料を露光するための照明光源として用いた場合に
は、感光材料の露光量はムラが生じること無く一定とな
り、画像ムラの無い高画質の画像が得られる。
【0013】また、点状素子としてLEDチップ等を用
いることにより、電流制御によって容易に光量を制御す
ることができ最適な照度制御が容易に可能となり、また
適用の範囲も拡大する。
【0014】このように、請求項1に記載の照明光源装
置では、ムラの無い均一な照度で照明することができ、
かつこれを簡単な構造で低コストにより実現できる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、電流制御
によって容易に光量の制御が可能となり、色の補正、調
整が行え、結像レンズ系に絞り及びカラーフィルター機
構を設ける必要がなくなるので、装置の小型化を図るこ
とができる。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)図5には、本発明の第1実施例に係る照
明光源装置39が適用された画像記録装置10の概略全
体構成図が示されている。
【0017】この画像記録装置10は、熱現像感光材料
へ画像を露光し、かつ受像材料へ熱現像転写して画像を
形成する装置である。
【0018】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12の前面や側面に設けられた扉を開
放することにより機台12内を露出状態とすることがで
きる。
【0019】また、画像記録装置10の機台12の上面
には、原稿42を載置するための載置台13が設けられ
ている。載置台13は図示しないレールに支持されて図
3の左右方向に移動可能となっている。載置台13に
は、矩形状の孔が設けられ透明ガラス板45が取付けら
れており、さらに、透明ガラス板45上に装置奥側の辺
を軸として開閉可能な押えカバー15が取付けられてい
る。また、図1に示す如く載置台13の下部にはラック
28が設けられており、複数のギヤ29を介してモータ
30に連結されている。このため、モータ30が作動す
ることにより、載置台13が押えカバー15と共にレー
ルに沿って移動される構成である。
【0020】一方、画像記録装置10の機台12内には
感材マガジン14が配置されており、感光材料16がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料16
は、感光(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られて
いる。
【0021】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0022】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
19、21、23、24、26、及びガイド板27が配
置されており、所定長さに切断された感光材料16を露
光部22へ搬送することができる。
【0023】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。この感光材料16の通過に同期して、前記
モータ30が作動され載置台13が同方向に移動するよ
うになっている。
【0024】露光部22の上方かつ前記透明ガラス板4
5の下方の空間部には、露光装置38が設けられてい
る。図4に詳細に示す如く、露光装置38には、BGR
の各色を照射する照明光源装置39と、ロッドレンズア
レイ41が配置されており、感光材料16の搬送に同期
して移動する載置台13上の原稿42に光を照射しその
反射画像を感光材料16の感光面上に結像することがで
きる。
【0025】ここで、図1には照明光源装置39の構成
が縦断面図にて示されている。また、図2には図1の2
−2線に沿った照明光源装置39の断面図が示されてお
り、図3には図1の3−3線に沿った照明光源装置39
の断面図が示されている。
【0026】照明光源装置39は、光導波路を構成する
反射板31を備えている。反射板31は、底部が開口す
る樋形に形成されており、その反射面の縦及び横断面形
は方物曲線状に形成された放物線形反射板とされてい
る。この反射板31の長手方向一端部には、点状光源と
してのLED光源32が取り付けられている。LED光
源32は、B光を発光する点状素子としてのLEDチッ
プと、G光を発光する点状素子としてのLEDチップ
と、R光を発光する点状素子としてのLEDチップが隣
接配置された構成とされている。なお、各LEDチップ
は、できるだけ集中して配置することが好ましい。これ
により、LED光源32からの光は、反射板31の内方
へ向けて照射され、反射板31の内周反射面によって底
部開口へ向けて一様に反射される構成である。反射板3
1の底部開口には基板33が取り付けられると共に、基
板33の中央部には光出射部としての散乱板34が取り
付けられている。図3に示す如く、散乱板34は狭幅
(例えば、1mm〜20mm)のスリット状に形成され
ている。この散乱板34(光出射部)は、光を散乱させ
ながら透過させることができ、このため、LED光源3
2から発光され反射板31によって長手方向各部へ伝送
された光は散乱板34を透過することで散乱し、散乱板
34の長手方向に沿ってBGRの各色がほぼ均等に混ざ
り合った光がスリット状(線状)に一様に照射される構
成である。
【0027】また、照明光源装置39のLED光源32
は、各LEDチップが独立してその発光時間及び発光輝
度が制御可能となっている。このため、光軸上に光量や
光質を制御するためのカラーフィルタや絞り機構を設け
る必要がなく、光量や光質の制御をLEDチップの電流
制御によって行うことができるようになっている。
【0028】一方、ロッドレンズアレイ41は、複数の
レンズが一直線上に所定ピッチ(通常、0.3mm〜
1.0mm)で配列されて組み込まれて形成された構成
とされており、前記照明光源装置39の光による原稿4
2からの反射光(原稿42の画像光)を感光材料16の
感光面へ結像することができる。
【0029】露光部22の側方にはスイッチバック部4
0が設けられており、また、露光部22の下方には水塗
布部62が設けられている。感材マガジン14の側方を
上昇し露光部22にて露光された感光材料16は、一旦
スイッチバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ
26の逆回転によって、露光部22の下方に設けられた
搬送経路を経て水塗布部62へ送り込まれる構成であ
る。
【0030】水塗布部62には複数のパイプが連結され
て水を供給できるようになっている。
【0031】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された感光材料16が送り
込まれるようになっている。
【0032】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。
【0033】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0034】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ニップローラ110の
側方にはカッタ112が配置されている。
【0035】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0036】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0037】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム
116の表面を昇温できるようになっている。
【0038】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、135、136、138、140に巻き
掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロー
ラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周
に圧接されている。
【0039】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。
【0040】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄感
光材料収容箱178へ集積される。
【0041】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0042】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0043】次に、第1実施例の作用を説明する。載置
台13(透明ガラス板45)に原稿42を載置し押えカ
バー15の閉止後に、記録する画像の倍率や処理枚数等
が指定され、スタートの指示があると、画像処理が開始
される。
【0044】すなわち、感材マガジン14がセットされ
た状態で、ニツプローラ18が作動され、感光材料16
がニツプローラ18によって引き出される。感光材料1
6が所定長さ引き出されると、カッタ20が作動し、感
光材料16が所定長さに切断される。
【0045】カッタ20の作動後は、感光材料16は、
反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状態で露
光部22へ搬送される。この感光材料16の搬送と同時
にモータ30の作動により載置台13が移動を開始する
と共に露光装置38が作動する。ここで、載置台13の
移動速度は、指定される倍率によって感光材料16の搬
送速度に対する所定の倍率で決定される。
【0046】露光装置38では、照明光源装置39が点
灯し、原稿42の画像面がライン走査され、その反射光
がロッドレンズアレイ41によって露光部22に位置す
る感光材料16の感光面上に走査露光される。
【0047】ここで、照明光源装置39においては、L
ED光源32からの光は光導波路を構成する反射板31
によって長手方向各部位へ一様に伝送され散乱板34に
よって散乱されて線状に照射されるため、LEDアレイ
の如く点状素子を線状に配列した光源によってそのまま
光を照射する場合に生じる配列ピッチ毎の照明ムラが全
く無い。したがって、原稿42を均一に走査することが
でき、感光材料16の露光量はムラが生じること無く均
一化される。また、原稿42の幅方向に沿って多数のL
EDチップを配列する必要がなく、LED光源32を構
成する各LEDチップの数も低減することが可能とな
る。
【0048】さらにこの場合、照明光源装置39の点灯
は、各LEDが独立してその発光輝度及び発光時間が制
御可能であるため、適用される原稿42の濃度や感光材
料16のカラーバランスに応じて制御される。すなわ
ち、光軸上にカラーフィルタや絞り機構を設けなくて
も、各LEDへの電流制御のみで最適な光量及び光質を
得ることができるため、露光装置38としての構成が簡
単となる。
【0049】露光装置38によって露光が開始された後
は、露光後の感光材料16が一旦スイッチバック部40
へ送り込まれた後に、搬送ローラ26の逆回転によって
水塗布部62へ送り込まれる。
【0050】水塗布部62では、感光材料16に水が塗
布され、さらに、スクイズローラ68によって余分な水
が除去されながら水塗布部62を通過する。
【0051】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0052】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。カッタ112の作動後は、ガイド板182によって
案内されながら搬送ローラ190、186、114によ
って搬送され、熱現像転写部104の直前で待機状態と
なる。
【0053】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0054】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0055】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。これにより感光材料16と受像材
料108が加熱され、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0056】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動され廃棄感光材料収
容箱178内に集積される。
【0057】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。
【0058】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。
【0059】以上の如く、本第1実施例に係る照明光源
装置39(画像記録装置10)では、BGRの各色がほ
ぼ均等に混ざり合った光がスリット状(線状)に一様に
照射されるため、点状素子を線状に配列した構成の光源
の場合に生じる配列ピッチ毎の照明ムラが全く無く、露
光される感光材料16の露光量はムラが生じること無く
一定となる。したがって、画像ムラの無い高画質の画像
が得られる。
【0060】また、照明光源装置39は、各色の発光輝
度、発光時間を独立して制御可能であるため、電流制御
によって容易に光量の制御が可能となり、絞り機構を設
ける必要がなくなるので、装置の小型化を図ることがで
きる。
【0061】このように、照明光源装置39では、ムラ
の無い均一な照度で照明することができ、かつこれを簡
単な構造で低コストにより実現できる。またこのため、
照明光源装置39が適用された画像記録装置10では、
均一な露光量となり、画像ムラの無い高画質のカラー画
像を作成することができる。
【0062】なお、前述した第1実施例の照明光源装置
39においては、基板33に設けた光出射部としての散
乱板34に代えて、フレネルレンズを用いてもよい。こ
の場合にも、ムラの無い均一な照度で照明することがで
き、さらに、照明光源装置39を一層薄肉で小型化する
ことができる。
【0063】次に本発明の他の実施例を説明する。な
お、前記第1実施例と基本的に同一の部品には前記第1
実施例と同一の符号を付与してその説明を省略してい
る。
【0064】(第2実施例)図6には、本発明の第2実
施例に係る照明光源装置50の構成が縦断面図にて示さ
れている。照明光源装置50では、光導波路を構成する
反射板51を備えている。反射板51は、長手方向中間
部を中心に左右がそれぞれ方物曲線状に形成されてい
る。この反射板51の長手方向両端部には、点状光源と
してのLED光源32がそれぞれ取り付けられている。
これにより、各LED光源32からの光は、反射板51
の内方へ向けて照射され、反射板51の内周反射面によ
って散乱板34へ向けて反射される構成である。さらに
この場合、反射板51は前述の如き形状であるため、各
LED光源32から離れた位置(反射板51の長手方向
中間部)においても、各LED光源32の近傍位置と同
様に一様に光が反射される。このため、LED光源32
から発光され反射板51によって長手方向各部へ伝送さ
れた光は散乱板34を透過することで散乱し、散乱板3
4の長手方向に沿ってBGRの各色がほぼ均等に混ざり
合った光がスリット状(線状)に一様に照射される構成
である。
【0065】本第2実施例に係る照明光源装置50にお
いても、散乱板34から出射した光が原稿42に照射さ
れてライン走査され、その反射光が感光材料16の感光
面上に走査露光される。
【0066】この場合、照明光源装置50では、LED
光源32からの光は光導波路を構成する反射板51によ
って長手方向各部位へ一様に伝送され散乱板34によっ
て散乱されて線状に照射されるため、LEDアレイの如
く点状素子を線状に配列した光源によってそのまま光を
照射する場合に生じる配列ピッチ毎の照明ムラが全く無
い。したがって、原稿42を均一に走査することがで
き、感光材料16の露光量はムラが生じること無く均一
化される。また、原稿42の幅方向に沿って多数のLE
Dチップを配列する必要がなく、LED光源32を構成
する各LEDチップの数も低減することができ、コスト
の低減を図ることができる。
【0067】さらに、照明光源装置50においても、各
LEDが独立してその発光輝度及び発光時間が制御可能
であるため、適用される原稿42の濃度や感光材料16
のカラーバランスに応じて制御され、各LEDへの電流
制御のみで最適な光量及び光質を得ることができるた
め、構成が簡単となる。
【0068】以上の如く、本第2実施例に係る照明光源
装置50では、BGRの各色がほぼ均等に混ざり合った
光がスリット状(線状)に一様に照射されるため、点状
素子を線状に配列した構成の光源の場合に生じる配列ピ
ッチ毎の照明ムラが全く無く、均一な照度で照明するこ
とができる。したがって、露光される感光材料16の露
光量はムラが生じること無く一定となり、画像ムラの無
い高画質の画像が得られる。また、LED光源32を構
成する各LEDチップの数も低減することが可能とな
る。さらに、照明光源装置50では、各色の発光輝度、
発光時間を独立して制御でき、電流制御によって光量の
制御が可能となり、装置の小型化を図ることができる。
【0069】なお、前述した第2実施例の照明光源装置
50においても、光出射部としての散乱板34に代え
て、フレネルレンズを用いてもよい。この場合にも、ム
ラの無い均一な照度で照明することができ、さらに、照
明光源装置50を一層薄肉で小型化することができる。
【0070】(第3実施例)図7には、本発明の第3実
施例に係る照明光源装置54の構成が縦断面図にて示さ
れている。照明光源装置54では、前述の第1実施例に
係る照明光源装置39の反射板31や第2実施例に係る
照明光源装置50の反射板51に代えて、光導波路を構
成するライトガイド56を備えている。
【0071】ライトガイド56は、その上周囲が、縦及
び横断面において方物曲線状に形成されており、光を屈
折あるいは反射しながら伝送することができる。また、
ライトガイド56の底面には、表面が凹凸状に形成され
て光出射部58が設けられている。この光出射部58
は、伝送された光を散乱させながら透過させることがで
きる。したがって、LED光源32からの光は、ライト
ガイド56の内方へ向けて照射され、ライトガイド56
によって伝送された後に光出射部58へ向けて反射さ
れ、光出射部58を透過することで散乱し、光出射部5
8の長手方向に沿ってBGRの各色がほぼ均等に混ざり
合った光がスリット状(線状)に一様に照射される構成
である。
【0072】本第3実施例に係る照明光源装置54にお
いても、光出射部58から出射した光が原稿42に照射
されてライン走査され、その反射光が感光材料16の感
光面上に走査露光される。
【0073】この場合、照明光源装置54では、LED
光源32からの光は光導波路を構成するライトガイド5
6によって長手方向各部位へ一様に伝送され光出射部5
8によって散乱されて線状に照射されるため、LEDア
レイの如く点状素子を線状に配列した光源によってその
まま光を照射する場合に生じる配列ピッチ毎の照明ムラ
が全く無い。したがって、原稿42を均一に走査するこ
とができ、感光材料16の露光量はムラが生じること無
く均一化される。また、原稿42の幅方向に沿って多数
のLEDチップを配列する必要がなく、LED光源32
を構成する各LEDチップの数も低減することができ、
コストの低減を図ることができる。
【0074】さらに、照明光源装置54においても、各
LEDが独立してその発光輝度及び発光時間が制御可能
であるため、適用される原稿42の濃度や感光材料16
のカラーバランスに応じて制御され、各LEDへの電流
制御のみで最適な光量及び光質を得ることができるた
め、構成が簡単となる。
【0075】以上の如く、本第3実施例に係る照明光源
装置54では、BGRの各色がほぼ均等に混ざり合った
光がスリット状(線状)に一様に照射されるため、点状
素子を線状に配列した構成の光源の場合に生じる配列ピ
ッチ毎の照明ムラが全く無く、均一な照度で照明するこ
とができる。したがって、露光される感光材料16の露
光量はムラが生じること無く一定となり、画像ムラの無
い高画質の画像が得られる。また、LED光源32を構
成する各LEDチップの数も低減することが可能とな
る。さらに、照明光源装置54では、各色の発光輝度、
発光時間を独立して制御でき、電流制御によって容易に
色の変化を起こすことなく光量の制御が可能となり、装
置の小型化を図ることができる。
【0076】また、第3実施例に係る照明光源装置54
において、ライトガイド56のシェーディングがあれ
ば、これを補正するために図8に示す如く、光出射部5
8に補正用のマスク60を設けることができる。これに
より、照射される光の照度ムラが一層低減される。
【0077】なお、前述した第1実施例乃至第3実施例
においては、照明光源装置39、50、54のLED光
源32を構成する各LEDチップの数は、発光強度、光
導波路効率、あるいは感光材料16の感度等に応じて適
宜設定すればよく、容易に最適な状態にすることが可能
である。
【0078】また、前述した第1実施例乃至第3実施例
においては、点状光源として複数のLEDチップから成
るLED光源32を例に説明したが、他の光源であって
もよい。
【0079】さらに、GBRの各色をそれぞれ発光する
LEDチップから成るLED光源32に代えて、白色光
を発光する光源、例えば、蛍光灯等の輝線スペクトルを
発光する光源であってもよく、白熱ランプ等の太陽光状
の光を発光する光源であってもよい。この場合には、光
源と光導波路との間に色調整フィルターを進入・離脱可
能に設け、これにより所望の色に調整して照射するよう
にできる。
【0080】また、前述した第1実施例乃至第3実施例
においては、照明光源装置39、50、54を、反射原
稿42の画像を記録する画像記録装置10に適用した例
を説明したが、これに限らず、透過原稿を用いる画像記
録装置であっても適用可能である。この場合には、照明
光源装置39、50、54と、ロッドレンズアレイ41
との間を透過原稿が通過する構成とすればよい。
【0081】さらに、前述した第1実施例乃至第3実施
例においては、原稿42へ光を照射しこの原稿42の画
像を感光材料16に露光して記録する構成の画像記録装
置10について照明光源装置39、50、54を適用
し、露光量を均一化する構成について説明したが、本発
明はこれに限らず、このような照明光源装置39、5
0、54は他の構成の画像記録装置や照明装置に適用す
ることもできる。
【0082】例えば、液晶シャッタパネルを備えこの液
晶シャッタパネルの作動により露光処理を制御する構成
の露光装置に、前述の如き照明光源装置39、50、5
4を適用して露光量のムラを無くすることもできる。ま
た、光源からの光をロッドレンズアレイを介して感光材
料に直接照射して露光する構成の画像記録装置に適用し
てもよく、あるいは、ライン状に構成されたCCDを用
いた構成の画像記録装置に、線状照明(光源)として照
明光源装置39、50、54を用い、この際の照度ムラ
を無くするようにすることも可能である。さらに、液晶
表示装置(LCDディスプレイ)のバックライトとして
適用することも可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る照明光源
装置は、ムラの無い均一な照度で照明することができ、
かつこれを簡単な構造で低コストにより実現できるとい
う優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る照明光源装置の構成
を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る照明光源装置の構成
を示す図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る照明光源装置の構成
を示す図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る照明光源装置が適用
された露光装置の構成を示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る照明光源装置が適用
された画像記録装置の概略全体構成図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る照明光源装置の構成
を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る照明光源装置の構成
を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る照明光源装置の変形
例を示す横断面図である。
【符号の説明】
(第1実施例) 10 画像記録装置 16 感光材料 22 露光部 31 反射板(光導波路) 32 LED光源(点状光源) 34 散乱板(光出射部) 38 露光装置 39 照明光源装置 42 原稿 (第2実施例) 50 照明光源装置 51 反射板(光導波路) (第3実施例) 54 照明光源装置 56 ライトガイド(光導波路) 58 光出射部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1335 530

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状に形成され光を伝送する光導波路
    と、複数の点状素子から成り前記光導波路の端部に配置
    された点状光源と、前記光導波路にスリット状に設けら
    れ光を散乱させて出射させる光出射部と、を備え、 前記点状光源からの光を前記導波路によって伝送し前記
    光出射部から線状に照射することを特徴とする照明光源
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の点状素子は、各々独立してそ
    の発光光量が制御可能なことを特徴とする請求項1記載
    の照明光源装置。
JP8692094A 1994-04-25 1994-04-25 照明光源装置 Pending JPH07290760A (ja)

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