JPH08124159A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH08124159A
JPH08124159A JP25243394A JP25243394A JPH08124159A JP H08124159 A JPH08124159 A JP H08124159A JP 25243394 A JP25243394 A JP 25243394A JP 25243394 A JP25243394 A JP 25243394A JP H08124159 A JPH08124159 A JP H08124159A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光ディスク装置に関し、装置を複雑
化することなく簡略な構成で効率的なベリファイ動作の
できることを目的とする。 【構成】 レーザ光源からの光ビームはメインビームと
走査方向に関して前後の先行ビームと後行ビームに分離
して光ディスク上に照射される。後行ビームによる光デ
ィテクタ23の検出信号G,Hの差信号H−Gが差動ア
ンプ41で算出されて変調成分が除去された信号が生成
される。この信号はコンパレータ42で波形整形され
て、メインビームで記録された信号の再生信号が生成さ
れる。比較判定回路43では、再生信号中の各データ
と、ディレイ回路45で位相を合わせた記録信号fm
の対応するデータとを比較してエラー判定を行う。信号
処理回路44は、再生信号をEFM復調した後、CRC
チェックにより誤り検出を行ない、記録されたデータの
エラー判定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に係り、
特に、3ビーム方式の光ピックアップを有する光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データの記録再生が行われる光ディスク
装置においては、記録されたデータの信頼性を確保する
ために、データの記録後、それを一旦再生してデータが
正確に記録されたかどうかを確認するベリファイ動作を
実行し、その結果エラーが発生した場合には代替領域に
再度記録する等の処理が行われている。
【0003】ベリファイ動作の方法としては、記録再生
用ビームにより所定範囲に渡ってデータの記録を行なっ
た後、光ピックアップを前記所定範囲の記録開始位置に
戻してから、前記記録再生用ビームによりデータの再生
を行う方法がある。また、別のベリファイ動作の方法と
しては、データの記録再生を行う光ピックアップとは別
にベリファイ用の光ピックアップを設ける方法、また、
同一のレーザ光源からのレーザビームを回折格子により
2又は3本のレーザビームに分離して、一方のビームを
データの記録再生用ビームとし、他のビームをベリファ
イ用ビームとする方法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】データの記録とベリフ
ァイに同一のビームを用いる方法では、記録が終了した
後で光ピックアップを記録開始位置に戻してから再生を
行うため、記録データの先頭に達するまでの回転待ち時
間も加えて、単に記録のみを行う場合の時間の倍以上の
時間を必要とし、光ディスク装置に接続されているホス
トのデータ処理効率が低下する問題がある。
【0005】また、データの記録再生を行う光ピックア
ップとは別にベリファイ用の光ピックアップを設ける方
法では、データ処理効率の問題は解決できるが、装置の
複雑化とコストアップの問題が生じる。また、同一のレ
ーザ光源からのレーザビームを回折格子により、記録再
生用ビームと、ベリファイ用ビームに分離する方法で
は、光ピックアップの光学系の複雑化を生じる。特にC
D−R装置等のデータ記録再生用の主光ビームの他にト
ラッキング信号を生成するための前後の副光ビームを有
する3ビーム方式の光ディスク装置では、更にベリファ
イ用ビームを設けることは光学系の複雑化とそれに伴う
コストアップが問題となる。
【0006】CD−Rは、ライトワンス方式の記録メデ
ィアであり、CDと同じ大きさを有し、通常のCDプレ
ーヤで再生できる互換性を有する。CD−Rの記録再生
を行うCD−R装置では、光の強度を変化させる光変調
により記録を行う。即ち、レーザ光を照射することによ
り記録層の色素を溶融し、ポリカーボネイト基板のグル
ーブにピットを形成する。CD−R装置では、記録時に
おけるレーザ強度を最適に保つために、記録中の戻り光
を監視するランニングOPC(Optimum PowerControl
)を実行する。
【0007】この記録中の戻り光を利用してベリファイ
を行うことも考えられるが、現在できつつあるピットの
データをモニタする場合、戻り光量が大きく変化し、更
にピットはレーザ光の熱により徐々に形成されるので戻
り光によるモニタ時のピットと時間が経過して完全に形
成されたピットでは形状が異なるものとなるため、この
戻り光から記録されたデータを正しく読み取ることは不
可能である。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、3ビーム方式の光ディスク装置において、装置を複
雑化することなく簡略な構成で効率的なベリファイ動作
のできる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、一つの光源から出射される光ビームを主光ビームと
副光ビームに分離し、光ディスク上に前記主光ビームを
照射し、かつ、光ビームの走査方向に関して前記主光ビ
ームの前後に前記副光ビームを照射して、前記主光ビー
ムによりデータの記録再生を行い、前記副光ビーム又は
前記主光ビームと前記副光ビームの両方を用いてトラッ
キングエラー信号を生成する光ディスク装置において、
光ビームの走査方向に関して前記主光ビームの後方に位
置する副光ビームを用いて、前記主光ビームにより光デ
ィスク上に記録されたデータを検出するデータ検出手段
と、前記データ検出手段により検出されたデータのエラ
ーの判定を行うエラー判定手段とを有する構成とする。
【0010】
【作用】本発明では、主光ビームにより光ディスク上に
直前に記録されたデータを、主光ビームの後方に位置す
る副光ビームを用いてデータ検出手段により検出するこ
とができる。エラー判定手段において、この検出された
データを正しいデータと比較するか、または、データ中
の誤り訂正符号を利用してエラーを判定することができ
る。
【0011】本発明では、主光ビームによるデータの記
録動作中に、後方の副光ビームによりデータを再生して
ベリファイ動作を行うことができ、ベリファイ動作によ
りデータの処理効率を低下させることがない。また、3
ビーム方式の光ディスク装置に元々ある後方の副光ビー
ムを利用して、ベリファイ用の再生データを得ることが
できるため、記録再生用ピックアップの他にベリファイ
用ピックアップを設けたり、または、ベリファイ用ビー
ムを分離するための光学系を設けたりする必要がない。
このため、ベリファイ動作を行う3ビーム方式の光ディ
スク装置の構造を簡略化することができ、装置の小型化
とコストの低減を可能とする。
【0012】
【実施例】CD−Rのような追記型ディスクの場合、記
録前後で反射光量が変化するため、記録時において、先
行サイドスポットと後行サイドスポットで光量が異な
り、両サイドスポットの反射量の差をとる3ビーム方式
では、オフセットが生じてしまう欠点がある。そこで、
CD−R装置では、差動プッシュプル法を用いてトラッ
キングエラー信号を算出している。
【0013】図1は、差動プッシュプル法を用いた光ピ
ックアップの光学系の説明図を示し、図2は、ビームの
配置とトラッキングエラー信号を生成する回路の説明図
を示す。図1に示すように、レーザ光源12から出射さ
れた光ビームは、コリメータレンズ13を通過した後、
回折格子14でメインビーム,先行ビーム,後行ビーム
の3本のビームに分離され、ビームスプリッタ15,対
物レンズ16を介して、光ディスク25上に照射され
る。光ディスク25で反射された各ビームは、対物レン
ズ16,ビームスプリッタ15,レンズ17を介して、
夫々,光ディテクタ21,22,23に入射し、各ビー
ムの反射光が検出される。
【0014】光ディスク25上には、図2に示すよう
に、一定のトラックピッチPでトラックTRが形成され
ている。図2に示すように、光ディスク25上に、メイ
ンビームによるメインスポットS1 と先行ビームによる
サイドスポットS2 と後行ビームによるサイドスポット
3 が配置される。サイドスポットS2 は、メインスポ
ットS1 に対して、スポットの走査方向(図2の矢印A
の方向)に関して前側に配置され、サイドスポットS3
は、メインスポットS1 に対して、後ろ側に配置されて
いる。また、サイドスポットS2 ,S3 は、メインスポ
ットS1 に対して光ディスクの半径方向(X1 ,X2
向)にトラックピッチの半分だけずらして配置される。
【0015】図2の例では、内周側からn−1,n,n
+1の順にトラックTRが形成され、メインスポットS
1 がトラックnに位置し、先行ビームによるサイドスポ
ットS2 が内周側に半トラックずれ、後行ビームによる
サイドスポットS3 が外周側に半トラックずれて配置さ
れている。メインビームによるメインスポットS1 ,先
行ビームによるサイドスポットS 2 ,後行ビームによる
サイドスポットS3 夫々の反射ビームは、光ディテクタ
21,22,23で検出される。
【0016】光ディテクタ21,22,23は、夫々デ
ィスク半径方向の内周側と外周側のビームを検出する左
側部分と右側部分に2分割されている。メインスポット
1からの反射ビームによる光ディテクタ21の左右の
検出信号A,Bは、差動アンプ31で差分信号TE1=
A−Bがとられる。サイドスポットS2 からの反射ビー
ムによる光ディテクタ22の左右の検出信号E,Fは、
差動アンプ32で差分信号TE2=E−Fがとられる。
サイドスポットS3 からの反射ビームによる光ディテク
タ23の左右の検出信号G,Hは、差動アンプ33で差
分信号TE3=G−Hがとられる。
【0017】差分信号TE3は、信号レベルを合わせる
ためにアンプ34で増幅されて、加算器35で差分信号
TE2と加算される。この加算信号は、信号レベルを合
わせるためにアンプ36で増幅された後、差動アンプ3
7で差分信号TE1より減算される。このようにして、
差動アンプ37から、オフセットが除去されたトラッキ
ングエラー信号が生成される。
【0018】CD−R装置では、このトラッキングエラ
ー信号を用いて、メインスポットS 1 をトラックに正確
に合わせるトラッキング制御を行う。図3は、本発明の
第1実施例のベリファイ用回路の構成図を示す。データ
検出手段は、光ディテクタ23、差動アンプ41、及び
コンパレータ42から構成される。また、ディレイ回路
45及び比較判定回路43と、信号処理回路44の夫々
が、エラー判定手段に相当する。
【0019】なお、差動アンプ41と反転アンプ51が
図2の差動アンプ33に相当し、差分信号TE3=G−
Hが、反転アンプ51から出力される。データは、光デ
ィスク25の内周側トラックから外周側トラックに向か
って順次記録されていき、図3で斜線で示すn−1トラ
ックとnトラックは、記録済のトラックである。図3で
は、分かりやすいように、メインスポットS1 ,サイド
スポットS2 ,S3 の位置に光ディテクタ21,22,
23を記載している。各スポットは、光ディスク25に
対してA方向に移動する。
【0020】メインビームのメインスポットS1 により
nトラック上に随時ピットを形成してデータを記録して
いくとき、後行ビームのサイドスポットS3 によりこの
直前に記録された記録済部の信号をクロストークとして
再生することができる。これにより、後行ビームの反射
光を検出する光ディテクタ23の左側部分の検出信号G
に、直前に記録された記録済部の信号が含まれる。一
方、光ディテクタ23の右側部分の検出信号Hには、記
録済部の信号が含まれない。
【0021】また、先行ビームのサイドスポットS2
よりn−1トラックの記録済部の信号がクロストークと
して再生される。これにより、先行ビームの反射光を検
出する光ディテクタ22の左側部分の検出信号Eに、n
−1トラックの記録済部の信号が含まれる。一方、光デ
ィテクタ22の右側部分の検出信号Fには、記録済部の
信号が含まれない。
【0022】メインビームによりデータを記録するため
に、レーザ光源12から出射される光ビームは強度変調
される。このため、先行ビームによる検出信号E,F、
後行ビームによる検出信号G,Hも、この変調成分を含
んでいる。そこで、差動アンプ41で、検出信号の差分
H−Gを算出することで、変調成分を相殺して、トラッ
クnの記録済部の信号成分のみを取り出すことができ
る。このように、差動アンプ41により、容易に、記録
済部の信号成分のみを取り出すことができる。
【0023】差動アンプ41で再生RF信号として取り
出された差分信号H−Gは、コンパレータ42で基準電
圧VR と比較されて矩形波に波形整形される。この波形
整形された2値の再生信号は、比較判定回路43と信号
処理回路44とに供給される。比較判定回路43では、
後行ビームにより再生された再生信号中の各データと、
メインビームによる記録に用いる記録信号(EFM信
号)fm 中の各データとを比較してエラー判定を行う。
【0024】ここで、後行ビームは、メインビームに対
して距離Lだけ後方に位置しているため、再生信号は、
記録信号fm に対して時間t=L/v(vは、光ディス
ク25の線速度)だけ遅延して検出される。そこで、デ
ィレイ回路45でこの時間tだけ遅延させて位相を合わ
せた記録信号fm が比較判定回路43に供給される。比
較判定回路43では、再生信号中の各データとEFM変
調された記録信号f m 中の対応するデータが逐一比較さ
れる。この比較の結果、所定時間内に規定数以上のエラ
ーが発生した場合、又は、規定数以上のエラーが連続し
て発生した場合には、この記録済部のデータはエラーと
判定され、記録済部は不良の領域と判断される。
【0025】また、信号処理回路44に供給された再生
信号は、EFM復調された後、CRCチェックにより誤
り検出が行われ、記録済部のデータのエラー判定が行わ
れる。なお、比較判定回路43によるエラー判定、又
は、信号処理回路44によるエラー判定のいずれか一方
のみを行う構成としてもよい。
【0026】また、差分信号H−Gの代わりに、差分信
号F−Gを用いる構成とすることもできる。上記のよう
に、第1実施例では、メインビームによるデータの記録
動作中に、後行ビームによりデータを再生してベリファ
イ動作を行うことができ、ベリファイ動作によりデータ
の処理効率を低下させることがない。
【0027】また、3ビーム方式の光ディスク装置に元
々ある後行ビームを利用して、ベリファイ用の再生信号
を得ることができるため、記録再生用ピックアップの他
にベリファイ用ピックアップを設けたり、または、ベリ
ファイ用ビームを分離するための光学系を設けたりする
必要がない。このため、ベリファイ動作を行う3ビーム
方式のCD−R装置の構造を簡略化することができ、装
置の小型化とコストの低減を可能とする。
【0028】図4は、本発明の第2実施例のベリファイ
用回路の構成図を示す。図4において、図3と同一構成
部分には、同一符号を付し、適宜説明を省略する。デー
タ検出手段は、光ディテクタ23、反転アンプ46、及
びコンパレータ42から構成される。また、ディレイ回
路45及び比較判定回路43と、信号処理回路44の夫
々が、エラー判定手段に相当する。
【0029】メインビームのメインスポットS1 により
nトラック上に随時ピットを形成してデータを記録して
いくとき、後行ビームのサイドスポットS3 によりこの
直前に記録された記録済部の信号をクロストークとして
再生することができる。これにより、後行ビームの反射
光を検出する光ディテクタ23の左側部分の検出信号G
に、記録済部の信号が含まれる。一方、光ディテクタ2
3の右側部分の検出信号Hには、記録済部の信号が含ま
れない。前記のように、検出信号G,Hは、変調成分を
含んでいる。
【0030】反転アンプ46は、演算増幅器47,抵抗
1 ,負帰還抵抗R2 ,R3 、アナログスイッチ48か
ら構成される。増幅度を決定する負帰還抵抗R2 ,R3
は、アナログスイッチ48により切り換えられる。アナ
ログスイッチ48は、記録信号fm により制御されてお
り、記録信号fmのデータが“0”のときには、増幅度
を高くする負帰還抵抗R3 側に切り換えられ、記録信号
m のデータが“1”のときには、増幅度を低くする負
帰還抵抗R 2 側に切り換えられる。
【0031】このように、記録信号fm のデータに応じ
て反転アンプ46の増幅度が切り換えられるため、検出
信号Gを供給される反転アンプ46は、変調成分を除去
した信号を出力することができる。このように、反転ア
ンプ46により、容易に、記録済部の信号成分のみを取
り出すことができる。反転アンプ46の出力信号は、コ
ンパレータ42で基準電圧VR と比較されて矩形波に波
形整形される。この波形整形された2値の再生信号は、
比較判定回路43と信号処理回路44とに供給される。
【0032】第1実施例で説明したように、比較判定回
路43では、後行ビームにより再生された再生信号中の
各データと、ディレイ回路45で時間tだけ遅延されて
位相を合わされた記録信号(EFM信号)fm 中の対応
するデータとを逐一比較して、直前に記録された記録済
部のデータのエラー判定を行う。また、信号処理回路4
4に供給された再生信号は、EFM復調された後、CR
Cチェックにより誤り検出が行われ、記録済部のデータ
のエラー判定が行われる。
【0033】なお、比較判定回路43によるエラー判
定、又は、信号処理回路44によるエラー判定のいずれ
か一方のみを行う構成としてもよい。上記のように、第
2実施例では、第1実施例同様に、メインビームによる
データの記録動作中に、後行ビームによりデータを再生
してベリファイ動作を行うことができ、ベリファイ動作
によりデータの処理効率を低下させることがない。
【0034】また、3ビーム方式の光ディスク装置に元
々ある後行ビームを利用して、ベリファイ用の再生信号
を得ることができるため、記録再生用ピックアップの他
にベリファイ用ピックアップを設けたり、または、ベリ
ファイ用ビームを分離するための光学系を設けたりする
必要がない。このため、ベリファイ動作を行う3ビーム
方式のCD−R装置の構造を簡略化することができ、装
置の小型化とコストの低減を可能とする。
【0035】なお、上記例では、検出信号Gのみを用い
ているが、検出信号Gの代わりに、H+Gの信号を用い
る構成としてもよい。第2実施例では、後行ビームによ
る検出信号のうち、メインビームにより記録中のトラッ
クの信号を含む検出信号(図4では、検出信号G)のみ
を利用する構成であるため、記録中トラックと隣接する
外周側トラックにデータが記録されており、後行ビーム
による他の検出信号(図4では、検出信号H)に隣接ト
ラックの信号成分が含まれる場合でも、正しくベリファ
イ用再生信号を得ることができる。このため、MD等の
外周側の隣接トラックにデータが記録される場合のある
光学ディスクの記録再生装置にも適用することができ
る。
【0036】図5は、本発明の第3実施例のベリファイ
用回路の信号検出部分に関する説明図を示す。なお、図
5では、簡単のため、メインスポットとサイドスポット
夫々の位置に対応する光ディテクタ21,22,23を
記載している。第3実施例は、後行ビームによるサイド
スポットが、メインビームによるメインスポットに対し
て、内周側に半トラック分ずれ、先行ビームによるサイ
ドスポットが、外周側に半トラック分ずれて配置されて
いる場合である。
【0037】後行ビームによる左側の検出信号Gは、内
周側のトラックn−1の信号をクロストークとして含
み、右側の検出信号Hは、トラックnでメインスポット
により直前に記録された記録済部の信号をクロストーク
として含む。先行スポットは、トラックnとトラックn
+1の未記録の部分に位置するため、先行ビームによる
検出信号E,Fは、記録済部の信号成分を含まず、変調
成分のみを含む。
【0038】差動アンプ61で、検出信号の差信号E−
Hをとり変調成分を相殺することで、メインスポットに
より直前に記録された記録済部の再生RF信号を生成す
ることができる。この差信号E−Hを第1実施例と同様
に、コンパレータ42で波形形成して、再生信号を生成
することができ、第1実施例と同様に、比較判定回路4
3又は信号処理回路44にて、エラー判定を行うことが
できる。
【0039】なお、検出信号Eの代わりに検出信号Fを
用いてもよい。また、検出信号Hだけを用いて、第2実
施例と同様にアンプの増幅度を切り換えることにより変
調成分を除去する構成としてもよい。
【0040】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、主光ビー
ムによるデータの記録動作中に、後方の副光ビームによ
りデータを再生してベリファイ動作を行うことができ、
データの処理効率を低下させることなくベリファイ動作
を行うことができる。また、3ビーム方式の光ディスク
装置に元々ある後方の副光ビームを利用して、ベリファ
イ用の再生データを得ることができるため、記録再生用
ピックアップの他にベリファイ用ピックアップを設けた
り、または、ベリファイ用ビームを分離するための光学
系を設けたりする必要がなく、ベリファイ動作を行う3
ビーム方式の光ディスク装置の構造を簡略化することが
でき、装置を小型化し、コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】差動プッシュプル法を用いた光ピックアップの
光学系の説明図である。
【図2】ビームの配置とトラッキングエラー信号を生成
する回路の説明図である。
【図3】本発明の第1実施例のベリファイ用回路の構成
図である。
【図4】本発明の第2実施例のベリファイ用回路の構成
図である。
【図5】本発明の第3実施例のベリファイ用回路の信号
検出部分に関する説明図である。
【符号の説明】
12 レーザ光源 13 コリメータレンズ 14 回折格子 15 ビームスプリッタ 16 対物レンズ 17 レンズ 21,22,23 光ディテクタ 25 光ディスク 31,32,33,37 差動アンプ 34,36 アンプ 35 加算器 41 差動アンプ 42 コンパレータ 43 比較判定回路 44 信号処理回路 45 ディレイ回路 51 反転アンプ 46 反転アンプ 47 演算増幅器 48 アナログスイッチ 61 差動アンプ S1 メインスポット S2 ,S3 サイドスポット R2 ,R3 負帰還抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの光源から出射される光ビームを主
    光ビームと副光ビームに分離し、光ディスク上に前記主
    光ビームを照射し、かつ、光ビームの走査方向に関して
    前記主光ビームの前後に前記副光ビームを照射して、前
    記主光ビームによりデータの記録再生を行い、前記副光
    ビーム又は前記主光ビームと前記副光ビームの両方を用
    いてトラッキングエラー信号を生成する光ディスク装置
    において、 光ビームの走査方向に関して前記主光ビームの後方に位
    置する副光ビームを用いて、前記主光ビームにより光デ
    ィスク上に記録されたデータを検出するデータ検出手段
    と、 前記データ検出手段により検出されたデータのエラーの
    判定を行うエラー判定手段とを有することを特徴とする
    光ディスク装置。
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