JPH0517609B2 - - Google Patents
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- JPH0517609B2 JPH0517609B2 JP62083861A JP8386187A JPH0517609B2 JP H0517609 B2 JPH0517609 B2 JP H0517609B2 JP 62083861 A JP62083861 A JP 62083861A JP 8386187 A JP8386187 A JP 8386187A JP H0517609 B2 JPH0517609 B2 JP H0517609B2
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、情報記録時の欠陥を検出する光記
録再生装置に関し、特に経済的且つ記録欠陥の検
出信頼性の優れた光記録再生装置に関するもので
ある。
録再生装置に関し、特に経済的且つ記録欠陥の検
出信頼性の優れた光記録再生装置に関するもので
ある。
[従来の技術]
従来より、光学的手段例えばレーザビームを用
いて、回転するデイスク形状の情報記録媒体に、
同心円状又は螺旋状に情報を記録再生する光記録
再生装置はよく知られている。この種の装置は、
磁気デイスク装置と比べて高密度記録が可能であ
り、記録容量が大きいという利点がある。しか
し、一方では、磁気デイスクと比べて情報記録媒
体の欠陥が多いので、記録された情報の信頼性を
確保するための機能を必要としている。
いて、回転するデイスク形状の情報記録媒体に、
同心円状又は螺旋状に情報を記録再生する光記録
再生装置はよく知られている。この種の装置は、
磁気デイスク装置と比べて高密度記録が可能であ
り、記録容量が大きいという利点がある。しか
し、一方では、磁気デイスクと比べて情報記録媒
体の欠陥が多いので、記録された情報の信頼性を
確保するための機能を必要としている。
このため、情報が記録された情報記録媒体を1
回転させて再生信号を検出し、情報記録欠陥の有
無を判定する方法が考えられるが、欠陥検出のた
めに1回転分の時間を要する欠点がある。これを
防ぐため、近年、実時間で再生信号を検出できる
光記録再生装置が考えられている。
回転させて再生信号を検出し、情報記録欠陥の有
無を判定する方法が考えられるが、欠陥検出のた
めに1回転分の時間を要する欠点がある。これを
防ぐため、近年、実時間で再生信号を検出できる
光記録再生装置が考えられている。
第4図は、例えば「光メモリシンポジウム‘
85」論文集の第108〜112頁に記載された、従来の
光記録再生装置を示す光路図である。
85」論文集の第108〜112頁に記載された、従来の
光記録再生装置を示す光路図である。
図において、1は2つの発光源を有する2ビー
ム半導体レーザであり、第5図に示すように、互
いに平行な記録用ビーム2及び再生用ビーム3を
出射するようになつている。尚、ここでは、一素
子に2つの活性領域を有するアレイ形の2ビーム
半導体レーザ1を示しているが、各ビーム2及び
3を独立に駆動できるものであれば、通常の1つ
の活性領域を有する素子を2個並列に配置した構
成としてもよい。
ム半導体レーザであり、第5図に示すように、互
いに平行な記録用ビーム2及び再生用ビーム3を
出射するようになつている。尚、ここでは、一素
子に2つの活性領域を有するアレイ形の2ビーム
半導体レーザ1を示しているが、各ビーム2及び
3を独立に駆動できるものであれば、通常の1つ
の活性領域を有する素子を2個並列に配置した構
成としてもよい。
4は2ビーム半導体レーザ1のビーム出射側に
配置されたコリメータレンズ、5はコリメータレ
ンズ4を通過したビームを受光するように配置さ
れた偏光ビームスプリツタ、6は偏光ビームスプ
リツタ5を透過したビームを上方に向けるための
反射ミラーである。
配置されたコリメータレンズ、5はコリメータレ
ンズ4を通過したビームを受光するように配置さ
れた偏光ビームスプリツタ、6は偏光ビームスプ
リツタ5を透過したビームを上方に向けるための
反射ミラーである。
7は1/4波長板、8は対物レンズ、9は対物レ
ンズ8に近接して配置された情報記録媒体であ
り、1/4波長板7及び対物レンズ8は反射ミラー
6と情報記録媒体9との間に配置されている。1
0は情報記録媒体9の情報記録方向に沿つて形成
された案内溝、11及び12は案内溝10に沿つ
て照射される各ビーム2及び3によつて形成され
る記録用スポツト及び再生用スポツトである。
ンズ8に近接して配置された情報記録媒体であ
り、1/4波長板7及び対物レンズ8は反射ミラー
6と情報記録媒体9との間に配置されている。1
0は情報記録媒体9の情報記録方向に沿つて形成
された案内溝、11及び12は案内溝10に沿つ
て照射される各ビーム2及び3によつて形成され
る記録用スポツト及び再生用スポツトである。
13は偏光ビームスプリツタ5で反射されたビ
ームを反射光及び透過光に分割するハーフプリズ
ム、14は2つの受光面14a及び14bを有
し、ハーフプリズム13を透過したビームを受光
する二分割光検知器である。
ームを反射光及び透過光に分割するハーフプリズ
ム、14は2つの受光面14a及び14bを有
し、ハーフプリズム13を透過したビームを受光
する二分割光検知器である。
15はハーフプリズム13で反射されたビーム
を収束する凸レンズ、16は凸レンズ15からの
ビームのうち再生用ビーム3のみを通過させるピ
ンホール17を有するピンホールミラー、18は
ピンホール17を通過した再生用ビーム3を分割
するハーフプリズム、19はハーフプリズム18
を透過した再生用ビーム3の光路上に配置された
ナイフエツジ、20は2つの受光面20a及び2
0bを有し、ナイフエツジ19を介した再生用ビ
ーム3を受光する二分割光検知器である。
を収束する凸レンズ、16は凸レンズ15からの
ビームのうち再生用ビーム3のみを通過させるピ
ンホール17を有するピンホールミラー、18は
ピンホール17を通過した再生用ビーム3を分割
するハーフプリズム、19はハーフプリズム18
を透過した再生用ビーム3の光路上に配置された
ナイフエツジ、20は2つの受光面20a及び2
0bを有し、ナイフエツジ19を介した再生用ビ
ーム3を受光する二分割光検知器である。
21はピンホールミラー16で反射された記録
用ビーム2を受光する光検知器、22はハーフプ
リズム18で反射された再生用ビーム3を受光し
て再生出力Cを発生する光検知器、23は光検知
器22からの再生出力Cから再生信号Dを得るた
めの再生信号検出回路である。
用ビーム2を受光する光検知器、22はハーフプ
リズム18で反射された再生用ビーム3を受光し
て再生出力Cを発生する光検知器、23は光検知
器22からの再生出力Cから再生信号Dを得るた
めの再生信号検出回路である。
24は記録信号Aをパルス列として出力する記
録信号発生回路、25は記録信号Aに基づいて2
ビーム半導体レーザ1を駆動するドライバ回路で
ある。
録信号発生回路、25は記録信号Aに基づいて2
ビーム半導体レーザ1を駆動するドライバ回路で
ある。
26は二分割光検知器14の出力信号を検出す
る差動増幅器であり、各受光面14a及び14b
からの出力信号が入力されている。27は二分割
光検知器20の出力信号を検出する差動増幅器で
あり、各受光面20a及び20bからの出力信号
が入力されている。
る差動増幅器であり、各受光面14a及び14b
からの出力信号が入力されている。27は二分割
光検知器20の出力信号を検出する差動増幅器で
あり、各受光面20a及び20bからの出力信号
が入力されている。
尚、二分割光検知器14及び差動増幅器26
は、プツシユプル法と呼ばれる周知のトラツキン
グエラー検出光学系を構成し、ナイフエツジ1
9、二分割光検知器20及び差動増幅器27はナ
イフエツジ法と呼ばれる周知フオーカシングエラ
ー検出光学系を構成している。
は、プツシユプル法と呼ばれる周知のトラツキン
グエラー検出光学系を構成し、ナイフエツジ1
9、二分割光検知器20及び差動増幅器27はナ
イフエツジ法と呼ばれる周知フオーカシングエラ
ー検出光学系を構成している。
第6図は情報記録媒体9上の記録用スポツト1
1及び再生用スポツト12を詳細に示す斜視図で
ある。尚、ここでは、各スポツト11及び12を
案内溝10の間に照射して記録再生する場合を示
したが、案内溝10上に照射して記録再生しても
よい。図において、lは記録用スポツト11とこ
れに後行する再生用スポツト12との間隔、矢印
は情報記録媒体9の回転移動方向、28は記録用
スポツト11によつて情報記録媒体9上に書き込
まれるピツトである。
1及び再生用スポツト12を詳細に示す斜視図で
ある。尚、ここでは、各スポツト11及び12を
案内溝10の間に照射して記録再生する場合を示
したが、案内溝10上に照射して記録再生しても
よい。図において、lは記録用スポツト11とこ
れに後行する再生用スポツト12との間隔、矢印
は情報記録媒体9の回転移動方向、28は記録用
スポツト11によつて情報記録媒体9上に書き込
まれるピツトである。
次に、第7図のタイミングチヤート図を参照し
ながら、第4図〜第6図に示した従来の光記録再
生装置の動作について説明する。
ながら、第4図〜第6図に示した従来の光記録再
生装置の動作について説明する。
まず、第7図に示すような記録信号Aが発生す
ると、この記録信号Aに基づいて2ビーム半導体
レーザ1が駆動される。2ビーム半導体レーザ1
から出射した記録用ビーム2及び再生用ビーム3
は、コリメータレンズ4により平行ビームとな
り、偏光ビームスプリツタ5、反射ミラー6、1/
4波長板7及び対物レンズ8を介して情報記録媒
体9に照射され、第6図に示すような記録用スポ
ツト11及び再生用スポツト12となる。
ると、この記録信号Aに基づいて2ビーム半導体
レーザ1が駆動される。2ビーム半導体レーザ1
から出射した記録用ビーム2及び再生用ビーム3
は、コリメータレンズ4により平行ビームとな
り、偏光ビームスプリツタ5、反射ミラー6、1/
4波長板7及び対物レンズ8を介して情報記録媒
体9に照射され、第6図に示すような記録用スポ
ツト11及び再生用スポツト12となる。
記録用スポツト11は、記録信号Aの記録情報
(例えばパルス幅)を含んでおり、これに応じた
形状Bのピツト28を情報記録媒体9上に順次形
成する。一方、記録用スポツト11から距離lだ
け後行する再生用スポツト12は、一定の光強度
で駆動されており、書込まれたピツト28を、距
離lに対応した時間tl(数μ秒)後に再生してい
く。
(例えばパルス幅)を含んでおり、これに応じた
形状Bのピツト28を情報記録媒体9上に順次形
成する。一方、記録用スポツト11から距離lだ
け後行する再生用スポツト12は、一定の光強度
で駆動されており、書込まれたピツト28を、距
離lに対応した時間tl(数μ秒)後に再生してい
く。
即ち、記録用スポツト11はピツト28を形成
すると同時に反射され、再生用スポツト12は書
き込み後のピツト28で反射される。情報記録媒
体9で反射された記録用ビーム2及び再生用ビー
ム3は、再び対物レンズ8及び1/4波長板7を透
過するが、1/4波長板7を往復することによつて
偏光方向が90゜回転するため、偏光ビームスプリ
ツタ5で反射される。
すると同時に反射され、再生用スポツト12は書
き込み後のピツト28で反射される。情報記録媒
体9で反射された記録用ビーム2及び再生用ビー
ム3は、再び対物レンズ8及び1/4波長板7を透
過するが、1/4波長板7を往復することによつて
偏光方向が90゜回転するため、偏光ビームスプリ
ツタ5で反射される。
続いて、各ビーム2及び3はハーフプリズム1
3で反射されるが、その一部はハーフプリズム1
3を透過してトラツキングエラー検出光学系に入
力され、情報記録媒体9に照射されるビームのト
ラツキングエラー補正用に用いられる。
3で反射されるが、その一部はハーフプリズム1
3を透過してトラツキングエラー検出光学系に入
力され、情報記録媒体9に照射されるビームのト
ラツキングエラー補正用に用いられる。
ハーフプリズム13で反射された各ビーム2及
び3は、凸レンズ15で収束された後、記録用ビ
ーム2はピンホールミラー17で反射され、再生
用ビーム3はピンホール16を通過してハーフプ
リズム18で反射される。尚、このとき、再生用
ビーム3の一部はハーフプリズム18を透過して
フオーカシングエラー検出光学系に入力され、情
報記録媒体9に照射されるビームのフオーカシン
グエラー補正用に用いられる。
び3は、凸レンズ15で収束された後、記録用ビ
ーム2はピンホールミラー17で反射され、再生
用ビーム3はピンホール16を通過してハーフプ
リズム18で反射される。尚、このとき、再生用
ビーム3の一部はハーフプリズム18を透過して
フオーカシングエラー検出光学系に入力され、情
報記録媒体9に照射されるビームのフオーカシン
グエラー補正用に用いられる。
ピンホールミラー16で反射された記録用ビー
ム2は、光検知器21で受光されて記録信号Aに
対応したパルス波形として検出され、情報記録媒
体9及び光路などの障害の有無の判定に用いられ
る。
ム2は、光検知器21で受光されて記録信号Aに
対応したパルス波形として検出され、情報記録媒
体9及び光路などの障害の有無の判定に用いられ
る。
一方、ハーフプリズム18で反射された再生用
ビーム3は、光検知器22で受光されて第7図に
示すようなピツト形状Bに対応した再生出力Cと
して検出され、更に、再生信号検出回路23で波
形処理されてパルス列状の再生信号Dとして検出
される。こうして得られた再生信号Dは、記録信
号Aと比較され、情報記録の欠陥の有無の判定に
用いられる。
ビーム3は、光検知器22で受光されて第7図に
示すようなピツト形状Bに対応した再生出力Cと
して検出され、更に、再生信号検出回路23で波
形処理されてパルス列状の再生信号Dとして検出
される。こうして得られた再生信号Dは、記録信
号Aと比較され、情報記録の欠陥の有無の判定に
用いられる。
ここでは、ピツト28が形成されることにより
情報記録媒体9の反射率が低下する場合を示した
が、ピツト28により反射率が増大する情報記録
媒体9であつても、同様に情報記録状態を判定す
ることができる。
情報記録媒体9の反射率が低下する場合を示した
が、ピツト28により反射率が増大する情報記録
媒体9であつても、同様に情報記録状態を判定す
ることができる。
尚、再生信号Dは、記録信号Aに対し時間tlだ
け遅れているが、時間tlが数μ秒のオーダである
からほぼ実時間で記録欠陥の有無の判定ができる
と考えられる。
け遅れているが、時間tlが数μ秒のオーダである
からほぼ実時間で記録欠陥の有無の判定ができる
と考えられる。
情報記録媒体9に記録された情報を再生すると
きには、2ビーム半導体レーザ1から再生用ビー
ム3のみを出射し、再生信号検出回路23で検出
すればよい。
きには、2ビーム半導体レーザ1から再生用ビー
ム3のみを出射し、再生信号検出回路23で検出
すればよい。
[発明が解決しようとする問題点]
従来の光記録再生装置は以上のように、情報記
録媒体9からの反射ビームを分離して再生用ビー
ム3に検出していたので、光学系が複雑で光学部
品が多くなると共の各光学部品の厳しい配置精度
が要求され、又、記録用ビーム2及び再生用ビー
ム3を独立に駆動できる2ビーム半導体レーザ1
を用いる必要があるため、発振波長や放射形状な
どの光学的特性の揃つたものを要求され、不経済
であるうえ検出信頼性が悪くなるという問題点が
あつた。
録媒体9からの反射ビームを分離して再生用ビー
ム3に検出していたので、光学系が複雑で光学部
品が多くなると共の各光学部品の厳しい配置精度
が要求され、又、記録用ビーム2及び再生用ビー
ム3を独立に駆動できる2ビーム半導体レーザ1
を用いる必要があるため、発振波長や放射形状な
どの光学的特性の揃つたものを要求され、不経済
であるうえ検出信頼性が悪くなるという問題点が
あつた。
又、特開昭53−6516号公報に記載されたよう
に、記録用の変調光の一部を分割してピツト形成
後の透過光と比較し、記録欠陥を検出する装置も
提案されている。しかし、この場合、記録面に照
射される前に分割された変調光を比較基準とする
ため、記録用の変調光が実際に通過する光路にお
ける変動成分及び実際の記録面における変動成分
を除去することができず、十分な検出信頼性を得
ることはできない。
に、記録用の変調光の一部を分割してピツト形成
後の透過光と比較し、記録欠陥を検出する装置も
提案されている。しかし、この場合、記録面に照
射される前に分割された変調光を比較基準とする
ため、記録用の変調光が実際に通過する光路にお
ける変動成分及び実際の記録面における変動成分
を除去することができず、十分な検出信頼性を得
ることはできない。
この発明は上記のような問題点を解決するため
になされたもので、経済的且つ記録欠陥の検出信
頼性の高い光記録再生装置を得ることを目的とす
る。
になされたもので、経済的且つ記録欠陥の検出信
頼性の高い光記録再生装置を得ることを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る光記録再生装置は、記録信号に
より変調された1つのビームを出射する半導体レ
ーザと、半導体レーザのビーム出射側に配置され
てビームを少なくとも0次ビーム及び1次ビーム
に分割する回折格子と、0次ビーム及び1次ビー
ムを情報記録媒体に導くための共通の光学系と、
情報記録媒体で反射された0次ビーム及び1次ビ
ームを個別に検出するための複数の受光面を有す
る光検知器と、受光面から得られる各出力信号の
レベルを一致させるための増幅回路と、情報の記
録時に各出力信号を比較して、情報記録媒体上に
形成された情報信号成分のみを再生信号として抽
出するための再生信号発生手段とを備え、0次ビ
ームは、情報記録媒体に対する記録に必要な光強
度を有し、1次ビームは、情報記録媒体に対して
記録されることのない十分に低い光強度を有し、
光学系は、1次ビームを、情報記録媒体の同一ト
ラツク上の情報記録方向に対し、0次ビームより
も先行するように照射するものである。
より変調された1つのビームを出射する半導体レ
ーザと、半導体レーザのビーム出射側に配置され
てビームを少なくとも0次ビーム及び1次ビーム
に分割する回折格子と、0次ビーム及び1次ビー
ムを情報記録媒体に導くための共通の光学系と、
情報記録媒体で反射された0次ビーム及び1次ビ
ームを個別に検出するための複数の受光面を有す
る光検知器と、受光面から得られる各出力信号の
レベルを一致させるための増幅回路と、情報の記
録時に各出力信号を比較して、情報記録媒体上に
形成された情報信号成分のみを再生信号として抽
出するための再生信号発生手段とを備え、0次ビ
ームは、情報記録媒体に対する記録に必要な光強
度を有し、1次ビームは、情報記録媒体に対して
記録されることのない十分に低い光強度を有し、
光学系は、1次ビームを、情報記録媒体の同一ト
ラツク上の情報記録方向に対し、0次ビームより
も先行するように照射するものである。
[作 用]
この発明においては、分割された1次ビーム
を、記録用の0次ビームと共通の光学系を通し
て、0次ビームと同一トラツク上の未記録部を先
行して追従するように情報記録媒体に照射し、0
次ビーム及び1次ビームの各反射光を比較して再
生信号を生成し、記録信号及び再生信号を比較し
て情報記録時の欠陥を検出する。
を、記録用の0次ビームと共通の光学系を通し
て、0次ビームと同一トラツク上の未記録部を先
行して追従するように情報記録媒体に照射し、0
次ビーム及び1次ビームの各反射光を比較して再
生信号を生成し、記録信号及び再生信号を比較し
て情報記録時の欠陥を検出する。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図はこの発明の一実施例を示す光路図で
あり、23A及び25Aは再生信号検出回路23
及びドライバ回路25に対応しており、4〜10
及び24は前述と同様のものである。
る。第1図はこの発明の一実施例を示す光路図で
あり、23A及び25Aは再生信号検出回路23
及びドライバ回路25に対応しており、4〜10
及び24は前述と同様のものである。
29は1つのビーム30を出射する半導体レー
ザである。31は半導体レーザ29のビーム出射
側に配置された回折格子であり、ビーム30を情
報記録媒体9の案内溝10方向に沿つて分割す
る。尚、同図では、回折格子31をコリメータレ
ンズ4と偏光ビームスプリツタ5との間に配置し
た場合を示したが、半導体レーザ29とコリメー
タレンズ4との間に配置してもよい。
ザである。31は半導体レーザ29のビーム出射
側に配置された回折格子であり、ビーム30を情
報記録媒体9の案内溝10方向に沿つて分割す
る。尚、同図では、回折格子31をコリメータレ
ンズ4と偏光ビームスプリツタ5との間に配置し
た場合を示したが、半導体レーザ29とコリメー
タレンズ4との間に配置してもよい。
32〜34は回折格子31によつてビーム30
から分割されたビームである。中心に位置する0
次ビーム32は記録に必要な十分に高い光強度を
有し、0次ビーム32の両側に位置する+1次ビ
ーム33及び−1次ビーム34は、互いに等しい
光強度を有し且つ記録に寄与しない程度に十分に
低い光強度を有する。尚、0次ビーム32と1次
ビーム33及び34との光強度の比は、回折格子
31の設計によつて任意に設定することができ
る。ここでは、一方の1次ビーム33のみが欠陥
検出に用いられる。
から分割されたビームである。中心に位置する0
次ビーム32は記録に必要な十分に高い光強度を
有し、0次ビーム32の両側に位置する+1次ビ
ーム33及び−1次ビーム34は、互いに等しい
光強度を有し且つ記録に寄与しない程度に十分に
低い光強度を有する。尚、0次ビーム32と1次
ビーム33及び34との光強度の比は、回折格子
31の設計によつて任意に設定することができ
る。ここでは、一方の1次ビーム33のみが欠陥
検出に用いられる。
又、偏光ビームスプリツタ5、反射ミラー6、
1/4波長板7及び対物レンズ8は、0次ビーム3
2及び1次ビーム33を情報記録媒体9に導くた
めの共通の光学系を構成しており、1次ビーム3
3が0次ビーム32よりも同一トラツク上で先行
するように情報記録媒体9に照射する。
1/4波長板7及び対物レンズ8は、0次ビーム3
2及び1次ビーム33を情報記録媒体9に導くた
めの共通の光学系を構成しており、1次ビーム3
3が0次ビーム32よりも同一トラツク上で先行
するように情報記録媒体9に照射する。
35〜37は各ビーム32〜34によつて情報
記録媒体9上に形成される第1スポツト〜第3ス
ポツトであり、第2図に示すように、第2スポツ
ト36及び第3スポツト37は第1スポツト35
の両側に、等間隔の距離lだけ離間して位置して
いる。従つて、第2スポツト36は、距離lだけ
第1スポツト35より先行している。
記録媒体9上に形成される第1スポツト〜第3ス
ポツトであり、第2図に示すように、第2スポツ
ト36及び第3スポツト37は第1スポツト35
の両側に、等間隔の距離lだけ離間して位置して
いる。従つて、第2スポツト36は、距離lだけ
第1スポツト35より先行している。
38は情報記録媒体9で反射され、更に、偏光
ビームスプリツタ5を介して入射される各ビーム
32〜34を収束するためのレンズ、39はレン
ズ38を通過した各ビーム32〜34を一方向に
収束するシリンドリカルレンズである。
ビームスプリツタ5を介して入射される各ビーム
32〜34を収束するためのレンズ、39はレン
ズ38を通過した各ビーム32〜34を一方向に
収束するシリンドリカルレンズである。
40は5つの受光面40a〜40eを有する五
分割光検知器であり、田の字形に配置された4つ
の受光面40a〜40dの中心に0次ビーム32
が入射され、受光面40eに1次ビーム33が入
射されるようになつている。
分割光検知器であり、田の字形に配置された4つ
の受光面40a〜40dの中心に0次ビーム32
が入射され、受光面40eに1次ビーム33が入
射されるようになつている。
41は4つの受光面40a〜40dからの各出
力信号a〜dの総和を演算するための加算器であ
る。
力信号a〜dの総和を演算するための加算器であ
る。
42は出力信号a及びcの和信号(a+c)
と、出力信号b及びdの和信号(b+d)との差
(a+c−b−d)を演算する演算増幅器であり、
この演算増幅器42の出力FCは非点収差法によ
るフオーカシングエラー検出信号として用いられ
ている。
と、出力信号b及びdの和信号(b+d)との差
(a+c−b−d)を演算する演算増幅器であり、
この演算増幅器42の出力FCは非点収差法によ
るフオーカシングエラー検出信号として用いられ
ている。
43は出力信号a及びdの和信号(a+d)
と、出力信号b及びcの和信号(b+c)との差
(a+d−b−c)を演算する演算増幅器であり、
この演算増幅器43の出力TSはプツシユプル法
によるトラツキングエラー検出信号として用いら
れている。
と、出力信号b及びcの和信号(b+c)との差
(a+d−b−c)を演算する演算増幅器であり、
この演算増幅器43の出力TSはプツシユプル法
によるトラツキングエラー検出信号として用いら
れている。
44は受光面40eの出力信号eを増幅する増
幅器であり、この増幅器44の出力信号Fのレベ
ルを加算器41の出力信号Eと一致させるための
増幅回路を構成している。
幅器であり、この増幅器44の出力信号Fのレベ
ルを加算器41の出力信号Eと一致させるための
増幅回路を構成している。
45は増幅器44の出力信号Fと加算器41の
出力信号Eとを減算して比較する差動増幅器であ
り、この差動増幅器45の出力信号Gは再生信号
検出回路23Aに入力されている。そして、差動
増幅器45及び再生信号検出回路23Aは、信号
レベル一致後の出力信号E及びFを比較して再生
信号Hを生成するための再生信号発生手段を構成
している。
出力信号Eとを減算して比較する差動増幅器であ
り、この差動増幅器45の出力信号Gは再生信号
検出回路23Aに入力されている。そして、差動
増幅器45及び再生信号検出回路23Aは、信号
レベル一致後の出力信号E及びFを比較して再生
信号Hを生成するための再生信号発生手段を構成
している。
次に、第3図のタイミングチヤート図を参照し
ながら、第1図及び第2図に示したこの発明の一
実施例の動作について説明する。
ながら、第1図及び第2図に示したこの発明の一
実施例の動作について説明する。
既に記録された情報を再生する場合には、半導
体レーザ29を一定の再生レベルA0で駆動し、
中央の0次ビームによる第1スポツト35をピツ
ト28に照射する。
体レーザ29を一定の再生レベルA0で駆動し、
中央の0次ビームによる第1スポツト35をピツ
ト28に照射する。
そして、情報記録媒体9で反射された0次ビー
ム32を、五分割光検知器40の受光面40a〜
40dで検出し、加算器41の出力Eを再生信号
とする。
ム32を、五分割光検知器40の受光面40a〜
40dで検出し、加算器41の出力Eを再生信号
とする。
新たに情報を記録する場合には、記録信号Aに
従つて変調されたビーム30を半導体レーザ29
から出射する。このビーム30は、回折格子31
により所定比率の光強度で分割されて0次ビーム
32〜1次ビーム34となる。
従つて変調されたビーム30を半導体レーザ29
から出射する。このビーム30は、回折格子31
により所定比率の光強度で分割されて0次ビーム
32〜1次ビーム34となる。
このうち、光強度の高い中央の第1ビーム32
のパルス列は、記録出力A′で表わされ、記録レ
ベルA1の変調パルス部分と、再生レベルA0の非
記録部分とから構成されている(第3図参照)。
一方、1次ビーム33及び1次ビーム34のパル
ス列は、記録出力A′と相似形で、常に再生レベ
ルA0以下であり、ピツト28の形成に障害を与
えない程度に十分低くなつている。
のパルス列は、記録出力A′で表わされ、記録レ
ベルA1の変調パルス部分と、再生レベルA0の非
記録部分とから構成されている(第3図参照)。
一方、1次ビーム33及び1次ビーム34のパル
ス列は、記録出力A′と相似形で、常に再生レベ
ルA0以下であり、ピツト28の形成に障害を与
えない程度に十分低くなつている。
従つて、第1スポツト35は情報記録媒体9上
にピツト28を形成し、第1スポツト35から距
離lだけ先行する第2スポツト36は、常に情報
記録媒体9の未記録部を追従する。又、第3スポ
ツト37は、記録されたピツト28上に追従す
る。
にピツト28を形成し、第1スポツト35から距
離lだけ先行する第2スポツト36は、常に情報
記録媒体9の未記録部を追従する。又、第3スポ
ツト37は、記録されたピツト28上に追従す
る。
第1スポツト35が情報記録媒体9に照射され
ると、記録レベルA1のパルス列により、第3図
に斜線で示す形状Bのピツト28が順次形成され
る。従つて、0次ビーム32の反射光強度に相当
する加算器41の出力信号Eのレベルは、ピツト
28の形状Bに応じて変動する。
ると、記録レベルA1のパルス列により、第3図
に斜線で示す形状Bのピツト28が順次形成され
る。従つて、0次ビーム32の反射光強度に相当
する加算器41の出力信号Eのレベルは、ピツト
28の形状Bに応じて変動する。
即ち、ピツト28の反射率が低いので、0次ビ
ーム32の反射光強度は、ピツト28が形成され
るにつれて次第に減少し、更に、1つの記録パル
スが終了して記録レベルA1から再生レベルA0に
なつても、第1スポツト35がピツト28の一部
を照射している間は、反射光強度が再生レベル
A0以下に減少し、完全にピツト28を通過した
時点で再生レベルA0となる。
ーム32の反射光強度は、ピツト28が形成され
るにつれて次第に減少し、更に、1つの記録パル
スが終了して記録レベルA1から再生レベルA0に
なつても、第1スポツト35がピツト28の一部
を照射している間は、反射光強度が再生レベル
A0以下に減少し、完全にピツト28を通過した
時点で再生レベルA0となる。
一方、1次ビーム33も0次ビーム32と同様
に光強度変調を受けているので、1次ビーム33
の反射光を検出する受光面40eの出力信号eの
レベルは、記録出力A′と相似形である。
に光強度変調を受けているので、1次ビーム33
の反射光を検出する受光面40eの出力信号eの
レベルは、記録出力A′と相似形である。
ここで、増幅器44は、予め調整された増幅度
で出力信号eを増幅し、その出力信号Fを記録出
力A′と同レベルにする。これにより、出力信号
Fのレベルは加算器41の出力信号Eと一致す
る。
で出力信号eを増幅し、その出力信号Fを記録出
力A′と同レベルにする。これにより、出力信号
Fのレベルは加算器41の出力信号Eと一致す
る。
差動増幅器45は、加算器41の出力信号E
と、増幅器44の出力信号Fとを減算して比較
し、出力信号Eに含まれたピツト28による変調
信号分のみを抽出し、出力信号Gを得る。
と、増幅器44の出力信号Fとを減算して比較
し、出力信号Eに含まれたピツト28による変調
信号分のみを抽出し、出力信号Gを得る。
最後に、再生信号検出回路23Aは、差動増幅
器45の出力信号Gを波形処理し、パルス列から
なる再生信号Hを出力する。この再生信号Hは、
第3図から明らかなように、情報記録に欠陥がな
ければ記録信号Aと一致する。
器45の出力信号Gを波形処理し、パルス列から
なる再生信号Hを出力する。この再生信号Hは、
第3図から明らかなように、情報記録に欠陥がな
ければ記録信号Aと一致する。
以下、前述と同様に記録信号Aと再生信号Hと
を比較することにより、情報記録媒体9上に情報
が正しく記録されているか否かを判定することが
できる。
を比較することにより、情報記録媒体9上に情報
が正しく記録されているか否かを判定することが
できる。
このように、1つのビーム30を回折格子31
を用いて分割すれば、光学的特性の厳しい光学部
品が不要となる。
を用いて分割すれば、光学的特性の厳しい光学部
品が不要となる。
又、記録用の第1スポツト35より先行して未
記録部を追従する第2スポツト36を用い、ピツ
ト28の形成と同時に記録状態を検出するため従
来の遅れ時間tlがなくなり、実時間の欠陥検出が
可能となる。更に、0次ビーム32に基づく第1
スポツト35と同時に、1次ビーム33に基づく
第2スポツト36を記録面上に照射するようにし
たので、光学系及び記録面における変動成分を相
殺することもできる。この効果について、以下に
更に詳細に説明する。
記録部を追従する第2スポツト36を用い、ピツ
ト28の形成と同時に記録状態を検出するため従
来の遅れ時間tlがなくなり、実時間の欠陥検出が
可能となる。更に、0次ビーム32に基づく第1
スポツト35と同時に、1次ビーム33に基づく
第2スポツト36を記録面上に照射するようにし
たので、光学系及び記録面における変動成分を相
殺することもできる。この効果について、以下に
更に詳細に説明する。
即ち、記録信号Aによつて変調された記録用の
0次ビーム32は、光学系5〜8及び情報記録媒
体9を経て、4つの受光面40a〜40dで検出
されるが、一般に、検出光量は、以下の〜の
変調成分及び変動成分を含んでいる。
0次ビーム32は、光学系5〜8及び情報記録媒
体9を経て、4つの受光面40a〜40dで検出
されるが、一般に、検出光量は、以下の〜の
変調成分及び変動成分を含んでいる。
記録信号Aによる変調成分
ピツト28による変調成分
光学系5〜8中に流入又は経時的に堆積した
塵埃等によつて引き起こされる光学的透過率の
減少による変動成分 情報記録媒体9の表面反射率のバラツキ、経
時的変化又は使用環境(温度等)変化による変
動成分 情報記録媒体9の固体差による反射率の変動
成分 上記〜のうち、及びは情報記録動作に
よつて発生する変動であるが、〜は、理想的
には発生してはならない変動、又は発生したとし
ても無視できる程度に小さいことが要求される変
動である。これら〜の変動は、従来装置では
無視できないものとなつていた。
塵埃等によつて引き起こされる光学的透過率の
減少による変動成分 情報記録媒体9の表面反射率のバラツキ、経
時的変化又は使用環境(温度等)変化による変
動成分 情報記録媒体9の固体差による反射率の変動
成分 上記〜のうち、及びは情報記録動作に
よつて発生する変動であるが、〜は、理想的
には発生してはならない変動、又は発生したとし
ても無視できる程度に小さいことが要求される変
動である。これら〜の変動は、従来装置では
無視できないものとなつていた。
ここで、0次ビーム32よりも先行する1次ビ
ーム33に注目し、受光面40eで検出される光
量を上記〜に対応させて考慮すると、以下の
ようになる。
ーム33に注目し、受光面40eで検出される光
量を上記〜に対応させて考慮すると、以下の
ようになる。
に関しては、半導体レーザ29からの単一ビ
ーム30を回折格子31で分割したものであるか
ら、記録用の0次ビーム32の場合と等しい変調
を受ける。
ーム30を回折格子31で分割したものであるか
ら、記録用の0次ビーム32の場合と等しい変調
を受ける。
に関しては、常に情報記録媒体9の無記録部
に照射されるため、ピツト28による変調は受け
ない。
に照射されるため、ピツト28による変調は受け
ない。
〜に関しては、0次ビーム32と同一の光
学系を通過するため、0次ビーム32の場合と等
しい変動を受ける。
学系を通過するため、0次ビーム32の場合と等
しい変動を受ける。
即ち、先行する1次ビーム33は、の要因を
除けば、0次ビーム32と等しい変調及び変動を
受けることになる。従つて、各ビーム32及び3
3に基づく検出光量を増幅器44を介してレベル
調整し、出力信号E及びFとしてから差動増幅器
45で減算すれば、要因及び〜の影響を全
く受けることなく、要因のピツト28による変
動成分のみを抽出することができる。
除けば、0次ビーム32と等しい変調及び変動を
受けることになる。従つて、各ビーム32及び3
3に基づく検出光量を増幅器44を介してレベル
調整し、出力信号E及びFとしてから差動増幅器
45で減算すれば、要因及び〜の影響を全
く受けることなく、要因のピツト28による変
動成分のみを抽出することができる。
この結果、塵埃等による光学的透過率の減少
や、情報記録媒体9の反射率バラツキによる変動
等の影響を全く受けず、極めて信頼性の高い記録
信号の検出を行うことができる。
や、情報記録媒体9の反射率バラツキによる変動
等の影響を全く受けず、極めて信頼性の高い記録
信号の検出を行うことができる。
又、レベル調整用の増幅器44のゲインは、回
折格子31の分割比により決定される値であり、
組立段階で予め初期設定することができ、以後、
再調整する必要はない。
折格子31の分割比により決定される値であり、
組立段階で予め初期設定することができ、以後、
再調整する必要はない。
[発明の効果]
以上のようにこの発明によれば、記録信号によ
り変調された1つのビームを出射する半導体レー
ザと、半導体レーザのビーム出射側に配置されて
ビームを少なくとも0次ビーム及び1次ビームに
分割する回折格子と、0次ビーム及び1次ビーム
を情報記録媒体に導くための共通の光学系と、情
報記録媒体で反射された0次ビーム及び1次ビー
ムを個別に検出するための複数の受光面を有する
光検知器と、受光面から得られる各出力信号のレ
ベルを一致させるための増幅回路と、情報の記録
時に各出力信号を比較して、情報記録媒体上に形
成された情報信号成分のみを再生信号として抽出
するための再生信号発生手段とを備え、0次ビー
ムは、情報記録媒体に対する記録に必要な光強度
を有し、1次ビームは、情報記録媒体に対して記
録されることのない十分に低い光強度を有し、光
学系は、1次ビームを、情報記録媒体の同一トラ
ツク上の情報記録方向に対し、0次ビームよりも
先行するように照射するようにしたので、経済的
且つ記録欠陥の検出信頼性の高い光記録再生装置
が得られる効果がある。
り変調された1つのビームを出射する半導体レー
ザと、半導体レーザのビーム出射側に配置されて
ビームを少なくとも0次ビーム及び1次ビームに
分割する回折格子と、0次ビーム及び1次ビーム
を情報記録媒体に導くための共通の光学系と、情
報記録媒体で反射された0次ビーム及び1次ビー
ムを個別に検出するための複数の受光面を有する
光検知器と、受光面から得られる各出力信号のレ
ベルを一致させるための増幅回路と、情報の記録
時に各出力信号を比較して、情報記録媒体上に形
成された情報信号成分のみを再生信号として抽出
するための再生信号発生手段とを備え、0次ビー
ムは、情報記録媒体に対する記録に必要な光強度
を有し、1次ビームは、情報記録媒体に対して記
録されることのない十分に低い光強度を有し、光
学系は、1次ビームを、情報記録媒体の同一トラ
ツク上の情報記録方向に対し、0次ビームよりも
先行するように照射するようにしたので、経済的
且つ記録欠陥の検出信頼性の高い光記録再生装置
が得られる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す光路図、第
2図は第1図内の各スポツトの位置を示す説明
図、第3図は第1図の動作を説明するためのタイ
ミングチヤート図、第4図は従来の光記録再生装
置を示す光路図、第5図は第4図内の2ビーム半
導体レーザを示す斜視図、第6図は第4図内の各
スポツトの照射位置を示す説明図、第7図は第4
図の動作を説明するためのタイミングチヤート図
である。 9…情報記録媒体、23A…再生信号検出回
路、29…半導体レーザ、30…ビーム、31…
回折格子、32…0次ビーム、33…1次ビー
ム、40…五分割光検知器、40a〜40d…4
つの受光面、40e…1つの受光面、44…増幅
器、45…差動増幅器、A…記録信号、A1…記
録レベル、H…再生信号。尚、図中、同一符号は
同一又は相当部分を示す。
2図は第1図内の各スポツトの位置を示す説明
図、第3図は第1図の動作を説明するためのタイ
ミングチヤート図、第4図は従来の光記録再生装
置を示す光路図、第5図は第4図内の2ビーム半
導体レーザを示す斜視図、第6図は第4図内の各
スポツトの照射位置を示す説明図、第7図は第4
図の動作を説明するためのタイミングチヤート図
である。 9…情報記録媒体、23A…再生信号検出回
路、29…半導体レーザ、30…ビーム、31…
回折格子、32…0次ビーム、33…1次ビー
ム、40…五分割光検知器、40a〜40d…4
つの受光面、40e…1つの受光面、44…増幅
器、45…差動増幅器、A…記録信号、A1…記
録レベル、H…再生信号。尚、図中、同一符号は
同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 情報記録媒体に対して光学的に情報の記録及
び再生を行うと共に、記録信号及び再生信号に基
づいて情報記録時の欠陥を検出する光記録再生装
置において、 前記記録信号により変調された1つのビームを
出射する半導体レーザと、 前記半導体レーザのビーム出射側に配置されて
前記ビームを少なくとも0次ビーム及び1次ビー
ムに分割する回折格子と、 前記0次ビーム及び前記1次ビームを前記情報
記録媒体に導くための共通の光学系と、 前記情報記録媒体で反射された前記0次ビーム
及び前記1次ビームを個別に検出するための複数
の受光面を有する光検知器と、 前記受光面から得られる各出力信号のレベルを
一致させるための増幅回路と、 前記情報の記録時に前記各出力信号を比較し
て、前記情報記録媒体上に形成された情報信号成
分のみを前記再生信号として抽出するための再生
信号発生手段とを備え、 前記0次ビームは、前記情報記録媒体に対する
記録に必要な光強度を有し、 前記1次ビームは、前記情報記録媒体に対して
記録されることのない十分に低い光強度を有し、 前記光学系は、前記1次ビームを、前記情報記
録媒体の同一トラツク上の情報記録方向に対し、
前記0次ビームよりも先行するように照射するこ
と を特徴とする光記録再生装置。 2 光検知器は、0次ビームを検出する4つの受
光面と、1次ビームを検出する1つの受光面とを
有する五分割光検知器であること を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光記録
再生装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083861A JPS63249939A (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 光記録再生装置 |
US07/178,357 US4935913A (en) | 1987-04-07 | 1988-04-06 | Optical information recording and reproducing apparatus |
FR8804534A FR2613866B1 (fr) | 1987-04-07 | 1988-04-06 | Appareil d'enregistrement et de reproduction optique d'information |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083861A JPS63249939A (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 光記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63249939A JPS63249939A (ja) | 1988-10-17 |
JPH0517609B2 true JPH0517609B2 (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=13814458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62083861A Granted JPS63249939A (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 光記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63249939A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH083903B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1996-01-17 | 三菱電機株式会社 | 光記録再生装置 |
JPH02301019A (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-13 | Nhk Spring Co Ltd | 光学式記録装置 |
JP2605421B2 (ja) * | 1989-09-13 | 1997-04-30 | ヤマハ株式会社 | 光ディスク記録装置 |
JPH05120690A (ja) * | 1991-10-24 | 1993-05-18 | Nec Corp | 光情報記録再生装置 |
JP6032634B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2016-11-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光ピックアップおよび光記録再生装置 |
JP6032535B2 (ja) * | 2011-10-17 | 2016-11-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光ピックアップおよび光記録再生装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536516A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Optical recording and reproducing unit |
-
1987
- 1987-04-07 JP JP62083861A patent/JPS63249939A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS536516A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Optical recording and reproducing unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63249939A (ja) | 1988-10-17 |
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