JPH07114732A - 光記録再生方法 - Google Patents
光記録再生方法Info
- Publication number
- JPH07114732A JPH07114732A JP26136093A JP26136093A JPH07114732A JP H07114732 A JPH07114732 A JP H07114732A JP 26136093 A JP26136093 A JP 26136093A JP 26136093 A JP26136093 A JP 26136093A JP H07114732 A JPH07114732 A JP H07114732A
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- JP
- Japan
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- spot
- signal
- track
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気的なゲイン調整を殆ど必要とせずに簡単
な構成で記録直後の信号を再生してベリファイを行うこ
とができ、記録に要する時間を大幅に短縮することがで
きる光記録再生方法を提供すること。 【構成】 レーザダイオード3のビームを回折格子5で
3ビームにし、整形プリズム7で屈折させた後、対物レ
ンズ8により集光して相変化型ディスク2に照射し、記
録トラック上に形成されて記録を行うメインビームスポ
ットの前方側で記録トラック上でない位置に配置した第
1のサブビームスポットと、後方側で記録トラック上に
配置した第2のサブビームスポットとを形成し、これら
2つのサブビームスポットSB2,SB3をそれぞれ受
光する受光素子16、17を差動アンプ18を通して差
信号により、メインビームスポットで記録された情報の
ベリファイを行う。
な構成で記録直後の信号を再生してベリファイを行うこ
とができ、記録に要する時間を大幅に短縮することがで
きる光記録再生方法を提供すること。 【構成】 レーザダイオード3のビームを回折格子5で
3ビームにし、整形プリズム7で屈折させた後、対物レ
ンズ8により集光して相変化型ディスク2に照射し、記
録トラック上に形成されて記録を行うメインビームスポ
ットの前方側で記録トラック上でない位置に配置した第
1のサブビームスポットと、後方側で記録トラック上に
配置した第2のサブビームスポットとを形成し、これら
2つのサブビームスポットSB2,SB3をそれぞれ受
光する受光素子16、17を差動アンプ18を通して差
信号により、メインビームスポットで記録された情報の
ベリファイを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光を使って情
報の記録再生を行う光ディスク装置に関し、特に情報の
重ね書きと記録直後にベリファイを行う光記録再生方法
に関するものである。
報の記録再生を行う光ディスク装置に関し、特に情報の
重ね書きと記録直後にベリファイを行う光記録再生方法
に関するものである。
【0002】
【発明の概要】本発明は、光ディスク媒体上に3つのビ
ームを照射し、情報の重ね書きおよび再生を行う装置に
おいて、記録用のスポットの前後にサブビームからなる
スポットを配し、前方のスポットは記録トラックから所
定の距離だけずれた位置にし、後方スポットは記録トラ
ック上に位置させて、前後のスポットから記録直後の再
生信号を得るものである。
ームを照射し、情報の重ね書きおよび再生を行う装置に
おいて、記録用のスポットの前後にサブビームからなる
スポットを配し、前方のスポットは記録トラックから所
定の距離だけずれた位置にし、後方スポットは記録トラ
ック上に位置させて、前後のスポットから記録直後の再
生信号を得るものである。
【0003】
【従来の技術】光ディスク装置において、例えば相変化
記録媒体を用いてオーバーライト(重ね書き)を行う技
術が知られている。この方式は、図5に示すように、再
生パワーPrよりも大きなパワーでレーザパワーを記録
パワーPwと消去パワーPeに変調し、冷却時間の差に
より結晶部と非晶質部(マーク)を形成するものであ
る。これにより、消去と記録を一度に行うことができ、
記録時間の短縮が可能となる。
記録媒体を用いてオーバーライト(重ね書き)を行う技
術が知られている。この方式は、図5に示すように、再
生パワーPrよりも大きなパワーでレーザパワーを記録
パワーPwと消去パワーPeに変調し、冷却時間の差に
より結晶部と非晶質部(マーク)を形成するものであ
る。これにより、消去と記録を一度に行うことができ、
記録時間の短縮が可能となる。
【0004】しかし、一般的に光ディスク装置において
は、記録されたデータが正常に記録されているか否かを
確認するため、記録されたデータを記録直後に再生を行
い、チェックするベリファイが必要であり、そのベリフ
ァイにより正常に記録されていることが確認できたこと
により記録動作が完了する。したがって、情報書き込み
の転送レートを向上させるには、重ね書きだけでなく、
ベリファイも情報の書き込み動作中の回転で、並行して
行い得る(同時ベリファイ)が重要になり、情報書き込
み後に1回転してからベリファイするのでは記録時間の
短縮を実現できない。
は、記録されたデータが正常に記録されているか否かを
確認するため、記録されたデータを記録直後に再生を行
い、チェックするベリファイが必要であり、そのベリフ
ァイにより正常に記録されていることが確認できたこと
により記録動作が完了する。したがって、情報書き込み
の転送レートを向上させるには、重ね書きだけでなく、
ベリファイも情報の書き込み動作中の回転で、並行して
行い得る(同時ベリファイ)が重要になり、情報書き込
み後に1回転してからベリファイするのでは記録時間の
短縮を実現できない。
【0005】同時ベリファイを行う方法として、例えば
特開平2−5222号公報に示される技術がある。これ
は記録ビームと再生ビームをディスク上に照射し、再生
スポットを記録スポットの直後に配置して同一回転内で
ベリファイを行うものである。さらにこの公報の中で、
同一光源により記録と再生ビームを生成し、記録時の光
源の出力信号を一部モニタするとともに、再生ビームの
信号との偏差を演算して再生信号を得る方法が示されて
いる。
特開平2−5222号公報に示される技術がある。これ
は記録ビームと再生ビームをディスク上に照射し、再生
スポットを記録スポットの直後に配置して同一回転内で
ベリファイを行うものである。さらにこの公報の中で、
同一光源により記録と再生ビームを生成し、記録時の光
源の出力信号を一部モニタするとともに、再生ビームの
信号との偏差を演算して再生信号を得る方法が示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような方法ではモニタする出力光の信号の大きさと再生
ビームの信号の大きさが異なるため、実際の再生信号を
得るためには出力光の変動分を除去するためにゲイン調
整が必要である。また、特定のディスクでゲイン調整を
行っても別の反射率の異なるディスクを用いた場合、そ
れに合わせて再度細かいゲイン調整が必要となる。
ような方法ではモニタする出力光の信号の大きさと再生
ビームの信号の大きさが異なるため、実際の再生信号を
得るためには出力光の変動分を除去するためにゲイン調
整が必要である。また、特定のディスクでゲイン調整を
行っても別の反射率の異なるディスクを用いた場合、そ
れに合わせて再度細かいゲイン調整が必要となる。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、電気的なゲイン調整を殆ど必要とせずに簡単な構
成で記録直後の信号を再生してベリファイを行うことが
でき、重ね書きと合わせて用いることにより、記録に要
する時間を大幅に短縮することができる光記録再生方法
を提供することを目的とする。
ので、電気的なゲイン調整を殆ど必要とせずに簡単な構
成で記録直後の信号を再生してベリファイを行うことが
でき、重ね書きと合わせて用いることにより、記録に要
する時間を大幅に短縮することができる光記録再生方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は同時ベリファイ
を行う際に、同一光源により生成された記録ビームに先
行する位置等、記録トラック上でない第1の位置に第1
のビームを照射すると共に、記録ビームの後方側の記録
トラック上の第2の位置に第2のビームを照射し、2つ
の位置からの戻り光の差信号によりベリファイ用の再生
信号を生成する。
を行う際に、同一光源により生成された記録ビームに先
行する位置等、記録トラック上でない第1の位置に第1
のビームを照射すると共に、記録ビームの後方側の記録
トラック上の第2の位置に第2のビームを照射し、2つ
の位置からの戻り光の差信号によりベリファイ用の再生
信号を生成する。
【0009】
【作用】以上の構成により、例えば図3に示すように第
1のビームによるスポットはディスク上に形成される記
録トラック上ではなく、情報の記録されていない部分に
配置される。このスポットからの反射光は書換えを行う
前の記録情報の影響は受けず、記録信号に応じた出力光
の変調成分だけをモニタできる。記録ビームの後方の位
置に照射形成されるスポットは記録トラック上に配置さ
れ、重ね書き直後の記録部分に当たる。第2のビームの
反射光は出力光の強度変調と記録されたマークによる信
号成分を持ち、第1のビームの反射光との差の信号を取
ることにより再生信号が、図4(c)に示すように得ら
れる。
1のビームによるスポットはディスク上に形成される記
録トラック上ではなく、情報の記録されていない部分に
配置される。このスポットからの反射光は書換えを行う
前の記録情報の影響は受けず、記録信号に応じた出力光
の変調成分だけをモニタできる。記録ビームの後方の位
置に照射形成されるスポットは記録トラック上に配置さ
れ、重ね書き直後の記録部分に当たる。第2のビームの
反射光は出力光の強度変調と記録されたマークによる信
号成分を持ち、第1のビームの反射光との差の信号を取
ることにより再生信号が、図4(c)に示すように得ら
れる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の1実施例に係り、図1
は1実施例に用いる光学系を示し、図2は記録媒体に形
成されるビームスポットを示し、図3はディスクに照射
されるビームスポットの1例を示し、図4は受光素子等
の出力信号の波形を示す。図1に示す1実施例に用いら
れる(光学的)ピックアップ1は特開平5−10142
0号で開示されたものと類似している。
する。図1ないし図4は本発明の1実施例に係り、図1
は1実施例に用いる光学系を示し、図2は記録媒体に形
成されるビームスポットを示し、図3はディスクに照射
されるビームスポットの1例を示し、図4は受光素子等
の出力信号の波形を示す。図1に示す1実施例に用いら
れる(光学的)ピックアップ1は特開平5−10142
0号で開示されたものと類似している。
【0011】図示しないスピンドルモータにより回転駆
動される相変化型ディスク2に対向してピックアップ1
が配置されている。このピックアップ1には、レーザダ
イオード3が収納され、このレーザダイオード3で発生
されたレーザ光はコリメーターレンズ4で平行光にされ
た後、回折格子5で3ビームに分離された後、ビームス
プリッタ6で一部が透過し、整形プリズム7に入射され
る。
動される相変化型ディスク2に対向してピックアップ1
が配置されている。このピックアップ1には、レーザダ
イオード3が収納され、このレーザダイオード3で発生
されたレーザ光はコリメーターレンズ4で平行光にされ
た後、回折格子5で3ビームに分離された後、ビームス
プリッタ6で一部が透過し、整形プリズム7に入射され
る。
【0012】この整形プリズム7は特開平5−1014
20号で開示されているように回折格子5に対して傾い
て配置されているので、この整形プリズム7に入射する
レーザ光の入射角度が3本のビームで異なるため0次光
からみた+1次と−1次の入射角度のずれは対称となる
が、入射される位置が非対称となると共に、整形プリズ
ム7での屈折作用により屈折されて対物レンズ8側に出
射される方向は0次光に関して非対称となり、対物レン
ズ8により集光されてディスク2上に照射形成されるス
ポットの配置は例えば図2のように直線からずらすこと
ができる。なお、図1において、符号Aはディスク2が
回転により移動される方向を示す。
20号で開示されているように回折格子5に対して傾い
て配置されているので、この整形プリズム7に入射する
レーザ光の入射角度が3本のビームで異なるため0次光
からみた+1次と−1次の入射角度のずれは対称となる
が、入射される位置が非対称となると共に、整形プリズ
ム7での屈折作用により屈折されて対物レンズ8側に出
射される方向は0次光に関して非対称となり、対物レン
ズ8により集光されてディスク2上に照射形成されるス
ポットの配置は例えば図2のように直線からずらすこと
ができる。なお、図1において、符号Aはディスク2が
回転により移動される方向を示す。
【0013】通常の3ビーム法においてはビームスプリ
ッタ6を経た光を(整形プリズム7を介することなく)
対物レンズ8によってディスク2上に集光するので、そ
の場合には対物レンズ8で集光される複数のスポット間
の相対的な間隔dは、対物レンズの焦点距離をf、ディ
スク2に対する相対的な入射角をθとするとき、d=f
・tan θ で表すことができる。
ッタ6を経た光を(整形プリズム7を介することなく)
対物レンズ8によってディスク2上に集光するので、そ
の場合には対物レンズ8で集光される複数のスポット間
の相対的な間隔dは、対物レンズの焦点距離をf、ディ
スク2に対する相対的な入射角をθとするとき、d=f
・tan θ で表すことができる。
【0014】この実施例では整形プリズム7を介して対
物レンズ8で集光するので、ディスク2上において、第
1のサブビームスポットBS2とメインビームスポット
BS1とのスポット間隔をd1、メインビームスポット
BS1と第2のサブビームスポットBS3のスポット間
隔をd2とし、整形プリズム7によって屈折を受ける方
向をx,受けない方向をyとした時、d1、d2のx成
分dx1、dx2及びy成分dy1、dy2に関しては
例えば図2に示すようにdx1>dx2,dy1=dy
2となるように設定できる。図2に示す場合に限らず、
要するに3つのスポットSB1〜SB3が直線上にない
ように設定できる。
物レンズ8で集光するので、ディスク2上において、第
1のサブビームスポットBS2とメインビームスポット
BS1とのスポット間隔をd1、メインビームスポット
BS1と第2のサブビームスポットBS3のスポット間
隔をd2とし、整形プリズム7によって屈折を受ける方
向をx,受けない方向をyとした時、d1、d2のx成
分dx1、dx2及びy成分dy1、dy2に関しては
例えば図2に示すようにdx1>dx2,dy1=dy
2となるように設定できる。図2に示す場合に限らず、
要するに3つのスポットSB1〜SB3が直線上にない
ように設定できる。
【0015】従って、例えばトラックの延在方向を例え
ば図2の矢印Tで示す方向に設定することによって、2
つのスポットSB1及びSB3をトラック上に、残りの
1つのスポットSB2がトラック上からずれて形成され
ることになる。
ば図2の矢印Tで示す方向に設定することによって、2
つのスポットSB1及びSB3をトラック上に、残りの
1つのスポットSB2がトラック上からずれて形成され
ることになる。
【0016】つまり、第1のサブビームスポットBS2
をトラック上から外れた位置に、メインビームスポット
BS1と第2のサブビームスポットBS3とはトラック
上に配置することができ、例えば図3のように設定でき
る。
をトラック上から外れた位置に、メインビームスポット
BS1と第2のサブビームスポットBS3とはトラック
上に配置することができ、例えば図3のように設定でき
る。
【0017】図3に示すようにディスク2には記録トラ
ック11として凹凸のグルーブ部12とランド部13が
形成されており、グルーブ部12とランド部13のどち
らか一方、図3では例えばグルーブ部12に情報の記録
が行われる。
ック11として凹凸のグルーブ部12とランド部13が
形成されており、グルーブ部12とランド部13のどち
らか一方、図3では例えばグルーブ部12に情報の記録
が行われる。
【0018】この実施例では相変化型ディスク2を用
い、図3に示すようにグルーブ部12に記録する場合を
考えると、0次光のメインビームスポットBS1と1次
光の後方の第2のサブスポットBS3(メインビームス
ポット14が照射されたあとに照射される)は同一のグ
ルーブ部12上に配置し、先行する第1のサブビームス
ポットBS2はランド部13上に配置する。
い、図3に示すようにグルーブ部12に記録する場合を
考えると、0次光のメインビームスポットBS1と1次
光の後方の第2のサブスポットBS3(メインビームス
ポット14が照射されたあとに照射される)は同一のグ
ルーブ部12上に配置し、先行する第1のサブビームス
ポットBS2はランド部13上に配置する。
【0019】メインビームスポットBS1、第1及び第
2のサブビームスポットBS2、BS3それぞれの反射
光は対物レンズ8、整形プリズム7を経た後ビームスプ
リッタ6で一部が反射され、集光レンズ14で集光され
て別々の受光素子15、1617によって独立に検出さ
れる。第1及び第2のサブビームスポットBS2、BS
3からの反射光を受光する受光素子16、17の光電変
換出力は差動アンプ18により差信号が生成される。
2のサブビームスポットBS2、BS3それぞれの反射
光は対物レンズ8、整形プリズム7を経た後ビームスプ
リッタ6で一部が反射され、集光レンズ14で集光され
て別々の受光素子15、1617によって独立に検出さ
れる。第1及び第2のサブビームスポットBS2、BS
3からの反射光を受光する受光素子16、17の光電変
換出力は差動アンプ18により差信号が生成される。
【0020】記録時は、レーザダイオード3には記録信
号が変調回路21を介して印加され、メインビームスポ
ットSB1によりオーバーライトで情報が記録される。
この記録と同時に前後のサブビームスポットSB2、S
B3の差信号を差動アンプ18で作ることにより再生信
号を生成して、記録情報のベリファイを行う。
号が変調回路21を介して印加され、メインビームスポ
ットSB1によりオーバーライトで情報が記録される。
この記録と同時に前後のサブビームスポットSB2、S
B3の差信号を差動アンプ18で作ることにより再生信
号を生成して、記録情報のベリファイを行う。
【0021】相変化媒体はマークの部分(非晶質)とマ
ーク以外の部分(結晶)との反射率が異なり、それに応
じて強度変調された信号が反射光から得られる。オーバ
ーライト時は各ビームスポットSB1〜SB3が記録信
号に応じて強度変調されており、ベリファイ信号をとる
場合、図4(b)に示すように後方ビームの信号はビー
ムの強度変調と、記録マークによる反射率変化の両方の
成分を持つ。
ーク以外の部分(結晶)との反射率が異なり、それに応
じて強度変調された信号が反射光から得られる。オーバ
ーライト時は各ビームスポットSB1〜SB3が記録信
号に応じて強度変調されており、ベリファイ信号をとる
場合、図4(b)に示すように後方ビームの信号はビー
ムの強度変調と、記録マークによる反射率変化の両方の
成分を持つ。
【0022】これに対し、図4(a)に示すように先行
ビームの信号SAは情報を記録しない(記録マークが存
在しない)ランド部13にあるため、ビームの強度変調
成分だけをもち、図4(c)に示すように両信号SA,
SBの差をとる差信号SA−SBにより再生信号が得ら
れる。
ビームの信号SAは情報を記録しない(記録マークが存
在しない)ランド部13にあるため、ビームの強度変調
成分だけをもち、図4(c)に示すように両信号SA,
SBの差をとる差信号SA−SBにより再生信号が得ら
れる。
【0023】本実施例では先行ビームと後方ビームの強
度は等しく、ランド部とグルーブ部の反射率もほぼ等し
いので、電気的に2つの信号のゲインを調整する必要は
なく、簡単な構成でベリファイが可能となり、ベリファ
イを含めて記録に要する時間を大幅に短縮できる。な
お、通常の再生はメインビームで行えば良い。
度は等しく、ランド部とグルーブ部の反射率もほぼ等し
いので、電気的に2つの信号のゲインを調整する必要は
なく、簡単な構成でベリファイが可能となり、ベリファ
イを含めて記録に要する時間を大幅に短縮できる。な
お、通常の再生はメインビームで行えば良い。
【0024】他の実施例として光磁気記録媒体を用いた
ものを考える。光磁気媒体においても1ビームでオーバ
ライト可能な媒体が開発されており、相変化媒体と同様
の記録パワー制御で行われる。相変化と異なるのは、再
生系においては反射率の変化ではなく、偏光面の変化で
検出する。一般的には直交する2つの偏光成分の差動検
出を行うため、光量変動分はキャンセルされる。
ものを考える。光磁気媒体においても1ビームでオーバ
ライト可能な媒体が開発されており、相変化媒体と同様
の記録パワー制御で行われる。相変化と異なるのは、再
生系においては反射率の変化ではなく、偏光面の変化で
検出する。一般的には直交する2つの偏光成分の差動検
出を行うため、光量変動分はキャンセルされる。
【0025】したがって本発明を用いた場合、後方ビー
ムだけから検出することも原理上可能であるが、実際は
同相成分を完全に除去するのは光学系の精度からみて困
難であり、前方ビームとの差をとることにより、より確
実に光量変動をキャンセルすることができ、高品質の再
生信号が得られる。
ムだけから検出することも原理上可能であるが、実際は
同相成分を完全に除去するのは光学系の精度からみて困
難であり、前方ビームとの差をとることにより、より確
実に光量変動をキャンセルすることができ、高品質の再
生信号が得られる。
【0026】尚、上記の実施例はいずれも連続溝のある
(プリグルーブ)ディスクについて応用した例を示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、サンプル
サーボを使ったグルーブのないディスクにも応用可能で
ある。この場合も、記録トラックと記録トラックの間に
先行ビームを配置すればよい。また先行ビームは記録ト
ラックに隣接する必要はなく、数トラック離れた位置に
あってもよい。
(プリグルーブ)ディスクについて応用した例を示した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、サンプル
サーボを使ったグルーブのないディスクにも応用可能で
ある。この場合も、記録トラックと記録トラックの間に
先行ビームを配置すればよい。また先行ビームは記録ト
ラックに隣接する必要はなく、数トラック離れた位置に
あってもよい。
【0027】また、上述の説明では差信号による再生信
号を生成する場合、情報を記録するメインビームスポッ
トの前方側で情報が記録されない位置に先行ビームスポ
ット等の一方のサブビームスポットと、メインビームス
ポットの後方側で情報が記録された記録トラック位置上
に後方ビームスポット等の他方のサブビームスポットを
形成すると述べた。
号を生成する場合、情報を記録するメインビームスポッ
トの前方側で情報が記録されない位置に先行ビームスポ
ット等の一方のサブビームスポットと、メインビームス
ポットの後方側で情報が記録された記録トラック位置上
に後方ビームスポット等の他方のサブビームスポットを
形成すると述べた。
【0028】しかしながら、上記一方のサブビームスポ
ットはメインビームスポットの前方側に限定されるのも
でなく、メインビームスポットに隣接する方向(トラッ
ク横断方向)で、情報が記録されない位置に形成される
ものであっても良いし、メインビームスポットの後方側
で情報が記録されない位置に形成されるものであっても
良い。
ットはメインビームスポットの前方側に限定されるのも
でなく、メインビームスポットに隣接する方向(トラッ
ク横断方向)で、情報が記録されない位置に形成される
ものであっても良いし、メインビームスポットの後方側
で情報が記録されない位置に形成されるものであっても
良い。
【0029】
【発明の効果】本発明を用いることにより、オーバライ
ト可能な光ディスク装置において重ね書きと同時にベリ
ファイを行うことができ、記録に要する時間を大幅に短
縮することが可能となる。
ト可能な光ディスク装置において重ね書きと同時にベリ
ファイを行うことができ、記録に要する時間を大幅に短
縮することが可能となる。
【図1】本発明の1実施例に使用される光学系の構成
図。
図。
【図2】整形プリズムにより屈折された後、ディスク上
に形成されるビームスポットの相対的位置関係を示す説
明図。
に形成されるビームスポットの相対的位置関係を示す説
明図。
【図3】実際にディスク上に形成されるビームスポット
の相対的位置関係を示す説明図。
の相対的位置関係を示す説明図。
【図4】受光素子の信号出力及び差信号の波形図。
【図5】従来例における相変化型の記録媒体に対するオ
ーバライトする場合のレーザパワーの出力波形を示す説
明図。
ーバライトする場合のレーザパワーの出力波形を示す説
明図。
1…ピックアップ 2…ディスク 3…レーザダイオード 5…回折格子 6…ビームスプリッタ 7…整形プリズム 8…対物レンズ 11…トラック 12…グルーブ部 13…ランド部 15〜17…受光素子 18…差動アンプ 21…変調器 SB1…メインビームスポット SB2、SB3…サブビームスポット SA,SB…信号 SA−SB…差信号(再生信号)
Claims (1)
- 【請求項1】 単一の光源から生成した記録用ビーム
と、前記記録用ビームより強度の小さい2つのビームと
を発生するピックアップを用い、情報の記録時には再生
時よりも大きな記録パワーを記録媒体上に照射して情報
の重ね書きを行い、反射率や偏光状態の変化等から記録
直後の情報に対する再生信号を検出する光記録再生方法
において、 前記記録トラック上に前記記録用ビームで記録スポット
を形成すると共に、前記2つのビームの一方を前記記録
トラック上でない第1の位置と、前記トラック上で前記
記録スポットよりも後方側の第2の位置とにそれぞれ照
射し、前記第1及び第2の位置の各スポットからの戻り
光の差信号によって記録直後の情報を再生することを特
徴とする光記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26136093A JPH07114732A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 光記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26136093A JPH07114732A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 光記録再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07114732A true JPH07114732A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17360766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26136093A Withdrawn JPH07114732A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 光記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114732A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7046601B2 (en) | 2002-03-07 | 2006-05-16 | Yamaha Corporation | Method of controlling laser power of main beam by monitoring sub beam |
WO2013031044A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-07 | パナソニック株式会社 | 光ピックアップおよび光記録再生装置 |
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- 1993-10-19 JP JP26136093A patent/JPH07114732A/ja not_active Withdrawn
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