JP2823762B2 - 光学式ピックアップ装置 - Google Patents
光学式ピックアップ装置Info
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- JP2823762B2 JP2823762B2 JP4356159A JP35615992A JP2823762B2 JP 2823762 B2 JP2823762 B2 JP 2823762B2 JP 4356159 A JP4356159 A JP 4356159A JP 35615992 A JP35615992 A JP 35615992A JP 2823762 B2 JP2823762 B2 JP 2823762B2
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- Japan
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- light
- diffraction grating
- spot
- order diffracted
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は記録可能な光ディスク
に情報を記録再生する光学式ピックアップ装置に係わ
り、特に、記録中にも偏りのないトラッキング信号が得
られ、ピット形成最中にもウォブル信号が得られる光学
式ピックアップ装置に関する。
に情報を記録再生する光学式ピックアップ装置に係わ
り、特に、記録中にも偏りのないトラッキング信号が得
られ、ピット形成最中にもウォブル信号が得られる光学
式ピックアップ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の３ビーム法によりトラッキングエ
ラー信号を得る光学式ピックアップ装置の例を図５に示
す。図５（ａ）に示すように光源である半導体レーザ１
から出射した光は回折格子２を透過して、ビームスプリ
ッタ３で反射され、コリメータレンズ４と対物レンズ５
により光ディスク６の信号記録面に収束される。
ラー信号を得る光学式ピックアップ装置の例を図５に示
す。図５（ａ）に示すように光源である半導体レーザ１
から出射した光は回折格子２を透過して、ビームスプリ
ッタ３で反射され、コリメータレンズ４と対物レンズ５
により光ディスク６の信号記録面に収束される。
【０００３】そして、光ディスク６で反射された光は対
物レンズ５、コリメータレンズ４、ビームスプリッタ３
および凹レンズ７を順次透過して受光器８Ａに収束す
る。
物レンズ５、コリメータレンズ４、ビームスプリッタ３
および凹レンズ７を順次透過して受光器８Ａに収束す
る。
【０００４】回折格子２は平行平面板に光束通過領域全
体にわたり一定の格子定数の格子が設けられており、そ
れを通過する光ビームを０次と±１次の回折光とに分け
る。０次の回折光は図５（ｃ）に示すように光ディスク
上にメインスポットＳ1 を形成し、±１次の回折光はサ
ブスポットＳ2 、Ｓ3 を形成する。
体にわたり一定の格子定数の格子が設けられており、そ
れを通過する光ビームを０次と±１次の回折光とに分け
る。０次の回折光は図５（ｃ）に示すように光ディスク
上にメインスポットＳ1 を形成し、±１次の回折光はサ
ブスポットＳ2 、Ｓ3 を形成する。
【０００５】メインスポットＳ1 が光ディスクのトラッ
ク上にあるとき、サブスポットＳ2、Ｓ3 はメインスポ
ットの前後にトラックを挾むように配置され、その中心
とトラック中心の距離は１／４トラックピッチである。
ク上にあるとき、サブスポットＳ2、Ｓ3 はメインスポ
ットの前後にトラックを挾むように配置され、その中心
とトラック中心の距離は１／４トラックピッチである。
【０００６】これらの各スポットに対応して受光器８Ａ
の受光面には図５（ｂ）に示すようにスポットＲ1 、Ｒ
2 、Ｒ3 が形成される。これらの光スポットを受光する
受光素子は図示のように受光単位８a 〜８f に６分割さ
れており、受光単位８a 〜８d より記録再生信号とフォ
ーカスエラー信号が得られ、受光単位８e および８fの
出力を差動増幅することによりトラッキングエラー信号
が得られる。
の受光面には図５（ｂ）に示すようにスポットＲ1 、Ｒ
2 、Ｒ3 が形成される。これらの光スポットを受光する
受光素子は図示のように受光単位８a 〜８f に６分割さ
れており、受光単位８a 〜８d より記録再生信号とフォ
ーカスエラー信号が得られ、受光単位８e および８fの
出力を差動増幅することによりトラッキングエラー信号
が得られる。
【０００７】このようなトラッキングエラー信号により
トラッキングサーボがかけられて記録可能な光ディスク
に記録する場合、図５（ｃ）に示すように、メインスポ
ットＳ1 の前方のサブスポットＳ2 は記録されていない
案内溝にかかり、メインスポットＳ1 の後方のサブスポ
ットＳ3 は記録ピットの存在する案内溝にかかる。
トラッキングサーボがかけられて記録可能な光ディスク
に記録する場合、図５（ｃ）に示すように、メインスポ
ットＳ1 の前方のサブスポットＳ2 は記録されていない
案内溝にかかり、メインスポットＳ1 の後方のサブスポ
ットＳ3 は記録ピットの存在する案内溝にかかる。
【０００８】未記録の案内溝と記録ピットのある案内溝
とでは反射の状態が異なるので、３ビーム法による場合
はトラッキングエラー信号に偏りが発生し、正しいトラ
ッキングが行えないという問題があった。
とでは反射の状態が異なるので、３ビーム法による場合
はトラッキングエラー信号に偏りが発生し、正しいトラ
ッキングが行えないという問題があった。
【０００９】案内溝と記録ピットとの反射の状態の差に
よるトラッキングエラー信号の偏りが生じない方法とし
て、図６（ａ）に示すような１ビームで記録再生を行う
いわゆるプッシュプル方式が知られている。
よるトラッキングエラー信号の偏りが生じない方法とし
て、図６（ａ）に示すような１ビームで記録再生を行う
いわゆるプッシュプル方式が知られている。
【００１０】この方式によると、光源からの光ビームは
ビームスプリッタ３を透過し、対物レンズ５により光デ
ィスク６の信号記録面に収束される。そして、光ディス
ク６で反射された光は対物レンズ５を透過し、ビームス
プリッタ３で反射されて受光器８Ｂに収束する。
ビームスプリッタ３を透過し、対物レンズ５により光デ
ィスク６の信号記録面に収束される。そして、光ディス
ク６で反射された光は対物レンズ５を透過し、ビームス
プリッタ３で反射されて受光器８Ｂに収束する。
【００１１】受光器８Ｂの受光面には光スポットＲが形
成される。この光スポットを受光する受光素子は図示の
ように受光単位８Ｂa 、８Ｂb に２分割されており、受
光単位８Ｂa 、８Ｂb の出力を加算することにより記録
再生信号が得られ、受光単位８Ｂa 、８Ｂb の出力を差
動増幅器９で差動増幅することによりトラッキングエラ
ー信号が得られる。
成される。この光スポットを受光する受光素子は図示の
ように受光単位８Ｂa 、８Ｂb に２分割されており、受
光単位８Ｂa 、８Ｂb の出力を加算することにより記録
再生信号が得られ、受光単位８Ｂa 、８Ｂb の出力を差
動増幅器９で差動増幅することによりトラッキングエラ
ー信号が得られる。
【００１２】このようなプッシュプル法による場合、３
ビーム法のように案内溝と記録ピットとの反射の状態の
差によるトラッキングエラー信号の偏りは生じないが、
図６（ｂ）に示すように光ビームに対して光ディスク６
がトラック方向で傾くと、光ディスクからの回折反射光
も傾くため受光素子上の光スポットの強度分布が受光単
位の一方に偏りトラッキングエラー信号が偏るという問
題があった。
ビーム法のように案内溝と記録ピットとの反射の状態の
差によるトラッキングエラー信号の偏りは生じないが、
図６（ｂ）に示すように光ビームに対して光ディスク６
がトラック方向で傾くと、光ディスクからの回折反射光
も傾くため受光素子上の光スポットの強度分布が受光単
位の一方に偏りトラッキングエラー信号が偏るという問
題があった。
【００１３】記録可能な光ディスクには波形のプリグル
ーブが刻まれており、その波形から得られるウォブル信
号にアドレス情報が含まれている。このウォブル信号は
前記３ビーム法の場合メインスポットを受光する分割受
光素子出力を差動増幅することにより得られ、プッシュ
プル法による場合トラッキングエラー信号から得られ
る。しかしながら、上記の方法ではメインビームでウォ
ブル信号を読取るため、記録ピットを作る最中はウォブ
ル信号が得られなかった。
ーブが刻まれており、その波形から得られるウォブル信
号にアドレス情報が含まれている。このウォブル信号は
前記３ビーム法の場合メインスポットを受光する分割受
光素子出力を差動増幅することにより得られ、プッシュ
プル法による場合トラッキングエラー信号から得られ
る。しかしながら、上記の方法ではメインビームでウォ
ブル信号を読取るため、記録ピットを作る最中はウォブ
ル信号が得られなかった。
【００１４】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は上記した
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、記録可能な光ディスクに記録するときに偏りのな
いトラッキングエラー信号が得られ、ディスクの情報ト
ラックへの安定したトラッキング制御が行える光学式ピ
ックアップ装置を提供することにある。
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、記録可能な光ディスクに記録するときに偏りのな
いトラッキングエラー信号が得られ、ディスクの情報ト
ラックへの安定したトラッキング制御が行える光学式ピ
ックアップ装置を提供することにある。
【００１５】この発明の他の目的は光ビームに対して光
ディスクがトラック方向で傾いたときにも偏りのないト
ラッキングエラー信号が得られる光学式ピックアップ装
置を提供することである。
ディスクがトラック方向で傾いたときにも偏りのないト
ラッキングエラー信号が得られる光学式ピックアップ装
置を提供することである。
【００１６】この発明のさらに他の目的は、記録時のピ
ットを作る最中においてもウォブル信号が得られる光学
式ピックアップ装置を提供することである。
ットを作る最中においてもウォブル信号が得られる光学
式ピックアップ装置を提供することである。
【００１７】
【課題を解決するための手段】この発明の光学式ピック
アップ装置は、光源から出射された光を光ディスクの情
報記録面に光ビームスポットとして照射する光学系と、
前記情報記録面で反射された光ビームを受光器まで導く
光学系を備え、光源から情報記録面に至る光路中に回折
格子を配置した光学式ピックアップ装置において、光源
から出射された光ビームを回折する第１の回折格子と、
第１の回折格子を通過した光を収束するレンズと、前記
レンズが光源像を結ぶ面に配置され第１の回折格子の±
１次回折光を回折し０次回折光をそのまま通過させる第
２の回折格子とを設け、前記第１の回折格子の０次回折
光により情報を記録しまたは読取るためのメインスポッ
トを形成し、第２の回折格子の２対の±１次回折光によ
り情報記録トラックの中心から互いに反対方向に１／４
トラックピッチの距離だけ変位したサブスポットの組み
を前記メインスポットの前および後に形成し、このよう
に形成された２組４点のサブスポットからの信号により
トラッキングエラー信号を得るように構成したものであ
る。
アップ装置は、光源から出射された光を光ディスクの情
報記録面に光ビームスポットとして照射する光学系と、
前記情報記録面で反射された光ビームを受光器まで導く
光学系を備え、光源から情報記録面に至る光路中に回折
格子を配置した光学式ピックアップ装置において、光源
から出射された光ビームを回折する第１の回折格子と、
第１の回折格子を通過した光を収束するレンズと、前記
レンズが光源像を結ぶ面に配置され第１の回折格子の±
１次回折光を回折し０次回折光をそのまま通過させる第
２の回折格子とを設け、前記第１の回折格子の０次回折
光により情報を記録しまたは読取るためのメインスポッ
トを形成し、第２の回折格子の２対の±１次回折光によ
り情報記録トラックの中心から互いに反対方向に１／４
トラックピッチの距離だけ変位したサブスポットの組み
を前記メインスポットの前および後に形成し、このよう
に形成された２組４点のサブスポットからの信号により
トラッキングエラー信号を得るように構成したものであ
る。
【００１８】また、前記光学式ピックアップ装置におい
て、前記第２の回折格子の０次回折光によりメインスポ
ットの前の情報記録トラックの中心にスポットを形成
し、このスポットの反射光を２分割受光素子に受光さ
せ、その受光素子の出力を差動増幅することによりウォ
ブル信号を得るように構成したものである。
て、前記第２の回折格子の０次回折光によりメインスポ
ットの前の情報記録トラックの中心にスポットを形成
し、このスポットの反射光を２分割受光素子に受光さ
せ、その受光素子の出力を差動増幅することによりウォ
ブル信号を得るように構成したものである。
【００１９】
【作用】この発明の光学式ピックアップ装置によれば、
第１の回折格子を透過する光ビームの０次の回折光は第
２の回折格子で回折されずに通過する。その光により情
報を記録しまたは読取るためのメインスポットが形成さ
れ、メインスポットは情報記録トラックの中心位置とな
るように制御される。
第１の回折格子を透過する光ビームの０次の回折光は第
２の回折格子で回折されずに通過する。その光により情
報を記録しまたは読取るためのメインスポットが形成さ
れ、メインスポットは情報記録トラックの中心位置とな
るように制御される。
【００２０】第１の回折格子を透過する光ビームの±１
次の回折光は第２の回折格子で回折されるが、その０次
の回折光によりメインスポットの前後の情報記録トラッ
クの中心位置にスポットを形成すると、±１次の回折光
によりそれらのスポットに対して点対称の位置にサブス
ポットが形成される。それらのサブスポットを結ぶ直線
の距離および情報記録トラックに対する角度は格子定数
と格子の向きにより任意に設定できる。
次の回折光は第２の回折格子で回折されるが、その０次
の回折光によりメインスポットの前後の情報記録トラッ
クの中心位置にスポットを形成すると、±１次の回折光
によりそれらのスポットに対して点対称の位置にサブス
ポットが形成される。それらのサブスポットを結ぶ直線
の距離および情報記録トラックに対する角度は格子定数
と格子の向きにより任意に設定できる。
【００２１】このようにして、情報記録トラックの中心
から互いに反対方向に１／４トラックピッチの距離だけ
変位したサブスポットの組みをメインスポットの前およ
び後に形成することができる。
から互いに反対方向に１／４トラックピッチの距離だけ
変位したサブスポットの組みをメインスポットの前およ
び後に形成することができる。
【００２２】情報記録時において、各組みのサブスポッ
トは記録領域と未記録領域とに各組毎に配置されている
ので、それら２つのサブスポット同士の反射光パワーを
差動増幅することによりピット形成の有無に影響されな
いトラッキングエラー信号を夫々得ることができる。
トは記録領域と未記録領域とに各組毎に配置されている
ので、それら２つのサブスポット同士の反射光パワーを
差動増幅することによりピット形成の有無に影響されな
いトラッキングエラー信号を夫々得ることができる。
【００２３】また、第２の回折格子で回折された０次の
回折光によりメインスポットの前の情報記録トラックの
中心位置に形成されたスポットの反射光は情報記録時に
おいても信号記録による影響を受けないので、その反射
光によりウォブル信号が得られる。
回折光によりメインスポットの前の情報記録トラックの
中心位置に形成されたスポットの反射光は情報記録時に
おいても信号記録による影響を受けないので、その反射
光によりウォブル信号が得られる。
【００２４】
【実施例】この発明の実施例である光学式ピックアップ
装置を図面に基づいて説明する。図１はこの発明の実施
例である光学式ピックアップ装置を示す光路図である。
図に示すように光源である半導体レーザ１から出射した
光は第１の回折格子２ａで回折された後、凸レンズ１０
で収束される。
装置を図面に基づいて説明する。図１はこの発明の実施
例である光学式ピックアップ装置を示す光路図である。
図に示すように光源である半導体レーザ１から出射した
光は第１の回折格子２ａで回折された後、凸レンズ１０
で収束される。
【００２５】このように収束されて光源像が形成される
面に第２の回折格子２ｂが配置されている。第２の回折
格子２ｂは図２に詳しく示すように、第１の回折格子２
ａの０次回折光ａが通過する領域には格子が設けられて
おらず、第１の回折格子２ａの±１次回折光ｂおよびｃ
が通過する領域に格子２Ｂ，２Ｂが設けられている。
面に第２の回折格子２ｂが配置されている。第２の回折
格子２ｂは図２に詳しく示すように、第１の回折格子２
ａの０次回折光ａが通過する領域には格子が設けられて
おらず、第１の回折格子２ａの±１次回折光ｂおよびｃ
が通過する領域に格子２Ｂ，２Ｂが設けられている。
【００２６】第１の回折格子２ａの±１次回折光ｂおよ
びｃは格子２Ｂ，２Ｂにより０次回折光ｄおよびｇと±
１次回折光ｅ，ｆ，ｈ，ｋに回折される。これらの回折
光はコリメータレンズ４を通過しビームスプリッタ３で
反射され、さらに対物レンズ５により光ディスク６の信
号記録面に収束され各スポットを形成する。
びｃは格子２Ｂ，２Ｂにより０次回折光ｄおよびｇと±
１次回折光ｅ，ｆ，ｈ，ｋに回折される。これらの回折
光はコリメータレンズ４を通過しビームスプリッタ３で
反射され、さらに対物レンズ５により光ディスク６の信
号記録面に収束され各スポットを形成する。
【００２７】すなわち０次の回折光ａは図３に示すよう
に光ディスク上にメインスポットＳ1 を形成し、第２の
回折格子２ｂの０次の回折光ｄおよびｇはスポットＳ2
およびＳ3 を形成し、±１次の回折光ｅ，ｆとｈ，ｋは
サブスポットＳ4 、Ｓ5 およびＳ6 ，Ｓ7 を形成する。
に光ディスク上にメインスポットＳ1 を形成し、第２の
回折格子２ｂの０次の回折光ｄおよびｇはスポットＳ2
およびＳ3 を形成し、±１次の回折光ｅ，ｆとｈ，ｋは
サブスポットＳ4 、Ｓ5 およびＳ6 ，Ｓ7 を形成する。
【００２８】スポットＳ2 およびＳ3 に関して点対称の
サブスポットを結ぶ直線の距離および信号記録トラック
に対する角度は第２の回折格子の格子定数および向きに
より任意に設定できるが図に示すようにりトラック中心
より１／４トラックピッチだけ変位した状態とされてい
る。
サブスポットを結ぶ直線の距離および信号記録トラック
に対する角度は第２の回折格子の格子定数および向きに
より任意に設定できるが図に示すようにりトラック中心
より１／４トラックピッチだけ変位した状態とされてい
る。
【００２９】これらのスポットは光ディスク６で反射さ
れ対物レンズ５、ビームスプリッタ３および凸レンズ１
１を順次透過して受光器８に収束し、受光器８にスポッ
トが形成される。光ディスク６の信号記録面に収束され
た各スポットに対応して受光器８の受光面には図４に示
すようにスポットＲ1 、Ｒ2 、Ｒ3 、Ｒ4 、Ｒ5 ，
Ｒ6 ，Ｒ7 が形成される。これらの光スポットを受光す
る受光素子は図示のように受光単位８a 〜８k に１０分
割されており、受光単位８a 〜８d より再生信号とフォ
ーカスエラー信号が得られ、受光単位８e と８g との出
力の差および受光単位８f と８h との出力の差により記
録の有無で偏ることのないトラッキングエラー信号が得
られる。
れ対物レンズ５、ビームスプリッタ３および凸レンズ１
１を順次透過して受光器８に収束し、受光器８にスポッ
トが形成される。光ディスク６の信号記録面に収束され
た各スポットに対応して受光器８の受光面には図４に示
すようにスポットＲ1 、Ｒ2 、Ｒ3 、Ｒ4 、Ｒ5 ，
Ｒ6 ，Ｒ7 が形成される。これらの光スポットを受光す
る受光素子は図示のように受光単位８a 〜８k に１０分
割されており、受光単位８a 〜８d より再生信号とフォ
ーカスエラー信号が得られ、受光単位８e と８g との出
力の差および受光単位８f と８h との出力の差により記
録の有無で偏ることのないトラッキングエラー信号が得
られる。
【００３０】実施例では受光単位８e と８h との出力の
和と受光単位８g と８f との出力の和とを差動増幅器９
で差動増幅することによりトラッキングエラー信号（Ｔ
Ｅ）を得ている。また、受光単位８k と８j との出力を
差動増幅器１２で差動増幅することによりウォブル信号
（ＷＯ）が得られる。スポットＳ2 は信号未記録領域に
あるのでウォブル信号には記録ピットによるノイズが含
まれない。
和と受光単位８g と８f との出力の和とを差動増幅器９
で差動増幅することによりトラッキングエラー信号（Ｔ
Ｅ）を得ている。また、受光単位８k と８j との出力を
差動増幅器１２で差動増幅することによりウォブル信号
（ＷＯ）が得られる。スポットＳ2 は信号未記録領域に
あるのでウォブル信号には記録ピットによるノイズが含
まれない。
【００３１】
【発明の効果】この発明の光学式ピックアップ装置によ
れば、記録領域と未記録領域で反射率の異なる光ディス
クに対しても偏りのないトラッキングエラー信号が得ら
れ、この種の光ディスクに対する安定した情報の書込み
または読み出しが可能となる。
れば、記録領域と未記録領域で反射率の異なる光ディス
クに対しても偏りのないトラッキングエラー信号が得ら
れ、この種の光ディスクに対する安定した情報の書込み
または読み出しが可能となる。
【００３２】また、未記録領域での反射光により常に安
定したウォブル信号が得られる。
定したウォブル信号が得られる。
【図１】この発明の実施例である光学式ピックアップ装
置を示す光路図である。
置を示す光路図である。
【図２】図１における部分詳細図である。
【図３】同光学式ピックアップ装置の光ディスク上の光
スポットを示す図である。
スポットを示す図である。
【図４】同光学式ピックアップ装置の受光器上の光スポ
ットを示す図である。
ットを示す図である。
【図５】図５（ａ）は従来の光学式ピックアップ装置の
例を示す光路図、図５（ｂ）は同光学式ピックアップ装
置の受光器上の光スポットを示す図、図５（ｃ）は同光
学式ピックアップ装置の光ディスク上の光スポットを示
す図である。
例を示す光路図、図５（ｂ）は同光学式ピックアップ装
置の受光器上の光スポットを示す図、図５（ｃ）は同光
学式ピックアップ装置の光ディスク上の光スポットを示
す図である。
【図６】従来の光学式ピックアップ装置の他の例を示す
光路図である。
光路図である。
１ 半導体レーザ ２ 回折格子 ２ａ 第１の回折格子 ２ｂ 第２の回折格子 ３ ビームスプリッタ ４ コリメータレンズ ５ 対物レンズ ６ 光ディスク ７ 凹レンズ ８ 受光器 ９ 差動増幅器 １０ 凸レンズ １１ 凸レンズ １２ 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−60826（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−12830（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−232123（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−302543（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−153630（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/135
Claims (2)
- 【請求項１】 光源から出射された光を光ディスクの情
報記録面に光ビームスポットとして照射する光学系と、
前記情報記録面で反射された光ビームを受光器まで導く
光学系を備え、光源から情報記録面に至る光路中に回折
格子を配置した光学式ピックアップ装置において、光源
から出射された光ビームを回折する第１の回折格子と、
第１の回折格子を通過した光を収束するレンズと、前記
レンズが光源像を結ぶ面に配置され第１の回折格子の±
１次回折光を回折し０次回折光をそのまま通過させる第
２の回折格子とを設け、前記第１の回折格子の０次回折
光により情報を記録しまたは読取るためのメインスポッ
トを形成し、第２の回折格子の２対の±１次回折光によ
り情報記録トラックの中心から互いに反対方向に１／４
トラックピッチの距離だけ変位したサブスポットの組み
を前記メインスポットの前および後に形成し、このよう
に形成された２組４点のサブスポットからの信号により
トラッキングエラー信号を得るように構成した光学式ピ
ックアップ装置。 - 【請求項２】 前記第２の回折格子の０次回折光により
メインスポットの前の情報記録トラックの中心にスポッ
トを形成し、このスポットの反射光を２分割受光素子に
受光させ、その受光素子の出力を差動増幅することによ
りウォブル信号を得るように構成した請求項１の光学式
ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4356159A JP2823762B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光学式ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4356159A JP2823762B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光学式ピックアップ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06187650A JPH06187650A (ja) | 1994-07-08 |
| JP2823762B2 true JP2823762B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=18447630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4356159A Expired - Fee Related JP2823762B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光学式ピックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2823762B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0636251B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1994-05-11 | 株式会社富士通ゼネラル | 光ディスク記録再生装置 |
| JP2731421B2 (ja) * | 1989-06-12 | 1998-03-25 | シャープ株式会社 | トラッキングエラー検出方法 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4356159A patent/JP2823762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06187650A (ja) | 1994-07-08 |
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