JPH08123554A - 流量弁の制御装置 - Google Patents

流量弁の制御装置

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JPH08123554A
JPH08123554A JP6258210A JP25821094A JPH08123554A JP H08123554 A JPH08123554 A JP H08123554A JP 6258210 A JP6258210 A JP 6258210A JP 25821094 A JP25821094 A JP 25821094A JP H08123554 A JPH08123554 A JP H08123554A
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Japan
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valve
opening
signal
open
closing
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JP6258210A
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Inventor
Yasuhiro Suzuki
康浩 鈴木
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の水回路と冷媒回路内の流体の流
量を制御する流量弁の、開弁時に起こる弁固着を防止す
る流量弁の制御装置を提供することを目的とする。 【構成】 弁開閉入力部110と、制御部1と、高電圧
弁駆動回路4と、低電圧弁駆動回路5と、モータ113
を備え、弁開閉入力部110からの入力を、制御部1で
判断し、開弁時は高電圧、閉弁時は低電圧にてモータ1
13を駆動するようにした構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の、水回路
と冷媒回路内の流体の流量を制御する流量弁の、制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、流量弁は弁本体の温度変化による
弁の歪みや、流体の中に含まれている不純物が、弁部分
に付着することによって起こる、弁固着が問題となって
おり、弁固着を防止する制御装置の確立が求められてい
る。
【0003】従来、この種の流量弁の制御装置は、図5
および図6に示すように、本体101内には、ドライバ
102と、弁103と、弁押え104と、弁押え104
のシャフトとドライバ102との接続にねじ部105
と、上部ストッパ106と、下部ストッパ107と、入
口部108と、出口部109が設けられ、弁の制御に
は、弁開閉入力部110と、制御部111と、弁駆動回
路部112と、正逆転可能なモータ113と、流量弁1
14を設け、制御部111には、開弁判断部115と、
開弁出力部116と、閉弁出力部117が設けられてい
る。
【0004】上記構成において、流量弁114開弁時に
は、弁開閉入力部110からの開弁入力を、制御部11
1内の開弁判断部115により判断し、開弁出力部11
6からの信号を、弁駆動回路部112で一定電圧の駆動
波形に変換して、要求開度にてモータ113を駆動す
る。そして、モータ113の動力は本体101内のドラ
イバ102に伝達され、ドライバ102が回転し、ねじ
部105の作用により、弁押え104が下方に移動す
る。この移動により、弁103と下部ストッパ107の
間に隙間が生じ、入口部108にある加圧された流体は
出口部109へ流れる。ドライバ102の回転により、
弁103と下部ストッパ107の間の隙間を制御して、
任意に流体の流量を変更していた。
【0005】また、流量弁114の閉弁時には、弁開閉
入力部110からの閉弁入力を、制御部111内の開弁
判断部115により判断し、閉弁出力部117からの信
号を、弁駆動回路112で一定電圧の駆動波形に変換し
て、要求開度にてモータ113を開弁方向と逆回転で駆
動する。そして、モータ113の動力は本体101内の
ドライバ102に伝達され、ドライバ102が回転し、
ねじ部105の作用により、弁押え104が上方に移動
する。この移動により、弁103と下部ストッパ107
の間の隙間が小さくなっていき、出口部109へ流れる
流体の流量は減少していく。また、弁103と下部スト
ッパ107の間の隙間が0になるまでドライバ102を
回転して、出口部109を通る流体の流量を0にしてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の流量
弁114では、弁を全閉にした状態で放置すると、弁本
体101と、弁押え104の材料の違いで、熱膨張率が
違うため、温度変化により弁103に歪みが生じ、ねじ
部105に大きな力がかかる。また、長時間流体を流す
と、流体の中に含まれている不純物が弁103の周囲に
付着する。このような状態で開弁するには、ドライバ1
02を大きなトルクで回転しなければならない。すなわ
ち、開弁時には、モータ113の駆動トルクを大きくし
なければ開弁できず、流体は冷暖房回路に流れないの
で、冷暖房できないという問題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、弁の
固着を防止することができ、確実な流量制御が可能とな
る流量弁の制御装置を提供することを第1の目的とす
る。
【0008】第2の目的は、大きなトルクで開弁するこ
とで、弁の固着を防止し、確実な流量制御を、より簡便
な構成で可能にすることにある。
【0009】第3の目的は、必要なときのみ大きなトル
クで開弁することで、弁の固着を防止し、確実な流量制
御を、迅速かつ高い制御性にて可能にすることにある。
【0010】第4の目的は、全閉時から一定時間経過後
に、弁の開閉動作を行うことにより、弁の歪みを押え、
且つ、不純物の付着による、弁の固着を防止し、確実な
流量制御を簡便な構成で可能にすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の流量弁制御装置
は上記第1の目的を達成するために、第1の手段は、空
気調和機の水回路または冷媒回路に設けられ、モータの
駆動により通路を開閉して流体の流量を調節する流量弁
と、この流量弁の弁開閉の信号が入力される弁開閉の入
力部と、この弁開閉の入力部からの信号をもとに開弁か
閉弁かを判断して信号を出力する制御部と、この制御部
からの信号を入力して前記モータを駆動する高電圧弁駆
動回路および低電圧弁駆動回路とを備え、前記制御部を
弁開放時には前記高電圧弁駆動回路に、弁閉鎖時には前
記低電圧弁駆動回路に出力する構成とする。
【0012】また、第2の目的を達成するために第2の
手段は、第1の手段の高電圧弁駆動回路および低電圧弁
駆動回路に変え、モータを駆動する弁駆動回路を設け、
この弁駆動回路に開弁時は低速の信号を、閉弁時は高速
の信号を出力する制御部を設けた構成とする。
【0013】また、第3の目的を達成するために第3の
手段は、流量弁の現在の弁の開度状態を判断する判断部
を設け、弁が全閉の近傍にあるときにおいては、開放時
は低速運転の信号を出力し、閉鎖時は高速運転の信号を
出力し、全閉の近傍以外にあるときにおいては一定速度
でモータを駆動するように弁駆動回路に信号を出力する
制御部を設けた構成とする。
【0014】また、第4の目的を達成するために第4の
手段は、タイマーを設け、全閉時から一定時間経過後に
弁を開閉するように弁駆動回路に信号を出力する制御部
を設けた構成とする。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、弁
開閉入力部からの入力を、制御部で判断し、開弁時は高
電圧、閉弁時は低電圧にてモータを駆動するので、閉弁
時は小さなトルク、開弁時は大きなトルクで開弁するこ
とが可能となり、開弁トルク不足による弁の固着を防止
することができる。
【0016】また、第2の手段の構成により、弁開閉入
力部からの入力を、制御部で判断し、開弁時は低速、閉
弁時は高速にてモータを駆動し、モータの低速では大き
なトルク、高速では小さなトルクが発生する特性を利用
して、閉弁時は小さなトルク、開弁時は大きなトルクで
開弁することが可能となり、開弁トルク不足による弁の
固着をより簡便な方法で防止することができる。
【0017】また、第3の手段の構成により、開弁時
と、閉弁時の全閉の近傍のみ異なる速度にて流量弁を駆
動するように制御部で判断し、開弁時は低速、閉弁時は
高速、全閉の近傍以外の開度は一定速度にてモータを駆
動する。閉弁時は小さなトルク、開弁時は大きなトルク
で開弁することが可能となり、さらに、使用頻度の高い
領域では一定速度で弁を開閉することができるので、流
量弁の制御性が高くなり、且つ、開弁トルク不足による
弁の固着を防止することができる。
【0018】また、第4の手段の構成により、全閉時か
らの経過時間を制御部で認識し、一定時間経過後に、弁
の開閉動作を行う。弁を開閉することにより、弁の歪み
を押えることができ、かつ、不純物の付着による、弁の
固着を防止することが簡便な構成で実現することができ
る。
【0019】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について、図1
を参照しながら説明する。
【0020】なお、従来例と同一部分には同一番号をつ
けて詳細な説明は省略する。図に示すように、制御部1
には開弁判断部115により開弁か閉弁かを判断され、
開弁すると判断された場合に高電圧で開弁する信号を出
力する高電圧開弁出力部2および、閉弁すると判断され
た場合に低電圧で閉弁する信号を出力する低電圧閉弁出
力部3を設ける。
【0021】そして、制御部1に設けた高電圧開弁出力
部2からの信号を高電圧の駆動波形に変換してモータ1
13を駆動する高電圧弁駆動回路4および低電圧閉弁出
力部3からの信号を低電圧の駆動波形に変換してモータ
113を駆動する低電圧弁駆動回路5を設ける。
【0022】上記構成により、流量弁114開弁時に
は、弁開閉入力部110からの開弁入力を、制御部1内
の開弁判断部115により判断し、高電圧開弁出力部2
からの信号を、高電圧弁駆動回路4で高電圧の駆動波形
に変換して、要求開度にてモータ113を駆動して流量
弁114を開弁する。
【0023】また、流量弁114閉弁時には、弁開閉入
力部110からの閉弁入力を、制御部1内の開弁判断部
115により判断し、低電圧閉弁出力部3からの信号
を、低電圧弁駆動回路5で低電圧の駆動波形に変換し
て、要求開度にてモータ113を開弁方向と逆回転で駆
動して流量弁114を閉弁する。
【0024】このように本発明の第1実施例の流量弁の
制御装置によれば、弁開閉入力部110からの入力を、
制御部1で判断し、開弁時は高電圧、閉弁時は低電圧に
てモータ113を駆動するので、閉弁時は小さなトル
ク、開弁時は大きなトルクで開弁することが可能とな
り、開弁トルク不足による弁の固着を防止することがで
きる。
【0025】(実施例2)以下、本発明の第2実施例に
ついて、図2を参照しながら説明する。
【0026】なお、第1実施例と同一部分については、
同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
【0027】図に示すように、制御部1Aには開弁判断
部115により開弁か閉弁かを判断され、開弁すると判
断された場合に低速で開弁する信号を出力する低速開弁
出力部6および、閉弁すると判断された場合に高速で閉
弁する信号を出力する高速閉弁出力部7を設ける。
【0028】そして、制御部1Aに設けた低速開弁出力
部6および高速閉弁出力部7からの信号を一定電圧の駆
動波形に変換してモータ113を駆動する弁駆動回路8
を設ける。
【0029】上記構成により、流量弁114開弁時に
は、弁開閉入力部110からの開弁入力を、制御部1A
内の開弁判断部115により判断し、低速開弁出力部6
からの信号を、弁駆動回路8で一定電圧の駆動波形に変
換して、要求開度にてモータ113を駆動して流量弁1
14を開弁する。
【0030】また、流量弁114閉弁時には、弁開閉入
力部110からの閉弁入力を、制御部1A内の開弁判断
部115により判断し、高速閉弁出力部7からの信号
を、弁駆動回路8で一定電圧の駆動波形に変換して、要
求開度にてモータ113を開弁方向と逆回転で駆動して
流量弁114を閉弁する。
【0031】このように本発明の第2実施例の流量弁の
制御装置によれば、弁開閉入力部110からの入力を、
制御部1Aで判断し、開弁時は低速、閉弁時は高速にて
モータ113を駆動し、モータ113の低速運転では大
きなトルク、高速運転では小さなトルクが発生する特性
を利用して、閉弁時は小さなトルク、開弁時は大きなト
ルクで開弁することが可能となり、開弁トルク不足によ
る弁の固着を、従来例に示す構成の制御部111の中の
開・閉弁出力部の変更、すなわち制御ソフトのみの変更
で防止することができる。
【0032】(実施例3)以下、本発明の第3実施例に
ついて、図3を参照しながら説明する。
【0033】なお、第1実施例と同一部分については、
同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
【0034】図に示すように、制御部1Bには開弁判断
部115により開弁か閉弁かを判断され、開弁すると判
断された場合においては、弁の現在開度を判断する現在
開度判断部9aおよび弁の開度が目標値以下の場合に一
定開度低速開弁出力信号を出力する低速で開弁する信号
を出力する一定開度低速開弁出力部10aを設け、一定
開度低速開弁出力部10aからの信号が弁駆動回路8に
入力するように設ける。
【0035】また、現在開度判断部9aで判断された弁
の開度が目標値以下の場合に一定速度の開弁出力信号を
出力する一定速度開弁出力部11を設け、一定速度開弁
出力部11からの信号が弁駆動回路8に入力するように
設ける。
【0036】そして、開弁判断部115により開弁か閉
弁かを判断され、閉弁すると判断された場合において
は、弁の現在開度を判断する現在開度判断部9bおよび
弁の開度が目標値以下の場合に一定開度一定速度で閉弁
する出力信号を出力する一定開度一定速度閉弁出力部1
0bを設け、一定開度一定速度閉弁出力部10bからの
信号を弁駆動回路8に入力するように設ける。
【0037】また、現在開度判断部9bで判断された弁
の開度が目標値以下の場合に高速の閉弁出力信号を出力
する高速閉弁出力部12を設け、高速閉弁出力部12か
らの信号を弁駆動回路8に入力するように設ける。
【0038】上記構成により、流量弁114開弁時に
は、弁開閉入力部110からの開弁入力を、制御部1B
内の開弁判断部115により判断し、現在開度判断部9
aにより現在開度を判断し、現在開度が全閉近傍の目標
値以下ならば、一定開度低速開弁出力部10aからの信
号を、弁駆動回路8で一定電圧の駆動波形に変換して、
目標開度まで低速でモータ113を駆動し、目標開度を
越えたら、一定速度開弁出力部11により一定速度でモ
ータ113を駆動して流量弁114を開弁する。
【0039】一方、現在開度判断部9aにより、現在開
度が全閉近傍の目標値を越えると判断されると、一定速
度開弁出力部11からの信号を、弁駆動回路8で一定電
圧の駆動波形に変換して、一定速度にてモータ113を
駆動して流量弁114を開弁する。
【0040】また、流量弁114閉弁時には、弁開閉入
力部110からの閉弁入力を、制御部1B内の開弁判断
部115により判断し、現在開度判断部9bにより現在
開度を判断し、現在開度が全閉近傍の目標値以下なら
ば、高速閉弁出力部12からの信号を、弁駆動回路8で
一定電圧の駆動波形に変換して、高速にてモータ113
を開弁方向と逆回転で駆動して流量弁114を閉弁す
る。一方、現在開度判断部9bにより、現在開度が全閉
近傍の目標値を越えると判断されると、一定開度一定速
度閉弁出力部10bからの信号を、弁駆動回路8で一定
電圧の駆動波形に変換して、目標開度まで一定速度でモ
ータ113を、開弁方向と逆回転で駆動し、目標開度を
越えたら、高速閉弁出力部12により、高速でモータ1
13を開弁方向と逆回転で駆動して流量弁114を閉弁
する。
【0041】このように本発明の第3実施例の流量弁の
制御装置によれば、開弁時と、閉弁時の全閉の近傍の
み、開弁時は低速、閉弁時は高速でモータ113を駆動
し、全閉の近傍以外の開度は一定速度にてモータ113
を駆動するので、閉弁時は小さなトルク、開弁時は大き
なトルクで開弁することが可能となり、さらに、使用頻
度の高い領域では、一定速度で弁を開閉することができ
るので、開弁でも閉弁でも、変位量が同じならば目標開
度に達する時間に差異はなく、流量弁114の制御性が
高くなり、かつ、開弁トルク不足による弁の固着を防止
することができる。
【0042】(実施例4)以下、本発明の第4実施例に
ついて、図4を参照しながら説明する。
【0043】なお、第1実施例と同一部分については、
同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
【0044】図に示すように、弁全閉入力部13からの
弁全閉信号が入力される制御部1Cには一定経過時間タ
イマー部14を設け、一定時間経過後に一定開度で開弁
する出力を送る一定開度開弁出力部15を設け、一定開
度開弁出力部15からの信号が弁駆動回路8に入力され
るように設けるとともに、一定開度後、一定開度で閉弁
する出力を送る一定開度閉弁出力部16を設け、一定開
度閉弁出力部16からの信号が弁駆動回路8に入力され
るように設ける。
【0045】上記構成により、弁全閉入力部13からの
弁全閉信号を受けて、制御部1Cに設けた一定経過時間
タイマー部14で、一定時間経過後に、一定開度開弁出
力部15からの信号を、弁駆動回路8で、一定電圧の駆
動波形に変換して、一定開度までモータ113を駆動
し、次に、一定開度閉弁出力部16からの信号を、弁駆
動回路8で、一定電圧の駆動波形に変換して、一定開度
までモータ113を開弁方向と逆回転で駆動して流量弁
114を開閉する。
【0046】流量弁114の開閉が完了すると、再び一
定経過時間タイマー部14が働き同じ動作を繰返す。一
定経過時間タイマー部14が働いているときに、他から
開弁の入力があった場合は、従来の制御に移行し、再び
全閉の入力があったときにはこの制御が働くこととな
る。
【0047】このように本発明の第4実施例の流量弁1
14によれば、全閉時から一定時間経過後に弁の開閉動
作を行うことにより、流量弁114の温度が、通過する
流体の温度により一定に保つことができるので、温度変
化による弁の歪みを小さくすることができ、かつ、長時
間放置による不純物の付着を押えることができるので、
弁の固着を防止することが簡便な構成で実現することが
できる。
【0048】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、弁開閉入力部からの入力を、制御部で判断
し、開弁時は高電圧、閉弁時は低電圧にて流量弁を開閉
するモータを駆動するように制御できるため、閉弁時は
小さなトルク、開弁時は大きなトルクで開弁することが
可能となり、開弁トルク不足による弁の固着を防止する
ことができる流量弁の制御装置を提供できる。
【0049】また、弁開閉入力部からの入力を、制御部
で判断し、開弁時は低速、閉弁時は高速にてモータを駆
動するように制御できるため、閉弁時は小さなトルク、
開弁時は大きなトルクで開弁することが可能となり、開
弁トルク不足による弁の固着をより簡便な方法で防止す
ることができる。
【0050】また、開弁時と、閉弁時の全閉の近傍のみ
異なる速度にてモータを駆動するように制御部で判断
し、開弁時は低速、閉弁時は高速、全閉の近傍以外の開
度は一定速度にてモータを駆動するように制御できるた
め、使用頻度の高い領域では一定速度で弁を開閉するこ
とができるので、流量弁の制御性が高くなり、かつ、開
弁トルク不足による弁の固着を防止することができる。
【0051】また、全閉時からの経過時間を制御部で認
識し、一定時間経過後に、弁の開閉動作を行うように制
御できるため、弁を開閉することにより、弁の歪みを押
えることができ、かつ、不純物の付着による弁の固着を
防止することが簡便な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の流量弁の制御装置の制御
回路を示すブロック図
【図2】同第2実施例の流量弁の制御装置の制御回路を
示すブロック図
【図3】同第3実施例の流量弁の制御装置の制御回路を
示すブロック図
【図4】同第4実施例の流量弁の制御装置の制御回路を
示すブロック図
【図5】従来の流量弁の構造を示す断面図
【図6】同流量弁の制御回路を示すブロック図
【符号の説明】
1 制御部 1A 制御部 1B 制御部 1C 制御部 2 高電圧開弁出力部 3 低電圧閉弁出力部 4 高電圧弁駆動回路 5 低電圧弁駆動回路 6 低速開弁出力部 7 高速閉弁出力部 8 弁駆動回路 9a 現在開度判断部 9b 現在開度判断部 10a 一定開度低速開弁出力部 10b 一定開度一定速度閉弁出力部 11 一定速度開弁出力部 12 高速閉弁出力部 13 弁全閉入力部 14 一定経過時間タイマー部 15 一定開度開弁出力部 16 一定開度閉弁出力部 110 弁開閉入力部 113 モータ 114 流量弁 115 開弁判断部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の、水回路または冷媒回路内
    に設けられ、モータの駆動により通路を開閉して、流体
    の流量を調節する流量弁と、この流量弁の弁開閉の信号
    が入力される弁開閉の入力部と、この弁開閉の入力部か
    らの信号をもとに開弁か閉弁かを判断して信号を出力す
    る制御部と、この制御部からの信号を入力して前記モー
    タを駆動する高電圧弁駆動回路および低電圧弁駆動回路
    とを備え、前記制御部を弁開放時には前記高電圧弁駆動
    回路に、弁閉鎖時には前記低電圧弁駆動回路に出力する
    構成とした流量弁の制御装置。
  2. 【請求項2】 モータを駆動する弁駆動回路と、この弁
    駆動回路に開弁時は低速の信号を、閉弁時は高速の信号
    を出力する制御部を設けた請求項1記載の流量弁の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 流量弁の現在の弁の開度状態を判断する
    判断部を設け、弁が全閉の近傍にあるときにおいては、
    開放時は低速運転の信号を出力し、閉鎖時は高速運転の
    信号を出力し、全閉の近傍以外にあるときにおいては一
    定速度でモータを駆動するように弁駆動回路に信号を出
    力する制御部を設けた請求項1記載の流量弁の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 タイマーを設け、全閉時から一定時間経
    過後に弁を開閉するように弁駆動回路に信号を出力する
    制御部を設けた請求項1記載の流量弁の制御装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10132123A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁制御方法
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