JP2000291816A - 流体制御弁の制御装置 - Google Patents

流体制御弁の制御装置

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JP2000291816A
JP2000291816A JP11096322A JP9632299A JP2000291816A JP 2000291816 A JP2000291816 A JP 2000291816A JP 11096322 A JP11096322 A JP 11096322A JP 9632299 A JP9632299 A JP 9632299A JP 2000291816 A JP2000291816 A JP 2000291816A
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茂 岩永
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Masaki Yamaguchi
正樹 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁の開閉動作が確実に行われるようにする。 【解決手段】 弁部11の弁体の変位によって作用する
異なった弁体の動作に必要な駆動力に対し、弁体の開閉
動作に適したステッピングモータ12の出力で、弁体2
3を開閉動作することにより、確実な動作と低消費電力
化を実現することが出来るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流路中を流れるガ
ス流体の流れを開閉制御する流体遮断弁の制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の制御装置としては、特開平
5−71656号公報に示すようなものがあった。以
下、その構成について図面を参照して説明する。図10
において、1はステッピングモータ、2は回転数等の検
出器、3は比較器、4はマイクロコンピュータ、5は駆
動部、6は電源である。この構成において、開弁時(又
は閉弁時)弁体(図示せず)に加わる逆方向の流体圧力
が大きいのでマイクロコンピュータ4からの信号で駆動
部5を働かせてステッピングモータ1のモータ推力を得
るため減速ドライブ(広いパルス幅を印加)にし、一定
時間後には加速ドライブ(狭いパルス幅を印加)に切換
えていた。また、閉弁時(又は開弁時)には定速ドライ
ブ(等パルス幅を印加)を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
制御装置は、弁を開閉する時に減速ドライブから加速ド
ライブに切替えたり、定速ドライブで駆動しているが、
弁を開閉する際には、弁を開閉する力は、弁の移動位置
によって異なっている。従ってこの様なドライブでは、
弁の位置により最適な駆動ドライブ制御とは言い難く、
消費電力の点から見ても低消費電力の面で課題を有して
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、流路
と、流路を開閉する弁体と、弁体を開閉駆動する駆動手
段と、駆動手段へ駆動信号を出力する駆動回路部と、弁
体に作用する弁体駆動力の大きさによって駆動回路部か
らの信号を制御する駆動制御手段とを備えたものであ
る。本発明によれば弁体の変位によって作用する異なっ
た弁体駆動力に対して、最適な力で駆動手段を駆動し、
弁体を開閉動作することにより、確実な動作と低消費電
力化を実現することが出来るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
流路と、流路を開閉する弁体と、弁体を開閉駆動する駆
動手段と、駆動手段へ駆動信号を出力する駆動回路部
と、弁体に作用する弁体駆動力の大きさによって駆動回
路部からの信号を制御する駆動制御手段とを備えたもの
である。そして弁体の変位によって作用する異なった弁
体駆動力に対して、最適な出力で弁体を開閉動作するこ
とにより、確実な動作と低消費電力化を実現することが
出来るものである。
【0006】また請求項2記載の発明は、流路と、流路
を開閉する弁体と、弁体に係止され弁体の直動を回転に
変換する変換手段と、変換手段に接続された駆動手段
と、弁体が当接する弁座と、変換手段と弁体との間に設
けられ、弁体が弁座に当接した後、変換手段が弁体を更
に閉じる方向に移動した時、弁体を弁座に付勢するよう
に作用する付勢手段と、駆動手段へ駆動信号を出力する
駆動回路部と、弁体に作用する弁体駆動力の大きさによ
って駆動回路部からの信号を制御する駆動制御手段と、
流路を流れる被検出流体を計測する流量検出手段と、流
量検出手段の信号を演算処理する演算処理部とを備えた
ものである。そして弁体が弁座に当接した後、変換手段
が弁体を更に閉じる方向に移動した時、弁体を弁座に付
勢するように作用する付勢手段を設けることにより、弁
閉時の閉止性能が優れる。また弁開時に弁体と弁座が離
脱すると付勢手段の付勢力は、弁体の開成力に影響しな
くなる。それとともに、弁体の変位によって作用する異
なった弁体駆動力に対して、最適な出力で弁体を開閉動
作することにより、確実な動作と低消費電力化を実現す
ることが出来るものであるとしたものである。
【0007】また、請求項3記載の発明は、駆動手段を
ステッピングモータで構成したものである。そして、弁
体の変位によって作用する異なった弁体駆動力に対し
て、最適な出力で弁体を開閉動作することを、容易に実
施することができるものである。
【0008】また、請求項4記載の発明は、弁閉動作時
の駆動手段の出力は、起動時出力に比べ弁体の開成動作
時出力を小さくし、弁体が弁座に当接した後には前記閉
成動作時出力に比べ大きい出力となるように3段階で駆
動したものである。そして弁体が弁座に当接するまでは
駆動手段の出力は、起動時出力に比べ小さくし、低消費
電力化を図ると共に、弁体が弁座に当接した後には弁体
の閉止性能を高めるものである。
【0009】また、請求項5記載の発明は、弁体が弁座
に当接した後には、駆動手段の出力は、弁体が弁座に当
接した後、変換手段が弁体を更に閉じる方向に移動した
時、付勢手段が弁体を弁座に付勢可能となる出力とした
ものである。そして弁閉状態において付勢手段により弁
体を確実に付勢することにより、弁体の閉止性能をさら
に確実にするものである。
【0010】また、請求項6記載の発明は、弁開動作時
の駆動手段の出力は、起動時出力に比べ弁体の開成動作
時出力を大きくし、弁体が弁座から離脱した後には前記
開成動作時出力に比べ小さい出力となるように3段階で
駆動したものである。そして弁体の開成時に流体の圧力
が作用して駆動手段の大きな出力を必要とする場合にお
いては出力を大きくし、弁体が弁座から離脱した後には
出力を小さくすることにより低消費電力化を図るもので
ある。
【0011】また、請求項7記載の発明は、弁体が弁座
から離脱した後には、駆動手段の出力は、起動時出力に
比べ小さい出力としたものである。そして更なる低消費
電力化が図れるものである。
【0012】また、請求項8記載の発明は、駆動手段を
駆動する周波数を変化して、駆動手段出力を制御したも
のである。そして駆動周波数を変化させることにより容
易に駆動手段の出力を可変できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明の実施例1の制
御装置のガス流路との関連を示したブロック構成図であ
る。また図2は同装置の主要電気回路を示したブロック
構成図である。また図3は同ガス流路の弁部の弁開時の
断面図,図4は同ガス流路の弁部の弁閉時の断面図であ
る。図5は同ガス流路の弁部の完全弁閉時の断面図であ
る。図6は弁閉動作時の時間と出力トルクを示す特性図
である。図7は弁開時の時間と出力トルクを示す特性図
である。図8は弁閉動作時の時間と周波数を示す特性図
である。図9は弁開時の時間と周波数を示す特性図であ
る。
【0015】図1、図2において、7はガス流路のハウ
ジングであり、ハウジング7の内部には、入口8と出口
9を連通する流路10が構成されている。流路10には
流路10を開閉する弁部11と、弁部11を駆動する駆
動手段であるステッピングモータ12と、演算処理部1
3と、演算処理部13からの信号を入力してステッピン
グモータ12へ駆動回路部14からの出力を制御する駆
動制御手段15と、電池電源部16とで構成されてい
る。17は流量検出手段、18は圧力センサ、19は感
震器を示す。
【0016】図3、図4において、入口継手20、出口
継手21を有する弁部11は流路22と、この流路22
を開閉する弁体23と、弁体23に係止され弁体23の
直動を回転に変換する変換手段であるナット24と、ナ
ット24に接続された駆動手段であるステッピングモー
タ12と、弁体23が当接する弁座25と、ナット24
と弁体23の間に設けられた付勢手段であるスプリング
26とで構成されている。
【0017】27はロータ、28はステータ、29は気
密隔壁であり、この機密隔壁29はロータ27とステー
タ28の間に設けられており、流路22内を流れる流体
の外部への漏洩を防止している。ロータ27は軸受3
0、31により支持されている。32はロータ27と一
体となりナット24に勘合するネジ33を有する出力軸
である。34はロータ27が回転した際にナット24の
回転を防止する回転防止ピンである。ナット24の先端
35と弁体23の先端36はスプリング26が圧縮され
た状態で係止されており、ナット24と弁体23はスプ
リング26を圧縮する方向に摺動自在に構成されてい
る。37は弁体23に設けられた弁ゴム、38、39は
Oリングである。
【0018】図5において、40はナット24の先端3
5と弁体23の先端36の間に構成された隙間である。
他は図3、図4と同様であり説明は省略する。
【0019】図6において、41は弁閉動作時のステッ
ピングモータ12の起動時出力をしめすトルク、42は
弁体23の閉成動作時出力をしめすトルク。43は弁体
23が弁座25に当接した後のトルクである。
【0020】図7において、44は弁開動作時における
ステッピングモータ12の起動時出力をしめすトルク。
45は弁体23を弁座25から離脱させる開成動作時出
力をしめすトルク。46は弁体23が弁座25から離脱
した後のトルクである。
【0021】図8において、47は弁閉動作時における
ステッピングモータ12の起動時の周波数、48は弁体
23の閉成動作時の周波数。49は弁体23が弁座25
に当接した後の周波数である。
【0022】図9において、50は弁開動作時における
ステッピングモータ12の起動時の周波数。51は弁体
23を弁座25から離脱させる開成動作時の周波数。5
3は弁体23が弁座25から離脱した後の周波数であ
る。
【0023】次に以上の構成における動作、作用につい
て図1から図9により説明する。先ず弁部11の弁閉動
作について説明すると、図3のように通常、ガス流路1
0に設けられた弁部11の弁体23は開成状態にある。
この状態で流路10をガスが流れ各種器具(図示せず)
が使用される。ガス流量は流量検出手段17により検出
され、演算処理部13にあらかじめ登録された流量デー
タと比較され、その結果によっては駆動手段であるステ
ッピングモータ12を作動し、弁体23を閉止状態にす
る。登録された流量データとは、例えば家庭のガスメー
タで規定されている最大通過量のデータ(この値を超え
る時はガス栓の開放などが考えられる)、一定流量で経
過時間がその流量で規定さた時間を超えた時のデータ
(器具の消し忘れが考えられる)がある。流量検出手段
17としては、超音波式、ゴム膜式の何れであっても良
い。
【0024】比較の結果、例えば最大通過量データを超
えた場合には、演算処理部13が判断し、遮断信号によ
り駆動制御手段15、駆動回路部14を介してステッピ
ングモータ12を駆動し、弁体23を閉成しガスの流れ
を遮断しガスの流出を防止する。弁閉動作時にはステッ
ピングモータ12は、図8に示す周波数で駆動され、そ
の時のステッピングモータ12のトルクは図6のように
なる。この弁閉動作を詳しく説明する。弁閉動作時には
駆動回路部14から起動周波数47が入力されステッピ
ングモータ12が起動する。即ちロータ27が一方向に
回転するとネジ33を有する出力軸32が回転し、ネジ
33に勘合され回転防止ピン34により回転防止された
ナット24は弁閉方向に移動する。
【0025】またナット24の先端35と弁体23の先
端36はスプリング26が圧縮された状態で係止されて
いるため、弁体23も同様に弁閉方向に移動する。ステ
ッピングモータ12は、起動した後は、速い周波数で駆
動可能であり、閉成動作時には、弁体23への流路22
を流れるガスの圧力の影響をあまり受けないため、起動
周波数47より速い閉成動作時の周波数48で駆動さ
れ、弁体23は図4の状態まで移動し弁閉時の状態とな
る。この閉成動作時の出力は図6に示すように起動時出
力に比べ小さいトルクとなる。そして弁体23が弁座2
5に当接した後には閉成動作時周波数に比べ遅い周波数
49で駆動され、弁体23は図5の状態まで移動し完全
弁閉の状態となる。この弁体23が弁座25に当接した
後の出力は閉成動作時トルクに比べ大きいトルクで駆動
される。この時には流路22のガスの圧力が、弁体23
を弁座25に付勢する方向に作用するため、弁体23の
閉止性能が良い。
【0026】また、弁体23が弁座25に当接した後の
周波数49を、弁体23が弁座25に当接した後、図5
に示すように、隙間40ができるまでナット24が、ス
プリング26を圧縮して、弁体23が弁座25を付勢す
る状態となる遅い周波数で駆動することにより、弁体2
3を確実に付勢でき弁体23の閉止性能をさらに確実に
するものである。この時の出力は、付勢手段であるスプ
リング26を圧縮できる大きいトルクである。この様に
して、弁閉動作時には、起動時の出力、閉成動作時のト
ルク、閉成動作時のトルクより大きいトルク、或いは、
起動時の出力、閉成動作時のトルク、付勢手段であるス
プリング26を圧縮できる大きいトルクの3段階のトル
クで駆動することにより、最大通過量データを超えた場
合には、ガスの流れを遮断しガスの流出を防止すること
により安全を確保する。
【0027】ガスの流れを遮断した後、ガス回路の安全
が確認されると弁体23は弁開される。次に弁開動作時
について説明する。開成信号により駆動制御手段15、
駆動回路部14を介してステッピングモータ12を駆動
し、弁体23を開成しガスが流れる状態とする。ステッ
ピングモータ12は、図9に示す周波数で駆動され、そ
の時のステッピングモータ12のトルクは図7のように
なる。この弁開動作を詳しく説明する。弁開動作時には
駆動回路部14から起動周波数50が入力されステッピ
ングモータ12が起動する。
【0028】即ち図5において、起動周波数50が入力
されロータ27が弁閉動作時と反対方向に回転するとネ
ジ33を有する出力軸32が回転し、ネジ33に勘合さ
れ回転防止ピン34により回転防止されたナット24は
弁開方向に移動する。この時ナット24の先端35と弁
体23の先端36はスプリング26が圧縮された状態で
隙間40が形成されており、この隙間40が密着する図
4の状態まで起動周波数50で駆動される。この起動時
にはスプリング26が圧縮された状態であるため、スプ
リング26はナット24を図5において上方向に押して
いるため、ネジ33の溝は傾き角度を有しているため出
力軸32を介してロータ27を回転する方向に力が作用
する。
【0029】従ってロータ27は起動しやすくなる。図
4まで弁体23が移動すると、ナット24の先端35と
弁体23の先端36は当接するため、スプリング26は
弁体23を弁座25に付勢する力として作用しない状態
となる。従って図4から図3への弁開成動作時には、流
路22を流れるガスの圧力は、弁体23を付勢する付勢
力として作用しているので、ガスが弁体23を付勢する
力に打ち勝って弁開することになる。この時には起動周
波数50より遅い開成動作時の周波数51で駆動され、
弁体23に設けられた弁ゴム37は、弁座25から離脱
するまで動作される。この開成動作時の出力は起動時出
力に比べ大きいトルクとなる。そして弁体23が弁座2
5から離脱した後には開成動作時の周波数に比べ速い周
波数52で駆動され、弁体23は図3の状態まで移動し
弁開の状態となる。この弁体23が弁座25から離脱し
た後の出力は開成動作時トルクに比べ小さいトルクで駆
動される。この時は弁体23には流路22を流れるガス
の流体圧は作用しないので小さいトルクで駆動可能であ
る。
【0030】また、弁体23が弁座25から離脱した後
の周波数52を、起動時周波数に比べ速い周波数で駆動
することにより、駆動時間が短縮され低消費電力化が図
れる。この時の出力は起動出力時に比べて小さいトルク
となる。
【0031】この様にして、弁開動作時には、起動時の
トルク、開成動作時は起動時に比べて大きいトルク、開
成後は開成動作時のトルクより小さいトルク、或いは、
起動時のトルク、開成動作時は起動時に比べて大きいト
ルク、開成後は起動時に比べて小さいトルクの3段階の
トルクで駆動される。
【0032】これらのトルクは、弁体23に作用する力
に対して、最適なトルクに設定されている。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
流体制御弁の制御装置によれば次の効果が得られる。
【0034】請求項1記載の発明は、流路と、流路を開
閉する弁体と、弁体を開閉駆動する駆動手段と、駆動手
段へ駆動信号を出力する駆動回路部と、弁体に作用する
弁体駆動力の大きさによって駆動回路部からの信号を制
御する駆動制御手段とを構成することにより、弁体の変
位によって作用する異なった弁体駆動力に対して、最適
な力で弁体を開閉動作することができ、確実な動作と低
消費電力化を実現することが出来る。
【0035】また請求項2記載の発明によれば、流路
と、流路を開閉する弁体と、弁体に係止され弁体の直動
を回転に変換する変換手段と、変換手段に接続された駆
動手段と、弁体が当接する弁座と、変換手段と弁体との
間に設けられ、弁体が弁座に当接した後、変換手段が弁
体を更に閉じる方向に移動した時、弁体を弁座に付勢す
るように作用する付勢手段と、駆動手段へ駆動信号を出
力する駆動回路部と、弁体に作用する弁体駆動力の大き
さによって駆動回路部からの信号を制御する駆動制御手
段と、流路を流れる被検出流体を計測する流量検出手段
と、流量検出手段の信号を演算処理する演算処理部とを
構成することにより、弁体の変位によって最適な弁開閉
出力に設定することが出来、確実な開閉動作と低消費電
力化を図れる。また弁閉成時にスプリングにより弁体を
付勢することが出来、閉止性能が向上する。また弁開動
作時に弁体が弁座から離脱する際にはスプリングの付勢
力が無視でき、弁体に作用する圧力による付勢力にのみ
打ち勝つ力で弁開すればよく、ステッピングモータの出
力が小さくて良い。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、駆動
手段をステッピングモータで構成したことにより弁体の
変位によって作用する異なった弁体駆動力に対して、容
易に駆動力制御が可能とすることが出来る。
【0037】また、請求項4記載の発明によれば、弁閉
動作時の駆動手段の出力は、起動時出力に比べ弁体の閉
成動作時出力を小さくし、弁体が弁座に当接した後には
閉成動作時出力に比べ大きい出力とすることにより、弁
体が弁座に当接するまでは駆動手段の出力を小さくし、
低消費電力化を図ると共に、弁体が弁座に当接した後に
は弁体の閉止性能を高めることが出来る。
【0038】また、請求項5記載の発明によれば、弁体
が弁座に当接した後の駆動手段の出力は、弁体が弁座に
当接した後、変換手段が弁体を更に閉じる方向に移動し
た時、付勢手段が弁体を弁座に付勢可能な出力とするこ
とにより、弁閉状態において付勢手段により弁体を確実
に付勢することができ、弁体の閉止性能をさらに確実な
ものにできる。
【0039】また、請求項6記載の発明によれば、弁開
動作時の駆動手段の出力は、起動時出力に比べ弁体の開
成動作時出力を大きくし、弁体が弁座から離脱した後に
は前記開成動作時出力に比べ小さい出力とする。即ち、
弁体の開成時には流体の圧力による駆動手段が必要とす
る出力を得ることにより、弁開動作を確実に行うと共
に、弁体が弁座から離脱した後には出力を小さくするこ
とになり、低消費電力化を図ることができる。
【0040】また、請求項7記載の発明によれば、弁体
が弁座から離脱した後には、駆動手段の出力は、起動時
出力に弁体が弁座から離脱した後には、駆動手段の出力
は、起動時出力に比べ小さい出力としたものであり、更
なる低消費電力化が図れる。
【0041】また、請求項8記載の発明によれば、駆動
手段を駆動する周波数を変化して、駆動手段出力を制御
することにより、容易に駆動手段の出力が可変でき、実
現性の高い制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の流体制御弁の制御装置のブ
ロック構成図
【図2】同装置の電気系統を示すブロック構成図
【図3】同装置に設けた弁部が弁開時の断面図
【図4】同装置に設けた弁部が弁閉時の断面図
【図5】同装置に設けた弁部が完全弁閉時の断面図
【図6】同装置に設けた弁部が弁閉動作時の出力トルク
特性図
【図7】同装置に設けた弁部が弁開動作時の出力トルク
特性図
【図8】同装置に設けた弁部が弁閉動作時の周波数特性
【図9】同装置に設けた弁部が弁開動作時の周波数特性
【図10】従来の流体制御弁の制御装置のブロック構成
【符号の説明】
10 流路 11 弁部 12 ステッピングモータ(駆動手段) 13 演算処理部 14 駆動回路部 15 駆動制御手段 17 流量検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 行夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 正樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 新村 紀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3H062 AA12 BB04 BB28 CC02 CC15 DD01 FF41 HH02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流路と、前記流路を開閉する弁体と、前記
    弁体を開閉駆動する駆動手段と、前記駆動手段へ駆動信
    号を出力する駆動回路部と、前記弁体に作用する弁体駆
    動力の大きさによって前記駆動回路部からの信号を制御
    する駆動制御手段とを備えた流体制御弁の制御装置。
  2. 【請求項2】流路と、前記流路を開閉する弁体と、前記
    弁体に係止され前記弁体の直動を回転に変換する変換手
    段と、前記変換手段に接続された駆動手段と、前記弁体
    が当接する弁座と、前記変換手段と前記弁体との間に設
    けられ、前記弁体が前記弁座に当接した後、前記変換手
    段が前記弁体を更に閉じる方向に移動した時、前記弁体
    を前記弁座に付勢するように作用する付勢手段と、前記
    駆動手段へ駆動信号を出力する駆動回路部と、前記弁体
    に作用する弁体駆動力の大きさによって前記駆動回路部
    からの信号を制御する駆動制御手段と、前記流路を流れ
    る被検出流体を計測する流量検出手段と、前記流量検出
    手段の信号を演算処理する演算処理部とを備えた流体制
    御弁の制御装置。
  3. 【請求項3】駆動手段をステッピングモータで構成した
    請求項1又は2記載の流体制御弁の制御装置。
  4. 【請求項4】弁閉動作時の駆動手段の出力は、起動時出
    力に比べ弁体の閉成動作時出力を小さくし、弁体が弁座
    に当接した後には前記閉成動作時出力に比べ大きい出力
    とした請求項2又は3記載の流体制御弁の制御装置。
  5. 【請求項5】弁体が弁座に当接した後には、駆動手段の
    出力は、弁体が弁座に当接した後、変換手段が弁体を更
    に閉じる方向に移動した時、付勢手段が弁体を弁座に付
    勢可能な出力とした請求項2又は3記載の流体制御弁の
    制御装置。
  6. 【請求項6】弁開動作時の駆動手段の出力は、起動時出
    力に比べ弁体の開成動作時出力を大きくし、弁体が弁座
    から離脱した後には前記開成動作時出力に比べ小さい出
    力とした請求項2又は3記載の流体制御弁の制御装置。
  7. 【請求項7】弁体が弁座から離脱した後には、駆動手段
    の出力は、起動時出力に比べ小さい出力とした請求項2
    又は3記載の流体制御弁の制御装置。
  8. 【請求項8】駆動手段を駆動する周波数を変化して、駆
    動手段出力を制御した請求項1〜7のいずれか1項記載
    の流体制御弁の制御装置。
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