JP3804123B2 - 流体制御弁制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流路中を流れる流体の流れを開閉制御する制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の制御方法としては、特開平5−71656号公報に示すようなものがあった。
【0003】
以下、その構成について図面を参照にしながら説明する。図21は従来の弁制御方法のブロック図である。1はステッピングモータ、2は回転数等の検出器、3は比較器、4はマイクロコンピュータ、5は駆動部、6は電源である。制御方法は、開弁時(又は閉弁時)弁体(図示せず)に加わる逆方向の流体圧力が大きいので、マイクロコンピュータ4からの信号で駆動部5を働かせてステッピングモータ1をモータ推力を得るため減速ドライブ(広いパルス幅を印加)して、一定時間後には加速ドライブ(狭いパルス幅を印加)に切換えていた。また、閉弁時(又は開弁時)には定速ドライブ(等パルス幅を印加)を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の制御方法はパルスを変化させる制御のためステッピングモータを対象とした制御方法に限定されるという課題を有していた。また上下移動して流路を開閉する弁の閉成動作においては減速ドライブの後、一定時間後には加速ドライブするために弁の閉止力が十分得られないという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明の流体制御弁制御装置は、流体が流れる流路の途中に形成した弁座と、この流体流動方向上流側からこの弁座を開閉する弁部と、前記弁座に対する弁部の開閉状態を検出する弁開閉検出手段と、前記弁部を開閉駆動するモータと、前記モータへ駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路からの出力電圧を可変する電圧制御手段と、電池電源部とを具備し、
(1)流体圧が逆方向に加わる前記弁部の開成動作時には、弁開閉検出手段を介して弁部が弁座を開いた位置に達したか否かを検出して、まだ閉位置にあるときには駆動回路からの出力電圧を大に、閉位置から開位置になると駆動回路からの出力電圧を小さく、
(2)流体圧が順方向に加わる前記弁部の閉成動作時には、弁開閉検出手段を介して弁部が弁座を閉じた位置に達したか否かを検出して、まだ開位置にあるときには駆動回路からの出力電圧を小に、開位置から閉位置になると駆動回路からの出力電圧を大きく
なるように設定したものである。
【0006】
従って、駆動手段の消費電力を小さくすることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
前記課題を解決するため本発明の流体制御弁制御装置は、流体が流れる流路の途中に形成した弁座と、この流体流動方向上流側からこの弁座を開閉する弁部と、前記弁座に対する弁部の開閉状態を検出する弁開閉検出手段と、前記弁部を開閉駆動するモータと、前記モータへ駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路からの出力電圧を可変する電圧制御手段と、電池電源部とを具備し、
(1)流体圧が逆方向に加わる前記弁部の開成動作時には、弁開閉検出手段を介して弁部が弁座を開いた位置に達したか否かを検出して、まだ閉位置にあるときには駆動回路からの出力電圧を大に、閉位置から開位置になると駆動回路からの出力電圧を小さく、
(2)流体圧が順方向に加わる前記弁部の閉成動作時には、弁開閉検出手段を介して弁部が弁座を閉じた位置に達したか否かを検出して、まだ開位置にあるときには駆動回路からの出力電圧を小に、開位置から閉位置になると駆動回路からの出力電圧を大きく
なるように設定したものである。
【0008】
また、流体が流れる流路の途中に形成した弁座と、この流体流動方向上流側からこの弁座を開閉する弁部と、前記弁座に対する弁部の開方向、および閉方向動作時間をそれぞれカウントするタイマ手段と、前記弁部を開閉駆動するモータと、前記モータへ駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路からの出力電圧を可変する電圧制御手段と、電池電源部とを具備し、
(1)流体圧が逆方向に加わる前記弁部の開成動作時には、タイマ手段を介して弁部が弁座を開いた位置に達したか否かを時間的に検出して、まだ閉位置にある計時状態では駆動回路からの出力電圧を大に、閉位置から開位置になる計時状態では駆動回路からの出力電圧を小さく、
(2)流体圧が順方向に加わる前記弁部の閉成動作時には、タイマ手段を介して弁部が弁座を閉じた位置に達したか否かを時間的に検出して、まだ開位置にある計時状態では駆動回路からの出力電圧を小に、開位置から閉位置になる計時状態では駆動回路からの出力電圧を大きく
なるように設定したものである。
【0009】
従って、駆動手段の消費電力を小さくすることが可能となり、電池を電源部とした流体制御弁制御装置として非常に合理的なものが得られる。
【0010】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、実施例1から4において同等の構成要素については同一符号を符し一部説明を省略する。
【0011】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のガス流路の構成図である。また図2は同ガス流路のブロック図である。また、図3,図4は同ガス流路の弁部の弁開時の断面図,図5は、同ガス流路の弁部の弁閉時の断面図である。同ガス流路弁部の図6は弁閉動作時の動作フローチャート、図7は同ガス流路の弁部の弁開動作時の動作フローチャートである。
【0012】
図1,図2において、7はガス流路のハウジングであり、ハウジング7の内部には、入口8と出口9を連通する流路10が構成されている。流路10には流路10を開閉する弁部11と、弁部11を駆動する駆動手段であるステッピングモータ12と、演算処理部13と、演算処理部13からの信号を入力して駆動手段のステッピングモータ12へ駆動信号を出力する駆動回路14と、駆動回路14からのパルス(以降パルスは省略)出力電圧を可変する電圧制御手段15と、電池電源部16とで構成されている。
【0013】
図3から図5において、入口継手17、出口継手18を有する弁部11の内部にはステッピングモータ12の回転を直動に変換する直動変換部19と、この直動変換部19に接続され上下に移動し、弁座20に当接して弁閉状態となる弁体21が設けられている。図6,図7において、ステップ1は弁の閉成を命令する弁閉成信号出力動作であり、例えば地震発生時に感震器(図示せず)からの信号を演算処理部13が受けて、この演算処理部13から出力される。ステップ2はある電圧Aで駆動手段であるステッピングモータ12を駆動する動作、ステップ3は弁部11の閉成状態を示す。
【0014】
ステップ4は弁の開成を命令する弁開成信号出力動作、ステップ5はある電圧Bで駆動手段であるステッピングモータ12を駆動する動作、ステップ6は弁部11の開成状態を示す。
【0015】
次に以上の構成における動作,作用について図1から図7により説明する。先ず弁部11の弁閉動作について説明すると、通常ガスの流路10に設けられた弁部11の弁体21は開成状態にある。この状態で流路10をガスが流れ各種器具が使用されている。今、地
震が発生すると感震器(図示せず)からの信号を演算処理部13が受けて、ステップ1で演算処理部13から弁部11の閉成を命令する信号が駆動回路14に出力される。
【0016】
ステップ2で駆動回路14はこの信号を入力しステッピングモータ12へ電圧Aを印加しステッピングモータ12を駆動する。ステッピングモータ12の回転が直動変換部19により直動に変換されて弁体21が移動し弁座20に当接することでステップ3の弁閉成状態となる。
【0017】
この時にはガスの流路10の弁部11で流路10が閉塞されるため器具側(図示せず)へはガスが流れない状態となる。次に弁開動作について説明すると、器具側で
異常がないと判断されると、ステップ4で弁の開成を命令する弁開成信号が演算処理部13から出力され、ステップ5で駆動回路14はこの信号を入力しステッピングモータ12へ電圧Bを印加し駆動する。
【0018】
ステッピングモータ12の回転が直動変換部19で直動に変換されて弁体21が移動し弁座20から離脱しステップ6の弁開成状態となる。即ち本実施例の図3から図5に示す様な弁部11においては開成動作時にはガスの流れる方向と弁体21の移動方向が逆になりガス圧を弁体21が弁開方向と逆に受けることにより、弁開に必要な力は大きくなるが、閉成動作時は入口継手17から出口継手18側に向かって流れるガスの流れと同方向に弁体21が移動するため、ガスの流れによる圧力を弁体21が弁閉方向に受けることにより、弁体21を閉成する力が作用し、弁体21の閉成に必要な力は小さくなり、開成動作時に比べ低電圧で駆動することができる。
【0019】
この低電圧とは電池電源部16の最大出力電圧(例えば3V)以下を示している。一般に弁の動作電圧設計値としては、電池電源部16の時間経過による出力電圧低下特性、温度特性、ガス圧力等を考慮し、電池電源部16の最大出力電圧が例えば3Vの場合、2V以下で弁が開成可能なように設計される。また、閉成時の動作電圧としては開成時の電圧以下で動作されるものである。
【0020】
本実施例は駆動電圧を変化させて制御するので、ステッピングモータ12の他直流モータでも適用することが可能である。
【0021】
また、以上のように弁開成動作と弁開成動作に要する力やエネルギーが異なるため、本実施例では各々に必要な力やエネルギーに応じて駆動電圧を変化させて対応するよう制御するもので、弁開成動作,弁閉成動作に要する駆動手段の消費電力を低減することが可能となり、電池電源部16の容量を小さくすることができる。
【0022】
(実施例2)
図8は本発明の実施例2のガス流路の構成図である。また図9は同ガス流路のブロック図である。図10は同ガス流路の弁部の弁開動作時の動作フローチャート、図11は同ガス流路の弁部の弁閉動作時の動作フローチャート、図12は同ガス流路の弁部の他の弁閉動作時の動作フローチャートである。
【0023】
実施例1とは異なる点は、図8から図12において時間をカウントするタイマ手段22を設けたことと、高電圧で駆動手段であるステッピングモータ12を駆動するステップ7、タイマ手段22で所定時間をカウントする動作ステップ8、低電圧で駆動手段であるステッピングモータ12を駆動する動作ステップ9、低電圧、且つ一定電圧で駆動手段であるステッピングモータ12を駆動する動作ステップ10の各動作プログラムを有していることである。
【0024】
次に以上の構成における動作、作用について説明する。図10に示す弁部11の開成動作について説明すると、ステップ4で弁の開成を命令する弁開成信号が演算処理部13から出力され、ステップ7で駆動回路14はこの信号を入力しステッピングモータ12へ高電圧を印加し駆動する。
【0025】
同時にステップ8でタイマ手段22が作動し所定時間(弁が開成するのに十分な時間)がカウントされ経過すると、ステップ9で低電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14はこの信号を入力し、ステッピングモータ12へ低電圧を印加し駆動する。ステッピングモータ12の回転は直動変換部19により弁体21が弁座20から離脱しステップ6の弁開成状態に至る。
【0026】
この動作においては弁部11を開成するとき弁体の移動方向と逆にガスの流れによるガス圧力が作用するので当初は高電圧の強い駆動力で開成駆動し、弁開に十分な時間が経過した後に弁体21が移動してガスの流れにより作用を受ける圧力の付勢力が十分小さくなった時、低電圧による駆動に切替えるよう制御することによって、弁開成に要する駆動手段の消費電力を低減することができる。
【0027】
次に図11に示す弁部11の閉成動作,作用について説明すると、ステップ1で演算処理部13から弁閉成信号が出力されるとステップ9で演算処理部13から低電圧による駆動信号が出力され、駆動回路14はこの信号を入力してステッピングモータ12へ低電圧を印加し駆動する。
【0028】
同時にステップ8でタイマ手段22により所定時間(弁が閉成するのに十分な時間)がカウントされ経過すると、ステップ7で高電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14はこの信号を入力してステッピングモータ12に高電圧を印加し、高電圧による強い駆動が行われ、直動変換部19により弁体21が弁座20に強い力で当接しステップ3の弁閉成状態に至る。
【0029】
この弁閉成動作において弁体21の移動方向とガス圧力の作用する方向が同方向であり弁閉動作の殆んどは低電圧による駆動を行い最終の段階のみ高電圧の強い駆動を行うことによって駆動手段の消費電力の低減を図るとともに弁体21を弁座20に対して強い力で閉成することにより弁部11のシール性能の向上を図ることができる。
【0030】
次に図12の示す弁部11の閉成動作,作用について説明すると、ステップ1で演算処理部13より弁閉成信号が出力されるとステップ10で低電圧、且つ一定電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され駆動回路14からステッピングモータ12へ低電圧、且つ一定電圧が印加される。
【0031】
同時にステップ8でタイマ手段22により所定の時間(弁が閉成するのに十分な時間)がカウントされ経過すると、ステップ7で高電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ高電圧が印加され高電圧による強い力での駆動が行われ直動変換部19によりすでに弁座20に当接している弁体21をさらに強く弁座20に付勢してステップ3の弁閉成に至る。
【0032】
この一定電圧が印加される場合の電池電源部16の構成としては、複数の電池電源が接続を切換えて使用される場合がある。この動作においては電池電源部16の通常の出力電圧に比べ低い一定電圧(例えば電池1本)が印加され一定時間が経過すると、前記一定電圧以上(例えば複数電池直列接続)の電圧が印加される。
【0033】
このような制御動作により安定した駆動特性を得ることができ、駆動手段の低動力が図
れ、また弁部のシール性能の向上が図れる。また、本実施例は駆動電圧を変化させて制御するのでステッピングモータ12の他直流モータにも適用することが可能である。
【0034】
(実施例3)
図13は本発明の実施例3のガス流路の構成図である。また図14は同ガス流路のブロック図である。図15は同ガス流路の弁部の弁開動作時の動作フローチャート、図16は同ガス流路の弁部の弁閉動時の動作フローチャート、図17は同ガス流路の弁部の他の弁閉動作時の動作フローチャートである。
【0035】
実施例1、2と異なる点は、図13から図17において弁部11の開閉を検出する圧力センサー等で構成される弁開閉検出手段23を設けたことである。また、弁部11の開成状態を検出する動作ステップ11、弁部11の閉成状態を検出する動作ステップ12が設けられていることである。
【0036】
次に以上の構成における動作、作用について説明する。図15に示す弁部の開成動作について説明すると、ステップ4で弁の開成を命令する弁開成信号が演算処理部13から出力され、ステップ7で高電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ高電圧が印加され、高電圧による駆動が行われ直動変換部19により弁体21が移動する。
【0037】
次にステップ11で弁部11の開成状態を検出する弁開成動作が行なわれ弁体21が開成していることが検出されると、ステップ9で低電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ低電圧が印加され低電圧による駆動をつづけ直動変換部19により弁体21が移動しステップ6の弁開成に至る。
【0038】
この動作においては弁部11を開成するとき当初は弁体21がガス圧力に対向して移動するため強い駆動を必要とするが、弁体21が僅かに開成すると、弁体21が受けるガスの流れによるガス圧力の作用が小さくなる。従って弁体21が僅かに開成したことを弁開閉手段23で検出し直ちに低電圧による駆動に切替えよう制御することにより、弁開成に要する駆動手段の消費電力を低減することができる。
【0039】
次に図16に示す弁部11の閉成動作、作用について説明すると、ステップ1で弁閉成信号が演算処理部13から出力され、ステップ9で低電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ低電圧が印加されステッピングモータ12が低電圧で駆動し、直動変換部21により弁体21が弁座20に向って移動する。
【0040】
次にステップ12で弁開閉検出手段23で弁部11の閉成状態弁開成を検出し、弁体21が閉成していることが検出されると、ステップ7で高電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ高電圧が印加されステッピングモータ12は高電圧の強い力で駆動し直動変換部19によりすでに弁座20に当接している弁座21をさらに弁座20に強く付勢した状態でステップ3の弁開成に至る。
【0041】
この作用により弁部11のシール性能を向上させることができる。また、弁開成動作に要する駆動手段の消費電力を低減することができる。
【0042】
次に図17に示す弁体11の弁閉動作、作用について説明すると、ステップ1で弁閉成信号が演算処理部13から出力され、ステップ10で低電圧、且つ一定電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ低電圧、且つ一定電圧が印加されステッピングモータ12が低電圧、且つ一定電圧で駆動し、直動
変換部19により弁体21に向って移動する。
【0043】
次にステップ12で弁開閉検出手段23により弁部11の閉成状態を検出する。弁体21が閉成していることが検出されると、ステップ7で高電圧による駆動信号が演算処理部13から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ高電圧が印加されステッピングモータ12は高電圧の強い力で駆動し直動変換部19によりすでに弁座20に当接している弁体21をさらに弁座20に強く付勢した状態で弁閉成、ステップ3に至る。
【0044】
この弁閉成動作において弁閉成動作当初から弁体21が弁座20に当接する間は電池電源部16の通常の出力電圧に比べ低い安定した一定電圧が印加され弁体21が弁座20に当接して弁部11が閉成していることが検出された後ステッピングモータ12を高電圧による強い力で駆動し弁体21を弁座20に強く付勢して閉成する。
【0045】
従って弁部11のシール性能を向上させるとともに、弁閉成動作に要する駆動手段の消費電力を低減することができる。本実施例は駆動電圧を変化させて制御しているのでステッピングモータ12の他直流モータにも適用することが可能である。
【0046】
(実施例4)
図18は本発明の実施例4のガス流路の構成図である。また、図19は同ガス流路のブロック図である。図20は同ガス流路の弁部の閉成動作時の動作フローチャートである。
【0047】
次に図20に示す弁部11の閉成動作、作用について説明すると、ステップ1で弁閉成信号が演算処理部13から出力されると、ステップ10で低電圧、且つ一定電圧による駆動信号が演算処理部から出力され、駆動回路14からステッピングモータ12へ低電圧、且つ一定電圧が印加され、ステッピングモータ12が低電圧、且つ一定電圧により駆動し、直動変換部19により弁体21が移動し弁座20に当接してステップ3で弁部11が閉成される。
【0048】
この弁開成動作においてはガスの流れによる圧力が弁体23の移動方向と同方向に働くので、強い力は不要であり弁体21を閉成するのに最低必要な消費電力で弁体21を移動し閉成動作することができる。
【0049】
また、本実施例は駆動電圧を変えて制御しているのでステッピングモータ以外の直流モータの制御にも適用できる。
【0050】
以上の説明から明かなように上記各実施例によれば、以下のような技術的意義を奏するものである。
【0051】
(1)弁部の開成動作時と閉成動作時の駆動手段の駆動電圧を異なる電圧となるように制御することにより、弁開および弁閉に各々必要な力で対応した電圧で駆動させることができるため、駆動手段に要する消費電力を小さくすることができる。その結果、電池電源の容量を小さくすることができる。また、電圧を変化させて制御するためにパルス駆動モータ以外に直流モータを制御することが可能となる。
【0052】
(2)弁部の開成動作時初期は駆動手段を高電圧で駆動し、所定時間経過した後にタイマ手段で低電圧による駆動に切替えるように制御することにより、弁開成動作に要する駆動手段の消費電力を低減することができる。その結果電池電源部の容量を小さくすることができる。
【0053】
(3)弁部の閉成動作時初期は駆動手段を低電圧で駆動し、所定時間経過した後にタイ
マ手段で駆動手段を高電圧による駆動に切替えるよう制御することにより、弁開成時から弁閉動作を行う間の駆動手段に要する消費電力が小さくなり、所定時間経過した弁閉成状態で高電圧による強い力で駆動することにより弁閉時の弁体の付勢力が大きくなり弁シール性能が向上する。
【0054】
(4)弁部の閉成動作時初期は低電圧、且つ一定電圧で駆動手段を駆動し、所定時間経過した後にタイマ手段で高電圧に切替えて駆動手段を駆動するよう制御することにより、安定した駆動特性を得ることが出来ると共に、駆動手段に要する消費電力が低減できる。また、弁閉時の弁シール性能が向上する。
【0055】
(5)弁体の開成動作時初期は駆動手段を高電圧で駆動し、弁開閉検出手段で弁開状態を検出し、弁体が僅かに開成し弁体に作用していた流体圧による逆方向の付勢力が小さくなった状態で低電圧で駆動することにより弁開成動作に要する手段の消費電力を低減することが出来る。
【0056】
(6)弁部の閉動作時初期は駆動手段を低電圧で駆動し、弁開閉検出手段で弁閉状態を検出し弁体が閉成したことを検出した後に駆動手段を高電圧による駆動に切替えるよう制御することにより、弁閉動作に要する消費電力を低減すると共に、弁閉成状態での弁体の付勢力が大きくなり弁シール性能を向上することができる。
【0057】
(7)請求項7記載の発明によれば、弁部の閉成動作時初期は低電圧、且つ一
定電圧で駆動手段を駆動し、弁開閉検出手段により弁閉状態を検出し弁が閉成したことを検出した後に駆動手段を高電圧による駆動に切替えるよう制御することにより、安定した低電力駆動を行うことができると共に、弁閉動作に要する消費電力を低減することが出来る。また弁閉成状態での弁体の付勢力が大きくなり弁シール性能を向上することができる。
【0058】
(8)弁部の閉成動作時は弁体の移動する方向にガスの流れによる圧力が作用するため大きな力を必要とせず、必要最小限の低電圧、且つ一定電圧で駆動手段を駆動することにより、駆動手段に要する消費電力を必要最小限とすることができる。
【0059】
なお、各実施例では駆動電圧を変化させて制御するのでステッピングモータ12(パルス駆動モータ)の他、直流モータの制御にも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、駆動手段に要する消費電力を小さくすることができ、その結果、電池電源の容量を小さくすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるガス流路の構成図
【図2】 同ガス流路のブロック図
【図3】 同ガス流路の弁部の弁開時の断面図
【図4】 同ガス流路の弁部の弁開時の断面図
【図5】 同ガス流路の弁部の弁閉時の断面図
【図6】 同ガス流路の弁部の弁閉動作時の動作フローチャート
【図7】 同ガス流路の弁部の弁開動作時の動作フローチャート
【図8】 本発明の実施例2におけるガス流路の構成図
【図9】 同ガス流路のブロック図
【図10】 同ガス流路の弁部の弁開動作時の動作フローチャート
【図11】 同ガス流路の弁部の弁閉動作時の動作フローチャート
【図12】 同ガス流路の弁部の他の弁閉動作時の動作フローチャート
【図13】 本発明の実施例3におけるガス流路の構成図
【図14】 同ガス流路のブロック図
【図15】 同ガス流路の弁部の弁開動作時の動作フローチャート
【図16】 同ガス流路の弁部の弁閉動作時の動作フローチャート
【図17】 同ガス流路の弁部の弁閉動作時の動作フローチャート
【図18】 本発明の実施例4におけるガス流路の構成図
【図19】 同ガス流路のブロック図
【図20】 同ガス流路の弁部の弁閉動作時の動作フローチャート
【図21】 従来の弁制御方法のブロック図
【符号の説明】
10 流路
11 弁部
12 ステッピングモータ(駆動手段)
13 演算処理部
14 駆動回路
15 電圧制御手段
16 電池電源部
17 入口継手
18 出口継手
19 直動変換部
20 弁座
21 弁体
22 タイマ手段
23 弁開閉検出手段

Claims (2)

  1. 流体が流れる流路の途中に形成した弁座と、この流体流動方向上流側からこの弁座を開閉する弁部と、前記弁座に対する弁部の開閉状態を検出する弁開閉検出手段と、前記弁部を開閉駆動するモータと、前記モータへ駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路からの出力電圧を可変する電圧制御手段と、電池電源部とを具備し、
    (1)流体圧が逆方向に加わる前記弁部の開成動作時には、弁開閉検出手段を介して弁部が弁座を開いた位置に達したか否かを検出して、まだ閉位置にあるときには駆動回路からの出力電圧を大に、閉位置から開位置になると駆動回路からの出力電圧を小さく、
    (2)流体圧が順方向に加わる前記弁部の閉成動作時には、弁開閉検出手段を介して弁部が弁座を閉じた位置に達したか否かを検出して、まだ開位置にあるときには駆動回路からの出力電圧を小に、開位置から閉位置になると駆動回路からの出力電圧を大きく
    なるように設定した流体制御弁制御装置。
  2. 流体が流れる流路の途中に形成した弁座と、この流体流動方向上流側からこの弁座を開閉する弁部と、前記弁座に対する弁部の開方向、および閉方向動作時間をそれぞれカウントするタイマ手段と、前記弁部を開閉駆動するモータと、前記モータへ駆動信号を出力する駆動回路と、前記駆動回路からの出力電圧を可変する電圧制御手段と、電池電源部とを具備し、
    (1)流体圧が逆方向に加わる前記弁部の開成動作時には、タイマ手段を介して弁部が弁座を開いた位置に達したか否かを時間的に検出して、まだ閉位置にある計時状態では駆動回路からの出力電圧を大に、閉位置から開位置になる計時状態では駆動回路からの出力電圧を小さく、
    (2)流体圧が順方向に加わる前記弁部の閉成動作時には、タイマ手段を介して弁部が弁座を閉じた位置に達したか否かを時間的に検出して、まだ開位置にある計時状態では駆動回路からの出力電圧を小に、開位置から閉位置になる計時状態では駆動回路からの出力電圧を大きく
    なるように設定した流体制御弁制御装置。
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