JP3417011B2 - 弁駆動システム - Google Patents

弁駆動システム

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JP3417011B2 JP28226593A JP28226593A JP3417011B2 JP 3417011 B2 JP3417011 B2 JP 3417011B2 JP 28226593 A JP28226593 A JP 28226593A JP 28226593 A JP28226593 A JP 28226593A JP 3417011 B2 JP3417011 B2 JP 3417011B2
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁体の駆動方法を改良
した弁駆動システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、流路を開閉する手段として、
電磁弁が用いられることが多い。この電磁弁は、弁ケー
ス内に収納された弁体を駆動する手段として電磁石を用
い、この電磁石への通電をオン/オフすることにより、
弁体を閉弁位置と開弁位置との間で移動させて、流路を
開閉するようになっている。尚、電磁弁には、常開型と
常閉型の二種類があり、常開型のものは、断電時に弁ケ
ース内の復帰スプリングにより弁体が開弁位置に保持さ
れ、常閉型のものは、断電時に復帰スプリングにより弁
体が閉弁位置に保持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て、閉弁時に弁体を開弁位置から閉弁位置へ駆動させる
際に、常開型のものでは電磁石に通電し(常閉型では断
電し)、電磁石の電磁力と復帰スプリングのばね力との
合力(常閉型ではばね力のみ)を駆動力として弁体を閉
弁位置まで駆動する。この場合、閉弁時のシール性(弁
体と弁座との密着力)を確保する必要性から、常開型で
は電磁石の電磁力(常閉型では復帰スプリングのばね
力)を大きめに設定しているため、弁体に加える駆動力
が大きくなり過ぎ、弁体が弁座に衝突するスピードが早
くなり過ぎて、その衝突音が大きくなってしまうという
欠点があった。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、弁駆動時の作動音を小さくする
ことができて、低騒音化の要求を満たすことができる弁
駆動システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の弁駆動システムは、流路中に設けら
れた弁ケースと、この弁ケースに設けられた第1の弁座
及び第2の弁座と、前記弁ケース内に移動可能に設けら
れたプランジャ並びに第1の弁体及び第2の弁体と、前
記弁体を前記弁座に密着させる閉弁位置とそれから離れ
た開弁位置との間で駆動する駆動手段となる電磁石のソ
レノイドコイルとからなる弁装置と、前記駆動手段によ
り前記弁体を駆動する際に、初めは前記駆動手段の駆動
力を弱くして駆動し、後でこの駆動力を強くするように
制御する駆動制御回路とを備え 前記電磁石のソレノイ
ドコイルに通電すると、その電磁力により、復帰スプリ
ングのばね力に抗してプランジャが一方に付勢されて、
前記第1の弁体が第1の 弁座を開放するとともに、第2
の弁体が第2の弁座を閉塞する弁駆動システムであっ
て、 前記電磁石の一つ一つのデューティ制御作動電圧の
各々を前記駆動制御回路により少なくとも2段階に制御
して、初めは駆動可能な実質最低の第1段階の電圧で駆
動し、該第1段階の電圧は、少なくとも、前記弁ケース
内で前記プランジャに作用する復帰スプリングのばね力
に打ち勝つ電磁力を発生する電圧であり、その後に第2
の弁体と第2の弁座との密着力を確保できる第2段階の
電圧まで上昇させ、 かつ、前記第2の弁体が第2の弁座
に達するのとほぼ同時に、作動電圧を前記第2の段階の
電圧へ上昇させ、第2の弁体と第2の弁座との密着力か
らなる閉弁時のシール性を高めたことを特徴とする
【0006】請求項2記載の弁駆動システムは、請求項
1記載の弁駆動システムにおいて、作動電圧を第2段階
の電圧から0に落とす際に、一度、実質最低作動電圧と
なる第1段階の電圧付近の第3段階の電圧へ落とし、そ
の後、所定時間経過後に0へ落とし、初めに作動電圧を
第3段階の電圧に落とすことによって、復帰スプリング
のばね力が電磁石の電磁力に打ち勝って第1の弁体が閉
弁方向となり第2の弁体が開弁方向になるように動き出
すが、この動きに電磁石の電磁力によりブレーキがかけ
られるようにして弁スピードを低下させ、断電時の作動
音を小さくしたことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の弁駆動システムは、請求項
2記載の弁駆動システムにおいて、第1段階の電圧は、
駆動可能な最低の電圧、若しくは、これよりもやや高め
の電圧であることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の弁駆動システムは、請求項
2記載の弁駆動システムにおいて、作動電圧を第2段階
の電圧に上昇させるタイミングは、第2の弁体が第2の
弁座に到達するのとほぼ同時、若しくは、それよりもや
や早いか、やや遅いタイミングからなることを特徴とす
る。
【0009】請求項5記載の弁駆動システムは、請求項
2記載の弁駆動システムにおいて、第3段階の電圧は、
最低作動電圧以下の電圧であって、しかも該最低作動電
圧に近い電圧からなり、ブレーキ効果が大きく、作動音
がより小さくされたことを特徴とする。
【0010】請求項6記載の弁駆動システムは、請求項
2記載の弁駆動システムにおいて、第3段階の電圧から
0へ落とすタイミングは、第1の弁体が第1の弁座に到
達するのとほぼ同時、若しくは、それよりもやや早い
か、やや遅いタイミングからなることを特徴とする。
【0011】
【作用】電磁石のソレノイドコイルに通電すると、その
電磁力により、復帰スプリングのばね力に抗してプラン
ジャが一方に付勢されて、第1の弁体が第1の弁座を開
放するとともに、第2の弁体が第2の弁座を閉塞する
方切替弁であって、前記電磁石の一つ一つのデューティ
制御作動電圧の各々を前記駆動制御回路により少なくと
も2段階に制御して、初めは駆動可能な実質最低の第1
段階の電圧で駆動し、該第1段階の電圧は、少なくと
も、前記弁ケース内で前記プランジャに作用する復帰ス
プリングのばね力に打ち勝つ電磁力を発生する電圧であ
り、その後に前記第2の弁体が第2の弁座に達するのと
ほぼ同時に、作動電圧を前記第2の段階の電圧へ上昇さ
せ、第2の弁体と第2の弁座との密着力からなる閉弁時
のシール性を高める
【0012】
【実施例】以下、本発明を自動車用空調装置に適用した
第1実施例について図1乃至図4を参照して説明する。
図1に示すように、送風ダクト11の上流側には、車室
外の空気(外気)を吸入する外気吸入口12と、車室内
の空気(内気)を吸入する内気吸入口13とが設けられ
ている。これら外気吸入口12と内気吸入口13との中
間部位には、内外気ダンパ14が設けられ、この内外気
ダンパ14の開度をサーボモータ(図示せず)によって
駆動することにより、外気吸入口12と内気吸入口13
のどちらかを選択するようになっている。この内外気ダ
ンパ14の下流側にはブロワ15が設けられ、このブロ
ワ15の下流側にはエバポレータ16が設置されてい
る。更に、このエバポレータ16の下流側にはヒータコ
ア17が設置され、エバポレータ16を通過した風が全
てヒータコア17を通過するようになっている。このヒ
ータコア17の下流側には、DEF,FACE,FOO
Tの3つの吹出口18,19,20が設けられ、これら
各吹出口18,19,20がダンパ21,22によって
開度調節されるようになっている。
【0013】前述したエバポレータ16は、エンジン1
0を駆動源とするコンプレッサ,コンデンサ,レシー
バ,膨張弁(いずれも図示せず)とから冷凍サイクルを
構成し、エバポレータ16を通過した風を冷却・除湿す
る。一方、ヒータコア17はエンジン冷却系23から熱
いエンジン冷却水が循環する温水循環回路25(流路)
中に連結されている。この温水循環回路25中には、弁
装置26とポンプ27が設けられ、エンジン冷却系23
には、ポンプ28とラジエータ29が接続されている。
【0014】図2に示すように、弁装置26は、電磁石
30を駆動手段とする四方切替弁として構成され、電磁
石30のプランジャ31に第1及び第2の弁体32a,
32bが取り付けられている。これら両弁体32a,3
2bを収納する弁ケース33には、第1及び第2の流入
口34,35,第1及び第2の流出口36,37並びに
第1及び第2の弁座38,39が形成されている。
【0015】更に、電磁石30のプランジャ31の上部
と下部には、それぞれ、耐熱ゴム(例えばEPDM系ゴ
ム)製のダイヤフラム状シール部材であるベロフラム4
0,41がシール用金具45,46を介して固定されて
いる。上方のベロフラム40は、カラー42を介して弁
ケース33の上部に固定され、その上方に固定された電
磁石30の内部への水の侵入を防ぐ役割を果たしてい
る。また、下方のベロフラム41は、弁ケース33の下
部にカバー43によって固定され、このカバー43内に
ベロフラム41で仕切られた密閉空間が形成されてい
る。このカバー43内の空間は、プランジャ31の軸心
部に形成された貫通孔44を通して電磁石30内の空間
に連通されている。このプランジャ31の貫通孔44
は、開弁・閉弁時にベロフラム40,41の変形に応じ
て電磁石30内の空気とカバー43内の空気を流通させ
て両者の内圧をバランスさせる役割を果たし、開弁・閉
弁時の作動をスムーズに行わせる。
【0016】上記電磁石30の内部には、ソレノイドコ
イル47と、プランジャ31を上方に付勢する復帰スプ
リング48が設けられ、ソレノイドコイル47への通電
により発生する下向きの電磁力と復帰スプリング48の
上向きのばね力との合力が、両弁体32a,32bを駆
動する駆動力となる。
【0017】この実施例では、第1の弁体32aが常閉
型の弁で、第2の弁体32bが常開型の弁となり、電磁
石30の断電時に、復帰スプリング48の弾発力により
プランジャ31が上方に付勢されて、第1の弁体32a
が第1の弁座38を閉鎖すると共に、第2の弁体32b
が第2の弁座39を開放する。これにより、ヒータコア
17から出て往路49(図1参照)を流れるエンジン冷
却水を第1の流入口34から第1の流出口36へ流すと
共に、エンジン10で加熱されて帰路50を流れるエン
ジン冷却水を第2の流入口35から第2の流出口37へ
流す。
【0018】一方、電磁石30のソレノイドコイル47
に通電すると、その電磁力によりプランジャ31が下方
に付勢されて、第1の弁体32aが第1の弁座38を開
放すると共に、第2の弁体32bが第2の弁座39を閉
鎖する。これにより、ヒータコア17から出て往路49
を流れるエンジン冷却水の一部が第1の弁座38を通っ
て第2の弁体32b側に分流し、第2の流出口37から
帰路50を通ってヒータコア17側に還流するようにな
る。
【0019】この実施例では、弁装置26は、駆動制御
回路52(図1参照)により電磁石30のオン/オフの
デューティ比を調節することで、第1の弁座38を通っ
て第2の弁体32b側に分流する放熱後のエンジン冷却
水と、エンジン10側から流れ込む高温のエンジン冷却
水との混合比を変化させて、ヒータコア17内に供給す
るエンジン冷却水の温度を調節する。
【0020】ところで、電磁石30が発生する電磁力
は、作動電圧を高くするに従って、大きくなる。この電
磁力が大きくなれば、両弁体32a,32bに与える駆
動力が大きくなって、両弁体32a,32bの移動スピ
ードが早くなり、第2の弁体32bが第2の弁座39に
衝突する際の騒音が大きくなってしまう。ちなみに、図
3は、車室内で測定した騒音レベルと電磁石30の作動
電圧との関係を示したものであるが、従来の一般的な作
動電圧である12Vで駆動すると、約58dBA程度の
騒音を発生してしまい、その騒音がかなり耳障りにな
る。
【0021】そこで、この実施例では、電磁石30の作
動電圧を駆動制御回路52(駆動力制御手段)により例
えば2段階に制御して、図4に示すように、電磁石30
の作動電圧を、初めは駆動可能な最低の電圧(例えば6
V,以下「第1段階の電圧」という)で駆動し、その後
に、閉弁時のシール性(第2の弁体32bと第2の弁座
39との密着力)を確保できる電圧(例えば12V,以
下「第2段階の電圧」という)まで上昇させるようにな
っている。ここで、作動電圧を上昇させるタイミング
は、第2の弁体32bが第2の弁座39に到達するのと
ほぼ同時(作動開始から例えば50m秒経過後)であ
る。
【0022】以上のように構成した第1実施例によれ
ば、電磁石30に電圧を印加して第2の弁体32bを開
弁位置から閉弁位置へ移動させる際に、初めは、駆動可
能な最低の電圧(第1段階の電圧)で駆動するようにし
たので、駆動力を低下させて、第2の弁体32bが第2
の弁座39に到達するときのスピードを低下させること
ができ、閉弁時の作動音(第2の弁体32bが第2の弁
座39に衝突する音)を小さくできて、低騒音化するこ
とができる。しかも、第2の弁体32bが第2の弁座3
9に到達するのとほぼ同時に、作動電圧を第2段階の電
圧へ上昇させるので、閉弁時のシール性(第2の弁体3
2bと第2の弁座39との密着力)を確実なものとする
ことができる。
【0023】尚、電磁石30に初めに印加する第1段階
の電圧は、少なくとも、復帰スプリング48のばね力に
打ち勝つ電磁力を発生する電圧である必要があり、これ
以下の電圧では、作動しない。また、この第1段階の電
圧は、駆動可能な最低の電圧に限定されるものではな
く、これよりもやや高めの電圧にしても良いことは言う
までもない。
【0024】更に、作動電圧を第2段階の電圧へ上昇さ
せるタイミングについても、第2の弁体32bが第2の
弁座39に到達するのとほぼ同時(作動開始から例えば
50m秒経過後)に限定されず、それよりもやや早くて
も、やや遅くても良い。第2段階への移行タイミングが
やや早い場合には、弁スピードが最終段階で上記実施例
よりもやや大きくなるが、それでも、従来に比べれば弁
スピードは遅く、十分に作動音を小さくすることができ
る。一方、第2段階への移行タイミングがやや遅い場合
には、閉弁作動終了後、第2段階に移行するまでは、シ
ール力が小さいが、この時間が短ければ、実用上、何等
問題になることはない。
【0025】また、上記実施例では、電磁石30への電
圧印加時に電圧を可変制御するようにしたが、図5に示
す本発明の第2実施例のように、断電時においても、電
圧を可変制御するようにしても良い。例えば、図5に示
すように、電圧を12Vから0Vへ落とす際に、一度、
最低作動電圧(例えば6V)以下の電圧(以下「第
階の電圧」という)へ落とし、その後、例えば50m秒
経過後に0Vへ落とす。このように、初めに、電圧を第
段階の電圧に落とすと、復帰スプリング48のばね力
が電磁石30の電磁力に打ち勝って、第1の弁体32a
が閉弁方向(第2の弁体32bが開弁方向)へ動き出す
が、この動きに電磁石30の電磁力によりブレーキがか
けられるため、弁スピードを低下させることができて、
断電時の作動音も小さくすることができる。
【0026】この場合、第段階の電圧は、最低作動電
圧以下の電圧であれば良いが、最低作動電圧に近い方が
ブレーキ効果が大きく、作動音は小さくなる。また、第
段階の電圧から0Vへ落とすタイミングは、第1の弁
体32aが第1の弁座38に到達するのとほぼ同時若し
くはそれよりもやや早くても、やや遅くても良い。
【0027】尚、本発明の弁駆動システムを組み込む装
置の種類に応じて、弁装置の内部構成を適宜変更しても
良いことは言うまでもない。その他、本発明は、自動車
用空調装置の弁装置に限定されず、騒音対策を必要とす
る種々の弁装置に広く適用して実施できる等、要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うま
でもない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の弁駆動システムによれば、駆動手段により弁体を駆動
する際に、初めは駆動力を弱くして駆動(第1段階)
るので、弁駆動時に弁体が移動するスピードを遅くする
ことができて、弁の作動音を小さくすることができる。
しかも、駆動手段の駆動力を、後で、駆動制御回路によ
り強くする(第2段階)ので、常開型のもの(第2の弁
体、第2の弁座)では弁のシール性を確実なものとする
ことができ、常閉型のもの(第1の弁体、第1の弁座)
では弁体の開放保持力を確保できる。特に、第及び第2
の弁体を備え、かつ、デューティ制御が行われるの弁装
置の場合には、弁個数が多く、かつ、切替え頻度が高い
ので、上述したような衝突作動音低減が有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における温水循環回路の構
成を示す図
【図2】弁装置の拡大断面図
【図3】車室内で測定した騒音レベルと電磁石の作動電
圧との関係を示す図
【図4】電磁石の電圧印加パターンを示す図
【図5】本発明の第2実施例における電磁石の電圧印加
パターンを示す図
【符号の説明】
10…エンジン、16…エバポレータ、17…ヒータコ
ア、25…温水循環回路(流路)、26…弁装置、29
…ラジエータ、30…電磁石(駆動手段)、31…プラ
ンジャ、32a…第1の弁体、32b…第2の弁体、3
3…弁ケース、38…第1の弁座、39…第2の弁座、
40,41…ベロフラム、43…カバー、44…貫通
孔、47…ソレノイドコイル、48…復帰スプリング、
52…駆動制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−248558(JP,A) 特開 平2−113183(JP,A) 特開 昭60−98273(JP,A) 特開 昭64−58890(JP,A) 特開 平6−50459(JP,A) 実開 平1−115086(JP,U) 特公 平5−79869(JP,B2) 特公 平5−79870(JP,B2) 特公 平3−4795(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 - 31/11

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路中に設けられた弁ケースと、この弁
    ケースに設けられた第1の弁座及び第2の弁座と、前記
    弁ケース内に移動可能に設けられたプランジャ並びに第
    1の弁体及び第2の弁体と、前記弁体を前記弁座に密着
    させる閉弁位置とそれから離れた開弁位置との間で駆動
    する駆動手段となる電磁石のソレノイドコイルとからな
    る弁装置と、 前記駆動手段により前記弁体を駆動する際に、初めは前
    記駆動手段の駆動力を弱くして駆動し、後でこの駆動力
    を強くするように制御する駆動制御回路とを備え 前記電磁石のソレノイドコイルに通電すると、その電磁
    力により、復帰スプリングのばね力に抗してプランジャ
    が一方に付勢されて、前記第1の弁体が第1の弁座を開
    放するとともに、第2の弁体が第2の弁座を閉塞する弁
    駆動システムであって、 前記電磁石の一つ一つのデューティ制御作動電圧の各々
    を前記駆動制御回路により少なくとも2段階に制御し
    て、初めは駆動可能な実質最低の第1段階の電圧で駆動
    し、該第1段階の電圧は、少なくとも、前記弁ケース内
    で前記プランジャに作用する復帰スプリングのばね力に
    打ち勝つ電磁力を発生する電圧であり、その後に第2の
    弁体と第2の弁座との密着力を確保できる第2段階の電
    圧まで上昇させ、 かつ、前記第2の弁体が第2の弁座に達するのとほぼ同
    時に、作動電圧を前記第2の段階の電圧へ上昇させ、第
    2の弁体と第2の弁座との密着力からなる閉弁時のシー
    ル性を高めたことを特徴とする 弁駆動システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弁駆動システムにおい
    て、作動電圧を第2段階の電圧から0に落とす際に、一
    度、実質最低作動電圧となる第1段階の電圧付近の第3
    段階の電圧へ落とし、その後、所定時間経過後に0へ落
    とし、初めに作動電圧を第3段階の電圧に落とすことに
    よって、復帰スプリングのばね力が電磁石の電磁力に打
    ち勝って第1の弁体が閉弁方向となり第2の弁体が開弁
    方向にな るように動き出すが、この動きに電磁石の電磁
    力によりブレーキがかけられるようにして弁スピードを
    低下させ、断電時の作動音を小さくしたことを特徴とす
    る弁駆動システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弁駆動システムにおい
    て、第1段階の電圧は、駆動可能な最低の電圧、若しく
    は、これよりもやや高めの電圧であることを特徴とする
    弁駆動システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の弁駆動システムにおい
    て、作動電圧を第2段階の電圧に上昇させるタイミング
    は、第2の弁体が第2の弁座に到達するのとほぼ同時、
    若しくは、それよりもやや早いか、やや遅いタイミング
    からなることを特徴とする弁駆動システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の弁駆動システムにおい
    て、第3段階の電圧は、最低作動電圧以下の電圧であっ
    て、しかも該最低作動電圧に近い電圧からなり、ブレー
    キ効果が大きく、作動音がより小さくされたことを特徴
    とする弁駆動システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の弁駆動システムにおい
    て、第3段階の電圧から0へ落とすタイミングは、第1
    の弁体が第1の弁座に到達するのとほぼ同時、若しく
    は、それよりもやや早いか、やや遅いタイミングからな
    ることを特徴とする弁駆動システム。
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