JP4389905B2 - 流体制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流路中を流れるガス流体の流れを開閉制御する流体遮断弁に関する。
従来この種の流体制御弁としては、特開平9−60752号公報に示すようなものがあった。以下、その構成について図面を参照して説明する。図7において、1は弁筐体、こ
の弁筐体1の中にはガス流体が流れる主流路2が構成されており、その一部には弁座3が設けられている。4は主流路開閉手段であり、駆動部であるモータ5の回転子6の回転運動を上下運動に変換する変換手段7と、この変換手段7に連結され上下移動する主流路開閉弁8で構成されている。この変換手段7は回転子6の回転運動をネジ機構(図示せず)を介して主流路開閉弁8の上下移動に変換している。9は回転子6に固定された磁石である。10は回転子6を一定位置に支持する軸受である。この軸受10は主流路2内に設けられた支持板11に固定されている。主流路2内に設けられた回転子6はカバー12で覆われており主流路2内のガス流体が漏れない構成となっている。13はモータ5を構成する固定子でありコイルで構成されている。
特開平9−60752号公報
しかしながら、従来の流体制御弁は、モータ5の出力を有効に主流路開閉弁8の開成力として利用していなかった。即ち、図7においてガス流体が主流路開閉弁8を閉成する方向に流れる場合、閉成している主流路開閉弁8を開成する時はガス流体の圧力が主流路開閉弁8を閉成するガス背圧に打ち勝って弁開する必要がある。主流路開閉弁8を弁開する時には、回転子6は主流路開閉弁8を引き上げるため、下部の軸受10に押し付けられることになる。その結果、回転子6と下部の軸受10による摩擦抵抗の影響で回転子6の回転力が有効に主流路開閉弁8の開成力として得られなかった。
本発明は上記課題を解決するために、コイルを有するステータと、前記コイルへの通電によって励磁され回転するロータと、前記ロータの回転軸と、前記ステータとロータの間に介在し前記ロータを収納してガス流路との気密性を保持する有底筒状の気密隔壁と、前記気密隔壁の底部に設け前記回転軸の一方を受ける第2の軸受と、前記気密隔壁の開口側に挿入され前記回転軸の他方を受ける第1の軸受と、前記気密隔壁の外周に配しベース板との間で気密性を保持するシール材と、前記ロータの回転を直動に変換する変換手段と、前記変換手段を介してガス流路に配設した弁座への当接、離反により流路の開閉を行う弁体と、前記ロータが回転する際に前記弁体が回転しないように規制する回転防止手段と、前記弁体を弁座側に付勢する付勢手段とを備え、前記変換手段は、回転軸に形成したねじ部と弁体側に形成したナット部の係合により回転運動を直進運動に変換し、前記回転防止手段は、前記ベース板側に設けた回転規制部を前記変換手段のナット部に作用させることで前記弁体の回転を防止する構成とし、前記第1の軸受と第2の軸受は、異なる材質を用いて構成すると共に、それぞれ前記回転軸に接触するラジアル軸受部と前記ロータと当接するスラスト軸受部を有し、弁開動作時に当接する前記ロータと前記スラスト軸受部との摺動抵抗に対し、弁閉状態時に当接する前記ロータと前記スラスト軸受部との摺動抵抗を大きくしたものである。
上記発明によれば、回転軸及びロータを受ける2つの軸受の材質をそれぞれ異なる材質を用いて構成したことにより、トルクの異なる出力をもつ電動機が得られ、この電動機を開閉弁の駆動手段として用いることにより、出力を選択的に開閉弁の開成力として利用することが出来る。
本発明の流体制御弁は、コイルを有するステータと、コイルへの通電による励磁により回転するロータと、ロータの回転軸と、回転軸の一方に設けられた第1の軸受と、回転軸の他方に設けられ第1の軸受と材質を異にする第2の軸受とで構成することにより、回転軸及びロータと摺動抵抗の異なる軸受となり、接触方向を選定して使用することにより、トルクの異なる電動機出力が得られ、この電動機を開閉弁の駆動手段として用いることに
より、出力を選択的に開閉弁の開成力として利用することが出来る。
本発明の請求項1に係る流体制御弁は、コイルを有するステータと、前記コイルへの通電によって励磁され回転するロータと、前記ロータの回転軸と、前記ステータとロータの間に介在し前記ロータを収納してガス流路との気密性を保持する有底筒状の気密隔壁と、前記気密隔壁の底部に設け前記回転軸の一方を受ける第2の軸受と、前記気密隔壁の開口側に挿入され前記回転軸の他方を受ける第1の軸受と、前記気密隔壁の外周に配しベース板との間で気密性を保持するシール材と、前記ロータの回転を直動に変換する変換手段と、前記変換手段を介してガス流路に配設した弁座への当接、離反により流路の開閉を行う弁体と、前記ロータが回転する際に前記弁体が回転しないように規制する回転防止手段と、前記弁体を弁座側に付勢する付勢手段とを備え、前記変換手段は、回転軸に形成したねじ部と弁体側に形成したナット部の係合により回転運動を直進運動に変換し、前記回転防止手段は、前記ベース板側に設けた回転規制部を前記変換手段のナット部に作用させることで前記弁体の回転を防止する構成とし、前記第1の軸受と第2の軸受は、異なる材質を用いて構成すると共に、それぞれ前記回転軸に接触するラジアル軸受部と前記ロータと当接するスラスト軸受部を有し、弁開動作時に当接する前記ロータと前記スラスト軸受部との摺動抵抗に対し、弁閉状態時に当接する前記ロータと前記スラスト軸受部との摺動抵抗を大きくしたものである。
そして、異なる材質を用いることで回転軸及びロータに対して異なる摺動抵抗を有する軸受となり、摺動する軸受によってトルクの異なるモータ出力を有する電動機が実現できると共に、開閉弁を組み合わせることにより開閉弁の開成および閉成動作時に、各々異なる出力特性を有する流体制御弁を実現することができる。
また請求項2に係る流体制御弁は、第1の軸受と第2の軸受は、回転軸を受けるラジアル軸受部とロータを受けるスラスト軸受部を有する構成としたものである。
そして、弁開閉時は開閉弁の負荷が、スラスト軸受とロータの接触部に最も作用するため、効果的に摺動抵抗を制御することができる。
また請求項3に係る流体制御弁は、弁開動作時は、第1の軸受のスラスト軸受部とロータが当接する構成としたものである。
そして、ロータの回転出力を低摺動抵抗の第1の軸受により、効率良く開閉弁を開閉することができる。
また請求項4に係る流体制御弁は、弁閉状態時は、第2の軸受のスラスト軸受部とロータが当接する構成としたものである。
そして、付勢手段の付勢力の反力によりロータが回転することを防止できる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の電動機構成図である。また図2は同電動機を用いた流体制御弁の弁開時の断面図である。また図3は同流体制御弁の弁閉時の断面図である。図4は同流体制御弁の完全弁閉時の断面図である。図5は同流体制御弁が利用されたガス流路の構成図である。図6は電動機の電気系統図である。
図1において、14はコイル15を有するステータであり、16はコイル15への通電による励磁により回転するロータである。ロータ16は円筒形状をしており、その外周には磁石17が設けられている。ロータ16には回転軸18が設けられている。回転軸18の一方には軸受19があり、この軸受19は回転軸18に接触するラジアル軸受部20と、ロータ16に当接するスラスト軸受部21で構成されている。
また、回転軸の他方には軸受22があり、この軸受22は回転軸18に接触するラジアル軸受部23と、ロータ16に当接するスラスト軸受部24で構成されている。軸受19のスラスト軸受部21の先端形状は、曲面形状でロータ16に当接可能な状態に構成されている。また軸受22のスラスト軸受部24の方が軸受19のスラスト軸受部21に比べ、ロータ16への接触面積が大きく構成されている。この構成により摺動抵抗に差が生じるものである。また軸受19、22の材質は、図1のように接触面積が異なる場合は、同じ材質でも良い。しかし、軸受19と軸受22の接触面積が同じ場合、例えば同じ形状の軸受(図示せず)を使用する場合には、小さい摺動抵抗を必要とする軸受には、摺動摩擦抵抗の小さい材質を選択する。例えば、図1において、軸受19の摺動抵抗を小さくする必要がある場合は、軸受19側の材質は摺動摩擦抵抗の小さい材質を選択することになる。
25はステータ14とロータ16の間に構成された気密隔壁である。26は気密隔壁25とベース板27の間をシールするOリングである。以上のようにして電動機であるステッピングモータ28が構成されている。
図2〜図4によりステッピングモータ28を用いた流体制御弁について説明する。図において14から28までは図1と同様であり説明は省略する。29は流体制御弁であり、30は入口、31は出口である。流体制御弁29は、流路32と、この流路32を開閉する弁体33と、弁体33に係止され弁体33の直動を回転に変換する変換手段であるナット34と、ナット34に接続されたステッピングモータ28の回転軸18と、弁体33が当接する弁座35と、ナット34と弁体33の間に設けられた付勢手段であるスプリング36とで構成されている。37はロータ16が回転した際にナット34の回転を防止する回転防止ピンである。ナット34の先端38と弁体33の先端39はスプリング36が圧縮された状態で係止されており、ナット34と弁体33はスプリング36を圧縮する方向に摺動自在に構成されている。40は弁体33に設けられた弁ゴム、41はOリングである。42は回転軸に設けられたネジである。
図4において、43はナット34の先端38と弁体33の先端39の間に構成された隙間である。他は図2、図3と同様であり説明は省略する。
図5、図6において、44はガス流路のハウジングであり、ハウジング44の内部には、入口45と出口46を連通する流路47が構成されている。流路47には流路47を開閉する流体制御弁29と、この流体制御弁29を駆動する駆動手段であるステッピングモータ28と、演算処理部48と、演算処理部48からの信号を入力してステッピングモータ28へ駆動回路部49からの出力を制御する駆動制御手段50と、電池電源部51とで構成されている。52は流量検出手段、53は圧力センサ、54は感震器を示す。
次に以上の構成における動作,作用について図1により説明する。軸受19は回転軸18に接触するラジアル軸受部20と、ロータ16に当接するスラスト軸受部21で構成されている。また、回転軸の他方には軸受22があり、この軸受22は回転軸18に接触するラジアル軸受部23と、ロータ16に当接するスラスト軸受部24で構成されている。軸受22のスラスト軸受部24の方が軸受19のスラスト軸受部21に比べ、ロータ16
への接触面積が大きく構成されている。従って、図1のようにスラスト軸受部24とロータ16が当接した状態でロータ16が回転する場合、この当接した箇所の摺動抵抗は大きくなり回転軸18の出力トルクは小さくなる。一方、ロータ16が図1において、下方向に移動し(図示せず)、スラスト軸受部21とロータ16が当接した状態でロータ16が回転した場合、この当接した箇所の摺動抵抗は小さくなり回転軸18の出力トルクは大きくなる。
また軸受19、22の材質は、図1のように接触面積が異なる場合は、同じ材質でも摺動抵抗の差ができる。しかし、軸受19と軸受22の接触面積が同じ場合、即ち、同じ形状の軸受(図示せず)を使用する場合には、小さい摺動抵抗を必要とする軸受には、摺動摩擦抵抗の小さい材質を選択する。例えば、図1においては、軸受19の摺動抵抗を小さくするために、軸受19側の材質は摺動摩擦抵抗の小さい材質を選択することになる。また逆に、軸受22の摺動抵抗を小さくする必要がある場合、軸受22側の材質は摺動摩擦抵抗の小さい材質を選択することになる。
また、軸受22のスラスト軸受部24の方が、軸受19のスラスト軸受部21に比べ、ロータ16へ接触する直径が大きく、結果的に軸受22のスラスト軸受部24の方が軸受19のスラスト軸受部21に比べ、接触面積が大きく構成されている。この構成により軸受19と軸受22の摺動抵抗に差が生じるものである。
次に図2〜図6により流体制御弁28の弁閉動作について説明すると、図2のように通常、ガス流路47に設けられた流体制御弁29の弁体33は開成状態にある。この状態で流路47をガスが流れ各種器具(図示せず)が使用される。ガス流量は流量検出手段52により検出され、演算処理部48にあらかじめ登録された流量データと比較され、その結果によっては駆動手段であるステッピングモータ28を作動し、弁体33を閉止状態にする。登録された流量データとは、例えば家庭のガスメータで規定されている最大通過量のデータ(この値を超える時はガス栓の開放などが考えられる)、一定流量で経過時間がその流量で規定さた時間を超えた時のデータ(器具の消し忘れが考えられる)がある。流量検出手段52としては、超音波式、ゴム膜式の何れであっても良い。
そして比較の結果、例えば最大通過量データを超えた場合には、演算処理部48が判断し、遮断信号により駆動制御手段50、駆動回路部49を介してステッピングモータ28を駆動し、弁体33を閉成しガスの流れを遮断しガスの流出を防止する。弁閉動作時にステッピングモータ28は、駆動回路部49から起動周波数が入力されることで起動する。即ちロータ16が一方向に回転するとネジ42を有する出力軸18が回転し、ネジ42に勘合され回転防止ピン37により回転防止されたナット34は弁閉方向に移動する。またナット34の先端38と弁体33の先端39はスプリング36が圧縮された状態で係止されているため、弁体33も同様に弁閉方向に移動する。ステッピングモータ28は、起動した後は、速い周波数で駆動可能であり、閉成動作時には、弁体33への流路32を流れるガスの圧力の影響をあまり受けないため、起動周波数より速い閉成動作時の周波数で駆動され、弁体33は図3の状態まで移動し弁閉時の状態となる。
この動作時には、弁体33に自重によりロータ16は軸受19のスラスト軸受部21に当接して回転するため、ロータ16の回転を効率良く弁体33の駆動に変換することができる。そして弁体33が弁座35に当接した後には閉成動作時周波数に比べ遅い周波数で駆動され、弁体33は図4の状態まで移動し完全弁閉の状態となる。即ちこの弁体33が弁座35に当接した後の出力は閉成動作時トルクに比べ大きいトルクで駆動されることになる。
また、弁体33が弁座35に当接した後の周波数を、弁体33が弁座35に当接した後
、図4に示すように、隙間43ができるまでナット34が、スプリング36を圧縮して、弁体33が弁座35を付勢する状態となるまで、閉成動作時より遅い周波数で駆動することにより、弁体33を確実に付勢でき弁体33の閉止性能をさらに確実にするものである。この時の出力は、付勢手段であるスプリング36を圧縮できる大きいトルクである。
この動作時には、ロータ16はスプリング36を圧縮することによるスプリング36の反力により、軸受22のスラスト軸受部24に当接している。この時摺動抵抗は大きくなるが、駆動周波数を閉成動作時より遅い周波数で駆動することにより、スプリング36を圧縮することが出来るものである。図4が示す弁閉状態時でステッピングモータ28への通電が停止されると、圧縮されたスプリング36がナット34を図4において上方向に押すように作用する。このナット34を押す力は、ネジ42を介してロータ16を弁閉動作時と反対方向に回転させる力として作用する。
しかし本実施例においては、弁閉状態時は高摺動抵抗の軸受22とロータ16が当接する構成であり、スプリング36の反力によりロータ16が回転することはない。また弁体33を弁座35に付勢するように作用するスプリング36の反力がネジ42を介してロータ16を回転させる力に比べ、ロータ16とステータ14間の非通電時吸引力と軸受22の摺動抵抗の和を大きくした結果、スプリング36の反力によるロータ16の回転を確実に防止することができる。更に、圧縮されたスプリング36の付勢力により、弁体33のシール性能を確保することが出来るものである。
この様にして、弁閉動作時には、起動時の出力、閉成動作時の出力、付勢手段であるスプリング36を圧縮できる大きい出力で駆動することにより、最大通過量データを超えた場合には、ガスの流れを遮断しガスの流出を防止することにより安全を確保する。
ガスの流れを遮断した後、ガス回路の安全が確認されると弁体33は弁開される。次に弁開動作時について説明する。開成信号により駆動制御手段50、駆動回路部49を介してステッピングモータ28を駆動し、弁体33を開成しガスが流れる状態とする。図4において、先ず起動時には起動周波数が入力されロータ16が弁閉動作時と反対方向に回転するとネジ33を有する出力軸18が回転し、ネジ33に勘合され回転防止ピン37により回転防止されたナット34は弁開方向に移動する。この時ナット34の先端38と弁体33の先端39はスプリング36が圧縮された状態で隙間43が形成されており、この隙間43が密着する図3の状態まで起動周波数で駆動される。この起動時にはスプリング36が圧縮された状態であるため、スプリング36はナット34を図4において上方向に押しており、ネジ42の溝は傾き角度を有しているため出力軸18を介してロータ16を回転する方向に力が作用する。
従ってロータ16は起動しやすくなる。図3まで弁体33が移動すると、ナット34の先端38と弁体33の先端39は当接するため、スプリング36は弁体33を弁座35に付勢する力として作用しない状態となる。図3から図2への弁開動作時には、流路32を流れるガスの圧力は、弁体33を付勢する付勢力として作用しているので、ガスが弁体33を付勢する力に打ち勝って弁開することになる。この時には起動周波数より遅い弁開動作時の周波数で駆動され、弁体33に設けられた弁ゴム40は、弁座35から離脱するまで動作される。
この弁開動作時の出力は起動時出力に比べ大きいトルクとなる。この弁開動作時は、閉成状態にある弁体33を開成するためロータ16は図3において下方向に移動し、ロータ16は低摺動抵抗の軸受19のスラスト軸受部21に当接して回転する。従ってロータ16の回転を効率良く弁体33の駆動に変換することができる。そして弁体33が弁座35から離脱した後には弁開動作時の周波数に比べ速い周波数で駆動し、弁体33は図2の状
態まで移動し弁開の状態となる。この弁体33が弁座35から離脱した後の出力は弁開動作時トルクに比べ小さいトルクで駆動される。この時は弁体33には流路32を流れるガスの流体圧は作用しないので小さいトルクで駆動可能である。
この様にして、弁開動作時には、起動時のトルク、弁開動作時は起動時に比べて大きいトルク、開成後は開成動作時のトルクより小さいトルクで駆動される。
本発明の実施例1の電動機の構成を示す断面図 本発明の実施例1の流体制御弁の弁開時の構成を示す断面図 同流体制御弁の弁閉時の構成を示す断面図 同流体制御弁の完全弁閉時の構成を示す断面図 同流体制御弁と制御系統との関係を示す構成図 同電動機の電気系統図 従来の流体制御弁の構成図
14 ステータ
15 コイル
16 ロータ
18 回転軸
19、22 軸受
28 電動機

Claims (1)

  1. コイルを有するステータと、前記コイルへの通電によって励磁され回転するロータと、前記ロータの回転軸と、前記ステータとロータの間に介在し前記ロータを収納してガス流路との気密性を保持する有底筒状の気密隔壁と、前記気密隔壁の底部に設け前記回転軸の一方を受ける第2の軸受と、前記気密隔壁の開口側に挿入され前記回転軸の他方を受ける第1の軸受と、前記気密隔壁の外周に配しベース板との間で気密性を保持するシール材と、前記ロータの回転を直動に変換する変換手段と、前記変換手段を介してガス流路に配設した弁座への当接、離反により流路の開閉を行う弁体と、前記ロータが回転する際に前記弁体が回転しないように規制する回転防止手段と、前記弁体を弁座側に付勢する付勢手段とを備え、前記変換手段は、回転軸に形成したねじ部と弁体側に形成したナット部の係合により回転運動を直進運動に変換し、前記回転防止手段は、前記ベース板側に設けた回転規制部を前記変換手段のナット部に作用させることで前記弁体の回転を防止する構成とし、前記第1の軸受と第2の軸受は、異なる材質を用いて構成すると共に、それぞれ前記回転軸に接触するラジアル軸受部と前記ロータと当接するスラスト軸受部を有し、弁開動作時に当接する前記ロータと前記スラスト軸受部との摺動抵抗に対し、弁閉状態時に当接する前記ロータと前記スラスト軸受部との摺動抵抗を大きくした流体制御弁。
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