JPH0488892A - 開閉駆動装置 - Google Patents

開閉駆動装置

Info

Publication number
JPH0488892A
JPH0488892A JP20004390A JP20004390A JPH0488892A JP H0488892 A JPH0488892 A JP H0488892A JP 20004390 A JP20004390 A JP 20004390A JP 20004390 A JP20004390 A JP 20004390A JP H0488892 A JPH0488892 A JP H0488892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
gear
opening
closing
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20004390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2900280B2 (ja
Inventor
Katsuo Hashimoto
勝夫 橋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2200043A priority Critical patent/JP2900280B2/ja
Publication of JPH0488892A publication Critical patent/JPH0488892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2900280B2 publication Critical patent/JP2900280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種弁やダンパ等の開閉機構に適用される開
閉駆動装置に関する。
(従来の技術) 給湯器や、便器に付加して用いる衛生洗浄装置等には、
水路を開閉することによって流量を制御する流量制御弁
が用いられる。また、カーエアコンなどには外気や冷気
などの流路を開閉するダンパが用いられる。このような
流量制御弁やダンパなどを開閉させるために開閉駆動機
構が用いられる。そして、その駆動源としては、一般に
直流モータが用いられる。
(発明が解決しようとする課題) 流量制御弁やダンパなどを開閉させようとする場合、起
動時に大きなトルクを特徴とする特許旦起動した後は小
さなトルクで足りる。特に流量制御弁等においては、完
全に「閉」の状態から起動して「開」にしようとすると
、起動時にゴムブツシュ等のロック解除のためにかなり
大きなトルクが必要であり、−旦起動してロックが解除
され、多少なりとも開き始めると小さなトルクで足りる
逆に完全に「開」の状態から起動して「閉」にする場合
も同様である。上記ロック解除に必要なトルクは、一般
に、ロック解除後の開閉動作に必要なトルクの2倍以上
である。そこで、開閉駆動装置の駆動源としては、上記
ロック解除に必要なトルクが得られることが条件となり
、駆動源が大型化するという難点があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、駆動源の制御手段を工夫することにより
起動時の所定範囲Qみ高トルクが得られるようにし、も
って、比較的小型の駆動源で足りる開閉駆動装置を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、モータのロータに一体に形成さtたピニオン
と、このピニオンに連繋された歯車列と、この歯車列中
の歯車と噛み合う出力歯車を有すると共に被能動体であ
る開閉体を駆動するために開閉体に連繋された出力軸と
、ピニオンから出力軸までの回転伝達経路中の回転部材
の回転位置を検出して開閉体の開閉状態を検出する開閉
検出機構と、この開閉検出機構から開または閉状態検出
信号が入力されたときモータを停止させると共に、モー
タの起動から所定範囲のみ高出力トルクとなるようにこ
のモータを駆動する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
上記開閉検出機構は、回転伝達経路中の回転部材の回転
に伴って回転するカムとこのカムに摺接するスイッチ手
段を有してなるスイッチ機構で構成することができる。
(作 用) 特許請求の範囲第1項記載の発明によれば、開閉体が「
開」または「閉」の状態から開閉指令が出されると、制
御手段がモータを起動し、このモータの回転力が、ピニ
オンと、歯車列と、出力軸を開して開閉体に伝達され、
開閉体が開閉駆動される。上記制御手段は、モータの起
動から所定の範囲のみ高出力トルクとなるようにモータ
を駆動し、開閉体のロックを解除する。ロック解除後は
平常のトルクで開閉体が開閉されるように、上記制御手
段がモータを駆動する。開閉体が開または閉状態になる
と、これを開閉検出機構が検出し、この検出信号により
上記制御手段□がモータを停止させる。
特許請求の範囲第2項記載の発明によれば、回転伝達経
路中の回転部材の回転に伴ってカムが回転し、このカム
に摺接するスイッチ手段が開閉体の開状態または閉状態
を検出する。この検出信号によって制御手段がモータの
起動または停止を制御し、また、モータの起動から所定
の範囲のみ高出力トルクとなるようにモータを駆動する
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明にかかる開閉駆動装置
の実施例について説明する。
第1図、第2図において、符号1は駆動源としてのステ
ッピングモータを示しており、このステッピングモータ
1のロータと一体の回転軸2にはピニオン3が一体に設
けられている。ピニオン3には大径歯車4が噛み合い、
大径歯車4と一体の小径歯車5には大径歯車6が噛み合
い、大径歯車6と一体の小径歯車7には大径歯車8が噛
み合っている。歯車8は出力歯車を構成している。出力
歯車8はその中心孔が管軸9に嵌合固着され、管軸9に
はまた歯車9の下側において二つのカム11.12が嵌
合固着されている。管軸9の中心孔には出力軸21の突
出軸部が下端側から嵌合固着さ九ている。出力軸21の
本体部分には軸孔22が形成されて管軸状になっており
、この軸孔22に波間動体としての開閉体が連繋され、
この開閉体が開閉駆動されるようになっている。
上記ピニオン3から出力軸21までの回転伝達経路中の
出力歯車8は、一つの回転部材を構成している。この歯
車8と実質一体に構成された上記カム11.12は、そ
れぞれのカム11.12に摺接する板ばね15,16お
よびそれぞれの板ばね15,16の動きに連動してオン
、オフするスイッチswl、5w2(第8図参照)と共
にスイッチ機構を構成している。そして、このスイッチ
機構は、上記回転部材としての出力歯車8の回転位置を
検出して上記開閉体の開閉状態を検出する開閉検出機構
55を構成している。これをより具体的に説明する。カ
ム11.12は全体としては円板状であるが、それぞれ
外周に突起13.14が周方向の位置をずらして形成さ
れている。一方、各板ばね15,16は先端寄りの位置
に形成された7字状の折曲部がそれぞれカム11.12
の局面にその弾力により摺接し、各板ばね15,16の
先端部には、カム11.12との摺接側とは反対側にお
いてそれぞれスイッチsw1.sw2の操作片18.1
9 (第6図参照)がその付勢力によって圧接している
。従って、歯車8と共にカム11が回転して、板ばね1
5の折曲部がカム11の突起13に摺接すると、板ばね
15はその弾力に抗してカム11の外径側に押され、板
ばね15の先端部がスイッチSW□の操作片ユ8をその
付勢力に抗し押してスイッチSWよをオン・させる。
同様に、板ばね16の折曲部がカム12の突起14に摺
接すると、スイ″ツチSW2をオンさせる。
このスイッチsw、、sw2のオン信号が開閉体の開状
態検出信号または閉状態検出信号となり、後で詳細に説
明するように、この検出信号に基ついてモータ1の起動
、停止および出力トルク切り換えが行われる。
なお、開閉検出機構55としては、上記のようなスイッ
チ機構に限らず、例えば第1図に鎖線で示すように、回
転部材としての歯車8との対向位置に二つのホール素子
57.58を歯車8の回転方向に位置をずらして固定し
、歯車8にはマグネットを固着し、このマグネットにホ
ール素子57またはホール素子58が対向する位置まで
歯車8が回転したとき、ホール素子57またはホール素
子58から検出信号が出力されるようにした磁気式検出
装置を用いてもよい。そのほか、光学式横比装置を用い
てもよい。
前記出力軸21に連繋される被駆動体としての開閉体は
、流量制御弁やダンパその他各種のものがある。第3図
ないし第5図は、流量制御弁の各種例を示す。
第3図の例は、流体の流入口と流出口26を有する弁胴
24内に、先端が円錐形の弁体25を軸線方向に移動可
能に設けたものである。前記出力軸21の回転運動を直
線運動に変換して弁体25を直線運動させるようにする
第4図の例は、弁胴24内に弁体27を回転可能に設け
、弁体27には水路28を設けて、弁体27の回転位置
によって流出路26からの流出量を調節するようにした
ものである。弁体27を前記出力軸21に連結する。
第5図の例は、弁胴24内に球状の弁体29を回転可能
に設け、弁体29には水路30を設け、弁体29の回転
位置によって流出路26からの流出量を調節するように
したものである。弁体29を前記出力軸21に連結する
前記ステッピングモータ1は次のように構成されている
。第1図において、ステッピングモータ1のステータは
、対をなすモータケース35、ステータコア37と、別
の対をなすモータケース41、ステータコア39と、上
記モータケース35、ステータコア37間にボビンを介
して巻回されたコイル巻線43と、上記モータケース4
丁、ステータコア39間にボビンを介して巻回されたコ
イル巻線44とを有してなる。対をなすモータケース3
5、ステータコア37と、別の対をなすモータケース4
1、ステータコア39は、回転軸2方向に重なっている
。モータケース35、ステータコア37、ステータコア
39、モータケース41はそれぞれ内周側に切り起こし
による櫛歯状の極歯36,38,40,42を有する。
モータケース35の極歯36とステータコア37の極歯
38は回転軸2を中心とする円に沿って交互に配置さt
、同様に、モータケース41の極歯42とステータコア
39の極歯40が回転軸2を中心とする円に沿って交互
に配置されている。
回転軸2は、上記ステータの両端に固定された端板34
,45により軸受49,50を介して回転自在に支持さ
れている。回転軸2は、各極歯3693s、 4o、4
2で囲まれる円筒状空間内に進出しており、この回転軸
2にはロータボス47を介して円筒状のロータマグネッ
ト48が固着されでいる。ロータボス47とロータマグ
ネット48によりステッピングモータ1のロータを構成
している。ロータマグネット48にはN極とS極でなる
磁極が円周方向に交互に形成されている。このように、
ステッピングモータ1はPM型のステッピングモータに
なっている。その回転原理は周知であるから、説明は省
略する。
次に、上記ステッピングモータ1の制御回路の例につい
て説明する。第8図において、ステッピングモータ1は
4相構成になっていて、4個のコイル巻線c1.c2.
c3.c、を有してなる。4個のコイル巻線c、、c、
、c3.c4の各一端側は、駆動回路52によってオン
・オフ1動されるトランジスタT r、、 T r2.
 T r3. T r4を介して低電圧電源E1と高電
圧電源E2のマイナス側に接続されている。低電圧電源
E工のプラス側は、ダイオードD1を順方向に介してコ
イル巻線C□、C2の他端側に接続されると共に、ダイ
オードD2を順方向に介してコイル巻線C3,C4の他
端側に接続されている。一方、高電圧電源E2のプラス
側はトランジスタTrを介してコイル巻線Cよ、C2゜
C,、C4の他端側に接続されている。トランジスタT
rはマイコン51によってオン・オフ制御される。マイ
コン51には前記開閉検出機構55を構成するスイッチ
SW工、SW2のオン・オフ信号が入力され、このオン
・オフ信号によって上記トランジスタTrをオン・オフ
制御する。また、マイコン51は、駆動回路52に制御
信号を入力して上記トランジスタT rag T r2
+ T r31 T r4を順にオン・オフ制御するよ
うになっている。
次に、以上説明した実施例の動作を第9図、第10を併
せて参照しながら説明する。
流量制御弁が完全に閉じているときは、第6図に示すよ
うに、カム11の突起13が板ばね15を押し、板ばね
15が操作片18を押してスイッチSWよをオンさせる
。一方、流量制御弁が完全に開いているときは、第7図
に示すように、カム12の突起14が板ばね16を押し
、板ばね16が操作片19を押してスイッチSW2をオ
ンさせる。
いま、起動信号が入力されると、マイコン5工はスイッ
チSW1.SW、lのオン・オフ状態から流量制御弁が
開状態であるかまたは閉状態であるかを判定し、判定結
果に基づいて回転方向を決定する。マイコン51は、決
定された回転方向に従って、駆動回路52を介し各トラ
ンジスタTr工。
T r2. T r3. T r4を所定の位相差をも
って順にオン・オフ制御する。回転方向が逆の場合はト
ランジスタT r、、 T rZ+ T r、、 T 
f”、のオン・オフ制御順序は逆になる。マイコン51
は、トランジスタT r、、 T r2. T r3.
 T r、のオン・オフ制御と同時にトランジスタTr
のオン・オフ制御も行う。モータ1を起動するときおよ
び起動から所定の範囲まではトランジスタTrをオンさ
せることにより、モータ1のコイル巻線C工、C2゜C
,、C,に高電圧電源E2を供給し、モータ1が高出力
トルクとなるようにモータ1を駆動する。
このとき、ダイオードD1.D2によって高電圧電g 
E 2から低電圧電源E工への逆流が防止される。
上記所定の範囲とは、モータ1の駆動パルスが所定数に
達するまでの範囲である。所定のパルスが発生するとト
ランジスタTrをオフに制御し、モータ1のコイル巻線
c1.c2.c3.c4に低電圧電源E1を供給する。
こうして、駆動パルスごとに低電圧電源Eよからモータ
lのコイル巻線c1゜C2,C3,C4に給電して平常
の出力トルクを得る。流量制御弁が閉状態または開状態
になってスイッチSW□またはスイッチSw2がら信号
が出力されると、モータ1への駆動パルスを停止してモ
ータ1を停止させる。第10図はモータ駆動時と平常の
駆動時の供給電圧の関係を示すもので、起動から所定範
囲のみ高電圧E2が供給され、それ以後停止するまでは
低電圧E□が供給されることを示している。
このように、上記実施例によれば、被睡動体である開閉
体を開閉するためにモータ1を起動するに当たり、起動
から所定範囲のみ高出力トルクとなるように高電圧電源
を供給するようにしたから、平常運転時の出力トルクが
比較的小さいモータを用いても、大きなトルクを必要と
する起動時に十分大きなトルクを得ることができ、よっ
て、比較的小さなモータであっても差し支えない。
このことは、特に、第1図ないし第7図に示した機構に
おいてより好都合である′。即ち、板ばね15.16が
その弾力によってカム11.12の面に摺接し、さらに
、スイッチsw1.sw2の操作片18.19も板ばね
15,16をカム11゜12の面に向かって押している
ため、カム11゜12の突起13.14と板ばね15.
16の折曲部とが対峙し、突起13.14が付勢力に抗
し板ばね15.16を持ち上げて大きく弾性変形させて
いるときは、突起13.14以外のカム面と対峙してい
るときよりも、その反力として付勢力が大きくなる。こ
の状態はモータ起動時の状態であり、この状態からカム
11.12を駆動しようとすると、上記の大きな付勢力
が抵抗となるため、より高いモータトルクが必要になる
。しかるに、前記実施例によれば、起動時に十分大きな
トルクを得ることができるため、起動時に大きなトルク
を必要とする第1図ないし第7図の機構に好適である。
また、板ばね15.16を介在させることなく、スイッ
チsw、、sw2の操作片18.19を直接カム11.
12の面に摺接させたものにも同様のことがいえる。
第1図ないし第7図の機構では、突起13,14と板ば
ね15,16の折曲部が対峙してモータが停止するとき
も上記の理由によって大きなトルクを必要とする。この
場合は、ステッピングモータのパルス数が所定数に達し
たときから停止までの間、モータが高トルクを発生する
ように制御すればよい。
なお、従来一般の開閉駆動装置の駆動源としてはブラシ
付きの直流モータが用いられるが、ブラシ付きの直流モ
ータを用いた場合、次のような問題点がある。
■ブラシの摩耗等により品質が不安定であり、寿命も短
い。
■減速比を大きくして高トルクにするため、弁の開閉速
度が遅い。
0箱かな制御ができない。
■負荷が変動すると駆動速度も変動する。
■減速輪列の段数が少ないと、弁に逆負荷が働いたとき
弁をその場に止めておくことができない。
これに対して、上記実施例のように、駆動源としてステ
ッピングモータを用いれば、その特性上次のような利点
がある。
■ブラシがないので、寿命が長い。
■トルクが大きく、減速比を小さくすることができるた
め1、迅速な開閉が可能である。
■高速、高分解能のモータであるため、開閉体をきめ細
かく制御することができる。
■脱調トルク以内であれば、負荷が変動しても一定速度
で開閉することができる。
■停止状態でデイテントトルクが働いて自己保持能力が
あるため、ある程度の負荷までは無通電状態で開閉体を
その位置に保持することができる。
ステッピングモータの場合、入力パルス数に対応じてそ
の回転角度も決まるため、本来、開閉機構の開閉状態を
フィードバックして閉ループ制御する必要はないが、図
示の実施例では、より安全を期するために、開閉検出機
構を設けて閉ループ制御を行っている。
第1図に示すように、歯車列4.5,6,7゜8の軸は
ほぼ直線上に配置されている。仮りに、歯車列を直線上
ではなく、第14図に示すように歯車列60,61,6
2,63を円周方向に配置したとすると、実線の矢印お
よび鎖線の矢印で示すように、歯車の回転方向によって
歯車相互の噛み合いが浅くなる方向または深くなる方向
に力が働き、噛み合いが浅くなる回転方向では伝達効率
が悪くなる。しかしながら、第1図に示す本発明の実施
例のように、歯車列の軸をほぼ直線上に配置すれば、回
転方向によって歯車相互の噛み合い深さが変動すること
はなくなり、伝達効率が悪くなることはない。
駆動源としてステッピングモータを用いた場合、起動か
ら所定範囲内のみで高出力トルクとする方法としては、
駆動パルスの周期を変える方法がある。第11図はその
場合の制御回路の例を示すもので、第8図の回路からト
ランジスタTrおよびダイオードDi、D2を除去する
と共に、モータの駆動電源として電源Eのみを用いたも
のである。
マイコンS1は、モータ1の駆動から所定範囲内のみ駆
動パルスの通電周期を長くし、それ以後は通電周期を短
くするように駆動回路52を制御する。
第12図、第13図は上記実施例の動作を示す。
マイコン51は、スイッチSW工、SW、のオン・オフ
状態から開閉体が開状態であるかまたは閉状態であるか
を判定し、判定結果に基づいて回転方向を決定する。マ
イコン51は、決定された回転方向に従って、駆動回路
52を介し各トランジスタT ri、 T r2. T
 r、、 T r、を所定の位相差をもって順にオン・
オフ制御する。ステッピングモータ1の起動から所定の
範囲までは、駆動パルスのデユーティ比は一定のままそ
の周期を長くし、これを駆動回路52に入力する。駆動
回路52はこの駆動パルスに基づいて各トランジスタT
r t 。
T r2. T r、、 T r4を順ニ駆動し、コイ
ル巻線C0,C2,C1,C4に順に電源Eを通電する
。こうして起動から所定範囲まで駆動されて駆動パルス
を所定数カウントしたら、駆動パルスのチューティ比は
一定のまま通電周期を短くする。その後スイッチsw、
、sw2のオン・オフ信号によって開閉体が開位置また
は閉位置に達したことを検出したら通電を停止してモー
タ1を停止させる。
上記のように、ステッピングモータ1の駆動パルスの周
期を長くすると、ステッピングモータ1の歩進速度は遅
くなり、出力トルクは大きくなる。
従って、大きな1動トルクを必要とする起動時は上記の
ように駆動パルスの周期を長くすることによって十分大
きな出力トルクを得ることができ、起動から所定範囲以
後は大きなトルクを必要としないので、1動パルスの周
期を短くして歩進速度を速くする。
ところで、駆動源としてステッピングモータを用いる場
合の問題点は、大きなトルクを得ようとすると、発熱が
多くなることと、外部回路、特にトランスなどが大型化
することである。しかし、以上説明したような本発明の
実施例によれば、高トルクを必要とする僅かな範囲のみ
高電圧電源を供給したり駆動パルス周期を短くしたりし
て大きな出力トルクを得るようにしたため、小型の外部
回路でよいし、発熱量も少なく、周辺部品への影響が少
ないとか、使用可能な環境範囲が拡大されるというよう
な利点がある。
もっとも、本発明に用いることができるモータはステッ
ピングモータに限られるものではなく、一般に使用され
ている直流モータを用いても差し支えない。その場合は
、起動から所定範囲までは駆動電圧を高くするというよ
うな方法によって出力トルクが高くなるようにする。
なお、図示の実施例では、開閉検出機構55は開位置と
閉位置とで検品信号を出力するように二つのスイッチを
設けていたが、使用目的によっては、開位置のみ、また
は閉位置のみで検出信号を出力するようにしても差し支
えない。また、歯車8は、歯車列中の出力歯車と歯車列
中の回転部材とを兼ねていたが、出力歯車とは別に回転
部材を設け、この回転部材に開閉検出機構を設けてもよ
い。
本発明は、流量制御弁やダンパのほか、高接点圧タイマ
やカム駆動装置などのように、動作開始時の僅かの間高
トルクを必要とし、その他の大部分は低トルクで足りる
ようなものの能動装置として利用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、被駆動体である開閉体を開閉するため
にモータを起動するに当たり、起動から所定範囲のみ高
出力トルクとなるようにモータを制御するようにしたか
ら、平常運転時の出力1−ルクが比較的小さいモータを
用いても、必要なときは十分大きなトルクを得ることが
でき、よって、比較的小さなモータであっても差し支え
ないし、必要なときに大きなトルクを得ることができる
にもかかわらず、モータの発熱を抑制できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる開閉駆動装置の機構部分の例を
示す平面図、第2図は同上断面正面正面図、第3図は本
発明にかかる開閉駆動装置を適用可能な流量制御弁の一
例を示す断面正面図、第4図は流量制御弁の別の例を示
す断面正面図、第5図は流量制御弁のさらに別の例を示
す断面正面図、第6図は上記機構部分中の開閉検出機構
部分の平面図、第7図は同上開閉検出機構部分の別の動
作態様を示す平面図、第8図は本発明にかかる開閉駆動
装置の制御回路の一例を示す回路図、第9図は同上回路
の動作を示すフローチャート、第10図は同上回路によ
るモータへの供給電圧を示す線図、第11図は本発明に
かかる開閉駆動装置の制御回路の別の例を示す回路図、
第12図は同上回路の動作を示すフローチャート、第1
3図は同上回路によってモータに供給される駆動パルス
の例を示すタイミングチャート、第14図は開閉駆動装
置の機構部分の別の配置例を示す平酊図である。 1・・・モータ、  3・・・ピニオン、  4,5,
6゜7・・・歯車列、 8・・・出力歯車、 11.1
2・・カム、  21・・・出力軸、 48・・・ロー
タ、SW工、SW2・・・スイッチ。 第1図 第3図 第4図 第 第6図 第10 1、 第 図 第 ■ 図 1、 第 図 5PJ12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、モータと、 このモータのロータに一体に設けられたピニオンと、 このピニオンに連繋された歯車列と、 この歯車列中の歯車と噛み合う出力歯車を有すると共に
    被駆動体である開閉体を駆動するために開閉体に連繋さ
    れた出力軸と、 上記ピニオンから上記出力軸までの回転伝達経路中の回
    転部材の回転位置を検出して上記開閉体の開閉状態を検
    出する開閉検出機構と、この開閉検出機構から開または
    閉状態検出信号が入力されたとき上記モータを停止させ
    ると共に、上記モータの起動から所定範囲のみ高出力ト
    ルクとなるようにこのモータを駆動する制御手段とを備
    えたことを特徴とする開閉駆動機構。 2、開閉検出機構は、回転伝達経路中の回転部材の回転
    に伴って回転するカムと、このカムに摺接してオン・オ
    フするスイッチ手段でなる請求項1記載の開閉駆動装置
JP2200043A 1990-07-27 1990-07-27 開閉駆動装置 Expired - Fee Related JP2900280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2200043A JP2900280B2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 開閉駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2200043A JP2900280B2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 開閉駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0488892A true JPH0488892A (ja) 1992-03-23
JP2900280B2 JP2900280B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=16417882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2200043A Expired - Fee Related JP2900280B2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 開閉駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2900280B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06159541A (ja) * 1992-07-09 1994-06-07 Soc Europ Propulsion <Sep> 電気制御漏洩防止弁
JPH08247323A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量制御弁
JPH08276723A (ja) * 1995-02-09 1996-10-22 Nippondenso Co Ltd 車両空調用内外気切替装置
JPH10132123A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁制御方法
JPH10132125A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁制御方法
EP0855298A1 (en) * 1997-01-28 1998-07-29 Sanden Corporation Rotation driving system simple in structure and capable of reliably detecting abnormal rotation of a stepping motor
EP0856939A1 (en) * 1997-02-04 1998-08-05 Sanden Corporation Rotation driving system improved in detection of a rotation angle of a stepping motor
JP2000291816A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁の制御装置
JP2002323164A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Kohan Kogyo Kk バルブ開閉機
JP2010139065A (ja) * 2008-11-12 2010-06-24 Rinnai Corp 流量制御弁
JP2012245599A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Seiko Epson Corp ハーフカット装置、これを備えたテープ印刷装置、およびステッピングモーターの制御方法
WO2019146744A1 (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社デンソー モータ制御装置、統合弁装置及び熱交換器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5666197U (ja) * 1979-10-23 1981-06-02
JPH0233598U (ja) * 1988-08-25 1990-03-02

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5666197U (ja) * 1979-10-23 1981-06-02
JPH0233598U (ja) * 1988-08-25 1990-03-02

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06159541A (ja) * 1992-07-09 1994-06-07 Soc Europ Propulsion <Sep> 電気制御漏洩防止弁
JPH08276723A (ja) * 1995-02-09 1996-10-22 Nippondenso Co Ltd 車両空調用内外気切替装置
JPH08247323A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量制御弁
JPH10132123A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁制御方法
JPH10132125A (ja) * 1996-11-05 1998-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁制御方法
EP0855298A1 (en) * 1997-01-28 1998-07-29 Sanden Corporation Rotation driving system simple in structure and capable of reliably detecting abnormal rotation of a stepping motor
EP0856939A1 (en) * 1997-02-04 1998-08-05 Sanden Corporation Rotation driving system improved in detection of a rotation angle of a stepping motor
JP2000291816A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁の制御装置
JP2002323164A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Kohan Kogyo Kk バルブ開閉機
JP2010139065A (ja) * 2008-11-12 2010-06-24 Rinnai Corp 流量制御弁
JP2012245599A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Seiko Epson Corp ハーフカット装置、これを備えたテープ印刷装置、およびステッピングモーターの制御方法
WO2019146744A1 (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社デンソー モータ制御装置、統合弁装置及び熱交換器
JP2019128110A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 株式会社デンソー モータ制御装置、統合弁装置及び熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2900280B2 (ja) 1999-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0488892A (ja) 開閉駆動装置
EP2768125B1 (en) Stepping motor and motorized valve using it
KR102435478B1 (ko) 바이필러 제어를 갖는 셀프 전환, 가역 선형 액추에이터
CN102403831B (zh) 电动机致动器
KR100426744B1 (ko) 구동장치, 광량제어장치 및 셔터
US20060070604A1 (en) Gear speed reducer
JP2016005411A (ja) アクチュエータ
JPWO2008072298A1 (ja) エンジンの位相可変装置
JP2003061306A (ja) ギヤードモータ
JP4111748B2 (ja) モータ駆動式排水弁
JP4603826B2 (ja) モータ駆動式排水弁
JP4136333B2 (ja) リニア駆動装置
JP3283895B2 (ja) 電磁クラッチ内蔵モータ
JP2006029538A (ja) モータ駆動式排水弁
JP3716227B2 (ja) ギヤードモータ
JP6271784B2 (ja) ステッピングモータ及びそれを用いた電動弁
JPH08163856A (ja) ステッピングモータを用いた駆動装置
JP4004753B2 (ja) リニア駆動装置
KR920002565B1 (ko) 타임 스위치
JPH0729727Y2 (ja) 住復駆動機構
JP2006050857A (ja) ギヤードモータ
JP4519799B2 (ja) エンジンの位相可変装置
KR100537819B1 (ko) 기어드 모터
KR20040040123A (ko) 기어드모터
JP2562135Y2 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees