JPH08123262A - 画像形成装置および記録紙搬送方法 - Google Patents

画像形成装置および記録紙搬送方法

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JPH08123262A
JPH08123262A JP6264035A JP26403594A JPH08123262A JP H08123262 A JPH08123262 A JP H08123262A JP 6264035 A JP6264035 A JP 6264035A JP 26403594 A JP26403594 A JP 26403594A JP H08123262 A JPH08123262 A JP H08123262A
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JP
Japan
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double
sided
unit
paper
conveyance
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JP6264035A
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English (en)
Inventor
Yoji Serizawa
洋司 芹澤
Masaji Uchiyama
正次 内山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザが両面搬送ユニットを途中でセットし
たり、途中で電源を投入したりした場合においても、両
面搬送ユニットの有無を適確に判別することができる画
像形成装置および記録紙搬送方法を提供する。 【構成】 111は、本実施例特有の自己診断制御部で
あり、自己診断機能を有する。この自己診断機能とは、
両面搬送ユニットが装着されたことを検出した時点で、
両面搬送ユニット内部の駆動系の状態、用紙の有無をチ
ェックし、正常か異常かをエンジン制御部102に対し
て報知する機能をいう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ本体に対して
脱着可能な両面搬送ユニットを有する画像形成装置、お
よび該画像形成装置における記録紙搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているこの種の画像形成
装置のひとつとして、電子写真プリンタが挙げられる。
図8は、従来から知られている電子写真プリンタの断面
構成を示す。本図において、1は静電潜像を形成するた
めの感光体ドラム、2は感光体ドラム1を一様に帯電す
るための帯電ローラ、3はレーザビームを感光体ドラム
1上で走査するための光学ユニット、4は光学ユニット
3から発せられたレーザビームである。5は、レーザビ
ーム4により感光体ドラム1上に形成された静電潜像
を、トナーにて現像するための現像器である。6は、感
光体ドラム1上のトナー像を、所定の用紙に転写する転
写ローラ帯電器である。7は用紙上のトナーを溶融して
用紙に定着させる定着器、8は定着された用紙を機外に
排出する排出ローラ、9は用紙サイズ不定の用紙を給紙
するための給紙ローラ、11は用紙サイズを検出するた
めのサイズセンサ、12は用紙先端を検出するためのレ
ジストセンサ、13は定着器を用紙が抜けたことを検出
する排出センサ、14は用紙サイズが予め知られている
用紙カセットの給紙ローラ、15は用紙を積載しておく
用紙カセットである。
【0003】24はオプションカセットの給紙ローラ、
23はオプションカセットとしての用紙カセットであ
る。16は、両面搬送ユニット内部に設けられており、
排紙用紙を本体側排紙部に排出するか、両面搬送ユニッ
ト側に排出するかを制御するための排紙フラッパであ
る。17は、排紙フラッパ16によって両面搬送ユニッ
ト側に排出されてきた用紙を、図中のA方向に回転させ
て所定量だけ用紙を搬送した後に、B方向に逆転させ
て、用紙を両面搬送ユニット搬送路へと搬送させること
により、両面印字を可能とするための反転ローラであ
る。19−1および19−2は、用紙を両面搬送ユニッ
トの所定位置まで搬送する両面搬送ローラである。20
は、一旦所定位置まで搬送された用紙を、本体側の要求
に基づいて再度本体側の搬送路へ送り込む再給紙ローラ
である。21は、所定の停止位置を認識するための再給
紙センサである。
【0004】図9は、図8に示した機構部を有する電子
写真プリンタの制御部を示す。本図において、101は
プリンタコントローラであり、ホストコンピュータ等
(図示せず)から受け取った画像コードデータを、ドッ
トマップデータに展開して印字可能な情報に変換すると
共に、エンジン制御部102(次に説明する)との間で
通信を行うことによりプリンタ内部の状況を認識し、か
つプリンタの動作モードを切り換えるコマンドを送出す
る。102はプリンタコントローラ101から送出され
るコマンド等に基づきプリンタ内部の各機能ユニットの
制御を行うエンジン制御部である。
【0005】103はエンジン制御部102の指示に基
づきプリンタ本体内部の滞留紙を排出するための自動排
紙制御部、104はエンジン制御部102の指示に基づ
きプリンタ本体内部の用紙搬送系を駆動する用紙搬送制
御部、105はエンジン制御部102の指示に基づき帯
電・現像・転写の各高圧の出力制御を行う高圧制御部、
106はエンジン制御部102の指示に基づきレーザの
発光・スキャナモータの駆動等の光学系の制御を行う光
学系制御部、107はレジストセンサ・排紙センサ等の
プリンタ内部の用紙センサの情報をエンジン制御部10
2に伝えるセンサ入力部、108は定着器の温度制御を
エンジン制御部102の指示に基づき行う定着器温度制
御部、109はエンジン制御部102の指示に基づき両
面搬送ユニットの各部の制御を行う両面搬送制御部、1
10はエンジン制御部102の指示に基づきオプション
カセットの各部の制御を行うオプションカセット制御部
である。
【0006】従来の電子写真プリンタは、図8および図
9に示した構成において、以下に述べるような印字制御
を行っていた。
【0007】まず、両面搬送ユニットがプリンタ本体に
装着されているか否かを認識するために、プリンタ本体
の電源が投入された後の所定時間内に当該ユニットの有
り無しをチェックし、その後においては、両面搬送ユニ
ットの有無を一切チェックすることを行っていない。
【0008】また、手差しトレイから給紙れた用紙が、
両面印字に適さない例えば封筒のような特殊紙であると
認識された場合においても、コントローラの指示に基づ
き両面搬送ユニットに搬送してしまい、その結果として
ジャムを誘発する場合があった。
【0009】更に、両面搬送ユニット装着時の印字中に
本体搬送部でジャムが発生した場合には、両面搬送波ユ
ニット内部の搬送系についても全て停止させるよう制御
している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
の電子写真プリンタでは、両面搬送ユニットが装着され
ているか否かを電源投入時のみチェックする制御機構を
採っているため、例えば、両面搬送ユニットがプリンタ
本体の別電源で作動するような場合にプリンタ本体と異
なるタイミングで両面搬送ユニットの電源が投入された
ときには、ユーザにとっては両面搬送ユニットの装着が
認識されないという不具合が発生する。
【0011】また、手差しトレイから給紙した用紙が両
面印字に適さないもの(例えば封筒)であることが判明
したとしても、プリンタコントローラの指示に従って通
常の搬送制御が行われてしまうため、その結果としてジ
ャムを誘発することもあり、プリンタの信頼性の低下を
招いていた。
【0012】更に、両面搬送ユニット内において用紙が
搬送されてくる最中に、プリンタ本体側でジャムなどの
不具合が発生した場合、両面搬送ユニットの搬送系も同
時に停止されてしまうため、その後に両面搬送ユニット
内のジャム処理を要するばかりでなく、正常に印字され
ている用紙までも無駄にしなければならないという不具
合がある。
【0013】よって本発明の第1の目的は、ユーザが両
面搬送ユニットを途中でセットしたり、途中で電源を投
入したりした場合においても、両面搬送ユニットの有無
を適確に判別することができる画像形成装置および記録
紙搬送方法を提供することにある。
【0014】また本発明の第2の目的は、両面搬送ユニ
ットへの搬送に適さない用紙が両面行きとして指定され
た場合においても、その用紙を両面搬送ユニット内部に
送り込んで不要なジャムが発生することを防止し、さら
に、ユーザあるいはプリンタコントローラにその旨を報
知することができる画像形成装置および記録紙搬送方法
を提供することにある。
【0015】更に、本発明の第3の目的は、両面搬送ユ
ニット以外の箇所で発生したジャム,ミスプリント,ド
アオープンなどプリンタ本体側のみの処理で済む事象に
対しては、両面搬送ユニット内の用紙搬送を停止するこ
となく用紙を両面内の正規の位置まで搬送してから、プ
リンタ本体の復帰を待つことを可能として、画像形成装
置および記録紙搬送方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる第1の目的を達成
するために、本発明は、プリンタ本体に接続可能な両面
搬送ユニットを有する画像形成装置において、前記両面
搬送ユニットの装着時もしくは前記両面搬送ユニットへ
の電源投入時に、前記両面搬送ユニットの内部機能を所
定の手順に従って検査する自己診断手段を備え、前記両
面搬送ユニットの装着有無を判別可能としたものであ
る。また、プリンタ本体に接続可能な両面搬送ユニット
を有する画像形成装置において、前記両面搬送ユニット
へ記録用紙を給送するに際して、前記両面搬送ユニット
の装着時もしくは前記両面搬送ユニットへの電源投入時
に、前記両面搬送ユニットの内部機能を所定の手順に従
って検査する自己診断ステップを実行し、前記両面搬送
ユニットへの記録用紙給送が可能であるか否かを判別可
能とする。
【0017】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、更に加えて、紙サイズ不定の給紙口から給送された
記録用紙のサイズを検出する手段と、前記検出された記
録用紙のサイズが所定のサイズ条件を満たさない場合に
は、前記両面搬送ユニットへの当該記録用紙の搬送を禁
止すると共に、当該記録用紙に対するエラー情報を報知
する手段とを備えた構成とする。また、プリンタ本体に
接続可能な両面搬送ユニットを有する画像形成装置にお
いて、前記両面搬送ユニットへ記録用紙を給送するに際
して、紙サイズ不定の給紙口から給送された記録用紙の
サイズを検出し、前記検出された記録用紙のサイズが所
定のサイズ条件を満たさない場合には、前記両面搬送ユ
ニットへの用紙搬送を禁止すると共に、当該用紙に対す
るエラー情報を報知するものとする。
【0018】さらに、本発明の第3の目的を達成するた
めに、更に加えて、前記両面搬送ユニットへの用紙搬送
中に、プリンタ本体側で搬送異常が発生した場合、前記
両面搬送ユニット内を搬送中の用紙については所定の停
止位置まで搬送した後に当該両面搬送ユニット内の駆動
系を停止させる手段を備えた構成とする。また、プリン
タ本体に接続可能な両面搬送ユニットを有する画像形成
装置において、前記両面搬送ユニットへ記録用紙を給送
するに際して、前記両面搬送ユニットへの用紙搬送中
に、プリンタ本体側で搬送異常が発生した場合、前記両
面搬送ユニット内を搬送中の用紙については所定の停止
位置まで搬送した後に当該両面搬送ユニット内の駆動系
を停止させるものとする。
【0019】
【作用】本発明の上記構成によれば、両面搬送ユニット
が装着された時点もしくは電源投入の時点で自己診断機
能を実行するので、両面搬送ユニットがプリンタ本体電
源の投入後に装着された場合においても、随時その有無
を判断することができる。
【0020】また、手差しトレイからの給紙用紙が両面
搬送ユニットに適さないものであると判断した場合に
は、プリンタコントローラにミスプリント発生を報知す
ると共に、その用紙を所定の排紙口に排紙することによ
り、ジャムの誘発を防ぐことができる。
【0021】更に、両面搬送ユニット内で記録用紙が搬
送されている最中にプリンタ本体内部でジャムが発生し
た場合においても、両面搬送ユニット内での搬送を継続
して用紙が両面搬送ユニット内の所定位置まで到達する
まで搬送する機能をもたせることで、ユーザの操作性を
向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の各実施例を詳細に説明する。
【0023】実施例1 図1は、本発明を適用した電子写真プリンタの機構部を
示す。本実施例の基本構成は、既述の従来例と同様であ
る。すなわち、1は静電潜像を形成するための感光体ド
ラム、2は感光体ドラム1を一様に帯電するための帯電
ローラ、3はレーザビームを感光体ドラム1上で走査す
るための光学ユニット、4は光学ユニット3から発せら
れたレーザビームである。5は、レーザビーム4により
感光体ドラム1上に形成された静電潜像を、トナーにて
現像するための現像器である。6は、感光体ドラム1上
のトナー像を、所定の用紙に転写する転写ローラ帯電器
である。7は用紙上のトナーを溶融して用紙に定着させ
る定着器、8は定着された用紙を機外に排出する排出ロ
ーラ、9は用紙サイズ不定の用紙を給紙するための給紙
ローラ、11は用紙サイズを検出するためのサイズセン
サ、12は用紙先端を検出するためのレジストセンサ、
13は定着器を用紙が抜けたことを検出する排出セン
サ、14は用紙サイズが予め知られている用紙カセット
の給紙ローラ、15は用紙を積載しておく用紙カセット
である。
【0024】以上がプリンタ本体の構成である。次に、
プリンタに脱着可能なオプションカセット給送ユニット
と両面搬送ユニットの構成について説明する。
【0025】24はオプションカセットの給紙ローラ、
23はオプションカセットとしての用紙カセットであ
る。16は、両面搬送ユニット内部に設けられており、
排紙用紙を本体側排紙部に排出するか、両面搬送ユニッ
ト側に排出するかを制御するための排紙フラッパであ
る。17は、排紙フラッパ16によって両面搬送ユニッ
ト側に排出されてきた用紙を、図中のA方向に回転させ
て所定量だけ用紙を搬送した後に、B方向に逆転させ
て、用紙を両面搬送ユニット搬送路へと搬送させること
により、両面印字を可能とするための反転ローラであ
る。19−1および19−2は、用紙を両面搬送ユニッ
トの所定位置まで搬送する両面搬送ローラである。20
は、一旦所定位置まで搬送された用紙を、本体側の要求
に基づいて再度本体側の搬送路へ送り込む再給紙ローラ
である。21は、所定の停止位置を認識するための再給
紙センサである。
【0026】図2は、図1に示した機構部を有する電子
写真プリンタの制御部を示す。本図において、101は
プリンタコントローラであり、ホストコンピュータ等
(図示せず)から受け取った画像コードデータを、ドッ
トマップデータに展開して印字可能な情報に変換すると
共に、エンジン制御部102(次に説明する)との間で
通信を行うことによりプリンタ内部の状況を認識し、か
つプリンタの動作モードを切り換えるコマンドを送出す
る。102はプリンタコントローラ101から送出され
るコマンド等に基づきプリンタ内部の各機能ユニットの
制御を行うエンジン制御部である。
【0027】103はエンジン制御部102の指示に基
づきプリンタ本体内部の滞留紙を排出するための自動排
紙制御部、104はエンジン制御部102の指示に基づ
きプリンタ本体内部の用紙搬送系を駆動する用紙搬送制
御部、105はエンジン制御部102の指示に基づき帯
電・現像・転写の各高圧の出力制御を行う高圧制御部、
106はエンジン制御部102の指示に基づきレーザの
発光・スキャナモータの駆動等の光学系の制御を行う光
学系制御部、107はレジストセンサ・排紙センサ等の
プリンタ内部の用紙センサの情報をエンジン制御部10
2に伝えるセンサ入力部、108は定着器の温度制御を
エンジン制御部102の指示に基づき行う定着器温度制
御部、109はエンジン制御部102の指示に基づき両
面搬送ユニットの各部の制御を行う両面搬送制御部、1
10はエンジン制御部102の指示に基づきオプション
カセットの各部の制御を行うオプションカセット制御部
である。
【0028】111は、本実施例特有の自己診断制御部
であり、以下に詳述する自己診断機能を有する。この自
己診断機能とは、両面搬送ユニットが装着されたことを
検出した時点で、両面搬送ユニット内部の駆動系の状
態、用紙の有無をチェックし、正常か異常かをエンジン
制御部102に対して報知する機能をいう。
【0029】図3は、自己診断制御部111が有する自
己診断機能の詳細を示したフローチャートである。本図
に示す通り、まず、両面搬送ユニットの接続状態をチェ
ックする(S1,S2)。接続の有無のチェックは、エ
ンジン制御部102と両面搬送制御部109との間の通
信回線を通じて行われる。ここで、両面搬送ユニットの
接続が確認されると、エンジン制御部102は両面搬送
ユニット内の紙の有無をチェックする(S3)。機内紙
が存在しない場合には(S4:NO)、その時点で両面
搬送ユニット内部の駆動系、例えばDCモータなどの状
態をチェックする(S5)。このチェックは、モータを
駆動してから所定時間内に規定回転数に達することがで
きるかどうかで判断される。
【0030】ここで、駆動系の故障を認識した場合には
(S6,S7)、両面搬送ユニットの異常をプリンタコ
ントローラ101に報知する(S8)。他方、機内紙を
検出した場合には(S4:YES)、現在プリンタ本体
側で搬送中の用紙が有るか否かをチェックし(S9)、
用紙搬送中である場合には、一旦駆動系を停止し(S1
0)、用紙搬送が終了した後に、機内紙の自動排紙処理
を行う(S11)。この自動排紙処理(S11)では、
両面搬送ユニット内の全ての駆動系を動作させるので、
自動排紙中に前述の駆動系のチェックを兼ねることがで
きる。したがって、自動排出後に改めて駆動系のチェッ
クは行わない。
【0031】次に、エンジン制御部102と両面搬送制
御部109との通信について述べる。エンジン制御部1
02と、両面搬送制御部109とは互いにシリアル通信
回線を通じて接続されている。図4は、そのシリアル通
信の内容を示す。
【0032】図4の(A)に示す通り、エンジン制御部
102から両面搬送制御部109へシリアル伝送される
情報として、両面搬送ユニットを示すID情報と、両面
搬送ユニット内部の各種駆動系のON/OFF情報と、
反転モータの正転/逆転の切り換え情報が含まれる。一
方、両面搬送制御部109からエンジン制御部102へ
のシリアル伝送される情報には、図4の(B)に示す通
り、両面搬送ユニットを示すID情報と、両面搬送ユニ
ット内部の各種センサから得られる紙有無情報が含まれ
る。
【0033】なお、これらの情報の授受は、シリアル通
信でなく、パラレル通信でも行い得ることは勿論であ
る。
【0034】実施例2 図5は本発明の第2実施例におけるエンジン制御部10
2の制御フローチャートである。なお、本実施例におけ
るプリンタの搬送機構および制御機構は、第1の実施例
として示した図1および図2に示す通りである。
【0035】エンジン制御部102は、まずプリンタコ
ントローラ101から給紙口及び排紙口の情報を受け取
る(S2)。その後プリント要求を受けると(S2
2)、指定された給紙口より給紙動作を開始する(S2
3,S24)。
【0036】ここでは、手差しトレイから給紙が行われ
た場合を想定する。手差しトレイから給紙動作を行い用
紙がレジストセンサに到達すると(S25)、プリンタ
コントローラ101に対して垂直同期要求信号である/
VSREQ信号を出力する(S26)。その後、プリン
タコントローラ101から/VSYNC信号を受け取る
と(S27)、レジストローラを駆動開始する(S2
8)。また、これと同時に手差しトレイから給紙された
用紙の搬送方向の用紙サイズを検出するために、タイマ
を起動する(S28)。その後サイズ検知タイマが用紙
無し状態になるまでウエイトする(S29)。
【0037】用紙無しになると、サイズ検知タイマはそ
の時点までのタイマカウント値により搬送中の用紙の紙
サイズを確定する(S30)。そして、検知された用紙
サイズが両面搬送に適さないものであると判断された場
合(S31:YES)、その用紙が両面行き指定されて
いる場合にはミスプリントエラーをプリンタコントロー
ラに報知すると共に、用紙を通常の排紙口に出力する
(S32→S35)。なお、両面搬送に適していると判
断された場合であって(S31:NO)、両面記録が指
定されている場合には、両面搬送ユニット側に排紙フラ
ッパを切り換えて、両面搬送を行う。ここで、両面搬送
ユニットでの搬送に適するか否かの判断は、例えば用紙
長が封筒サイズ(Lmm)上であるか否かによって判断す
る。
【0038】実施例3 本発明の第3の実施例においても、図1および図2に示
した搬送機構および制御機を有する。本実施例では、例
えば連続プリント中のあるタイミングにおいて、プリン
タ本体側の搬送系でジャムが発生した場合について説明
する。
【0039】図6は、連続印字中のタイミングでの機内
紙の状態を示している。本図において、太線で示した部
分が搬送中の用紙である。すなわち、プリンタ本体側に
ジャムが発生した場合の状態を図6が示している。
【0040】図7は、エンジン制御部102が実行すべ
き処理手順を示したフローチャートである。図6のタイ
ミングでは、用紙は既に両面搬送ユニット内部の搬送系
によって搬送されている。したがって、プリンタ本体側
のジャムによる搬送系の停止に左右されることなく、両
面搬送ユニット側での搬送を継続することができる。そ
して、両面搬送ユニット側での搬送は、再給紙待ちの状
態すなわち、用紙先端が再給紙センサに到達するまで搬
送される。
【0041】なお、上述したような両面搬送ユニットで
の単独動作は、プリンタ本体側のジャムに拘らず、例え
ばドアオープン,ミスプリントなどに関しても全く同様
に制御することが可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における自
己診断機能によれば、ユーザが両面搬送ユニットを途中
でセットしたり、途中で電源を投入したりした場合にお
いても、両面搬送ユニットの有無を判断することができ
る。
【0043】また、両面搬送ユニットへの搬送に適さな
い用紙が両面行きとして指定された場合においても、そ
の用紙を両面搬送ユニット内部に送り込むことによって
不要なジャムを発生させることなく、ユーザあるいはプ
リンタコントローラにその旨を報知することができる。
【0044】更には、両面搬送ユニット以外の箇所で発
生したジャム,ミスプリント,ドアオープンなどプリン
タ本体側のみの処理で済む事象に対しては、両面搬送ユ
ニット内での用紙搬送を停止することなく用紙を両面搬
送ユニット内の正規の位置まで搬送してから、プリンタ
本体側の復帰を待つことができる。したがって、その待
機用紙を本体復帰後、再び用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子写真プリンタの搬送機構
を示す断面構成図である。
【図2】図1の制御機構を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】エンジン制御部と両面搬送制御部との間の通信
内容を示す図である。
【図5】第2の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】第3の実施例における搬送状態を示す図であ
る。
【図7】第3の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】従来技術の説明図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 11 サイズセンサ 12 レジストセンサ 16 排紙フラッパ 17 反転ローラ 21 再給紙センサ 101 プリンタコントローラ 102 エンジン制御部 109 両面搬送制御部 111 自己診断制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体に接続可能な両面搬送ユニ
    ットを有する画像形成装置において、 前記両面搬送ユニットの装着時もしくは前記両面搬送ユ
    ニットへの電源投入時に、前記両面搬送ユニットの内部
    機能を所定の手順に従って検査する自己診断手段を備
    え、 前記両面搬送ユニットの装着有無を判別可能としたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に加えて、 紙サイズ不定の給紙口から給送された記録用紙のサイズ
    を検出する手段と、 前記検出された記録用紙のサイズが所定のサイズ条件を
    満たさない場合には、前記両面搬送ユニットへの当該記
    録用紙の搬送を禁止すると共に、当該記録用紙に対する
    エラー情報を報知する手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、更に加えて、 前記両面搬送ユニットへの用紙搬送中に、プリンタ本体
    側で搬送異常が発生した場合、前記両面搬送ユニット内
    を搬送中の用紙については所定の停止位置まで搬送した
    後に当該両面搬送ユニット内の駆動系を停止させる手段
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 プリンタ本体に接続可能な両面搬送ユニ
    ットを有する画像形成装置において、前記両面搬送ユニ
    ットへ記録用紙を給送するに際して、 前記両面搬送ユニットの装着時もしくは前記両面搬送ユ
    ニットへの電源投入時に、前記両面搬送ユニットの内部
    機能を所定の手順に従って検査する自己診断ステップを
    実行し、 前記両面搬送ユニットへの記録用紙給送が可能であるか
    否かを判別可能としたことを特徴とする記録紙搬送方
    法。
  5. 【請求項5】 プリンタ本体に接続可能な両面搬送ユニ
    ットを有する画像形成装置において、前記両面搬送ユニ
    ットへ記録用紙を給送するに際して、 紙サイズ不定の給紙口から給送された記録用紙のサイズ
    を検出し、 前記検出された記録用紙のサイズが所定のサイズ条件を
    満たさない場合には、前記両面搬送ユニットへの用紙搬
    送を禁止すると共に、当該用紙に対するエラー情報を報
    知することを特徴とする記録紙搬送方法。
  6. 【請求項6】 プリンタ本体に接続可能な両面搬送ユニ
    ットを有する画像形成装置において、前記両面搬送ユニ
    ットへ記録用紙を給送するに際して、 前記両面搬送ユニットへの用紙搬送中に、プリンタ本体
    側で搬送異常が発生した場合、前記両面搬送ユニット内
    を搬送中の用紙については所定の停止位置まで搬送した
    後に当該両面搬送ユニット内の駆動系を停止させること
    を特徴とする記録紙搬送方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1014225A2 (en) * 1998-12-22 2000-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1014225A2 (en) * 1998-12-22 2000-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
EP1014225A3 (en) * 1998-12-22 2001-11-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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