JPH08119596A - 荷役車両の荷役装置 - Google Patents

荷役車両の荷役装置

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JPH08119596A
JPH08119596A JP25648194A JP25648194A JPH08119596A JP H08119596 A JPH08119596 A JP H08119596A JP 25648194 A JP25648194 A JP 25648194A JP 25648194 A JP25648194 A JP 25648194A JP H08119596 A JPH08119596 A JP H08119596A
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mast
fork
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tilt
vehicle body
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Toshihiko Terajima
稔彦 寺嶋
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Toyo Umpanki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォークを常に水平状態に保つ。 【構成】 マスト10に傾斜角センサ51を配置する。
車両本体1がスロープに差し掛かって傾くと、コントロ
ール部30は傾斜角センサ51からの信号に基づいて電
磁比例制御弁25によりチルトシリンダ14,15を作
動させる。マスト10は車両本体1の傾斜に応じて傾動
していく。マスト10の傾斜角度がゼロになるとフォー
ク11が水平状態になってマスト10の傾動が停止す
る。車両本体1がスロープを通過して水平になると、コ
ントロール部30は傾斜角センサ51からの信号に基づ
いてマスト10を傾動させる。マスト10の傾斜角度が
ゼロになるとフォーク11が水平状態に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等の荷
役車両において、荷役物を搭載してスロープ等の傾斜面
を上がり下りするときにフォークを水平状態に保持する
荷役装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフト等の荷役車両における荷
役装置は、車両本体の前面に昇降可能なフォークが取付
けられたマストが支持されており、このマストはチルト
シリンダの作動によって前後に傾動する。荷役物を積載
するときは、マストを少し前側に傾動させた状態で車両
本体を前進させて、フォークに荷役物を載せる。その
後、マストを少し後側に傾動させてフォークを水平に
し、車両移動時における荷役物の安定性を確保する。
【0003】そして、荷役物をトレーラ等に積み込むと
きには、スロープ等の傾斜面を上がり下りしなければな
らず、この場合、車両本体が前傾姿勢あるいは後傾姿勢
となるため、積載した荷役物の荷崩れ防止策として、作
業者がチルトシリンダによってマストを傾動させ、フォ
ークを水平状態にして荷役物が安定するようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフォークリフトでは、スロープに差し掛かって車両
本体が傾斜する直前、または傾斜してから車両を一旦停
止、あるいはゆっくり進みながらマストを傾動させてフ
ォークを水平にし、スロープを通過すると車両をもう一
度停止、あるいはゆっくり進みながらマストを傾動させ
てフォークを水平状態にするため、その操作が大変面倒
で時間がかかり、トレーラへの荷役物の積み込み作業に
大きな影響を与え、作業効率が低下するといった問題が
あった。
【0005】しかも、車両本体が傾斜しているときに、
マストを急激に操作したりすると、荷役物が重い場合は
荷崩れが起きたり、その反動で車両本体が転倒してしま
うといった危険性があり、フォークの水平状態の確認も
作業者が目測で行うので、その操作は繁雑で熟練を要
し、大変煩わしいものであった。
【0006】また、マストは前後にのみ傾動可能とされ
ており、車両本体の前後の傾きについてはマストを前後
に傾動させて荷崩れを防止できるが、車両本体の左右の
傾きについての荷崩れ防止策は図られていなかった。
【0007】本発明は、上記に鑑み、フォークを常に水
平状態に保って安全性を向上させる荷役車両の荷役装置
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、車両本体1の前面に昇降可能なフォ
ーク11が取付けられた傾動自在なマスト10が支持さ
れ、該マスト10を傾動させるチルトシリンダ14,1
5と、該チルトシリンダ14,15に作動流体を供給す
る制御弁25とを備え、車両本体1の傾きに応じてマス
ト10を傾動させてフォーク11を水平状態に補正する
水平保持手段が設けられたものである。そして、水平保
持手段は、マスト10の傾斜角度を検出する傾斜角検出
器51と、該傾斜角検出器51からの出力信号に基づい
てフォーク11が水平状態になるよう制御弁25を制御
するコントロール部30とからなり、制御弁25がコン
トロール部30からの入力信号に比例して作動流体の供
給量を可変させる電磁比例制御弁とされている。
【0009】また、安全性を向上させるため、荷役作業
に応じてマスト10の傾動を制限する安全確保手段が設
けられている。
【0010】
【作用】上記課題解決手段において、車両本体1が傾斜
すると、傾斜角検出器51がマスト10の傾斜角度を検
出する。すると、傾斜角検出器51からコントロール部
30に信号が送出され、コントロール部30は傾斜角検
出器51からの出力信号に基づいて、電磁比例制御弁2
5に制御信号を送出する。電磁比例制御弁25は、チル
トシリンダ14,15に対して入力信号に比例した量の
作動流体を供給し、マスト10が傾動していく。
【0011】このとき、マスト10は安全確保手段によ
ってその傾動が制限されており、荷役作業の状況に応じ
て速くあるいはゆっくりと傾動する。そして、フォーク
11が水平状態になるとマスト10の傾動が停止され
て、フォーク11が水平状態に保たれる。
【0012】その後、車両本体1が傾斜状態から水平状
態になっていくと、傾斜角検出器51からの信号に基づ
いて、コントロール部30は電磁比例制御弁25を介し
て荷役作業の状況に応じた安全な傾動速度でマスト10
を傾動させていき、フォーク11が水平状態になるとマ
スト10の傾動が停止されて、フォーク11が水平状態
に保たれる。
【0013】
【実施例】本実施例の荷役車両であるフォークリフト
は、図2の如く、車両本体1の下部の前側に駆動車輪
2、後側に換向車輪3が装着されており、車両本体1の
中央に図示しないエンジンやトランスミッションおよび
これらから駆動車輪2へ駆動力を伝達する駆動伝達機構
等が配され、車両本体1の前面に荷役装置4が配置され
ている。なお、図2中、5はハンドル、6は運転席であ
る。
【0014】荷役装置4は、車両本体1に前後傾自在に
支持されたマスト10と、該マスト10に昇降自在に取
付けられた一対のフォーク11と、該フォーク11を昇
降させる一対のリフトシリンダ12,13と、マスト1
0を傾動させる一対のチルトシリンダ14,15とを備
えている。
【0015】チルトシリンダ14,15は、図2のよう
に、テール16側が車両本体1にピン17を介して回動
可能に取付けられ、ロッド18側がマスト10にピン1
9を介して回動可能に取付けられている。また、リフト
シリンダ12,13はマスト10の後部に配置されてい
る。
【0016】リフトシリンダ12,13およびチルトシ
リンダ14,15には、エンジンの回転により駆動する
図示しないポンプからの油圧が各制御弁を介して供給さ
れている。この制御弁は、図1の如く、電磁比例制御弁
25,26とされており、運転席6に配置された一対の
荷役操作レバー27,28の操作によりマイクロコンピ
ュータ等からなるコントロール部30からの入力信号に
比例してリフトシリンダ12,13およびチルトシリン
ダ14,15への作動油の供給量を可変する。各荷役操
作レバー27,28は、各配線27a、28aを介して
コントロール部30に接続され、それぞれレバーを操作
することによりコントロール部30に対してマスト傾動
用およびフォーク昇降用の操作信号が送出される。
【0017】コントロール部30は、図1の如く、A/
Dコンバータ31と、CPU32と、RAMおよびRO
M等のメモリー33と、制御弁駆動回路34と、インタ
ーフェイス(I/F)回路35と、クロック発生回路3
6とから構成されており、各荷役操作レバー27,28
からの操作信号に基づいて各電磁比例制御弁25,26
を制御する。
【0018】また、荷役装置4には、荷役作業の状況を
検知する状況検知手段が設けられている。この状況検知
手段は、フォーク11にかかる荷重すなわちリフトシリ
ンダ12,13の内圧を検知する圧力センサ40と、荷
役物の高さすなわちフォーク11の位置を検知するロー
タリーエンコーダ等からなる揚高センサ41と、車両の
速さすなわちエンジンの回転数を検知するタコジェネレ
ータ等からなる回転数センサ42とからなり、各センサ
40〜42は各配線40a〜42aを介してコントロー
ル部30に接続されている。
【0019】そして、コントロール部30には、荷役作
業の状況に応じてマスト10の傾動およびフォーク11
の昇降を制限する安全確保手段が設けられている。この
安全確保手段は、各センサ40〜42からの出力信号に
基づいて、荷役物が重く、車両が速くあるいはフォーク
11が高くなるにしたがってマスト10の傾動速度およ
びフォーク11の昇降速度を低下させる機能と、荷役物
が軽く、車両が遅くあるいはフォーク11が低くなるに
したがってマスト10の傾動速度およびフォーク11の
昇降速度を増加させる機能と、フォーク11が高すぎる
ときにマスト10が傾動しないようにする機能とを有し
ている。
【0020】そして、本実施例では、車両本体1がスロ
ープ等の傾斜面を上がり下りするとき積載した荷役物が
荷崩れを起こさないように、車両本体1の傾きに応じて
自動的にマスト10を傾動させてフォーク11を水平状
態に補正する水平保持手段が設けられている。この水平
保持手段は、図1のように、マスト10の傾斜角度を検
出する傾斜角検出器51と、マスト10の傾動を自動で
行うかあるいは手動で行うかを切換える選択スイッチ5
2と、傾斜角検出器51からの出力信号に基づいてフォ
ーク11が水平状態、すなわちマスト10の傾斜角度が
ゼロになるようチルト側の電磁比例制御弁25を制御す
る前述のコントロール部30とからなる。
【0021】傾斜角検出器51は、例えば密閉容器内に
封入された誘電性液体と電極板とから検出素子が構成さ
れた傾斜角センサとされ、マスト10に取付けられ、配
線51aを介してコントロール部30に接続されてい
る。すなわち、マスト10が傾斜すると、密閉容器内の
誘電性液体の液面レベルがマスト10の傾斜角度に比例
して傾斜し、その傾斜に比例した電極板の静電容量の変
化からマスト10の傾斜角度を検出する。そして、この
傾斜角センサ51は、常にマスト10の傾斜角度を検知
しており、コントロール部30に対して傾斜角信号が連
続的に送出される。
【0022】選択スイッチ52は、運転席6に設けられ
た図示しないスイッチボタンを押すことにより接点がオ
ンし、もう一度押すことにより接点がオフするもので、
一端がコントロール部30のI/F回路35に接続さ
れ、他端がアース接地されている。そして、コントロー
ル部30は、選択スイッチ52がオンのときにマスト1
0の自動傾動を行うようになっている。なお、コントロ
ール部30では、選択スイッチ52がオン状態において
も、各荷役操作レバー27,28によりフォーク11お
よびマスト10の作動が可能とされ、各センサ40〜4
2からの出力信号に基づいてマスト10の傾動を制限す
るようになっている。
【0023】上記構成において、荷役物を積載すると
き、チルト用の荷役操作レバー27によりマスト10を
前傾させて荷役物をフォーク11に載せ、再びチルト用
荷役操作レバー27を操作するとマスト10が後傾され
てフォーク11が水平状態に保たれる。次に、荷役物を
トレーラ等に積み込む場合、スロープを上がり下りする
ため選択スイッチ52をオンにする。
【0024】この状態でスロープを上がっていくと、車
両本体1がスロープに応じて後傾していき、傾斜角セン
サ51によってマスト10の傾斜角度が検出される。す
ると、コントロール部30は傾斜角センサ51からの傾
斜角信号に基づいて、チルト側電磁比例制御弁25に流
量制御信号を送出する。チルト側電磁比例制御弁25は
チルトシリンダ14,15に対して流量制御信号に比例
した量の作動油を供給し、マスト10が前傾していく。
【0025】このとき、コントロール部30では、圧力
センサ40、揚高センサ41および回転数センサ42か
らの各出力信号によって荷役作業の状況を判断し、マス
ト10を荷役作業の状況に応じた安全な傾動速度で前傾
させる。また、フォーク11の高さが低すぎると、フォ
ーク11の先端がスロープに衝突してしまう恐れがある
ので、コントロール部30では傾斜角センサ51および
揚高センサ41からの出力信号によりフォーク11がス
ロープに衝突しない高さを判断して、フォーク11をそ
の高さになるよう移動させる。そして、マスト10の前
傾が進み、図3のようにマスト10の傾斜角度がゼロに
なると、フォーク11が水平状態となってマスト10の
前傾が停止される。
【0026】その後、車両本体1がスロープを上がって
水平になっていくと、傾斜角センサ51からの傾斜角信
号および各センサ40〜42からの出力信号に基づい
て、コントロール部30はチルト側電磁比例制御弁25
を介して荷役作業の状況に応じた安全な傾動速度でマス
ト10を後傾させていき、マスト10の傾斜角度がゼロ
になるとフォーク11が水平状態になって、マスト10
の後傾が停止される。
【0027】一方、スロープを下りるときも同様に、ス
ロープに差し掛かって車両本体1が前傾していくと、傾
斜角センサ51からの傾斜角信号に基づいて、コントロ
ール部30はチルト側電磁比例制御弁25を介してマス
ト10を後傾させていき、図4のようにマスト10の傾
斜角度がゼロになってフォーク11が水平状態に保たれ
る。このとき、フォーク11の高さが低すぎると、スロ
ープを下って水平面に差し掛かるとき、フォーク11の
先端が水平面に衝突してしまう恐れがある。そこで、コ
ントロール部30では傾斜角センサ51および揚高セン
サ41からの出力信号によりフォーク11が水平面に衝
突しない高さを判断して、フォーク11をその高さにな
るよう移動させる。その後、スロープを下り車両本体1
が水平状態になると、マスト10が前傾してフォーク1
1が水平状態になる。
【0028】なお、スロープを上がり下りするのに危険
と判断される高さにフォーク11が位置しているとき、
選択スイッチ52をオンすると、ブザー等によって作業
者に危険であることを報知する。また、選択スイッチ5
2をオンした後にフォーク11を高い位置に移動させた
場合においても、ブザー等で報知してマスト10の自動
傾動が作動しないようになっている。
【0029】このように、マスト10の傾斜角度を検出
して、コントロール部30を介して電磁比例制御弁25
でチルトシリンダ14,15を作動させることにより、
車両本体1の傾斜に応じて自動的にマスト10が傾動し
て、フォーク11を常に水平状態に保つことができる。
したがって、スロープを上がり下りしても、荷崩れが起
きたり、その反動によって車両本体1が転倒してしまう
といった事故が起こらず、安全性が向上する。しかも、
マスト10が自動的に傾動するので、作業者がマスト1
0を傾動させてその水平状態の確認を目測で行うといっ
た面倒な操作を必要とせず、操作が簡単になって不慣れ
な作業者でも安全に積み込み作業が行え、作業効率を低
下させることはなく、今後の自動制御化に対応すること
ができる。
【0030】また、荷役物の重量が重く、高さが高く、
車両速度が速いときには、マスト10がゆっくり動き、
荷役物の重量が軽く、高さが低く、車両速度が遅いとき
には、マスト10が速く動くので、さらなる作業効率の
向上および安全性の向上が図れる。
【0031】さらに、選択スイッチ52をオンオフする
ことによりマスト10の自動傾動および手動傾動の切換
えが行えるので、作業状況に応じて作業者が自由に切換
えられ、効率のよい荷役作業が行える。
【0032】しかも、従来の荷役装置に電磁比例制御弁
25や傾斜角センサ51およびコントロール部30等の
既存の機器を設けるだけの簡単な方法で実現でき、車両
本体1に容易に後付けできるので、新しい機器を製作す
る必要がなく、荷役車両としてのコストもさほどアップ
することはない。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば上記
実施例では、マスト10が前後に傾動する場合について
述べたが、マスト10を前後および左右に傾動するよう
にしてもよい。すなわち、マスト10の前後傾の支持軸
をシリンダあるいはモータ等により左右に回動可能に支
持し、チルトシリンダ14,15のテール16側および
ロッド18側をボールジョイント等により自在に支持
し、傾斜角センサ51としてジャイロコンパス等を利用
して前後左右の角度を検出すれば、例えば下りで左側に
傾斜したような傾斜面においてもフォーク11は水平状
態に保たれて、車両本体1が安全に傾斜面を通過するこ
とができる。
【0034】また、傾斜角センサ51は、電極板および
誘電性液体を利用したものやジャイロコンパス等を利用
したものに限らず、振り子等を利用したものや、あるい
はチルトシリンダ14,15のテール16側に加わる圧
力を圧力センサにより検知して、その圧力からマスト1
0の傾斜角度を検出してもよい。そして、傾斜角センサ
51をマスト10に取付けてマスト10の傾斜角度を検
出したが、車両本体1の傾斜角度を検出するようにして
もよい。さらに状況検知手段としての各センサも他のセ
ンサを利用してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、マストの傾斜角度を検出して、コントロール部
を介して電磁比例制御弁でチルトシリンダを作動させる
ことにより、車両本体の傾斜に応じて自動的にマストが
傾動して、フォークを常に水平状態に保つことができ
る。したがって、車両本体が傾斜しても、荷崩れが起き
たり、その反動によって車両本体が転倒してしまうとい
った事故が起こらず、安全性が向上する。しかも、マス
トが自動的に傾動するので、作業者がマストを傾動させ
てその水平状態の確認を目測で行うといった面倒な操作
を必要とせず、操作が簡単になって不慣れな作業者でも
安全に積み込み作業が行え、作業効率を低下させること
はなく、今後の自動制御化に対応することができる。
【0036】また、安全確保手段によってマストの傾動
が制限され、荷役作業に応じてマストがゆっくり動いた
り速く動いたりするので、さらなる作業効率の向上およ
び安全性の向上が図れる。
【0037】しかも、従来の荷役装置に既存の機器を設
けるだけの簡単な方法で実現でき、車両本体に容易に後
付けできるので、新しい機器を製作する必要がなく、荷
役車両としてのコストもさほどアップすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における荷役車両の荷役装置
の構成図
【図2】フォークリフトの側面図
【図3】スロープを上がるフォークリフトの側面図
【図4】スロープを下るフォークリフトの側面図
【符号の説明】
1 車両本体 10 マスト 11 フォーク 14,15 チルトシリンダ 25 チルト側電磁比例制御弁 30 コントロール部 51 傾斜角センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体の前面に昇降可能なフォークが
    取付けられた傾動自在なマストが支持され、該マストを
    傾動させるチルトシリンダと、該チルトシリンダに作動
    流体を供給する制御弁とを備え、前記車両本体の傾きに
    応じて前記マストを傾動させて前記フォークを水平状態
    に補正する水平保持手段が設けられたことを特徴とする
    荷役車両の荷役装置。
  2. 【請求項2】 水平保持手段は、マストの傾斜角度を検
    出する傾斜角検出器と、該傾斜角検出器からの出力信号
    に基づいてフォークが水平状態になるよう制御弁を制御
    するコントロール部とからなり、前記制御弁が前記コン
    トロール部からの入力信号に比例して作動流体の供給量
    を可変させる電磁比例制御弁とされたことを特徴とする
    請求項1記載の荷役車両の荷役装置。
  3. 【請求項3】 荷役作業に応じてマストの傾動を制限す
    る安全確保手段が設けられたことを特徴とする請求項1
    記載の荷役車両の荷役装置。
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