JPH08119108A - プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法 - Google Patents
プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法Info
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- JPH08119108A JPH08119108A JP26230994A JP26230994A JPH08119108A JP H08119108 A JPH08119108 A JP H08119108A JP 26230994 A JP26230994 A JP 26230994A JP 26230994 A JP26230994 A JP 26230994A JP H08119108 A JPH08119108 A JP H08119108A
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Abstract
し、また、コストを低減することができるようにしたプ
ラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安
全監視方法を提供すること。 【構成】 電車が発進してからプラットホーム10を通
過するまでの間に電車に過度に近接する危険区域に進入
した障害物を感知したとき障害物感知信号20aを生成
する乗客センサ20と、電車を感知したとき電車感知信
号30aを生成する電車センサ30と、電車が発進した
と判定してからプラットホーム10を通過するまでの間
に障害物感知信号20aを受けたとき電車の運転員に電
車の緊急停止警報60aを知らせるための支障灯駆動信
号50aを生成する安全監視制御手段50と、支障灯駆
動信号50aを受けたとき緊急停止警報60aを発する
支障灯60と、を備えて成る。
Description
ラットホームを通過するまでの間に車両に過度に近接す
る危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感
知して、危険な状態にあるとその旨の情報を警報するよ
うにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれ
を用いた安全監視方法に関する。
ムおよびこれを用いた安全監視方法としては、例えば、
車両の進入時または発進時に乗客または支障物等の障害
物を駅員が監視しており、危険な状態にあるとその旨を
音声などで警告するとともに、場合により車両の停止を
促すようにするのが一般的である。
設して、車両の乗降ドアと、防護壁に車両の乗降ドアに
対応して設けたホーム側の乗降ドアとにより二重の乗降
ドアにして、車両に過度に近接した危険区域に乗客また
は支障物等の障害物が進入しないようにしたものがあ
る。
うな従来のプラットホームの安全監視システムおよびこ
れを用いた安全監視方法では、前者においては、駅員が
見落さないよう、車両運行中は集中力を持続する必要が
あって、駅員の大きな負担となり、また、駅員の見落と
しがあった場合には、安全性が十分に確保できないとい
う問題点があった。
降ドアの設置により、設置コストが嵩み、全ての駅には
採用し難いという問題点があった。
してなされたもので、駅員の負担を軽くした上で、安全
性を向上し、また、コストを低減することができるよう
にしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを
用いた安全監視方法を提供することを目的としている。
めの本発明の要旨とするところは、以下の6項に存す
る。
ーム(10)を通過するまでの間に車両に過度に近接す
る危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感
知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警
告するようにしたプラットホームの安全監視システムで
あって、電車への乗降に対応してプラットホーム(1
0)上の乗降ドアの前に所定数設置され、電車が発進し
てからプラットホーム(10)を通過するまでの間に電
車に過度に近接する前記危険区域に進入した乗客または
支障物等の前記障害物を感知したとき障害物感知信号
(20a)を生成する乗客センサ(20)と、プラット
ホーム(10)上に所定数設置され、電車を感知したと
き電車感知信号(30a)を生成し電車を感知していな
いとき電車不感知信号(30b)を生成する電車センサ
(30)と、電車が発進したと判定してからプラットホ
ーム(10)を通過するまでの間に前記障害物感知信号
(20a)を受けたとき、電車の運転員に該電車の緊急
停止警報(60a)を知らせるための支障灯駆動信号
(50a)を生成する安全監視制御手段(50)と、前
記支障灯駆動信号(50a)を受けたとき、点灯するこ
とによって前記電車の緊急停止警報(60a)を発する
表示器である支障灯(60)と、を備えて成ることを特
徴とするプラットホームの安全監視システム。
ダ車上子(41)と、プラットホーム(10)内の所定
の停止位置に設けられ、電車の該停止位置への停止時か
ら発進時までの間に前記トランスポンダ車上子(41)
と結合(これをトランスポンダ結合と呼ぶ)して通信を
行うトランスポンダ(40)と、を備えて成り、前記安
全監視制御手段(50)は、電車が動きだし前記トラン
スポンダ(40)と前記トランスポンダ車上子(41)
との通信の結合が外れる(これをトランスポンダ結合外
れと呼ぶ)までに前記障害物感知信号(20a)を受け
なかったとき、障害物を介在させることなく電車が発進
したと判定して電車の前記進行行為を促す、ことを特徴
とする[1]項に記載のプラットホームの安全監視シス
テム。
ーム(10)を通過するまでの間に電車に過度に近接す
る前記危険区域に進入した前記障害物を感知したとき、
前記乗客センサ(20)が前記障害物感知信号(20
a)を生成し、前記電車センサ(30)が、電車を感知
したとき前記電車感知信号(30a)を生成し電車を感
知していないとき前記電車不感知信号(30b)を生成
し、電車が発進したと判定してからプラットホーム(1
0)を通過するまでの間に前記障害物感知信号(20
a)を受けたとき、前記安全監視制御手段(50)が、
電車の運転員に該電車の緊急停止警報(60a)を知ら
せるための前記支障灯駆動信号(50a)を生成し、前
記支障灯駆動信号(50a)を受けたとき、前記支障灯
(60)が点灯することによって前記電車の緊急停止警
報(60a)を発する、ことを特徴とする[1]項また
は[2]項に記載のプラットホームの安全監視システム
を用いた安全監視方法。
ンダ(40)と前記トランスポンダ車上子(41)との
通信の結合が外れる(トランスポンダ結合外れ)までに
前記障害物感知信号(20a)を受けなかったとき、前
記安全監視制御手段(50)が、障害物を介在させるこ
となく電車が発進したと判定して電車の前記進行行為を
促す、ことを特徴とする[1]項または[2]項に記載
のプラットホームの安全監視システムを用いた安全監視
方法。
に設けられた前記電車センサ(30)が前記電車感知信
号(30a)を生成した後前記電車不感知信号(30
b)を生成したとき、前記安全監視制御手段(50)
が、最後尾の車両が前記プラットホーム(10)を通過
したと判定して、前記障害物の感知を解除する、ことを
特徴とする[1]項または[2]項に記載のプラットホ
ームの安全監視システムを用いた安全監視方法。
に設けられた前記電車センサ(30)が該後方側より順
次、前記電車感知信号(30a)を生成した後前記電車
不感知信号(30b)を生成したとき、前記安全監視制
御手段(50)が、該電車センサ(30)の感知エリア
を最後尾の車両が通過したと判定して、該電車センサ
(30)の感知エリアにおける前記障害物の感知を順次
解除していく、ことを特徴とする[1]項または[2]
項に記載のプラットホームの安全監視システムを用いた
安全監視方法。
テムおよびこれを用いた安全監視方法は電車が発進して
からプラットホーム(10)を通過するまでの間に車両
に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物
等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情
報を出力して警告する(以降、支障灯警戒態勢と呼ぶ)
ものである。該支障灯警戒態勢は、電車が発進したと判
定されると支障灯警戒態勢が開始され、電車がプラット
ホーム(10)を通過すると支障灯警戒態勢が解除され
る。
安全性を向上し、また、コストを低減することができる
プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた
安全監視方法が実現できる。
ムにおける支障灯警戒態勢の開始および作用を説明す
る。
0)を通過するまでの間に電車に過度に近接する前記危
険区域に進入した前記障害物を感知したとき、前記乗客
センサ(20)が前記障害物感知信号(20a)を生成
する。前記各乗客センサ(20)が前記障害物を感知で
きるプラットホーム(10)上の範囲を警戒エリアとい
う。つまり、各乗客センサ(20)は各々管轄の警戒エ
リアを持つことになる。
たとき前記電車感知信号(30a)を生成し電車を感知
していないとき前記電車不感知信号(30b)を生成す
る。
0)と前記トランスポンダ車上子(41)との通信の結
合が外れる(トランスポンダ結合外れ)までの間に、前
記トランスポンダ(40)は、前記トランスポンダ車上
子(41)と結合(トランスポンダ結合)して運転席と
の通信を実行する。
[発進判定条件]が成立したとき、障害物を介在させる
ことなく電車が発進したと判定して電車の前記進行行為
を促す。
ランスポンダ(40)と前記トランスポンダ車上子(4
1)との通信の結合が外れる(トランスポンダ結合外
れ)までに前記障害物感知信号(20a)を受けなかっ
たとき。
は、電車が発進したと判定(すなわち、発進判定条件が
成立)してからプラットホーム(10)を通過(すなわ
ち、通過判定条件が成立)するまでの間に前記障害物感
知信号(20a)を受けたとき、電車の運転員に該電車
の緊急停止警報(60a)を知らせるための前記支障灯
駆動信号(50a)を生成する。
号(50a)を受けたとき、点灯することによって前記
電車の緊急停止警報(60a)を発する。
ホーム(10)を通過するまでの間に車両に過度に近接
する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を
感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して
警告する支障灯警戒態勢を実現することができる。
[通過判定条件1]が成立したとき、最後尾の車両が前
記プラットホーム(10)を通過したと判定して、前記
障害物の感知を解除して支障灯警戒態勢を解除する。
して最先端に設けられた前記電車センサ(30)が前記
電車感知信号(30a)を生成した後前記電車不感知信
号(30b)を生成したとき。
判定条件2]用いて、支障灯警戒態勢を解除することも
できる。
は、以下の[通過判定条件2]が成立したときに、該電
車センサ(30)の感知エリア(則ち、各乗客センサ毎
の警戒エリア)を最後尾の車両が通過したと判定して、
該電車センサ(30)の感知エリア(則ち、各乗客セン
サ毎の警戒エリア)における前記障害物の感知を順次解
除していくこともできる。
して後方側に設けられた前記電車センサ(30)が該後
方側より順次、前記電車感知信号(30a)を生成した
後前記電車不感知信号(30b)を生成したとき。
安全性を向上し、また、コストを低減することができる
プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた
安全監視方法が実現できる。
する。図1は本発明の一実施例を示すプラットホームの
安全監視システムの機能ブロック図であり、図2は本発
明の一実施例を示すプラットホームの安全監視システム
の平面図であり、図3は本発明の一実施例を示すプラッ
トホームの安全監視システムの拡大図であり、図4は本
発明の一実施例を示す一対のポール部材12,13にお
ける乗客センサ20の設置図であり、図5は本発明の一
実施例を示すポール部材(センサポール12)における
電車センサ30の設置図である。
テムは、支障灯警戒態勢において、電車が発進(これを
ノッチインと呼ぶ)してからプラットホーム10を通過
するまでの間に車両に過度に近接する危険区域に進入し
た乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態
にあるとその旨の情報を出力して警告するようにしたプ
ラットホームの安全監視システムであって、図1に示す
ように、乗客センサ20と電車センサ30とトランスポ
ンダ車上子41とトランスポンダ40と安全監視制御手
段50と支障灯60とを装置して成る。
ように、電車への乗降に対応してプラットホーム10上
の乗降ドアの前に所定数設置され、電車が発進(これを
ノッチインと呼ぶ)してからプラットホーム10を通過
するまでの間に電車に過度に近接する危険区域に進入し
た乗客または支障物等の障害物を感知したとき障害物感
知信号20aを生成するよう、安全監視制御手段50に
接続されて成る。
ように、プラットホーム10の側縁に危険区域を間にし
相互に約6m離して立設された一対のポール部材に装置
されている。一対のポール部材の一方のポール部材(セ
ンサポール)13に危険区域への乗客の進入を検出可能
な発光部(図示せず)および受光部(図示せず)を装置
し、他方のポール部材に回帰反射板14を装置してい
る。
14は、乗客センサ20から投光された光線を反射する
ものであって、当該反射光が再び乗客センサ20が受光
できるように光軸調整されている。
車両11に複数設けられた各乗降ドア15の前に対応し
て設けられ、プラットホーム10の側縁部であって乗車
用の通路である危険区域を間にして、両側に立設されて
いる。
は、図4に示すように、乗客センサ20における発光部
と受光部との組が所定数(本実施例では、4つ)、ほぼ
等間隔でそれぞれ埋設されている。この間に光線を4本
張り、該4本の光線の内、何れの1つでも遮断すると障
害物を感知する。
の組は、プラットホーム10上に寝た状態での乗客の体
の高さ位置(プラットホーム10上から約15cm)を
最下位としている。この最下位の高さは、例えば、泥酔
者がプラットホーム10上に寝てしまった場合、乳児が
這って進入した場合などを考慮している。
部との組は、乗客の腰部以上であって車両11の窓以下
の高さ位置(プラットホーム10上から1m)を最上位
としてそれぞれ配されており、さらに、前記最下位と最
上位との間に2つの組がそれぞれ配されている。前記最
下位と最上位との間には、1組以上が配されていればよ
い。4つの組の乗客センサ20における発光部と受光部
とは、乗客がどのような姿勢で、危険区域に進入した場
合であっても、危険区域にいる乗客を検出可能に配され
ている。
12には、図4に示すように、乗客センサ20における
発光部と受光部との組に対応して回帰反射板14を設け
ている。回帰反射板14は、乗客センサ20における発
光部と受光部との組に対応して矩形状の窓が開設され、
該窓には透光性のアクリル部材がゴムパッキングを介し
て嵌込まれている。
ーを用いている。図4に示すように、乗客センサ20か
ら投光された光線が一対のポール部材の他方(ミラーポ
ール)12内の回帰反射板14(ミラー)によって反射
され、該反射光は乗客センサ20が受光するように、回
帰反射板14(ミラー)および乗客センサ20における
発光部と受光部は光軸調整がされて設置されている。
光部との組並びに回帰反射板14の取付態様としては、
一対のポール部材の一方に発光部を設ける一方、他方の
ポール部材に受光部を設けてもよい。また、一つのポー
ル部材に乗客センサ20における発光部と受光部との組
並びに回帰反射板14を共に埋設し、隣り合う他の一つ
のポール部材に設けられる回帰反射板14並びに乗客セ
ンサ20における発光部と受光部との組にそれぞれ対応
させて用いてもよい。
に示すように、プラットホーム10上に所定数設置さ
れ、電車を感知したとき電車感知信号30aを生成し電
車を感知していないとき電車不感知信号30bを生成す
るよう、安全監視制御手段50に接続されて成る。
ル部材30の一方に支持具を介して、電車の乗降ドア1
5単位に3×3=9個設けられている。電車センサ30
は、図5に示すように、車両11に投光し、かつ、プラ
ットホーム10に進入した電車の車両11からの反射光
を受光して、車両11の存在を検出可能な車両検出用の
受発光部を有して成る。
され、電車の停止位置への停止時から発進時(ノッチイ
ン)までの間に、トランスポンダ40を介して、障害物
が介在している旨を運転席に通信できるように接続され
て成る。
とその旨の運転席にランプを設け、該ランプを点灯させ
ることにより、障害物が介在して電車の発進行為の拘束
(ノッチインの禁止)が発生している旨をつたえてい
る。
0内の所定の停止位置に設けられ、電車の停止位置への
停止時から発進時(ノッチイン)までの間にトランスポ
ンダ車上子41と結合(これをトランスポンダ結合と呼
ぶ)して通信を行うように接続されて成る。
と判定してからプラットホーム10を通過するまでの間
に障害物感知信号20aを受けたとき、電車の運転員に
電車の緊急停止警報60aを知らせるための支障灯駆動
信号50aを生成するよう、乗客センサ20と電車セン
サ30とトランスポンダ40と支障灯60とに接続され
て成る。
号50aを受けたとき、点灯することによって電車の緊
急停止警報60aを発するよう、安全監視制御手段50
に接続されて成る。
60a)時に駅務員等が支障灯60を手動で操作するた
めのスイッチ類、該スイッチ類に対応して設けられたラ
ンプ類、および障害物がある乗降ドア15の位置に対応
して点灯する障害位置表示ランプが納置された支障灯操
作手段をプラットホーム10上に設置している。なお、
該支障灯操作手段は支障灯60に接続されて成る。
る復帰スイッチ(復帰SW)も納置されている。障害乗
降ドア15の位置を知り乗客または支障物等の障害物を
取り除いた後、安全を確認して復帰スイッチ(復帰S
W)を押下することによって支障灯60を復帰させるこ
とができる。
させるための非常押釦(非常SW)も納置されている。
非常SWを押下すると、支障灯操作手段の所定のランプ
が点灯する。該点灯したランプは復帰スイッチ(復帰S
W)を押下することによって滅灯する。
(1〜9)、および乗客センサ番号(1〜9)は、図2
に示すように、運用上、上り(則ち、進行方向)から下
り方向に向かって1〜9と番付されている。乗降ドア番
号、電車センサ番号、および乗客センサ番号は対応づけ
られている。例えば、本実施例では、乗降ドア番号
(i)と電車センサ番号(i)と乗客センサ番号(i)
が対応づけられている。ただし、i=1〜9。
設定された障害物の発生乗降ドア番号を表示するための
ものであり、プラットホーム10毎に設置される。
ときに、障害物がある乗降ドア15の位置(1〜9)に
対応してを点灯する。
ットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全
監視方法は電車が発進してからプラットホーム10を通
過するまでの間に車両に過度に近接する危険区域に進入
した乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状
態にあるとその旨の情報を出力して警告する(以降、支
障灯警戒態勢と呼ぶ)ものである。支障灯警戒態勢は、
電車が発進したと判定されると支障灯警戒態勢が開始さ
れ、電車がプラットホーム10を通過すると支障灯警戒
態勢が解除される。
安全性を向上し、また、コストを低減することができる
プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた
安全監視方法が実現できる。
ムにおける支障灯警戒態勢の開始および作用を説明す
る。
通過するまでの間に電車に過度に近接する危険区域に進
入した障害物を感知したとき、乗客センサ20が障害物
感知信号20aを生成する。各乗客センサ20が障害物
を感知できるプラットホーム10上の範囲を警戒エリア
という。つまり、各乗客センサ20は各々管轄の警戒エ
リアを持つことになる。
センサポール13上に設けられた乗客センサ20の発光
部が投光した光線は、図2、図3および図4に示すよう
に、危険区域を通過して、ミラーポール12上に設けら
れた回帰反射板14で反射され、再び危険区域を通過し
て、受光部に入射される。
等の障害物の進入がないこと、つまり「障害物感知無
し」を検出できる。
プラットホーム10の側縁に過度に近づいていると、そ
れらによって光線が遮断され、受光部に反射光が入射さ
れないと、つまり「乗客または支障物等の障害物の感知
有り」を意味する障害物感知信号20aを生成する。
車感知信号30aを生成し電車を感知していないとき電
車不感知信号30bを生成する。
電車が電車センサ30の前に存在と、センサポール13
上に設けられた電車センサ30が投光した光線は、図
2、図3および図5に示すように、車両11で反射さ
れ、再び電車センサ30に入射される。これにより、
「電車の感知有り」を意味する電車感知信号30aを生
成する。
ンスポンダ車上子41との通信の結合が外れる(これを
トランスポンダ結合外れと呼ぶ)までの間に、トランス
ポンダ40は、トランスポンダ車上子41と結合(これ
をトランスポンダ結合と呼ぶ)して運転席との通信を実
行する。
定条件]が成立したとき、障害物を介在させることなく
電車が発進したと判定して電車の進行行為を促す。
の禁止)が発生したとき、トランスポンダ40と結合
(トランスポンダ結合)したトランスポンダ車上子41
を介して、障害物が介在している旨は運転席に通信され
る。本実施例では、運転席には障害が発生するとその旨
の運転席にランプを設け、該ランプを点灯させることに
より、障害物が介在して電車の発進行為の拘束(ノッチ
インの禁止)が発生している旨をつたえている。
スポンダ40とトランスポンダ車上子41との通信の結
合が外れる(これをトランスポンダ結合外れと呼ぶ)ま
でに障害物感知信号20aを受けなかったとき。
発進したと判定(すなわち、発進判定条件が成立)して
からプラットホーム10を通過(すなわち、通過判定条
件が成立)するまでの間に障害物感知信号20aを受け
たとき、電車の運転員に電車の緊急停止警報60aを知
らせるための支障灯駆動信号50aを生成する。
旨の放送を行ってもよい。
けたとき、点灯することによって電車の緊急停止警報6
0aを発する。
障害状態が解消されると障害物感知信号20aが解除さ
れるので、障害物を介在させることなく発進行為を実行
することができる。
ホーム10を通過するまでの間に車両に過度に近接する
危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知
して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告
する支障灯警戒態勢を実現することができる。
ムにおける支障灯警戒態勢の解除を説明する。[通過判
定条件1]が成立したとき、支障灯警戒態勢は解除され
る。
は、安全監視制御手段50が、最後尾の車両がプラット
ホーム10を通過したと判定して、障害物の感知を解除
して支障灯警戒態勢を解除する。
して最先端に設けられた電車センサ30が電車感知信号
30aを生成した後電車不感知信号30bを生成したと
き。
判定条件2]用いて、支障灯警戒態勢を解除することも
できる。
たときは、安全監視制御手段50が、電車センサ30の
感知エリア(則ち、各乗客センサ毎の警戒エリア)を最
後尾の車両が通過したと判定して、電車センサ30の感
知エリア(則ち、各乗客センサ毎の警戒エリア)におけ
る障害物の感知を順次解除していくこともできる。
対して後方側に設けられた電車センサ30が後方側より
順次、電車感知信号30aを生成した後電車不感知信号
30bを生成したとき。
安全性を向上し、また、コストを低減することができる
プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた
安全監視方法が実現できる。
停止警報60a)時に駅務員等が支障灯60を手動で操
作するためのものであり、ランプ類は該スイッチ類に対
応して設けられたものであり、障害位置表示ランプは障
害物がある乗降ドア15の位置に対応して点灯するもの
である。
る復帰スイッチ(復帰SW)は、障害乗降ドア15の位
置を知り乗客または支障物等の障害物を取り除いた後、
安全を確認して復帰スイッチ(復帰SW)を押下するこ
とによって支障灯60を復帰させることができる。
させるための非常押釦(非常SW)は、押下されること
によって、支障灯操作手段の所定のランプが点灯する。
また、該点灯したランプは復帰スイッチ(復帰SW)を
押下することによって滅灯する。
(1〜9)、および乗客センサ番号(1〜9)は、図2
に示すように、運用上、上り(則ち、進行方向)から下
り方向に向かって1〜9と番付されている。乗降ドア番
号、電車センサ番号、および乗客センサ番号は対応づけ
られている。例えば、本実施例では、乗降ドア番号
(i)と電車センサ番号(i)と乗客センサ番号(i)
が対応づけられている。ただし、i=1〜9。
障害物の発生乗降ドア番号を表示するためのものであ
る。
ときに、障害物がある乗降ドア15の位置(1〜9)に
対応してを点灯する。
全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法は、電
車が発進してからプラットホームを通過するまでの間に
車両に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支
障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨
の情報を警報することができ、駅員の負担を軽くした上
に、安全性を向上し、また、コストを低減することがで
きる。
視システムおよびこれを用いた安全監視方法によれば、
電車が発進してからプラットホームを通過するまでの間
に車両に過度に近接する危険区域に進入した乗客または
支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその
旨の情報を警報することができ、駅員の負担を軽くした
上に、安全性を向上し、また、コストを低減することが
できるプラットホームの安全監視システムおよびこれを
用いた安全監視方法が実現できる。
監視システムの機能ブロック図である。
監視システムの平面図である。
監視システムの拡大図である。
ける乗客センサの設置図である。
ール)における電車センサの設置図である。
Claims (6)
- 【請求項1】電車が発進してからプラットホームを通過
するまでの間に車両に過度に近接する危険区域に進入し
た乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態
にあるとその旨の情報を警報するようにしたプラットホ
ームの安全監視システムであって、 電車への乗降に対応してプラットホーム上の乗降ドアの
前に所定数設置され、電車が発進してからプラットホー
ムを通過するまでの間に電車に過度に近接する前記危険
区域に進入した乗客または支障物等の前記障害物を感知
したとき障害物感知信号を生成する乗客センサと、 プラットホーム上に所定数設置され、電車を感知したと
き電車感知信号を生成し電車を感知していないとき電車
不感知信号を生成する電車センサと、 電車が発進したと判定してからプラットホームを通過す
るまでの間に前記障害物感知信号を受けたとき、電車の
運転員に該電車の緊急停止警報を知らせるための支障灯
駆動信号を生成する安全監視制御手段と、 前記支障灯駆動信号を受けたとき、点灯することによっ
て前記電車の緊急停止警報を発する表示器である支障灯
と、 を備えて成ることを特徴とするプラットホームの安全監
視システム。 - 【請求項2】電車に搭載されたトランスポンダ車上子
と、 プラットホーム内の所定の停止位置に設けられ、電車の
該停止位置への停止時から発進時までの間に前記トラン
スポンダ車上子と結合して通信を行うトランスポンダ
と、を備えて成り、 前記安全監視制御手段は、電車が動きだし前記トランス
ポンダと前記トランスポンダ車上子との通信の結合が外
れるまでに前記障害物感知信号を受けなかったとき、障
害物を介在させることなく電車が発進したと判定して電
車の前記進行行為を促す、 ことを特徴とする請求項1に記載のプラットホームの安
全監視システム。 - 【請求項3】電車が発進してからプラットホームを通過
するまでの間に電車に過度に近接する前記危険区域に進
入した前記障害物を感知したとき、前記乗客センサが前
記障害物感知信号を生成し、 前記電車センサが、電車を感知したとき前記電車感知信
号を生成し電車を感知していないとき前記電車不感知信
号を生成し、 電車が発進したと判定してからプラットホームを通過す
るまでの間に前記障害物感知信号を受けたとき、前記安
全監視制御手段が、電車の運転員に該電車の緊急停止警
報を知らせるための前記支障灯駆動信号を生成し、 前記支障灯駆動信号を受けたとき、前記支障灯が点灯す
ることによって前記電車の緊急停止警報を発する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラ
ットホームの安全監視システムを用いた安全監視方法。 - 【請求項4】電車が動きだし前記トランスポンダと前記
トランスポンダ車上子との通信の結合が外れるまでに前
記障害物感知信号を受けなかったとき、前記安全監視制
御手段が、障害物を介在させることなく電車が発進した
と判定して電車の前記進行行為を促す、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラ
ットホームの安全監視システムを用いた安全監視方法。 - 【請求項5】電車の進行方向に対して最先端に設けられ
た前記電車センサが前記電車感知信号を生成した後前記
電車不感知信号を生成したとき、前記安全監視制御手段
が、最後尾の車両が前記プラットホームを通過したと判
定して、前記障害物の感知を解除する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラ
ットホームの安全監視システムを用いた安全監視方法。 - 【請求項6】電車の進行方向に対して後方側に設けられ
た前記電車センサが該後方側より順次、前記電車感知信
号を生成した後前記電車不感知信号を生成したとき、前
記安全監視制御手段が、該電車センサの感知エリアを最
後尾の車両が通過したと判定して、該電車センサの感知
エリアにおける前記障害物の感知を順次解除していく、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラ
ットホームの安全監視システムを用いた安全監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26230994A JP3554043B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26230994A JP3554043B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08119108A true JPH08119108A (ja) | 1996-05-14 |
JP3554043B2 JP3554043B2 (ja) | 2004-08-11 |
Family
ID=17373998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26230994A Expired - Lifetime JP3554043B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | プラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554043B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001341642A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-11 | Nippon Signal Co Ltd:The | プラットホーム監視システム |
KR100497311B1 (ko) * | 2003-08-18 | 2005-06-23 | 김종무 | 지하철/열차 승하차시 돌발상황 자동 검지 및 경보 방법 |
JP2010285027A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Central Japan Railway Co | 地上設備取り外し失念防止システム |
CN103643854A (zh) * | 2013-11-30 | 2014-03-19 | 四川久远新方向智能科技有限公司 | Brt快速公交安全门控制系统及方法 |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26230994A patent/JP3554043B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Publication date |
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JP3554043B2 (ja) | 2004-08-11 |
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