JP3878230B2 - プラットホームの安全監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両の進入時または発進時に乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両の停止を促すようにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法としては、例えば、車両の進入時または発進時に乗客または支障物等の障害物を駅員が監視しており、危険な状態にあるとその旨を音声などで警告するとともに、場合により車両の停止を促すようにするのが一般的である。
【0003】
また、プラットホームの側縁に防護壁を連設して、車両の乗降ドアと、防護壁に車両の乗降ドアに対応して設けたホーム側の乗降ドアとにより二重の乗降ドアにして、車両に過度に近接した危険区域に乗客または支障物等の障害物が進入しないようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法では、前者においては、駅員が見落さないよう、車両運行中は集中力を持続する必要があって、駅員の大きな負担となり、また、駅員の見落としがあった場合には、安全性が十分に確保できないという問題点があった。
【0005】
また、後者においては、防護壁や二重の乗降ドアの設置により、設置コストが嵩み、全ての駅には採用し難いという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、駅員の負担を軽くした上で、安全性を向上し、また、コストを低減することができるようにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の発明に存する。
【0008】
車両の進入時または発進時に車両に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両の停止を促すようにしたプラットホーム(10)の安全監視システムであって、
電車がホームトラックへ進入したときホームトラック進入信号(40a)を生成するホームトラック回路(40)と、
電車の乗降ドアに対応してプラットホーム(10)上の乗降ドアの前に対向して複数対設置される対をなすポール部材(12,13)と、
前記対をなすポール部材(12,13)の少なくとも一方に装着され、前記ホームトラック進入信号(40a)を受けたとき電車感知可能状態となるとともに、該電車感知可能状態で電車を感知したとき電車感知信号(30a)を生成する電車センサ(30)と、
前記対をなすポール部材(12,13)の間で投光するよう発光部と受光部とが、該ポール部材(12,13)に寝た状態の乗客の高さ位置を最下位とし、乗客の腰部以上で車両の窓以下の高さ位置を最上位とし、さらに前記最下位と前記最上位との間でも投光するよう装着され、前記ホームトラック進入信号(40a)を受けたとき障害物感知可能状態となるとともに、該障害物感知可能状態で車両に過度に近接する前記危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知したとき障害物感知信号(20a)を生成する乗客センサ(20)と、
前記電車感知信号(30a)および前記障害物感知信号(20a)を受け、前記ホームトラック進入信号(40a)を受けてから電車が所定の位置に停止するまでの間に前記障害物感知信号(20a)を受けたとき進入時警戒放送を行ない、電車が停止したときは監視を解除する安全監視制御手段(50)と、
を備え、
前記安全監視制御手段(50)は、最後に前記電車感知信号(30a)を生成した前記電車センサ(30)が所定時間電車感知状態であったときと、線路上の前記所定の位置に設けられたトランスポンダと電車に搭載されたトランスポンダ車上子とが結合されて通信可能状態になったときとの少なくとも一方の状態のときに電車が前記所定の位置に停止したと判定し、
前記対をなすポール部材(12,13)の一方に、前記電車センサ(30)と、前記乗客センサ(20)の発光部および受光部とを装着し、他方に前記発光部からの投光を前記受光部に反射する回帰反射板(14)を装着したことを特徴とするプラットホームの安全監視システム。
【0018】
【作用】
本発明のプラットホーム(10)の安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法は、車両の進入時または発進時に車両に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両の停止を促すものである。
【0019】
電車が前記ホームトラックへ進入したとき、前記ホームトラック回路(40)が、前記ホームトラック進入信号(40a)を生成する。
【0020】
前記ホームトラック進入信号(40a)を受けたとき、前記電車センサ(30)が、前記電車感知可能状態となるとともに、該電車感知可能状態で電車を感知したとき前記電車感知信号(30a)を生成する。
【0021】
前記ホームトラック進入信号(40a)を受けたとき、前記乗客センサ(20)が、前記障害物感知可能状態となるとともに、該障害物感知可能状態で車両に過度に近接する前記危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知したとき、前記障害物感知信号(20a)を生成する。
【0026】
安全監視制御手段(50)は、電車感知信号(30a)および前記障害物感知信号(20a)を受けて動作する。すなわち、ホームトラック進入信号(40a)を受けてから電車が所定の位置に停止するまでの間に障害物感知信号(20a)を受けたとき、進入時警戒放送を行なう。そして、安全監視制御手段(50)は、電車が停止したときは監視を解除する。
安全監視制御手段(50)は、最後に前記電車感知信号(30a)を生成した前記電車センサ(30)が所定時間電車感知状態であったときと、線路上の前記所定の位置に設けられたトランスポンダと電車に搭載されたトランスポンダ車上子とが結合されて通信可能状態になったときとの少なくとも一方の状態のときに、電車が前記所定の位置に停止したと判定する。
特に、前記乗客センサ(20)は、対をなすポール部材(12,13)の間で投光するよう発光部と受光部とを、該ポール部材(12,13)に寝た状態の乗客の高さ位置を最下位とし、乗客の腰部以上で車両の窓以下の高さ位置を最上位とし、さらに前記最下位と前記最上位との間でも投光するよう装着したから、乗客がどのような姿勢で、危険区域に進入した場合であっても、危険区域にいる乗客を検出することができる。
しかも、前記対をなすポール部材(12,13)の一方に、前記電車センサ(30)と、前記乗客センサ(20)の発光部および受光部とを装着し、他方に前記発光部からの投光を前記受光部に反射する回帰反射板(14)を装着したから、一方のポール部材(13)のみに電気的配線をすることになる。
【0027】
これにより、駅員の負担を軽くした上で、安全性を向上し、また、コストを低減することができるようにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法を実現することができる。
【0028】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例を示すプラットホーム10の安全監視システムの機能ブロック図であり、図2は本発明の一実施例を示すプラットホーム10の安全監視システムの平面図であり、図3は本発明の一実施例を示すプラットホーム10の安全監視システムの拡大図であり、図4は本発明の一実施例を示す一対のポール部材12,13における乗客センサ20の設置図であり、図5は本発明の一実施例を示すポール部材(センサポール12)における電車センサ30の設置図である。
【0029】
本実施例のプラットホーム10の安全監視システムは、車両11の進入時または発進時に車両11に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両11の停止を促すようにした安全監視システムであって、図1に示すように、ホームトラック回路40と電車センサ30と乗客センサ20と安全監視制御手段50とを装置して成る。
【0030】
ホームトラック回路40は、電車がホームトラックへ進入したときホームトラック進入信号40aを生成するよう、電車センサ30と乗客センサ20と安全監視制御手段50とに接続されて成る。
【0031】
乗客センサ20は、図2および図3に示すように、電車に複数設けられた乗降ドア15に対応して所定数プラットホーム10上の乗降ドア15の前に設置され、ホームトラック進入信号40aを受けたとき障害物感知可能状態となるとともに、図5に示すように、障害物感知可能状態で車両11に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知したとき障害物感知信号20aを生成するよう、ホームトラック回路40と安全監視制御手段50とに接続されて成る。
【0032】
本実施例の乗客センサ20は、図4に示すように、プラットホーム10の側縁に危険区域を間にし相互に約6m離して立設された一対のポール部材に装置されている。一対のポール部材の一方のポール部材(センサポール)13に危険区域への乗客の進入を検出可能な発光部(図示せず)および受光部(図示せず)を装置し、他方のポール部材に回帰反射板14を装置している。
【0033】
ミラーポール12に内設された回帰反射板14は、乗客センサ20から投光された光線を反射するものであって、当該反射光が再び乗客センサ20が受光できるように光軸調整されている。
【0034】
一対のポール部材は、図3に示すように、車両11の各乗降ドア15の前に対応して設けられ、プラットホーム10の側縁部であって乗車用の通路である危険区域を間にして、両側に立設されている。
【0035】
一方のポール部材(センサポール)13には、図4に示すように、乗客センサ20における発光部と受光部との組が所定数(本実施例では、4つ)、ほぼ等間隔でそれぞれ埋設されている。この間に光線を4本張り、該4本の光線の内、何れの1つでも遮ると障害物を感知する。
【0036】
乗客センサ20における発光部と受光部との組は、プラットホーム10上に寝た状態での乗客の体の高さ位置(プラットホーム10上から約15cm)を最下位としている。この最下位の高さは、例えば、泥酔者がプラットホーム10上に寝てしまった場合、乳児が這って進入した場合などを考慮している。
【0037】
また乗客センサ20における発光部と受光部との組は、乗客の腰部以上であって車両11の窓以下の高さ位置(プラットホーム10上から1m)を最上位としてそれぞれ配されており、さらに、前記最下位と最上位との間に2つの組がそれぞれ配されている。前記最下位と最上位との間には、1組以上が配されていればよい。4つの組の乗客センサ20における発光部と受光部とは、乗客がどのような姿勢で、危険区域に進入した場合であっても、危険区域にいる乗客を検出可能に配されている。
【0038】
一対のポール部材の他方(ミラーポール)12には、図4に示すように、乗客センサ20における発光部と受光部との組に対応して回帰反射板14を設けている。回帰反射板14は、乗客センサ20における発光部と受光部との組に対応して矩形状の窓が開設され、該窓には透光性のアクリル部材がゴムパッキングを介して嵌込まれている。
【0039】
本実施例では、回帰反射板14としてミラーを用いている。乗客センサ20から発光した光線が一対のポール部材の他方(ミラーポール)12内の回帰反射板14(ミラー)によって反射され、該反射光は乗客センサ20が受光するように、回帰反射板14(ミラー)および乗客センサ20における発光部と受光部は光軸調整がされて設置されている。
【0040】
なお、乗客センサ20における発光部と受光部との組並びに回帰反射板14の取付態様としては、一対のポール部材の一方に発光部を設ける一方、他方のポール部材に受光部を設けてもよい。また、一つのポール部材に乗客センサ20における発光部と受光部との組並びに回帰反射板14を共に埋設し、隣り合う他の一つのポール部材に設けられる回帰反射板14並びに乗客センサ20における発光部と受光部との組にそれぞれ対応させて用いてもよい。
【0041】
電車センサ30は、図2、図3および図5に示すように、プラットホーム10上に所定数設置され、ホームトラック進入信号40aを受けたとき電車感知可能状態となるとともに、電車感知可能状態で電車を感知したとき電車感知信号30aを生成するよう、ホームトラック回路40と安全監視制御手段50とに接続されて成る。
【0042】
本実施例の電車センサ30は、一対のポール部材30の一方に支持具を介して、電車の乗降ドア15単位に3×3=9個設けられている。電車センサ30は、図5に示すように、車両11に投光し、かつ、車両11からの反射光を受光して、車両11の存在を検出可能な車両11検出用の受発光部を有して成る。
【0043】
安全監視制御手段50は、電車感知信号30aおよび障害物感知信号20aを受けたとき進入時警戒放送を行うよう、ホームトラック回路40と電車センサ30と乗客センサ20とに接続されて成る。
【0044】
安全監視制御手段50は、ホームトラック進入信号40aを受けてから電車が所定の位置に停止するまでの間に障害物感知信号20aを受けたとき進入時警戒放送を行うよう、ホームトラック回路40と電車センサ30と乗客センサ20とに接続されていてもよい。本実施例では、進入時警戒放送として「白線までお下がりください。」という警戒放送を行うためにスピーカを駅構内に設けている。
【0045】
安全監視制御手段50は、最後に電車感知信号30aを生成した電車センサ30が所定時間(停止判定タイマ使用)電車感知状態であったとき電車が所定の位置に停止したと判定するよう、ホームトラック回路40と電車センサ30と乗客センサ20とに接続されていてもよい。
【0046】
線路上にトランスポンダ60が設けられ、電車にトランスポンダ車上子61が設けられているときは、線路上の所定の位置に設けられたトランスポンダ60と電車に搭載されたトランスポンダ車上子61とが結合されて通信可能状態になったとき電車が所定の位置に停止したと判定するよう、安全監視制御手段50を、ホームトラック回路40と電車センサ30と乗客センサ20とに接続していてもよい。
【0047】
トランスポンダ60は、車両11がプラットホーム10の所定位置に停止したとき、車両11搭載のトランスポンダ車上子61との間で通信を実行するための通信手段である。
【0048】
安全監視制御手段50は、電車がプラットホーム10に進入時から所定時間(警戒放送停止タイマ使用)までの間に障害物感知信号20aを受けたとき進入時警戒放送を行うよう、ホームトラック回路40と電車センサ30と乗客センサ20とに接続されていてもよい。
【0049】
次に作用を説明する。
本実施例のプラットホーム10の安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法は、車両11の進入時または発進時に車両11に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両11の停止を促す。
【0050】
これにより、駅員の負担を軽くした上で、安全性を向上し、また、コストを低減することができるようにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法を実現することができる。
【0051】
電車がホームトラック回路40に接近するまでは、乗客センサ20および電車センサ30への給電はOFF状態としているので、乗客センサ20は障害物感知不可能状態、電車センサ30は電車感知不可能状態になって待機している。
【0052】
電車のプラットホーム10に接近しさらに電車がホームトラックへ進入したとき、ホームトラック回路40が、「接近」を意味するホームトラック進入信号40aを生成する。
【0053】
同時に、電車センサ30および乗客センサ20はは給電され、乗客センサ20は障害物感知可能状態、乗客センサ20は障害物感知可能状態となる(これを進入時警戒態勢と呼ぶ)。
【0054】
進入時警戒態勢において、ホームトラック進入信号40aを受けたとき、電車センサ30が、電車感知可能状態となるとともに、電車感知可能状態で電車を感知したとき電車感知信号30aを生成する。
【0055】
本実施例では、進入時警戒態勢において、電車が電車センサ30の前に来ると、センサポール13上に設けられた電車センサ30が投光した光線は、図2、図3および図5に示すように、車両11で反射され、再び電車センサ30に入射される。これにより、「電車の感知有り」を意味する電車感知信号30aを生成する。
【0056】
進入時警戒態勢において、ホームトラック進入信号40aを受けたとき、乗客センサ20が、障害物感知可能状態となるとともに、障害物感知可能状態で車両11に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知したとき、障害物感知信号20aを生成する。
【0057】
本実施例では、進入時警戒態勢において、センサポール13上に設けられた乗客センサ20の発光部が投光した光線は、図2、図3および図4に示すように、危険区域を通過して、ミラーポール12上に設けられた回帰反射板14で反射され、再び危険区域を通過して、受光部に入射される。
【0058】
これにより、危険区域に乗客または支障物等の障害物の進入がないこと、つまり障害物感知無しを検出できる。
【0059】
このとき、乗客または支障物等の障害物がプラットホーム10の側縁に過度に近づいていると、それらによって光線が遮断され、受光部に反射光が入射されないと、「乗客または支障物等の障害物の感知有り」を意味する障害物感知信号20aを生成する。
【0060】
電車感知信号30aおよび障害物感知信号20aを受けたとき、安全監視制御手段50が、進入時警戒放送を行う。本実施例では、「白線までお下がり下さい。」の警戒放送がスピーカより放送される。
【0061】
これにより、駅員の負担を軽くした上で、安全性を向上し、また、コストを低減することができるようにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法を実現することができる。
【0062】
安全監視制御手段50は、ホームトラック進入信号40aを受けてから電車が所定の位置に停止するまでの間に障害物感知信号20aを受けたとき、進入時警戒放送を行うこともできる。
【0063】
本実施例の安全監視制御手段50は、以下の停止の判定条件が成立したとき、進入時警戒放送の停止を行うこともできる。
【0064】
[判定条件1] 最後に電車感知信号30aを生成した電車センサ30が所定時間(停止判定タイマ使用)、電車感知状態であったとき、電車が所定の位置に停止したと判定する。
【0065】
[判定条件2] 線路上の所定の位置に設けられたトランスポンダ60と電車に搭載されたトランスポンダ車上子61とが結合されて通信可能状態になったとき(これをトランスポンダ結合と呼ぶ)、電車が所定の位置に停止したと判定する。
【0066】
[判定条件3] 電車がプラットホーム10に進入時から所定時間(警戒放送停止タイマ使用)までの間に障害物感知信号20aを受けたとき、電車が所定の位置に停止したと判定する。
【0067】
また、上記[判定条件1]〜[判定条件3]に示した、電車の停止の判定条件が成立したとき、進入時警戒態勢も解除される。
【0068】
これにより、駅員の負担を軽くした上で、安全性を向上し、また、コストを低減することができるようにしたプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法を実現することができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明にかかるプラットホームの安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法によれば、車両の進入時または発進時に乗客などを感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両の停止を促すことができ、駅員の負担を軽くした上に、安全性を向上し、また、コストを低減することができるプラットホーム安全監視システムおよびこれを用いた安全監視方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すプラットホームの安全監視システムの機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すプラットホームの安全監視システムの平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すプラットホームの安全監視システムの拡大図である。
【図4】本発明の一実施例を示す一対のポール部材における乗客センサの設置図である。
【図5】本発明の一実施例を示すポール部材(センサポール)における電車センサの設置図である。
【符号の説明】
10…プラットホーム
20…乗客センサ
20a…障害物感知信号
30…電車センサ
30a…電車感知信号
40…ホームトラック回路
40a…ホームトラック進入信号
50…安全監視制御手段
60…トランスポンダ
61…トランスポンダ車上子

Claims (1)

  1. 車両の進入時または発進時に車両に過度に近接する危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場合により車両の停止を促すようにしたプラットホームの安全監視システムであって、
    電車がホームトラックへ進入したときホームトラック進入信号を生成するホームトラック回路と、
    電車の乗降ドアに対応してプラットホーム上の乗降ドアの前に対向して複数対設置される対をなすポール部材と、
    前記対をなすポール部材の少なくとも一方に装着され、前記ホームトラック進入信号を受けたとき電車感知可能状態となるとともに、該電車感知可能状態で電車を感知したとき電車感知信号を生成する電車センサと、
    前記対をなすポール部材の間で投光するよう発光部と受光部とが、該ポール部材に寝た状態の乗客の高さ位置を最下位とし、乗客の腰部以上で車両の窓以下の高さ位置を最上位とし、さらに前記最下位と前記最上位との間でも投光するよう装着され、前記ホームトラック進入信号を受けたとき障害物感知可能状態となるとともに、該障害物感知可能状態で車両に過度に近接する前記危険区域に進入した乗客または支障物等の障害物を感知したとき障害物感知信号を生成する乗客センサと、
    前記電車感知信号および前記障害物感知信号を受け、前記ホームトラック進入信号を受けてから電車が所定の位置に停止するまでの間に前記障害物感知信号を受けたとき進入時警戒放送を行ない、電車が停止したときは監視を解除する安全監視制御手段と、
    を備え、
    前記安全監視制御手段は、最後に前記電車感知信号を生成した前記電車センサが所定時間電車感知状態であったときと、線路上の前記所定の位置に設けられたトランスポンダと電車に搭載されたトランスポンダ車上子とが結合されて通信可能状態になったときとの少なくとも一方の状態のときに電車が前記所定の位置に停止したと判定
    前記対をなすポール部材の一方に、前記電車センサと、前記乗客センサの発光部および受光部とを装着し、他方に前記発光部からの投光を前記受光部に反射する回帰反射板を装着したことを特徴とするプラットホームの安全監視システム。
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