JPH08117017A - スライド開閉機構を有する容器 - Google Patents

スライド開閉機構を有する容器

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JPH08117017A
JPH08117017A JP25565094A JP25565094A JPH08117017A JP H08117017 A JPH08117017 A JP H08117017A JP 25565094 A JP25565094 A JP 25565094A JP 25565094 A JP25565094 A JP 25565094A JP H08117017 A JPH08117017 A JP H08117017A
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JP
Japan
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container
container body
lid
cover
protrusion
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Application number
JP25565094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Nishihira
賀孝 西平
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08117017A publication Critical patent/JPH08117017A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、板状物を重ね合わせてリベットでか
しめた周辺のみが当接して回転軸となり、水平方向にス
ライド開閉を可能とした新規なスライド開閉機構を有す
る容器を提供する。 【構成】容器本体(12)の端部内側に所定幅の凸部
(t)と、蓋部(11)の端部内側には、前記凸部
(t)より僅かに幅広で、かつ、深さが浅い凹部(h)
とを設け、この凸部(t)上面と凹部(h)底面とを当
接させて嵌合し、この嵌合部の中央近傍の蓋部(11)
外側面と容器本体(12)外側面に凹溝(a,a)を設
け、この中心部を通る貫通孔(14)を設けて、この貫
通孔(14)をリベット(15)でかしめ、リベットの
上下先端が、蓋部(11)外側面と容器本体(12)外
側面とから突出しない構造として、前記蓋部(11)
が、凸部上面と凹部底面を支点として水平方向に回動可
能としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鏡付のコンパク
ト容器、化粧品容器、ペンダントなど、リベットをかし
めることでスライド方式で蓋部を開閉するスライド開閉
機構を有する容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より板状物を重合わせ、端部を1個
のリベットにより固定し、板状物をスライドさせ開閉す
ることで内容物等を確認することができる容器や、この
開閉機構をとりいれたサンプル帳等が知られている。例
えば、図3の部分断面図に示すように、板状物(21,
22)の端部に貫通孔(24)を設け、これに円筒状の
リベット(25)を挿入し、リベット上下の先端を叩き
かしめる(上下先端に圧力を加えリベットの胴部の上下
先端を外側に折り曲げて固定すること)。この際に、上
下の板状物を完全に固定する場合に、折り曲げた先端が
板状物に食い込むように強い圧力によりかしめることに
なる。但し、この板状物(21,22)を回動可能にす
る場合には、比較的余裕を持たせて緩くかしめることに
なる。このようにリベットのかしめは調節が難しく、ス
ライドが固い場合や、弱く緩い場合などバラツキが生じ
る。すなわち、リベット(25)のかしめが緩いと、板
状物が前後、左右にずれが発生し、例えば、化粧用の容
器等に使用すると板状物(21,22)と、板状物に収
納した内容物とが接触したり、重ね合わせがずれて体裁
の悪い容器となる。また、水平方向に回動可能であって
もかしめが固い場合には、板状物同志の摩擦によりキシ
ミ音の発生や、スライドさせて開閉した場合に板状物の
内面に擦過傷が発生するため、板状物の内側に物を収納
したり、文字、柄等の絵柄層を設けることが難しかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来は板状
物(21,22)をリベット(25)でかしめた場合に
は、板状物同志全体が当接しているため、かしめが固い
場合も、或いは弱い場合も、摩擦による擦過傷やキシミ
音を解消することができなかった。
【0004】そこで本発明は、板状物を重ね合わせてリ
ベットでかしめた周辺のみを当接させて、これを回転軸
として、他の部分は当接させることなく水平方向にスラ
イド開閉を可能とし、かつ、緩いかしめでも、ずれ、ガ
タツキが発生しない新規なスライド開閉機構を有する容
器を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明によれば、図1,図2に示すように、鏡(M)
を取り付けた板状の容器本体(12)と、板状の蓋部
(11)とからなるスライド開閉機構を有する容器であ
って、この容器本体(12)の端部内側に所定幅の凸部
(t)と、蓋部(11)の端部内側には、前記凸部
(t)より僅かに幅広で、かつ、凸部(t)の高さより
僅かに深さを浅くした凹部(h)とを設け、この凸部
(t)上面と凹部(h)底面とを当接させて嵌合し、こ
の嵌合部の中央近傍の蓋部(11)外側面と容器本体
(12)外側面に凹溝(a,a)を設けるとともに、こ
の上下凹溝(a,a)の中心部を通る貫通孔(14)を
設け、この貫通孔(14)の上下の凹溝(a,a)をリ
ベット(15)でかしめ、このかしめたリベットの上下
先端が、蓋部(11)外側面と容器本体(12)の外側
面とから突出しない構造として、前記蓋部(11)が、
凸部(t)上面と凹部(h)底面を支点として水平方向
に回動可能としたことを特徴とするものである。
【0006】また、凸部(t)と凹部(h)を支点とし
て水平方向に回動可能とした蓋部(11)と容器本体
(12)との内面同志の間に、適宜な隙間(S)を設け
たことを特徴とするスライド開閉機構を有する容器であ
る。
【0007】
【作用】本発明のスライド開閉機構を有する容器は、図
1(b)に示すように、容器本体(12)の端部に所定
の高さと幅の凸部(t)を設け、蓋部(11)には凸部
(t)の幅より僅かに幅広で、かつ、凸部(t)の高さ
より僅かに深さを浅くした凹部(h)を設けて嵌合し
て、この凸部(t)と凹部(h)のほぼ中心部に貫通孔
(14)を設け、この貫通孔(14)をリベット(1
5)でかしめて、凸部(t)の上面と凹部(h)の底面
を支点として水平方向に回動可能としたスライド開閉機
構により、蓋部(11)と容器本体(12)との間に
は、凸部(t)と凹部(h)の高低差の分だけ隙間
(S)ができ、蓋部と容器本体の内側面同志は接触せず
に、スライド開閉が可能となる。
【0008】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例におけるスライド開閉機構を有
する容器を断面で表した説明図(a)と、スライド開閉
機構の部分拡大説明図(b)である。すなわち、本実施
例においては、プラスチック製のスライド開閉機構を有
する容器本体に、鏡を取り付けた容器で説明する。図1
(a)に示すように、スライド開閉機構を有する容器
は、内側面に絵柄層(13)を設けた板状の蓋部(1
1)と、ほぼ中央部に適宜な鏡(M)を嵌め込んだ板状
の容器本体(12)とを重ね合わせた状態で構成されて
いる。この蓋部(11)外側面と容器本体(12)の外
側面のそれぞれの端部には凹溝(a,a)を設け、この
凹溝(a,a)の中心部分に蓋部(11)から容器本体
(12)に達する貫通孔(14)を設け、この貫通孔
(14)をリベット(15)でかしめて、前記蓋部(1
1)を水平方向にスライドさせて開閉できる機構とし
た。
【0009】このスライド開閉機構は、図1(b)の部
分拡大図に示すように、内側面のほぼ中央に鏡(M)を
嵌め込んだ容器本体(12)の外側面端部に凹溝(a)
と、内側には凹溝(a)幅より広い横幅(P)で、所定
の高さの台形状の凸部(t)を設ける。また、蓋部(1
1)の外側面端部にも容器本体(12)と対向して凹溝
(a)と、内側に前記凸部(t)より僅かに幅広の横幅
(N)で、しかも、凸部(t)の高さより僅かに深さを
浅くした凹部(h)を設けて、この蓋部(11)の凹部
(h)底面と容器本体(12)の凸部(t)上面とを当
接させて嵌合したものである。さらに、凹溝(a,a)
の中心で、かつ、凹部(h)の底面と凸部(t)の上面
のほぼ中央部を通る貫通孔(14)を設け、この貫通孔
(14)をリベット(15)でかしめた構成である。こ
のリベット(15)のかしめた上下の先端が、蓋部と容
器本体の凹溝(a,a)より突出しないようにかしめ
て、蓋部の外側面と容器本体の外側面と同じ高さか、そ
れ以下にする。
【0010】この鏡容器は、所定の高さの凸部(t)
と、凸部(t)の高さより深さを浅くした凹部(h)を
嵌合することで、凸部の上面と凹部の底面だけが当接し
て、この部分以外の蓋部と容器本体との間には僅かな隙
間(S)ができ、内面同志が接触しない。この隙間の間
隔は限定するものではないが、約0.1〜0.2mmが
好ましく、従って凸部と凹部の高低差は約0.2mmの
差をつけて成形することがよい。
【0011】図2は、スライド開閉機構を有する容器の
一例を示す平面図(a)と、スライドさせた鏡容器の斜
視図(b)である。図2に示すように、プラスチック製
の花びら形状とした蓋部(11)と容器本体(12)と
を重ね合わせ、1個のリベット(15)でかしめて固定
したものである。また、図示はしないが蓋部(11)の
内側面には(外側面、又は両面も可能である)絵柄層
(13)を設けて、容器本体(12)の内側ほぼ中央部
には鏡(M)を嵌め込んだものである。この嵌め込んだ
鏡(M)の表面の高さは、容器本体の内側面と同じ高さ
でよく、スライド開閉機構による隙間(S)によって絵
柄層(13)面及び鏡(M)の表面は蓋部をスライドし
ても傷つくことがない。なお、この鏡容器の形状は、花
びら形状に限定するものではなく、図示はしないが円形
状、略正方形状等適宜選択することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、スライドの中心となる
凸部と凹部の高低差により隙間を形成することにより、
上部の蓋部と下部の容器本体をスライド開閉させても、
内側面が擦れることがなく、絵柄層や鏡表面に傷がつい
たりしない。また、かしめたリベットの先端部分が、蓋
部と容器本体の外側面から突出しない構造となっている
ので、ポケットやハンドバックなどで携帯しても何ら支
障を起こさない。さらに、このスライド開閉機構は鏡容
器に限定されるものではなく、リベットをかしめてスラ
イドさせて使用する商品、例えばペンダント、コンパク
ト化粧品容器、或いは鋏、ルーペ、多連ナイフ等の工業
製品にも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるスライド開閉機構を有
する容器を断面で表した説明図(a)と、スライド開閉
機構の部分拡大説明図(b)である。
【図2】本発明の実施例における鏡容器の一例を示す平
面図(a)と、スライド開閉した状態を示す説明図
(b)である。
【図3】従来のスライド式開閉機構の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
11…蓋部 12…容器本体 13…絵柄層 14,24…貫通孔 15,25…リベット 21,22…板状物 a…凹溝 t…凸部 h…凹部 S…隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡(M)を取り付けた板状の容器本体(1
    2)と、板状の蓋部(11)とからなるスライド開閉機
    構を有する容器であって、この容器本体(12)の端部
    内側に所定幅の凸部(t)と、蓋部(11)の端部内側
    には、前記凸部(t)より僅かに幅広で、かつ、凸部
    (t)の高さより深さを浅くした凹部(h)とを設け、
    この凸部(t)上面と凹部(h)底面とを当接させて嵌
    合し、この嵌合部の中央近傍の蓋部(11)外側面と容
    器本体(12)外側面に凹溝(a,a)を設けるととも
    に、この上下凹溝(a,a)の中心部を通る貫通孔(1
    4)を設け、この貫通孔(14)の上下の凹溝(a,
    a)をリベット(15)でかしめ、このかしめたリベッ
    トの上下先端が、蓋部(11)外側面と容器本体(1
    2)外側面とから突出しない構造として、前記蓋部(1
    1)が、凸部(t)上面と凹部(h)底面を支点として
    水平方向に回動可能としたことを特徴とするスライド開
    閉機構を有する容器。
  2. 【請求項2】前記凸部(t)と凹部(h)を支点として
    水平方向に回動可能とした蓋部(11)と容器本体(1
    2)との内面同志の間に、適宜な隙間(S)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスライド開閉機構を有
    する容器。
JP25565094A 1994-10-20 1994-10-20 スライド開閉機構を有する容器 Pending JPH08117017A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014893A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd コンパクト容器
JP2009072357A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Yoshida Industry Co Ltd 化粧料容器
CN109292244A (zh) * 2018-09-19 2019-02-01 中山市华宝勒生活用品实业有限公司 一种推旋盖
JP2020141881A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 紀伊産業株式会社 スライド式化粧料容器

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CN109292244A (zh) * 2018-09-19 2019-02-01 中山市华宝勒生活用品实业有限公司 一种推旋盖
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005