JPH08116835A - 魚釣用リ−ル - Google Patents
魚釣用リ−ルInfo
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- JPH08116835A JPH08116835A JP28126394A JP28126394A JPH08116835A JP H08116835 A JPH08116835 A JP H08116835A JP 28126394 A JP28126394 A JP 28126394A JP 28126394 A JP28126394 A JP 28126394A JP H08116835 A JPH08116835 A JP H08116835A
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- Japan
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- reel
- power source
- spool
- fishing
- fishing line
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源を設ける箇所を、リ−ルの外形から突出
や露出しない箇所に設けて、外力による変形や損傷を防
止し、給電機能の支障を改善し、給電不能となることを
防止したことである。 【構成】 側枠1aの筒部1eの透孔1hには電源収容筒部材
4が固定され、電源収容筒部材4はスプ−ル3の釣糸捲
回胴部3cの中心の空洞部3fに挿入されている。電源収容
筒部材4の空洞部4b内には電気機器の作動用電源電池24
が収容され、電源電池24から糸長計測装置に給電され
る。リ−ル側板2には肉厚部2aが形成されて肉厚部2aに
ネジ孔2bが形成され、ネジ孔2bにはネジ栓25が螺合され
ている。ネジ栓25の先端の穴に挿入された発条26は電源
電池24に押圧されている。
や露出しない箇所に設けて、外力による変形や損傷を防
止し、給電機能の支障を改善し、給電不能となることを
防止したことである。 【構成】 側枠1aの筒部1eの透孔1hには電源収容筒部材
4が固定され、電源収容筒部材4はスプ−ル3の釣糸捲
回胴部3cの中心の空洞部3fに挿入されている。電源収容
筒部材4の空洞部4b内には電気機器の作動用電源電池24
が収容され、電源電池24から糸長計測装置に給電され
る。リ−ル側板2には肉厚部2aが形成されて肉厚部2aに
ネジ孔2bが形成され、ネジ孔2bにはネジ栓25が螺合され
ている。ネジ栓25の先端の穴に挿入された発条26は電源
電池24に押圧されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気機器の作動用電
源をスプ−ルの釣糸巻回胴部内に設けた魚釣用リ−ルに
関する。
源をスプ−ルの釣糸巻回胴部内に設けた魚釣用リ−ルに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来リ−ル本体に回転自在に支持したス
プ−ルに巻回される釣糸の繰出し量や巻取り量をスプ−
ル回転数を磁気検知して電気的に糸長計測したり、所定
の繰出し糸長に達した時にソレノイド等の電気機器を介
してスプ−ルの逆転止め装置を作動させて棚取りを行え
るようにしたり等、魚釣用リ−ルに電気機器を備えて魚
釣り操作性を向上するようにしたものが、実公昭57−
40788 号公報や実開平5−91332 号公報で見られるよ
うに知られている。しかしながら、前記前者は、電気
機器に給電するための電源をリ−ル側板の軸方向外側に
突設した把手内に電池を収容する構造のため、リ−ル全
体がスプ−ル軸方向に大型化してしまい、取り扱え難
い。又、釣竿に装着されたリ−ルの反ハンドル側の手の
ひらに収めてしっかり保持できないので、握持保持性が
悪い。更に誤って落下させた場合に、電池収容部がリ−
ル側板外方に突出しているため、変形したり、衝撃が加
わり易く、変形や外力による損傷で給電機能に支障をき
たしたり、変形や損傷で海水、水等が侵入付着し易くな
って給電できなくなる等の課題が残されている。前記後
者は、電源部をリ−ル側板間の前部又は後部に配置し
て前記前者に比較して握持保持性が改善向上されてい
るが、外力に対して不充分で、前者と同様に変形や外力
による損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵水で給電
できなくなる等の課題が残されている。
プ−ルに巻回される釣糸の繰出し量や巻取り量をスプ−
ル回転数を磁気検知して電気的に糸長計測したり、所定
の繰出し糸長に達した時にソレノイド等の電気機器を介
してスプ−ルの逆転止め装置を作動させて棚取りを行え
るようにしたり等、魚釣用リ−ルに電気機器を備えて魚
釣り操作性を向上するようにしたものが、実公昭57−
40788 号公報や実開平5−91332 号公報で見られるよ
うに知られている。しかしながら、前記前者は、電気
機器に給電するための電源をリ−ル側板の軸方向外側に
突設した把手内に電池を収容する構造のため、リ−ル全
体がスプ−ル軸方向に大型化してしまい、取り扱え難
い。又、釣竿に装着されたリ−ルの反ハンドル側の手の
ひらに収めてしっかり保持できないので、握持保持性が
悪い。更に誤って落下させた場合に、電池収容部がリ−
ル側板外方に突出しているため、変形したり、衝撃が加
わり易く、変形や外力による損傷で給電機能に支障をき
たしたり、変形や損傷で海水、水等が侵入付着し易くな
って給電できなくなる等の課題が残されている。前記後
者は、電源部をリ−ル側板間の前部又は後部に配置し
て前記前者に比較して握持保持性が改善向上されてい
るが、外力に対して不充分で、前者と同様に変形や外力
による損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵水で給電
できなくなる等の課題が残されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、リ−ル全体がスプ−ル軸方向に大型化してしまっ
て握持保持性が悪くなることや、電池収容部がリ−ル側
板外方に突出しているため、誤って落下させた場合に、
変形したり、衝撃が加わり易く、変形や外力による損傷
で給電機能に支障をきたしたり、侵水で給電できなくな
る等の問題があることである。
点は、リ−ル全体がスプ−ル軸方向に大型化してしまっ
て握持保持性が悪くなることや、電池収容部がリ−ル側
板外方に突出しているため、誤って落下させた場合に、
変形したり、衝撃が加わり易く、変形や外力による損傷
で給電機能に支障をきたしたり、侵水で給電できなくな
る等の問題があることである。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、電源を設
ける箇所を、リ−ルの外形から突出や露出しない箇所に
設けて、外力による変形や損傷を防止し、給電機能の支
障を改善し、給電不能となることを防止した魚釣用リ−
ルを提供することである。
ける箇所を、リ−ルの外形から突出や露出しない箇所に
設けて、外力による変形や損傷を防止し、給電機能の支
障を改善し、給電不能となることを防止した魚釣用リ−
ルを提供することである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、請求項1に係わる発明は、リ−ル本体
の側板間にスプ−ルを回転自在に支持し、該スプ−ルに
巻回される釣糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計
測装置等の電気機器を備えた魚釣用リ−ルにおいて、前
記スプ−ルの釣糸巻回胴部内に前記電気機器の作動用電
源を設けたことを要旨とするものである。請求項2に係
わる発明は、リ−ル本体の側板間にスプ−ルを回転自在
に支持し、該スプ−ルに巻回される釣糸の繰出し量や巻
取り量を計測する糸長計測装置と該糸長計測装置で作動
されるアクチュエ−タ等の電気機器を備えた魚釣用リ−
ルにおいて、前記スプ−ルの釣糸巻回胴部内に前記電気
機器の作動用電源を設けたことを要旨とするものであ
る。
達成するために、請求項1に係わる発明は、リ−ル本体
の側板間にスプ−ルを回転自在に支持し、該スプ−ルに
巻回される釣糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計
測装置等の電気機器を備えた魚釣用リ−ルにおいて、前
記スプ−ルの釣糸巻回胴部内に前記電気機器の作動用電
源を設けたことを要旨とするものである。請求項2に係
わる発明は、リ−ル本体の側板間にスプ−ルを回転自在
に支持し、該スプ−ルに巻回される釣糸の繰出し量や巻
取り量を計測する糸長計測装置と該糸長計測装置で作動
されるアクチュエ−タ等の電気機器を備えた魚釣用リ−
ルにおいて、前記スプ−ルの釣糸巻回胴部内に前記電気
機器の作動用電源を設けたことを要旨とするものであ
る。
【0006】
【作用】請求項1に係わる魚釣用リ−ルによれば、スプ
−ル3の釣糸捲回胴部3cの中心にフランジ部3d側から穿
設された空洞部3fに電源収容筒部材4が挿入されて電源
収容筒部材4の空洞部4b内に電気機器の作動用電源電池
24が収容されていると、リ−ルが大型化せず、握持保持
性が向上される。電源電池収容部がリ−ル全体から突出
したり露出することがないので、使用環境の厳しい釣場
においても、他物にぶつけたり、誤って落下させた場合
に、電源電池収容部が変形せず、電源電池収容部に衝撃
が加わることがなく、変形や外力による損傷で給電機能
に支障をきたしたり、侵水で給電できなくなること等が
起こらない。電源電池24に支障が起こらないと、電気機
器のCPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取
り量を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表
示器15に確実に給電される。請求項2に係わる魚釣用リ
−ルによれば、スプ−ル3の釣糸捲回胴部3cの中心にフ
ランジ部3d側から穿設された空洞部3fに電源収容筒部材
4が挿入されて電源収容筒部材4の空洞部4b内に電気機
器の作動用電源電池24が収容されていると、リ−ルが大
型化せず、握持保持性が向上される。電源電池収容部が
リ−ル全体から突出したり露出することがないので、使
用環境の厳しい釣場においても、他物にぶつけたり、誤
って落下させた場合に、電源電池収容部が変形せず、電
源電池収容部に衝撃が加わることがなく、変形や外力に
よる損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵水で給電で
きなくなること等が起こらない。電源電池24に支障が起
こらないと、電気機器のCPU等からなる制御装置や釣
糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計測装置や糸長
計測値を表示する表示器15や該糸長計測装置で作動され
るアクチュエ−タCに確実に給電される。
−ル3の釣糸捲回胴部3cの中心にフランジ部3d側から穿
設された空洞部3fに電源収容筒部材4が挿入されて電源
収容筒部材4の空洞部4b内に電気機器の作動用電源電池
24が収容されていると、リ−ルが大型化せず、握持保持
性が向上される。電源電池収容部がリ−ル全体から突出
したり露出することがないので、使用環境の厳しい釣場
においても、他物にぶつけたり、誤って落下させた場合
に、電源電池収容部が変形せず、電源電池収容部に衝撃
が加わることがなく、変形や外力による損傷で給電機能
に支障をきたしたり、侵水で給電できなくなること等が
起こらない。電源電池24に支障が起こらないと、電気機
器のCPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取
り量を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表
示器15に確実に給電される。請求項2に係わる魚釣用リ
−ルによれば、スプ−ル3の釣糸捲回胴部3cの中心にフ
ランジ部3d側から穿設された空洞部3fに電源収容筒部材
4が挿入されて電源収容筒部材4の空洞部4b内に電気機
器の作動用電源電池24が収容されていると、リ−ルが大
型化せず、握持保持性が向上される。電源電池収容部が
リ−ル全体から突出したり露出することがないので、使
用環境の厳しい釣場においても、他物にぶつけたり、誤
って落下させた場合に、電源電池収容部が変形せず、電
源電池収容部に衝撃が加わることがなく、変形や外力に
よる損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵水で給電で
きなくなること等が起こらない。電源電池24に支障が起
こらないと、電気機器のCPU等からなる制御装置や釣
糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計測装置や糸長
計測値を表示する表示器15や該糸長計測装置で作動され
るアクチュエ−タCに確実に給電される。
【0007】
【実施例】以下、図示の一実施例によって本発明を説明
すると、図1は魚釣用リ−ルの要部断面平面図、図2は
図1の要部拡大断面平面図、図3は魚釣用リ−ルの要部
断面背面図、図4はリ−ル本体の右側枠側のクラッチ機
構のクラッチON状態の要部断面側面図、図5はリ−ル
本体の右側枠側のクラッチ機構のクラッチOFF状態の
要部断面側面図と要部拡大断面側面図である。
すると、図1は魚釣用リ−ルの要部断面平面図、図2は
図1の要部拡大断面平面図、図3は魚釣用リ−ルの要部
断面背面図、図4はリ−ル本体の右側枠側のクラッチ機
構のクラッチON状態の要部断面側面図、図5はリ−ル
本体の右側枠側のクラッチ機構のクラッチOFF状態の
要部断面側面図と要部拡大断面側面図である。
【0008】魚釣用リ−ルは図1のように、リ−ル本体
1の左右両側枠1a、1bと支柱1cとリ−ル脚10の固定板1d
が一体に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されてい
る。左右両側枠1a、1bの外側には夫々リ−ル側板2、11
が取り付けられている。両側枠1a、1b間には図1から図
3のように、スプ−ル3が回転可能に支持され、スプ−
ル3の両側から突出された軸筒3a、3bは一方の軸受12と
他方の軸受13で回転可能に支持されている。軸受12は側
枠1aの筒部1e内に、軸受13は側枠1bの筒部1f内に夫々取
り付けられている。リ−ル本体1の左右両側枠1a、1b間
の前側上部に電気機器のCPU等からなる制御装置を備
えた釣糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計測装置
を内蔵した台部14が固定されて台部14上面に表示器15と
操作釦16、17が設けられている。リ−ル本体1の右側枠
1bの外側面にはクラッチ機構Aと駆動・制動機構Bが設
けられている。
1の左右両側枠1a、1bと支柱1cとリ−ル脚10の固定板1d
が一体に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されてい
る。左右両側枠1a、1bの外側には夫々リ−ル側板2、11
が取り付けられている。両側枠1a、1b間には図1から図
3のように、スプ−ル3が回転可能に支持され、スプ−
ル3の両側から突出された軸筒3a、3bは一方の軸受12と
他方の軸受13で回転可能に支持されている。軸受12は側
枠1aの筒部1e内に、軸受13は側枠1bの筒部1f内に夫々取
り付けられている。リ−ル本体1の左右両側枠1a、1b間
の前側上部に電気機器のCPU等からなる制御装置を備
えた釣糸の繰出し量や巻取り量を計測する糸長計測装置
を内蔵した台部14が固定されて台部14上面に表示器15と
操作釦16、17が設けられている。リ−ル本体1の右側枠
1bの外側面にはクラッチ機構Aと駆動・制動機構Bが設
けられている。
【0009】スプ−ル3には釣糸捲回胴部3cと一対のフ
ランジ部3d、3eが形成されて釣糸捲回胴部3cには図示し
ない釣糸が巻回されている。釣糸捲回胴部3cの中心はフ
ランジ部3d側から穿設された空洞部3fに形成されてい
る。フランジ部3e側には筒部3gが形成されて筒部3g内は
クラッチ機構Aの係合部3hに形成されている。フランジ
部3dの外周の数箇所には回転バランスをとってマグネッ
ト18が埋設されている。側枠1aに形成されたスプ−ルカ
バ−1gの内周にはリ−ドスイッチ19が固定されてスプ−
ル3の回転数がリ−ドスイッチ19で検出され、前記糸長
計測装置を介して表示器15で糸長数値が表示される。
ランジ部3d、3eが形成されて釣糸捲回胴部3cには図示し
ない釣糸が巻回されている。釣糸捲回胴部3cの中心はフ
ランジ部3d側から穿設された空洞部3fに形成されてい
る。フランジ部3e側には筒部3gが形成されて筒部3g内は
クラッチ機構Aの係合部3hに形成されている。フランジ
部3dの外周の数箇所には回転バランスをとってマグネッ
ト18が埋設されている。側枠1aに形成されたスプ−ルカ
バ−1gの内周にはリ−ドスイッチ19が固定されてスプ−
ル3の回転数がリ−ドスイッチ19で検出され、前記糸長
計測装置を介して表示器15で糸長数値が表示される。
【0010】側枠1aの筒部1eの中心には透孔1hが穿設さ
れて電源収容筒部材4の小径部4aが嵌合されて側枠1aか
ら突出された小径部4a外周にタ−ミナル20が嵌合され、
小径部4a外周に形成されたネジにナット21が螺合されて
電源収容筒部材4は側枠1aに固定されている。電源収容
筒部材4はスプ−ル3の釣糸捲回胴部3cの中心の空洞部
3fに挿入されている。電源収容筒部材4に穿設された空
洞部4b内に端子22が固定されてタ−ミナル20に接続さ
れ、タ−ミナル20にはリ−ド線23が接続されてリ−ド線
23は前記糸長計測装置に接続されている。空洞部4b内に
は前記電気機器の作動用電源電池24が収容されている。
れて電源収容筒部材4の小径部4aが嵌合されて側枠1aか
ら突出された小径部4a外周にタ−ミナル20が嵌合され、
小径部4a外周に形成されたネジにナット21が螺合されて
電源収容筒部材4は側枠1aに固定されている。電源収容
筒部材4はスプ−ル3の釣糸捲回胴部3cの中心の空洞部
3fに挿入されている。電源収容筒部材4に穿設された空
洞部4b内に端子22が固定されてタ−ミナル20に接続さ
れ、タ−ミナル20にはリ−ド線23が接続されてリ−ド線
23は前記糸長計測装置に接続されている。空洞部4b内に
は前記電気機器の作動用電源電池24が収容されている。
【0011】リ−ル側板2には肉厚部2aが形成されて肉
厚部2aにネジ孔2bが形成されている。ネジ孔2bにはネジ
栓25が螺合され、ネジ栓25の先端の穴に挿入された発条
26は電源電池24に押圧されている。ネジ栓25の穴には電
極27が挿入され、ネジ栓25の外周のバンド状の電極28と
接続されている。側枠1aの外側には電気絶縁材29を挟ん
で刷子タ−ミナル30が固定されて刷子タ−ミナル30の刷
子部はバンド状の電極28に摺接されている。刷子タ−ミ
ナル30にはリ−ド線31が接続されてリ−ド線31は前記糸
長計測装置に接続されている。リ−ル本体1が合成樹脂
製の場合、電気絶縁材29は省略される。
厚部2aにネジ孔2bが形成されている。ネジ孔2bにはネジ
栓25が螺合され、ネジ栓25の先端の穴に挿入された発条
26は電源電池24に押圧されている。ネジ栓25の穴には電
極27が挿入され、ネジ栓25の外周のバンド状の電極28と
接続されている。側枠1aの外側には電気絶縁材29を挟ん
で刷子タ−ミナル30が固定されて刷子タ−ミナル30の刷
子部はバンド状の電極28に摺接されている。刷子タ−ミ
ナル30にはリ−ド線31が接続されてリ−ド線31は前記糸
長計測装置に接続されている。リ−ル本体1が合成樹脂
製の場合、電気絶縁材29は省略される。
【0012】リ−ル側板2にはACアダプタ−32から給
電可能にするために給電コ−ド接続部33が取り付けられ
て図示しないリ−ド線で前記糸長計測装置に接続されて
いる。給電コ−ド接続部33にはACアダプタ−32が接続
された給電コ−ド用コネクタ部34が接続される。ACア
ダプタ−32が使用できると、電気機器の作動用電源電池
24が消耗した時にACアダプタ−32を使用して給電した
り、作動用電源電池に充電可能電池を使用してACアダ
プタ−32で充電してもよい。ACアダプタ−32に代えて
補助電源電池ボックスを用意して補助電源電池に接続さ
れた給電コ−ド用コネクタ部34を給電コ−ド接続部33に
接続してもよい。
電可能にするために給電コ−ド接続部33が取り付けられ
て図示しないリ−ド線で前記糸長計測装置に接続されて
いる。給電コ−ド接続部33にはACアダプタ−32が接続
された給電コ−ド用コネクタ部34が接続される。ACア
ダプタ−32が使用できると、電気機器の作動用電源電池
24が消耗した時にACアダプタ−32を使用して給電した
り、作動用電源電池に充電可能電池を使用してACアダ
プタ−32で充電してもよい。ACアダプタ−32に代えて
補助電源電池ボックスを用意して補助電源電池に接続さ
れた給電コ−ド用コネクタ部34を給電コ−ド接続部33に
接続してもよい。
【0013】後述するクラッチ機構Aが作動されてクラ
ッチOFF状態で、図示しない仕掛が水中に降ろされる
と、スプ−ル3の釣糸捲回胴部3c外周に捲回された図示
しない釣糸が繰り出されてスプ−ル3が回転されてマグ
ネット18とリ−ドスイッチ19でスプ−ル3の回転数が検
出され、前記糸長計測装置を介して表示器15で糸長数値
が表示される。仕掛の棚取り位置の糸長数字を操作釦1
6、17の操作で糸長計測装置の制御装置に記憶させて釣
糸の繰り出し量が記憶された糸長数字に一致した時制御
信号が出力するように設定されていると、図示しないラ
ンプや報知ブザ−等でその状態を報知させることが出来
る。
ッチOFF状態で、図示しない仕掛が水中に降ろされる
と、スプ−ル3の釣糸捲回胴部3c外周に捲回された図示
しない釣糸が繰り出されてスプ−ル3が回転されてマグ
ネット18とリ−ドスイッチ19でスプ−ル3の回転数が検
出され、前記糸長計測装置を介して表示器15で糸長数値
が表示される。仕掛の棚取り位置の糸長数字を操作釦1
6、17の操作で糸長計測装置の制御装置に記憶させて釣
糸の繰り出し量が記憶された糸長数字に一致した時制御
信号が出力するように設定されていると、図示しないラ
ンプや報知ブザ−等でその状態を報知させることが出来
る。
【0014】前記のようにスプ−ル3の釣糸捲回胴部3c
の中心にフランジ部3d側から穿設された空洞部3fに電源
収容筒部材4が挿入されて電源収容筒部材4の空洞部4b
内に電気機器の作動用電源電池24が収容されていると、
リ−ルが大型化せず、握持保持性が向上される。電源電
池収容部がリ−ル全体から突出したり露出することがな
いので、使用環境の厳しい釣場においても、他物にぶつ
けたり、誤って落下させた場合に、電源電池収容部が変
形せず、電源電池収容部に衝撃が加わることがなく、変
形や外力による損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵
水で給電できなくなること等が確実に防止出来る。前記
のように電源電池24に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
15が確実に作動される。糸長計測値は表示器15に代えて
電源電池24で作動されるランプやブザ−としてもよい。
の中心にフランジ部3d側から穿設された空洞部3fに電源
収容筒部材4が挿入されて電源収容筒部材4の空洞部4b
内に電気機器の作動用電源電池24が収容されていると、
リ−ルが大型化せず、握持保持性が向上される。電源電
池収容部がリ−ル全体から突出したり露出することがな
いので、使用環境の厳しい釣場においても、他物にぶつ
けたり、誤って落下させた場合に、電源電池収容部が変
形せず、電源電池収容部に衝撃が加わることがなく、変
形や外力による損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵
水で給電できなくなること等が確実に防止出来る。前記
のように電源電池24に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
15が確実に作動される。糸長計測値は表示器15に代えて
電源電池24で作動されるランプやブザ−としてもよい。
【0015】前記クラッチ機構Aは、前記スプ−ル3の
係合部3hと係合・離脱されるピニオン5の係合部5aと、
クラッチ板35と、作動部材6と、作動部材6を巻取状態
に復帰する方向に付勢する付勢手段のコイルバネ36と、
回転体7と、爪車37の複数個のキックピン38と、キック
レバ−8と、手動切換レバ−39と、電気機器のアクチュ
エ−タCとで構成されている。
係合部3hと係合・離脱されるピニオン5の係合部5aと、
クラッチ板35と、作動部材6と、作動部材6を巻取状態
に復帰する方向に付勢する付勢手段のコイルバネ36と、
回転体7と、爪車37の複数個のキックピン38と、キック
レバ−8と、手動切換レバ−39と、電気機器のアクチュ
エ−タCとで構成されている。
【0016】クラッチ板35は図4のように、両端が側枠
1bに固定された支柱40、40に嵌められ、図示しない発条
で前記スプ−ル3の係合部3hとピニオン5の係合部5aが
係合される方向に付勢されている。クラッチ板35にはピ
ニオン5の溝5bに嵌まる円弧上の凹部が形成されてい
る。作動部材6は側枠1bに摺動自在に設けられている。
作動部材6にはレバ−部6aと横向き長孔の係合部6bと腕
部6cとクラッチカム6d、6dと二股の延長片6e、6fと屈曲
係合部6gと一方の延長片6eに長孔6hと延長片6eの一側に
屈曲部6iが形成されている。腕部6cと側枠1bに植設され
たピン41との間には作動部材6を巻取状態に復帰する方
向に付勢する付勢手段の前記コイルバネ36が張設されて
いる。長孔6hには側枠1bに固定されたピン42が嵌めら
れ、延長片6e上にキックレバ−8が重ねられてキックレ
バ−8に穿設された長孔8aにピン42が嵌められている。
1bに固定された支柱40、40に嵌められ、図示しない発条
で前記スプ−ル3の係合部3hとピニオン5の係合部5aが
係合される方向に付勢されている。クラッチ板35にはピ
ニオン5の溝5bに嵌まる円弧上の凹部が形成されてい
る。作動部材6は側枠1bに摺動自在に設けられている。
作動部材6にはレバ−部6aと横向き長孔の係合部6bと腕
部6cとクラッチカム6d、6dと二股の延長片6e、6fと屈曲
係合部6gと一方の延長片6eに長孔6hと延長片6eの一側に
屈曲部6iが形成されている。腕部6cと側枠1bに植設され
たピン41との間には作動部材6を巻取状態に復帰する方
向に付勢する付勢手段の前記コイルバネ36が張設されて
いる。長孔6hには側枠1bに固定されたピン42が嵌めら
れ、延長片6e上にキックレバ−8が重ねられてキックレ
バ−8に穿設された長孔8aにピン42が嵌められている。
【0017】キックレバ−8の一端には切欠部8bとバネ
掛け部8cが形成されてバネ掛け部8cと側枠1bに固定され
たピン43との間にバネ44が張設されている。延長片6eと
キックレバ−8の他側の側枠1bに係止ピン45が固定され
ている。回転体7は円板状に形成されて外周に凹部から
なる係止部7aが形成され、係止部7aの一側には係止解除
を容易にする曲面7bが形成されている。回転体7の一側
には偏芯ピン7cが形成されている。偏芯ピン7cは作動部
材6の横向き長孔の係合部6bに挿入されている。回転体
7の他側には軸部7dが形成されてリ−ル側板11から外部
に突出された軸部7dに手動切換レバ−39が取り付けられ
ている。アクチュエ−タCはソレノイド本体46と、作動
部9と、作動部9の先端部に係合部9aと鍔部9bが形成さ
れ、鍔部9bの内側に発条47が嵌められて突出付勢されて
いる。
掛け部8cが形成されてバネ掛け部8cと側枠1bに固定され
たピン43との間にバネ44が張設されている。延長片6eと
キックレバ−8の他側の側枠1bに係止ピン45が固定され
ている。回転体7は円板状に形成されて外周に凹部から
なる係止部7aが形成され、係止部7aの一側には係止解除
を容易にする曲面7bが形成されている。回転体7の一側
には偏芯ピン7cが形成されている。偏芯ピン7cは作動部
材6の横向き長孔の係合部6bに挿入されている。回転体
7の他側には軸部7dが形成されてリ−ル側板11から外部
に突出された軸部7dに手動切換レバ−39が取り付けられ
ている。アクチュエ−タCはソレノイド本体46と、作動
部9と、作動部9の先端部に係合部9aと鍔部9bが形成さ
れ、鍔部9bの内側に発条47が嵌められて突出付勢されて
いる。
【0018】駆動・制動機構Bはピニオン5と、ピニオ
ン5に噛合された駆動歯車48と、駆動歯車48が嵌合され
たハンドル軸49と、ハンドル軸49に嵌合された摩擦円板
50と押圧盤51と発条52、53と、ハンドル軸49に螺合され
たドラグ調整ツマミ54と、ハンドル軸49に取り付けられ
たハンドル55等で構成されている。ピニオン5はリ−ル
側板11に一端が固定された軸56に横方向に摺動自在に嵌
合され、軸56の他端はスプ−ル3の筒部3g内に当接され
ている。
ン5に噛合された駆動歯車48と、駆動歯車48が嵌合され
たハンドル軸49と、ハンドル軸49に嵌合された摩擦円板
50と押圧盤51と発条52、53と、ハンドル軸49に螺合され
たドラグ調整ツマミ54と、ハンドル軸49に取り付けられ
たハンドル55等で構成されている。ピニオン5はリ−ル
側板11に一端が固定された軸56に横方向に摺動自在に嵌
合され、軸56の他端はスプ−ル3の筒部3g内に当接され
ている。
【0019】ハンドル軸49の一端は側枠1bの穴に嵌合さ
れて止め板57で抜け止めされ、他端はハンドル軸49に嵌
合されたカラ−58を介してリ−ル側板11に取り付けられ
た軸受59で回転自在に支持されている。ハンドル軸49の
一端側には爪車37が回り止め嵌合されて摩擦板60が圧接
されている。駆動歯車48の右側には摩擦板61が固定され
てハンドル軸49に回り止め嵌合された摩擦円板50が当接
されている。駆動歯車48と摩擦円板50の間には湾曲発条
62が挿入されている。摩擦円板50の右側にはハンドル軸
49に回り止め嵌合された押圧盤51が当接され、押圧盤51
の右側にはハンドル軸49に回り止め嵌合された発条52、
53が当接されている。発条53の右側には前記カラ−58が
当接され、カラ−58にドラグ調整ツマミ54の筒部が当接
されている。リ−ル側板11から突出されたハンドル軸49
にハンドル55が回り止め嵌合されてナット63で抜け止め
されている。
れて止め板57で抜け止めされ、他端はハンドル軸49に嵌
合されたカラ−58を介してリ−ル側板11に取り付けられ
た軸受59で回転自在に支持されている。ハンドル軸49の
一端側には爪車37が回り止め嵌合されて摩擦板60が圧接
されている。駆動歯車48の右側には摩擦板61が固定され
てハンドル軸49に回り止め嵌合された摩擦円板50が当接
されている。駆動歯車48と摩擦円板50の間には湾曲発条
62が挿入されている。摩擦円板50の右側にはハンドル軸
49に回り止め嵌合された押圧盤51が当接され、押圧盤51
の右側にはハンドル軸49に回り止め嵌合された発条52、
53が当接されている。発条53の右側には前記カラ−58が
当接され、カラ−58にドラグ調整ツマミ54の筒部が当接
されている。リ−ル側板11から突出されたハンドル軸49
にハンドル55が回り止め嵌合されてナット63で抜け止め
されている。
【0020】爪車37の外側にはバネ板64、64で挟まれた
逆転防止爪65が軸66で回動自在に軸承され、バネ板64、
64は爪車37の両側面を挟み込み、逆転防止爪65の先端は
爪車37の外周に形成された係止歯に係合自在に臨まされ
ている。逆転防止爪65の外側には逆転防止爪65の回動を
度当りするピン67が設けられている。
逆転防止爪65が軸66で回動自在に軸承され、バネ板64、
64は爪車37の両側面を挟み込み、逆転防止爪65の先端は
爪車37の外周に形成された係止歯に係合自在に臨まされ
ている。逆転防止爪65の外側には逆転防止爪65の回動を
度当りするピン67が設けられている。
【0021】図4のクラッチ機構のクラッチON状態で
ハンドル55が釣糸巻取方向に回転されると、スプ−ル3
の釣糸捲回胴部3cに釣糸が捲回される。次に図5のよう
に手動切換レバ−39が反時計方向に回動されると、回転
体7が一体に回転されて偏芯ピン7cで作動部材6が右下
方に作動部材6を巻取状態に復帰する方向に付勢する付
勢手段のコイルバネ36に抗して摺動され、回転体7の凹
部からなる係止部7aにアクチュエ−タCの係合部9aが挿
入係止される。右下方に作動部材6が摺動されると、ク
ラッチカム6d、6dでクラッチ板35が押し上げられ、ピニ
オン5が移動してスプ−ル3の係合部3hとピニオン5の
係合部5aの係合が解除されてクラッチOFF状態となっ
てスプ−ル3が自由回転可能になり、釣糸放出状態にな
る。クラッチOFF状態では、図示しない仕掛が水中に
降ろされると、スプ−ル3の釣糸捲回胴部3c外周に捲回
された図示しない釣糸が繰り出されてスプ−ル3が回転
されてマグネット18とリ−ドスイッチ19でスプ−ル3の
回転数が検出され、前記糸長計測装置を介して表示器15
で糸長数値が表示される。
ハンドル55が釣糸巻取方向に回転されると、スプ−ル3
の釣糸捲回胴部3cに釣糸が捲回される。次に図5のよう
に手動切換レバ−39が反時計方向に回動されると、回転
体7が一体に回転されて偏芯ピン7cで作動部材6が右下
方に作動部材6を巻取状態に復帰する方向に付勢する付
勢手段のコイルバネ36に抗して摺動され、回転体7の凹
部からなる係止部7aにアクチュエ−タCの係合部9aが挿
入係止される。右下方に作動部材6が摺動されると、ク
ラッチカム6d、6dでクラッチ板35が押し上げられ、ピニ
オン5が移動してスプ−ル3の係合部3hとピニオン5の
係合部5aの係合が解除されてクラッチOFF状態となっ
てスプ−ル3が自由回転可能になり、釣糸放出状態にな
る。クラッチOFF状態では、図示しない仕掛が水中に
降ろされると、スプ−ル3の釣糸捲回胴部3c外周に捲回
された図示しない釣糸が繰り出されてスプ−ル3が回転
されてマグネット18とリ−ドスイッチ19でスプ−ル3の
回転数が検出され、前記糸長計測装置を介して表示器15
で糸長数値が表示される。
【0022】仕掛の棚取り位置の糸長数字を操作釦16、
17の操作で糸長計測装置の制御装置に記憶させて釣糸の
繰り出し量が記憶された糸長数字に一致した時制御信号
が出力するように設定されていると、制御信号でアクチ
ュエ−タCが作動されて作動部9が引き込まれて係合部
9aが回転体7の凹部からなる係止部7aから離脱される。
この離脱で作動部材6は巻取状態に復帰する方向に付勢
する付勢手段のコイルバネ36で図4のクラッチ機構のク
ラッチON状態に自動復帰される。図5のクラッチ機構
のクラッチOFF状態で手動切換レバ−39が時計方向に
回動されると、回転体7が一体に回転されて偏芯ピン7c
で作動部材6が左上方に摺動され、回転体7の凹部から
なる係止部7aからアクチュエ−タCの係合部9aが離脱さ
れて作動部材6が図4のクラッチ機構のクラッチON状
態に手動復帰される。この時回転体7の凹部からなる係
止部7aの一側に係止解除を容易にする曲面7bが形成され
ていると、曲面7bで係合部9aが押し出されて離脱が容易
になる。
17の操作で糸長計測装置の制御装置に記憶させて釣糸の
繰り出し量が記憶された糸長数字に一致した時制御信号
が出力するように設定されていると、制御信号でアクチ
ュエ−タCが作動されて作動部9が引き込まれて係合部
9aが回転体7の凹部からなる係止部7aから離脱される。
この離脱で作動部材6は巻取状態に復帰する方向に付勢
する付勢手段のコイルバネ36で図4のクラッチ機構のク
ラッチON状態に自動復帰される。図5のクラッチ機構
のクラッチOFF状態で手動切換レバ−39が時計方向に
回動されると、回転体7が一体に回転されて偏芯ピン7c
で作動部材6が左上方に摺動され、回転体7の凹部から
なる係止部7aからアクチュエ−タCの係合部9aが離脱さ
れて作動部材6が図4のクラッチ機構のクラッチON状
態に手動復帰される。この時回転体7の凹部からなる係
止部7aの一側に係止解除を容易にする曲面7bが形成され
ていると、曲面7bで係合部9aが押し出されて離脱が容易
になる。
【0023】図5のクラッチ機構のクラッチOFF状態
で作動部材6が摺動された時、延長片6eも右下方に摺動
されるので、係止ピン45と屈曲部6iで回動が係止されて
いたキックレバ−8がバネ44で反時計方向に回動され、
キックレバ−8の切欠部8bはキックピン38に当接可能位
置に臨まされている。この状態でハンドル55が釣糸巻取
方向に回転されると、爪車37と摩擦板60を介して駆動歯
車48が図5で時計方向に回転され、爪車37とバネ板64、
64の摩擦でバネ板64、64と逆転係止爪65は反時計方向に
回動されて逆転係止爪65の先端は爪車37の係止歯から離
間され、爪車37が駆動歯車48と一体に回転される。この
時スプ−ル3が釣糸の繰出しで逆回転されると、駆動歯
車48と爪車37は反時計方向に回転され、バネ板64、64と
逆転係止爪65は時計方向に回動されて逆転係止爪65の先
端は爪車37の係止歯に係止される。
で作動部材6が摺動された時、延長片6eも右下方に摺動
されるので、係止ピン45と屈曲部6iで回動が係止されて
いたキックレバ−8がバネ44で反時計方向に回動され、
キックレバ−8の切欠部8bはキックピン38に当接可能位
置に臨まされている。この状態でハンドル55が釣糸巻取
方向に回転されると、爪車37と摩擦板60を介して駆動歯
車48が図5で時計方向に回転され、爪車37とバネ板64、
64の摩擦でバネ板64、64と逆転係止爪65は反時計方向に
回動されて逆転係止爪65の先端は爪車37の係止歯から離
間され、爪車37が駆動歯車48と一体に回転される。この
時スプ−ル3が釣糸の繰出しで逆回転されると、駆動歯
車48と爪車37は反時計方向に回転され、バネ板64、64と
逆転係止爪65は時計方向に回動されて逆転係止爪65の先
端は爪車37の係止歯に係止される。
【0024】次に前記のようにハンドル55が釣糸巻取方
向に回転されると、爪車37と駆動歯車48が回転され、キ
ックピン38がキックレバ−8の切欠部8bに当接されてキ
ックレバ−8が左方向に摺動されてキックレバ−8の他
端8dが屈曲係合部6gに当接されて作動部材6が左上方に
押し上げ摺動される。この摺動で回転体7の凹部からな
る係止部7aからアクチュエ−タCの係合部9aが離脱され
て作動部材6が図4のクラッチ機構のクラッチON状態
に復帰される。
向に回転されると、爪車37と駆動歯車48が回転され、キ
ックピン38がキックレバ−8の切欠部8bに当接されてキ
ックレバ−8が左方向に摺動されてキックレバ−8の他
端8dが屈曲係合部6gに当接されて作動部材6が左上方に
押し上げ摺動される。この摺動で回転体7の凹部からな
る係止部7aからアクチュエ−タCの係合部9aが離脱され
て作動部材6が図4のクラッチ機構のクラッチON状態
に復帰される。
【0025】前記説明において、アクチュエ−タCへの
制御信号は糸長計測装置に記憶された糸長数字と釣糸の
繰り出し量が一致した時自動的に出力してもよいし、表
示器15に表示された糸長数値を視認して操作釦を手で押
すことで出力してもよい。前記のように制御信号によっ
てアクチュエ−タCが作動されて釣糸放出状態から釣糸
巻取状態に切換えられて自動復帰されると共に、手動切
換レバ−39の手動回動で回転体7の係止部7aからアクチ
ュエ−タCの係合部9aが離脱できるので、手動復帰が可
能になり、幅広い対応が可能になる。
制御信号は糸長計測装置に記憶された糸長数字と釣糸の
繰り出し量が一致した時自動的に出力してもよいし、表
示器15に表示された糸長数値を視認して操作釦を手で押
すことで出力してもよい。前記のように制御信号によっ
てアクチュエ−タCが作動されて釣糸放出状態から釣糸
巻取状態に切換えられて自動復帰されると共に、手動切
換レバ−39の手動回動で回転体7の係止部7aからアクチ
ュエ−タCの係合部9aが離脱できるので、手動復帰が可
能になり、幅広い対応が可能になる。
【0026】前記のようにスプ−ル3の釣糸捲回胴部3c
の中心にフランジ部3d側から穿設された空洞部3fに電源
収容筒部材4が挿入されて電源収容筒部材4の空洞部4b
内に電気機器の作動用電源電池24が収容されていると、
リ−ルが大型化せず、握持保持性が向上される。電源電
池収容部がリ−ル全体から突出したり露出することがな
いので、使用環境の厳しい釣場においても、他物にぶつ
けたり、誤って落下させた場合に、電源電池収容部が変
形せず、電源電池収容部に衝撃が加わることがなく、変
形や外力による損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵
水で給電できなくなること等が確実に防止出来る。前記
のように電源電池24に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
15や該糸長計測装置で作動されるアクチュエ−タCが確
実に作動される。
の中心にフランジ部3d側から穿設された空洞部3fに電源
収容筒部材4が挿入されて電源収容筒部材4の空洞部4b
内に電気機器の作動用電源電池24が収容されていると、
リ−ルが大型化せず、握持保持性が向上される。電源電
池収容部がリ−ル全体から突出したり露出することがな
いので、使用環境の厳しい釣場においても、他物にぶつ
けたり、誤って落下させた場合に、電源電池収容部が変
形せず、電源電池収容部に衝撃が加わることがなく、変
形や外力による損傷で給電機能に支障をきたしたり、侵
水で給電できなくなること等が確実に防止出来る。前記
のように電源電池24に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
15や該糸長計測装置で作動されるアクチュエ−タCが確
実に作動される。
【0027】前記説明ではリ−ル本体1は左右両側枠1
a、1bと支柱1cと固定板1dが一体に形成されたが、別体
に形成して左右両側枠1a、1bを平行に保持してもよい。
前記説明ではハンドル55がリ−ル本体1の右側に設けら
れた例で示したが、ハンドルが左側のリ−ルに実施して
もよい。前記説明ではアクチュエ−タCをソレノイドで
述べたが、モ−タ−とカムの組合せ等他の駆動部材で構
成してもよい。
a、1bと支柱1cと固定板1dが一体に形成されたが、別体
に形成して左右両側枠1a、1bを平行に保持してもよい。
前記説明ではハンドル55がリ−ル本体1の右側に設けら
れた例で示したが、ハンドルが左側のリ−ルに実施して
もよい。前記説明ではアクチュエ−タCをソレノイドで
述べたが、モ−タ−とカムの組合せ等他の駆動部材で構
成してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されると、請
求項1により、リ−ルが大型化せず、握持保持性が向上
される。電源電池収容部がリ−ル全体から突出したり露
出することがないので、使用環境の厳しい釣場において
も、他物にぶつけたり、誤って落下させた場合に、電源
電池収容部が変形せず、電源電池収容部に衝撃が加わる
ことがなく、変形や外力による損傷で給電機能に支障を
きたしたり、侵水で給電できなくなること等が確実に防
止出来る。電源電池に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
が確実に作動される。請求項2により、請求項1の効果
に合わせて電源電池に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
やアクチュエ−タが確実に作動される等優れた効果を奏
する魚釣用リ−ルを提供することが出来る。
求項1により、リ−ルが大型化せず、握持保持性が向上
される。電源電池収容部がリ−ル全体から突出したり露
出することがないので、使用環境の厳しい釣場において
も、他物にぶつけたり、誤って落下させた場合に、電源
電池収容部が変形せず、電源電池収容部に衝撃が加わる
ことがなく、変形や外力による損傷で給電機能に支障を
きたしたり、侵水で給電できなくなること等が確実に防
止出来る。電源電池に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
が確実に作動される。請求項2により、請求項1の効果
に合わせて電源電池に支障が起こらないと、電気機器の
CPU等からなる制御装置や釣糸の繰出し量や巻取り量
を計測する糸長計測装置や糸長計測値を表示する表示器
やアクチュエ−タが確実に作動される等優れた効果を奏
する魚釣用リ−ルを提供することが出来る。
【図1】魚釣用リ−ルの要部断面平面図である。
【図2】図1の要部拡大断面平面図である。
【図3】魚釣用リ−ルの要部断面背面図である。
【図4】リ−ル本体の右側枠側のクラッチ機構のクラッ
チON状態の要部断面側面図である。
チON状態の要部断面側面図である。
【図5】リ−ル本体の右側枠側のクラッチ機構のクラッ
チOFF状態の要部断面側面図と要部拡大断面側面図で
ある。
チOFF状態の要部断面側面図と要部拡大断面側面図で
ある。
1 リ−ル本体 2、11 リ−ル側板 3 スプ−ル 3c 釣糸捲回胴部 24 作動用電源電池 C アクチュエ−タ
Claims (2)
- 【請求項1】 リ−ル本体の側板間にスプ−ルを回転自
在に支持し、該スプ−ルに巻回される釣糸の繰出し量や
巻取り量を計測する糸長計測装置等の電気機器を備えた
魚釣用リ−ルにおいて、前記スプ−ルの釣糸巻回胴部内
に前記電気機器の作動用電源を設けたことを特徴とする
魚釣用リ−ル。 - 【請求項2】 リ−ル本体の側板間にスプ−ルを回転自
在に支持し、該スプ−ルに巻回される釣糸の繰出し量や
巻取り量を計測する糸長計測装置と該糸長計測装置で作
動されるアクチュエ−タ等の電気機器を備えた魚釣用リ
−ルにおいて、前記スプ−ルの釣糸巻回胴部内に前記電
気機器の作動用電源を設けたことを特徴とする魚釣用リ
−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281263A JP3020819B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 魚釣用リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281263A JP3020819B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 魚釣用リ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116835A true JPH08116835A (ja) | 1996-05-14 |
JP3020819B2 JP3020819B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=17636642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6281263A Expired - Lifetime JP3020819B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 魚釣用リ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020819B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525666A (ja) * | 1998-09-16 | 2002-08-13 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン | Celp符号化/復号方法と装置 |
CN108739699A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-11-06 | 朱德金 | 一种用于野外垂钓的收线轮 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP6281263A patent/JP3020819B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525666A (ja) * | 1998-09-16 | 2002-08-13 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン | Celp符号化/復号方法と装置 |
JP4651195B2 (ja) * | 1998-09-16 | 2011-03-16 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | Celp符号化/復号方法と装置 |
CN108739699A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-11-06 | 朱德金 | 一种用于野外垂钓的收线轮 |
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JP3020819B2 (ja) | 2000-03-15 |
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