JP3013749U - 魚釣用電動リ−ル - Google Patents
魚釣用電動リ−ルInfo
- Publication number
- JP3013749U JP3013749U JP1995000562U JP56295U JP3013749U JP 3013749 U JP3013749 U JP 3013749U JP 1995000562 U JP1995000562 U JP 1995000562U JP 56295 U JP56295 U JP 56295U JP 3013749 U JP3013749 U JP 3013749U
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- reel
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- electric motor
- fishing
- slider
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手の指がレベルワインド装置の摺動子とリ−
ル本体との間に入り、挟んでしまっても、速やかにモ−
タ駆動が止まって怪我を防止出来ること。 【構成】 スプ−ル4の前方のリ−ル本体1の左右両側
枠1a、1b間にレベルワインド装置Aが設けられている。
レベルワインド装置Aの摺動子5と対向する左右両側枠
1a、1bの内側には圧力センサ−又はスイッチからなる検
出部14、15が夫々設けられて検出部14、15はリ−ド線で
電動モ−タ11の制御回路に接続されている。
ル本体との間に入り、挟んでしまっても、速やかにモ−
タ駆動が止まって怪我を防止出来ること。 【構成】 スプ−ル4の前方のリ−ル本体1の左右両側
枠1a、1b間にレベルワインド装置Aが設けられている。
レベルワインド装置Aの摺動子5と対向する左右両側枠
1a、1bの内側には圧力センサ−又はスイッチからなる検
出部14、15が夫々設けられて検出部14、15はリ−ド線で
電動モ−タ11の制御回路に接続されている。
Description
【0001】
この考案は、レベルワインド装置を備えた魚釣用電動リ−ルの改良に関する。
【0002】
従来、船上から釣糸を数百メ−トル繰出すような場合等には、電動リ−ルが主 に使用されており、例えば実開平4−68677 号公報、実開平4−74967 号公報の ようにスプ−ルに釣糸を平行に巻回するレベルワインド装置をほとんどのリ−ル に備えている。 しかしながら、実際にリ−ルを手で握持して巻取り保持操作をする際に、魚と の対応、船上及び波、海水等の影響により、誤って握持している手の指がレベル ワインド装置の摺動子とリ−ル本体との間に入り、挟んでしまい、電動モ−タの 駆動力で押圧されるので、大きな怪我をしてしまうことがある。 実際に指を挟んでしまうと、パニック状態となり、迅速にモ−タ駆動を止めら れないのが現状である。
【0003】
解決しようとする問題点は、誤って握持している手の指がレベルワインド装置 の摺動子とリ−ル本体との間に入り、挟んでしまうと、迅速にモ−タ駆動を止め られず、電動モ−タの駆動力で押圧されるので、大きな怪我をしてしまう危険が ある。
【0004】 本考案の目的は前記欠点に鑑み、手の指がレベルワインド装置の摺動子とリ− ル本体との間に入り、挟んでしまっても、速やかにモ−タ駆動が止まって怪我を 防止出来る魚釣用電動リ−ルを提供することである。
【0005】
この考案は、かかる目的を達成するために、リ−ル本体の側板間に回転可能に 支持したスプ−ルを該リ−ル本体に装着したモ−タにより回転駆動し、前記スプ −ルに釣糸を平行に巻回するレベルワインド装置をスプ−ル前方の側板間に設け て成る魚釣用電動リ−ルにおいて、前記レベルワインド装置の摺動子の対向する 前記リ−ル本体の側板内側に検出部を設け、該検出部が検知信号を発生した時前 記モ−タの駆動回転を自動的に停止するように構成したことを要旨とするもので ある。
【0006】
手の指がレベルワインド装置Aの摺動子5とリ−ル本体1の左右両側枠1a、1b との間に入り、挟んでしまった時には、両側枠1a、1bの内側に夫々設けられた圧 力センサ−又はスイッチからなる検出部14、15が押圧されて検知信号が発生され 、この検知信号がベ−ス13に収容された電動モ−タ11の制御回路に入力されて電 動モ−タ11の回転が自動的に停止される。 前記検出部14、15は前記挟み込まれる前に手の指が触れて押圧した時にも、検 知信号が発生されて操作釦の操作で電動モ−タ11を回転させようとしても回転さ せることが出来ない。
【0007】
以下、図示の一実施例によって本考案を説明すると、図1は魚釣用電動リ−ル の要部断面平面図、図2は図1の左側要部拡大断面平面図、図3は図1の右側要 部拡大断面平面図、図4は魚釣用電動リ−ルの左側の側枠内側とスプ−ルの断面 側面図、図5は魚釣用電動リ−ルの背面図、図6はレベルワインド装置の拡大断 面背面図である。
【0008】 魚釣用電動リ−ルは、リ−ル本体1の左右両側枠1a、1bと支柱1cとリ−ル脚10 の固定板1dが一体に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されて左右両側枠1a、 1bの外側には夫々リ−ル本体1のリ−ル側板2、3が取り付けられている。 リ−ル側板2、3の夫々内側の両側枠1a、1b間にはスプ−ル4が回転可能に支 持されてスプ−ル4の釣糸巻回部4aの胴部4b内に図1から図4のように電動モ− タ11が設けられ、スプ−ル4は電動モ−タ11とリ−ル側板3の外側に設けたハン ドル12で回転される。 スプ−ル4の上部前方の領域の左右両側枠1a、1b上には図4、図5のように電 動モ−タ11の制御回路が収容されたベ−ス13が載せられて取り付けられている。 スプ−ル4の前方の左右両側枠1a、1b間にレベルワインド装置Aが設けられて いる。
【0009】 レベルワインド装置Aの摺動子5と対向する左右両側枠1a、1bの内側には圧力 センサ−又はスイッチからなる検出部14、15が夫々設けられて検出部14、15はリ −ド線でベ−ス13に収容された電動モ−タ11の制御回路に接続されている。 リ−ル側板2には給電コ−ド接続部16が装着され、給電コ−ド接続部16はリ− ド線で電動モ−タ11とベ−ス13に収容された電動モ−タ11の制御回路に接続され ている。 給電コ−ド接続部16には給電コ−ド用コネクタ部17が接続され、給電コ−ド用 コネクタ部17に図示しないバッテリ−が接続される。
【0010】 図1、図2で電動モ−タ11のモ−タ本体の左側一側には固定部材6がビス18で 固定され、左側枠1aの突出部1eの中心孔1fには固定部材6の軸部6aが挿入されて 雄ネジ6bにナット19が螺合されて側枠1aに固定部材6が固定されている。 更にスプ−ル4の一側フランジ部4cには回転盤状支持部20がビス21で固定され て回転盤状支持部20は軸受部のボ−ルベアリング22を介して前記固定部材6に回 転自在に支持されている。 図1、図3でリ−ル側板3内の側枠1bには円盤状内側板23が固定され、円盤状 内側板23にボ−ルベアリング24を介してスプ−ル4の他側フランジ部4dにビス25 で固定された回転盤26が保持されている。 従ってスプ−ル4は一側に固定された回転盤状支持部20と、他側に固定された 回転盤26がボ−ルベアリング22、24を介して固定部材6と回転盤状内側板23に夫 々回転自在に保持され、固定部材6と回転盤状内側板23は左側枠1aと右側枠1bに 保持されている。
【0011】 固定部材6に固定された電動モ−タ11の一側から突出された回転軸27は固定部 材6の貫通孔6cを挿通されて外側に突出されている。 外側に突出された回転軸27には糸長測定機構の出力歯車28が固定されて軸29に 軸承された歯車30が噛合され、歯車30に軸31に軸承された歯車32が噛合されてい る。 歯車32の一側面にマグネット33が固定されている。 側枠1aの外側にはマグネット33と対向する位置に検出器のホ−ル素子34が固定 されている。 ホ−ル素子34はリ−ド線でベ−ス13内の電動モ−タ11の制御回路に接続されて いる。 ベ−ス13上には図5のように、糸長測定機構で計測された糸長やその他の表示 を行う液晶表示部35と操作釦群が設けられている。 糸長測定機構は公知のようにスプ−ル回転数や糸巻外周面に圧接したロ−ラ− の回転数を検知する等他の機構を用いてもよい。
【0012】 スプ−ル4の他側の空胴部内には遊星歯車による駆動機構Bが収容され、電動 モ−タ11の他側から突出された回転軸27にはピニオン36が固定されて駆動機構B の歯車に噛合されている。 駆動機構Bの出力は前記回転盤26の中心に嵌合された回転体37に伝達され、回 転体37の一側中心にはメタル軸受38が固定され、メタル軸受38と回転体37の中心 孔に夫々回転軸27とリ−ル側板3に固定された支持軸39が嵌合されている。 支持軸39の外周には駆動ピニオン40が嵌合され、駆動ピニオン40と回転体37に 形成されたクラッチ部が係脱自在に組み合わされてクラツチレバ−41で係脱操作 がなされる。 駆動ピニオン40には駆動歯車42が噛合されて駆動歯車42はドラグ制動部材Cを 介して駆動軸43で回転可能に構成され、リ−ル側板3から突出された駆動軸43に ハンドル12が取り付けられている。
【0013】 レベルワインド装置Aのトラバ−スカム軸7に取り付けられた歯車44は公知の ように電動モ−タ11の回転に連動して回転される。 レベルワインド装置Aは図1から図4、図6のように、トラバ−スカム軸7を 覆う案内筒8と案内筒8の外周を左右に摺動自在に嵌合された摺動子5と摺動子 5の中に収容された係合子9とで構成されている。 案内筒8の両端は左右両側枠1a、1bに図示しない構造で回り止め係合されて係 合子9が挿入可能な長手方向の幅の狭い長孔8aが形成されている。 トラバ−スカム軸7は案内筒8の両端に固定された軸受45、46で軸承されてい る。 トラバ−スカム軸7のトラバ−ス溝7aには摺動子5の中に収容された係合子9 の係合部9aが係合される。
【0014】 摺動子5の外形は、中心部分5aと、中心部分5aから前方に伸びた突出部5bと、 中心部分5aから上方に伸びた糸案内部5cと、中心部分5aから下方に突出した突出 部5dとで形成されている。 中心部分5aには案内筒8が嵌合される透孔5eが、前方に伸びた突出部5b内に案 内杆47が嵌まる貫通孔5fが形成されている。 突出部5d内には係合子9の杆部9bが挿入可能な内径の透孔5gが形成され、突出 部5dの外周にキャップ48が螺合される螺子部5hが形成されている。 キャップ48内には発条49が収容されて係合子9が上方に付勢されている。 糸案内部5cに硬質釣糸案内環50が嵌合固定される透孔5iと上面から見て傾斜す る切込み5jが夫々形成されている。 スプ−ル4に巻回された釣糸51は糸案内部5cの切込み5jと硬質釣糸案内環50の 切込みを通して前方に突出される。
【0015】 レベルワインド装置Aの動作は、電動モ−タ11が回転されると、スプ−ル4が 回転されてスプ−ル4に釣糸51が巻回されると共に、歯車44を介してトラバ−ス カム軸7が回転される。 このトラバ−スカム軸7の回転でトラバ−ス溝7aに係合する係合子9が収容さ れた摺動子5が貫通孔5fに嵌まる案内杆47で案内されて案内筒8上を左右に摺動 される。 この摺動で釣糸51がスプ−ル4に平行に巻回される。 糸案内部5cの切込み5jと硬質釣糸案内環50の切込みがあると、釣糸51を通すこ とが容易になる。
【0016】 前記のように魚釣用電動リ−ルとレベルワインド装置Aが構成されてリ−ルを 手で握持して巻取り保持操作をする際に、魚との対応、船上及び波、海水等の影 響により、誤って握持している手の指がレベルワインド装置Aの摺動子5とリ− ル本体1の左右両側枠1a、1bとの間に入り、挟んでしまった時には、両側枠1a、 1bの内側に夫々設けられた圧力センサ−又はスイッチからなる検出部14、15が押 圧されて検知信号が発生され、この検知信号がベ−ス13に収容された電動モ−タ 11の制御回路に入力されて電動モ−タ11の回転が自動的に停止される。 前記検出部14、15は前記挟み込まれる前に手の指が触れて押圧した時にも、検 知信号が発生されて操作釦の操作で電動モ−タ11を回転させようとしても回転さ せることが出来ない。 従って電動モ−タ11の駆動力で手の指がレベルワインド装置Aの摺動子5とリ −ル本体1の左右両側枠1a、1bとの間で押圧されることがないので、大きな怪我 をしてしまう危険が防止される。
【0017】 前記のように魚釣用電動リ−ルが構成されると、手の指がレベルワインド装置 Aの摺動子5とリ−ル本体1の左右両側枠1a、1bとの間に入り込んでも、検出部 14、15が押圧されて検知信号が発生され、この検知信号がベ−ス13に収容された 電動モ−タ11の制御回路に入力されて電動モ−タ11の回転が自動的に停止され、 電動モ−タ11の駆動力で挟んで怪我をしてしまう危険が防止される。
【0018】 前記説明では、検出部14、15を圧力センサ−又はスイッチで構成したが、検出 部を受光素子とダイオ−ドからなる発光素子で構成し、発光素子を摺動子5に取 り付けて発光し、手等で遮光された時に検出部から検知信号を発生させて電動モ −タ11の回転を停止してもよい。 発光素子への給電は、フレキシブル基板を用いたり、案内筒8の外周に電極を 設けたり、案内筒8や案内杆47と並行に電極杆を設けてもよい。 フレキシブル基板や電極杆は他の物体に接触しないようにカバ−される。 夜間リ−ルが使用されると、発光素子の発光でリ−ルの動作が視認出来る。 前記説明では、リ−ル本体1の左右両側枠1a、1bと支柱1cとリ−ル脚10の固定 板1dが一体に、かつ左右両側枠1a、1bが平行に保持されているが、夫々別体に形 成して左右両側枠1a、1bを平行に保持してもよい。
【0019】
本考案は前述のように構成されたから、手の指がレベルワインド装置の摺動子 とリ−ル本体との間に入り込んでも、検出部が押圧されて検知信号が発生され、 この検知信号が電動モ−タの制御回路に入力されて電動モ−タの回転が自動的に 停止され、電動モ−タの駆動力で挟んで怪我をしてしまう危険が防止される等実 用上優れた効果を奏する魚釣用電動リ−ルを提供することが出来る。
【図1】魚釣用電動リ−ルの要部断面平面図である。
【図2】図1の左側要部拡大断面平面図である。
【図3】図1の右側要部拡大断面平面図である。
【図4】魚釣用電動リ−ルの左側の側枠内側とスプ−ル
の断面側面図である。
の断面側面図である。
【図5】魚釣用電動リ−ルの背面図である。
【図6】レベルワインド装置の拡大断面背面図である。
1 リ−ル本体 2、3 リ−ル側板 4 スプ−ル 5 摺動子 11 電動モ−タ 14、15 検出部 A レベルワインド装置
Claims (1)
- 【請求項1】 リ−ル本体の側板間に回転可能に支持し
たスプ−ルを該リ−ル本体に装着したモ−タにより回転
駆動し、前記スプ−ルに釣糸を平行に巻回するレベルワ
インド装置をスプ−ル前方の側板間に設けて成る魚釣用
電動リ−ルにおいて、前記レベルワインド装置の摺動子
の対向する前記リ−ル本体の側板内側に検出部を設け、
該検出部が検知信号を発生した時前記モ−タの駆動回転
を自動的に停止するように構成したことを特徴とする魚
釣用電動リ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000562U JP3013749U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 魚釣用電動リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000562U JP3013749U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 魚釣用電動リ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013749U true JP3013749U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=43149390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000562U Expired - Lifetime JP3013749U (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 魚釣用電動リ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013749U (ja) |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP1995000562U patent/JP3013749U/ja not_active Expired - Lifetime
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