JPH0747686Y2 - スピニングリールの釣糸検出装置 - Google Patents

スピニングリールの釣糸検出装置

Info

Publication number
JPH0747686Y2
JPH0747686Y2 JP1989124758U JP12475889U JPH0747686Y2 JP H0747686 Y2 JPH0747686 Y2 JP H0747686Y2 JP 1989124758 U JP1989124758 U JP 1989124758U JP 12475889 U JP12475889 U JP 12475889U JP H0747686 Y2 JPH0747686 Y2 JP H0747686Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing line
spool
spinning reel
wound
fishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989124758U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0363810U (ja
Inventor
賢夫 坂
Original Assignee
島野工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 島野工業株式会社 filed Critical 島野工業株式会社
Priority to JP1989124758U priority Critical patent/JPH0747686Y2/ja
Publication of JPH0363810U publication Critical patent/JPH0363810U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0747686Y2 publication Critical patent/JPH0747686Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前記スプールに巻き取られる釣糸又は前記ス
プールから繰り出される釣糸を検出する検出手段を備え
ているスピニングリールの釣糸検出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来は、先端部が円弧を描くように基端部がスプール軸
に枢支された棒状体と、この棒状体の先端部に形成の孔
に通された釣糸が繰り出される又は巻き取られるに伴っ
てスプール軸の軸芯周りで一体的に回転運動する棒状体
の通過を検出する光センサとを設けて、棒状体の回転運
動により光センサが検出する回数から釣糸の繰出量又は
巻取量を求めるように構成している(例えば、実開昭63
−185515号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構成によると、釣糸の繰出量又は巻取量を求め
るためには、釣糸ん繰り出し力又は巻き取り力により棒
状体を回転運動させなければならず、その結果、釣糸の
繰り出し力又は巻き取りに抵抗を与えてしまい、その分
だけ飛距離が低下したり、或いは、釣糸の巻き取りに大
なる操作力を要する不都合が発生していた。
本考案の目的は、釣糸の繰出し又は巻取りの検出を、釣
糸の繰り出し抵抗の増大又は巻き取り抵抗の増大を回避
しながら良好に行うことができ、かつ、釣糸の繰出し状
態等を検出する為に釣糸にマーク等を施さないでよいも
のを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、リールボデイに対して回転不
能な状態のスプールに、そのスプールの軸芯方向に移動
する釣糸を前記スプールの軸芯周りに回転するロータに
よって釣糸を巻き付けるとともに、その巻き付けた状態
の釣糸を前記スプールの軸芯周りにほどきながら前記ス
プールの軸芯方向に繰り出すように構成し、前記検出手
段を、前記釣糸が前記スプールに巻付られる際に、また
は、前記スプールよりほどかれながら繰り出される際に
通過する特定箇所で、前記釣糸を非接触式に検出するよ
うに構成してある点にあり、その作用効果は次の通りで
ある。
〔作用〕
釣竿を振って仕掛けを遠くへ飛ばしたとき、スプールの
軸芯周りに解けながらそのスプールの軸芯方向に繰り出
される釣糸は、スプール近傍では螺旋を描きながら出て
いく。つまり、螺旋を描きながら繰り出される釣糸は、
スプールに巻付けられた一巻き毎に特定箇所を通過する
ので、その通過を非接触式に検出することにより、釣糸
が一巻分繰り出されたと判断し、前記検出センサによる
検出回数と釣糸一巻分の長さとから釣糸の繰出量を求め
ることができる。
又、釣糸を巻き取る場合にも、前記同様に、スプール軸
芯周りに回転するロータによってスプールの軸芯周りに
旋回しながら巻き取られる釣糸が、一巻分毎に特定箇所
を通過するのを非接触式に検出し、この検出センサの検
出回数と釣糸一巻分の長さとから釣糸の巻取量を求める
ことができる。
又、前記検出手段をスピニングリールに設けることによ
って、例えば、検出手段を釣竿に設けた場合に必要とな
るスピニングリールと検出手段との位置合わせ操作を不
要にできる。
〔考案の効果〕
したがって、釣糸がスプールに対して螺旋状を呈して繰
り出されかつスプールの軸芯周りで回転しながら巻き取
られるという、スピニングリールの特性を利用して検出
装置を構成するので、釣糸に対する、繰り出し又は巻き
取り接触抵抗を施すことがなく、所望位置に仕掛けを投
入する際の操作力の調節を容易に行い得る効果を奏する
ことは勿論、釣糸に検出手段で検出される為のマーク等
の特別の加工を施す必要がなく、それだけ、加工工程が
容易になる。
また、前記検出手段をスピニングリールに取り付けてあ
る場合には、例えば、この検出手段を構成する複数の部
品をスピニングリールと釣竿とに分散配設した場合のよ
うに、使用時において、スピニングリールに設けられて
いる検出部品と釣竿に装着される検出部品との取付位置
を一々調節する必要がなく、その分だけ取扱いの容易化
を図ることができる効果がある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に、釣竿(1)に取付けられたスピニングリール
が示されている。ハンドル(2)を備えたリールボディ
(3)に、前記ハンドル(2)の操作により回転される
ローター(4)を取付けると共に、前記ハンドル(2)
の操作により釣糸繰り出し方向に往復移動しながら、リ
ールボデイ(3)に対しては回転不能なスプール軸
(5)に、釣糸(6)が巻回されたスプール(7)をド
ラグ機構(8)を介して外嵌し、このスプール(7)を
ドラグ力によってスプール軸(5)に対して回転不能に
構成して、スピニングリールを構成している。
前記スピニングリールのスプール(7)から繰り出され
る釣糸(6)の繰出量を検出する検出手段(S)が設け
られており、この検出手段(S)の検出情報により飛距
離が判明できるようになっている。
前記検出手段(S)は、第1図乃至第4図に示すよう
に、前記スプール(7)の近傍でスプール(7)の軸芯
周りで回動しながらその軸芯方向に螺旋状に繰り出され
る釣糸(6)の通過を検出する光電式の赤外線センサか
ら構成されており、更に、この赤外線センサ(S)は、
赤外線を放射するスプール軸(5)側の発光部(9a)
と、当該発光部(9a)から放射された赤外線を受光する
釣竿(6)側の発光部(9b)とから構成されている。
前記発光部(9a)から放射される赤外線としては、太陽
光中の赤外線による誤検出を防止するために、この太陽
光中の赤外線の波長を除いたものを用いる。
前記発光部(9a)の取付け構造は、第4図に示すよう
に、前記スプール軸(5)の先端のネジ軸部に、前記発
光部(9a)を構成する赤外発光ダイオードやそれの電源
となる電池(B)等の部品を取付けてある取付け部材
(9)を回転不能な状態で着脱自在に外嵌するととも
に、前記ドラグ機構(8)のドラグ摘み(8A)には、前
記取付け部材(9)の鍔部が入り込む凹部(8a)を形成
し、更に、前記取付け部材(9)の抜け出しを防止する
ビス(8b)を前記ドラグ摘み(8A)に螺合してある。
また、前記取付け部材(9)には、部品組付け空間を水
密状態で閉じる開閉蓋(9c)が設けられている。
更に、前記受光部(9b)を構成するホトトランジスタや
電池等は、前記釣竿(1)に対して着脱自在に締め付け
固定されるケース(10)に設けられている。
したがって、釣竿(1)を振って仕掛けを遠くへ飛ばし
たとき、スプール(7)から解けていく釣糸(6)はス
プール(7)近傍では螺旋を描きながら出ていく。そし
て、螺旋を描きながら繰り出される釣糸(6)により発
光部(9a)から受光部(9b)へ赤外線が瞬間的に遮断さ
れると、釣糸(6)が一巻分繰り出されたと判断し、こ
の発光部(9a)からの赤外線が釣糸(6)により遮断さ
れた回数と釣糸一巻分の長さとから釣糸の繰出量を求め
るようにしている。
前記釣糸の繰出量の演算は、前記ケース(10)内に設け
られた演算制御部(図示せず)により前記センサ(S)
からの検出情報に基づいて行われるように構成されてい
る。
そして、第3図に示すように、前記演算制御部で演算さ
れた釣糸の繰出量をメートル単位で表示する表示部(1
1)が前記ケース(10)に設けられている。
又、前記ケース(10)には、電源を入り切りするための
オン−オフボタン(12)と、前記表示部(11)に表示さ
れた値を消去するためのリセットボタン(13)とが備え
られている。尚、前記オン−オフボタン(12)をオン操
作することにより、釣糸の繰出量の計測を開始するよう
になっている。
尚、前記スプール軸(5)は軸芯方向に往復移動する
が、釣糸(6)の繰出量の計測を行う場合には、スプー
ル軸(5)を最も前方に位置させた状態で発光部(9a)
と発光部(9b)との位置合わせを行うように構成してあ
る。
また、前記ドラグ機構(8)のドラグ摘み(8A)は、ス
プール軸(5)のネジ軸部に螺合されたナット体(8B)
に対して回転軸芯方向にのみスライド移動自在に外嵌さ
れており、また、このドラグ摘み(8A)とナット体(8
B)との間には、当該ドラグ摘み(8A)を前記スプール
(7)とスプール軸(5)との間に介在した摩擦板(8
C)側に移動付勢するスプリング(8D)を設けてある。
〔別実施例〕
前記実施例では、検出手段を構成する非接触式のセンサ
として赤外線センサ(S)を用いたが、可視光を放射す
るものや電磁波を放射するもの等の光センサ、あるいは
超音波を放射する超音波センサ等、非接触で釣糸(6)
の通過を検出できるものであれば如何なるものでもよ
い。
又、前記実施例では、受光部(9b)を釣竿(1)側に設
けたが、第5図及び第6図に示すように、スピニングリ
ール側に設けてもよい。つまり、スプール軸(5)に一
体的に往復移動自在に外嵌された環状部材(14)を、こ
れの往復移動を許容し、かつ、ローター(4)と一体回
転する状態でローター(4)に嵌合すると共に、前記環
状部材(14)から延出されたアーム部(14A)の先端に
受光部(9b)を埋設して、スプール(7)に埋設してあ
る発光部(9a)から放射された赤外線等の光を受光部
(9b)にて受光するように構成してある。そして、前記
受光部(9b)がローター(4)と一体回転する構成であ
ることから、釣糸(6)の繰出量を測定する場合には、
ベールアーム(15)を起こしたときに、このベールアー
ム(15)がリールボディ(3)の当接部(3a)に当接す
る位置までローター(4)を回転操作して、発光部(9
a)に対する受光部(9b)の位置を合わせることにな
る。尚、前記発光部(9a)と受光部(9b)とを逆の関係
に取付けて実施してもよい。第7図に、スプール(7)
の拡大図を示し、このスプール(7)に、前記実施例と
同様に、オン−オフボタン(12)、リセットボタン(1
3)、表示部(11)が設けられている。
又、前記実施例では、釣糸(6)が繰り出されたときの
繰出量を検出するようにしたが、釣糸(6)が巻き取ら
れたときの巻取量を検出するようにしてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るスピニングリールの釣糸検出装置の
実施例を示し、第1図及び第2図は側面図及び正面図、
第3図は表示部の平面図、第4図は発光部の取付け構造
の拡大断面図、第5図及び第6図はスピニングリールの
別実施例の概略を示す一部切欠き側面図及び正面図、第
7図はスプールの別実施例を示す平面図である。 (3)……リールボデイ、(4)……ロータ、(6)…
…釣糸、(7)……スプール、(S)……検出手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前記スプール(7)に巻き取られる釣糸
    (6)又は前記スプール(7)から繰り出される釣糸
    (6)を検出する検出手段(S)を備えているスピニン
    グリールの釣糸検出装置であって、 リールボデイ(3)に対して回転不能な状態のスプール
    (7)に、そのスプール(7)の軸芯方向に移動する釣
    糸(6)を前記スプール(7)の軸芯周りに回転するロ
    ータ(4)によって釣糸を巻き付けるとともに、その巻
    き付けた状態の釣糸を前記スプール(7)の軸芯周りに
    ほどきながら前記スプール(7)の軸芯方向に繰り出す
    ように構成し、前記検出手段(S)を、前記釣糸(6)
    が前記スプール(7)に巻付られる際に、または、前記
    スプール(7)よりほどかれながら繰り出される際に通
    過する特定箇所で、前記釣糸(6)を非接触式に検出す
    るように構成してあるスピニングリールの釣糸検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記検出手段(S)がスピニングリールに
    取付けられている請求項1記載のスピニングリールの釣
    糸検出装置。
JP1989124758U 1989-10-25 1989-10-25 スピニングリールの釣糸検出装置 Expired - Lifetime JPH0747686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989124758U JPH0747686Y2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 スピニングリールの釣糸検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989124758U JPH0747686Y2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 スピニングリールの釣糸検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0363810U JPH0363810U (ja) 1991-06-21
JPH0747686Y2 true JPH0747686Y2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=31672660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989124758U Expired - Lifetime JPH0747686Y2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 スピニングリールの釣糸検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0747686Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444404U (ja) * 1987-09-14 1989-03-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0363810U (ja) 1991-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4402470A (en) Fishing reel
US5524831A (en) Fishing reel
JPH0747686Y2 (ja) スピニングリールの釣糸検出装置
US5996268A (en) Fishing rod motion indicator with visual and audible features
JP3093084B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
US6810824B2 (en) Sewing or embroidery machine
US4250825A (en) Under thread detection for sewing machines with axially spring biased rotatable member
JPH0746149Y2 (ja) 釣用リールの釣糸繰出巻取検出装置
US3006573A (en) Spinning reel
CN113439721B (zh) 钓鱼用绕线轮
US3414211A (en) Reel for lawn mower control
JP6352650B2 (ja) 電動リールの表示装置
JPH07104151B2 (ja) 魚釣用リールの糸長計測装置
US3298630A (en) Line winding mechanism for a spinning reel
JP3013749U (ja) 魚釣用電動リ−ル
US3346212A (en) Fishing reel
JPH028758B2 (ja)
KR102669088B1 (ko) 낚시용 릴 및 백래시 수정 작업 상태 판정 장치
JP2930345B2 (ja) 釣り糸の繰出し量報知装置
JP2959660B2 (ja) 魚釣用リール
JP2809444B2 (ja) 魚釣用リール
JPS59120901A (ja) 巻尺
JPH0725613Y2 (ja) 魚釣用リールの糸長測定装置
US2751165A (en) Fishing reel
USRE26551E (en) Line control means for a spinning reel

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term