JP2959660B2 - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JP2959660B2 JP3238394A JP3238394A JP2959660B2 JP 2959660 B2 JP2959660 B2 JP 2959660B2 JP 3238394 A JP3238394 A JP 3238394A JP 3238394 A JP3238394 A JP 3238394A JP 2959660 B2 JP2959660 B2 JP 2959660B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールに巻回された
釣糸が規定の巻取量に達したことを検知できる機構を備
えた魚釣用リールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平4−9566号公報又は実開平5
−15770号公報に開示されるように、釣糸の巻取り
過ぎによる糸噛みや糸絡み,バックラッシュ等を防止す
るため、スプールに巻回された釣糸が規定の巻取量に達
したことを検知できるように、従来、様々な提案が魚釣
用リールになされている。
【0003】図5及び図6は実開平4−9566号公報
に開示された魚釣用リールを示し、図5に示す魚釣用リ
ールは、リール本体1の支柱3に樹脂からなる断面L字
状の規定糸巻量検出体5を着脱自在に装着し、手動ハン
ドルの操作でスプール7に巻回された釣糸9が規定の巻
取量に達すると、規定糸巻量検出体5の当接部5aに釣
糸9の外周が圧接してハンドル操作が重くなるようにし
たものである。
【0004】そして、図6に示す魚釣用リールは、リー
ル本体11の側板13に規定糸巻量検出体15を回動自
在に装着して、その検出部17を釣糸19の外周に圧接
し、釣糸19が規定巻取量に達すると、スプリング21
からなる回動機構により検出部17が矢印方向へ移動す
るように構成したもので、これらの構造によって、釣糸
9,19が規定の巻取量に達したことが検知できること
となる。
【0005】又、図7は実開平5−15770号公報に
開示された魚釣用リールを示し、この魚釣用リールは、
マグネット23を埋設した回転体25を有する規定糸巻
量検出体27をリール本体29に着脱自在に装着すると
共に、回転体25の回転を検出するセンサ31を制御ボ
ックス33に装着し、釣糸35が規定巻取量に達する
と、釣糸35の外周に当接し回転する回転体25の回転
がセンサ31で検出されてランプ等が点灯するようにし
たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、図5に示す
魚釣用リールは、釣糸9が規定巻取量に達すると、釣糸
9の外周に圧接する規定糸巻量検出体5がスプール7に
制動をかけてハンドル操作を重くさせるため、圧接時に
釣糸9と規定糸巻量検出体5との間に接触抵抗が生じて
釣糸9や当接部5aにキズが付いてしまう虞があった。
【0007】そして、図6に示す従来例では、釣糸19
にキズが付いてしまう虞はないものの、釣糸19の外周
面の凹凸や巻上げ速度,スプリング21の付勢力等の影
響でばらつきが生じてしまう虞が指摘されている。
【0008】更に、図7に示す従来例にあっては、セン
サ31やそれに付随する部品が増え、又、耐蝕性にも配
慮が必要となってコスト高となると共に、回転体25の
回転を検出するセンサ31を装着する関係上、規定糸巻
量検出体27の取付位置が制約されてしまう欠点があっ
た。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上述の如き従来の不具合を解消し、簡単な構造で釣
糸が規定の巻取量に達したことを検知することのできる
魚釣用リールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、釣糸を巻回するスプールを
リール本体に回転自在に支持した魚釣用リールに於て、
上記リール本体に、規定巻取量に達した釣糸の外周に当
接して回転する検出体を装着すると共に、当該検出体
に、突起と当該突起に係合する鳴き爪とで構成され、検
出体の回転でクリック音を発生させるクリック機構から
なる報知手段を設けたことを特徴とする
【0011】そして、請求項2に係る発明は、釣糸を巻
回するスプールをリール本体に回転自在に支持した魚釣
用リールに於て、上記リール本体に、規定巻取量に達し
た釣糸の外周に当接して回転する検出体を装着すると共
に、当該検出体の外周面に、外部から視認可能な切欠き
部からなる報知手段を設けたことを特徴としている。
【0012】
【作用】 請求項1に係る魚釣用リールによれば、スプー
ルに巻回された釣糸が規定の巻取量に達して検出体が回
転すると、クリック機構から連続的にクリック音が発生
して、釣糸が規定巻取量に達した旨を釣人に報知する。
【0013】 又、請求項2に係る魚釣用リールでは、ス
プールに巻回された釣糸が規定の巻取量に達して検出体
が回転すると、その外周面に設けた切欠き部が検出体と
共に回転して釣人に釣糸が規定巻取量に達した旨を報知
する。
【0014】
【実施例】 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。 図1及び図2は請求項1に係る魚釣用リール
の第一実施例を示し、図中、37はフレーム枠体39の
左右に側板41,43を装着したリール本体、45はス
ール軸47を介してリール本体37に回転可能に支持
されたスプールで、従来の魚釣用リールと同様、当該ス
プール45に手動ハンドル49の巻取り動力が動力伝達
機構(図示せず)により伝達されて釣糸51の巻取りが
行われるようになっている。
【0015】 又、53はスプール45の一側面に埋設さ
れたマグネット、55は当該マグネット53に対向して
フレーム枠体39に埋設されたリードスイッチで、マグ
ネット53とリードスイッチ55は、スプール45の回
転を電気信号に変換してスプール45の回転数に比例し
たパルスを発生するエンコーダ57を構成するもので、
このパルス信号が制御装置(図示せず)に入力,演算さ
れて、その演算結果が釣糸の繰出し量として操作パネル
59上のデジタル表示部61に表示されるようになって
いる。
【0016】 そして、図1中、63は規定の巻取量に達
した釣糸51の外周65に当接して回転するローラ状の
検出体で、図2に示すように、当該検出体63はリール
本体37の上部後方に着脱自在に取り付けられている。
【0017】 即ち、検出体63の一端側には、フレーム
枠体39に設けた取付凹部67に挿入可能な軸部69が
その中心軸上に突設されている。そして、検出体63の
他端側に設けた凹部71には支持杆73が軸部69と同
軸上に挿通しており、当該支持杆73の頭部73aは、
軸部69側に設けた断面コ字状の切欠き75内に突出し
ている。
【0018】 又、凹部71内には、支持杆73に設けた
受圧体77との間にスプリング79が装着されており、
当該スプリング79のばね力で支持杆73が矢印A方向
へ付勢されて、フレーム枠体39に設けた取付孔81に
当該支持杆73が挿入されている。
【0019】 そして、スプリング79のばね力に抗して
支持杆73を矢印B方向へ押圧し乍 らこれを取付孔81
から外せば、検出体63全体がリール本体37から取り
外せるようになっている。
【0020】 従って、検出体63をリール本体37に装
着する場合には、スプリング79のばね力に抗して支持
杆73を矢印B方向へ押圧し乍ら、軸部69を取付凹部
67に挿入し、そして、スプリング79のばね力で支持
杆73を取付孔81に挿入させればよい。
【0021】 又、図2に示すように検出体63には、上
記凹部71の開口周縁部内周に設けられた複数の突起8
3と、支持杆73に取り付き当該突起83に係合する鳴
き爪85とで構成されたクリック機構87からなる報知
手段が設けられており、釣糸51が規定の巻取量に達し
て検出体63が回転すると、突起83に係合する鳴き爪
85からクリック音が連続的に発生するようになってい
る。
【0022】 本実施例はこのように構成されているか
ら、釣糸51を規定巻取量まで巻き取るために検出体6
3を必要とする場合、上述したようにスプリング79の
ばね力に抗して支持杆73を押圧し乍ら、軸部69を取
付凹部67に挿入し、そして、スプリング79のばね力
で支持杆73を取付孔81に挿入させればよい。
【0023】 そして、手動ハンドル49のハンドル操作
でスプール45に巻回された釣糸51が規定の巻取量に
達すると、検出体63が釣糸51の外周65に当接して
回転するので、突起83に係合する鳴き爪85から連続
的にクリック音が発生し、その結果、釣人は釣糸51が
規定巻取量まで巻き取られたことを検知できることとな
る。
【0024】 このように、本実施例に係る魚釣用リール
は、釣糸51が規定の巻取量に達すると、検出体63が
回転して当該検出体63のクリック機構87からクリッ
ク音が発生するようにしたので、本実施例によれば、図
6及び図7に示す従来例に比し部品点数が少なく極めて
簡単な構造で釣糸51が規定巻取量に達したことを釣
が検知でき、又、釣人が検出体63から視線を逸らして
いても、釣糸51が規定巻取量に達したことを確実に検
知できる効果を有する。
【0025】 然も、検出体63の取付位置は上記実施例
に限定されず、図2の二点鎖線で示すようにリール本体
37の下部等に配置することも可能であって、図7に示
す従来例の如く取付位置の制約を受ける欠点もないし、
又、耐蝕性も殆ど考慮する必要がないため、コストの低
廉も図れることとなる。
【0026】 更に、上記検出体63は回転可能な構造で
あるから、釣糸51の外周65に検出体63が当接して
回転するとき、図5に示す従来例に比し釣糸51と検出
体63との間に大きな接触抵抗が生じることもない。
【0027】 従って、本実施例によれば、釣糸51や検
出体63にキズが付いてしまう虞もないし、又、図6に
示す従来例の如きばらつきもなく精度の向上が図られる
利点を有する。
【0028】 加えて、上記検出体63はリール本体37
に着脱自在な構成であるから、規定巻取量まで釣糸51
を巻き取った後に検出体63を取り外せば、以後、検出
体63が邪魔になることがなく、以後の釣糸51の繰出
しや巻取りに何ら支障を来す虞もない。
【0029】 図3は請求項1に係る魚釣用リールの第二
実施例を示し、本実施例は、上記クリック機構87に代
えて、検出体63′を支持する支持杆73′の外周に複
数の突起83′を設けると共に、検出体63′の内周
に、当該突起83′に係合する鳴き爪85′を挿着して
報知手段たるクリック機構87′を形成したものであ
る。
【0030】 尚、その他の構成は図1に示す実施例と同
様であるので、同一のものには同一符号を付してそれら
の説明は省略する。 而して、本実施例によっても、上記
実施例と同様、所期の目的を達成することが可能であ
る。
【0031】 図4は請求項2の一実施例に係る魚釣用リ
ールに装着した検出体を示し、本実施例に於ける検出体
89は、上記検出体63のクリック機構87に代え、そ
の外周面89aに、外部から視認可能な複数の切欠き9
1を設けてこれを報知手段としたもので、その他の構成
は上記検出体63と同様であるので、同一のものには同
一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0032】 このように、検出体89の外周面89aに
複数の切欠き91を施こすことによっても、釣糸51が
規定巻取量に達して検出体89が回転し乍ら切欠き91
が共に回転することで、釣人は釣糸51が規定巻取量に
達したことを容易に検知することができる。
【0033】 従って、この実施例によっても、図1に示
す実施例と同様、所期の目的を達成することが可能であ
り、然も、この検出体89は上記検出体63に比し構造
が更に簡単である。
【0034】
【発明の効果】 以上述べたように、各請求項に係る魚釣
用リールによれば、従来に比し部品点数が少なく極めて
簡単な構造で釣糸が規定巻取量に達したことを釣人が検
知できるし、又、耐蝕性を殆ど考慮する必要がないた
め、廉価な魚釣用リールが提供できることとなる。
【0035】 然も、検出体は回転可能な構造であるか
ら、釣糸の外周に検出体が当接して回転するとき、従来
の如く釣糸と検出体との間に大きな接触抵抗が生じるこ
ともないので、釣糸や検出体にキズが付いてしまう虞が
ないし、従来に比しばらつきがなく精度が向上する利点
を有する。
【0036】 そして、請求項1に係る魚釣用リールによ
れば、上記効果に加え、釣人が検出体から視線を逸らし
ていても、釣糸が規定巻取量に達したことを確実に検知
できるし、検出体の取付位置が限定されることもない。
【0037】 又、請求項2に係る魚釣用リールによれ
ば、検出体の構造が更に簡素化できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の第一実施例に係る魚釣用リールの要
部切欠き平面図である。
【図2】 図1に示す魚釣用リールの断面図である。
【図3】 請求項1の第二実施例に係る魚釣用リールの断
面図である。
【図4】 請求項2の一実施例に係る魚釣用リールに装着
する検出体の斜視図である。
【図5】 従来の魚釣用リールの断面図である。
【図6】 従来の魚釣用リールの部分側面図である。
【図7】 従来の魚釣用リールの部分断面図である。
【符号の説明】 37 リール本体 45 スプール 47 スプール軸 51 釣糸 63,63′,89,検出体 65 外周 67 取付凹部 69 軸部 71 凹部 73,73′ 支持杆 79 スプリング 81 取付孔 83,83′ 突起 85,85′ 鳴き爪 87,87′ クリック機構 91 切欠き

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸を巻回するスプールをリール本体に
    回転自在に支持した魚釣用リールに於て、上記リール本
    体に、規定巻取量に達した釣糸の外周に当接して回転す
    る検出体を装着すると共に、当該検出体に、突起と当該
    突起に係合する鳴き爪とで構成され、検出体の回転でク
    リック音を発生させるクリック機構からなる報知手段を
    設けたことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 【請求項2】 釣糸を巻回するスプールをリール本体に
    回転自在に支持した魚釣用リールに於て、上記リール本
    体に、規定巻取量に達した釣糸の外周に当接して回転す
    る検出体を装着すると共に、当該検出体の外周面に、外
    部から視認可能な切欠き部からなる報知手段を設けたこ
    とを特徴とする魚釣用リール。
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