JPH0811660A - ノンコートサイドエアーバッグ用織物 - Google Patents

ノンコートサイドエアーバッグ用織物

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JPH0811660A
JPH0811660A JP6168624A JP16862494A JPH0811660A JP H0811660 A JPH0811660 A JP H0811660A JP 6168624 A JP6168624 A JP 6168624A JP 16862494 A JP16862494 A JP 16862494A JP H0811660 A JPH0811660 A JP H0811660A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納性、低衝撃性、高速展開性が改良された
安全性に優れるノンコートサイドエアーバッグを形成す
ることができるエアーバッグ用織物を提供する。 【構成】 合成繊維フィラメント原糸を製織してなるエ
アーバッグ用織物であり、抜糸繊度が経緯ともに100
〜250de、織物表面の平均摩擦係数が経緯ともに
0.05〜0.30、織物表面粗さの平均偏差が経緯と
もに1.0〜15.0μm、かつカンチレバー法により
算出したスティフネスモジュラスが経緯ともに10〜3
00kg/cm2 であるノンコートサイドエアーバッグ
用織物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノンコートサイドエア
ーバッグ用織物に関する。さらに詳しくは、本発明は、
原糸繊度が小さく、表面平滑性と柔軟性に優れるため、
サイドエアーバッグとしたときのモジュールへの収納性
に優れ、かつインフレーション時の低衝撃性と高速展開
性に極めて優れるノンコートサイドエアーバッグ用織物
に関する。
【0002】
【従来の技術】エアーバッグに対しては、車両事故に際
し乗員を衝撃から充分に保護できることが要求される。
従来、ノンコートエアーバッグとしては、ドライバー席
用とパッセンジャー席用の2種が多かったが、近年、こ
れらのエアーバッグのみでは側突事故を十分には防ぐこ
とができないということが分かり、ドア中やドア上の天
井部、座席の側部などに収納されるサイドエアーバッグ
の開発が進められている。
【0003】サイドエアーバッグは、前記のような非常
に狭いスペースに収納できることが要求されるため、従
来のエアーバッグ以上に優れた収納性が要求される。さ
らに、乗員とドアとの隙間は非常に狭いため衝突の際に
乗員をエアーバッグ自身が強打して怪我をさせない低衝
撃性が必要である。また、この狭い空間において、乗員
がドアに衝突する前にエアーバッグが展開して乗員がド
アに直接衝突するのを防止するには、従来のエアーバッ
グ以上に優れた高速展開性が要求される。すなわち、サ
イドエアーバッグ用織物としては、収納性、低衝撃性、
高速展開性の改良された織物が必要である。
【0004】しかし、従来のサイドエアーバッグは、収
納性、低衝撃性、高速展開性とも十分ではなかった。こ
れは、エアーバッグ用織物自身が嵩高く、表面平滑性と
柔軟性に劣るために、小さなサイドエアーバッグモジュ
ールへの収納性が不良なためである。また、エアーバッ
グ用織物の重量が大きく、柔軟性にも劣るため低衝撃性
を満足するサイドエアーバッグを形成することができな
かった。さらに、高速展開性に関しては、エアーバッグ
用織物の重量が大きく、表面平滑性に劣ること、柔軟性
に劣ることが不良の理由として挙げられる。以上につい
ては、サイドエアーバッグが、従来のドライバー席用や
パッセンジャー席用のエアーバッグを転用していたから
である。
【0005】従来のノンコートエアーバッグ用織物う
ち、これらの織物特性の一部を暗示する特許として、特
開平3−137245号公報がある。この公報記載の織
物は、270〜360deの繊度の合成繊維フィラメン
ト糸からなる。しかし、実施例中の315deのナイロ
ン6,6糸からなる織物の厚みは0.31mm、目付は
200g/m2 であるので、収納性、低衝撃性、高速展
開性は十分でなない。しかも、これらの特性に関する記
述と、これらの特性を発現させるための具体的手段につ
いての開示がない。
【0006】また、特開平4−214437号公報に
は、ノンコートエアーバッグ用ポリエステル織物が開示
されている。この公報の実施例中には、例えば284d
e/96フィラメントからなる目付156g/m2 、厚
さ0.23mmのポリエステル織物が開示されている。
しかし、同様に収納性、低衝撃性、高速展開性に関する
記述と、これらの特性を発現させるための具体的手段に
ついての開示がない。
【0007】さらに、特開平6−33336号公報に
は、210de以下の経糸および緯糸をオックスフォー
ド織により製織してなるエアーバッグ用織物が開示され
ている。しかし、この織物は、コート用基布として用い
られ、塗工機により樹脂層が転写塗工されたコート織物
がエアーバッグ用織物として使用されると記述されてお
り、ノンコートでは使用できないので十分な収納性が得
られない。また、コート織物では、低衝撃性や高速展開
性に劣る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記の各
先行技術では、収納性、低衝撃性、高速展開性が十分な
ノンコートサイドエアーバッグを実現できるエアーバッ
グ用織物が得られてはおらず、従ってこの点を改良した
サイドエアーバッグ専用の織物の開発が待ち望まれてき
た。本発明の目的は、収納性、低衝撃性、高速展開性の
改良されたサイドエアーバッグ用織物を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成繊維フィ
ラメント原糸を製織してなるエアーバッグ用織物であ
り、抜糸繊度が経緯ともに100〜250de、織物表
面の平均摩擦係数が経緯ともに0.05〜0.30、織
物表面粗さの平均偏差が経緯ともに1.0〜15.0μ
m、かつカンチレバー法により算出したスティフネスモ
ジュラスが経緯ともに10〜300kg/cm2 である
ノンコートサイドエアーバッグ用織物である。
【0010】本発明において、抜糸繊度は、100〜2
50deが必要である。ここで、抜糸繊度とは、織物か
ら織物を構成する経糸および緯糸を抜き出して測定した
ヤーンの繊度である。抜糸繊度が、100de未満では
サイドエアーバッグとしての破裂強度が不足し、一方2
50deを超えると織物の嵩と重さの上昇、表面平滑性
と柔軟性の低下を招くので、サイドエアーバッグの収納
性、低衝撃性、高速展開性が不良となる。抜糸繊度は、
120〜230deが好ましく、150〜210deが
さらに好ましい。抜糸繊度は、収縮セット後の織物の繊
度であるので、合成繊維フィラメント原糸の繊度より1
〜10%大きくなる。
【0011】また、本発明において、織物表面の平均摩
擦係数は、経緯ともに0.05〜0.30であることが
必要である。0.05未満では、織物表面の摩擦が低す
ぎて滑りやすいので収納時に折り畳みにくく、また乗員
の接触したときにエアーバッグ自身が乗員から滑って位
置ずれを生じて危険である。一方、0.30を超える
と、織物表面の摩擦が大きすぎるので滑り性と柔軟性が
不良となり、その結果、収納性、低衝撃性、高速展開性
が低下する。織物表面の平均摩擦係数は、経緯ともに
0.07〜0.28が好ましく、0.10〜0.26が
さらに好ましい。
【0012】さらに、本発明において、織物表面粗さの
平均偏差は、経緯ともに1.0〜15.0μmである必
要がある。1.0μm未満では、織物表面の凹凸が低す
ぎて、収納時に折り畳みにくい。一方、15.0μmを
超えると、織物表面の凹凸が大きすぎるので、滑り性と
柔軟性が不良となり、その結果、収納性、低衝撃性、高
速展開性が低下する。織物表面粗さの平均偏差は、経緯
ともに1.2〜14.0μmが好ましく、1.5〜1
3.5μmがさらに好ましい。
【0013】さらに、本発明において、カンチレバー法
により算出したスティフネスモジュラスは、経緯ともに
10〜300kg/cm2 であることが必要である。こ
こで、スティフネスモジュラスは、下記一般式(I)で
算出する。 スティフネスモジュラス(kg/cm2 )=(2,48
0×W×C3 )/(G3 )・・・・・(I) ここで、一般式(I)中、Wは織物目付(oz/y
2 )、Cはカンチレバー測定値の1/2の値(c
m)、Gは織物厚み(mil)を表す。
【0014】スティフネスモジュラスが、10kg/c
2 未満では織物が伸びやすく展開時に安定な形状のサ
イドエアーバッグにならないので危険である。一方、3
00kg/cm2 を超えると、織物が硬くなるので収納
性、低衝撃性、高速展開性が不良となる。スティフネス
モジュラスは、12〜290kg/cm2 が好ましく、
15〜280kg/cm2 がさらに好ましい。
【0015】さらに、本発明のサイドエアーバッグ用織
物は、収納性、低衝撃性、高速展開性などの観点から、
ノンコートであること必要であり、従来のシリコンゴム
コート織物などのコーテッド織物では、これらの点が不
良となり好ましくない。
【0016】本発明において、織物の抜糸単糸繊度は、
経緯ともに1.0〜2.5deであることが好ましい。
抜糸単糸繊度が1.0de未満では、原糸単糸繊度はそ
れ以下であり、製織性が低下するのでサイドエアーバッ
グとしての破裂強度が低下する。一方、2.5deを超
えると、織物の滑り性が低下するのでサイドエアーバッ
グの収納性と低衝撃性が不良となる。また、織物の柔軟
性が低下するので、同様に収納性、低衝撃性、高速展開
性が不良となる。さらに、通気度が増加するので、ノン
コートサイドエアーバッグを作ることができない。織物
の抜糸単糸繊度は、1.2〜2.3deがさらに好まし
く、1.5〜2.1deが最も好ましい。抜糸単糸繊度
は、原糸単糸繊度に比べて1〜10%増加する。
【0017】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、経
緯ともに無撚の合成繊維フィラメント糸からなることが
好ましい。経または緯の合成繊維フィラメント糸が有撚
であれば、柔軟性が低下し、また表面平滑性が低下する
ので、収納性、低衝撃性、高速展開性が不良となる。
【0018】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、織
物表面の残留油剤付着量が0.02〜0.10重量%で
あることが好ましい。残留油剤付着量が0.02重量%
未満では、織物表面の摩擦係数が大きくなり、サイドエ
アーバッグの収納性と高速展開性が不良となる。一方、
0.10重量%を超えると、ヤーン同士が滑りやすくな
るので、縫目滑脱が発生してエアーバッグの破裂強度が
低下する。また、非常に滑りやすいので、収納性が不良
となる。残留油剤付着量は、0.03〜0.09重量%
がさらに好ましく、0.04〜0.08重量%が最も好
ましい。
【0019】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、経
緯ともに偏平率110〜800%の偏平合成繊維フィラ
メント糸からなることが好ましい。偏平糸であると、織
物が柔らかくなり、また厚みが小さくなり表面平滑性が
向上するので、収納性、低衝撃性、高速展開性が改良さ
れる。ここで、偏平率とは、織物断面を電子顕微鏡で観
察した際の同一単糸断面の最大径と最小径の比率(%)
をいう。偏平率が110%未満では、収納性、低衝撃
性、高速展開性が不足する。一方、偏平率が800%を
超えると、原糸の偏平率もこの値程度になり製織性が低
下するので、織物物性が低下し、サイドエアーバッグの
破裂強度が低下する。偏平率は、120〜770%がさ
らに好ましく、130〜750%が最も好ましい。
【0020】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、目
付が100〜200g/m2 であることが好ましい。目
付が100g/m2 未満であると、サイドエアーバッグ
としての破裂強度が低下する。一方、200g/m2
超えると、低衝撃性と高速展開性が不良となる。目付
は、120〜180g/m2 がさらに好ましい。
【0021】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、厚
みが0.10〜0.20mmであることが好ましい。厚
みが0.10mm未満であると、引裂強度が低下するの
でサイドエアーバッグとしての破裂強度が不良となる。
一方、0.20mmを超えると、収納性が不良となる。
厚みは、0.12〜0.18mmがさらに好ましい。
【0022】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、ポ
リエステルフィラメント糸からなることが好ましい。ポ
リエステル織物は、ナイロン6,6織物やナイロン6織
物に比べて折り目がつきやすいので、折り畳みやすい。
これは、その分子鎖中に水素結合を持たないことが理由
の一つであり、またこのために柔軟性に富むので収納
性、低衝撃性、高速展開性に優れる。
【0023】なお、本発明のサイドエアーバッグ用織物
は、極限粘度が0.80〜0.95dl/gであるポリ
エステルフィラメント糸からなることが好ましい。極限
粘度が0.80dl/g未満で、は抜糸強度が不足して
エアーバッグとしての破裂強度がが低下する。一方、極
限粘度が0.95dl/gを超えると、原糸の極限粘度
もこの程度であり製糸性が低下して原糸品質が低下して
織物物性のバラツキが増大する。極限粘度は、0.82
〜0.90dl/gがさらに好ましい。
【0024】ここで、上記のポリエステルフィラメント
糸を構成するポリエステルポリマーとしては、例えばポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキシレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン−
1、2−ビス(フェノキシ)エタン−4、4′−ジカル
ボキシレートなどのほか、ポリエチレンイソフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート/ナフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート/デカンジカルボキシレートな
どのような共重合ポリエステルをあげることができる。
中でも、機械的性質、繊維形成性のバランスなどのとれ
たポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
【0025】なお、本発明のサイドエアーバッグ用織物
の織物組織としては、平織物やマット織物が好ましい
が、綾織物やリップストップ織物であってもよい。ま
た、フィルタークロスとしての平/模紗織物でもよい。
しかし、最もサイドエアーバッグとして軽量コンパクト
性が実現できて、ノンコート織物としての低通気度と破
裂強度に優れるのは、平織物である。
【0026】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、カ
レンダ加工されてなることが好ましい。カレンダ織物
は、厚みが減少し、柔軟性と表面平滑性が向上するので
収納性、低衝撃性、高速展開性が改良される。カレンダ
機は、通常のカレンダ機でよい。カレンダ加工の温度は
180〜220℃、圧力は50〜150トン、速度は4
〜50m/分が好ましい。カレンダ加工は、少なくとも
サイドエアーバッグの外面側に施してあればよい。
【0027】なお、本発明のサイドエアーバッグ用織物
は、経緯のカバーファクターはともに900〜1,40
0であることが好ましい。ここで、経のカバーファクタ
ーとは、織物の経糸の繊度の平方根に経糸密度(本/イ
ンチ)を乗じた値である。また、緯のカバーファクター
とは、織物の緯糸の繊度の平方根に緯糸密度(本/イン
チ)を乗じた値である。経または緯のカバーファクター
が900未満では、エアーバッグ用織物として密度が低
すぎるので、インフレーションの際に縫目滑脱を起こし
てエアーバッグの破裂強度が低下する。一方、経または
緯のカバーファクターが1,400を超えると、織物が
粗剛になり柔軟性が不良となるので収納性、低衝撃性、
高速展開性がが低下する。経緯ののカバーファクター
は、ともに1,000〜1,350がさらに好ましい。
【0028】また、本発明のサイドエアーバッグ用織物
は、120kg/5cmの荷重を与えて測定した縫目滑
脱値が経緯ともに0.1〜8.0mmであることが好ま
しい。経または緯の縫目滑脱値が0.1mm未満では、
織物が粗剛になるため収納性、低衝撃性、高速展開性が
低下し、また乗員の顔面に衝突したときに顔面擦過傷を
引き起こす。一方、経または緯の縫目滑脱値が8.0m
mを超えると、インフレーションガスが縫目滑脱部から
貫通して穴開きや破裂を引き起こす。縫目滑脱値は、
0.2〜7.0mmがさらに好ましい。
【0029】さらに、本発明のサイドエアーバッグ用織
物は、0.2〜9.5 l/dm2/min at 5
00Paの通気度であることが好ましい。通気度が0.
2l/dm2 /min at 500Pa未満では、織
物が粗剛となり収納性、低衝撃性、高速展開性が不良と
なり、また顔面擦過傷を引き起こす。一方、通気度が
9.5 l/dm2 /min at 500Paを超え
ると、インフレーションガスが織物を貫通してしまうの
で、乗員が火傷を負い、また目に微粒子などが侵入して
異常を来すので危険である。通気度は、0.3〜9.0
l/dm2 /min at 500Paがさらに好ま
しい。
【0030】さらに、本発明のサイドエアーバッグ用織
物は、抜糸引張切断伸度が経緯ともに18〜40%であ
る合成繊維フィラメント糸からなることが好ましい。抜
糸引張切断伸度が18%未満では、サイドエアーバッグ
の破裂強度が不足する。一方、40%を超えると、サイ
ドエアーバッグの展開時にバッグ形状が変形しやすく危
険である。合成繊維フィラメント糸の抜糸引張切断伸度
は、20〜35%がさらに好ましい。
【0031】さらに、本発明のサイドエアーバッグ用織
物は、90〜250deのポリエステルフィラメント原
糸を無撚の状態で経糸と緯糸に用いて、経緯のカバーフ
ァクターの差異が5〜100になるようにウォータージ
ェットルームにより製織して生機となし、次に収縮セッ
ト工程において該生機または該生機を精練した織物を経
糸密度増加率と緯糸密度増加率がともに5〜25%とな
るように収縮セットして製造することが好ましい。
【0032】経緯のカバーファクターの差異が5未満で
は、製織性が低下し均一な織物とならない。一方、10
0を超えると、経または緯に応力集中が発生するのでエ
アーバッグの破裂強度が低下する。カバーファクターの
差異は、10〜95がさらに好ましい。カバーファクタ
ーは、経糸または緯糸のいずれが大きくてもよい。しか
し、より製織性が良好なのは経のカバーファクターが緯
のカバーファクターより5〜100大きい場合である。
【0033】ウォータージェットルームは、無撚の状態
で製織できるので好ましい。精練工程はコストアップと
なるが、織物の柔軟性を向上させることができるので実
施した方が好ましい。
【0034】経糸または緯糸の密度増加率が5%未満で
は、織物の引張タフネスが不足するのでエアーバッグの
破裂強度が低下する。一方、25%を超えると、目付が
増大してエアーバッグの低衝撃性と高速展開性が悪化す
る。経糸と緯糸の密度増加率は、ともに7〜23%がさ
らに好ましい。
【0035】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、収
縮セット工程が実質表面温度150〜230℃の金属ロ
ール群を有する多段金属ロールセット機で製造すること
が好ましい。金属ロールの実質表面温度が150℃未満
では、十分なる収縮セットが発現せずエアーバッグの破
裂強度が低下する。一方、230℃を超えると、シワが
発生する。実質表面温度は、155〜220℃がさらに
好ましい。
【0036】多段金属ロールセット機では、テンターの
場合のピン孔やクリップ跡周囲に相当する耳部のフラッ
ト性を良好に保つことができる。また、カレンダ加工す
るときも、ピン孔やクリップ跡がなくフラット性に優れ
るので、弾性ロールを損傷することなく良好、かつ安定
に効果的にカレンダ加工することができる。
【0037】
【作用】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、原糸繊
度が小さく表面平滑性が良好であり、柔軟性に優れるの
で、サイドエアーバッグとしての収納性、低衝撃性、高
速展開性が改良される。
【0038】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例における各種評価は、それぞれ
下記の方法に従って行った。
【0039】抜糸繊度、抜糸単糸繊度、目付、厚み JIS L1096の方法で測定した。偏平率 経緯方向の織物断面を電子顕微鏡で観察し、経緯別に同
一の織物断面から10点の任意の単糸断面を選択して、
各々の断面の最大径と最小径の比率(%)を計算した。
この10点の平均値を経緯別の偏平率と定義した。
【0040】織物表面の平均摩擦係数 KES表面特性試験機〔カトーテック(株)製〕を用い
て、織物の引張荷重200gで経方向および緯方向を測
定した。
【0041】織物表面粗さの平均偏差 KES表面特性試験機〔カトーテック(株)製〕を用い
て、織物の引張荷重200gで経方向および緯方向を測
定した。
【0042】織物のスティフネスモジュラス JIS L1096のカンチレバー法により、織物の経
および緯方向の値を測定した。該測定値を、上記一般式
(I)に代入して、スティフネスモジュラス(kg/c
2 )を算出した。
【0043】サイドエアーバッグの収納性 容量25リットルのサイドエアーバッグを縫製した。こ
れを、サイドエアーバッグ用モジュールに収納した。こ
のときの収納のし易さを折り畳み易さ、収納作業速度、
折り畳み後のサイドエアーバッグ嵩高性を尺度として官
能評価した。○は柔らかくて収納性に優れ、かつ嵩高性
の小さい場合、×は粗剛で収納性に劣り、かつ嵩高性の
大きい場合である。
【0044】サイドエアーバッグの低衝撃性 容量25リットルのサイドエアーバッグを縫製した。こ
れを、サイドエアーバッグ用モジュールに収納して常温
でインフレーションを実施した。乗員への衝撃度を評価
するため、感圧紙をダミーに取り付けてこの着色の度合
いから低衝撃性を判定した。○は着色が少なく衝撃の度
合いの小さい場合、×は着色が大きく衝撃の度合いが大
きい場合である。
【0045】サイドエアーバッグの高速展開性 容量25リットルのサイドエアーバッグを縫製した。こ
れを、サイドエアーバッグ用モジュールに収納して常温
でインフレーションを実施した。このとき、最大バッグ
内圧到達時間から展開性を評価した。最大バッグ内圧到
達時間が5〜25msecにある場合を良好とした。
【0046】エアーバッグの破裂強度 容量25リットルのサイドエアーバッグを作成した。次
いで、高速バースト試験機を用いて、高圧空気を瞬時に
注入して100msec以内に破裂したときの最大内圧
(kg/cm2 G)をエアーバッグの織物目付(kg/
2 )で除した目付あたりの値を、エアーバッグの破裂
強度(kg/cm2 G/kg/m2 )と定義した。破裂
強度が2.5kg/cm2 G/kg/m2 以上を○とし
た。
【0047】実施例1 表1に示す、200デニール/100フィラメントのポ
リエステルフィラメント糸〔帝人(株)製〕を用意し、
これを無撚の状態でウォータージェットルームにより平
織物を製織した。該生機を精練乾燥したのち、トルクモ
ータ式多段金属ロールセット機により、経糸方向に張力
をかけながら緯糸方向には実質的に無緊張の状態で収縮
セットを実施した。該収縮セットは、金属ロール表面温
度として1回目が155℃で約1分間、2回目が200
℃で約1.5分間の2回セットとした。該織物の物性を
測定後、容量25リットルのサイドエアーバッグを縫製
により形成した。このバッグをサイドエアーバッグモジ
ュールに収納するときの、収納性、インフレーション時
の低衝撃性および高速展開性を評価した。これらの結果
を表1に示す。
【0048】実施例2〜5、比較例1〜3 表1のポリエステルフィラメント糸〔帝人(株)製〕、
あるいはナイロン6,6フィラメント糸〔アクゾ(AK
ZO)社製〕を用い、実施例1と同様の方法で平織物を
製織後、収縮セットした。実施例1と同様に織物物性を
測定して、次にサイドエアーバッグの収納性、低衝撃
性、高速展開性を評価した。結果を併せて表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明のサイドエアーバッグ用織物は、
収納性、低衝撃性、高速展開性に優れるサイドエアーバ
ッグを提供することができる。従って、微小容量のモジ
ュールへの収納作業の効率が向上し、またいかなる側突
インフレーションの際にも乗員に対して低衝撃でありな
がら展開速度が高速で、かつ安定して優れた展開性を確
保することができる。すなわち、側突時の乗員の安全性
を向上させることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維フィラメント原糸を製織してな
    るエアーバッグ用織物であり、抜糸繊度が経緯ともに1
    00〜250de、織物表面の平均摩擦係数が経緯とも
    に0.05〜0.30、織物表面粗さの平均偏差が経緯
    ともに1.0〜15.0μm、かつカンチレバー法によ
    り算出したスティフネスモジュラスが経緯ともに10〜
    300kg/cm2 であるノンコートサイドエアーバッ
    グ用織物。
  2. 【請求項2】 エアーバッグ用織物の抜糸繊度が経緯と
    もに120〜230deの合成繊維フィラメント糸から
    なる請求項1記載のノンコートサイドエアーバッグ用織
    物。
  3. 【請求項3】 エアーバッグ用織物の抜糸単糸繊度が経
    緯ともに1.0〜2.5deの合成繊維フィラメント糸
    からなる請求項1または2記載のノンコートサイドエア
    ーバッグ用織物。
  4. 【請求項4】 エアーバッグ織物が、経緯ともに無撚の
    合成繊維フィラメント糸からなる請求項1〜3いずれか
    1項記載のノンコートサイドエアーバッグ用織物。
  5. 【請求項5】 エアーバッグ用織物の織物表面の残留油
    剤付着量が0.02〜0.10重量%である請求項1〜
    4いずれか1項記載のノンコートサイドエアーバッグ用
    織物。
  6. 【請求項6】 エアーバッグ用織物が、経緯ともに偏平
    率110〜800%の偏平合成繊維フィラメント糸から
    なる請求項1〜5いずれか1項記載のノンコートサイド
    エアーバッグ用織物。
  7. 【請求項7】 エアーバッグ用織物の目付が100〜2
    00g/m2 である請求項1〜6いずれか1項に記載の
    ノンコートサイドエアーバッグ用織物。
  8. 【請求項8】 エアーバッグ用織物の厚みが0.10〜
    0.20mmである請求項1〜7のいずれか1項に記載
    のノンコートサイドエアーバッグ用織物。
  9. 【請求項9】 エアーバッグ用織物が、経緯ともにポリ
    エステルフィラメント糸からなる請求項1〜8いずれか
    1項記載のノンコートサイドエアーバッグ用織物。
  10. 【請求項10】 エアーバッグ用織物が、カレンダ加工
    されてなる請求項1〜9いずれか1項記載のノンコート
    サイドエアーバッグ用織物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10いずれか1項に記載の
    ノンコートサイドエアーバッグ用織物からなるサイドエ
    アーバッグ。
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