JPH08113768A - 気泡抜け性能を有するフィルム - Google Patents

気泡抜け性能を有するフィルム

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JPH08113768A
JPH08113768A JP6243079A JP24307994A JPH08113768A JP H08113768 A JPH08113768 A JP H08113768A JP 6243079 A JP6243079 A JP 6243079A JP 24307994 A JP24307994 A JP 24307994A JP H08113768 A JPH08113768 A JP H08113768A
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    • B44C1/105Applying flat materials, e.g. leaflets, pieces of fabrics comprising an adhesive layer
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J7/00Adhesives in the form of films or foils
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡抜けがよく、且つ適度の粘着性を有し再
剥離可能な粘着性シートの提供。 【構成】 フィルム基材の表面に粘着剤を塗布して成る
装飾用粘着フィルムにおいて、当該粘着剤が微小球を有
し、その微小球の弾性率が1×104 〜1×10 7 dyn
/cm2 であり、且つ粒径が10〜100μm(体積平均
直径)であることを特徴とする粘着フィルム。 【効果】 気泡抜けがよいので貼付の際に気泡をまきこ
むことがなく、且つ再剥離の際に被着体に粘着剤が残こ
らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】従来の装飾用粘着フィルムを被着体に貼
り付ける場合、粘着剤と被着体の間に空気を巻き込んで
しまい、これを防ぐためにはかなりの熟練を要し、さら
に作業にかなりの労力・時間を必要としていた。また、
従来の装飾用粘着フィルムは被着体に貼り付け屋内・屋
外で使用すると経時で接着力が上昇し、被着体から再剥
離するのが非常に困難で労力・時間を必要としていた。
【0002】特公昭44−17040に公示された粘着
性シート材料、及び特開平3−181578に開示され
た位置調整性粘着テープは、担体あるいはキャリアウェ
ブに凹部を形成しそこに非粘着物またはガラスビーズを
設けることにより、被着体に直接粘着剤が接触しないた
め滑動性があり、施工が容易になる。しかし、担体及び
キャリアウェブに凹部を設ける工程が必要である。
【0003】被着体上でフィルムを圧着した後は、粘着
剤に凸部がなくなり被着体と粘着剤が点接触でなくなる
ためフィルムの中央に空気が残った場合、その空気は抜
けなくなる。また、被着体にフィルムを圧着すると面接
着になるため経時で接触面積が上昇し接着力が上昇する
ため再剥離するのが非常に困難である等の問題点を有す
る。
【0004】特公昭45−17074に公示された感圧
性接着剤組成物は、軽量で脆く且つ壁の薄いガラスビー
ズを液体接着剤組成物に混合し、塗布乾燥することで得
られる。この様にして得られた凸部を有する粘着剤は、
被着体に直接粘着剤が接触しないため滑動性があり、施
工が容易になる。しかし、被着体上でフィルムを圧着し
た後はガラスビーズが破損して、粘着剤に凸部がなくな
り被着体と粘着剤が点接触でなくなるためフィルムの中
央に空気が残った場合はその空気は抜けなくなる。ま
た、被着体にフィルムを圧着すると面接着により経時で
接触面積が大きくなり接着力が上昇するため再剥離する
のが非常に困難である等の問題点を有する。
【0005】実開昭59−763に開示された包装用接
着テープ、及び実開昭59−37343に開示された粘
着フィルムは、接着層の部分設置によって空気の噛み込
みを防止するものである。これは、粘着剤をドット方式
あるいは筋状のパターンで点在させる必要があるため、
そのための特別な塗工機が必要であるという問題点を有
する。さらに、部分設置したドットや筋状のパターンに
よりフィルム表面が凹凸になるという問題点も有する。
【0006】特開平2−45582に開示された通気性
粘着部材は、多孔性の通気性基材に中空ビーズを含有す
る通気性粘着層を設け、かつその基材における孔と連通
する微細孔を多数設けてなる構造をしている。これは、
基材が多孔性でなくてはならないため使用できる基材が
限定され、粘着剤液を塗工後、通気性基材側よりガスブ
ロー方式またはエアーサクション方式にて粘着剤液を部
分的に除去するため特別な設備が必要である。また、こ
れに装飾用のインクを施した場合、通気性基材の孔を閉
塞し初期の性能が発現しない等の問題を有している。
【0007】実開昭59−54547に開示された屋外
用粘着シートは、連続気泡層を形成したフィルムの片面
に平滑なフィルムを積層し、他面に粘着剤層を設けて基
材から経時で発生するガスを透過する構造をもつ。これ
は、粘着剤層が通気性でないため貼り付け時に巻き込ん
だ空気は抜くことができないという問題点を有する。
【0008】実開平5−56938に開示された再剥離
保護シートは、支持体の片面に微球状粘着成分が間隔を
おいて付着されている構造を有している。これは、被着
体に対する接着力が100gf/25mm以下と非常に弱
く、屋外で使用すると自然剥離するという問題点を有す
る。
【0009】実開昭61−168146に開示された再
剥離性粘着シートは、弾性微小球と粘着剤からなる粘着
性組成物層を基材に形成した構造からなる。これは、揮
発性有機溶媒中に弾性微小球及び粘着剤を分散させて所
望の粘着剤組成物調整液を得るが、弾性微小球は水を媒
体とした懸濁重合法により得られており有機溶媒に均一
に分散するためには水分を取り除く必要があるが、この
工程は生産性が非常に悪く、さらに有機溶媒の影響によ
り弾性微小球が変形・劣化し、被着体に貼り付けた後望
ましい点接触が得られないという問題点を有する。ま
た、基材の全面に粘着剤組成物を塗布した場合接着力を
制御することができず、方形・円形等に粘着剤をパター
ン化して塗布する必要があるためそのための特別な塗工
機が必要であるという問題点を有する。
【0010】WO92/13924に開示された高せん
弾力をもつ位置移動可能な粘着剤は、弾性微小球と粘着
剤からなる粘着性組成物層を基材に形成した構造からな
る。これは、粘着剤に対する弾性微小球の混合比が高い
ため粘着剤層に弾性微小球が高密度に充填されてしまい
気泡抜けに必要な空気通路が形成されないため粘着剤と
被着体の間に噛んだ気泡を抜くことができない。また、
かかる粘着フィルムは粘着剤層が平滑であるが故に粘着
剤と被着体は面接触による接着になり、経時で接着力が
上昇するので再剥離するのが困難であるという問題点を
有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点がなく、極めて簡単に製造することができ、貼
り付けの際に粘着剤層と被着体の間に噛んだ空気を容易
に抜くことができ、被着体から再剥離することが可能な
粘着フィルムを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、フィルム基材の表面に粘着剤を塗布して
成る装飾用粘着フィルムにおいて、当該粘着剤が微小球
を有し、その微小球の弾性率が1×104 〜1×107
dyn/cm2 であり、且つ粒径が10〜100μm(体積
平均直径として)であることを特徴とする粘着フィルム
を提供する。図1に本発明のフィルムの断面の略図を示
す。この図中(A)は弾性微小球として中空球を使用し
た場合を示し、(B)は中実球を使用した場合を示す。
これらの図中、1はフィルム基材を示し、2は粘着剤を
示し、3は中空球を示し、そして4は中実球を示す。
【0013】
【効果】上記の条件を満たす粘着フィルムは、はり付け
時に、フィルムの基体との間にまき込まれた空気を容易
に抜くことができ、且つフィルムと基体とが面接着して
いないから、再剥離が容易で、剥離の際にフィルムの粘
着剤が基体表面に残ることがない。
【0014】図2は、本発明の上記の効果を示すもので
あり、フィルムを被着体に貼付した後のフィルムの断面
図である。この図中、(1)は微小球の弾性率が1×1
4〜1×107 dyn/cm2 で本発明の範囲内にある場
合を示す。この場合は粘着剤層2と被着体5との間に空
隙6が形成され貼付時の空気のまき込みが防止され、し
かも微小球が適当な弾性を有するので微小球が適当に偏
平となりフィルム基材の表面が平らとなる。
【0015】(2)は微小球の弾性率が1×107 dyn
/cm2 より大きい場合を示す。この場合は、粘着剤層2
と被着体5との間に空隙6が形成され貼付時の空気のま
き込みは防止されるが微小球が変形しないため基材シー
トの表面に凸凹が生ずる。(3)は微小球の弾性率が1
×104 dyn/cm2 未満の場合であり、微小球が極端に
偏平となり、粘着剤層と被着体との間に空隙が形成され
ないため、貼付時の空気のまき込みが防止できない。
【0016】
【具体的な説明】本発明の粘着フィルムにおいて使用さ
れるフィルム基材の厚さは特に限定されないが、入手の
容易さなどの点から10μm〜1500μmの厚さのも
のが好ましい。また、フィルム基材の弾性率が1×10
9 〜1×1012 dyn/cm2 であることが望ましい。この
弾性率が1×109 dyn/cm2 未満であればフィルムが
柔軟すぎる為フィルムの表面に凸凹ができやすく外観上
問題を生ずることとなり、1×1012 dyn/cm2 より大
きい場合にはフィルムが硬すぎる為、折り曲げにくく、
又曲面追従性に乏しくとなるからである。
【0017】フィルム基材の材料としては、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリル樹脂、テフ
ロン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。
フィルム基材の具体例としては、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレンテロフタレート、ポリカーボネート、ポリ弗化
ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタ
クリレート、テフロン等が挙げられる。
【0018】特に、ポリ塩化ビニル樹脂は、表面への印
刷が容易で、フィルム基材として適当であり、また安価
でかつ適度の耐候性を有するため屋外でも使用可能とい
う利点がある。また、本発明においては、フィルム基材
の裏面に、エンボス処理や保護や離型のための表面処理
が施されているフィルム基材を用いることも可能であ
る。
【0019】次に本発明に用いられる弾性微小球につい
て説明する。粘着フィルムをスキージー等により圧着す
る際に、フィルムにかかる圧力は約15kg/cm2 程度で
あり、本発明において使用する弾性微小球は、この圧力
において破壊されない強度を有するものである。この様
な弾性微小球の材料としては、アクリル系樹脂、シリコ
ン樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル系樹脂、テフロン系
樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン系樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロックコポリマー樹脂、スチレン−エ
チレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー樹脂、
スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー樹
脂、NBR、クロロプレンゴム、天然ゴム等が使用可能
である。
【0020】特に、アクリル系樹脂は、耐候性が良好
で、屋外でも使用される装飾用材料として好適であり、
また入手方法としても、懸濁重合等により、容易かつ安
価に弾性微小球が得られる点で望ましい。その上、Tg
及び弾性率の抑制が、モノマーの種類や架橋剤の種類が
豊富で容易なため、微小球の形状を保持したまま、室温
で適当な粘着力が得られ、弾性微小球を粘着剤に添加し
ても、粘着力の低下が少ないという利点がある。
【0021】更に、通常、安価でかつ粘着力が高いこと
から、粘着剤の主剤も、アクリル系樹脂が使用されるこ
とが多いが、かかる粘着剤の場合に、アクリル系の弾性
微小球を用いれば、比重が均等で、極めて分散が容易と
いう利点もある。なお、弾性微小球は、弾性変形が更に
容易な点から、これらの樹脂から成る中空タイプのもの
または空孔を有するものであっても良い。
【0022】弾性微小球の形成に適するアクリル樹脂と
しては、アクリレートとアクリル酸との共重合体、例え
ば、2−エチルヘキシルアクリレート/アクリル酸(9
9/1〜90/10)コポリマー(Tg=−69〜−6
0℃);n−ブチルアクリレート/アクリル酸(99/
1〜90/10)コポリマー(Tg=−54〜−45
℃);イソノニルアクリレート/アクリル酸(99/1
〜90/10)コポリマー(Tg=−81〜−72
℃);エチルアクリレート/アクリル酸(99/1〜9
0/10)コポリマー(Tg=−21〜−13℃)、等
が挙げられる。
【0023】さらに、アクリル樹脂を構成するアクリル
酸エステルモノマーとしては、イソオクチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、2−メチルブチルアクリ
レート等が使用でき、またアクリル酸に代り、他のα−
オレフィンカルボン酸、例えばメタクリル酸等を使用す
ることができる。これらを使用する場合でもアクリレー
トとα−オレフィンカルボン酸との重量比は99/1〜
90/10の範囲が好ましい。
【0024】モノマーの一成分として2官能アクリレー
ト、例えば1,4−ブチル2ジアクリレートジビニルベ
ンゼン等を使用して架橋することもできる。これらの架
橋剤を添加することにより、一般に剛性率が大きくなり
タックが減少する。従って、適当な粘着力を有するため
には架橋剤の量はモノマー100重量部に対して0.5
重量部以下、好ましくは0.1重量部以下にすることが
必要である。
【0025】アクリル系樹脂、及びその他の樹脂におい
ても、弾性微小球の材料としては、架橋タイプの樹脂で
も非架橋タイプの樹脂でもよい。また、架橋タイプの樹
脂の場合、共有結合による架橋でも物理架橋でもよい。
架橋タイプの場合、粘着剤の塗布溶液の溶剤として広範
な種類の有機溶剤を用いることが可能であり、また乾燥
が容易である等の理由で望ましい。
【0026】また、スチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロックコポリマー樹脂やアイオノマー樹脂は、溶剤種を
選べば、溶剤に溶解することなく、一定の微小球の形状
を保持し、かつ適当な弾性力が得られる点で好ましい。
更に、非架橋タイプでも、エマルジョンタイプの粘着剤
であれば、一定の微小球の形状を保持しつつ適当な弾性
力が得られ、有機溶剤の毒性等の問題も解消される点で
望ましい。弾性微小球の材料のTgは室温より低いこと
が好ましい。室温で適当な粘着力が得られ、粘着フィル
ムの粘着剤全体として高い粘着力が得られるためであ
る。
【0027】ここで、弾性微小球の製法については、特
に限定されるものではないが、懸濁重合や、エマルジョ
ン重合あるいは、シード重合等により得ることができ
る。本発明に使用する弾性微小球の体積平均直径は10
μm〜100μmである。直径が10μmよりも小さい
場合には自然剥離しないための接着力と気泡抜け性能を
両立することができず、直径が100μm以上では基材
フィルム表面に凹凸が発生するため均一なインク層をも
って印刷することが困難でかつインクの濃淡が制御でき
ないため装飾用フィルムとして使用できない。
【0028】また本発明で使用する弾性微小球の圧縮弾
性率は20℃において1×104 〜1×107 dyn/cm
2 である。粘着フィルムをスキージー等により圧着する
場合、フィルムにかかる圧力は15kg/cm2 程度であり
本発明において使用する弾性微小球はこの圧力において
破壊されない強度を有するが故に圧着後も凸部が保持さ
れるため気泡の逃げ道を確保することができる。圧縮弾
性率が1×104 dyn/cm2 よりも低い場合は弾性微小
球の凝集性が不十分であるため一定の球形状を保持する
ことが困難であり圧着により微小球が変形し気泡の逃げ
道を十分に確保できない。また、圧縮弾性率が1×10
7 dyn/cm2 以上では粘着性が小さくなり使用できな
い。
【0029】なお、弾性微小球の体積平均直径は、光学
顕微鏡光による画像処理装置を用いて1000個の微小
球を測定し、次式から求めた。 体積平均直径=Σni・di4 /Σni・di3 ここでnは微小球の個数、dは測定された微小球の直径
(μm)、iはインデックスである。また、本発明にお
いては、弾性微小球の20℃における圧縮弾性率を粘弾
性スペクトロメーター(機種名:レオメトリックス社製
RSAII)を使用して測定した。
【0030】本発明において、弾性微小球は粘着剤中
に、単分散していても良く、また、微小球が2つ以上凝
集したクラスターを形成していてもよい。微小球がクラ
スター構造をとることより効果的に巻き込んだ空気の抜
けが良くなるためである。かかるクラスターは、予め微
小球をゼラチン、アラビアゴム、アルコール等の結合剤
を介して粘着剤溶液に添加した後、コーティングするこ
とにより形成することが可能であり、また、適当な乾燥
条件を選ぶことにより、コーティングにおける乾燥時の
再凝集効果を利用して、形成することも可能である。
【0031】クラスターの大きさは、微小球の数にし
て、2〜100個が望ましい。微小球の数が100個を
超えると、粘着力のばらつきが大きくなったり、微小球
が存在しない面積が大きくなって、逆に、巻き込んだ空
気の抜けが悪くなるおそれがあるためである。その他、
弾性微小球は、中空タイプでも、非中空タイプでもよ
く、あるいは表面及び粒子内部に多数の空孔を有するも
のでも良い。
【0032】これらの粒子は、前述の製法条件及びモノ
マーの種類を変えることにより、作成することができる
が、具体的には、特開平2−194079に記載の方法
で作成することができる。更に次に、本発明に用いられ
る粘着剤について、説明する。本発明に用いられる粘着
剤としては、特に限定されるものではないが、具体的に
は、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂(天然ゴム系樹脂及び
合成ゴム系樹脂)、シリコン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂
等の公知のものが使用可能である。
【0033】本発明における弾性微小球と粘着剤の混合
物の重量比は、固形分比で30:100〜900:10
0であり好ましくは100:100〜900:100で
ある。弾性微小球の比率が小さくなると微小球の分布が
疎らになり粘着剤面がほぼ平滑になり気泡の逃げ道が十
分に確保できないため気泡抜け性能が著しく低下する。
また、弾性微小球の比率があまり多いと微小球が充填し
て分布するため気泡の抜けが良好でなくなる。
【0034】粘着剤と弾性微小球からなる混合物の塗布
重量は、4〜40g/m2 であり、塗布重量が4g/m
2 より少ないと粘着フィルムを被着体に確実に貼り付け
ることが困難でありさらに自然剥離する恐れがある。ま
た、塗布重量が40g/m2より多い場合には気泡抜け
性能が失われるとともに被着体への接着力が高くなるの
で再剥離するのが非常に困難である。弾性微小球の体積
平均直径に対して粘着剤の厚さを20〜90%とするの
が好ましい。この厚さが20%未満では粘着フィルムを
被着体に確実に貼り付けることが困難となり他方この厚
さが90%より大きくなると気泡抜け性能が低下するた
めである。
【0035】本発明の粘着フィルムの製造においては、
まず粘着剤と弾性微小球とを所定の割合で混合し、これ
を基体シートに常法に従って塗布し、乾燥すればよい。
塗布は、例えばナイフコーター、グラビコーター、ロー
ルコーター等により行われる。塗布後の乾燥は、80℃
〜100℃にて3〜10分間行われる。本発明における
粘着フィルムの最も適正な接着力は200〜1000gf
/25mmであり、最も好ましくは350〜450gf/2
5mmである。
【0036】
【発明の効果】上記の条件を満たす本発明の粘着フィル
ムにおいては、フィルム基材の表面に粘着剤層が存在
し、粘着剤層には多数の弾性微小球が分散しているため
粘着剤層の表面は平滑ではなく、微小球による突出部が
多数形成されている。このため、粘着フィルムを被着面
上に置いた際に、被着面と粘着剤表面とが全面的に密着
せず、多くの空気通路が形成される。このため粘着フィ
ルムを被着面にスキージー等で圧着する際に、粘着フィ
ルムと被着面との間にとり込まれた空気を該空気通路を
通して容易に除去することができ、粘着フィルムの貼付
作業が非常に容易になる。
【0037】また、スキージーにより加えられた圧力に
より、弾性微小球は、左右に変形し、空気の流れを作
り、更に巻き込んだ空気を外部へと効果的に押し出すこ
とになる。その他、本発明における粘着フィルムは、弾
性微小球が、適度に変形可能なため、粘着剤の塗布厚み
と微小球の直径の関係を厳しく制限する必要がなくな
り、結果として製造条件がゆるやかになり、製造上も大
きな利点を有する。さらに粘着剤層は高凝集性を有する
弾性微小球により被着体と点接触しているため経時で接
触面積が大きくなることがなく貼り付け時の接着力が安
定して維持されるため優れた再剥離性を有する。
【0038】
【実施例】次に、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明する。以下の実施例において、共通に次の処理を
行った。前記弾性微小球及び粘着剤を所定量で混合し、
よく攪拌した後、乾燥後に所定の塗布重量となるように
塗布し、100℃にて5分間乾燥し、そしてセパレータ
ーを積層した。 試験方法:
【0039】気泡抜け性能 セパレーターを剥した10×10cmのサンプルを平滑な
アクリル板上に置き、気泡が集まるようにスキージーに
よって粘着フィルムの中心に向って圧着した。この様に
して形成した気泡に2kgのローラーを転がし、気泡の抜
け具合を観察した。これを4回反復した。ここで気泡が
完全に抜けた場合を○、一部気泡が残った場合を×とし
た。
【0040】フィルム表面の凹凸の有無 30cm×30cmのサンプルを平滑なアクリル板に貼り付
けフィルム表面の凹凸を目視で観察する。弾性微小球の
形状がわかるものは×、問題ないものは○で評価した。接着力 15cm×2.5cmにサンプルを切断し、20℃×65%
RHの条件下でIPAで脱脂処理したアルミ板にJIS
Z0237に規定されたローラーで貼り付け、同条件下
に48時間放置後、テンシロンを用いて90°剥離強度
を30cm/分の引き剥し速さで測定した。
【0041】剥がれの有無 サンプルをアルミ板に貼り付け、ヒートサイクル試験機
に投入し7サイクル養生後、基材からの剥がれの有無を
調べる。剥がれがなければ○、剥がれがあれば×で評価
した。 ヒートサイクル 1サイクル(24時間) −30℃×0%相対湿度(2時間)→(1時間)→23
℃×65%相対湿度(0.5時間)→(0.5時間) →40℃×95%相対湿度(2時間)→(0.5時間)
→23℃×65%相対湿度(0.5時間) →−30℃×0%相対湿度(2時間)→(1時間)→2
3℃×65%相対湿度(0.5時間) →(1時間)→80℃×50%相対湿度(11時間)→
(1時間)→23℃×65%相対湿度(0.5時間)
【0042】例1 弾性微小球 :イソオクチルアクリレート/アクリル酸の
比が96/4であるモノマーを、水を媒体として懸濁重
合させた種々の平均粒径の弾性微小球を用いた。弾性微
小球の圧縮弾性率は2.3×106 dyn/cm2 であっ
た。粘着剤 :日本合成ゴムAE・238B。フィルム基材 :ポリ塩化ビニルフィルムで厚さが100
μm、弾性率2×10 10 dyn/cm2 のものを用いた。
【0043】評価試験フィルムサイズ: 気泡抜け性試験 10cm×10cm フィルム表面凹凸試験 30cm×30cm 接着力試験 15cm×2.5cm 製造条件及び製造した粘着性フィルムの特性は次の通り
であった。
【0044】
【表1】
【0045】実験1−1(比較例)をみると塗布重量が
多すぎるため気泡抜けしていないが実験1−4〜1−6
(実施例)は適切な塗布重量であるため気泡抜け性能は
良好である。実験1−1及び1−2(比較例)は弾性微
小球の直径が大きすぎるためフィルム表面の凹凸が発生
するが、実験1−4〜1−6(実施例)では良好な外観
を有している。実験1−3(比較例)では弾性微小球と
粘着剤の重量比が適当でないため気泡抜け性能が発現し
ていないが、実験1−4〜1−6(実施例)では良好な
気泡抜け性能を有している。
【0046】実験1−7(比較例)では塗布重量が低す
ぎるため、使用中に被着体から自然剥離するが実験1−
9及び1−10(実施例)は良好な接着特性を有してい
る。実験1−8(比較例)では、接着力が高すぎるため
被着体から再剥離するのが非常に困難であるが、実験1
−9及び1−10は良好な再剥離性能を有している。
【0047】例2 弾性微小球 :例1に記載したものと同じ組成のものを用
いた。粘着剤 :例1に記載したものと同じであった。フィルム基材 :ポリ塩化ビニル製で、弾性率2×1010
dyn/cmであり、厚さは100μmであった。評価試験フィルムサイズ : フィルム表面の凹凸試験 30cm×30cm 気泡抜け性試験 10cm×10cm 接着力試験 15cm×2.5cm
【0048】
【表2】 表2中、弾性微小球重量部は粘着剤100重量部に対す
る値であり、塗布量は弾性微小球の体積平均直径に対し
塗布された粘着剤厚さを%で示した値である。
【0049】粘着性フィルム製造条件及び製造されたフ
ィルムの特徴は次の通りであった。実験2−1,2−1
0は、適切な条件範囲にあるため、良好なフィルム表面
平滑性と気泡抜け性、適正な接着力が得られている。実
験2−2,2−11は弾性微小球の弾性率が低すぎるた
め気泡抜けせず、実験2−3,2−12は弾性微小球の
弾性率が高すぎるためフィルムの表面に凹凸が発生して
いる。
【0050】実験2−4,2−13は弾性微小球の粒径
が小さすぎるため気泡抜けせず、実験2−5,2−14
は粒径が大きすぎるためフィルム表面に凹凸が発生して
しまう。実験2−6,2−15は弾性微小球に対する接
着剤の割合が大きすぎ、又実験2−7,2−16は小さ
すぎるため気泡抜け性が発現しない。
【0051】実験2−8,2−17は塗布重量が少なす
ぎるため接着力が低すぎ、又実験2−9,2−18は塗
布重量が多すぎるため接着力が高くなりすぎる。実験2
−19はガラスビーズが変形しにくい為、表面に凹凸が
できやすく、接着剤と被着体が点接触となる為、接着力
も小さい。実験2−20は、接着剤と被着体が面接触す
ることになる為、気泡抜け性が悪い。
【0052】例3 弾性微小球 :弾性率3×106 dyn/cm2 、平均粒径5
0μmのイソオクチルアクリレート/アクリル酸の比が
95/5である弾性微小球を用いた。粘着剤 :例1に記載したものを、粘着剤100重量部に
対して弾性微小球500重量部使用した。フィルム基材 :ポリエステル製である。塗布量 :フィルム基材に対して20g/m2 とした。
【0053】評価試験のフィルムサイズ: フィルム表面凹凸試験 30cm×30cm 気泡抜け性試験 10cm×10cm 接着力試験 15cm×2.5cm 製造条件と、製造された粘着性フィルムの特性は次の表
3に示す通りであった。
【0054】
【表3】 実験3−1,3−4〜3−7は、フィルムの厚さ、及び
弾性率が好適な条件範囲にある為、平滑なフィルム表
面、十分な気泡抜け特性が得られ、装飾用フィルムとし
て非常に、良好な特性が得られることが確認される。一
方、実験3−2はフィルムの弾性率が低すぎるためフィ
ルムの表面に凹凸が発生し、気泡抜けも発現しない。実
験3−3はフィルムが堅すぎるため曲面追従性が悪く、
装飾用フィルムとして使用できない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のフィルムの断面の模式図であ
る。
【図2】図2は本発明のフィルムを被着体に貼付した状
態の断面の模式図である。
【符号の説明】
1…フィルム基材 2…粘着剤層 3…中空弾性微小球 4…中実弾性微小球 5…被着体 6…空隙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基材の表面に粘着剤を塗布して
    成る装飾用粘着フィルムにおいて、当該粘着剤が微小球
    を有し、その微小球の弾性率が1×104 〜1×107
    dyn/cm2 であり、かつ粒径が10〜100μm(体積
    平均直径として)であることを特徴とする粘着フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 フィルムの弾性率が1×109 〜1×1
    12 dyn/cm2 であり、厚さが10μm〜1500μm
    の範囲であることを特徴とする請求項1記載の粘着フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 前記弾性微小球が、粘着剤100重量部
    に対して30〜900重量部添加されたことを特徴とす
    る、請求項1又は2記載の粘着フィルム。
  4. 【請求項4】 前記弾性微小球が、クラスターを形成と
    している請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着フィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 前記弾性微小球が中空又は空孔を有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    粘着フィルム。
  6. 【請求項6】 前記粘着剤と弾性微小球からなる混合物
    を塗布重量が4〜40g/m2 の範囲で塗布した事を特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の粘着フィ
    ルム。
  7. 【請求項7】 粘着剤を弾性微小球の体積平均直径に対
    しその20〜90%の厚さに塗布した事を特徴とする請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の粘着フィルム。
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