JPH0811327A - ドット印字装置 - Google Patents

ドット印字装置

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JPH0811327A
JPH0811327A JP15331894A JP15331894A JPH0811327A JP H0811327 A JPH0811327 A JP H0811327A JP 15331894 A JP15331894 A JP 15331894A JP 15331894 A JP15331894 A JP 15331894A JP H0811327 A JPH0811327 A JP H0811327A
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JP
Japan
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dot
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JP15331894A
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English (en)
Inventor
Masakimi Horii
正公 堀井
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の印字素子を上下斜め方向にずらせて配
設した印字ヘッドの製造時における印字素子ピッチのバ
ラツキを、印字素子の駆動タイミングを制御することに
よって補正するようにしたドット印字装置を提供する。 【構成】 複数の印字素子N1〜Nnを斜め方向にずら
せるように上下に配設した印字ヘッド1を移動させて記
録紙Kへのドットパターン印字を行うようにした印字装
置において、上記印字素子N1〜Nnの各々に遅延回路
C1〜Cnを設け、印字ヘッド1の主走査に応じて駆動
タイミングT1〜Tn−1を設定出来る構成となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置やプ
リンター機器などに適用されるインクジェットプリンタ
ー、サーマルプリンター等のドット印字装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンターやサーマルプ
リンター等のドット印字装置には、印字密度を上げるた
めに印字ヘッドに複数の印字素子を設け、その印字素子
を印字ヘッド移動方向に対して斜めに配した構造となっ
ているものがある。このような構造の印字ヘッドを備え
た印字装置では、各々の印字素子間の物理的距離(ピッ
チ)と印字ヘッドの移動速度によって定まる印字素子の
印字位置への移動時間分だけ遅延させて各印字素子を順
次駆動することにより、適正なドット印字を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の印字装置では、各々の印字素子の駆動タイミングを
ずらす時間、つまり遅延時間を固定値としていたため、
製造段階で印字素子間のピッチにばらつきが生じた場合
には、縦方向に配列されるドットに位置ずれを生じてし
まい適正な画像が得られない。
【0004】また、印字ヘッドの主走査中に印字ヘッド
の移動速度が変化した場合も前記と同様に、印字された
ドットが位置ずれするなどの問題を生じており、このよ
うなドットの位置ずれは、縦に配列されるドット数が少
ない場合ほど一層目立ち、顕著となっていた。本発明は
上記の点に鑑みて提案されたもので、縦方向に配列され
るドットに位置ずれを生じることがなく、画質の良好な
画像を得ることができるドット印字装置を提供すること
を、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係るドット印字
装置は、印字ヘッド内の印字素子の駆動タイミングが任
意の値に設定できるように、印字素子の各々に遅延回路
を設けた構成としている。また、請求項2に記載の本発
明に係るドット印字装置は、印字ヘッドの移動方向を検
出する方向移動センサーと、印字ヘッドの移動速度を検
出する速度センサーと、これらセンサーの検知信号に応
じて、各印字素子毎の駆動タイミングを規定する遅延時
間を算出する制御手段を備え、制御手段によって算出さ
れた遅延時間を各々の印字素子毎に設定できる構成とし
ている。
【0006】更に、請求項3に記載の本発明に係るドッ
ト印字装置は、印字素子間のピッチ情報を印字ヘッド毎
にメモリに内蔵させており、このメモリを制御手段に取
り込ませることによって、印字素子毎に設けた遅延回路
の遅延時間を自動的に設定できる構成としている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明に係る印字装置によれ
ば、印字素子毎に駆動タイミングを変化させることがで
きるために、印字素子のピッチの違いによって起こるド
ットの縦方向の位置ずれを防止できる。また、請求項2
に記載の本発明に係る印字装置によれば、走査方向の速
度変化に応じて各印字素子の駆動タイミングを変更設定
できるために、印字速度の変化によって起こるドットの
縦方向の位置ずれをなくすことができる。
【0008】更に、請求項3に記載の本発明に係る印字
装置によれば、印字素子間のピッチ情報が印字ヘッド毎
にメモリに内蔵されているので、印字ヘッドを交換する
際、メモリを制御手段に取り込ませれば、印字素子の駆
動タイミングを最適な値に設定できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明のドット印字装置の一実
施例を示した回路構成図である。印字ヘッド1に設けた
n個の印字素子(例えば、発熱素子駆動部)N1〜Nn
は、一列に配列されており、印字素子N1〜Nnの各々
にはNANDゲートを設け、このNANDゲートの各々
には、シフトレジスタ2の出力と、遅延回路C1〜Cn
によって信号出力タイミングを調節されたストローブ信
号1〜nとが入力されている。シフトレジスタ2は、ク
ロックパルスに同期して転送されてくる印字データを格
納し、ラッチ回路(不図示)を介してNANDゲートに
信号を出力している。
【0010】また、ストローブ信号は、そのストローブ
信号1が印字素子N1のNANDゲートに、ストローブ
信号2が印字素子N2のNANDゲートに、以下同様に
ストローブ信号nまでのストローブ信号が1対1の対応
でNANDゲートに各々入力され、印字素子N1〜Nn
の駆動信号となっている。ここに、ストローブ信号1〜
nの出力タイミングは、各々に対応して設けた遅延回路
C1〜Cnによって設定された遅延時間T1〜Tn−1
だけずれた、図3に示すようなタイミングとなってい
る。
【0011】このような回路構成においては、所定の印
字データがシフトレジスタ2にシリアル転送されて、ラ
ッチ回路(不図示)がラッチパルスを受けた後に、印字
ゲート信号受信によるストローブ信号1〜n(「Hレベ
ル信号」)を順次送出し、NANDゲートを開いて、ラ
ッチ回路に保持された印字データが出力されるが、この
とき、シフトレジスタ2に格納されたビット信号が
「H」レベルである場合には、印字素子への通電が許容
されて記録紙への印字がなされ、「L」レベルである場
合には印字はされないようになっている。
【0012】図例では、各印字素子N1〜Nnの駆動タ
イミングは、各々の遅延回路C1〜Cnにより算出され
た遅延時間T1〜Tn−1に設定されているが、印字素
子N1〜Nnを駆動させる順序は如何なる順序であって
もよく、印字ヘッド1の移動方向を変更する場合(反対
方向に反転させる場合)には、ストローブ信号n、n−
1、・・・、1の如き順序で送出させてもよい。
【0013】また、上記例では、ストローブ信号は印字
素子と1対1に順番に対応して駆動しているが、許容誤
差の範囲内では、複数の印字素子を一のブロックとし
て、区分されたブロック毎に遅延時間を算出し、ストロ
ーブ信号を送出してドット印字を行ってもよい。図2
は、本発明に係るドット印字装置におけるドット印字の
原理を示している。 印字ヘッド1は、同図(a)に示
すように、n個の印字素子N1〜Nnを上下に斜め方向
へずらせて配列し、基準位置(印字素子N1)から各印
字素子までのピッチをD1〜Dn−1としている。
【0014】この印字ヘッドは、記録紙Kに対して水平
方向(主走査方向)に移動させながら、印字素子を駆動
するため、全ての印字素子の駆動タイミングを同時に駆
動させた場合には、図5に示したように、縦方向のドッ
トG1,G2・・・Gnが一直線に配列されず、斜め方
向に配列されてしまう。そのため、各々の印字素子は、
そのピッチに見合っただけ駆動タイミングをずらせて駆
動する必要があり、遅延時間を個々に設定する必要があ
る。
【0015】そこで、この場合における各印字素子の駆
動遅延時間をT1〜Tn−1、印字ヘッドの移動速度を
V(一定)とすると、Ti=Di/V (i=1〜n−
1)となる。同図(b)は、個々の印字素子N1〜Nn
に対する駆動遅延時間T1〜Tn−1が適正に設定され
た場合に得られるドット配列を示しており、すべてのド
ットG1,G2・・・Gnが縦の直線として整合して印
字されている。
【0016】更に、各々の印字素子N1〜Nnを駆動さ
せるときの瞬間的な印字ヘッド1の移動速度がV1〜V
n−1として変化する場合には、駆動遅延時間は更にT
i=Di/Vi (i=1〜n−1)となる。図4は本
発明のドット印字装置の制御部の詳細を示したブロック
図である。図例の制御部では、印字ヘッドの1ラインの
主走査の移動速度や、主走査の方向も考慮されており、
方向移動センサー11により主走査中の印字ヘッド1の
移動方向が検出され、速度センサー12により主走査時
における印字ヘッド1の移動速度が検出される。
【0017】CPUで構成された制御手段10では、こ
れらのセンサー11,12によって検出された信号と、
印字ヘッド1の印字素子のピッチを格納したROM13
に格納された情報に基づいて、各々の印字素子N1〜N
nの駆動タイミングが算出され、各遅延回路C1〜Cn
に対して、前述した方法で算出した遅延時間T1〜Tn
−1を設定するようになっている。
【0018】ここに、請求項2において提案された本発
明では、印字ヘッドの主走査の移動方向が方向検知セン
サー11によって、速度が速度センサー12によって検
知され、印字ヘッド1の1ラインの主走査が終了する毎
に、制御手段10は各遅延回路C1〜Cnに設定すべき
遅延時間T1〜Tn−1を算出し、自動的に設定するよ
うになっているまた、請求項3において提案された本発
明では、印字ヘッド1の各印字素子N1〜Nnのピッチ
情報がROM13に予め格納されているので、印字ヘッ
ド1の種類が異なれば、ROM13も交換し、これを制
御手段10に接続することによって、各印字素子のピッ
チD1〜Dn−1を制御手段10で取り込んで、各遅延
回路C1〜Cnの遅延時間T1〜Tn−1を算出して自
動的に設定できる。
【0019】また、このようなROM13には、ピッチ
情報以外の情報を記憶させることもでき、例えばドット
数情報を追加することにより、ドット数が少ない場合に
はピッチ情報や印字ヘッドの移動速度の精度を高めるこ
ともできる。その他、本発明は印字ヘッドを固定させ
て、記録紙側を移動させる場合にも適用でき、又適用対
象となるプリンターの種類はサーマルヘッド式以外の、
インクジェット式やLEDプリンター等についても適用
できる。尚、本発明でいう記録紙とは印字対象となる用
紙類全般を指称するものであり、普通紙、感熱紙等の種
類を問わないことは言う迄もない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1に記載の本発明に係るドット印字装置によれば、印
字ヘッドの製造ばらつき等によるドットの位置のずれが
解消でき、より品質の高い画質の文字や図形等の画像が
得られる。また、請求項2に記載の本発明に係るドット
印字装置によれば、各印字素子の駆動タイミングを、印
字ヘッドの主走査の方向や速度の変化に対応して設定で
きるので、より品質の高い画質の文字や図形等の画像が
得られる。
【0021】請求項3に記載の本発明に係るドット印字
装置によれば、ROMなどのメモリを交換するだけで各
印字素子のピッチ等の機種依存データを変更できるの
で、制御部で実行されるソフトウェアを変更する必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドット印字装置の要部をなす回路構成
を示す説明図。
【図2】本発明のドット印字装置において採用されたド
ット印字方法の説明図。
【図3】印字ヘッドを駆動するストローブ信号のタイミ
ングを示したタイムチャート。
【図4】本発明のドット印字装置の要部をなす回路構成
を示したブロック図。
【図5】印字ヘッドの印字素子の駆動タイミングを個々
に制御しない場合のドット印字パターンの例図。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 10 制御手段 11 方向移動センサー 12 速度センサー 13 ROM N1〜Nn 印字素子 C1〜Cn 遅延回路 D1〜Dn−1 印字素子ピッチ G1〜Gn ドット画素 T1〜Tn−1 遅延時間 V 印字ヘッドの移動速度 K 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/10 101 J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の印字素子を斜め方向にずらせるよう
    に上下に配設した印字ヘッドを移動させて記録紙へのド
    ットパターン印字を行うようにした印字装置において、 上記印字素子の各々に遅延回路を設け、印字ヘッドの主
    走査に応じて印字素子の駆動タイミングを制御する構成
    としたドット印字装置。
  2. 【請求項2】印字ヘッドの移動方向を検出する方向移動
    センサーと、印字ヘッドの移動速度を検出する速度セン
    サーと、これらセンサーの検知信号に応じて、印字ヘッ
    ドの各々の印字素子の駆動タイミングを算出する制御手
    段とを更に備え、印字ヘッドの1ラインの主走査が終了
    する毎に、前記印字素子の各々に設けた遅延回路の遅延
    時間が自動的に設定変更される構成としたドット印字装
    置。
  3. 【請求項3】印字素子間のピッチ情報を印字ヘッド毎に
    メモリに内蔵させ、このメモリを前記制御手段に取り込
    ませることによって、前記印字素子毎に設けた遅延回路
    の遅延時間が自動的に設定出来る構成としたドット印字
    装置。
JP15331894A 1994-07-05 1994-07-05 ドット印字装置 Pending JPH0811327A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15331894A JPH0811327A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 ドット印字装置

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JPH0811327A true JPH0811327A (ja) 1996-01-16

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ID=15559877

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JP15331894A Pending JPH0811327A (ja) 1994-07-05 1994-07-05 ドット印字装置

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JP (1) JPH0811327A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7699429B2 (en) 2006-10-03 2010-04-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Droplet ejection device, droplet ejection device control method and storage medium storing droplet ejection device control program

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011218