JPH08207341A - 記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

記録ヘッドの駆動方法

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JPH08207341A
JPH08207341A JP28173695A JP28173695A JPH08207341A JP H08207341 A JPH08207341 A JP H08207341A JP 28173695 A JP28173695 A JP 28173695A JP 28173695 A JP28173695 A JP 28173695A JP H08207341 A JPH08207341 A JP H08207341A
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Satoshi Kuwabara
聡史 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、印写速度を低下させること
なく主走査方向の濃度ムラを補正し、良好な記録画像を
得る駆動方法を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、記録素子あるいは駆動用集積
回路個々の補正用データを記憶する記憶素子と、乱数を
発生する乱数発生部と、前記記憶素子に記憶された各記
録素子あるいは駆動用集積回路固有の補正用データと前
記乱数発生部の乱数とを演算する演算部と、を備え、前
記演算部から得られる演算結果を、前記各記録素子ある
いは駆動用集積回路の最終の補正用データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、ファクシミリ、プリン
タ等の記録装置に用いられる複数の記録ヘッドの駆動方
法に関するものであり、特に、中間調記録が可能な高品
質な画像記録が可能な昇華型熱転写プリンタのサーマル
ヘッドの駆動方法に好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】記録素子を複数個有する記録ヘッドを用
いて記録を行う方式には、昇華型熱転写記録や溶融型熱
転写記録、電子写真方式でのLEDプリンタ等がある。
熱転写記録では記録ヘッドにサーマルヘッド、LEDプ
リンタではLEDヘッドが使われる。
【0003】これらの記録ヘッドは、記録素子個々の特
性のばらつきや複数の記録素子を駆動するドライバIC
個々の特性のばらつき等により、濃度ムラが生じやす
い。
【0004】例えば、現状のサーマルヘッドの発熱抵抗
体の抵抗値には±15%程のばらつきを有している場合
もあり、各発熱抵抗体の消費電力にばらつきが生じ、記
録画像にも濃度ムラが生じる。
【0005】このような欠点を克服する先行技術とし
て、特公平3−37512号公報は、各発熱抵抗体の抵
抗値を記憶し、この抵抗値に応じて発熱抵抗体の駆動電
流のレベル、あるいは、駆動時間を制御する方法を提案
している。
【0006】この先行技術によれば、記録ヘッドの各発
熱抵抗体の抵抗値を記憶し、各発熱抵抗体で消費するエ
ネルギーを、該当する抵抗値に応じて制御することによ
り、記録画像の主走査方向(発熱抵抗体が並ぶ方向)の
濃度ムラを削減することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、昇華型熱転写記録に代表される印加エネルギーに応
じて記録画素の濃度を制御可能な記録方式の場合、抵抗
値のばらつきによって生じるエネルギーのばらつきが記
録画像の濃度ムラに与える影響が高い。
【0008】従って、このような階調を有する記録画素
を記録する記録装置において、前述したような抵抗値に
応じて各記録素子の消費エネルギーを制御し、主走査方
向の濃度ムラを無くすには、非常にきめ細かい制御が必
要となり、制御回路が複雑化したり、印写速度が遅くな
ったりする問題が生じる。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は前記課題を解
決するために、請求項1に係る発明では、複数の記録素
子を有する記録ヘッドを用いた記録装置における記録ヘ
ッドの駆動方法であって、前記記録素子個々の補正用デ
ータを記憶する記憶素子と、乱数を発生する乱数発生部
と、前記記憶素子に記憶された各記録素子固有の補正用
データと前記乱数発生部の乱数とを演算する演算部と、
を備え、前記演算部から得られる演算結果を、前記各記
録素子の最終の補正用データとすること、を特徴とし、
また、請求項2に係る発明では、複数の記録素子を有
し、記録素子を駆動するための駆動用集積回路を複数個
搭載した記録ヘッドの駆動方法であって、前記駆動用集
積回路個々の補正用データを記憶する記憶素子と、乱数
を発生する乱数発生部と、前記記憶素子に記憶された各
駆動用集積回路固有の補正用データと前記乱数発生部の
乱数とを演算する演算部と、を備え、前記演算部から得
られる演算結果を、前記駆動用集積回路の最終の補正用
データとすることを特徴とする。
【0010】
【実施の形態】最初に、請求項1に係る発明を、昇華型
熱転写記録に用いた実施例について図面を参照しつつ記
述する。
【0011】まず、抵抗値のばらつきが及ぼす記録濃度
のムラについて説明する。
【0012】図1(a)はサーマルヘッドの各記録素子
を形成する発熱抵抗体の抵抗値の主走査方向の分布状態
を示しており、各記録素子は白丸で表されている。この
ような抵抗値のばらつきを有するサーマルヘッドにおい
て、このヘッドの全ての発熱抵抗体に対して一定電圧の
ヘッド電圧Vh[V]を時間t[s]だけ与えた場合、
各発熱抵抗体Rn(n=1,2,3,...)でのエネ
ルギーは(Vh2/Rn)×t[J]となり、図1
(b)に示すようなエネルギーのばらつきが生じる。
【0013】このような状態で印字を行うと、エネルギ
ー分布と相関が高い濃度分布を示し、主走査方向の濃度
ムラを生じる。但し、主走査方向の濃度ムラの要因はヘ
ッドの抵抗値のばらつきだけではなく、ヘッド基板の平
坦性やプラテンローラの円筒度等が寄与する圧接力のば
らつき等の影響もあるが、本実施例では省いている。
【0014】前述したエネルギーのばらつきによる濃度
ムラを補正するには、図1(c)に矢印で示すようにす
べての発熱抵抗体でのエネルギーが均一になるように、
各発熱抵抗体の通電時間を制御する必要がある。図1
(c)では左端の最大エネルギーを発生する発熱抵抗体
(R1)を基準にし、他の発熱抵抗体でのエネルギーを
等しくする制御を示している。
【0015】ここで、問題となるのが補正を行うエネル
ギーの最小単位であり、これを非常に細かくしていけ
ば、理論的に各発熱抵抗体でのエネルギーを完全に等し
くすることが可能であるが、実際には数段階〜数十段階
の幅でエネルギー制御を行うことになる。
【0016】このような補正を行った場合のエネルギー
ばらつき低減の効果を図2に示す。図2においては図1
のグラフの縦軸を拡大してある。同図より、補正後は補
正前に比べて、エネルギーの幅が狭くなり均一な濃度の
記録が可能となることが解る。
【0017】しかしながら、補正後のエネルギー曲線に
おいて矢印で示した部分のように、なだらかに補正され
た箇所から急にエネルギーが変化するドットが生じる。
このエネルギー変化量は補正を行わなかった場合のエネ
ルギー幅に比べると小さいものではあるが、人間の視覚
特性により均一化された濃度域に突然濃度が異なる箇所
が存在すると目立ちやすい傾向がある。すなわち、この
ようなエネルギー分布にて副走査方向の印字を続けるこ
とにより、このエネルギーの差が、記録画像ではスジ状
となって現れ好ましくない画像となる。
【0018】従って、このエネルギー分布の形状が副走
査方向において不連続となるように、補正用データを加
工することにより、前述のようなムラが目立たなくな
る。
【0019】具体的には図2で示した補正用データRD
が、 補正データRD={0、1、2、3、4、5、5、6、
7、7、8、8、...} (但し、順序は同図の主走査方向の左端から)で、あっ
たとする。
【0020】次に、乱数X(0≦X≦3)をドット毎に
発生させる。まず、1ライン目の乱数X1が X1={0、1、1、0、1、0、3、0、2、2、
1、3、...} とすると、最終的な1ライン目の補正用データRD1
は、上記抵抗値のばらつきを補正するための補正データ
RDと乱数X1を加算したものとなり、 RD1={0、2、3、3、5、5、8、6、9、9、
9、11、...} となる。
【0021】次に、2ライン目の乱数X2が X2={1、3、0、2、3、3、3、3、1、2、
2、2、...} で、あったとすると、最終的な2ライン目の補正用デー
タRD2は、補正データRDと乱数X2を加算したもの
となり、 RD2={1、4、2、5、7、8、8、9、8、9、
10、10、...} となる。
【0022】3ライン目も同様に乱数X3が X3={2、1、2、2、1、1、3、0、3、3、
0、2、...} で、あったとすると、3ライン目の補正用データRD3
は、 RD3={2、2、4、5、5、6、8、6、10、1
0、8、10、...} となる。
【0023】このようにして、各ライン毎に各発熱抵抗
体のムラ補正用データを作成していく。
【0024】前記のムラ補正用データを全画像データが
等しい階調であるときに適用したとすると、1〜3ライ
ン目までのエネルギー分布は図3のようになる。各ライ
ンでのエネルギー分布は図2での補正後のものより凹凸
が激しいものの、このエネルギー分布が副走査方向に連
続しないため、結果的には濃度ムラが目立たない良好な
記録画像を得ることができる。
【0025】次に、前述の制御を実現する回路ブロック
の例を図4に示す。
【0026】図4において、101はホストコンピュー
タないしは記録装置内の画像データ用フレームメモリか
ら転送される複数ビット幅の画像データの1ライン分を
蓄える画像データ用ラインバッファである。102は画
像データの印字を行う発熱抵抗体の位置を現すカウンタ
で、前記ラインバッファ101のアドレスデータとして
利用される。
【0027】103は階調数判断部で、画像データの階
調数を判断し、予め定められたビット数で表す階調レベ
ルデータを出力する。この所定のビット数とは入力され
る画像データのビット数より少なく設定し、次段に配置
されるROMの容量を減らすことを目的としている。こ
れは、ヘッドの発熱抵抗体のばらつきによるエネルギー
の不均一を補正するには、画像データの大きさによって
補正に必要なエネルギーが異なり、画像データのビット
数が大きい場合はそれ相応のROM容量が必要となる。
しかし、実際には高い記録濃度部ではラフな補正であっ
ても濃度ムラが目立ちづらいこともあり、補正が必要な
中間濃度域を細かく補正することが好ましい。従って、
この階調数判断部103は該ラインバッファ101から
転送される画像データが、低階調域及び高階調域では数
階調単位で区切り、中間調域は細かく区切った階調レベ
ルデータを出力する。
【0028】104は各発熱抵抗体の抵抗値のばらつき
を補正するための補正用データを格納する記憶素子とし
ての補正用データROMで、前記階調判断部103とカ
ウンタ102の出力値をアドレス入力とし、指定した発
熱抵抗体において指定される階調レベルでの印字の際
に、抵抗値のばらつきを補正するための補正用データを
出力する。ここで、得られる補正用データは、画像デー
タがすべて等しいとすると、毎ラインとも同じ補正値が
出力され、この補正値のみを利用した場合には、図2の
例に示したようなエネルギー分布となり、記録画像にス
ジ状の細かい濃度ムラが生じやすい。
【0029】105は記録装置に装備するCPUとRO
M内に納めたプログラムにより、ソフト的に発生させた
1つの乱数をラッチするラッチ回路、106は該ラッチ
回路105に保持されたアドレス値をロードした後、順
次カウントアップしていくカウンタ、107は発熱抵抗
体の数に比べ十分に多い乱数列を保存した乱数用ROM
で、これらラッチ105、カウンタ106及び乱数用R
OM107により乱数発生部が構成されている。
【0030】このようにラッチ105、カウンタ106
及び乱数用ROM107により乱数発生部を構成するの
は、各発熱抵抗体のすべてに対しての乱数を記録装置に
装備するCPUとROM内に納めたプログラムにより、
ソフト的に作成するとある程度の実行時間を要するため
である。即ち、本実施例の主走査方向の濃度ムラ補正手
段の場合、各ライン毎に各発熱抵抗体用に乱数を発生さ
せる必要があるため、現実的な印字速度の実時間内に乱
数をソフト的に発生させるのは困難である。
【0031】従って、本実施例においては、乱数用RO
M107に発熱抵抗体の数に比べ十分に多い乱数列を保
存したROMを備え、各ラインの記録毎にソフト的に発
生させる1つの乱数を乱数用ROM107のアドレスデ
ータとし、該アドレスに保存された乱数から該アドレス
以降発熱抵抗体数分の乱数を該当するラインにおける乱
数列としている。
【0032】このように構成することにより、1ライン
毎に1回だけソフト的に乱数を発生させ、後はハード的
に高速に乱数を読み出してくることが可能となる。
【0033】108は補正用データROM104から出
力される補正用データと乱数用ROM107から出力さ
れる乱数列を加算する演算部としての加算器で、この加
算出力が発熱抵抗体に対する最終的なムラ補正用データ
として出力される。
【0034】而して、このように作成されたムラ補正用
データと該ラインバッファ101から得られる画像デー
タをもとにして、サーマルヘッドを駆動した際の駆動波
形を図5に示す。一つの画素を記録する時の通電は、ム
ラ補正用データに応じて通電する期間と、画像データに
応じて通電する期間から構成されている。同図におい
て、ムラ補正用データは”5”の時を示している。
【0035】以上の実施例は多階調記録を実現する昇華
型熱転写記録について詳述したが、記録方式はこれに限
るものでない。また、溶融型熱転写記録やLEDプリン
タのような2値記録においても前述した実施例を若干変
更すれば適用可能である。すなわち、2値記録の場合は
画像データのビット深さは1ビットであるため、図4に
示したブロック図における階調判断部103が不要とな
る。
【0036】次に、請求項2に係る発明をLEDプリン
タに適用した実施例について図面を参照しつつ記述す
る。この実施例では記録素子個々の濃度むらを補正する
ものでなく、1駆動用集積回路に接続された複数の記録
素子毎に補正を行い、駆動用集積回路毎の濃度むらを補
正することを目的としている。図6に本発明のヘッド駆
動部のブロック図、図7にタイミングチャートを示す。
【0037】本実施例は解像度300dpiでA4幅のL
EDヘッド200を用いており、前記LEDヘッド20
0には64ビットの駆動用集積回路DIC1〜DIC4
0が40個搭載され、計2560個のLEDチップを備
える。LEDヘッド200への信号は、シリアル入力さ
れる印字用データ(HDATA)、データの転送時の同
期用ヘッドクロック(HCLK)、転送したデータをヘ
ッド内部のラッチ回路に保持させるラッチ信号(_LA
TCH)と、駆動用集積回路DIC1〜DIC40個々
の出力イネーブル信号に相当するストローブ信号(_S
TR1〜_STR40)がある。また、むら補正部20
1の入力・出力信号は、LEDヘッド200に搭載され
る駆動用集積回路DIC1〜DIC40個々の特性を補
正するための補正データ(複数ビット)、補正データの
転送に先立ち補正部へ与えるリセット信号(_R)、補
正データの転送をフリップフロップFF1a〜FF40
aに保持させるために印字用データと同期して与えるク
ロック信号(RCLK)、システムクロック(CLK)
と印字の指示を与えるストローブ信号(_STR)があ
る。
【0038】このヘッド駆動部の動作を図6及び図7を
参照して説明する。
【0039】LEDヘッド200への印字用データ(H
DATA)転送に先立ち、むら補正部201へ補正用デ
ータ(RD1〜RD40)を転送する。まず、リセット
信号(_R)をアクティブにすることによって、フリッ
プフロップFF0bの出力端子_QがHとなり、その
後、補正データ(RD1〜RD40)に同期して与えら
れるクロック信号(RCLK)により、順次フリップフ
ロップFF1bのQ端子がH、FF2bのQ端子がH、
・・・・となり、これらの信号はフリップフロップFF
1a〜FF40aのクロック端子(CK)に接続されて
いるため、最初に転送した補正データRD1はフリップ
フロップFF1aに保持され、同様に、RD2はFF2
aに、・・・、RD40はFF40aに各々保持され
る。 前記補正データ(RD1〜RD40)は記録装置
の記憶素子(例えば,ROM)内に予め記憶されている
駆動用集積回路DIC1〜DIC40の特性を補正する
ための基本補正データ(RIC1〜RIC40)と乱数
発生部から発生させた40個の乱数(RND1〜RND
40)を加えたものである。例えば、駆動用集積回路1
DIC1の最終的な補正データRD1は、次式により求
める。
【0040】RD1=RIC1+RND1 このようにして、最終補正データRD1〜RD40を導
出する。
【0041】また、40個の乱数は印字ライン毎に発生
させるため、ライン毎の乱数は同一となることはない。
【0042】この実施例では乱数の発生及び前記最終補
正データ(RD1〜RD40)の演算は記録装置のCP
Uにてソフト的に行っている。
【0043】この最終補正データ(RD1〜RD40)
の転送が終了した後は、通常のLEDヘッド200の駆
動の通り、ヘッドクロック(HCLK)に同期させ印字
用データ(HDATA)を転送し、2560個分のデー
タ転送が終了した時点で、ラッチ信号(_LATCH)
によりLEDヘッド200内のラッチ回路に印字用デー
タを保持させる。続いて、LEDの点灯許可であるスト
ローブ信号(_STR)をむら補正部201に与える。
むら補正部201においては前記ストローブ信号(_S
TR)の立ち上がりエッジにて、既に転送済みの補正デ
ータ(RD1〜RD40)をカウンタCUNT1〜CU
NT40にて各々デクリメントしていき、データの補正
に相応する時間だけ”L”を出力する(_STR1a〜
_STB40a)。むら補正部201から出力されるス
トローブ信号(_STB1〜_STB40)は前記スト
ローブ信号(_STB)と_STB1a〜_STB40
aがANDされ、LEDヘッド200に与える。
【0044】このような構成とすることにより、駆動用
集積回路DIC1〜DIC40毎の特性を補正するため
の補正データは印字ライン毎に同一とならず、補正デー
タ(RD1〜RD40)をきめ細かく設定しなくとも最
終的に出力される印写物は視覚的にむらが目立ちづらい
ものが得られる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
同一の記録素子、あるいは、同一の駆動用集積回路であ
っても最終的な補正データは記録動作毎で同一とならな
いので、きめ細かなエネルギー制御をしなくとも、主走
査方向の濃度ムラを目立たなくすることが可能となり、
印写速度を低下させることなく良好な記録画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発熱抵抗体の抵抗値のばらつきが及ぼす影響を
説明するための説明図である。
【図2】従来の補正方法を説明する説明図である。
【図3】本発明の第1の駆動方法による補正後の状態を
説明する説明図である。
【図4】本発明の第1の駆動方法を実現するブロック図
である。
【図5】本発明の第1の駆動方法によるヘッド駆動波形
を説明する波形図である。
【図6】本発明の第2の駆動方法を実現するブロック図
である。
【図7】本発明の第2の駆動方法のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
101:ラインバッファ 104:補正用データROM 107:乱数用RAM 108:加算器 200:LEDヘッド 201:むら補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/455

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を有する記録ヘッドを用
    いた記録装置における記録ヘッドの駆動方法であって、 前記記録素子個々の補正用データを記憶する記憶素子
    と、 乱数を発生する乱数発生部と、 前記記憶素子に記憶された各記録素子固有の補正用デー
    タと前記乱数発生部の乱数とを演算する演算部と、を備
    え、 前記演算部から得られる演算結果を、前記各記録素子の
    最終の補正用データとすることを特徴とする記録ヘッド
    の駆動方法。
  2. 【請求項2】 複数の記録素子を有し、記録素子を駆動
    するための駆動用集積回路を複数個搭載した記録ヘッド
    の駆動方法であって、 前記駆動用集積回路個々の補正用データを記憶する記憶
    素子と、乱数を発生する乱数発生部と、 前記記憶素子に記憶された各駆動用集積回路固有の補正
    用データと前記乱数発生部の乱数とを演算する演算部
    と、を備え、 前記演算部から得られる演算結果を、前記駆動用集積回
    路の最終の補正用データとすることを特徴とする記録ヘ
    ッドの駆動方法。
JP28173695A 1994-11-18 1995-10-30 記録ヘッドの駆動方法 Pending JPH08207341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102529417A (zh) * 2010-12-28 2012-07-04 理想科学工业株式会社 热头系统及热头的通电控制方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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