JPH0811254B2 - 補助曲げ装置 - Google Patents
補助曲げ装置Info
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- JPH0811254B2 JPH0811254B2 JP61113233A JP11323386A JPH0811254B2 JP H0811254 B2 JPH0811254 B2 JP H0811254B2 JP 61113233 A JP61113233 A JP 61113233A JP 11323386 A JP11323386 A JP 11323386A JP H0811254 B2 JPH0811254 B2 JP H0811254B2
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は補助曲げ装置に関し、詳しくは曲げ装置と係
合して曲げ加工を行なう補助曲げ装置に関する。
合して曲げ加工を行なう補助曲げ装置に関する。
[従来の技術] 被加工物、例えば自動車等の空調機器のコンデンサ
(凝縮器)用パイプ等を葛折れに曲げ加工する曲げ装置
が一般に知られている。この加工は第5図に示すよう
に、次の工程で行なわれる。まず、被加工物であるパイ
プWが曲げ装置の右曲げ治具Rに供給され、パイプWは
この右曲げ治具Rの曲げ型R1と締め型R2とにより挾持さ
れる。また、曲げ反力を受けるための圧力型R3も配設さ
れる(第5図(A))。次に、挾持が終了すると、締め
型R2と共に曲げ型R2が曲げ型R1のr点を中心に矢印g方
向に回転されて、右曲げが行なわれる(第5図
(B))。右曲げが終了するとパイプWが所定量供給さ
れ、右曲げ治具Rとは別の左曲げ治具Lと交換されて曲
げ型L1と締め型L2とにより挾持される。また、曲げ反力
を受けるための圧力型L3も配設される(第5図
(C))。挾持が終了すると、締め型L2と共に曲げ型L1
が曲げ型L1のl点を中心に矢印h方向に回転されて、左
曲げが行なわれる(第5図(D))。このときの回転中
心lと右曲げの回転中心rとは曲げ直径の分だけ位置が
異なる。左曲げが終了すると再びパイプWが所定量供給
され、左曲げ治具Lが右曲げ治具Rと交換されて右曲げ
が繰り返される(第5図(E))。以上に説明した動作
が繰り返されて、パイプWが葛折れに曲げ加工される。
(凝縮器)用パイプ等を葛折れに曲げ加工する曲げ装置
が一般に知られている。この加工は第5図に示すよう
に、次の工程で行なわれる。まず、被加工物であるパイ
プWが曲げ装置の右曲げ治具Rに供給され、パイプWは
この右曲げ治具Rの曲げ型R1と締め型R2とにより挾持さ
れる。また、曲げ反力を受けるための圧力型R3も配設さ
れる(第5図(A))。次に、挾持が終了すると、締め
型R2と共に曲げ型R2が曲げ型R1のr点を中心に矢印g方
向に回転されて、右曲げが行なわれる(第5図
(B))。右曲げが終了するとパイプWが所定量供給さ
れ、右曲げ治具Rとは別の左曲げ治具Lと交換されて曲
げ型L1と締め型L2とにより挾持される。また、曲げ反力
を受けるための圧力型L3も配設される(第5図
(C))。挾持が終了すると、締め型L2と共に曲げ型L1
が曲げ型L1のl点を中心に矢印h方向に回転されて、左
曲げが行なわれる(第5図(D))。このときの回転中
心lと右曲げの回転中心rとは曲げ直径の分だけ位置が
異なる。左曲げが終了すると再びパイプWが所定量供給
され、左曲げ治具Lが右曲げ治具Rと交換されて右曲げ
が繰り返される(第5図(E))。以上に説明した動作
が繰り返されて、パイプWが葛折れに曲げ加工される。
この様な装置において、従来、加工効率向上のため複
数のパイプ等を縦に並べて一度に曲げ加工を行なう装置
が知られていた。これら複数のパイプを曲げ型と締め型
とを備えた曲げ治具により挾持して曲げ加工したのでは
曲げ型と締め型とがたわみ、数本のパイプを精度良く同
時に曲げ加工することは困難であった。そこで、曲げ型
と締め型とのたわみを防止するため、曲げ型と締め型と
の先端を主軸の端面に設けられたクランプ部でクランプ
して、曲げ治具の回転と共に主軸を回転させる補助曲げ
装置が知られていた。
数のパイプ等を縦に並べて一度に曲げ加工を行なう装置
が知られていた。これら複数のパイプを曲げ型と締め型
とを備えた曲げ治具により挾持して曲げ加工したのでは
曲げ型と締め型とがたわみ、数本のパイプを精度良く同
時に曲げ加工することは困難であった。そこで、曲げ型
と締め型とのたわみを防止するため、曲げ型と締め型と
の先端を主軸の端面に設けられたクランプ部でクランプ
して、曲げ治具の回転と共に主軸を回転させる補助曲げ
装置が知られていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、こうした従来の補助曲げ装置には以下
の如き問題点があった。即ち、 (1)上記コンデンサ用パイプを加工するときのように
葛折り加工をする場合に、右曲げ加工と左曲げ加工とを
行なうため回転中心が移動するので、クランプ部が設け
られた主軸を回転させる駆動源も同時に移動させてい
た。そのため補助曲げ装置の移動部が大型化・複雑化し
ていた。特に、右曲げ装置と左曲げ装置とに別個にクラ
ンプ部を設けると上記問題が顕著であった。
の如き問題点があった。即ち、 (1)上記コンデンサ用パイプを加工するときのように
葛折り加工をする場合に、右曲げ加工と左曲げ加工とを
行なうため回転中心が移動するので、クランプ部が設け
られた主軸を回転させる駆動源も同時に移動させてい
た。そのため補助曲げ装置の移動部が大型化・複雑化し
ていた。特に、右曲げ装置と左曲げ装置とに別個にクラ
ンプ部を設けると上記問題が顕著であった。
(2)また、移動部の重量が多く、移動時に振動や騒音
の発生が多く、また大きな動力を必要とした。
の発生が多く、また大きな動力を必要とした。
そこで本発明は上記の問題点を解決することを目的と
し、好適な曲げ加工を行なう小型・軽量の補助曲げ装置
を提供することを目的としてなされた。
し、好適な曲げ加工を行なう小型・軽量の補助曲げ装置
を提供することを目的としてなされた。
発明の構成 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本発明は問題点を解決する
ための手段として次の構成を取った。即ち、 複数の被加工物を曲げ型と締め型とにより挾持して締
め型を曲げ型の廻りに回転して被加工物を葛折りに曲げ
加工する左右一対の曲げ装置の回転と同一回転で回転す
る駆動軸を有し、上記左右一対の曲げ装置による上記被
加工物の曲げ加工を補助する補助曲げ装置において、 回転方向により異なった回転中心を有する輪郭曲線が
形成された正面カムと該正面カムの輪郭曲線と係合する
従動節とを有するカム機構の一方を固定し、 他方を上記駆動軸の一端に取り付けられた軸継手によ
り回転させ、該他方に上記曲げ装置の曲げ型と締め型と
の先端をクランプするクランプ部を設けた ことを特徴とする補助曲げ装置の構成がそれである。
ための手段として次の構成を取った。即ち、 複数の被加工物を曲げ型と締め型とにより挾持して締
め型を曲げ型の廻りに回転して被加工物を葛折りに曲げ
加工する左右一対の曲げ装置の回転と同一回転で回転す
る駆動軸を有し、上記左右一対の曲げ装置による上記被
加工物の曲げ加工を補助する補助曲げ装置において、 回転方向により異なった回転中心を有する輪郭曲線が
形成された正面カムと該正面カムの輪郭曲線と係合する
従動節とを有するカム機構の一方を固定し、 他方を上記駆動軸の一端に取り付けられた軸継手によ
り回転させ、該他方に上記曲げ装置の曲げ型と締め型と
の先端をクランプするクランプ部を設けた ことを特徴とする補助曲げ装置の構成がそれである。
ここで、カム機構の正面カムに形成される輪郭曲線は
回転方向により異なった回転中心を有するものであれば
どのようなものでもよく、また、輪郭曲線は1本に限ら
ず複数本設けてもよい。
回転方向により異なった回転中心を有するものであれば
どのようなものでもよく、また、輪郭曲線は1本に限ら
ず複数本設けてもよい。
また、カム機構は、例えば、従動節を固定してクラン
プ部を設けた正面カムを軸継手を介して駆動軸により回
動させてもよく、または正面カムを固定してクランプ部
を設けた従動節を駆動軸により回動させる構成としても
よい。
プ部を設けた正面カムを軸継手を介して駆動軸により回
動させてもよく、または正面カムを固定してクランプ部
を設けた従動節を駆動軸により回動させる構成としても
よい。
駆動軸を回動する軸継手は駆動軸と平行な位置に回転
中心が設けられたカム機構に駆動軸の回動を伝達する軸
継手であればどのようなものでもよく、例えば、突起を
設けた円板と溝を設けた円板とを係合させたオルダム継
手や自在継手を2個設けてこの自在継手間を伸縮自在と
した軸継手でもよい。
中心が設けられたカム機構に駆動軸の回動を伝達する軸
継手であればどのようなものでもよく、例えば、突起を
設けた円板と溝を設けた円板とを係合させたオルダム継
手や自在継手を2個設けてこの自在継手間を伸縮自在と
した軸継手でもよい。
[作用] 上記構成を有する本発明の補助曲げ装置は、回転方向
により異なった回転中心を有する輪郭曲線が形成された
正面カムと該正面カムの輪郭曲線と係合する従動節とを
有するカム機構の一方を固定し、他方を駆動軸の回転を
伝達する軸継手により回動させて、被加工物を葛折りに
加工する曲げ装置の曲げ型と締め型との先端をクランプ
するクランプ部を曲げ装置の右曲げ,左曲げに応じて異
なる回転中心で回動させる。
により異なった回転中心を有する輪郭曲線が形成された
正面カムと該正面カムの輪郭曲線と係合する従動節とを
有するカム機構の一方を固定し、他方を駆動軸の回転を
伝達する軸継手により回動させて、被加工物を葛折りに
加工する曲げ装置の曲げ型と締め型との先端をクランプ
するクランプ部を曲げ装置の右曲げ,左曲げに応じて異
なる回転中心で回動させる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
本発明の一実施例である補助曲げ装置は、パイプの葛
折れ加工を行なう曲げ装置の上部に配設されるが、第1
図はこの補助曲げ装置の断面図、第2図は第1図のX−
X断面図、第3図は正面カムの輪郭曲線を示す部品図、
第4図は第2図のY矢視図、である。この補助曲げ装置
は、第1図及び第2図に示す様に、駆動力を伝達する駆
動軸1、駆動軸1の一端に接続された1組のオルダム継
手2、オルダム継手2の他端に接続され駆動軸1と平行
な位置にある主軸4、主軸4を回動自在に支持して平行
移動させる移動装置6、移動装置6に支持された主軸4
とすべり対偶で係合して回転中心を変えるカム装置8、
カム装置8に取り付けけられ曲げ装置9の曲げ型10及び
締め型12をクランプするクランプ装置14等から構成され
ている。
折れ加工を行なう曲げ装置の上部に配設されるが、第1
図はこの補助曲げ装置の断面図、第2図は第1図のX−
X断面図、第3図は正面カムの輪郭曲線を示す部品図、
第4図は第2図のY矢視図、である。この補助曲げ装置
は、第1図及び第2図に示す様に、駆動力を伝達する駆
動軸1、駆動軸1の一端に接続された1組のオルダム継
手2、オルダム継手2の他端に接続され駆動軸1と平行
な位置にある主軸4、主軸4を回動自在に支持して平行
移動させる移動装置6、移動装置6に支持された主軸4
とすべり対偶で係合して回転中心を変えるカム装置8、
カム装置8に取り付けけられ曲げ装置9の曲げ型10及び
締め型12をクランプするクランプ装置14等から構成され
ている。
ここで、駆動軸1は機械本体16に回動自在に支持さ
れ、また、駆動軸1はDCモータ18により回動され、この
回動量はエンコーダ20により検出される。曲げ装置9の
曲げ用主軸22はDCモータ(図示せず)により回動され、
この回動量もエンコーダ(図示せず)により検出され
る。これらの両エンコーダにより検出された回動量が比
較され、駆動軸1と曲げ装置9の曲げ用主軸22との回転
の同期が取られている。
れ、また、駆動軸1はDCモータ18により回動され、この
回動量はエンコーダ20により検出される。曲げ装置9の
曲げ用主軸22はDCモータ(図示せず)により回動され、
この回動量もエンコーダ(図示せず)により検出され
る。これらの両エンコーダにより検出された回動量が比
較され、駆動軸1と曲げ装置9の曲げ用主軸22との回転
の同期が取られている。
第1図に示す曲げ装置9は右曲げ用であり、右曲げの
ときは、回転中心RCを中心に回転される。また、左曲げ
のときは、曲げ装置9が左曲げ用の曲げ装置に交換され
る。このときは、回転中心LCを中心に回転される。右曲
げ回転中心RCと左曲げ回転中心LCとの距離は被加工物で
あるパイプWの曲げ直径と等しい。また、各回転中心R
C,LCはパイプWの中心に対して対称の位置にある。更
に、本補助曲げ装置では、機械中心MCとパイプWの中心
とをほぼ等しい位置にしている。尚、パイプWは第1図
の紙面を突き抜けて裏側に向って供給される。
ときは、回転中心RCを中心に回転される。また、左曲げ
のときは、曲げ装置9が左曲げ用の曲げ装置に交換され
る。このときは、回転中心LCを中心に回転される。右曲
げ回転中心RCと左曲げ回転中心LCとの距離は被加工物で
あるパイプWの曲げ直径と等しい。また、各回転中心R
C,LCはパイプWの中心に対して対称の位置にある。更
に、本補助曲げ装置では、機械中心MCとパイプWの中心
とをほぼ等しい位置にしている。尚、パイプWは第1図
の紙面を突き抜けて裏側に向って供給される。
オルダム継手2は、駆動軸1と中心がずれた平行位置
にある主軸4に回転を伝達する軸継手である。このオル
ダム継手2は溝が設けられた円板と突起が設けられた円
板とを積み重ねた構造となっている。これにより、主軸
4が移動装置6により平行移動されても、駆動軸1の回
動を確実に主軸4に伝達する。
にある主軸4に回転を伝達する軸継手である。このオル
ダム継手2は溝が設けられた円板と突起が設けられた円
板とを積み重ねた構造となっている。これにより、主軸
4が移動装置6により平行移動されても、駆動軸1の回
動を確実に主軸4に伝達する。
また、移動装置6は、主軸4をベアリングにより回動
自在に支持する移動台24,移動台24の外壁に取付けられ
溝を有する1対のガイド板26、本体16に取付けられガイ
ド板26の溝と係合して移動台24の移動をガイドする1対
のガイドレール28、本体16に取付けられ移動台24を往復
動させる2本の油圧シリンダ30a,30b、油圧シリンダ30
a,30bの外周に螺合され移動台24と当接して移動台24の
移動量を規制するストッパ32a,32b等から構成されてい
る。この移動装置6は、シリンダ30aにより移動台24を
矢印a方向に移動させて主軸4の中心を左曲げ回転中心
LCの位置とし、又シリンダ30bにより移動台24を矢印b
方向に移動させて主軸4の中心を右曲げ回転中心RCの位
置とする。
自在に支持する移動台24,移動台24の外壁に取付けられ
溝を有する1対のガイド板26、本体16に取付けられガイ
ド板26の溝と係合して移動台24の移動をガイドする1対
のガイドレール28、本体16に取付けられ移動台24を往復
動させる2本の油圧シリンダ30a,30b、油圧シリンダ30
a,30bの外周に螺合され移動台24と当接して移動台24の
移動量を規制するストッパ32a,32b等から構成されてい
る。この移動装置6は、シリンダ30aにより移動台24を
矢印a方向に移動させて主軸4の中心を左曲げ回転中心
LCの位置とし、又シリンダ30bにより移動台24を矢印b
方向に移動させて主軸4の中心を右曲げ回転中心RCの位
置とする。
カム装置8は主軸4の凸部4aに嵌合された回転軸34、
回転軸34を回転自在に支持するガイドブッシュ36、回転
軸34の端面に取り付けられたカム板38、機械本体16に固
定されカム板38の溝38a,38bと係合する2本のピン40,42
等から構成されている。上記カム板38には、第3図のカ
ム板38の部品図に示すような、2本の溝38a,38bが形成
されている。この溝38aは第3図に示すように2つの円
弧から形成され、上部半分は回転中心RCを中心とした半
径r1の溝であり、下部半分は回転中心LCを中心とした半
径r2の溝である。また、溝38bも溝38aと同様に2つの円
弧から形成され、左半分は回転中心RCを中心とした半径
r3の溝であり、右半分は回転中心LCを中心とした半径r4
の溝である。上記溝38aにピン40を、溝38bにピン42を各
々係合させてカム板38を右方向(矢印c)に回転させる
と、カム板38は回転中心RCを中心に回転し、カム板38を
左方向(矢印d)に回転させると、カム板38は回転中心
LCを中心に回転する。このようにカム板38は曲げ加工時
の曲げ方向に応じて回転中心を変える。また、移動装置
6により主軸4を移動させて回転軸34の凹部34aに沿っ
て摺動させ、主軸4の回転中心RC,LCとカム板の回転中
心RC,LCとを一致させるので、カム板38は主軸4により
なめらかに回転される。
回転軸34を回転自在に支持するガイドブッシュ36、回転
軸34の端面に取り付けられたカム板38、機械本体16に固
定されカム板38の溝38a,38bと係合する2本のピン40,42
等から構成されている。上記カム板38には、第3図のカ
ム板38の部品図に示すような、2本の溝38a,38bが形成
されている。この溝38aは第3図に示すように2つの円
弧から形成され、上部半分は回転中心RCを中心とした半
径r1の溝であり、下部半分は回転中心LCを中心とした半
径r2の溝である。また、溝38bも溝38aと同様に2つの円
弧から形成され、左半分は回転中心RCを中心とした半径
r3の溝であり、右半分は回転中心LCを中心とした半径r4
の溝である。上記溝38aにピン40を、溝38bにピン42を各
々係合させてカム板38を右方向(矢印c)に回転させる
と、カム板38は回転中心RCを中心に回転し、カム板38を
左方向(矢印d)に回転させると、カム板38は回転中心
LCを中心に回転する。このようにカム板38は曲げ加工時
の曲げ方向に応じて回転中心を変える。また、移動装置
6により主軸4を移動させて回転軸34の凹部34aに沿っ
て摺動させ、主軸4の回転中心RC,LCとカム板の回転中
心RC,LCとを一致させるので、カム板38は主軸4により
なめらかに回転される。
クランプ装置14は、カム板38上に向い合せに取付けら
れた2本の油圧シリンダ44a,44b、カム板38に摺動自在
に取付けられ「ハ」の字状の突起46a(第4図参照)が
設けられた摺動ブロック46、摺動ブロック46の突起46a
と係合しかつカム板38に摺動自在に支持された1対のク
ランパ48a,48b、1対のクランパ48a,48bの中間に設けら
れパイプWと同じ厚さの芯金50等から構成されている。
このクランプ装置14は第4図に示すように、油圧シリン
ダ44aを駆動すると摺動ブロック46が矢印e方向に摺動
され、これに伴って摺動ブロック46の突起46aと係合し
た1対のクランパ48a,48bが中心に向って移動し、第1
図に示す曲げ型10と締め型12とを芯金50を介して一列3
本のパイプWをクランプする。また、油圧シリンダ44b
が駆動されると摺動ブロック46が矢印f(第4図参照)
方向に摺動され、これによりクランパ48a,48bが中心か
ら遠ざかる方向に摺動されてクランプが開放される。
れた2本の油圧シリンダ44a,44b、カム板38に摺動自在
に取付けられ「ハ」の字状の突起46a(第4図参照)が
設けられた摺動ブロック46、摺動ブロック46の突起46a
と係合しかつカム板38に摺動自在に支持された1対のク
ランパ48a,48b、1対のクランパ48a,48bの中間に設けら
れパイプWと同じ厚さの芯金50等から構成されている。
このクランプ装置14は第4図に示すように、油圧シリン
ダ44aを駆動すると摺動ブロック46が矢印e方向に摺動
され、これに伴って摺動ブロック46の突起46aと係合し
た1対のクランパ48a,48bが中心に向って移動し、第1
図に示す曲げ型10と締め型12とを芯金50を介して一列3
本のパイプWをクランプする。また、油圧シリンダ44b
が駆動されると摺動ブロック46が矢印f(第4図参照)
方向に摺動され、これによりクランパ48a,48bが中心か
ら遠ざかる方向に摺動されてクランプが開放される。
以上のように本補助曲げ装置は、右曲げ加工を行なう
ときは(第5図矢印g方向)、移動装置6により主軸4
を第1図に示す矢印b方向に移動させ、主軸4の中心を
回転中心RCとする。次にクランプ装置14により曲げ型10
と締め型12とをクランプし、DCモータ18により駆動軸1
を介して主軸4が右回転され、右曲げ加工が行なわれ
る。この時、クランプ装置14が取付けられたカム板38は
第3図に示すように回転中心RCを中心に回転する。これ
により右曲げ加工用の曲げ装置9の回転中心と補助曲げ
装置の回転中心RCとが一致する。右曲げ加工が終了する
と曲げ型10と締め型12とのクランプが開放され、主軸4
が逆転されて加工前の状態に戻される。
ときは(第5図矢印g方向)、移動装置6により主軸4
を第1図に示す矢印b方向に移動させ、主軸4の中心を
回転中心RCとする。次にクランプ装置14により曲げ型10
と締め型12とをクランプし、DCモータ18により駆動軸1
を介して主軸4が右回転され、右曲げ加工が行なわれ
る。この時、クランプ装置14が取付けられたカム板38は
第3図に示すように回転中心RCを中心に回転する。これ
により右曲げ加工用の曲げ装置9の回転中心と補助曲げ
装置の回転中心RCとが一致する。右曲げ加工が終了する
と曲げ型10と締め型12とのクランプが開放され、主軸4
が逆転されて加工前の状態に戻される。
左曲げ加工を行なうときは(第5図矢印h方向)、移
動装置6により主軸4を矢印a方向に移動させ、主軸4
の中心を回転中心LCとする。次にクランプ装置14により
左曲げ用の曲げ型と締め型(図示せず)とをクランプ
し、DCモータ18により駆動軸1を介して主軸が左回転さ
れ、左曲げ加工が行なわれる。この時、クランプ装置14
が取付けられたカム板38は第3図に示すように回転中心
LCを中心に回転する。これにより左曲げ加工用の曲げ装
置(図示せず)の回転中心と補助曲げ装置の回転中心LC
とが一致する。左曲げ加工が終了すると曲げ型と締め型
とのクランプが開放され、主軸4が逆転されて加工前の
状態に戻される。
動装置6により主軸4を矢印a方向に移動させ、主軸4
の中心を回転中心LCとする。次にクランプ装置14により
左曲げ用の曲げ型と締め型(図示せず)とをクランプ
し、DCモータ18により駆動軸1を介して主軸が左回転さ
れ、左曲げ加工が行なわれる。この時、クランプ装置14
が取付けられたカム板38は第3図に示すように回転中心
LCを中心に回転する。これにより左曲げ加工用の曲げ装
置(図示せず)の回転中心と補助曲げ装置の回転中心LC
とが一致する。左曲げ加工が終了すると曲げ型と締め型
とのクランプが開放され、主軸4が逆転されて加工前の
状態に戻される。
以上のように本実施例の補助曲げ装置によると、駆動
軸1の回動をオルダム継手2により駆動軸1と平行な位
置に回転中心を有するカム板38に伝達し、カム板38に取
付けられたクランプ装置14により曲げ型10と締め型12と
をクランプして回動することができる。また、カム板38
に設けられた回転方向により異なった回転中心を有する
2本の溝38a,38bにより、左曲げ及び右曲げによる曲げ
方向の変更に伴い回転中心が変わっても、好適に曲げ加
工することができる。このようにDCモータ18と接続され
た駆動軸1を移動させることなくカム板38を回動させて
いるので回転中心の変更によって移動される移動部の重
量が軽く、また小型である。更に、移動部の重量が軽い
ので、移動装置6による移動時、移動台24の振動やそれ
に伴う騒音の発生が少なく、小さい動力で移動させるこ
とができる。
軸1の回動をオルダム継手2により駆動軸1と平行な位
置に回転中心を有するカム板38に伝達し、カム板38に取
付けられたクランプ装置14により曲げ型10と締め型12と
をクランプして回動することができる。また、カム板38
に設けられた回転方向により異なった回転中心を有する
2本の溝38a,38bにより、左曲げ及び右曲げによる曲げ
方向の変更に伴い回転中心が変わっても、好適に曲げ加
工することができる。このようにDCモータ18と接続され
た駆動軸1を移動させることなくカム板38を回動させて
いるので回転中心の変更によって移動される移動部の重
量が軽く、また小型である。更に、移動部の重量が軽い
ので、移動装置6による移動時、移動台24の振動やそれ
に伴う騒音の発生が少なく、小さい動力で移動させるこ
とができる。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこ
のような実施例に何等限定されるものではなく、例え
ば、移動装置6にかえてオルダム継手2を直接回転軸34
に接続してもよく本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
のような実施例に何等限定されるものではなく、例え
ば、移動装置6にかえてオルダム継手2を直接回転軸34
に接続してもよく本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように本発明の補助曲げ装置によると、
駆動軸の回動を軸継手により駆動軸と平行な位置に回転
中心を有するカム機構に伝達し、カム機構に取付けられ
たクランプ部により曲げ装置の曲げ型と締め型との先端
をクランプして、複数の被加工物を同時に曲げ加工する
際に曲げ型と締め型とが変形して加工精度が低下するの
を防ぐ。また、カム板に設けられた回転方向により異な
った回転中心を有する輪郭曲線により左曲げ及び右曲げ
による曲げ中心を変え、回転中心が変わっても好適に葛
折り加工を行なうことができる。このように駆動軸を移
動させることなくカム機構を回動させているので、装置
・構成を小型化できるという効果を奏する。更に、回転
中心を変更するための専用の駆動源を特に設けなくとも
回転中心の位置を切換える構成をとることもでき、この
場合には一層の小型化、簡略化を図ることができるとい
う効果も奏する。
駆動軸の回動を軸継手により駆動軸と平行な位置に回転
中心を有するカム機構に伝達し、カム機構に取付けられ
たクランプ部により曲げ装置の曲げ型と締め型との先端
をクランプして、複数の被加工物を同時に曲げ加工する
際に曲げ型と締め型とが変形して加工精度が低下するの
を防ぐ。また、カム板に設けられた回転方向により異な
った回転中心を有する輪郭曲線により左曲げ及び右曲げ
による曲げ中心を変え、回転中心が変わっても好適に葛
折り加工を行なうことができる。このように駆動軸を移
動させることなくカム機構を回動させているので、装置
・構成を小型化できるという効果を奏する。更に、回転
中心を変更するための専用の駆動源を特に設けなくとも
回転中心の位置を切換える構成をとることもでき、この
場合には一層の小型化、簡略化を図ることができるとい
う効果も奏する。
第1図は本発明の一実施例である補助曲げ装置の断面
図、第2図は第1図のX−X断面図、第3図は本補助曲
げ装置の正面カムの輪郭曲線を示す部品図、第4図は第
1図のY矢視図、第5図は葛折りに加工する加工説明
図、である。 1……駆動軸、2……オルダム継手 9……カム装置、14……クランプ装置 38……カム板、40,42……ピン
図、第2図は第1図のX−X断面図、第3図は本補助曲
げ装置の正面カムの輪郭曲線を示す部品図、第4図は第
1図のY矢視図、第5図は葛折りに加工する加工説明
図、である。 1……駆動軸、2……オルダム継手 9……カム装置、14……クランプ装置 38……カム板、40,42……ピン
Claims (1)
- 【請求項1】複数の被加工物を曲げ型と締め型とにより
挾持して締め型を曲げ型の廻りに回転して被加工物を葛
折りに曲げ加工する左右一対の曲げ装置の回転と同一回
転で回転する駆動軸を有し、上記左右一対の曲げ装置に
よる上記被加工物の曲げ加工を補助する補助曲げ装置に
おいて、 回転方向により異なった回転中心を有する輪郭曲線が形
成された正面カムと該正面カムの輪郭曲線と係合する従
動節とを有するカム機構の一方を固定し、 他方を上記駆動軸の一端に取り付けられた軸継手により
回転させ、該他方に上記曲げ装置の曲げ型と締め型との
先端をクランプするクランプ部を設けた ことを特徴とする補助曲げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61113233A JPH0811254B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | 補助曲げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61113233A JPH0811254B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | 補助曲げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62270222A JPS62270222A (ja) | 1987-11-24 |
JPH0811254B2 true JPH0811254B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=14606937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61113233A Expired - Fee Related JPH0811254B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 | 補助曲げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811254B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4975449A (ja) * | 1972-11-22 | 1974-07-22 | ||
JPS57106430A (en) * | 1980-12-22 | 1982-07-02 | Matsushita Refrig Co | Euquipment for meanderingly bending tube |
JPS60196227A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-04 | Toshiba Corp | 折曲装置 |
-
1986
- 1986-05-16 JP JP61113233A patent/JPH0811254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62270222A (ja) | 1987-11-24 |
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Legal Events
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