JPH0811138B2 - パチンコ球を用いた遊技機 - Google Patents

パチンコ球を用いた遊技機

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JPH0811138B2
JPH0811138B2 JP61165219A JP16521986A JPH0811138B2 JP H0811138 B2 JPH0811138 B2 JP H0811138B2 JP 61165219 A JP61165219 A JP 61165219A JP 16521986 A JP16521986 A JP 16521986A JP H0811138 B2 JPH0811138 B2 JP H0811138B2
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ball
gutter
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフイア
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、所定球数のパチンコ球を一単位としてゲー
ムにかけ、ゲーム結果に基づき予め定められた球数のパ
チンコ球を賞球排出装置により支払う遊技機に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、パチンコ球を用いてスロットマシンを構成する
アイデアは既に提案されている。
パチンコ球を用てスロットマシンの遊技を可能ならし
めることは、単一の遊技場内において、従前から普及し
ているパチンコ機と共通の剛球を使用できるため、パチ
ンコ遊技店内のパチンコ球補給装置及び計数装置並びに
集中管理装置を廃棄することなく共用でき、従って、同
一の島設備にパチンコ機とスロットマシンとを混在させ
ることができる利点がある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記遊技機を実用化するためには、コインを
使用した遊技機とは異なった幾つかの問題点を解決しな
ければならい。
そのうちの1つは、所定球数のパチンコ球を一単位と
して区切りつつ連続的に遊技機内に取込む単位球数取込
装置が作動した際、実際には、所定球数に満たない球数
であったとき、如何に処置するかの問題である。
かかる問題に関し、特開昭57−131469号公報や特開昭
57−148975号公報に、次のような内容が開示されてい
る。
前者の特開昭57−131469号公報では、遊技者が選択し
た設定ボタンの所定球数に対して実際に取り込まれた投
入数が満たないとき、遊技者は、所定球数を満たす範囲
で選択し直すことができ、選択し直した結果、遊技者の
投入数が多くなった場合にはこれを自動的に払い戻す
し、取り消しキーを押せば、投入数に等しい球を自動的
に払い戻す、という思想が開示されている。
後者の特開昭57−148975号公報は、前者と同一人の出
願に係るもので、遊技者が選択した設定ボタンの所定球
数に対して実際に取り込まれた投入数が満たない状態
で、スタートボタンが押されたとき、実際の投入数で満
たされる最高の賭け点となる設定ボタンのゲームが自動
的に選択される、という思想が開示されている。この場
合も、勿論、自動選択の結果、遊技者の投入数が多くな
った場合には多い分の球が自動的に払い戻される。
しかし、これらの公報では、所定球数に対して実際に
取り込まれた取込数(投入数)の不足が、何時判定され
るのか、の点が不明である。
というのは、何れの公報の実施例をみても、「設定ボ
タンの何れかを選択すると、投入ソレノイドが作動して
投入口が開き、投入計数器が玉(球)の通過数を計数
し、通過数が選択された設定数に達すると、投入ソレノ
イドが作動して投入口が閉じる」とだけの説明で止ま
り、問題の球不足、即ち、「通過数が選択された設定数
に達しない場合(設定ボタンの所定球数に対して実際に
取り込まれた投入数が満たない状態の発生)」が、「何
時、どのようにして判定されるのか?」についての説明
が欠けており、問題解決手段としては、なお、未完成な
段階にある。その実施例では、「数字表示器(11)に遊
技者が投入した球数が数字表示される」とあるので、遊
技者自身が、いちいち、数字表示器の表示と設定ボタン
の選択による取込数とを比較し、遊技者自身が取込数が
不足しているか否かを判断するのであろうか、定かでな
い。
本発明は、かかる問題の解決を目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成する手段として次のように構
成したものである。
即ち、 所定球数のパチンコ球を一単位としてゲームにかけ、
ゲーム結果に基づき予め定められた球数のパチンコ球を
賞球排出装置により支払う遊技機に於て、 当該遊技機の前面に設けた上皿からの球を取込樋に導
く流下樋と、 該流下樋と取込樋との接続部に於てパチンコ球の通過
を許容したり阻止したりする位置に変位可能に設けた取
込部材と、 該取込部材を阻止位置から許容位置へ移動させる電気
的な取込駆動手段と、 該取込駆動手段を制御して単位球数分の球を取込む制
御装置と、 上記取込樋内に実際に取込まれる球数を計数するため
のカウントセンサとを有し、 上記制御装置は、単位球数分の球の取込みに応じた時
間を計時する計時手段と、当該計時手段による計時の間
に、上記カウントセンサで計数される実際の取込球数が
所定の取込球数に満なかったとき当該実際の取込球数分
の賞球を上記賞球排出装置から排出させる制御手段とを
含む構成とした。
(実施例) 以下、本発明を図示のスロットマシンの実施例に基づ
いて説明する。
第1図乃至第3図に於て、中空箱状の機枠1には、蝶
番4A、4Bによって開閉可能に前面枠3が取付けてある。
前面枠3は施錠装置5を構成する受金具5Aとフック片
5Bとを係合させることにより施錠され、錠5Cによりフッ
ク片5Bを上下方向にスライドさせることにより開錠され
る。
前面枠3には、その裏面から、ゲーム装置10のケース
10Aが取付けてある。ケース10A内には、3個の回転ドラ
ム6が回転軸7の周りを回転可能に並置され、それらの
一側は部分的に前面枠3の開口3A内に入り込んでいる。
尚、図中の符号8は制御装置を示す。
前面枠3の前面は、表示部カバー11と前面カバー12と
で覆ってあり、前面カバー12の可視窓12Bを通して上記
3個の回転ドラム6の一側を視認できるようにしてあ
る。
前面カバー12の操作パネル12Cの部分には、一定の賭
け点(単位球数の整数倍)でゲーム装置10を始動させ得
るスタートレバー13、各回転ドラム6に一個宛所属させ
たストップボタン14及びストップ表示器15、スピーカ9
が設けてある。
図中の符号16は球取込装置30にパチンコ球を供給する
ための上皿、17A、17B、17Cは賭け点のグレード、即ち
単位球数に乗算される定数(整数)を選定するためのグ
レード選択スイッチ、18A、18B、18Cはそれらが選択可
能なことを表示するグレード表示器である。
本実施例では、ゲームにかけられる最小単位球数は5
個であり、賭け得るグレードは、1単位(5球)、2単
位(10球)、3単位(15球)のいずれかである。
スタートレバー13を押すと、モータ(図示せず)が起
動し、3個の回転ドラム6が一斉に回転する。
任意のストップボタン14を押すことにより、各回転ド
ラム6毎に設けた遊技停止装置(図示せず)の1つが作
動し、対応する1つの回転ドラム6が停止する。この遊
技停止装置は、例えば、各回転ドラム6毎に設けたラチ
ェットに、停止ソレノイドにより釈放した停止爪を落ち
込ませるように構成される。
各回転ドラム6の外周面には、周方向に多種の符号
(所定の図形、記号、数字等)を連続的に付してあり、
静止した状態下では、これらの符号のうち各回転ドラム
6毎に上段、中段、下段の3個、計9個が同時に、正面
の可視窓12Bから表示される。
図中の符号19はこの計9個の表示符号の組合せ方向を
特定するため可視窓12Bに設けた方向ラインであり、上
中下3本の横方向ラインと、2本の斜方向ラインとから
成る。
可視窓12Bの隣りには、各方向ライン上の組合せを賭
の対象とするかどうかを示す賭ライン表示ランプ(賭率
表示器)20が設けてある。
図中の符号21はデジタル式の得点表示器であり、遊技
者が賭けたライン上に、回転ドラム6の予め定めた特定
の組合せ(賞態様)の1つが並んだときは、その組合せ
の重みに従って約束された得点が得点表示器21に表示さ
れ、賞球排出装置40により、上皿流出口16Aから上皿16
に対応する数の賞球が排出される。上皿16が満杯となっ
たときは、賞球排出装置40からの賞球は、オーバフロー
装置42の働きで、下皿流出口22Cから下皿22に排出され
る。
図中の符号24は返却スイッチであり、上皿16ないし球
取込装置30に最小単位球数に満たない半端球が生じた場
合にこれを遊技者に返却するときや、遊技者が遊技を中
止したい場合に上皿16内の球を下皿22に返却するとき
(精算時)等に操作する。
賞態様としては、「一般遊技」の下で2、7、10、1
4、15単位の賞球数の支払がなされる場合と、“大ボー
ナス遊技”及び“ボーナス遊技”の下で15単位の賞球数
の支払がなされる場合の2つに大別される。
一般遊技の状態から“大ボーナス遊技”に移行する組
合せは、この実施例ではダイヤの絵柄“☆”が3個揃っ
たときであり、“ボーナス遊技”に移行する組合せは、
数字の“7"が3個揃ったときである。
表示部カバー11には、この“大ボーナス遊技”の権利
獲得を表示する大ボーナス表示器25と、“ボーナス遊
技”の権利獲得を表示するボーナス表示器26とが設けて
ある。
表示器27は、遊技者の投入球数(又は単位数)と払い
出された賞球数(又は単位数)との差を数字表示する損
益表示器として、又は、その日に於る当該遊技機の大ボ
ーナス遊技に移行した権利回数を表示する権利回数表示
器として使用される。
図中の符号28は賞球の支払が所定数に達したとき点灯
される打止表示器(完了ランプ)である。
第3図に於て、前面枠3の裏面の取付基板31には、球
取込装置30及び該球取込装置への流下樋32と、該球取込
装置からの単位球数のパチンコ球を取込むための取込樋
33と、半端球が生じた場合や精算時に球取込装置30のパ
チンコ球を下皿22に戻すめの球抜樋34とが設けてある。
又、取付基板31には、球切れ検出器38を備えた上タン
ク37と賞球排出装置40とが設けてあり、上タンク37には
島設備として設けた共通の補給樋35から補給装置36によ
り球が補給され、上タンク37の球は導出シュート39より
賞球排出装置40に導かれる。
更に、取付基板31には上タンク用球抜装置44が設けて
あり、閉店時等の必要な際には上タンク37から賞球排出
装置40までの球が全て抜かれ、球抜樋45を通って下方に
導かれる。
この球抜樋45及び球取込装置30の取込樋33から導出さ
れる球は、機枠1の内部下方に設けた合流樋46内に放出
され、回収樋48に回収される。
球取込装置 第4図は、任意のN個(N≧1)のパチンコ球(ここ
では5個)の取込単位球数とすることが可能な形式(単
位可変式)の取込装置30の一具体例を示す。
この球取込装置30は、流下樋32の下流に、流下樋32内
を流下するパチンコ球の通過を阻止する「阻止位置」と
パチンコ球の通過を許容する「釈放位置」とに変換可能
な取込部材としての扇型カム50を有する。
カム50は球の流下方向と直交する軸50Aに回動可能に
支承され、その両側に枢軸51Aにより先端を枢支したレ
バー51を介して、上方に位置する取込ソレノイド52のプ
ランジャ52Aの下端と連結されている。
従って、球取込装置30が通常の非作動状態にある場合
には、カム50はプランジャ52Aの自重によって押し下げ
られ、第4図に示す阻止位置となる。
そして、取込ソレノイド52が付勢され球取込装置30が
作動状態になると、カム50が引上げられ、球の流下を許
す釈放位置になる。
通常の阻止位置(第4図)にあっては、流下樋32内の
整列された球列は、先頭の球がカム50で阻止されること
により、流下を阻止されている。
そして、パチンコ球が存在するか否かは、先頭の球を
検知する位置に設けた1つの反射型光センサ(第1セン
サ)53によって確認される。
流下樋32には、カム50で阻止された先頭の球から数え
て5個目と6個目との境界、即ち1単位目と2単位目と
の境界に、段差により減圧部32Cを設け、1単位目の球
列の高さ中心を2単位目の球列の高さ中心より低くして
ある。
このように構成すると、6個目より上流側の球の球圧
力が減圧部32Cにより軽減されるとともに、その減圧さ
れた球圧で1単位目の球列を押し下げるように作用す
る。
このため、カム50の軸50Aにかかる圧力も減少するの
でカム50が点線で示す釈放位置にスムーズに回動され、
また1個目から5個目の一連の球は連続的に円滑且つ速
やかに流下するが、6個目の以降の球は減圧部32Cに衝
突して流下方向が変更される分だけ通過に時間がかか
る。
即ち、1単位目の球列に対し6個目以後の球列が遅
れ、両者の間に若干の間隔が生れる。
よって、単位球数の整数倍の球の取込みをなす場合、
1単位毎に1回カム50を昇降動作させるとすれば、1単
位分の球(5個)が通過する毎に球の流下に切れ目がで
き、カム50が時間的に確実に阻止位置に復帰することが
できる。
例えば、カム50を釈放位置にすると、パチンコ球列は
減圧部32Cにより単位球数として区切られて流下し、そ
の1単位目から取込樋33内に取込まれる。
取込ソレノイド52を除勢し、流れの区切り目でタイミ
ング良くカム50を阻止状態に戻すことにより、1単位、
2単位又は3単位の取込ができる。
尚、流下樋32から取込樋33へかけての曲り角には、斜
切りした案内部33Bを形成して球の流下を良くしてあ
る。
実際に取込まれた球数は、取込樋33に設けた第2のセ
ンサ(カウントセンサ)54で確認される。
第1、第2のセンサ53、54の光電検知位置は、球の中
心からはずれた所に在り、球が連なって一体的に通過し
た場合でも個々の球を検知できるようになっている。
精算時等に於て、球取込装置30の球抜きを行なうとき
は、冷却スイッチ24を操作する。
これにより、球抜ソレノイド55が付勢され、スライド
板56が引かれて球抜口32Aが開放される。
球取込装置30内の球及び上皿16の球は、先頭の球から
球抜口32Aを通り球抜樋34に沿って下皿22に戻され、球
抜きが行なわれる。
若し、実際に取込まれた通過球数が、単位球数に満た
ない半端球のときは、1単位目の球列の存在区間に於い
て、ゴミによる流下不良やピアノ線による不正行為等の
何らかの事故があったとき、或いは流下樋32に1個しか
パチンコ球が存在していなかったときである。
この場合にも、所定の取込動作を経て実際に取り込
み、その実際に取り込まれた半端球と同数の賞球を、賞
球排出装置40の方から遊技者へ返却する。
このように処理すると、流下樋32内に存在しているパ
チンコ球が、所定単位球数分であるかそれ以下の半端球
であるかを区別する必要がなくなる。
このため、流下樋32内のパチンコ球のチェックは、単
にその有無を知ればよく、単位球数分の球が残存してい
るかどうかまでは監視する必要がない。
例えば、遊技に最大3単位まで賭けることができ、1
回の取込動作で3単位分の球が取込まれる場合であって
も、その3単位分の球が存在するかどうかを確認するた
めのセンサは、設ける必要がない。
本実施例では、先頭の球を第1センサ53で監視してい
るだけである。
先頭の球をセンスすることとしたのは、第1センサ53
がOFFした場合は、まさに球取込装置30内に全く球が無
い状態であり、半端球の返却処理を必要としなくなる利
点があるからである。
詳述すれば、若し、検知位置を2個目以上の球位置に
すると、球取込動作の終了直後に於て第1センサ53がOF
Fしたということだけでは、全く球無しの状態なのか半
端球が残っている状態なのかを区別できない。
従って、遊技者がいちいち返却スイッチ24を操作しな
くて済むようにするためには、半端球の返却処理とし
て、余分に1回取込動作を行なわせるか、自動的に球抜
ソレノイド55を付勢する必要があり、そうでなければ、
最低単位球数の存在確認用のセンサを余分に必要とする
が、かかる返却処理自体は不必要なことである。
球取込装置の他の具体例 (イ)第5図の球取込装置 この球取込装置30は、取込樋33の受入口33A上に横U
字状の球受部58を位置させて傾動部材57を設け、該傾動
部材57の球受部58に流下樋32の下流端口からの球を受け
渡すことによって、1個づつの取込動作を行なわせるよ
うにしたものである。
取込むべき単位球数が2個以上で1単位を構成するも
のであるときは、対応する回数だけ取込動作を行なわせ
る。
傾動部材57は軸59により傾動動作可能に支承してあ
り、通常はその球受部58の側(前側)が自重で下った
「非作動位置」にある。
横U字状の球受部58はその上壁先端から上方向に阻止
片58Aを有し、この阻止片58Aにより、非作動位置では、
流下樋32の下流端口は閉鎖されている。
取込ソレノイド52は、傾動部材57の軸59より前側に設
けた枢軸57Aと、ロッド60を介して連結されている。
この取込ソレノイド52を付勢することにより、傾動部
材57はその前側がストッパ61まで押し上げられ、球受部
58が流下樋32の下流樋口と一致する「作動位置」とな
り、球が流下樋32から1個だけ球受部58に受入れられ
る。
この球の受け入れが完了する時点では、取込ソレノイ
ド52はOFFしており、傾動部材57は該傾動部材57の球受
部58の自重及び受け入れられた球の重みで非作動位置に
復帰する。
この復帰動作時に、球受部58内に球は取込樋33に流下
し、取込まれる。
(ロ)第6図の球取込装置 この取込装置30は、任意のN個(N≧1)のパチンコ
球(ここでは5個)を取込単位球数とすることが可能な
形式(単位可変式)の他の一具体例を示す。
図中の符号64は流下樋32の下流端口に配置した取込回
転体であり、周囲に複数個(この例では単位球数に対応
する5個)の半円状の球受凹部64Aを有する。取込回転
体64は、流下樋32の流下方向と直交して横に走るパルス
モータ63の出力軸63Aに取付けてあり、その下方部分が
流下樋32内に上方向から臨んでいる。
流下樋32の球は半円状の球受凹部64Aに上部分が入り
込まない限り、取込樋33へは流下し得ないように構成し
てある。
この例では、相隣る球受凹部64A、64A間に残る凸部64
Bが球流下を阻止する位置で静止しており、1つの阻止
位置から次の阻止位置まで回転される。
この間に球受凹部64Aと凸部64Bが交互に流下樋32内を
通過し、球受凹部64Aが先頭の球を受入れて、流下樋32
の軸線方向に送り出す。
取込回転体64の回転角度位置は、パルスモータ63に入
力するパルス数により定まり、従ってパルスモータ63を
所定の角度回すことにより、所望数の球を流下樋32から
取込樋33へ流下させることができる。
この例では出力軸63Aを1回転させたとき、1単位分
の5個を取込む。
(ハ)第7図の球取込装置 この取込装置30も単位可変式の一具体例であるが、取
込回転体64の回転中心軸即ちパルスモータ63の出力軸63
Aを流下軸32の流下方向に向けている点で第6図と異な
る。
図中の符号65はパルスモータ63の取付枠としても機能
している流下阻止板であり、流下樋32の下流端口から球
半分程度の間隔を置いて下流側に位置している。取込回
転体64は、この流下樋32の下流端口に接して摺動するよ
うにしてある。
取込回転体64は、通常は第8図(イ)に示すように、
相隣る球受凹部64A、64A間に残る凸部64Bが球流下の軸
線と一致する「阻止位置」で静止しており、1つの阻止
位置から次の阻止位置まで回転される。
この間に球受凹部64Aと凸部64Bが交互に流下樋32内を
通過し、球受凹部64Aが第8図(ロ)のように球流下の
軸線と一致したとき、当該球受凹部64Aに先頭の球が受
入れられ、流下樋の軸線と直交する方向に引き落され
る。
従って、この例のように周囲に1単位分以上、実施例
では6個の球受凹部64Aを配した取込回転体64の場合、
パルスモータ63は6/360=1/60、故に60゜×5=300゜回
転した状態で1単位分の5個の球が流下樋32から取込樋
33に取込まれる。
尚、図中の符号66は回転する取込回転体64から横に飛
ばされる球を下方の取込樋33の受入口33A内に落すため
のアバレ防止用のケースである。賞球排出装置 第9図は、任意の数のパチンコ球を単位球数として賞
球排出する賞球排出装置40の一具体例を示す。
この賞球排出装置40は、導出シュート39と賞球排出樋
41とを接続する折れ曲った流下樋70と、該流下樋の球流
下を阻止する阻止位置と球流下を許す釈放位置とに変換
可能な扇型カム71と、該カム71をその扇の要位置に設け
た軸71Aを中心に復帰バネ71Bに抗して回動させ、阻止位
置から釈放位置へ切換える排出ソレノイド72とを有す。
図中の符号73は先頭の賞球位置に設けた光電式のカウ
ントセンサである。
賞球排出装置40から賞球排出樋41に釈放される賞球
は、通常は下皿22へ導かれるが、球抜の際には、賞球排
出樋41の途中に設けた切換弁74が切換えられ、球抜樋45
側に導かれる。
制御装置 第10図はマイクロコンピュータを使用した制御装置8
の構成例であり、CPU80、ROM81及び不揮発性メモリから
成るRAM82を有する。
CPU80はROM81に書込んだプログラムに従って、インプッ
トポート83より必要とされる外部データを取込んだり、
或いは又、RAM82との間でデータの授受を行なったりし
ながら演算処理し、必要に応じて処理したデータをアウ
トプットポート84又は音声用IC(音程回路)85へ出力す
る。
第11図にはメインルーチンが示してあり、“入力検出
処理”“グレード選択処理”“球取込処理”“ゲーム開
始処理”“ドラム回転処理”“ドラム停止処理”“判定
処理”“賞球排出処理”“打止処理”“処理モード更
新”の各処理が定義されている。
又、図示してないが、判定処理のサブルーチン中に於
て“一般遊技”と“特別遊技”の各処理が、又それらの
一般遊技と特別遊技の各処理中に於て“賞球数演算”の
処理が定義されている。
“グレート選択処理”“球取込処理”“ゲーム開始処
理”“ドラム回転処理”“ドラム停止処理”“判定処
理”“賞球排出処理”の各処理は、処理モード1〜処理
モード7に於て順次になされる。
“入力検出処理”から“打止処理”までのいずれかの
サブルーチンにて「更新フラグ」が“1"になると、その
処理モードの次の処理モードへの更新(処理モード更
新)を行ない、当該更新フラグを“0"にして、最初の
“入力検出処理”に戻す。
以下、第11図〜第14図に示すフローに従い、第4図の
取込装置30を例にして、その取込動作の一例を説明す
る。
最低単位球数の存在確認 プログラムがスタートすると、マイクロコンピュータ
は“入力検出処理”に入る(ステップ)。
先ず、インプットポート83へポート指定信号を与え、
球取込装置30の第1センサ53に所定時間だけパチンコ球
が静的に存在しているかどうかチェックする。
第12図のステップ1.04に於て、先ず、第1センサ53が
球を検出して立上った時点で「立上りタイマ」をセット
する(1.08)。
立上がりタイマをセットするのは、取込動作途中の流
動している球を一時的に検知したにすぎないのか、それ
とも静止状態に在る球を検知したのかの区別ができない
からである。
次に、立上りタイマの所定のタイマ時間だけ球が第1
センサ53に静止しているかどうかチェックする。
即ち、ステップ1.03に戻り、立上りタイマの使用中に
第1センサ53がONしているかどうかチェックし(1.0
9)、まだONしていれば立上りタイマが終了するのを待
つ(1.11)。
立上りタイマがタイムアップすれば、球が静的に存在
していることが確認できたことになるので、「球有フラ
グ」を“1"にする(1.11、1.12)。
若し、立上りタイマの使用中に第1センサ53がOFFに
戻ったときは(1.03、1.09)、球が流動している状態で
あったのであるから立上りタイマを解除し(1.10)、ス
テップ1.08の立上りタイマの設定をし直す。
一方、第1センサ53が球を検出しない場合は、それが
球取込装置30の作動等に基づく一時的なものであるか、
又は球が無いため生じた継続的なものであるかを判断す
るため、CPUは、球が検出されなくなった時点で「立下
りタイマ」をセットする(1.06、1.13)。
そして、このタイマ時間内に第1センサ53が球を検出
しONに切換ったときは(1.05、1.04)、一時的なものと
して立下りタイマを解除する(1.15)。
しかし、立下りタイマ時間を経過しても球が検出され
ず第1センサ53がまだOFFを続けているときは(1.05、
1.14、1.16)、球が上皿16及び球取込装置30に無い状態
であるので、「球無フラグ」を“1"にして、「球有フラ
グ」は“0"に戻す(1.17、1.18)。
このように、本発明の制御手段は、単位球数分の球の
取込に応じた時間を計時する計時手段を備えており、こ
の計時手段による計時の間、即ち、タイマ時間内に、実
施例でいう取込樋33内に実際に取り込まれてくる球をカ
ウントセンサ54で計数する。
グレート選択処理 続いて処理モード=1のグレード選択処理に入る(第
11図のステップ)。第13図のステップ3.05に於て、
CPUは「球有フラグ」及び「球無フラグ」が“1"かどう
かを見る。
球有フラグ=“1"ならば、第1センサ53が一定時間だけ
ON状態にあり、球が流動してない状態で最低1個分の球
が存在していることになる。
球有フラグ=“1"を確認したならば、賭け率のグレート
表示に入る(3.02)。
今、3単位分の球(15個)が存在し、従って第1セン
サ53がONしている場合は(3.05、3.06、3.11)、 先ず、「賭け率=3」「賭け率=2」「賭け率=1」
のいずれであるかをチェックする(3.06、3.07、3.0
8)。
ここに「賭け率=3」というのは、遊技者がグレード
選択スイッチ17A、17B、17Cを操作した結果としての賭
け率が、3単位に達したこと、具体的にはグレード選択
スイッチ17Cが1回押されたか、17Bが2回と17Aが1回
押されたか、17Aが3回押されたかのいずかの場合であ
る。
「賭け率=2」「賭け率=1」も同様に、グレード選
択スイッチ17B、17Cを操作した結果としての賭け率が、
2単位、又は1単位に達していることを意味する。
「賭け率=3」「賭け率=2」「賭け率=1」のいず
れでもない、即ち賭率が“0"ならば(3.06、3.07、3.0
8)、任意のグレード選択スイッチ17A、17B、17Cの操作
を有効とする。
しかし、既に「賭け率=3」ならば、全てのグレード
選択スイッチ17A、17B、17Cの操作を無効とする(3.0
6)。
又、「賭け率=2」ならば、グレード選択スイッチ17
Aの操作のみ有効とし、17Bと17Cの操作は無効となる
(3.06、3.07、3.11)。
そして、「賭け率=1」ならば、グレード選択スイッ
チ17Aと17Bの操作のみ有効とし、17Cの操作は無効とす
る(3.06〜3.08、3.10、3.11)。
最初は、賭け率が“0"であり、3単位が賭けられる状
態にある。
3単位、2単位、1単位のグレード表示器18C、18B、
18Aが消灯しており、これによって、グレード選択スイ
ッチ17A、17B、17Cのいずれをも操作可能なことを遊技
者に報知している。
さて、まず始めにグレード選択スイッチ17Cが押され
たとすると(3.09)、CPUは、「賭率」を+3すると共
に(3.12)、「賭率記憶」を+3とし(3.13)、上中下
3つの横方向ライン19と2つの斜方向ライン19の計5ラ
インに属する全ての賭ライン表示ランプ20を点灯させ、
それら全部が賭けの対象であることを表示させる。
又、CPU(制御装置)は、「確認用取込数I」及び
「目標取込数II」の2つのデータとして、それぞれ“1
5"を書込むと共に(3.15)、所定の単位球数分の球の取
り込みに応じた時間を計時する計時手段をして、この場
合では、3単位分の球数の取込に必要なカム50の釈放時
間を定めるための取込タイマAを設定させる(3.15)。
又、効果音Aのデータを設定し、グレード表示器18
A、18B、18Cを3つとも点灯させ(3.16)、もはや追加
的な賭け率の増加はできないことを表示して、ステップ
3.17に進む。
そして、取込フラグを“1"に、更新フラグを“1"にし
てステップ3.01にリターンする(3.17、3.18)。
一方、始めにグレード選択スイッチ17Bが押され(3.1
0)、2単位が賭けられたときは、「賭率」を+2する
と共に(3.19)、「賭率記憶」を+2として(3.20)、
上下の横方向ライン19に属す2つの賭ライン表示ランプ
20を点灯させ、上中下3つの横方向ライン19が賭けの対
象であることを表示させる。
又、CPU(制御装置)は、「確認用取込数I」及び
「目標取込数II」の2つのデータとして、それぞれ“1
0"を書込むと共に(3.21)、計時手段をして、2単位分
の球数の取込に必要なカム50の釈放時間を定めるための
取込タイマBを設定させる(3.22)。
又、効果音Bのデータを設定し、グレード表示器18A
のみを点灯状態とし(3.23)、もはや1単位しか追加的
な賭け率の増加ができないことを表示して、ステップ3.
17に進み、取込フラグを“1"に、更新フラグを“1"にし
てステップ3.01にリターンする(3.17、3.18)。“賭率
2"となったので、ステップ3.07の判断がYESとなる。
その後、遊技者が追加的にグレード選択スイッチ17A
を押して更に1単位を賭けたとすると、CPUは上記賭率
“2"に+1して“3"とする(3.24)。
グレード表示器18A、18B、18Cは3つとも消灯する。
始めにグレード選択スイッチ17Aが押され(3.11)、
1単位のみが賭けられたときは、「賭率」を+1すると
共に(3.24)、「賭率記憶」を+1として(3.25)、賭
ライン表示ランプ20のうちの中央のものを点灯させ、中
央の横方向ライン19が賭けの対象とされた賭ラインであ
ることを遊技者に報知する。
CPU(制御装置)は、「確認用取込数I」及び「目標
取込数II」の2つのデータとして、それぞれ“5"を書込
むと共に(3.26)、計時手段をして、今度は、1単位分
の球数の取込に必要なカム50の釈放時間を定めるための
取込タイマCを設定させる(3.27)。
又、グレード表示器18A、18Bのみを点灯状態とし、も
はや2単位しか追加的な賭け率の増加ができないことを
表示すると共に、効果音Cのデータを書込む(3.28)。
そして、取込フラグ及び更新フラグを“1"にしてリタ
ーンする(3.17、3.18)。
“賭率1"となったので、ステップ3.08の判断がYESと
なる。
その後、遊技者が追加的に1単位又は2単位を賭けた
とすると(3.10、3.11)、上記賭率が+1又は+2され
て“2"又は“3"に増加する(3.24、3.19)。最終的に賭
け率が3単位になるとグレード表示器18A、18B、18Cは
3つとも消灯する。
尚、このようにして定めた賭け率が有る場合には、ス
タートスイッチ(スタートレバー19)がONされるのを待
って、ゲーム開始処理(処理モード=3)にジャンプ
し、その際に賭率は“0"に戻される(3.02〜3.04)。
返却スイッチによる球抜 第12図に於るステップ1.19〜1.26は、遊技者が返却ス
イッチ24(第1図)を押した場合、球抜ソレノイド55を
作動させ、取込装置30の球抜きを行なわせるプログラム
である。
即ち、返却スイッチ24が押されたら(1.02)、「球抜
フラグ」を“1"にして球抜装置の球抜ソレノイド55を付
勢する(1.19、1.20)。
これにより流下樋32内の球は球抜樋34から下皿22へ向
けて流下する。
CPUは、球抜フラグが“1"になるとステップ1.01から
ステップ1.21に進み、球無フラグ=“1"が立つのを待つ
(1.21)。
球無フラグ=“1"が立てば(1.22)、第1センサ53の
直下を球列の最後の球が通過したばかりであるから、こ
の最後の球までを完全に球抜するため、「球抜タイマ」
を設定する(1.23)。
そして、球抜タイマ時間が経過し最後の球の球抜が終
了するのを待って(1.01、1.21、1.24)、球無球フラグ
及び球抜フラグを“0"に戻し、球抜装置をOFFにして球
抜装置の作動を停止させる(1.25、1.26)。
かくして、返却スイッチ24が有効となり球抜が行ない
得る。
球取込処理 賭け率が確定し取込フラグ“1"が立つと(3.17)、続
いて球取込処理に入る(第11図のステップ)。
(イ)通常の取込動作 第14図のステップ5.01に於て、取込フラグが“1"であ
ると判断されたら、CPUは取込ソレノイド52をONし(5.0
4)、カム50を釈放位置へ移動させ、取込装置を作動さ
せる。
パチンコ球は、カム50から釈放されて取込樋33内に流
下する。
流下樋32内を流下する球がカウントセンサ54で検知さ
れ、同カウントセンサ54が1回立上ったら、ステップ3.
14、3.21、3.26で設定された「取込数I」から−1する
(5.06)。
ステップ5.01、5.03〜5.07を繰返し、その都度、取込
数Iから−1する。
「取込数I」=0となったら(5.07)、取込ソレノイ
ド52をOFFに戻すと共に効果音を発生させる(5.08、5.0
9)。
これで、グレード選択処理で設定された取込数(賭け
率)“15"“10"“5"のいずれかに応じた所定個数の取込
動作が1回終了したことになる。
グレード表示器18A、18B、18Cを一旦消灯させ(5.1
0)、取込フラグを“0"に戻してリターンする(5.1
1)。
プログラムのステップは再びステップ5.01に戻って来
る。
取込フラグは“0"に戻されているので、ここでの判断
はNOとなり、ステップ5.02で処理モードが“1"に戻さ
れ、再びグレード選択処理に入る。
従って、その追加的な賭率の増加が可能であり、上記
と同様にして、その賭率に応じた球数の取込動作が行な
われる。
但し、記憶された賭率は元のままであるので、これ以
後のグレード選択により賭け得る単位数は、その選択の
幅が狭められ、加算累積された値が3単位となるまでで
ある事は、上述の通りである。
若し、追加的な賭率の増加を行なわずに、スタートレ
バー13を押したときは、処理モード=3のゲーム開始処
理と同時に記憶した賭率も“0"に戻される(3.04)。
(ロ)取込球数が不足の場合 取込動作中、ゴミや不正行為等何らかの異常に基づい
て、カウントセンサ54による所定数の球通過の確認がで
きないとき、即ちステップ5.07に於る判断がYESとなら
ないときは、第13図のグレード選択処理のステップ3.1
5、3.22、3.27にて計時手段に設定した球の取込みに応
じた時間即ち、「取込タイマ」がタイムアップする(5.
03)。
CPU(制御装置)は、直ちに取込ソレノイド52をOFFす
ると共に(5.12)、遊技者に対して異常状態を知らせる
報知手段としてのスピーカ9を介して警報を1秒間だけ
鳴らして(5.13)、異常状態の発生を知らせる。
そして、実際に取込んだ球数、即ち「目標取込み数I
I」から「ステップ5.06で実際の取込球数分だけ減算さ
れた残りの確認用取込数I」を引いた値を、「賞球排出
数」として書込む(5.15)。
例えば、「目標取込数II」=5であった場合に、実際
に取込まれたのが3個であったとすると、その時の確認
用取個数Iは“2"となっているので、5−2=3を「賞
球排出数」として書込む。
次いで、賞球排出装置40の排出ソレノイド72をONし
(5.16)、排出カウントセンサ73がONする度に、この
「賞球排出数」から−1して行く(5.17、5.18)。
実際に取込んだ球数と同数の賞球が排出されて賞球排
出数=“0"となったら(5.19)、排出ソレノイド72をOF
Fに戻し、グレード表示器18A〜18CもOFFに戻す(5.20、
5.21)。
そして、取込フラグを“0"に戻し(5.22)、排出カウ
ントセンサ73が1回のONするのを待って、処理モード
“1"に戻る(5.23)。
これで、実際に取込んだのと同数の賞球が賞球排出装
置40から遊技者に返却できたことになる。
尚、排出カウントセンサが1回ONするのを待つのは、
排出カウントセンサ73のセンス位置との関係で、次回の
排出動作の賞球個数を正確に行なうためである。
上記の実施例では、返却スイッチによる球抜処理を、
入力検出処理のフロー内で行なっているが(第12図のス
テップ1.19〜1.26参照)、第13図のグレード選択処理の
中で行なうこともできる。
例えば、第13図のステップ3.05の判断がNOである場合
に、球抜フラグが“1"であるかどうか(第12図のステッ
プ1.01の対応)及び返却スイッチ24が押されたかどうか
を判断し(第12図のステップ1.02に対応)、第12図のス
テップ1.19〜1.26と同様に処理すればよい。
このように、返却スイッチによる球抜処理をグレード
選択処理の中で行なうことができるのは、取込まれた球
数が不足する場合に、その半端球そのものを遊技者に返
却するのではなく、これを完全に取込んで回収してしま
い、代りに賞球排出装置40の方から、既に取込んだ球数
と同数のパチンコ球を賞球として排出し、等価的に取込
球数を遊技者に返却しているからである。
何らかの異常状態に原因して半端球が発生したとして
も、その原因の如何を問わず画一的にこれを取込んでし
まえばよく、その原因の如何に応じて処理を変更させる
必要がない。
例えば、遊技者が所定の単位球数より少ない数で遊技
を行なおうとして、取込まれるべき球列が流下開始した
と同時に返却スイッチ24を操作したとしても、カウント
センサ54で半端球であると判断され、賞球装置40より返
却されるだけであり、遊技者の利益となるような不正行
為は全く不可能である。
従って、球取込処理中に返却スイッチ24を有効として
も、何ら問題がないのである。第1センサ53は1個設け
れば足りる。
又、この実施例では、第1センサ53が第1番目の球を
検出しているため、第1センサ53がOFFした場合は、流
下樋32内に球が全く無い状態となるため、取込動作直後
において第1センサ53がOFFしたとしても、自動的な半
端球の処理を必要としない。
(発明の効果) 本発明によれば、選択されたグレードに応じた所定の
球数が実際に取込まれたか否かが、制御装置の計時手段
により設定された所定球数分の取込に必要な時間の経過
とともに遊技機自体により判定され、若し、単位球数に
満たない半端球の場合には、所定の取込動作を経て実際
にその半端球を一旦取取り込んだ後、実際に取り込まれ
た半端球と同数の賞球が、賞球排出装置から遊技者へ自
動的に速やかに返却される。
従って、従来のように、遊技者自身が半端球か否かを
判断したり、遊技者の操作による選択のやり直しなどの
半端球の処理システムに比べ、遊技者に何等の負担も掛
けず、本来の遊技に集中してもらうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は遊技機の外観図、 第2図は縦断面図、 第3図は全面枠を開いた状態の斜視図、 第4図は球取込装置の一実施例を示す図、 第5図、第6図は及び第7図はそれぞれ他の取込装置の
具体例を示す図、 第8図(イ)(ロ)は第7図の取込装置の動作の説明に
供する図、 第9図は賞球排出装置を例示した斜視図、 第10図は制御装置としてのコンピュータシステムのブロ
ック図、 第11図はそのメインプロクグラムを例示した図、 第12図、第13図、第14図は球取込装置に制御例を示す流
れ図である。 9……スピーカ(報知手段) 13……スタートスイッチ、14……ストップスイッチ 17……グレード選択スイッチ、18……グレード表示器 30……球取込装置、32……流下樋 32A……球抜口、33……取込樋 40……賞球排出装置、41……球排出樋 51……レバー、52……取込ソレノイド 53……第1センサ、54……カウントセンサ 72……排出ソレノイド、73……排出カウントセンサ 80……CPU、81……ROM 82……RAM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定球数のパチンコ球を一単位としてゲー
    ムにかけ、ゲーム結果に基づき予め定められた球数のパ
    チンコ球を賞球排出装置により支払う遊技機に於て、 当該遊技機の前面に設けた上皿からの球を取込樋に導く
    流下樋と、 該流下樋と取込樋との接続部に於てパチンコ球の通過を
    許容したり阻止したりする位置に変位可能に設けた取込
    部材と、 該取込部材を阻止位置から許容位置へ移動させる電気的
    な取込駆動手段と、 該取込駆動手段を制御して単位球数分の球を取込む制御
    装置と、 上記取込樋内に実際に取込まれる球数を計数するための
    カウントセンサとを有し、 上記制御装置は、単位球数分の球の取込みに応じた時間
    を計時する計時手段と、当該計時手段による計時の間
    に、上記カウントセンサで計数される実際の取込球数が
    所定の取込球数に満なかったとき当該実際の取込球数分
    の賞球を上記賞球排出装置から排出させる制御手段とを
    含むことを特徴とするパチンコ球を用いた遊技機。
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