JPH08109191A - ビタミンd3同族体合成中間体 - Google Patents

ビタミンd3同族体合成中間体

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JPH08109191A
JPH08109191A JP7273686A JP27368695A JPH08109191A JP H08109191 A JPH08109191 A JP H08109191A JP 7273686 A JP7273686 A JP 7273686A JP 27368695 A JP27368695 A JP 27368695A JP H08109191 A JPH08109191 A JP H08109191A
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JP7273686A
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Thomas I Doran
トーマス・アイ・ドラン
John A Mclane
ジヨン・アーサー・マクレイン
Masami Okabe
マサミ・オカベ
Michelangelo Scalone
ミケランジエロ・スカロネ
Milan R Uskokovic
ミラン・ラドジエ・ウスココビク
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F Hoffmann La Roche AG
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    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/59Compounds containing 9, 10- seco- cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/02Nutrients, e.g. vitamins, minerals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高増殖性皮膚疾患及び脂腺疾患の処置に有用
な式 【化1】 [式中、R1及びR2は水素又はアシルであり、但しR1
又はR2の一方のみが水素である]の化合物の合成に際
して使用しうる新規中間体を提供する。 【解決手段】 式 【化2】 [式中、R4、R5及びR6は独立してC1−C6アルキル
又はフェニルであり、特にR4及びR5はメチルであり、
6はテキシルである]の化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は式
【0002】
【化6】
【0003】[式中、R1及びR2は水素又はアシルであ
り、但しR1又はR2の一方のみが水素である]の化合物
に関する。
【0004】本発明はさらに治療的活性薬として利用す
るための上記の化合物、及び乾癬(psoriasis)などの
高増殖性皮膚疾患(hyperproliferative skin disease
s)の処置、及び座瘡(acne)及び脂漏性湿疹(seborrh
eic)などの脂腺疾患(sebaceous gland diseases)の
処置のための薬剤の製造における該化合物の使用に関す
る。本発明は有効量の式Iの化合物を含む組成物、及び
さらに式Iの化合物の製造法ならびに下記に定義する式
IV、VI、VII、VIII及びXIIIの中間体に
も関する。
【0005】本明細書で用いられる“アシル”という用
語は式R3CO−の基を示し、ここでR3は低級アルキル
又はアリールであり、それは非置換であるか又は低級ア
ルキル、アリール、アルコキシ及びアシルオキシから成
る群より選ばれる1個又はそれ以上の置換基により置換
されていることができる。“低級アルキル”という用語
は炭素数が1−4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
及びブチルを示す。“アリール”という用語は芳香族炭
化水素から誘導された基を示す。上記の化合物はヒトの
ケラチノサイトの分化を刺激し、増殖を低下させる。従
ってそれらは乾癬、基底細胞癌、角化の異常及び角化症
などの高増殖性皮膚疾患の処置における薬剤として有用
である。それらは又、座瘡又は脂漏性湿疹などの脂腺疾
患の処置のための薬剤としても有用である。
【0006】式Iの化合物においてR1がアシル、好ま
しくはR3COであり、R3が低級アルキル又はアリール
であり、R2が水素又はアセチルであることが好まし
い。本発明の式Iの好ましい化合物には(3β,5Z,
7E)−9,10−セココレスタ−5,7,10(1
9),16−テトラエン−23−イン−3,25−ジオ
ール ジアセテート及び(3β,5Z,7E)−9,1
0−セココレスタ−5,7,10(19),16−テト
ラエン−23−イン−3,25−ジオール 3−(4−
フェニル)ベンゾエートが含まれる。
【0007】式Iの化合物は下文に記載する反応式I−
IVにて製造することができる。
【0008】
【化7】
【0009】式中、R4、R5及びR6は独立してC1−C
6アルキル又はフェニルである。
【0010】反応式Iにおいて、既知化合物である式I
Iの化合物を、メチレンクロリドなどの非プロトン性有
機溶媒中、イミダゾールなどの塩基の存在下で例えばク
ロロジメチルテキシルシランなどのトリアルキルシリル
クロリドと反応させることにより式IIIの化合物に変
換する。式IIIの化合物はトルエンなどの非プロトン
性有機溶媒中でエチレントリフェニルホスホランと反応
させ、式IVの対応する化合物を与える。
【0011】
【化8】
【0012】式中、R7、R8及びR9は独立してC1−C
6アルキル又はフェニルである。
【0013】反応式IIにおいて、既知化合物である3
−ヒドロキシ−3−メチルブチンを、例えばN,N−ジ
メチルホルムアミド及びイミダゾールの混合物中でte
rt.ブチルジメチルシリルクロリドと反応させること
により式Vの化合物に変換する。化合物Vは無水THF
中のN−ブチルリチウム及びN,N−ジメチルホルムア
ドとの反応により対応する化合物VIに変換する。
【0014】
【化9】
【0015】式中、R4、R5、R6、R78、R9は独立
してC1−C6アルキル又はフェニルであり、XはC
(S)R10であり、R10はイミダゾール−1−イル、−
NHPh、−OPh、−N(CH32又は−SCH3
ある。
【0016】反応式IIIにおいて、化合物IVをヘキ
サンなどの非プロトン性有機溶媒中、ジメチルアルミニ
ウムクロリドなどのルイス酸の存在下で化合物VIと反
応させることにより対応する化合物VIIに変換する。
化合物VIIはTHFなどの非プロトン性溶媒中、水素
化ナトリウムなどの塩基の存在下で例えば1,1’−チ
オカルボニルジイミダゾール、フェニル クロロチオノ
ホルメート、ジメチルチオカルバモイルクロリド、二硫
化炭素又は好ましくはフェニル イソチオシアナートと
反応させることにより化合物VIIIに変換する。化合
物VIIIはヘキサンなどの非プロトン性有機溶媒中、
2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)な
どのラジカル開始剤の存在下で例えばトリブチル錫ハイ
ドライドと反応させることにより対応する化合物IXに
変換する。化合物IXはTHF中でテトラブチルアンモ
ニウムフルオリドなどのフッ素化物塩と反応させ、化合
物Xを得る。
【0017】
【化10】
【0018】式中、R1及びR2は独立して水素又はアシ
ルである。
【0019】式Iの化合物は、式Xの化合物をアシル化
して式XIの化合物を得、それをその後光分解及び熱的
異性化することにより得ることができる。この光分解
は、約290−320nm光を遮蔽するためのフィルタ
ーとして4−ジメチルアミノ安息香酸エチルなどの4−
ジアルキルアミノベンゾエートの存在下で中圧水銀ラン
プを用いて行うのが好ましい。別の場合式Iの化合物
は、化合物Xを上記の光分解及び熱的異性化して化合物
XIIを得、それをメチレンクロリドなどの非プロトン
性溶媒中、例えばトリエチルアミンなどの塩基の存在下
で例えば4−フェニルベンゾイルクロリド又は無水酢酸
を用いてアシル化することにより得ることができる。
【0020】式Iの化合物は、乾癬、基底細胞癌、角化
の異常及び角化症などの高増殖性皮膚疾患の処置のため
に、そのような処置を必要とする温血動物に経口的に投
与することができる。さらに特定するとそれらは1日当
たり約0.1−1000μg、好ましくは1日当たり約
7−70μgの範囲の投薬量でそのような処置のために
成人に経口的に投与することができる。それらは、ヒト
の座瘡の処置のために1日当たり約0.7−700μ
g、好ましくは1日当たり7−70μgの投薬量で経口
的に投与することができる。
【0021】式Iの化合物は乾癬、基底細胞癌、角化の
異常及び角化症などの高増殖性皮膚疾患の処置のため
に、又は座瘡又は脂漏性湿疹などの脂腺疾患の処置のた
めに、そのような処置を必要とする温血動物に局所的に
投与することができる。さらに特定するとそれらは、1
日に局所用調剤1グラム当たり約1−約1000μgの
範囲の投薬量で、そのような処置のために局所的に投与
することができる。
【0022】高増殖性皮膚疾患の処置のための薬剤とし
ての式Iの化合物の有用な活性は、以下のヒトケラチノ
サイト抗増殖検定(antiprokiferatio
nassy)により示すことができる:標準的方法を用
いて新生児包皮上皮ケラチノサイトから細胞培養を得
た。細胞を6−ウェルクラスタープレート上で25.0
00細胞/ウェルにて平板培養した。24時間後細胞
に、試験化合物又はビヒクルを含み、1.5mMのCa
Cl2に補足したケラチノサイト成長培地を供給する。
エタノール中の試験化合物の溶液を調製した。化合物は
4種類の濃度で3重のウェルで調べた。標準のウェルは
ビヒクルのみを0.1%エタノールなどの最高濃度で補
足した。実験の最後に細胞を、ケラチノサイトの正しい
寸法に関して周期的にキャリブレーションした電子粒子
計数計(electronic particle c
ounter)で計数した。用いた希釈係数に従って細
胞数を算出し、結果を標準培養で得た細胞数からのパー
セント阻害として示す。(3β,5Z,7E)−9,1
0−セココレスタ−5,7,10(19),16−テト
ラエン−23−イン−3,25−ジオール ジアセテー
トに関するED50(細胞の50%の増殖を阻害する有効
投薬量)は0.3μMであった。
【0023】1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェ
ロールは、Journal ofInvestigat
ive Dermatology 92,(1989)
475に、雄のSyrianハムスターの耳の脂腺の大
きさを減少させる薬剤として開示されている。座瘡又は
脂漏性湿疹などの脂腺疾患の処置のための薬剤としての
式Iの化合物の有用な活性は、化合物の経口投与後のハ
ムスターの耳の脂腺へのその効果を評価することにより
示すことができる。200μlの本発明の化合物をプロ
ピレングリコールに溶解し、雄のSyrianハムスタ
ーに毎日(週に5日)投与した。4週間後に動物を犠牲
にし、耳を組織学的評価のために加工した。脂腺の面積
を、画像分析により組織学的に調製した耳の断面上で測
定した。この研究により得られたデータを下記表に示
す:
【0024】
【表1】
【0025】上記のデータは、本発明の化合物が座瘡又
は脂漏性湿疹などの脂腺疾患の処置における薬剤として
有用であることを示す。
【0026】式Iの化合物を含む経口投薬形態は、製薬
学的に許容し得る担体材料と共にカプセル、錠剤などに
挿入することができる。そのような担体材料の例は、ト
ラガカントゴム、アラビアゴム、トウモロコシ澱粉又は
ゼラチンなどのなどの結合剤、リン酸二カルシウムなど
の賦形剤、トウモロコシ澱粉、ポテト澱粉、アルギン酸
などの崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑
剤、スクロース、ラクトース又はサッカリンなどの甘味
料、ペパーミント、冬緑油又はさくらの油などの風味料
である。種々の他の材料が剤皮として、又は投薬単位の
物理的形態を他に修正するために存在することができ
る。例えば錠剤はシェラック、糖又は両方で被覆するこ
とができる。シロップ又はエリキサーは活性化合物、甘
味料としてのスクロース、防腐剤としてのメチル及びプ
ロピルパラベン、染料、及びさくら又はオレンジ風味と
しての風味料を含むことができる。
【0027】式Iの化合物を含む局所的投薬形態には、
油脂性、吸収可能、水溶性及び乳液型の基剤、例えば石
油、ラノリン及びポリエチレングリコールを有する調剤
を含む軟膏及びクリームが含まれる。ローションは液体
調剤であり、簡単な溶液から微粉砕物質を含む水性又は
水性アルコール性調剤まで変化する。ローションは活性
成分を水、アルコール又はグリセリンからできているビ
ヒクルに挿入する懸濁剤又は分散剤、例えばエチルセル
ロース及びメチルセルロースなどのセルロース誘導体、
ゼラチン又はゴムを含むことができる。ゲルは担体ビヒ
クル中の活性成分の溶液又は懸濁液をゲル化することに
より得た半−固体調剤である。含水又は無水であること
ができるビヒクルは、例えばカルボキシポリメチレンを
用いてゲル化し、水酸化ナトリウム及びアミン、例えば
ポリエチレンココアミンなどのアルカリを用いて中和
し、適したゲル稠度とする。本明細書で用いられる“局
所的”という用語は、適した製薬学的担体に挿入され、
局所的作用を及ぼすために炎症の部位に適用される活性
成分の利用を示す。従って局所用組成物は、化合物を皮
膚と直接接触させることにより外部から適用する製薬学
的形態を含む。局所的投薬形態にはゲル、クリーム、ロ
ーション、軟膏、粉末、エアロゾル及び式Iの化合物を
既知の製薬学的局所用担体材料と混合することにより得
た皮膚に投薬するための他の従来の形態が含まれる。皮
膚への適用の他に本発明の局所用組成物は、粘膜が局所
的投薬を受けることができる場合にそのような膜の炎症
の処置においても用いることができる。例えば局所用組
成物を口又は大腸下部(lower colon)の粘
性裏層(mucous lining)に適用すること
ができる。
【0028】以下の実施例は本発明をさらに例示するも
のである。
【0029】
【実施例】実施例1 500mlのジクロロメタン中の149.9gの(3
β)−3−ヒドロキシアンドロスタ−5,7−ジエン−
17−オン及び56.9gのイミダゾールの混合物を3
℃に冷却した後、温度を6℃以下に保ちながら144m
lのジメチルテキシルシリルクロリドを滴下した。室温
で終夜撹拌した後、混合物を水で洗浄し、水層をジクロ
ロメタンで抽出した。有機層をNaHCO3飽和水溶液
で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた固体を14ml
のトリエチルアミンを含む700mlのメタノールに懸
濁し、懸濁液を20分間還流した。冷却後、沈澱を濾過
し、メタノール/H2O(9:1)で洗浄し、乾燥し、
185.1gの(3β)−3−[[(1,1,2−トリ
メチルプロピル)ジメチルシリル]オキシ]アンドロス
タ−5,7−ジエン−17−オン、融点119−125
℃を得た。
【0030】実施例2 240.2gの(エチル)トリフェニルホスホニウムブ
ロミド、72.5gのカリウムt−ブトキシド、及び1
lのトルエンの混合物を1時間撹拌した。温度は25℃
以下に保った。終夜撹拌した後、24.5mlの酢酸で
反応をクエンチした。撹拌後、固体を濾過により除去
し、トルエンで洗浄した。濾液及び洗浄液を濃縮し、2
00mlのメタノールを加え、混合物を再度濃縮した。
残留物を650mlのメタノール、65mlの水及び6
50mlのヘキサンの混合物に溶解した。メタノール/
水の層を325mlのヘキサンで抽出した。合わせたヘ
キサン層を濃縮した。その後200mlのメタノールを
加え、混合物を再度濃縮した。得られた固体を8mlの
トリエチルアミンを含む800mlのメタノールに懸濁
し、懸濁液を還流した。終夜冷却した後、沈澱を濾過
し、メタノールで洗浄し、乾燥して178.1gの(3
β,17Z)−(1,1,2−トリメチルプロピル)
(プレグナ−5,7,17(20)−トリエン−3−イ
ルオキシ)ジメチルシラン、融点94−97℃、[α]
D−62.8o(c0.94、エタノール)を得た。
【0031】実施例3 a)−70℃の200mlのTHF中の50.0gの
(1,1−ジメチルエチル)[(1,1−ジメチル−2
−プロピル)オキシ]ジメチルシランの溶液に、−55
℃以下の温度を保ちながらヘキサン中2.5Mのブチル
リチウムを112ml滴下した。混合物を撹拌し、その
後50mlのDMFを滴下した。その後32mlの酢酸
を加えることにより反応をクエンチした。混合物を−2
0℃に温めた後、200mlのヘキサン及び200ml
の水を加えた。水層をヘキサンで抽出した。合わせた有
機層をNH4Cl飽和水溶液、及びその後ブラインで洗
浄した。乾燥後、溶液を濃縮乾固した。残留物を蒸留し
て48.8gの4−[[(1,1−ジメチルエチル)−
ジメチルシリル]オキシ]−4−メチル−2−ペンチナ
ール:沸点50℃(0.5mmHg)を得た。
【0032】b)57.65gの((3β,17Z)−
(1,1,2−トリメチルプロピル)(プレグナ−5,
7,17(20)−トリエン−3−イルオキシ)ジメチ
ルシラン、34.11gの実施例3a)の生成物、及び
800mlのヘキサンの混合物を約−40℃に冷却し
た。その後ヘキサン中の1Mのジメチルアルミニウムク
ロリドを185ml滴下した。−40℃で撹拌した後、
2塩基性リン酸ナトリウムの5%水溶液(w/v)を4
00ml滴下し、混合物を5℃に温めた。その後0−5
℃にて300mlの3N HCl、その後40gのキー
ゼルグールを滴下した。固体を濾過し、ヘキサンで洗浄
した。水層をヘキサンで抽出した。合わせたヘキサン溶
液を水、NaHCO3の10%水溶液、及びブラインで
続けて洗浄した。ヘキサン層を乾燥し、濃縮して90g
の粗(3β)−25−[[(1,1−ジメチルエチル)
ジメチルシリル]オキシ]−3−[[ジメチル(1,
1,2−トリメチルプロピル)シリル]オキシ]コレス
タ−5,7,16−トリエン−23−イン−22−オー
ル(C−22におけるエピマーの5:1混合物)を得、
それを次の段階に用いた。
【0033】実施例4 水素化ナトリウム(60%分散液、6.55g)を20
0mlのTHF中に懸濁し、その後5℃にて446mg
のイミダゾールを加えた。この懸濁液に700mlのT
HF中の93gの粗(3β)−25−[[(1,1−ジ
メチルエチル)ジメチルシリル]オキシ]−3−[[ジ
メチル(1,1,2−トリメチルプロピル)シリル]オ
キシ]コレスタ−5,7,16−トリエン−23−イン
−22−オールの溶液を8−10℃にて滴下した。得ら
れた懸濁液を撹拌し、その後THF中の17.3mlの
フェニルイソチオシアナートの溶液を加え、混合物を1
0℃で撹拌した。500mlのNaHCO310%水溶
液、及びその後70gのキーゼルグールを滴下すること
により反応をクエンチした。撹拌後、固体を濾過し、酢
酸エチルで洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出した。合
わせた有機層をNaHCO3の10%水溶液、及びブラ
インで続けて洗浄し、乾燥し、濃縮乾固した。132g
の残留物をヘキサン中3%の酢酸エチルに溶解し、それ
をシリカゲルを通して濾過することによりいくらかの不
純物を除去した。シリカゲルをヘキサン中3%の酢酸エ
チルで洗浄した。溶出液を集め、濃縮乾固し、117g
の粗フェニルカルバモチオ酸 O−[(3β)−25
[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリル]オキ
シ]−3−[[ジメチル(1,1,2−トリメチルプロ
ピル)シリル]オキシ]コレスタ−5,7,16−トリ
エン−23−イン−22−イル]エステルを得、それを
次の段階で用いた。
【0034】実施例5 50mlのヘキサン中の70.5mlのトリブチル錫ハ
イドライド及び1.08gの2,2’−アゾビス(2−
メチルプロピオニトリル)(AIBN)の混合物に80
℃にて1.5lのヘキサン中の117gの実施例4の生
成物の溶液を加えた。還流後、35mlのトリブチル錫
ハイドライド及びAIBN(1.07g)を加えた。還
流後、混合物を室温に冷却し、撹拌した。沈澱を濾過
し、濾液を濃縮した。残留物をヘキサンに溶解し、シリ
カゲルを通して濾過した。カラムをヘキサン、及びその
後ヘキサン中の20%のトルエンで溶離した。生成物を
含む留分を合わせ、濃縮して114gの粗[[(3β)
−25−[[(1,1−ジメチルエチル)ジメチルシリ
ル]オキシ]コレスタ−5,7,16−トリエン−23
−イン−3−イル]オキシ]ジメチル−(1,1,2−
トリメチルプロピル)シランを得、それを次の段階で用
いた。クロマトグラフィー精製及びその後酢酸エチル/
メタノール(1:1)から結晶化することにより分析用
試料、融点62−66℃を得た。
【0035】実施例6 500mlのTHF中の114gの実施例5の生成物の
溶液に、500mlのTHFと共に200gのテトラブ
チルアンモニウムフルオリドを加えた。撹拌後、混合物
を500mlの酢酸エチル及び500mlのアンモニウ
ムクロリド10%水溶液で希釈した。水層を酢酸エチル
で抽出した。有機層をアンモニウムクロリド10%水溶
液、水、及びブラインで洗浄した。有機層を乾燥し、濃
縮した。得られた懸濁液を撹拌し、その後冷凍庫中に終
夜保存した。固体を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥
した。生成物をメタノール中に懸濁し、混合物を還流し
た。その後水を滴下した。懸濁液を60℃にて撹拌し、
冷蔵庫に終夜保存した。沈澱を濾過し、メタノールの5
0%水溶液で洗浄し、45℃で乾燥し、25.4gの
(3β)−コレスタ−5,7,16−トリエン−23−
イン−3,25−ジオール、融点185−192℃を得
た。
【0036】実施例7 450mlのジクロロメタン中の75.3gの(3β)
−コレスタ−5,7,16−トリエン−23−イン−
3,25−ジオールの冷懸濁液に、107mlの無水酢
酸及び160mlのトリエチルアミンを加えた。懸濁液
を2℃に冷却した後、4.6gの4−シメチルアミノピ
リジンを加えた。冷却浴を除去し、混合物を室温で終夜
撹拌した。再度氷−水浴で冷却した後、30.7mlの
メタノールを加え、混合物を室温で撹拌した。混合物を
水で洗浄し、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせ
た有機層を1N NaClで洗浄し、水層をジクロロメ
タンで抽出した。合わせた有機層をNaHCO3飽和水
溶液で洗浄し、乾燥し、濃縮乾固した。残留物を95%
のメタノールに溶解した。種結晶を加えた後、懸濁液を
冷蔵庫に保存した。沈澱を濾過し、90%メタノールで
洗浄した。乾燥後、82.05gの(3β)−コレスタ
−5,7,16−トリエン−23−イン−3,25−ジ
オール ジアセテート、融点98−101℃を得た。
【0037】実施例8 1.7lのtert.−ブチルメチルエーテル中の1
6.4gの(3β)−コレスタ−5,7,16−トリエ
ン−23−イン−3,25−ジオール ジアセテート及
び1.64gの4−ジメチルアミノ安息香酸エチルの溶
液を−20℃にて、450Wの中圧水銀ランプを用い、
石英浸漬ウェル(quartz immersion
well)を通して光照射した。光分解の間、アーク囲
いは常に窒素の緩流でパージした。0から−20℃にて
8時間光照射した後、アーク囲い中にウランフィルター
を挿入し、その後66mgの9−アセチルアントラセン
を溶液に加えた。0から−20℃にてフィルターを通し
て1時間45分間光照射した後、溶液を終夜室温に温
め、その後3N HClで洗浄した。有機層をNaHC
3飽和水溶液で洗浄し、乾燥した。溶液を濃縮乾固し
た。残留油をシリカゲル上のクロマトグラフィーにてヘ
キサン中7%の酢酸エチルを3l用いて溶離して精製し
た。所望の留分を合わせ、濃縮して13gの透明な油を
得た。そのような実験を合計5回行い、84gの(3
β)−コレスタ−5,7,16−トリエン−23−イン
−3,25−ジオール ジアセテートから65gの粗光
反応生成物を得た。酢酸エチル中の粗光反応生成物の溶
液を4時間還流し、その後室温に冷却した。溶液を濃縮
した。残留半固体をメタノールに溶解した。溶液を室温
に冷却し、その後冷蔵庫内に終夜保存した。結晶物質を
濾過し、95%メタノールで洗浄した。結晶性固体を乾
燥し、33.0gの(3β,5Z,7E)−9,10−
セココレスタ−5,7,10(19),16−テトラエ
ン−23−イン−3,25−ジオール ジアセテート、
融点94−95℃を得た。
【0038】実施例9 18.0gの(3β)−コレスタ−5,7,16−トリ
エン−23−イン−3,25−ジオール、3.6gのジ
メチルアミノ安息香酸エチル及び1.7lのエタノール
の溶液を−20℃にて、450Wの中圧水銀ランプを用
い、石英浸漬ウェルを通して7時間光照射した。アーク
囲い中にウランフィルターを挿入し、その後180mg
の9−アセチルアントラセンを溶液に加えた。0から−
20℃にてフィルターを通して2時間光照射した後、溶
液を終夜室温に温めた。溶媒を減圧下で除去した。残留
エタノールをトルエンとの共蒸発により除去した。その
後残留物をトルエン中に懸濁した。ヘキサンで希釈した
後、懸濁液を冷蔵庫内に保存した。沈澱を濾過し、トル
エン/ヘキサン(1:1)及びその後トルエンで洗浄し
た。合わせた濾液及び洗浄液を濃縮した。得られた溶液
を90−100℃で撹拌し、その後室温に冷却した。溶
液を濃縮乾固し、シリカゲル上のクロマトグラフィーに
てCH2Cl2中5−10%のCH3CNを用いて溶離し
て精製し、8.35gの(3β,5Z,7E)−9,1
0−セココレスタ−5,7,10(19),16−テト
ラエン−23−イン−3,25−ジオールを得、それを
さらに精製することなく次の段階で用いた。
【0039】実施例10 ジクロロメタン中の8.35gの(3β,5Z,7E)
−9,10−セココレスタ−5,7,10(19),1
6−テトラエン−23−イン−3,25−ジオール、5
13mgの4−ジメチルアミノピリジン及び5.3ml
のトリエチルアミンの氷冷溶液に5.99gの(4−フ
ェニル)ベンゾイルクロリドを加えた。室温で撹拌した
後、混合物をジクロロメタンで希釈し、水で洗浄した。
水層をジクロロメタンで抽出した。合わせたジクロロメ
タン溶液をNaHCO3飽和水溶液で洗浄した。各水層
をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を乾燥
し、濃縮した。残留物をシリカゲル上のクロマトグラフ
ィーにより精製した。生成物をメタノールに溶解し、溶
液を撹拌しながら室温に冷却した。その後懸濁液を冷蔵
庫内に保った。沈澱を濾過し、95%メタノールで洗浄
した。固体を乾燥し、5.73gの(3β,5Z,7
E)−9,10−セココレスタ−5,7,10(1
9),16−テトラエン−23−イン−3,25−ジオ
ール 3−(4−フェニル)ベンゾエート、融点105
−110℃を得た。
【0040】実施例11 氷浴中で冷却した25gの3−ヒドロキシ−3−メチル
ブチン、50mlの無水DMF及び44.5gのイミダ
ゾールの撹拌混合物に50gのtert.ブチルジメチ
ルシリルクロリドを加えた。氷浴中の撹拌を続け、その
後室温で終夜撹拌した。250mgのジメチルアミノピ
リジンを加えた後、反応混合物を70℃にて加熱し、そ
の後冷水中に注いだ。その後それをエーテルで抽出し
た。有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発乾固
した。生成物を蒸留により精製し、3−(tert.ブ
チルジメチルシリル)オキシ−3−メチルブチンを得
た。アルゴン雰囲気下で−78℃に冷却した25mlの
THF中の10gの3−(tert.ブチルジメチルシ
リル)オキシ−3−メチルブチンの溶液にヘキサン中の
1.6MのN−ブチルリチウムの溶液を40ml滴下
し、その後31mlのDMFを滴下した。反応混合物を
−78℃で撹拌し、その後氷を加えることによりクエン
チし、ブライン中に注いだ。その後それをペンタンで抽
出した。ペンタン抽出物をアンモニウムクロリド飽和溶
液、水及びブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発乾固した。
生成物を蒸留により精製し、8.88gの4−(ter
t.ブチルジメチルシリル)オキシ−4−メチルペンチ
ナールを得た。
【0041】以下のガレヌス調剤は、それ自体既知の方
法で調製した。
【0042】実施例A 湿式造粒調剤:成分 mg/錠剤 (3β,5Z,7E)−9,10,セココ レスタ−5,7,10(19),16−テ トラエン−23−イン−3,25−ジオー ル[ジアセテート又は3−(4−フェニル) ベンゾエート] 0.1 0.5 5.0 5.0 無水ラクトース 106.9 106.5 102.0 118.0 微結晶セルロース 15.0 15.0 15.0 25.0 修飾澱粉 7.0 7.0 7.0 10.0 ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0 2.0 130.0 130.0 130.0 160.0実施例B カプセル調剤:成分 mg/錠剤 (3β,5Z,7E)−9,10,セココ レスタ−5,7,10(19),16−テ トラエン−23−イン−3,25−ジオー ル[ジアセテート又は3−(4−フェニル) ベンゾエート] 0.1 0.5 5.0 25.0 含水ラクトース 168.9 168.5 159.0 123.0 トウモロコシ澱粉 20.0 20.0 25.0 35.0 タルク 10.0 10.0 10.0 15.0 ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0 2.0 200.0 200.0 200.0 200.0実施例C 錠剤調剤(湿式造粒):成分 mg/錠剤 (3β,5Z,7E)−9,10,セココ レスタ−5,7,10(19),16−テ トラエン−23−イン−3,25−ジオー ル[ジアセテート又は3−(4−フェニル) ベンゾエート] 25 100 500 無水ラクトース 105 30 150 予備ゼラチン化澱粉 6 6 30 微結晶セルロース 30 30 150 ステアリン酸マグネシウム 167 167 835 実施例D カプセル調剤:成分 mg/錠剤 (3β,5Z,7E)−9,10,セココ トラエン−23−イン−3,25−ジオー ル[ジアセテート又は3−(4−フェニル) ベンゾエート] 25 100 500 予備ゼラチン化澱粉 83 8 40 修飾澱粉 4 4 20 タルク 4 4 20 ステアリン酸マグネシウム 117 117 585 本発明の主な特徴及び態様は以下のとおりである。
【0043】1. 式
【0044】
【化11】
【0045】[式中、R1及びR2は水素又はアシルであ
り、但しR1又はR2の一方のみが水素である]の化合
物。
【0046】2. R1がR3COであり、R3が低級ア
ルキル又はアリールであり、R2が水素又はアセチルで
ある上記1に記載の化合物。
【0047】3. (3β,5Z,7E)−9,10−
セココレスタ−5,7,10(19),16−テトラエ
ン−23−イン−3,25−ジオール ジアセテート及
び(3β,5Z,7E)−9,10−セココレスタ−
5,7,10(19),16−テトラエン−23−イン
−3,25−ジオール 3−(4−フェニル)ベンゾエ
ートから成る群より選ばれる上記1に記載の化合物。
【0048】4. 式
【0049】
【化12】
【0050】[式中、R4、R5及びR6は独立してC1
6アルキル又はフェニルであり、特にR4及びR5はメ
チルであり、R6はテキシルである]又は式
【0051】
【化13】
【0052】[式中、R4ないしR9は独立してC1−C6
アルキル又はフェニルであり、特にR4、R5、R7及び
8はメチルであり、R6はテキシルであり、R9はte
rt−ブチルである]又は式
【0053】
【化14】
【0054】[式中R4ないしR9は独立してC1−C6
ルキル又はフェニルであり、Xは−C(S)R10であ
り、ここでR10はイミダゾール−1−イル、−NHP
h、−OPh、−N(CH32又は−SCH3であり、
特にR4、R5、R7及びR8はメチルであり、R6はテキ
シルであり、R9はtert−ブチルであり、R10は−
NHPhであり、Phはフェニルである]又は式
【0055】
【化15】
【0056】[式中、R11及びR12は独立して−Si
(R4,R5,R6)、水素又はアシルであり、R4、R5
及びR6は独立してC1−C6アルキル又はフェニルであ
り、特にR11はジメチルテキシルシリルであり、R12
tert−ブチルジメチルシリルであるか、又はR11
びR12は水素であるか、あるいはR11及びR12はアセチ
ルである]あるいは式
【0057】
【化16】
【0058】[式中、R7、R8及びR9は独立してC1
6アルキル又はフェニルである]の化合物。
【0059】5. 治療的活性薬として、特に乾癬など
の皮膚の高増殖性疾患(hyperprolifera
tive disorder)の処置、及び座瘡及び脂
漏性湿疹などの脂腺疾患の処置に用いるための上記1、
2又は3に記載の化合物。
【0060】6. 式
【0061】
【化17】
【0062】[式中、R1及びR2は水素又はアシルであ
る]の化合物を製造するにあたり、式
【0063】
【化18】
【0064】[式中、R1及びR2は上記と同義である]
の化合物を、好ましくは約290−320nmの光を遮
蔽するためのフィルターとして4−ジアルキルアミノベ
ンゾエート、特に4−ジメチルアミノ安息香酸エチルを
用い、中圧水銀ランプで光照射することにより光分解す
ることを特徴とする前記式Iの化合物の製造方法。
【0065】7. 式
【0066】
【化19】
【0067】[式中、R4、R5、R6、R7、R8及びR9
は独立してC1−C6アルキル又はフェニルである]の化
合物を製造するにあたり、式
【0068】
【化20】
【0069】[式中、R4、R5、R6は上記と同義であ
る]の化合物を式
【0070】
【化21】
【0071】[式中、R7、R8及びR9は上記と同義で
ある]の化合物と反応させることを特徴とする前記式V
IIの化合物の製造方法。
【0072】8. 式
【0073】
【化22】
【0074】[式中、R4、R5、R6、R7、R8及びR9
は独立してC1−C6アルキル又はフェニルである]の化
合物を製造するにあたり、式
【0075】
【化23】
【0076】[式中、R4、R5、R6、R7、R8及びR9
は上記と同義である]の化合物を式
【0077】
【化24】
【0078】[式中、R4、R5、R6、R7、R8及びR9
は上記と同義であり、Xは−C(S)R10であり、R10
はイミダゾール−1−イル、−NHPh、−OPh、−
N(CH32又は−SCH3であり、pHはフェニルで
ある]の化合物に変換し、そして式VIIIの化合物を
式IXの化合物に変換することを特徴とする方法。
【0079】9. 上記1に記載の式Iの化合物の有効
量及び製薬学的に許容し得る担体を含む、特に乾癬など
の皮膚の高増殖性疾患の処置、及び座瘡及び脂漏性湿疹
などの脂腺疾患の処置のための製薬学的組成物。
【0080】10. 特に乾癬などの皮膚の高増殖性疾
患の処置、及び座瘡及び脂漏性湿疹などの脂腺疾患の処
置のための薬剤の製造における上記1、2又は3に記載
の化合物の使用。
フロントページの続き (72)発明者 ジヨン・アーサー・マクレイン アメリカ合衆国コネチカツト州06516ニユ ーヘブン・ハワードストリート24 (72)発明者 マサミ・オカベ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07110 ナトレイ・コロニアルテラス39 (72)発明者 ミケランジエロ・スカロネ スイス・シーエイチ−4127ビルスフエルデ ン・バスラーストラツセ14 (72)発明者 ミラン・ラドジエ・ウスココビク アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07043 アツパーモントクレア・ハイランドアベニ ユー253

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R4、R5及びR6は独立してC1−C6アルキル
    又はフェニルであり、特にR4及びR5はメチルであり、
    6はテキシルである]の化合物。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 [式中、R4ないしR9は独立してC1−C6アルキル又は
    フェニルであり、特にR4、R5、R7及びR8はメチルで
    あり、R6はテキシルであり、R9はtert−ブチルで
    ある]の化合物。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 [式中R4ないしR9は独立してC1−C6アルキル又はフ
    ェニルであり、Xは−C(S)R10であり、ここでR10
    はイミダゾール−1−イル、−NHPh、−OPh、−
    N(CH32又は−SCH3であり、特にR4、R5、R7
    及びR8はメチルであり、R6はテキシルであり、R9
    tert−ブチルであり、R10は−NHPhであり、P
    hはフェニルである]の化合物。
  4. 【請求項4】 【化4】 [式中、R11及びR12は独立して−Si(R4,R5,R
    6)、水素又はアシルであり、R4、R5及びR6は独立し
    てC1−C6アルキル又はフェニルであり、特にR11はジ
    メチルテキシルシリルであり、R12はtert−ブチル
    ジメチルシリルであるか、又はR11及びR12は水素であ
    るか、あるいはR11及びR12はアセチルである]の化合
    物。
  5. 【請求項5】 【化5】 [式中、R7、R8及びR9は独立してC1−C6アルキル
    又はフェニルである]の化合物。
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