JPH08107070A - 熱cvdにおける副生成物トラップ装置 - Google Patents
熱cvdにおける副生成物トラップ装置Info
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- JPH08107070A JPH08107070A JP6261871A JP26187194A JPH08107070A JP H08107070 A JPH08107070 A JP H08107070A JP 6261871 A JP6261871 A JP 6261871A JP 26187194 A JP26187194 A JP 26187194A JP H08107070 A JPH08107070 A JP H08107070A
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- outlet side
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、副生成物が効果的に除去され得ると
共に、副生成物が付着した部分の洗浄が容易に行なわれ
得るようにした、熱CVDの副生成物トラップ装置を提
供することを目的とする。 【構成】両端が開放した石英反応管と、石英反応管の両
端にフランジを介して取り付けられたと、該石英反応管
の出口側フランジから真空排気系に接続された真空排気
パイプとを含んでいる熱CVD装置において、上記出口
側フランジ4bの領域に冷却パイプ12が備えられてお
り、この冷却パイプが、熱CVDによる副生成物を取除
くためのトラップとして作用するように、熱CVDにお
ける副生成物トラップ装置10を構成する。
共に、副生成物が付着した部分の洗浄が容易に行なわれ
得るようにした、熱CVDの副生成物トラップ装置を提
供することを目的とする。 【構成】両端が開放した石英反応管と、石英反応管の両
端にフランジを介して取り付けられたと、該石英反応管
の出口側フランジから真空排気系に接続された真空排気
パイプとを含んでいる熱CVD装置において、上記出口
側フランジ4bの領域に冷却パイプ12が備えられてお
り、この冷却パイプが、熱CVDによる副生成物を取除
くためのトラップとして作用するように、熱CVDにお
ける副生成物トラップ装置10を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLD−CVD等
の熱CVDにおける副生成物トラップ装置に関するもの
である。
の熱CVDにおける副生成物トラップ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、熱CVD、例えばLD−CVD装
置は、図6に示すように、構成されている。即ち、図6
において、CVD装置1は、横向きに配設され両端が開
放した中空円筒状の石英反応管2と、該石英反応管2内
に収容される石英ボート3と、該石英反応管2の両端に
気密的に取り付けられた入口側フランジ4a,出口側フ
ランジ4bと、各フランジ4a,4bの開放端を気密的
に閉鎖するキャップ5a,5bとから構成されている。
上記石英反応管2の周囲には、加熱用のヒーター2aが
備えられている。上記石英ボート3には、複数枚の半導
体ウェハ3aが立てた状態で載置される。
置は、図6に示すように、構成されている。即ち、図6
において、CVD装置1は、横向きに配設され両端が開
放した中空円筒状の石英反応管2と、該石英反応管2内
に収容される石英ボート3と、該石英反応管2の両端に
気密的に取り付けられた入口側フランジ4a,出口側フ
ランジ4bと、各フランジ4a,4bの開放端を気密的
に閉鎖するキャップ5a,5bとから構成されている。
上記石英反応管2の周囲には、加熱用のヒーター2aが
備えられている。上記石英ボート3には、複数枚の半導
体ウェハ3aが立てた状態で載置される。
【0003】ここで、入口側フランジ4aには、それぞ
れ石英反応管2内に反応ガスを供給するための複数、図
示の場合二つの供給管6a,6bが接続されている。こ
れに対して、出口側フランジ4bには、真空排気系に接
続された真空排気管7が接続されている。
れ石英反応管2内に反応ガスを供給するための複数、図
示の場合二つの供給管6a,6bが接続されている。こ
れに対して、出口側フランジ4bには、真空排気系に接
続された真空排気管7が接続されている。
【0004】上記真空排気管7の途中には、石英反応管
2内での熱CVDにより発生した副生成物を除去するた
めのトラップ8が設けられている。このトラップ8は、
冷却水が循環される冷却管8aを備えていることによ
り、水冷トラップを構成している。
2内での熱CVDにより発生した副生成物を除去するた
めのトラップ8が設けられている。このトラップ8は、
冷却水が循環される冷却管8aを備えていることによ
り、水冷トラップを構成している。
【0005】このように構成されたCVD装置1によれ
ば、ヒーター2aにより加熱すると共に、真空排気管7
により真空排気することにより、石英反応管2内を一定
の真空度に維持しながら、供給管6a,6bより反応ガ
ス,例えばアンモニアとジクロルシランを供給する。こ
れにより、石英ボート3に載置された半導体ウェハ3a
の表面にシリコン窒化膜を形成するようになっている。
ば、ヒーター2aにより加熱すると共に、真空排気管7
により真空排気することにより、石英反応管2内を一定
の真空度に維持しながら、供給管6a,6bより反応ガ
ス,例えばアンモニアとジクロルシランを供給する。こ
れにより、石英ボート3に載置された半導体ウェハ3a
の表面にシリコン窒化膜を形成するようになっている。
【0006】その際、シリコン窒化膜の副生成物とし
て、同時に塩化アンモニウム等が比較的大量に生成され
ることになる。これらの副生成物は、真空排気管7を通
って石英反応管2内から排出される。ここで、真空排気
管7内に流れ込んだ副生成物9は、トラップ8にて冷却
管8aにより冷却されて、該冷却管8aの周囲に付着す
ることになる。かくして、副生成物が真空排気系に流れ
込むことが防止され得ることになる。
て、同時に塩化アンモニウム等が比較的大量に生成され
ることになる。これらの副生成物は、真空排気管7を通
って石英反応管2内から排出される。ここで、真空排気
管7内に流れ込んだ副生成物9は、トラップ8にて冷却
管8aにより冷却されて、該冷却管8aの周囲に付着す
ることになる。かくして、副生成物が真空排気系に流れ
込むことが防止され得ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなCVD装置1においては、実際には、副生成物9
は、トラップ8の冷却管8aにはあまり付着せず、石英
反応管2の出口付近、即ち出口側フランジ4bの真空排
気管7の接続部分周辺に付着することになる。これは、
石英反応管2の出口付近が、ヒーター2aを備えていな
いために、大気により自然冷却されることになるので、
副生成物が冷却され付着するからである。従って、トラ
ップ8は、あまり効果的とはいえない。
うなCVD装置1においては、実際には、副生成物9
は、トラップ8の冷却管8aにはあまり付着せず、石英
反応管2の出口付近、即ち出口側フランジ4bの真空排
気管7の接続部分周辺に付着することになる。これは、
石英反応管2の出口付近が、ヒーター2aを備えていな
いために、大気により自然冷却されることになるので、
副生成物が冷却され付着するからである。従って、トラ
ップ8は、あまり効果的とはいえない。
【0008】また、石英反応管2の出口付近、即ち、出
口側フランジ4bは、真空排気管7が接続されているこ
ともあり、洗浄が面倒であるという問題もあった。
口側フランジ4bは、真空排気管7が接続されているこ
ともあり、洗浄が面倒であるという問題もあった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、副生成物が効
果的に除去され得ると共に、副生成物が付着した部分の
洗浄が容易に行なわれ得るようにした、熱CVDの副生
成物トラップ装置を提供することを目的としている。
果的に除去され得ると共に、副生成物が付着した部分の
洗浄が容易に行なわれ得るようにした、熱CVDの副生
成物トラップ装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、両端が開放した石英反応管と、石英反応管の両端
にフランジを介して取り付けられたキャップと、該石英
反応管の出口側フランジから真空排気系に接続された真
空排気パイプとを含んでいる熱CVD装置において、上
記出口側フランジの領域に冷却パイプが備えられてお
り、この冷却パイプが、熱CVDによる副生成物を取除
くためのトラップとして作用することを特徴とする、熱
CVDにおける副生成物トラップ装置により、達成され
る。
れば、両端が開放した石英反応管と、石英反応管の両端
にフランジを介して取り付けられたキャップと、該石英
反応管の出口側フランジから真空排気系に接続された真
空排気パイプとを含んでいる熱CVD装置において、上
記出口側フランジの領域に冷却パイプが備えられてお
り、この冷却パイプが、熱CVDによる副生成物を取除
くためのトラップとして作用することを特徴とする、熱
CVDにおける副生成物トラップ装置により、達成され
る。
【0011】本発明によるトラップ装置は、好ましく
は、上記冷却パイプが、出口側フランジ内に配設されて
いる。
は、上記冷却パイプが、出口側フランジ内に配設されて
いる。
【0012】本発明によるトラップ装置は、好ましく
は、上記冷却パイプが、キャップを介して外部に引き出
されている。
は、上記冷却パイプが、キャップを介して外部に引き出
されている。
【0013】本発明によるトラップ装置は、好ましく
は、上記冷却パイプが、出口側フランジの側壁を介して
外部に引き出されている。
は、上記冷却パイプが、出口側フランジの側壁を介して
外部に引き出されている。
【0014】本発明によるトラップ装置は、好ましく
は、上記冷却パイプが、出口側フランジと真空排気パイ
プの間に接続された管部の周りに配設されている。
は、上記冷却パイプが、出口側フランジと真空排気パイ
プの間に接続された管部の周りに配設されている。
【0015】本発明によるトラップ装置は、好ましく
は、上記冷却パイプが、出口側フランジと真空排気パイ
プの間に接続された管部内に配設されている。
は、上記冷却パイプが、出口側フランジと真空排気パイ
プの間に接続された管部内に配設されている。
【0016】
【作用】上記構成によれば、出口側フランジの領域に備
えられた冷却パイプが、副生成物のトラップとして作用
するので、副生成物は、主としてこの冷却パイプ上に付
着することになり、副生成物が効果的に除去され得ると
共に、この冷却パイプを洗浄することによって、容易に
洗浄が行なわれ得ることになる。
えられた冷却パイプが、副生成物のトラップとして作用
するので、副生成物は、主としてこの冷却パイプ上に付
着することになり、副生成物が効果的に除去され得ると
共に、この冷却パイプを洗浄することによって、容易に
洗浄が行なわれ得ることになる。
【0017】上記冷却パイプが、出口側フランジ内に配
設されている場合には、冷却パイプと出口側フランジを
取り外すことにより、該冷却パイプ及び出口側フランジ
が容易に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に
除去され得る。
設されている場合には、冷却パイプと出口側フランジを
取り外すことにより、該冷却パイプ及び出口側フランジ
が容易に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に
除去され得る。
【0018】上記冷却パイプが、キャップを介して外部
に引き出されている場合には、冷却パイプとキャップを
取り外すことにより、該冷却パイプ及びキャップが容易
に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に除去さ
れ得ると共に、出口側フランジには真空排気管のみが接
続されているので、構造が簡単になる。
に引き出されている場合には、冷却パイプとキャップを
取り外すことにより、該冷却パイプ及びキャップが容易
に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に除去さ
れ得ると共に、出口側フランジには真空排気管のみが接
続されているので、構造が簡単になる。
【0019】上記冷却パイプが、出口側フランジの側壁
を介して外部に引き出されている場合には、該冷却パイ
プ及び出口側フランジが容易に洗浄され得ることにな
り、副生成物が実質的に除去され得ると共に、キャップ
には何も接続されていないので、構造が簡単になる。
を介して外部に引き出されている場合には、該冷却パイ
プ及び出口側フランジが容易に洗浄され得ることにな
り、副生成物が実質的に除去され得ると共に、キャップ
には何も接続されていないので、構造が簡単になる。
【0020】上記冷却パイプが、出口側フランジと真空
排気パイプの間に接続された管部の周りに配設されてい
る場合には、該管部が冷却パイプにより冷却されるの
で、副生成物は、この管部の内面に付着することにな
る。従って、該管部を取り外すことにより、その内面が
容易に洗浄され得ることになる。
排気パイプの間に接続された管部の周りに配設されてい
る場合には、該管部が冷却パイプにより冷却されるの
で、副生成物は、この管部の内面に付着することにな
る。従って、該管部を取り外すことにより、その内面が
容易に洗浄され得ることになる。
【0021】上記冷却パイプが、出口側フランジと真空
排気パイプの間に接続された管部内に配設されている場
合には、副生成物は、この管部の内面及び冷却パイプの
外面に付着することになる。従って、該管部及び冷却パ
イプを取り外すことにより、冷却パイプの外面及び管部
の内面が容易に洗浄され得ることになる。
排気パイプの間に接続された管部内に配設されている場
合には、副生成物は、この管部の内面及び冷却パイプの
外面に付着することになる。従って、該管部及び冷却パ
イプを取り外すことにより、冷却パイプの外面及び管部
の内面が容易に洗浄され得ることになる。
【0022】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明による熱CVDの
副生成物トラップ装置の一実施例を示している。図1に
おいて、トラップ装置10は、図6に示したCVD装置
の出口側フランジ4bを閉鎖するキャップ5bの代わり
に、出口側フランジ4bに取り付けられるように構成さ
れている。即ち、トラップ装置10は、ステンレス鋼製
のキャップ11に対して、該キャップ11を貫通する供
給口11aから、出口側フランジ4b内を螺旋状に循環
するように延びていて、内部に延びる、例えばテフロン
製の冷却パイプ12を備え、再び該キャップ11を貫通
する排出口11bを備えている。
明を詳細に説明する。図1は、本発明による熱CVDの
副生成物トラップ装置の一実施例を示している。図1に
おいて、トラップ装置10は、図6に示したCVD装置
の出口側フランジ4bを閉鎖するキャップ5bの代わり
に、出口側フランジ4bに取り付けられるように構成さ
れている。即ち、トラップ装置10は、ステンレス鋼製
のキャップ11に対して、該キャップ11を貫通する供
給口11aから、出口側フランジ4b内を螺旋状に循環
するように延びていて、内部に延びる、例えばテフロン
製の冷却パイプ12を備え、再び該キャップ11を貫通
する排出口11bを備えている。
【0023】この冷却パイプ12によれば、供給側12
aから矢印で示すように冷却水を供給することにより、
冷却水は、該冷却パイプ12に沿って、出口側フランジ
4b内を循環した後、再び排出側12bから、外部に排
出される。これにより、該出口側フランジ4b内が冷却
され、熱CVDにより石英反応管2内で生成された副生
成物が、該冷却パイプ12の表面に付着することにな
る。
aから矢印で示すように冷却水を供給することにより、
冷却水は、該冷却パイプ12に沿って、出口側フランジ
4b内を循環した後、再び排出側12bから、外部に排
出される。これにより、該出口側フランジ4b内が冷却
され、熱CVDにより石英反応管2内で生成された副生
成物が、該冷却パイプ12の表面に付着することにな
る。
【0024】洗浄の際には、石英反応管2から、キャッ
プ11を外すことにより、キャップ11と共に冷却パイ
プ12が取り外されるので、冷却パイプ12の表面に付
着した副生成物は、容易に洗浄され得ることになる。ま
た、冷却パイプ23はテフロン製であるので、より一層
洗浄が容易に行なわれ得るようになっている。
プ11を外すことにより、キャップ11と共に冷却パイ
プ12が取り外されるので、冷却パイプ12の表面に付
着した副生成物は、容易に洗浄され得ることになる。ま
た、冷却パイプ23はテフロン製であるので、より一層
洗浄が容易に行なわれ得るようになっている。
【0025】図2は、本発明によるトラップ装置の第二
の実施例を示している。即ち、図2において、トラップ
装置20は、図6に示したCVD装置の出口側フランジ
4bの代わりに、石英反応管2の出口側に取り付けられ
るように構成されている。即ち、トラップ装置20は、
比較的短い中空円筒状の出口側フランジ21に対して、
側方の開口部21aに、真空排気管7が接続されてい
る。また、該出口側フランジ21は、その端縁に、キャ
ップ5bが押圧されるOリングシール22を備えてい
る。
の実施例を示している。即ち、図2において、トラップ
装置20は、図6に示したCVD装置の出口側フランジ
4bの代わりに、石英反応管2の出口側に取り付けられ
るように構成されている。即ち、トラップ装置20は、
比較的短い中空円筒状の出口側フランジ21に対して、
側方の開口部21aに、真空排気管7が接続されてい
る。また、該出口側フランジ21は、その端縁に、キャ
ップ5bが押圧されるOリングシール22を備えてい
る。
【0026】さらに、上記出口側フランジ21は、真空
排気管7の根元部分にて、外部から真空排気管7内に導
入され、さらに該真空排気管7から、開口部21aを通
って出口側フランジ21内に入り、該出口側フランジ2
1内を螺旋状に循環するように延びていて、再び該開口
部21aから真空排気管7内に入り、真空排気管7の根
元部分にて、外部に延びる、例えばテフロン製の冷却パ
イプ23を備えている。
排気管7の根元部分にて、外部から真空排気管7内に導
入され、さらに該真空排気管7から、開口部21aを通
って出口側フランジ21内に入り、該出口側フランジ2
1内を螺旋状に循環するように延びていて、再び該開口
部21aから真空排気管7内に入り、真空排気管7の根
元部分にて、外部に延びる、例えばテフロン製の冷却パ
イプ23を備えている。
【0027】この冷却パイプ23によれば、供給側23
aから矢印で示すように冷却水を供給することにより、
冷却水は、該冷却パイプ23に沿って、出口側フランジ
21内を循環した後、再び排出側23bから、外部に排
出される。これにより、該出口側フランジ21内が冷却
され、熱CVDにより石英反応管2内で生成された副生
成物が、該冷却パイプ23の表面に付着することにな
る。
aから矢印で示すように冷却水を供給することにより、
冷却水は、該冷却パイプ23に沿って、出口側フランジ
21内を循環した後、再び排出側23bから、外部に排
出される。これにより、該出口側フランジ21内が冷却
され、熱CVDにより石英反応管2内で生成された副生
成物が、該冷却パイプ23の表面に付着することにな
る。
【0028】洗浄の際には、石英反応管2から、出口側
フランジ21を外すことにより、出口側フランジ21と
共に冷却パイプ23が取り外されるので、冷却パイプ2
3の表面に付着した副生成物は、容易に洗浄され得るこ
とになる。また、冷却パイプ23はテフロン製であるの
で、より一層洗浄が容易に行なわれ得るようになってい
る。また、洗浄作業は、フランジ21内に冷却パイプ2
3が備えられていることから、図1の実施例の場合に比
較して、構造が複雑な分だけ、手間がかかるが、真空排
気系への副生成物の流れ込みは、より低減され得ること
になる。
フランジ21を外すことにより、出口側フランジ21と
共に冷却パイプ23が取り外されるので、冷却パイプ2
3の表面に付着した副生成物は、容易に洗浄され得るこ
とになる。また、冷却パイプ23はテフロン製であるの
で、より一層洗浄が容易に行なわれ得るようになってい
る。また、洗浄作業は、フランジ21内に冷却パイプ2
3が備えられていることから、図1の実施例の場合に比
較して、構造が複雑な分だけ、手間がかかるが、真空排
気系への副生成物の流れ込みは、より低減され得ること
になる。
【0029】図3は、本発明によるトラップ装置の第三
の実施例を示している。即ち、図3において、トラップ
装置30は、図6に示したCVD装置の出口側フランジ
4bの領域にて、出口フランジ4bと真空排気管7との
間に挿入されるように構成されている。即ち、トラップ
装置30は、一端が、例えばクイックカップリングによ
り出口側フランジ4bの側方の開口部21aに接続さ
れ、また他端が、例えばクイックカップリングにより真
空排気管7に接続されている、例えばステンレス鋼製の
管部31と、該幹部の周囲に巻回された冷却パイプ32
とから構成されている。
の実施例を示している。即ち、図3において、トラップ
装置30は、図6に示したCVD装置の出口側フランジ
4bの領域にて、出口フランジ4bと真空排気管7との
間に挿入されるように構成されている。即ち、トラップ
装置30は、一端が、例えばクイックカップリングによ
り出口側フランジ4bの側方の開口部21aに接続さ
れ、また他端が、例えばクイックカップリングにより真
空排気管7に接続されている、例えばステンレス鋼製の
管部31と、該幹部の周囲に巻回された冷却パイプ32
とから構成されている。
【0030】この冷却パイプ32によれば、供給側32
aから矢印で示すように冷却水を供給することにより、
冷却水は、該冷却パイプ32に沿って、出口側フランジ
4bに取り付けられた管部31の周囲を循環した後、再
び排出側32bから、外部に排出される。これにより、
該管部31内が冷却され、熱CVDにより石英反応管2
内で生成された副生成物が、該管部31の表面に付着す
ることになる。
aから矢印で示すように冷却水を供給することにより、
冷却水は、該冷却パイプ32に沿って、出口側フランジ
4bに取り付けられた管部31の周囲を循環した後、再
び排出側32bから、外部に排出される。これにより、
該管部31内が冷却され、熱CVDにより石英反応管2
内で生成された副生成物が、該管部31の表面に付着す
ることになる。
【0031】洗浄の際には、出口側フランジ4b及び真
空排気管7へのクイックカップリングを外すことによ
り、管部31は冷却パイプ32と共に取り外されるの
で、管部32の内面に付着した副生成物は、容易に洗浄
され得ることになる。
空排気管7へのクイックカップリングを外すことによ
り、管部31は冷却パイプ32と共に取り外されるの
で、管部32の内面に付着した副生成物は、容易に洗浄
され得ることになる。
【0032】尚、図3の実施例においては、冷却管32
は、例えば図4に示すように、管部32内にて螺旋状に
循環するように形成された部分33を備えていてもよ
い。これにより、供給側32aから矢印で示すように冷
却水を供給することにより、冷却水は、該冷却パイプ3
2に沿って、出口側フランジ4bに取り付けられた管部
31の内部を循環した後、該管部31の外側を循環し
て、再び排出側32bから、外部に排出される。これに
より、該管部31内が冷却され、熱CVDにより石英反
応管2内で生成された副生成物が、該管部31の内面及
び管部31内の冷却パイプ部分33に付着することにな
る。かくして、この場合、冷却パイプ32による冷却効
率が高められることにより、副生成物の付着がより高い
効率で行なわれ、真空排気系への副生成物の流れ込みが
より一層低減され得ることになる。
は、例えば図4に示すように、管部32内にて螺旋状に
循環するように形成された部分33を備えていてもよ
い。これにより、供給側32aから矢印で示すように冷
却水を供給することにより、冷却水は、該冷却パイプ3
2に沿って、出口側フランジ4bに取り付けられた管部
31の内部を循環した後、該管部31の外側を循環し
て、再び排出側32bから、外部に排出される。これに
より、該管部31内が冷却され、熱CVDにより石英反
応管2内で生成された副生成物が、該管部31の内面及
び管部31内の冷却パイプ部分33に付着することにな
る。かくして、この場合、冷却パイプ32による冷却効
率が高められることにより、副生成物の付着がより高い
効率で行なわれ、真空排気系への副生成物の流れ込みが
より一層低減され得ることになる。
【0033】また、図3の実施例においては、管部31
は、その内面に、例えば図5に示すように、例えばステ
ンレス鋼製の冷却フィン34を備えていてもよい。これ
により、供給側32aから矢印で示すように冷却水を供
給することにより、冷却水は、該冷却パイプ32に沿っ
て、出口側フランジ4bに取り付けられた管部31の外
側を循環して、再び排出側32bから、外部に排出され
る。これにより、該管部31内が冷却されると共に、該
管部31内に突出した冷却フィン34を冷却される。従
って、熱CVDにより石英反応管2内で生成された副生
成物は、該管部31の内面及び管部31内の冷却フィン
34に付着することになる。かくして、この場合、冷却
パイプ32による冷却効率が高められることにより、副
生成物の付着がより高い効率で行なわれ、真空排気系へ
の副生成物の流れ込みがより一層低減され得ることにな
る。
は、その内面に、例えば図5に示すように、例えばステ
ンレス鋼製の冷却フィン34を備えていてもよい。これ
により、供給側32aから矢印で示すように冷却水を供
給することにより、冷却水は、該冷却パイプ32に沿っ
て、出口側フランジ4bに取り付けられた管部31の外
側を循環して、再び排出側32bから、外部に排出され
る。これにより、該管部31内が冷却されると共に、該
管部31内に突出した冷却フィン34を冷却される。従
って、熱CVDにより石英反応管2内で生成された副生
成物は、該管部31の内面及び管部31内の冷却フィン
34に付着することになる。かくして、この場合、冷却
パイプ32による冷却効率が高められることにより、副
生成物の付着がより高い効率で行なわれ、真空排気系へ
の副生成物の流れ込みがより一層低減され得ることにな
る。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、出
口側フランジの領域に備えられた冷却パイプが、副生成
物のトラップとして作用するので、副生成物は、主とし
てこの冷却パイプ上に付着することになり、副生成物が
効果的に除去され得ると共に、この冷却パイプを洗浄す
ることによって、容易に洗浄が行なわれ得ることにな
る。
口側フランジの領域に備えられた冷却パイプが、副生成
物のトラップとして作用するので、副生成物は、主とし
てこの冷却パイプ上に付着することになり、副生成物が
効果的に除去され得ると共に、この冷却パイプを洗浄す
ることによって、容易に洗浄が行なわれ得ることにな
る。
【0035】上記冷却パイプが、出口側フランジ内に配
設されている場合には、冷却パイプと出口側フランジを
取り外すことにより、該冷却パイプ及び出口側フランジ
が容易に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に
除去され得る。
設されている場合には、冷却パイプと出口側フランジを
取り外すことにより、該冷却パイプ及び出口側フランジ
が容易に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に
除去され得る。
【0036】上記冷却パイプが、キャップを介して外部
に引き出されている場合には、冷却パイプとキャップを
取り外すことにより、該冷却パイプ及びキャップが容易
に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に除去さ
れ得ると共に、出口側フランジには真空排気管のみが接
続されているので、構造が簡単になる。
に引き出されている場合には、冷却パイプとキャップを
取り外すことにより、該冷却パイプ及びキャップが容易
に洗浄され得ることになり、副生成物が実質的に除去さ
れ得ると共に、出口側フランジには真空排気管のみが接
続されているので、構造が簡単になる。
【0037】上記冷却パイプが、出口側フランジの側壁
を介して外部に引き出されている場合には、該冷却パイ
プ及び出口側フランジが容易に洗浄され得ることにな
り、副生成物が実質的に除去され得ると共に、キャップ
には何も接続されていないので、構造が簡単になる。
を介して外部に引き出されている場合には、該冷却パイ
プ及び出口側フランジが容易に洗浄され得ることにな
り、副生成物が実質的に除去され得ると共に、キャップ
には何も接続されていないので、構造が簡単になる。
【0038】上記冷却パイプが、出口側フランジと真空
排気パイプの間に接続された管部の周りに配設されてい
る場合には、該管部が冷却パイプにより冷却されるの
で、副生成物は、この管部の内面に付着することにな
る。従って、該管部を取り外すことにより、その内面が
容易に洗浄され得ることになる。
排気パイプの間に接続された管部の周りに配設されてい
る場合には、該管部が冷却パイプにより冷却されるの
で、副生成物は、この管部の内面に付着することにな
る。従って、該管部を取り外すことにより、その内面が
容易に洗浄され得ることになる。
【0039】上記冷却パイプが、出口側フランジと真空
排気パイプの間に接続された管部内に配設されている場
合には、副生成物は、この管部の内面及び冷却パイプの
外面に付着することになる。従って、該管部及び冷却パ
イプを取り外すことにより、冷却パイプの外面及び管部
の内面が容易に洗浄され得ることになる。
排気パイプの間に接続された管部内に配設されている場
合には、副生成物は、この管部の内面及び冷却パイプの
外面に付着することになる。従って、該管部及び冷却パ
イプを取り外すことにより、冷却パイプの外面及び管部
の内面が容易に洗浄され得ることになる。
【0040】かくして、本発明によれば、副生成物が効
果的に除去され得ると共に、副生成物が付着した部分の
洗浄が容易に行なわれ得るようにした、熱CVDの副生
成物トラップ装置が提供され得ることになる。
果的に除去され得ると共に、副生成物が付着した部分の
洗浄が容易に行なわれ得るようにした、熱CVDの副生
成物トラップ装置が提供され得ることになる。
【図1】本発明によるトラップ装置の一実施例の要部を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図2】本発明によるトラップ装置の他の実施例の要部
を示す概略正面図である。
を示す概略正面図である。
【図3】本発明によるトラップ装置のさらに他の実施例
の要部を示す概略斜視図である。
の要部を示す概略斜視図である。
【図4】図3のトラップ装置の内部の構成例を示す断面
図である。
図である。
【図5】図3のトラップ装置の内部の他の構成例を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】従来の副生成物トラップ装置を備えた熱CVD
装置の一例を示す概略断面図である。
装置の一例を示す概略断面図である。
4b 出口側フランジ 10 トラップ装置 11 キャップ 12,23,32 冷却パイプ 20 トラップ装置 21 出口側フランジ 22 Oリングシール 30 トラップ装置 31 管部 33 冷却パイプ部分 34 冷却フィン
Claims (6)
- 【請求項1】 石英反応管と、石英反応管にフランジを
介して取り付けられたキャップと、該石英反応管のフラ
ンジから真空排気系に接続された真空排気パイプとを含
んでいる熱CVD装置において、 上記フランジの領域に冷却パイプが備えられており、こ
の冷却パイプが、熱CVDによる副生成物を取除くため
のトラップとして作用することを特徴とする、熱CVD
における副生成物トラップ装置。 - 【請求項2】 上記冷却パイプが、フランジ内に配設さ
れていることを特徴とする、請求項1に記載のトラップ
装置。 - 【請求項3】 上記冷却パイプが、キャップを介して外
部に引き出されていることを特徴とする、請求項2に記
載のトラップ装置。 - 【請求項4】 上記冷却パイプが、フランジの側壁を介
して外部に引き出されていることを特徴とする、請求項
2に記載のトラップ装置。 - 【請求項5】 上記冷却パイプが、フランジと真空排気
パイプの間に接続された管部の周りに配設されているこ
とを特徴とする、請求項1に記載のトラップ装置。 - 【請求項6】 上記冷却パイプが、フランジと真空排気
パイプの間に接続された管部内に配設されていることを
特徴とする、請求項1または5に記載のトラップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261871A JPH08107070A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 熱cvdにおける副生成物トラップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261871A JPH08107070A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 熱cvdにおける副生成物トラップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08107070A true JPH08107070A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17367923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261871A Pending JPH08107070A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 熱cvdにおける副生成物トラップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08107070A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007019525A (ja) * | 2006-08-07 | 2007-01-25 | Hitachi Kokusai Electric Inc | カートリッジ |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261871A patent/JPH08107070A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007019525A (ja) * | 2006-08-07 | 2007-01-25 | Hitachi Kokusai Electric Inc | カートリッジ |
JP4502986B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2010-07-14 | 株式会社日立国際電気 | 半導体製造装置、トラップ装置、および半導体製造装置のガス排気方法 |
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