JPH08100751A - エンジン点火回路 - Google Patents

エンジン点火回路

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JPH08100751A
JPH08100751A JP25943994A JP25943994A JPH08100751A JP H08100751 A JPH08100751 A JP H08100751A JP 25943994 A JP25943994 A JP 25943994A JP 25943994 A JP25943994 A JP 25943994A JP H08100751 A JPH08100751 A JP H08100751A
Authority
JP
Japan
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circuit
power supply
ignition
voltage
overvoltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP25943994A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Mizutani
和彦 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリレス方式のエンジン点火回路におい
て、整流回路等の故障により電源用コンデンサに異常な
高電圧が印加されたとき、これを接地回路に短絡するよ
うにする。 【構成】 バッテリレス方式のエンジン点火回路におい
て、電源用コンデンサの過電圧を検出する過電圧検出回
路18を設け、この過電圧検出回路18が過電圧を検出
したとき、電源用コンデンサを接地回路に短絡する電源
遮断短絡回路22を設けたものである。電源用コンデン
サに異常高電圧が印加されると、これが自動的に接地回
路に短絡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車、船外機あ
るいは自動車に適用する、エンジン点火回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車や船外機あるいは競技用等の
特殊な自動車においては、バッテリを使用しない点火回
路を搭載したものがある。その代表的な回路を図5に基
いて説明する。1は発電機であり、図示しないエンジン
のクランクシャフトに連動して回転するマグネット2
と、その近傍に配設されスター結線されたコイル3,
4,5および1個のコイル6から概略構成される。これ
らコイル3,4,5,6には、マグネット2が回転する
とき電圧が誘起される。コイル3,4,5は、3相全波
型の整流回路7の入力端子に接続され、コイル6は後述
するCDI(キャパシタ・ディスチャージ・イグニッシ
ョン)ユニット9の検出端子に接続されている。10は
エンジンストップスイッチである。
【0003】整流回路7の出力端子は、イグニッション
スイッチ8を介してCDIユニット9の入力端子9a,
9bに接続されている。イグニッションスイッチ8の入
力側には電源用コンデンサ11が接続されており、イグ
ニッションスイッチ8の出力側には負荷12が接続され
ている。この負荷12は、各ランプおよびCDIユニッ
ト9の電源から構成される。CDIユニット9の出力端
子9c,9dにはイグニッションコイル13が接続され
ている。なお、入力端子9bと出力端子9dの回路は接
地(車体接地)されている。14はスパークプラグであ
る。
【0004】この回路は、エンジンストップスイッチ1
0は開いた状態で、イグニッションスイッチ8は閉じて
使用する。その状態で、エンジンを搭載したものが自動
二輪車であればキックペダルを踏むか押し掛けでエンジ
ンを始動させ、船外機であればスターティングハンドル
を引いてエンジンを始動させる。エンジンが始動すると
コイル3,4,5,6には電圧が誘起され、整流回路7
で全波整流されてCDIユニット9に供給される。CD
Iユニット9は電源用コンデンサ11に充電された電荷
を発振昇圧して内部のコンデンサに充電しこれをイグニ
ッションコイル13に放電してスパークプラグ14を作
動させる。ランプスイッチ等が入れられていれば、負荷
12中のランプが点灯する。
【0005】図3に示すものはCDIユニット9の従来
回路である。これを説明すると15は点火用電源回路で
あり、発振により昇圧し、その出力電圧を点火回路16
に供給するものである。点火回路16の詳細は後述す
る。入力端子9aには演算用電源回路17と過電圧検出
回路18の入力側が接続され、演算用電源回路17の出
力側は過電圧検出回路18に、また過電圧検出回路18
の出力側は点火用電源回路15と点火回路16に接続さ
れている。過電圧検出回路18は、入力端子9aに入力
された電圧から点火のタイミングを演算し、その結果の
信号を点火用電源回路15と点火回路16に供給する。
【0006】図4は点火回路16の具体的な回路であ
る。ダイオード19とコンデンサ20が直列に接続され
ており、その接続点にサイリスタ21が接続されてい
る。サイリスタ21のゲートは過電圧検出回路18の出
力側に接続される。この接続により、サイリスタ21が
オフのときダイオード19からコンデンサ20に電流が
流れてこれを充電する。所定のタイミングでサイリスタ
21がオンになると、コンデンサ20に蓄積された電荷
が一瞬に放電し、イグニッションコイル13(図5参
照)の二次側に高電圧を誘起する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にCDIユニット
が作用するとき、電源用コンデンサ11を充電する整流
回路7のダイオード等が故障すると充電電圧が異常に上
昇し、負荷12の各種ランプを断線させたり、電源を共
通にするCDIユニット9に故障を起こすことになる虞
がある。この場合、過電圧検出回路18が過電圧を監視
し、検出したときには点火回路16を機能停止させ、エ
ンジンを停止させることになる。
【0008】このように、異常時には過電圧保護機能が
作用するようにしてエンジンを停止させるようにしたも
のでも、エンジンが完全に停止する(クランクシャフト
が静止する)までの数秒間は発電機1は発電を継続して
おり、エンジン停止のためにエンジンストップスイッチ
12を閉じても、イグニッションスイッチ8をオフにし
ない限りその過電圧による故障を生ずることも考えられ
る。このため、故障が考えられる部品には、十分な耐電
圧を有するものを使用して対処していた。
【0009】バッテリ充電回路の出力電圧が設定値を超
えたときに内燃機関を停止させるために燃料の供給を制
御し、あるいは点火回路を制御する技術が実開昭63−
154号公報に記載されている。この考案のものは、あ
くまでバッテリを搭載したものに対してなされているも
のであり、バッテリを搭載しない、いわゆるバッテリレ
ス方式を採用する本発明にそのまま適用することはでき
ない。
【0010】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、一部の回路を追加するのきの手段によって、過電圧
から負荷を効果的に保護することができるエンジン点火
回路を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、発電機、整流
回路、電源用コンデンサ、イグニッションスイッチなら
びにイグニッションコイルを備えたバッテリレス方式の
エンジン点火回路において、前記電源用コンデンサの過
電圧を検出する過電圧検出回路を設け、該過電圧検出回
路が過電圧を検出したとき、電源用コンデンサを接地回
路に短絡する電源遮断短絡回路を設けたことを特徴とす
るエンジン点火回路である。
【0012】
【作用】このような構成とすれば、電源用コンデンサの
過電圧を検出する過電圧検出回路が過電圧を検出したと
きには、その電圧を瞬時に接地回路に短絡することにな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基いて説明
する。入力端子9aと点火用電源回路15の間には、電
源用コンデンサ11の過電圧を遮断して接地回路に短絡
する電源遮断短絡回路22が接続されている。この電源
遮断短絡回路22は、過電圧検出回路としての過電圧検
出回路18から過電圧信号が入力されたとき、以降の回
路を遮断すると共に、電源用コンデンサを接地回路に短
絡する機能を有する。
【0014】図2はその一例を示すものである。23は
リレーであり、コイル24と、このコイル24が励磁さ
れたときに開く常閉接点25および逆に閉じる常開接点
26とからなるものである。常閉接点25は端子22
a,22bの間に接続されており、常開接点26は端子
22aと接地端子22cの間に接続されている。
【0015】22dは信号端子であり、図1における過
電圧検出回路18に接続されるものである。この信号端
子22dと接地端子22cとの間には、リレー23のコ
イル24と、保持回路27の直列接続されたコンデンサ
28と抵抗器29とが接続されている。保持回路27
は、信号端子22dに短時間だけ信号が入ったとき、そ
れによって励磁されるリレー23のコイル24の状態を
一定時間保持するためのものである。
【0016】この実施例において、電源遮断短絡回路2
2は、通常の状態では入力端子9aに入った電圧を点火
用電源回路15に出力するようになっている。この電圧
は過電圧検出回路18にも入力されるので、ここで過電
圧であるか正常電圧であるかの判断がなされ、過電圧と
判断されたときにのみ電源遮断短絡回路22に信号が発
せられる。電源遮断短絡回路22は、この信号をうけた
とき、入力端子9aの電圧を接地回路に短絡する。これ
により、エンジンは停止することになる。
【0017】図2に示したように、この実施例において
は電源遮断短絡回路22にリレー23を用いたが、これ
は一例であって、他の手段たとえばトランジスタ等を用
いて構成することもできる。いずれにしても入力端子9
aの電圧遮断をエンジンが完全に停止するまで維持しな
ければならないので、電源遮断短絡回路22または過電
圧検出回路18に保持回路を設ける必要がある。本実施
例では、保持回路27を電源遮断短絡回路22に設けて
いる。
【0018】過電圧を短絡する場合、短絡する素子にも
よるが、電源用コンデンサ11に充電された電荷を放電
するだけの電流容量が必要となる。図2の回路について
説明すれば、信号端子22dに過電圧検出回路18から
の過電圧信号が入力されたとき、その電圧でリレー23
のコイル24が励磁され、常閉接点25を開くと共に常
開接点26を閉じる。常閉接点25が開くことにより、
点火用電源回路15以降の回路には電圧が印加されない
ことになり、常開接点26が閉じることにより、電源用
コンデンサ11(図5参照)は接地回路に短絡されるこ
とになる。この状態は、信号端子22dへの信号電圧が
入力した時点から開始し、入力がなくなってから保持回
路27の時定数によって決まる時間継続する。その時間
の経過後は最初の状態に復帰し、再始動が可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たエンジン点火回路であるから、電源異常時に、エンジ
ンを停止させるのに加え、過電圧に弱い回路の保護を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】図1中の電源遮断短絡回路の具体的な一例を示
す回路図である。
【図3】従来のCDIユニットの回路図である。
【図4】図3中の点火回路の具体的な一例を示す回路図
である。
【図5】バッテリレス方式のエンジンの点火回路の一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 発電機 7 整流回路 8 イグニッションスイッチ 9 CDIユニット 11 電源用コンデンサ 12 負荷 13 イグニッションコイル 14 スパークプラグ 18 過電圧検出回路 22 電源遮断短絡回路 23 リレー 24 コイル 25 常閉接点 26 常開接点 27 保持回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機、整流回路、電源用コンデンサ、
    イグニッションスイッチならびにイグニッションコイル
    を備えたバッテリレス方式のエンジン点火回路におい
    て、前記電源用コンデンサの過電圧を検出する過電圧検
    出回路を設け、該過電圧検出回路が過電圧を検出したと
    き、電源用コンデンサを接地回路に短絡する電源遮断短
    絡回路を設けたことを特徴とするエンジン点火回路。
JP25943994A 1994-09-29 1994-09-29 エンジン点火回路 Pending JPH08100751A (ja)

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JP25943994A JPH08100751A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 エンジン点火回路

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JP25943994A JPH08100751A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 エンジン点火回路

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JP25943994A Pending JPH08100751A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 エンジン点火回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102570380A (zh) * 2012-03-31 2012-07-11 庄景阳 一种借助点火器的断电控制充电系统的保护装置
WO2014050182A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 本田技研工業株式会社 エンジン始動装置

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