JPH0352621Y2 - - Google Patents

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JPH0352621Y2
JPH0352621Y2 JP1985111415U JP11141585U JPH0352621Y2 JP H0352621 Y2 JPH0352621 Y2 JP H0352621Y2 JP 1985111415 U JP1985111415 U JP 1985111415U JP 11141585 U JP11141585 U JP 11141585U JP H0352621 Y2 JPH0352621 Y2 JP H0352621Y2
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ignition
side stand
switching element
semiconductor switching
detection switch
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JP1985111415U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動二輪車においてサイドスタンド
を起立させたまま走行するのを防止するサイドス
タンド安全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種のサイドスタンド安全装置は、サイ
ドスタンドの収納状態を検出する検出スイツチ
と、エンジン回転の駆動輪への継続状態を検出す
る検出スイツチとを並列接続し、サイドスタンド
が起立し、エンジン回転が駆動輪に伝達される状
態で、自動二輪車のエンジンと連動して作動する
マグネト式点火装置の発電コイルの出力を、発電
コイルに発生する電圧により点弧される半導体ス
イツチング素子によつて短絡させ、点火装置を失
火させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこの構成では、下記の問題点を生じる。
(1) 自動二輪車を走行中、サイドスタンドの収納
状態を検出する検出スイツチが振動等でチヤタ
リング状態になつた時、点火装置が失火し、ミ
スフアイヤとなる。
これを対策するため半導体スイツチング素子
のゲートに、コンデンサを追加すると、この半
導体スイツチング素子のゲート回路の電源を発
電コイルのコンデンサ充電側半波出力により取
つているので、発電コイルにコンデンサ充電側
半波出力が発生するごとにおけるゲート回路動
作時のコンデンサによる遅れ時間のため、点火
装置の点火用コンデンサには、発電コイルに点
火用コンデンサを充電する側の半波出力が発生
するごとに点火可能な電荷が充電されてしま
う。
(2) マグネト式点火装置の発電コイルの出力は常
時、サイドスタンド安全装置を動作させている
ので、マグネト式点火装置の点火能力をロスさ
せている。
そこで本考案は、自動二輪車を走行中に検出
スイツチがチヤタリング状態になつても、ミス
フアイヤを発生せず、かつサイドスタンドが起
立状態にあるときには点火装置の作動を確実に
停止することができるのみならず、自動二輪車
走行時におけるサイドスタンド安全装置による
点火装置の点火能力のロスを極力少なくするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本考案は、マグネト式点火装置と、マ
グネトの発電コイル出力端を短絡する半導体スイ
ツチング素子と、サイドスタンドが起立したこと
を検出する検出スイツチとを備え、この検出スイ
ツチがサイドスタンドの起立を検出していない時
前記半導体スイツチング素子のゲート点弧回路を
短絡すると共に、この検出スイツチがサイドスタ
ンドの起立を検出した時に前記ゲート点弧回路の
短絡を解除することにより前記半導体スイツチン
グ素子を閉路して失火させる様にした自動二輪車
のサイドスタンド安全装置において、バツテリ又
は発電コイルの点火電源に供しない半波出力を整
流平滑してなり、前記半導体スイツチング素子の
ゲート点弧回路用の直流電源と、前記検出スイツ
チがサイドスタンドの起立を検出した後、時間遅
れを伴い前記半導体スイツチング素子のゲートに
前記直流電源より点弧信号を供給するための時間
遅れ回路とを備える自動二輪車のサイドスタンド
安全装置を提供するものである。
〔作用〕
これにより、サイドスタンドが起立していない
時には半導体スイツチング素子のゲート点弧回路
が短絡されてこの半導体スイツチング素子は遮断
する。また、サイドスタンドが起立した時にはバ
ツテリまたは発電コイルの点火電源に供しない半
波出力を整流平滑してなる直流電源より時間遅れ
回路を介して半導体スイツチング素子に点弧信号
が供給され、この半導体スイツチング素子が導通
して発電コイルの出力端が短絡される。また、自
動二輪車の走行中に検出スイツチがチヤタリング
状態になつても、時間遅れ回路により半導体スイ
ツチング素子に点弧信号が供給されるのを防止す
る。
〔実施例〕
以下本考案を図に示す実施例について説明す
る。
第1図に第1実施例を示す。この実施例は、マ
グネトを用いたコンデンサ放電式無接点点火装置
に本考案を適用したものである。図において10
は発電コイル11と信号発電コイル12とを有す
るマグネト(磁石発電機)、32は半波整流用ダ
イオード31を介して、発電コイル11の出力で
充電される点火用コンデンサ、20は点火コイル
で、1次コイル21と2次コイル22とからな
り、2次コイル22の一端は点火栓23と接続さ
れている。34は点火用半導体スイツチング素子
をなすサイリスタで、そのゲートは半波整流用ダ
イオード35を介して、信号発電コイル12に接
続されている。33は発電コイル11と並列接続
されたダイオードである。以上までが公知のマグ
ネト式コンデンサ放電型無接点点火装置1であ
る。
次に、サイドスタンド安全装置の構成を説明す
る。41は発電コイル11の両端を短絡制御する
半導体スイツチング素子をなすサイリスタで、そ
のゲートを抵抗42と43およびダイオード46
を介して直流電源をなすバツテリ51に接続す
る。45は抵抗42と43の接続点Aに接続した
チヤタリング防止用コンデンサで時間遅れ回路を
構成するものである。同じく接続点Aにサイドス
タンドが起立した時開いている検出スイツチ5
5、クラツチをはなした時開く検出スイツチ5
4、およびダイオード57を介してニユートラル
以外の時開く検出スイツチ53が接続され、ニユ
ートラル検出スイツチ53は、ニユートラル時に
点灯するランプ56と動作スイツチ52とを介し
てバツテリ51も接続されている。また、バツテ
リ51はマグネト10の発電コイル11とは別の
発電コイル(図示せず)により充電されるように
してある。
次に上記構成においてその作動を説明する。
まず、コンデンサ放電式無接点点火装置から動
作を説明する。
発電コイル11の出力のうち、正の半波は、ダ
イオード31を通り、点火用コンデンサ32に充
電される。その後、所定の位置で信号発電コイル
12の正の半波出力をダイオード35を介して点
火用サイリスタ34のゲートに供給し、このサイ
リスタ34を点弧させる。この時、点火用コンデ
ンサ32の充電電荷が点火用サイリスタ34、1
次コイル21に急激に充電され、2次コイル22
に高電圧が発生して点火栓23に点火火花が発生
する。
そして 点火用コンデンサ32の放電が終了す
ると、発電コイル11の発生電圧が逆極性とな
り、点火用サイリスタ34は閉路する。一方、こ
の発電コイル11の負の半波は、ダイオード33
を通し、短絡される。
次に、サイドスタンド安全装置の作動について
説明する。サイドスタンド検出スイツチ55、ク
ラツチ検出スイツチ54、ニユートラル検出スイ
ツチ53の内いずれか1ケ以上が閉じている場
合、A点は接地され、発電コイル11の両端を短
絡制御するサイリスタ41は、閉路されなく、通
常の点火を行う。この状態で、自動二輪車を走行
中、たとえば、高速での振動等により、検出スイ
ツチ55がこきざみに開閉するチヤタリングが発
生しても、抵抗43とコンデンサ45から成る時
間遅れ回路により、A点の電位が急に上昇するこ
ともなく、サイリスタ41が閉路するという誤動
作はなくなる。次に、前記3ケの検出スイツチ5
5,54,53の全てが開く、すなわち、サイド
スタンドが起立し、かつエンジン回転が駆動輪に
伝達される状態の場合、ダイオード46、抵抗4
3を介してコンデンサ45がバツテリ51により
充電されることによりA点の電位は上昇し、コン
デンサ45が所定値以上充電されるとその後抵抗
42を介して、サイリスタ41のゲート電流がバ
ツテリ51から常時供給され、従つて発電コイル
11にコンデンサ充電側半波出力が発生するとサ
イリスタ41は、直ちに閉路し、コンデンサ放電
式無接点点火装置の点火用コンデンサ32に確実
に電荷が充電できなくなり、失火する。
また、サイドスタンド安全装置のサイリスタ4
1を点弧するための回路電源を、発電コイル11
からとらない構成(バツテリ51から供給する)
の為、発電コイル11の負荷とならず、マグネト
式点火装置1の点火能力をロスさせることもな
い。これにより、従来方式に対し、点火栓23へ
の点火火花電圧1KV〜2KVの低下を防止できる。
第2図に本考案の第2実施例を示す。発電コイ
ル11の正方向半波出力を点火用コンデンサ32
に充電し、負方向半波出力を抵抗64と並列接続
した半波整流用ダイオード37を介してトランジ
スタ61とツエナーダイオード62と抵抗65か
らなる電圧調整器を介して点火時期制御回路40
の直流電源となる信号電源用コンデンサ63に充
電する。この信号電源用コンデンサ63から、サ
イドスタンド安全装置の電源をバツテリ51のか
わりにとつても、同様の効果がある。
また、コンデンサ45と直列にコンデンサの保
護用抵抗を入れても効果はかわらない。さらに、
抵抗42を分割し、分割点にコンデンサ45をも
つてきても効果はかわらない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案においては、振動等に
より検出スイツチがチヤタリング状態になつて
も、時間遅れ回路により発電コイルの出力を短絡
する半導体スイツチング素子に点弧信号が供給さ
れるのを防止して、誤動作を防止することができ
るという優れた効果がある。
さらに、サイドスタンドが起立している時に
は、バツテリまたは発電コイルの点火電源に供し
ない半波出力を整流平滑してなる直流電源より時
間遅れ回路を介して半導体スイツチング素子に点
弧信号が供給されるから、サイドスタンドが起立
状態にあるときには点火装置の作動を確実に停止
することができるのみならず、自動二輪車走行時
におけるサイドスタンド安全装置による点火装置
の点火能力のロスを極力少なくすることができる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案装置の第1および
第2実施例をそれぞれ示す電気回路図である。 1……マグネト式コンデンサ放電型点火装置、
10……マグネト、11……発電コイル、41…
…半導体スイツチング素子をなすサイリスタ、4
3,45……時間遅れ回路を構成する抵抗とチヤ
タリング防止用コンデンサ、51……ゲート点弧
回路用の直流電源をなすバツテリ、53……ニユ
ートラル検出スイツチ、54……クラツチ検出ス
イツチ、55……サイドスタンド検出スイツチ、
63……ゲート点弧回路用の直流電源をなす信号
電源用コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マグネト式点火装置と、マグネトの発電コイル
    出力端を短絡する半導体スイツチング素子と、サ
    イドスタンドが起立したことを検出する検出スイ
    ツチとを備え、この検出スイツチがサイドスタン
    ドの起立を検出していない時前記半導体スイツチ
    ング素子のゲート点弧回路を短絡すると共に、こ
    の検出スイツチがサイドスタンドの起立を検出し
    た時に前記ゲート点弧回路の短絡を解除すること
    により前記半導体スイツチング素子を閉路して失
    火させる様にした自動二輪車のサイドスタンド安
    全装置において、バツテリ又は発電コイルの点火
    電源に供しない半波出力を整流平滑してなり、前
    記半導体スイツチング素子のゲート点弧回路用の
    直流電源と、前記検出スイツチがサイドスタンド
    の起立を検出した後、時間遅れを伴い前記半導体
    スイツチング素子のゲートに前記直流電源より点
    弧信号を供給するための時間遅れ回路とを備える
    自動二輪車のサイドスタンド安全装置。
JP1985111415U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH0352621Y2 (ja)

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JPS6219482U JPS6219482U (ja) 1987-02-05
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122593U (ja) * 1974-08-07 1976-02-19
JPS5924030A (ja) * 1982-07-29 1984-02-07 Giken Seisakusho:Kk アンカ−

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122593U (ja) * 1974-08-07 1976-02-19
JPS5924030A (ja) * 1982-07-29 1984-02-07 Giken Seisakusho:Kk アンカ−

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JPS6219482U (ja) 1987-02-05

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