JPH0674781B2 - 内燃機関停止装置 - Google Patents

内燃機関停止装置

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JPH0674781B2
JPH0674781B2 JP61064507A JP6450786A JPH0674781B2 JP H0674781 B2 JPH0674781 B2 JP H0674781B2 JP 61064507 A JP61064507 A JP 61064507A JP 6450786 A JP6450786 A JP 6450786A JP H0674781 B2 JPH0674781 B2 JP H0674781B2
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ignition
stop
coil
capacitor
switching element
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JP61064507A
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Inventor
隆明 臼田
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日本電装株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマグネト式点火装置に用いられる内燃機関停止
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のものは、日本電装公開技報 整理番号16-080に示
されるように、充電コイルの正方向出力で点火用コンデ
ンサを充電し、この充電電荷を点火時期に応じて、点火
用コンデンサの1次側コイルに流している。まて、停止
スイッチは、充電コイルの端子間に接続された複数個の
分圧抵抗の一つに接続され、通常時は、補助サイリスタ
のゲートに流れる電流を側路し、停止時には、補助サイ
リスタのゲートに電流を供給し、補助サイリスタを導通
させて、充電コイルの出力が点火用コンデンサに充電さ
れるのを防止して、機関を停止させている。
また、コンデンサ充電コイルから点火用コンデンサへの
充電用出力の低下を防止したものとして、実開昭55-153
54号に開示されるようにコンデンサ充電コイルの半波成
分を停止用コンデンサに充電して直流電源となし、停止
スイッチの閉成時に停止スイッチング素子を継続的に導
通させて点火動作を停止させるものがあった。
さらに、停止スイッチの短時間の開閉の繰り返しによる
点火停止の誤動作を防止したものとして、実公昭59-339
05号に開示されるように誤動作防止用のコンデンサを設
けるものがあった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、実公昭59-33905号に開示されるものはポイン
ト式の点火装置ではあるものの、その誤動作防止用のコ
ンデンサをコンデンサ放電式の点火装置に応用し、停止
スイッチが短時間に開閉を繰り返すチャタリングによる
点火停止の誤動作を防止することが与えられる。
ところが、コンデンサ放電式の点火装置はコンデンサに
充電された電荷を点火コイルに通電した時に高電圧を発
生する構成であるため、以下のような問題点があった。
例えば、日本電装公開技報整理番号6-080号に開示され
る構成では、停止スイッチが閉成すると充電コイルから
点火用コンデンサへの充電が停止されるが、その直後の
点火時期には点火用サイリスタが導通し、僅かに充電さ
れた電荷が放電されて不必要な点火火花が発生するおそ
れがあった。
また、実開昭55-15354号に開示される構成では、停止ス
イッチの閉成にともなう半導体スイッチング素子の導通
によって、僅かに充電された電荷がコンデンサから点火
コイルの1次側へ放電され、不必要な点火火花が発生す
るおそれがあった。特に、このような構成では、停止ス
イッチの閉成に伴い点火時期でもないのに点火火花が発
生し、誤点火による悪影響を機関に与えるおそれがあっ
た。
そこで本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、コンデン
サ放電式の点火装置において、停止スイッチのチャタリ
ングに伴う誤動作を防止するとともに、停止スイッチに
よる機関停止条件の検出後に、点火停止が点火時期に同
期して行われ、最後の正規の点火の後は確実に点火停止
状態を継続させることができる内燃機関停止装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、 充電コイルを有する磁石発電機と、 1次側コイルと2次側コイルとを有し、前記1次側コイ
ルに通電して前記2次側コイルに高電圧を誘起する点火
コイルと、 点火時期に応じて点火信号を発生する点火信号発生手段
と、 前記充電コイルの出力によって充電され、前記点火信号
発生手段からの点火信号に応答して前記点火コイルの1
次側コイルに通電する点火用コンデンサと、 導通したとき前記充電コイルから前記点火用コンデンサ
への充電電流を側路する半導体スイッチング素子と、 機関を停止させるべき条件を検知して前記半導体スイッ
チング素子を継続的に導通させる停止装置とを備え、 該停止装置は、 機関を停止させるべき条件を検知して開閉する停止スイ
ッチと、 前記停止スイッチが機関の停止条件を検知した状態にあ
るとき、前記半導体スイッチング素子を継続的に導通さ
せるための停止信号を供給する直流電源と、 前記停止スイッチの開閉切り換わりによる停止信号の変
化を遅らせる遅延回路と、 前記点火信号発生手段からの点火信号を入力し、該点火
信号に応答して前記直流電源からの停止信号を前記半導
体スイッチング素子に与え、以後の点火を停止させる停
止用半導体スイッチング素子と を備えたことを特徴とする内燃機関停止装置という技術
的手段を採用する。
〔作用〕
上記本発明の構成による作用を説明する。
本発明の構成によると、充電コイルによって点火用コン
デンサが充電され、点火信号発生手段が発生する点火信
号に応じて点火用コンデンサの充電電荷が点火コイルの
1次側コイルに通電されて2次側コイルに高電圧が誘起
される。
一方、本発明は停止装置を備えており、この停止装置
は、半導体スイッチング素子を導通させて少なくとも充
電コイルから点火用コンデンサへの充電電流を側路して
点火用コンデンサへの充電を停止させる。この停止装置
は、機関の停止条件を検知する停止スイッチとを備えて
おり、機関の停止条件が検知されると直流電源から停止
信号を供給する。しかも、停止装置に備えられた遅延回
路は、停止スイッチの開閉切り換わりによる停止信号の
変化を遅らせ、チャタリングによる誤動作を防止する。
そしてこの停止信号は、停止用半導体スイッチング素子
によって、点火信号発生手段からの点火信号に応答して
半導体スイッチング素子に与えられ、以後の点火用コン
デンサへの充電が停止され、以後の点火が停止される。
つまり本発明の構成によると、点火信号発生手段からの
点火信号に同期して点火用コンデンサへの充電が停止さ
れるため、停止スイッチが機関の停止条件を検知した後
の正規の点火動作を最後に点火用コンデンサに僅かに充
電された電荷が放電されるといった事態が確実に防止さ
れ、正規の点火を最後に、それ以後は確実に点火動作が
停止される。
〔発明の効果〕
以上述べた如く本発明によると、停止装置が直流電源か
ら供給される停止信号によって点火用コンデンサへの充
電を停止するため充電コイルの出力低下が防止できると
ともに、遅延回路によって停止スイッチにチャタリング
が生じても停止信号の誤作動が防止でき、しかも停止装
置による点火用コンデンサへの充電停止が正規の点火時
期である点火信号に同期してなされるため、正規の点火
を最後に、それ以後は確実に点火動作を停止させること
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例について説明する。第1
図の第1実施例において、10は充電コイル11と信号発電
コイル12とを有する磁石発電機、32は半波整流用ダイオ
ード31を介して、充電コイル11の出力で充電される点火
用コンデンサ、20は点火コイルで、1次コイル21と2次
コイル22とからなり、2次コイル22の一端は点火栓23と
接続されている。34は点火用半導体スイッチング素子を
なすサイリスタで、そのゲートは半波整流用ダイオード
35、抵抗36を介して、点火信号発生手段をなす信号発電
コイル12に接続される。33は発電コイル11と並列接続さ
れたダイオード、37はサイリスタ34のゲートとアノード
との間に接続された抵抗である。
1は停止装置で、バッテリ52の電流を抵抗41、停止用サ
イリスタ42を介して、点火用サイリスタ34のゲートに流
れるように接続され、停止スイッチ51は、抵抗41とバッ
テリ52と並列に接続される。また、停止用サイリスタ42
のゲートは、ダイオード35と抵抗36との間に接続されて
いる。コンデンサ44は、停止スイッチ51と並列接続され
たチャタリング防止用コンデンサで時間遅れ回路を構成
するものである。
なお、この実施例では、信号発電コイル12からの点火信
号に応答して導通し、導通したとき充電コイル11からコ
ンデンサ32への充電電流を側路するとともに、コンデン
サ32の充電電荷を1次コイル21に放電させる半導体スイ
ッチング素子として点火用サイリスタ34を備え、遅延回
路としてチャタリング防止用コンデンサ44と抵抗41とを
備え、停止用半導体スイッチング素子として停止用サイ
リスタ42を備え、半導体スイッチング素子としての点火
用サイリスタ34は、信号発電コイル12からの点火信号
と、停止装置1からの停止信号とによって導通するよう
構成されている。
次に、上記構成においてその作動を説明する。点火時の
動作は、充電コイル11の出力の内、正の半波はダイオー
ド31を通り、点火用コンデンサ32に充電され、所定の点
火時期で信号発電コイル12の正の半波出力をダイオード
35、抵抗36を介して点火用サイリスタ34のゲートに供給
し、このサイリスタ34を点弧させる。この時、点火用コ
ンデンサ32の充電電荷が点火用サイリスタ34、点火コイ
ル20の1次コイル21に急激に放電され、2次コイル22に
高電圧が発生して、点火栓23に点火火花が発生する。そ
して、点火用コンデンサ32の放電が終了すると、充電コ
イル11の発生電圧が逆極性となり、点火用サイリスタ34
は閉路する。
一方この充電コイル11の負の半波はダイオード33を通っ
て短絡される。
停止スイッチ51は閉路状態で、バッテリ52の電流は抵抗
41を介して短絡され、停止用のサイリスタ42は動作しな
い。
次に、失火時の動作は、スイッチ51が開路状態の場合
で、信号発電コイル12の正の半波出力がダイオード35を
介して、抵抗36に加わると、停止用サイリスタ42が導通
すると共に、バッテリ52の電流が抵抗41を介して、サイ
リスタ42を流れ、点火用サイリスタ34を導通させる。そ
の後、停止用サイリスタ42には導通後、バッテリ52から
直流電流が流れるため、信号発電コイル12からの出力が
抵抗36を介してサイリスタ42のゲートに加わらなくて
も、サイリスタ42は停止スイッチ51が閉路しない限り導
通を継続するため、点火用サイリスタ34は導通を継続
し、失火状態を維持させ、機関を停止させる。故に、失
火時、コンデンサ32の電圧はほぼOVとなる。
補助コンデンサ44は、停止スイッチ51が閉路でも、振動
等により、こきざみに開閉するチャタリングが発生して
も、抵抗41とコンデンサ44から成る時間遅れ回路によ
り、A点の電位が上昇することは無く、点火用サイリス
タ34が閉路するという誤動作は無い。更に点火の停止が
正規点火位置(信号発電コイル12の正の半波出力に応じ
た)と同期して開始されるため、停止スイッチ51が機関
動作のどのタイミングで開路しても、点火用サイリスタ
34を導通させる時は常に正規で点火時期であるため、正
規点火以外で着火することはないので、バックファイヤ
等の機関に有害となる着火が発生しない。
第2図の第2実施例は、充電コイル11の正方向半波出力
を点火用コンデンサ32に充電し、負方向半波出力をサイ
リスタ63とツェナーダイオード61と抵抗64からなる電圧
調整器を介して、電源用コンデンサ65に充電する。前記
電源用コンデンサ65は、停止装置の電源を第1図のバッ
テリ52と同じ役割りを果す。ニュートラル検出スイッチ
51、クラッチ検出スイッチ52、サイドスタンド検出スイ
ッチ53の全てが開路すると、電源用コンデンサ63の電荷
は、抵抗41とサイリスタ42を介して、信号コイル12の出
力が正規点火位置に発生した時、点火用サイリスタ34を
導通させ、充電コイル11の出力が無くなるまで導通を継
続し、点火栓23は失火し、機関は停止する。また、バッ
テリ71は、ニュートラル検出スイッチ51が閉じ時、ニュ
ートラルランプ72を点灯させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明内燃機関停止装置の第1実施例を示す電
気回路図、第2図は本発明内燃機関停止装置の第2実施
例を示す電気回路図である。 1……停止装置,10……マグネト式点火装置,11……充電
コイル,12……点火信号発生手段をなす信号発電コイル,
20……点火コイル,21……1次コイル,22……2次コイ
ル,32……点火用コンデンサ,34……半導体スイッチング
素子をなすサイリスタ,44……チャタリング防止用コン
デンサ,51……停止スイッチ,52……直流電源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電コイルを有する磁石発電機と、 1次側コイルと2次側コイルとを有し、前記1次側コイ
    ルに通電して前記2次側コイルに高電圧を誘起する点火
    コイルと、 点火時期に応じて点火信号を発生する点火信号発生手段
    と、 前記充電コイルの出力によって充電され、前記点火信号
    発生手段からの点火信号に応答して前記点火コイルの1
    次側コイルに通電する点火用コンデンサと、 導通したとき前記充電コイルから前記点火用コンデンサ
    への充電電流を側路する半導体スイッチング素子と、 機関を停止させるべき条件を検知して前記半導体スイッ
    チング素子を継続的に導通させる停止装置とを備え、 該停止装置は、 機関を停止させるべき条件を検知して開閉する停止スイ
    ッチと、 前記停止スイッチが機関の停止条件を検知した状態にあ
    るとき、前記半導体スイッチング素子を継続的に導通さ
    せるための停止信号を供給する直流電源と、 前記停止スイッチの開閉切り換わりによる停止信号の変
    化を遅らせる遅延回路と、 前記点火信号発生手段からの点火信号を入力し、該点火
    信号に応答して前記直流電源からの停止信号を前記半導
    体スイッチング素子に与え、以後の点火を停止させる停
    止用半導体スイッチング素子と を備えたことを特徴とする内燃機関停止装置。
  2. 【請求項2】前記半導体スイッチング素子は、 前記点火信号発生手段からの点火信号に応答して導通
    し、導通したとき前記充電コイルから前記点火用コンデ
    ンサへの充電電流を側路するとともに、前記点火用コン
    デンサから前記点火コイルの1次側コイルへの通電を許
    容するよう構成されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の内燃機関停止装置。
JP61064507A 1986-03-21 1986-03-21 内燃機関停止装置 Expired - Lifetime JPH0674781B2 (ja)

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JPS5933905U (ja) * 1982-08-27 1984-03-02 ナショナル住宅産業株式会社 パネル接合部構造

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