JPWO2014050182A1 - エンジン始動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄なキック操作を排除して確実且つ効率的なエンジン始動を行うことができるエンジン始動装置を得る。【解決手段】エンジンを構成するクランク軸11と、該クランク軸の回転に同期して回転する発電機2と、点火プラグ12に高電圧を供給するイグニッションコイル5と、前記エンジンを始動させるためにクランク軸11を回転させるクランキング手段と、点火プラグ12に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段(トランジスタ63)と、前記スイッチング手段を制御するCPU64を備えたエンジン始動装置において、イグニッションコイル5に対して発電機2と並列接続された蓄電コンデンサ62を備え、CPU64は、蓄電コンデンサ62とイグニッションコイル5間のモニタ電圧を検知するとともに、前記モニタ電圧が所定電圧以上になった時のみ、前記スイッチング手段を導通状態にする。

Description

本発明は、自動二輪車等の車両に搭載されたエンジンの始動装置に関し、特に、セルモータやキック操作によるクランキング手段を有する始動装置において、効率良いエンジン始動が可能なエンジン始動装置に関する。
自動二輪車でバッテリが上がってしまった場合、エンジンの始動点火に必要な電源がバッテリから供給できない。このような時、キックぺダルを踏み降ろしてクランク軸を回転させるクランキング手段により発電を行い、その電源を点火システムに供給することで点火システムを稼働させてエンジン始動を行うキック始動システムが知られている。エンジン始動に際しては、消費される電力のうち、点火コイルや点火コンデンサで消費されるものが大きい。
そのため、キック始動システムにおいては、キック力の弱いユーザがキック操作した場合、エンジンのクランキング速度が低く、エンジンの正常な爆発に至らない場合、発電による電荷が毎回放電されるため、何回キックしても始動点火に必要な電荷が不足し、エンジンが始動できないという現象が生じていた。
そこで、例えば特許文献1に示されるように、キック始動時において、イグニッションスイッチを入れる前にキック操作をして始動用コンデンサに電荷を貯め、その後、イグニッションスイッチを入れてから再度キック操作を行うことにより、一回のキック操作でエンジンを始動させるというエンジン始動装置が開示されている。
特開2007−120377号公報
しかしながら上述の技術によれば、キック操作によるクランキングの前に予め始動用コンデンサに電荷を貯めるか否かが運転者のイグニッションスイッチ操作に委ねられている。そのため、運転者が使い方を十分に熟知する必要があった。更には、一回のキック操作でエンジン始動できると判断したにもかかわらず、実際はクランキング速度が低くて始動出来なかった場合や、逆に一回のキック操作でエンジン始動できたにも関わらず、クランキング速度が低いと判断して予め始動用コンデンサに電荷を貯める操作をしてしまった場合等、本来は必要のない操作をすることになり、より効率的なエンジン始動の仕方が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、無駄なキック操作を排除して確実且つ効率的なエンジン始動を行うことができるエンジン始動装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため請求項1は、エンジンを構成するクランク軸(11)と、該クランク軸(11)の回転に同期して回転する発電機(2)と、該発電機(2)からの電力を利用して火花を飛ばす点火プラグ(12)と、該点火プラグ(12)に高電圧を供給するイグニッションコイル(5)と、前記エンジンを始動させるために前記クランク軸(11)を回転させるクランキング手段と、前記点火プラグ(12)に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段(トランジスタ63)と、前記スイッチング手段を制御するCPU(64)を備えたエンジン始動装置において、
前記イグニッションコイル(5)に対して前記発電機(2)と並列接続された蓄電コンデンサ(62)を備え、
前記CPU(64)は、前記蓄電コンデンサ(62)と前記イグニッションコイル(5)間のモニタ電圧を検知するとともに、前記モニタ電圧が所定電圧以上になった時のみ、前記スイッチング手段(トランジスタ63)を導通状態にすることを特徴としている。
請求項2は、エンジンを構成するクランク軸(11)と、該クランク軸(11)の回転に同期して回転する発電機(2)と、該発電機(2)からの電力を利用して火花を飛ばす点火プラグ(12)と、該点火プラグ(12)に高電圧を供給するイグニッションコイル(5)と、前記エンジンを始動させるために前記クランク軸(11)を回転させるクランキング手段と、前記点火プラグ(12)に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段(サイリスタ72)と、前記スイッチング手段を制御するCPU(64)を備えたエンジン始動装置において、
前記イグニッションコイル(5)に対して前記発電機(2)と並列接続された蓄電コンデンサ(62)と、
前記蓄電コンデンサ(62)に点火高電圧発生回路(69)を接続するとともに、前記点火高電圧発生回路(69)と前記イグニッションコイル(5)との間に接続された点火コンデンサ(70)を備え、
前記CPU(64)は、前記点火コンデンサ(70)と前記スイッチング手段(サイリスタ72)間のモニタ電圧を検知するとともに、前記モニタ電圧が所定電圧以上になった時のみ、前記スイッチング手段(サイリスタ72)を導通状態にすることを特徴としている。
請求項3は、請求項1又は請求項2のエンジン始動装置において、前記蓄電コンデンサ(62)と前記発電機(2)との間に、前記蓄電コンデンサ(62)側から前記発電機(2)側への電流を遮断するダイオード(61)を配置することを特徴としている。
請求項4は、請求項3のエンジン始動装置において、前記発電機(2)により発電される電力を蓄電するバッテリ(4)を備え、前記バッテリ(4)は、前記ダイオード(61)よりも上流側に配置されることを特徴としている。
請求項5は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、前記CPU(64)の上流側に、前記発電機(2)からの電力をCPU(64)に供給するためのCPU電源(66)を配置し、前記CPU(64)と前記CPU電源(66)との間に、CPU(64)への電圧を安定化させるためのCPU電源コンデンサ(67)を配置し、前記蓄電コンデンサ(62)は、前記CPU電源(66)の更に上流側に配置させたことを特徴としている。
請求項6は、請求項4又は請求項5のエンジン始動装置において、前記クランキング手段は、前記バッテリ(4)から供給される電力によって回転するセルモータと、前記セルモータの回転力を前記クランク軸(11)に伝達する伝達装置から成ることを特徴としている。
請求項7は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、前記クランキング手段は、キックペダルと、該キックペダルの回転力を前記クランク軸(11)に伝達する伝達装置から成ることを特徴としている。
請求項8は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のエンジン始動装置において、前記エンジンは車両に搭載されるものであって、クランキング手段は、駆動輪と、該駆動輪を回した際にその回転力を前記クランク軸(11)に伝達する伝達装置から成ることを特徴としている。
本発明によれば、クランキング手段によりクランク軸(11)が回転し点火プラグ(12)の点火に至らなかった場合でも、その電力を消費することなく蓄電コンデンサ(62)に蓄電されるので、始動に必要な電気エネルギーが蓄電された場合の点火タイミングにのみ始動処理を行うことで、エンジン始動を行い易くすることができる。
特に、請求項1の回路構成によれば、点火プラグ(12)に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段としてトランジスタ(63)を利用でき、CPU(64)により蓄電コンデンサ(62)とイグニッションコイル(5)間のモニタ電圧を検知することで、フルトランジスタ式のエンジン始動装置とすることができる。
また、請求項2の回路構成によれば、点火プラグ(12)に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段としてサイリスタ(72)を利用でき、蓄電コンデンサ(62)に点火高電圧発生回路(69)を接続するとともに、点火高電圧発生回路(69)とイグニッションコイル(5)との間に接続された点火コンデンサ(70)を備え、CPU(64)により点火コンデンサ(70)とスイッチング手段間のモニタ電圧を検知することで、CDI式のエンジン始動装置とすることができる。
CPU電源(66)とCPU電源コンデンサ(67)を配置することで、CPU(64)に安定した電力を供給できるとともに、このCPU電源コンデンサ(67)とは別に、前記CPU電源(66)よりも上流に蓄電コンデンサ(62)を配置したので、イグニッションコイル(5)に印加する電力を効率良く蓄電することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン始動装置(フルトランジスタ式)の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエンジン始動装置(CDI式)の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明のエンジン始動装置によるエンジンの始動手順を示すフローチャートである。
以下、自動二輪車等の車両に搭載される本発明のエンジン始動装置について、図面を参照しながら説明する。
エンジン始動装置が備える点火装置には、点火コイルの一次コイルへの通電を点火トランジスタにより遮断して一次コイルに電流変化を生じさせるフルトランジスタ式と、コンデンサに蓄積された電荷を点火時期に合わせて一次コイルへ放電するCDI式とに大別される。先ず、本発明を適用したフルトランジスタ式のエンジン始動装置について図1に示す。
エンジン始動装置は、エンジン(内燃機関)1と、エンジン(内燃機関)1のクランク軸11と連結され、クランク軸11の回転に同期して回転する交流発電機2と、交流発電機2が発生する交流電圧を半波整流して直流電圧を出力するレギュレータ3と、レギュレータ3から出力される直流電圧が供給されるバッテリ4と、エンジン1のシリンダ10の上端部に装着された点火プラグ12に高電圧を供給するイグニッションコイル5と、イグニッションコイル5への印加電圧を制御するフルトランジスタ式(誘電放電型)の点火ユニット6を備えて構成されている。
エンジン1のクランク軸11には、図示しないキックペダル又はスタータモータ等と、キックペダルの踏力又はセルモータ等の回転力をクランク軸11に伝達する伝達装置から成るクランキング手段が連結されている。クランキング手段は、キックペダルの踏力やスタータモータの駆動によりクランク軸11を回転させることで、シリンダ10内のピストン13を摺動させてエンジン始動が可能なように構成されている。なお、セルモータは、バッテリ4から供給される電力によって回転するように構成されている。
エンジン1が自動二輪車に搭載される場合、クランキング手段は、例えば後輪である駆動輪と、この駆動輪を回した際にその回転力をクランク軸11に伝達する伝達装置から構成される。
シリンダ10の上端部に装着された点火プラグ12は、イグニッションコイル5に印加される電圧を利用してシリンダ10内で火花放電が行われることで、ガソリンと空気の混合ガスが点火し燃焼する。
レギュレータ3は、交流発電機2が発生する交流電圧を半波整流して直流電圧を出力する。レギュレータ3が出力する直流電圧は、車両のヘッドライト9の点灯用に供給されるとともにバッテリ4に充電され、12ボルト〜15ボルトの直流電圧として点火ユニット6及びイグニッションコイル5に印加される。
イグニッションコイル5は、バッテリ4のプラス側に接続されて直流電圧が印加される一次コイル51と、点火プラグ12のプラス側に接続され一次コイルでの電流変化に応じた電圧を発生する二次コイル52から構成されている。
一次コイル51への給電およびその遮断は、後述する点火ユニット6で制御される。2次コイル52には、一次コイル51の電流変化に応じて発生した高電圧が供給される。
点火ユニット6は、バッテリ4側からイグニッションコイル5の方向が順方向となるよう接続されたダイオード61と、ダイオード61のカソード側に一方を接続し、他方が接地された点火プラグ電源となる蓄積コンデンサ62と、一次コイル51に流れる電流のオン・オフ制御を行うトランジスタ(スイッチング手段)63と、トランジスタ(スイッチング手段)63の導通タイミングを制御するCPU64と、CPU64に電源ライン65を介して直流電圧を供給するCPU電源66と、CPU64への電圧を安定化させるためのCPU電源コンデンサ67と、ダイオード61のカソード側及び蓄積コンデンサ62とCPU間に接続した電圧検出ライン68から構成されている。
蓄積コンデンサ62は、キックペダルの踏力又はセルモータの回転力によりクランキング手段を動作させた際に、クランク軸11の回転により交流発電機2に発生した電荷を蓄電するものである。
CPU電源66は、交流発電機2からの電力をCPU64に供給するため、CPU64の上流側(交流発電機2側)に配置されている。蓄電コンデンサ62は、CPU電源66の更に上流側に配置されている。バッテリ4は、ダイオード61よりも上流側に配置されている。
CPU電源コンデンサ67は、電源ライン65と接地間に接続され、CPU64に供給される電源電圧を一定に保持する。また、トランジスタ(スイッチング手段)63のコレクタが一次コイル51に接続され、トランジスタ32のエミッタが接地されている。
CPU64は、蓄電コンデンサ62と一次コイル51間のモニタ電圧について電圧検出ライン68を介して検知するとともに、モニタ電圧が予め設定された所定電圧以上になった時のみ、トランジスタ(スイッチング手段)63のゲートにパルスが印加してオン状態となり、一次コイル51からトランジスタ63のコレクタ−エミッタ間に電流が流れ、二次コイル52に高電圧が発生し点火プラグ12が点火する。
ダイオード61は、蓄電コンデンサ62側から交流発電機2側へ電流が流れないようにするためのものである。
次に、エンジン始動用のコンデンサに蓄積された電荷を点火時期に合わせて一次コイルへ放電するCDI式に本発明を適用したエンジン始動装置について、図2を参照しながら説明する。図2において、図1と同じ構成を採る部分については、同一符号を付して説明を省略する。
また、エンジン始動装置は、交流発電機2による発生電力を充電するバッテリ4を備えることなく、クランキング手段に連結されたキックペダルのキック操作でのみエンジン始動を行うようにしてもよい。
レギュレータ3とイグニッションコイル5の間には、交流発電機2が発生する交流電圧を半波整流して得た直流電圧を高電圧に変換する点火高電圧発生回路69と、電荷を蓄電する点火コンデンサ70が接続されている。点火高電圧発生回路69は、入力される電圧を300V程度まで昇圧して出力するコンバータを備えて構成される。
一次コイル51と接地間には、CPU64で制御されるトリガ回路71により、ゲートにパルス電圧が印加されることで導通するサイリスタ72が接続されている。
CPU64は、イグニッションコイル5の一次コイル51へ印加される点火コンデンサ70の印加電圧をモニタ電圧として電圧検出ライン68を介して検知するとともに、モニタ電圧が予め設定された所定電圧以上になった時に、トリガ回路71に対してサイリスタ(スイッチング手段)72のゲートにトリガパルスが出力する制御が行われる。トリガ回路71からのトリガパルスでサイリスタ(スイッチング手段)72が導通(点弧)状態となり、点火コンデンサ70に蓄積された電荷が点火時期に合わせて一次コイル51へ放電し、二次コイル52に高電圧が発生し点火プラグ12が点火する。
なお、サイリスタ72は、点火コンデンサ70に蓄積された電荷が点火時期に合わせて一次コイル51へ電流が流れた後、点火コンデンサ70の放電が完了して電荷が0になるとサイリスタ72に流れる電流値が0になるため、このタイミングで自然消弧する。
次に、図1及び図2で説明したエンジン始動装置の動作について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
キックペダルの踏力又はセルモータの回転力により交流発電機2が発電する場合、発電した電気エネルギーの大部分は、イグニッションコイル5で消費されることが知られている。CPU64による点火信号によりスイッチング手段としてのトランジスタ63(サイリスタ72)が導通状態となってイグニッションコイル5が通電するが、イグニッションコイル5に点火のための大電流が流れた途端、蓄電コンデンサ62(点火コンデンサ70)の電源電圧が低下し点火ユニット6が停止して点火できない状況が生じる。
上述したエンジン始動装置によれば、先ず、キックペダルの踏力又はセルモータの回転力によりクランキング手段を動作させてクランク軸11を回転させる(ステップ81)。
クランク軸11に連結している交流発電機2の回転子の回転により交流発電機2が発電する(ステップ82)。
交流発電機2が発電する電力を蓄電コンデンサ62に蓄電する(ステップ83)。
蓄電コンデンサ62による電圧(蓄電状態)をCPU64が電圧検出線68を介して検知し、規定電圧以上であるかどうかについて判断する(ステップ84)。
電圧値が規定電圧未満の場合、ステップ81乃至ステップ83を繰り返す。すなわち、蓄電コンデンサ62に点火に必要な電圧(電気エネルギー)が無い時には、イグニッションコイル5への通電を行うことなくエネルギーを温存し、キックペダルのキック操作を行う毎に蓄電コンデンサ62の電圧が上昇する。
電圧値が規定電圧以上の場合、CPU64が作動してトランジスタ(スイッチング手段)63のゲートにパルス信号を出力することで導通状態にする(ステップ85)。すなわち、CPU64は、電圧検出線68で蓄電コンデンサ62の電圧が、イグニッションコイル5での点火に必要な電圧に上昇していることを確認できた状態で、点火タイミングが来たらトランジスタ(スイッチング手段)63をオン状態にしてイグニッションコイル5による点火が行われる。
イグニッションコイル5の一次コイル51に電流が流れることで、二次コイル52に高電圧が印加し、点火プラグ12による点火処理が実行される(ステップ86)。
点火ユニット6内のCPU64自体の消費電力は少なく、また低電圧で駆動可能なので、一度キックしたら長時間CPU電源コンデンサ67の電気エネルギーで連続動作が可能になる。
図2のCDI式のエンジン始動装置の場合は、ステップ83において、交流発電機2が発電する電力が蓄電コンデンサ62に蓄電され、点火高電圧発生回路69で蓄電電圧に応じた高電圧が出力され点火コンデンサ70に蓄電される。そして、ステップ84において、点火コンデンサ70による電圧(蓄電状態)をCPU64が電圧検出線68を介して検知し、規定電圧以上であるかどうかについて判断する。そして、電圧値が規定電圧以上の場合、CPU64が作動してサイリスタ(スイッチング手段)72のゲートにトリガパルスを出力することで導通状態にする(ステップ85)。
上述したエンジン始動装置によれば、キックペダルを強く踏み降ろせない(踏力が弱い)人でも、数回キックすれば、蓄積コンデンサ62(図1)や点火コンデンサ70(図2)にエンジン始動に必要な電気エネルギーを蓄えることが可能となる。そのため、点火コイル5の一次コイル51に確実に高電圧を供給することができるので、点火プラグ12へ大きな点火エネルギーを供給でき、エンジンの始動を確実に行うことが可能となる。
また、キック始動に不向きな小型の交流発電機(AGC)においても、確実なキック始動が可能になるため、AGCの小型化及び軽量化を図ることができるという利点もある。
1…エンジン、 2…交流発電機、 3…レギュレータ、 4…バッテリ、 5…イグニッションコイル、 6…点火ユニット、 10…シリンダ、 11…クランク軸、 12…点火プラグ、 51…一次コイル、 52…二次コイル 61…ダイオード、 62…蓄電コンデンサ、 63…トランジスタ(スイッチング手段)、 64…CPU、 65…電源ライン、 66…CPU電源、 67…CPU電源コンデンサ、 68…電圧検出ライン、 69…点火高電圧発生回路、 70…点火コンデンサ、 71…トリガ回路、 72…サイリスタ(スイッチング手段)。

Claims (8)

  1. エンジンを構成するクランク軸(11)と、該クランク軸(11)の回転に同期して回転する発電機(2)と、該発電機(2)からの電力を利用して火花を飛ばす点火プラグ(12)と、該点火プラグ(12)に高電圧を供給するイグニッションコイル(5)と、前記エンジンを始動させるために前記クランク軸(11)を回転させるクランキング手段と、前記点火プラグ(12)に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段(63)と、前記スイッチング手段を制御するCPU(64)を備えたエンジン始動装置において、
    前記イグニッションコイル(5)に対して前記発電機(2)と並列接続された蓄電コンデンサ(62)を備え、
    前記CPU(64)は、前記蓄電コンデンサ(62)と前記イグニッションコイル(5)間のモニタ電圧を検知するとともに、前記モニタ電圧が所定電圧以上になった時のみ、前記スイッチング手段(63)を導通状態にする
    ことを特徴としたエンジン始動装置。
  2. エンジンを構成するクランク軸(11)と、該クランク軸(11)の回転に同期して回転する発電機(2)と、該発電機(2)からの電力を利用して火花を飛ばす点火プラグ(12)と、該点火プラグ(12)に高電圧を供給するイグニッションコイル(5)と、前記エンジンを始動させるために前記クランク軸(11)を回転させるクランキング手段と、前記点火プラグ(12)に印加する電圧のオン・オフ制御を行うスイッチング手段(72)と、前記スイッチング手段を制御するCPU(64)を備えたエンジン始動装置において、
    前記イグニッションコイル(5)に対して前記発電機(2)と並列接続された蓄電コンデンサ(62)と、
    前記蓄電コンデンサ(62)に点火高電圧発生回路(69)を接続するとともに、前記点火高電圧発生回路(69)と前記イグニッションコイル(5)との間に接続された点火コンデンサ(70)を備え、
    前記CPU(64)は、前記点火コンデンサ(70)と前記スイッチング手段(72)間のモニタ電圧を検知するとともに、前記モニタ電圧が所定電圧以上になった時のみ、前記スイッチング手段(72)を導通状態にする
    ことを特徴としたエンジン始動装置。
  3. 前記蓄電コンデンサ(62)と前記発電機(2)との間に、前記蓄電コンデンサ(62)側から前記発電機(2)側への電流を遮断するダイオード(61)を配置する請求項1又は請求項2に記載のエンジン始動装置。
  4. 前記発電機(2)により発電される電力を蓄電するバッテリ(4)を備え、前記バッテリ(4)は、前記ダイオード(61)よりも上流側に配置される請求項3に記載のエンジン始動装置。
  5. 前記CPU(64)の上流側に、前記発電機(2)からの電力をCPU(64)に供給するためのCPU電源(66)を配置し、
    前記CPU(64)と前記CPU電源(66)との間に、CPU(64)への電圧を安定化させるためのCPU電源コンデンサ(67)を配置し、
    前記蓄電コンデンサ(62)は、前記CPU電源(66)の更に上流側に配置させた
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエンジン始動装置。
  6. 前記クランキング手段は、前記バッテリ(4)から供給される電力によって回転するセルモータと、前記セルモータの回転力を前記クランク軸(11)に伝達する伝達装置から成る請求項4又は請求項5に記載のエンジン始動装置。
  7. 前記クランキング手段は、キックペダルと、該キックペダルの回転力を前記クランク軸(11)に伝達する伝達装置から成る請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエンジン始動装置。
  8. 前記エンジンは車両に搭載されるものであって、クランキング手段は、駆動輪と、該駆動輪を回した際にその回転力を前記クランク軸(11)に伝達する伝達装置から成る請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のエンジン始動装置。
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