JPH0810062Y2 - パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents
パーキングブレーキ操作装置Info
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- JPH0810062Y2 JPH0810062Y2 JP10376689U JP10376689U JPH0810062Y2 JP H0810062 Y2 JPH0810062 Y2 JP H0810062Y2 JP 10376689 U JP10376689 U JP 10376689U JP 10376689 U JP10376689 U JP 10376689U JP H0810062 Y2 JPH0810062 Y2 JP H0810062Y2
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- Japan
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- parking brake
- bumper member
- lever
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用パーキングブレーキを作動するため
のパーキングブレーキ操作装置に関する。
のパーキングブレーキ操作装置に関する。
[従来の技術] 一般に、この種のパーキングブレーキは、車体に固定
して設けられるセクタ、このセクタに回動自在に支持さ
れた操作レバー、この操作レバーに回動自在に支持さ
れ、前記セクタと係合可能な爪部材、操作レバーのグリ
ップ内においてスプリングによって常時戻し付勢される
操作ノブ、およびこの操作ノブの移動に連動して往復動
し、前記爪部材の回動操作を行うレリーズロッドを有し
ている。そして、パーキングブレーキを作動させる場合
には、操作レバーを上方に向けて回動させ、操作レバー
に連結されたブレーキ作動ケーブルを引張させ、この状
態で爪部材をセクタの係止歯に係止させる。また、パー
キングブレーキを解除する場合には、操作ノブを押込ん
でセクタと爪部材との係合を解除させ、この状態で操作
レバーを最も下位の初期状態まで回動させ、ブレーキ作
動ケーブルを緩める。
して設けられるセクタ、このセクタに回動自在に支持さ
れた操作レバー、この操作レバーに回動自在に支持さ
れ、前記セクタと係合可能な爪部材、操作レバーのグリ
ップ内においてスプリングによって常時戻し付勢される
操作ノブ、およびこの操作ノブの移動に連動して往復動
し、前記爪部材の回動操作を行うレリーズロッドを有し
ている。そして、パーキングブレーキを作動させる場合
には、操作レバーを上方に向けて回動させ、操作レバー
に連結されたブレーキ作動ケーブルを引張させ、この状
態で爪部材をセクタの係止歯に係止させる。また、パー
キングブレーキを解除する場合には、操作ノブを押込ん
でセクタと爪部材との係合を解除させ、この状態で操作
レバーを最も下位の初期状態まで回動させ、ブレーキ作
動ケーブルを緩める。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来装置においては、パーキングブレーキを解除
する場合に、操作レバーの一部をセクタに当接させるこ
とにより、初期位置における位置規制を行っている。そ
のため、操作レバーとセクタとの金属同士で衝接し、不
快な金属打撃音が発生する。
する場合に、操作レバーの一部をセクタに当接させるこ
とにより、初期位置における位置規制を行っている。そ
のため、操作レバーとセクタとの金属同士で衝接し、不
快な金属打撃音が発生する。
パーキングブレーキを作動させている場合には、ブレ
ーキ作動ケーブルが引張され、その張力によって爪部材
とセクタとの係合が十分安定的に行われ、そのため操作
レバーや爪部材などの各部品のガタつきがなく、運転操
作者に特にノイズやガタつきなどの不快感を与えない。
しかし、パーキングブレーキを解除する場合には、ブレ
ーキ作動ケーブルの張力が小さくなるため、爪部材とセ
クタとの係合が不安定となって、操作レバーや爪部材の
ガタつきが大きくなり、そのため操作フィーリングが低
下するだけでなくガタつきによるノイズ等、運転操作者
に不快な感覚を与えることになる。
ーキ作動ケーブルが引張され、その張力によって爪部材
とセクタとの係合が十分安定的に行われ、そのため操作
レバーや爪部材などの各部品のガタつきがなく、運転操
作者に特にノイズやガタつきなどの不快感を与えない。
しかし、パーキングブレーキを解除する場合には、ブレ
ーキ作動ケーブルの張力が小さくなるため、爪部材とセ
クタとの係合が不安定となって、操作レバーや爪部材の
ガタつきが大きくなり、そのため操作フィーリングが低
下するだけでなくガタつきによるノイズ等、運転操作者
に不快な感覚を与えることになる。
さらに、車両走行中においては、パーキングブレーキ
は解除状態にあり、そのため、操作レバーや爪部材のガ
タつきあるいはそれに伴うノイズの発生等によって操作
フィーリングが損われている。
は解除状態にあり、そのため、操作レバーや爪部材のガ
タつきあるいはそれに伴うノイズの発生等によって操作
フィーリングが損われている。
特に最近においては、車の高級指向に伴い、上述した
ような部品のガタつきやこれに伴うノイズの発生を防止
することが強く要求されている。
ような部品のガタつきやこれに伴うノイズの発生を防止
することが強く要求されている。
本考案は、上記問題点を解決し、操作レバー等の部品
のガタつきや金属打撃音等のノイズの発生が防止され、
操作フィーリングに優れたパーキングブレーキ操作装置
を提供することを目的とする。
のガタつきや金属打撃音等のノイズの発生が防止され、
操作フィーリングに優れたパーキングブレーキ操作装置
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、パーキングブレーキを作動するための操作
レバーと;この操作レバーを回動自在に支持し、係止歯
を外周に有する固定されたセクタと;前記操作レバーに
回動自在に支持され、前記セクタに係合可能な爪部材
と;操作レバーのグリップ部に出没自在に配置された操
作ノブと;この操作ノブの移動によって前記爪部材を係
合位置と非係合位置とに回動変位させるレリーズロッド
と;を有するパーキングブレーキ操作装置において、 前記操作レバーには、前記操作レバーとの衝接を防止
するバンパ部材が設けられ、 このバンパ部材は、 クッション部材から構成される緩衝用頭部と、 この緩衝用頭部より突出した状態で形成された弾性片
によって構成される少なくとも一対の介挿用足部と、 を含み、前記操作レバーが非作動時の初期状態に復帰
したとき、前記バンパ部材の緩衝用頭部はセクタの縁部
に当接し、かつ前記バンパ部材の各介挿用足部は前記セ
クタと前記操作レバーの側板間に介挿されることを特徴
とするものである。
レバーと;この操作レバーを回動自在に支持し、係止歯
を外周に有する固定されたセクタと;前記操作レバーに
回動自在に支持され、前記セクタに係合可能な爪部材
と;操作レバーのグリップ部に出没自在に配置された操
作ノブと;この操作ノブの移動によって前記爪部材を係
合位置と非係合位置とに回動変位させるレリーズロッド
と;を有するパーキングブレーキ操作装置において、 前記操作レバーには、前記操作レバーとの衝接を防止
するバンパ部材が設けられ、 このバンパ部材は、 クッション部材から構成される緩衝用頭部と、 この緩衝用頭部より突出した状態で形成された弾性片
によって構成される少なくとも一対の介挿用足部と、 を含み、前記操作レバーが非作動時の初期状態に復帰
したとき、前記バンパ部材の緩衝用頭部はセクタの縁部
に当接し、かつ前記バンパ部材の各介挿用足部は前記セ
クタと前記操作レバーの側板間に介挿されることを特徴
とするものである。
[作用] 上記構成の装置においては、操作レバーとセクタとの
間にバンパ部材が介在し、バンパ部材の緩衝用頭部がセ
クタの縁部に当接するため、セクタと操作レバーとの衝
接が防止され、その結果セクタと操作レバーとの直接的
な接触による金属打撃音等のノイズの発生が防止され
る。
間にバンパ部材が介在し、バンパ部材の緩衝用頭部がセ
クタの縁部に当接するため、セクタと操作レバーとの衝
接が防止され、その結果セクタと操作レバーとの直接的
な接触による金属打撃音等のノイズの発生が防止され
る。
さらに、セクタと操作レバーとの間にバンパ部材が介
在し、その各介挿用足部が操作レバーの側板とセクタの
側面との間に介挿されることにより、このバンパ部材が
操作レバーの移動を規制するストッパとして機能し、操
作レバーのガタつきが防止される。その結果、パーキン
グブレーキが解除される車両走行中においても、操作レ
バーのガタつきによるノイズの発生が防止される。
在し、その各介挿用足部が操作レバーの側板とセクタの
側面との間に介挿されることにより、このバンパ部材が
操作レバーの移動を規制するストッパとして機能し、操
作レバーのガタつきが防止される。その結果、パーキン
グブレーキが解除される車両走行中においても、操作レ
バーのガタつきによるノイズの発生が防止される。
[実施例] 次に、本考案の好適な実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
第1図は、本考案の一実施例の構成全体を示す概略説
明図、第2図は、第1図において記号Aで表わした本考
案の要部を拡大して示す説明図である。
明図、第2図は、第1図において記号Aで表わした本考
案の要部を拡大して示す説明図である。
このパーキングブレーキ操作装置においては、セクタ
20は、回転軸24を中心とする弧に沿って係止歯22を有
し、さらに下端に設けられた固定部26によって図示しな
い車両本体に固定されている。
20は、回転軸24を中心とする弧に沿って係止歯22を有
し、さらに下端に設けられた固定部26によって図示しな
い車両本体に固定されている。
このセクタ20には、前記回転軸24を中心として、回動
自在な操作レバー30が設けられている。この操作レバー
30は、一対の側板32,34(一方のみ図示する)をその上
端において相互に連結して構成され、またその左側の一
端は水平方向に延びる筒状をなし、この筒部36にグリッ
プ70が嵌入して固定されるようになっている。
自在な操作レバー30が設けられている。この操作レバー
30は、一対の側板32,34(一方のみ図示する)をその上
端において相互に連結して構成され、またその左側の一
端は水平方向に延びる筒状をなし、この筒部36にグリッ
プ70が嵌入して固定されるようになっている。
前記グリップ70の端部には、押動可能な操作ノブ72が
出没自在に配置されており、この操作ノブ72の背面と、
前記操作レバー30の筒部36の中間部に形成したストッパ
38との間には、付勢部材である圧縮コイルスプリング74
が配置されている。また、操作ノブ72には、伝達部材で
あるロッド50の一端が連結されている。
出没自在に配置されており、この操作ノブ72の背面と、
前記操作レバー30の筒部36の中間部に形成したストッパ
38との間には、付勢部材である圧縮コイルスプリング74
が配置されている。また、操作ノブ72には、伝達部材で
あるロッド50の一端が連結されている。
また、前記ロッド50の他端側は、ポール60の基端側に
おいてピン66によって回動可能に支持固定されている。
このポール60は、回転軸62を用いて操作レバー30の側板
32,34に回動自在に支持され、前記ロッド50を介して付
勢部材74の付勢力により反時計方向に常時付勢されるこ
とになる。また、このポール60は全体形状がほぼく字形
をなし、その先端側にはセクタ20の係止歯22と係合する
爪部64が設けられている。そして、この爪部64が係止歯
22と係合することにより、ブレーキ作動ケーブル44の引
張り付勢力に抗し、操作レバー30の傾き角を所定角度に
固定することができる。
おいてピン66によって回動可能に支持固定されている。
このポール60は、回転軸62を用いて操作レバー30の側板
32,34に回動自在に支持され、前記ロッド50を介して付
勢部材74の付勢力により反時計方向に常時付勢されるこ
とになる。また、このポール60は全体形状がほぼく字形
をなし、その先端側にはセクタ20の係止歯22と係合する
爪部64が設けられている。そして、この爪部64が係止歯
22と係合することにより、ブレーキ作動ケーブル44の引
張り付勢力に抗し、操作レバー30の傾き角を所定角度に
固定することができる。
また、前記セクタ20の前方側には、ほぼ矩形のバンパ
部材当接部20aが形成されている。このバンパ部材当接
部20aは、前記ポール60の回動を阻害しない領域に形成
されている。
部材当接部20aが形成されている。このバンパ部材当接
部20aは、前記ポール60の回動を阻害しない領域に形成
されている。
そして、前記操作レバー30の下部には前記バンパ部材
当接部20aに臨ませて、本考案の特徴部分であるバンパ
部材10が取付けられている。
当接部20aに臨ませて、本考案の特徴部分であるバンパ
部材10が取付けられている。
第3図および第4図は、前記バンパ部材10を示す説明
用正面図および説明用側面図である。このバンパ部材10
は、全体形状がほぼU字状をなし、緩衝用頭部12と、介
挿用足部14a,14bと、ピン挿通孔16とから構成されてい
る。
用正面図および説明用側面図である。このバンパ部材10
は、全体形状がほぼU字状をなし、緩衝用頭部12と、介
挿用足部14a,14bと、ピン挿通孔16とから構成されてい
る。
前記緩衝用頭部12は、弾性を有する肉厚のクッション
部材から構成され、その回転軸24方向の幅W1は操作レバ
ー30を構成する側板32と側板34との間隔と同じかそれよ
り若干狭く構成されている。そして、前記緩衝用頭部12
には、前記幅W1方向にバンパ部材10を取り付けるための
ピン挿通孔16が形成されている。
部材から構成され、その回転軸24方向の幅W1は操作レバ
ー30を構成する側板32と側板34との間隔と同じかそれよ
り若干狭く構成されている。そして、前記緩衝用頭部12
には、前記幅W1方向にバンパ部材10を取り付けるための
ピン挿通孔16が形成されている。
前記介挿用足部14a,14bは、前記緩衝用頭部12の両端
より突出して形成された一対の弾性片より構成され、そ
の各中途部には内側に向けて突出する正面形状が台形の
屈曲部142a,142bが形成されている。そして、これら屈
曲部142a,142bの相互間の間隔W2は、前記セクタ20の厚
み幅とほぼ同程度かあるいはそれより若干狭く形成され
ている。また、介挿用足部14a,14bの自由端には、バン
パ部材20の回転変位を防止してその位置決めを行うため
に、外側に湾曲した係止ガイド部144a,144bが形成され
ている。
より突出して形成された一対の弾性片より構成され、そ
の各中途部には内側に向けて突出する正面形状が台形の
屈曲部142a,142bが形成されている。そして、これら屈
曲部142a,142bの相互間の間隔W2は、前記セクタ20の厚
み幅とほぼ同程度かあるいはそれより若干狭く形成され
ている。また、介挿用足部14a,14bの自由端には、バン
パ部材20の回転変位を防止してその位置決めを行うため
に、外側に湾曲した係止ガイド部144a,144bが形成され
ている。
上記構成のバンパ部材10は、例えば弾性を有する合成
樹脂や硬質ゴム等を一体成形することにより形成するこ
とができる。
樹脂や硬質ゴム等を一体成形することにより形成するこ
とができる。
このバンパ部材10は、パーキングブレーキが解除され
たとき、すなわち操作レバー30が最も下位の初期位置ま
で復帰してブレーキ作動ケーブル44が緩められた状態の
ときに、第6図に示すように、バンパ部材10の緩衝用頭
部12がセクタ20におけるバンパ部材当接部20aの上縁部
に当接する位置に設ける必要がある。そして、バンパ部
材10は、第5図に示すように、ピンPを操作レバー30の
側板32,バンパ部材10のピン挿通孔16および側板34の相
互に挿通し、さらにピンPの両端に抜け止めを形成して
構成されている。このようなピンPは、基端側に抜け止
めP2を有するピン本体P1を側板32,ピン挿通孔16および
側板34に挿通した後、頭部P3をかしめることにより取付
け固定される。
たとき、すなわち操作レバー30が最も下位の初期位置ま
で復帰してブレーキ作動ケーブル44が緩められた状態の
ときに、第6図に示すように、バンパ部材10の緩衝用頭
部12がセクタ20におけるバンパ部材当接部20aの上縁部
に当接する位置に設ける必要がある。そして、バンパ部
材10は、第5図に示すように、ピンPを操作レバー30の
側板32,バンパ部材10のピン挿通孔16および側板34の相
互に挿通し、さらにピンPの両端に抜け止めを形成して
構成されている。このようなピンPは、基端側に抜け止
めP2を有するピン本体P1を側板32,ピン挿通孔16および
側板34に挿通した後、頭部P3をかしめることにより取付
け固定される。
次に、以上の構成からなるパーキングブレーキ操作装
置の作用について説明する。
置の作用について説明する。
まず、装置全体の作動を第1図に基づいて述べる。
パーキングブレーキを作動させる場合には、グリップ
70を握持し、操作レバー30を図中上方へ所定角度回動さ
せる。これにより、ブレーキ作動ケーブル44が引き締め
られてパーキングブレーキが作動する。
70を握持し、操作レバー30を図中上方へ所定角度回動さ
せる。これにより、ブレーキ作動ケーブル44が引き締め
られてパーキングブレーキが作動する。
また、これとは逆にパーキングブレーキを解除する場
合には、グリップ70を握持し、操作レバー30をわずかに
持ち上げながら付勢部材74の付勢力に抗して操作ノブ72
を押し込む。これにより、ロッド50は図中右方向へ移動
し、ポール60を時計方向に回動させるため、その爪部64
と係止歯22との係合状態が解除される。そして、この状
態で操作レバー30を図中下方に向けて初期位置まで回動
させることにより、ブレーキ作動ケーブル44が緩めら
れ、パーキングブレーキが解除されることになる。
合には、グリップ70を握持し、操作レバー30をわずかに
持ち上げながら付勢部材74の付勢力に抗して操作ノブ72
を押し込む。これにより、ロッド50は図中右方向へ移動
し、ポール60を時計方向に回動させるため、その爪部64
と係止歯22との係合状態が解除される。そして、この状
態で操作レバー30を図中下方に向けて初期位置まで回動
させることにより、ブレーキ作動ケーブル44が緩めら
れ、パーキングブレーキが解除されることになる。
このとき、バンパ部材10とセクタ20との相対的位置関
係は、第5図に示す状態から第6図(第2図におけるVI
−VI断面図)に示す状態に移行する。すなわち、パーキ
ングブレーキが作動中には、第5図に示すように、セク
タ20とバンパ部材10とは非接触の状態にある。
係は、第5図に示す状態から第6図(第2図におけるVI
−VI断面図)に示す状態に移行する。すなわち、パーキ
ングブレーキが作動中には、第5図に示すように、セク
タ20とバンパ部材10とは非接触の状態にある。
パーキングブレーキを解除するために操作レバー30を
初期位置に回動させると、第6図に示すように、側板3
2,34が下降してきて、バンパ部材10の緩衝用頭部12がバ
ンパ部材当接部20aに当接し、操作レバー30の下降が停
止される。このとき、バンパ部材10の緩衝用頭部12は適
度の弾性を有するクッション部材から構成されているた
め、バンパ部材当接部20aとの当接時に生ずる衝撃力が
吸収され、不快な打撃音や操作レバーのビビリが防止さ
れる。
初期位置に回動させると、第6図に示すように、側板3
2,34が下降してきて、バンパ部材10の緩衝用頭部12がバ
ンパ部材当接部20aに当接し、操作レバー30の下降が停
止される。このとき、バンパ部材10の緩衝用頭部12は適
度の弾性を有するクッション部材から構成されているた
め、バンパ部材当接部20aとの当接時に生ずる衝撃力が
吸収され、不快な打撃音や操作レバーのビビリが防止さ
れる。
また、バンパ部材10の介挿用足部14a,14bは側板32,34
とセクタ20の両側面との各間隙にそれぞれ介挿された状
態にある。そして、前記介挿用足部14a,14bの屈曲部142
a,142bはバンパ部材当接部20aの両側面に対してそれぞ
れ圧接した状態にあり、また前記屈曲部142a,142bの上
下両側の部分は側板32,34に対してそれぞれ圧接した状
態にあるため、介挿用足部14a,14bは側板32,34を適度な
力で押えてその移動を規制するストッパとして機能す
る。その結果、側板32,34のガタつきが防止され、従っ
て車両走行中においてパーキングブレーキが解除された
状態であっても車両の振動等による側板32,34のガタつ
きやそれに伴うノイズの発生が防止される。
とセクタ20の両側面との各間隙にそれぞれ介挿された状
態にある。そして、前記介挿用足部14a,14bの屈曲部142
a,142bはバンパ部材当接部20aの両側面に対してそれぞ
れ圧接した状態にあり、また前記屈曲部142a,142bの上
下両側の部分は側板32,34に対してそれぞれ圧接した状
態にあるため、介挿用足部14a,14bは側板32,34を適度な
力で押えてその移動を規制するストッパとして機能す
る。その結果、側板32,34のガタつきが防止され、従っ
て車両走行中においてパーキングブレーキが解除された
状態であっても車両の振動等による側板32,34のガタつ
きやそれに伴うノイズの発生が防止される。
以上、本考案の一実施例について述べたが、本考案は
これに限定されず、考案の要旨の範囲内で種々の改変を
行うことが可能である。例えば、バンパ部材10の介挿用
足部14a,14bの形状は、側板32,34とセクタ20との間に介
挿されて操作レバー30のガタつきが防止できる限りにお
いて、種々変更が可能である。また、セクタ20とバンパ
部材10の固定手段は、ピンPによらず、バンパ部材10に
係止用突起を形成し、さらに側板32,34に係止穴を設
け、前記係止用突起と前記係止穴との弾性的係合による
こともできる。
これに限定されず、考案の要旨の範囲内で種々の改変を
行うことが可能である。例えば、バンパ部材10の介挿用
足部14a,14bの形状は、側板32,34とセクタ20との間に介
挿されて操作レバー30のガタつきが防止できる限りにお
いて、種々変更が可能である。また、セクタ20とバンパ
部材10の固定手段は、ピンPによらず、バンパ部材10に
係止用突起を形成し、さらに側板32,34に係止穴を設
け、前記係止用突起と前記係止穴との弾性的係合による
こともできる。
[考案の効果] 本考案によれば、操作レバーにセクタと当接するバン
パ部材を取付けることにより、パーキングブレーキ部材
を解除した際に発生する操作レバーのガタつきやセクタ
との衝接に伴う耳障りなノイズの発生を防止することが
でき、操作フィーリングに優れ騒音の少ない快適な走行
が可能なパーキングブレーキ操作装置を提供することが
できる。
パ部材を取付けることにより、パーキングブレーキ部材
を解除した際に発生する操作レバーのガタつきやセクタ
との衝接に伴う耳障りなノイズの発生を防止することが
でき、操作フィーリングに優れ騒音の少ない快適な走行
が可能なパーキングブレーキ操作装置を提供することが
できる。
第1図は、本考案の一実施例を示す概略説明図、 第2図は、第1図のA部分を拡大して示す説明図、 第3図および第4図は、本考案の要部であるバンパ部材
を示す正面図および側面図、 第5図および第6図は、本考案の作動を示す部分断面図
である。 10…バンパ部材、12…緩衝用頭部、14a,14b…介挿用足
部、20…セクタ、20a…バンパ部材当接部、30…操作レ
バー、32,34…側板、50…ロッド、60…ポール。
を示す正面図および側面図、 第5図および第6図は、本考案の作動を示す部分断面図
である。 10…バンパ部材、12…緩衝用頭部、14a,14b…介挿用足
部、20…セクタ、20a…バンパ部材当接部、30…操作レ
バー、32,34…側板、50…ロッド、60…ポール。
Claims (2)
- 【請求項1】パーキングブレーキを作動するための操作
レバーと;この操作レバーを回動自在に支持し、係止歯
を外周に有する固定されたセクタと;前記操作レバーに
回動自在に支持され、前記セクタに係合可能な爪部材
と;操作レバーのグリップ部に出没自在に配置された操
作ノブと;この操作ノブの移動によって前記爪部材を係
合位置と非係合位置とに回動変位させるレリーズロッド
と;を有するパーキングブレーキ操作装置において、 前記操作レバーには、前記操作レバーとの衝接を防止す
るバンパ部材が設けられ、 このバンパ部材は、 クッション部材から構成される緩衝用頭部と、 この緩衝用頭部より突出した状態で形成された弾性片に
よって構成される少なくとも一対の介挿用足部と、 を含み、前記操作レバーが非作動時の初期状態に復帰し
たとき、前記バンパ部材の緩衝用頭部はセクタの縁部に
当接し、かつ前記バンパ部材の各介挿用足部は前記セク
タと前記操作レバーの側板間に介挿されることを特徴と
するパーキングブレーキ操作装置。 - 【請求項2】請求項(1)において、バンパ部材におけ
る一対の介挿用足部を構成する各弾性片は、その中途部
の複数箇所において屈曲し、操作レバーの側板およびセ
クタの側面においてそれぞれ少なくとも1箇所接触する
パーキングブレーキ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10376689U JPH0810062Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | パーキングブレーキ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10376689U JPH0810062Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | パーキングブレーキ操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0342470U JPH0342470U (ja) | 1991-04-22 |
JPH0810062Y2 true JPH0810062Y2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=31652589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10376689U Expired - Lifetime JPH0810062Y2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | パーキングブレーキ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0810062Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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JP5013073B2 (ja) * | 2007-03-09 | 2012-08-29 | 株式会社エクサ | 2液混合注入装置及びそのミキサ |
-
1989
- 1989-09-04 JP JP10376689U patent/JPH0810062Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0342470U (ja) | 1991-04-22 |
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