JPH079897A - 自動車用リヤシート - Google Patents
自動車用リヤシートInfo
- Publication number
- JPH079897A JPH079897A JP15666093A JP15666093A JPH079897A JP H079897 A JPH079897 A JP H079897A JP 15666093 A JP15666093 A JP 15666093A JP 15666093 A JP15666093 A JP 15666093A JP H079897 A JPH079897 A JP H079897A
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- seat
- wire
- pad
- seat cushion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組付けが簡単であると共に、がた付き及び異
音発生のないシートクッションの組付け構造が得られ、
かつコスト低減を図ることが可能となること。 【構成】 シートクッション11がリヤフロア14に取
付けられると共にシートクッション11から後方へ突出
形成した係合ワイヤ12を、バックパネル13に固定し
たシートバック10に係合させて取付けられている自動
車用リヤシートにおいて、前記係合ワイヤ12が前記シ
ートクッションの一体発泡成形時のパッド2で被覆され
て、シートバック10とバックパネル13との間に挟持
されている。
音発生のないシートクッションの組付け構造が得られ、
かつコスト低減を図ることが可能となること。 【構成】 シートクッション11がリヤフロア14に取
付けられると共にシートクッション11から後方へ突出
形成した係合ワイヤ12を、バックパネル13に固定し
たシートバック10に係合させて取付けられている自動
車用リヤシートにおいて、前記係合ワイヤ12が前記シ
ートクッションの一体発泡成形時のパッド2で被覆され
て、シートバック10とバックパネル13との間に挟持
されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートクッションの後
部がクッション後方へ突出した係合ワイヤを介してシー
トバックに係合している自動車用リヤシートに関する。
部がクッション後方へ突出した係合ワイヤを介してシー
トバックに係合している自動車用リヤシートに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車用リヤシートとして図8
及び図9に示すリヤシート100がある。
及び図9に示すリヤシート100がある。
【0003】このリヤシート100はバックパネル13
に適宜の手段(図示せず)により固着したシートバック
10と、リヤフロア14に取付けたシートクッション1
1とから構成されている。このときシートクッション1
1はその前部が適宜のフック係合(図示せず)によりリ
ヤフロア14に取付けられており、その後部がシートク
ッション11のフレームから後方へL字状に突出形成し
た係合ワイヤ12をシートバック10とバックパネル1
3との間に位置させて取付けられている。
に適宜の手段(図示せず)により固着したシートバック
10と、リヤフロア14に取付けたシートクッション1
1とから構成されている。このときシートクッション1
1はその前部が適宜のフック係合(図示せず)によりリ
ヤフロア14に取付けられており、その後部がシートク
ッション11のフレームから後方へL字状に突出形成し
た係合ワイヤ12をシートバック10とバックパネル1
3との間に位置させて取付けられている。
【0004】このようなリヤシート100はシートクッ
ション11の組付けが簡単なところから採用されている
ものであり、追突,あるいは急ブレーキ時のシートクッ
ション11の前方向へのずれは係合ワイヤ12がシート
バック10の下部に係合して阻止されるようになってい
る。
ション11の組付けが簡単なところから採用されている
ものであり、追突,あるいは急ブレーキ時のシートクッ
ション11の前方向へのずれは係合ワイヤ12がシート
バック10の下部に係合して阻止されるようになってい
る。
【0005】なお、図8中、符号15はリヤパーセルで
ある。
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たリヤシート100は係合ワイヤ12がシートバック1
0及びバックパネル13との間に隙間を有して配置され
るものであるから、シートクッション11にがた付きが
生じ易く安定感に欠ける恐れがあった。
たリヤシート100は係合ワイヤ12がシートバック1
0及びバックパネル13との間に隙間を有して配置され
るものであるから、シートクッション11にがた付きが
生じ易く安定感に欠ける恐れがあった。
【0007】これに対し、係合ワイヤ12をシートバッ
ク10とバックパネル13との間に挟持するようにすれ
ば、ある程度のがた付きは規制できる。しかし、金属製
の係合ワイヤ12と金属パネルであるバックパネル13
との間の干渉等により、僅かの走行振動等でも異音を生
じ易くなるという問題を招くこととなる。
ク10とバックパネル13との間に挟持するようにすれ
ば、ある程度のがた付きは規制できる。しかし、金属製
の係合ワイヤ12と金属パネルであるバックパネル13
との間の干渉等により、僅かの走行振動等でも異音を生
じ易くなるという問題を招くこととなる。
【0008】また、このときのシートクッション11は
通常一体発泡成形により成形されるものであり、成形後
係合ワイヤ12に被覆したパッドを除去して用いられ
る。このため従来ではパッド除去工程が必要となり、工
程数の増加によりコスト高となる問題点をも有してい
た。
通常一体発泡成形により成形されるものであり、成形後
係合ワイヤ12に被覆したパッドを除去して用いられ
る。このため従来ではパッド除去工程が必要となり、工
程数の増加によりコスト高となる問題点をも有してい
た。
【0009】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のでありその目的は組付けが簡単であると共に、ガタ付
き及び異音発生がなく、かつコスト低減を図ることが可
能な自動車用リヤシートを提供するにある。
のでありその目的は組付けが簡単であると共に、ガタ付
き及び異音発生がなく、かつコスト低減を図ることが可
能な自動車用リヤシートを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、シートクッションがリヤフロ
アに取付けられると共に該シートクッションから後方へ
突出形成した係合ワイヤをシートバックと該シートバッ
クを固定したバックパネルとの間に係合させて取付けら
れている自動車用リヤシートにおいて、前記係合ワイヤ
が前記シートクッションの一体発泡成形時のパッドで被
覆されて、シートバックとバックパネルとの間に挟持さ
れていることを特徴としている。
ため、請求項1の発明は、シートクッションがリヤフロ
アに取付けられると共に該シートクッションから後方へ
突出形成した係合ワイヤをシートバックと該シートバッ
クを固定したバックパネルとの間に係合させて取付けら
れている自動車用リヤシートにおいて、前記係合ワイヤ
が前記シートクッションの一体発泡成形時のパッドで被
覆されて、シートバックとバックパネルとの間に挟持さ
れていることを特徴としている。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
自動車用リヤシートであって、前記パッドが前記一体発
泡成形時に係合ワイヤに被覆した布製袋体を芯材として
内包していることを特徴としている。
自動車用リヤシートであって、前記パッドが前記一体発
泡成形時に係合ワイヤに被覆した布製袋体を芯材として
内包していることを特徴としている。
【0012】さらに、請求項3の発明は、請求項1記載
の自動車用リヤシートであって、前記パッドが前記一体
発泡成形時に前記係合ワイヤに添ってセットしたスラブ
ウレタンを芯材として内包していることを特徴としてい
る。
の自動車用リヤシートであって、前記パッドが前記一体
発泡成形時に前記係合ワイヤに添ってセットしたスラブ
ウレタンを芯材として内包していることを特徴としてい
る。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、係合ワイヤを被覆す
るパッドはシートクッションの一体発泡成形時に同時に
形成され、係合ワイヤへパッドを被覆する新な工程を必
要としない。
るパッドはシートクッションの一体発泡成形時に同時に
形成され、係合ワイヤへパッドを被覆する新な工程を必
要としない。
【0014】そして、パッドで被覆された係合ワイヤ
は、パッドを介してシートバックとバックパネルとの間
に挟持されるので、係合ワイヤと、シートバック及びバ
ックパネルとの間に隙間のない係合状態が得られと共
に、他部品と干渉しても異音の発生がない。
は、パッドを介してシートバックとバックパネルとの間
に挟持されるので、係合ワイヤと、シートバック及びバ
ックパネルとの間に隙間のない係合状態が得られと共
に、他部品と干渉しても異音の発生がない。
【0015】また、請求項2及び3の発明によれば、パ
ッドに内包された布製袋体及びスラブウレタンはシート
クッションの一体発泡成形時に発泡剤が含浸して硬くな
り、適度の剛性が付与された芯材となって係合ワイヤか
らのパッドの剥離を防止する。
ッドに内包された布製袋体及びスラブウレタンはシート
クッションの一体発泡成形時に発泡剤が含浸して硬くな
り、適度の剛性が付与された芯材となって係合ワイヤか
らのパッドの剥離を防止する。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。
体的に説明する。
【0017】図1は本発明に係る自動車用リヤシート1
を示す。
を示す。
【0018】この自動車用リヤシート1はシートクッシ
ョン11の後方へ突出形成したシートバック10への係
合部分の構成が相違し、他の構成は前述した従来の自動
車用リヤシート100と同様となっている。
ョン11の後方へ突出形成したシートバック10への係
合部分の構成が相違し、他の構成は前述した従来の自動
車用リヤシート100と同様となっている。
【0019】すなわち、自動車用リヤシート1はバック
パネル13に適宜の手段(図示せず)により固着したシ
ートバック10と、リヤフロア14に取付けたシートク
ッション11とから構成されている。
パネル13に適宜の手段(図示せず)により固着したシ
ートバック10と、リヤフロア14に取付けたシートク
ッション11とから構成されている。
【0020】このときのシートクッション11はその前
部が適宜のフック係合(図示せず)によりリヤフロア1
4に取付けられており、その後部がシートクッション1
1のフレームから後方へL字状に突出形成した、パッド
2で被覆された係合ワイヤ12をシートバック10とバ
ックパネル13との間で挟持するようにして取付けられ
ている。
部が適宜のフック係合(図示せず)によりリヤフロア1
4に取付けられており、その後部がシートクッション1
1のフレームから後方へL字状に突出形成した、パッド
2で被覆された係合ワイヤ12をシートバック10とバ
ックパネル13との間で挟持するようにして取付けられ
ている。
【0021】このシートクッション11は図3に示すよ
うに係合ワイヤ12を後方へL字状に突出形成したクッ
ションフレームアッセンブリ110を発泡型111内に
セットして一体発泡成形することにより成形される。こ
の成形によりクッションフレームアッセンブリ110は
パッドで被覆されて所望のシートクッション形状に形成
されると共に、係合ワイヤ12はパッド2で被覆されて
シートバック10への係合部3として成形される。成形
後シートクッション形状部分は表皮で被覆されて図2に
示す所望のシートクッションが形成されるが、係合ワイ
ヤ12はパッド2で被覆されたままの状態で前記したリ
ヤシート1の組付けの際にシートバック10への係合部
3として適用される。
うに係合ワイヤ12を後方へL字状に突出形成したクッ
ションフレームアッセンブリ110を発泡型111内に
セットして一体発泡成形することにより成形される。こ
の成形によりクッションフレームアッセンブリ110は
パッドで被覆されて所望のシートクッション形状に形成
されると共に、係合ワイヤ12はパッド2で被覆されて
シートバック10への係合部3として成形される。成形
後シートクッション形状部分は表皮で被覆されて図2に
示す所望のシートクッションが形成されるが、係合ワイ
ヤ12はパッド2で被覆されたままの状態で前記したリ
ヤシート1の組付けの際にシートバック10への係合部
3として適用される。
【0022】このように係合ワイヤ12を被覆するパッ
ド2はシートクッション11の一体発泡成形時に同時に
形成されるので、係合ワイヤ12へパッド2を被覆する
新な工程を必要としない。
ド2はシートクッション11の一体発泡成形時に同時に
形成されるので、係合ワイヤ12へパッド2を被覆する
新な工程を必要としない。
【0023】以上のようにして組付けられたリヤシート
1は、パッド2で被覆された係合ワイヤ12がシートバ
ック10とバックパネル13との間に挟持されるので、
係合ワイヤ12と、シートバック10及びバックパネル
13との間にパッド2が介在して隙間の生じない係合状
態が得られ、該係合部分のガタ付きを防止している。ま
た、係合ワイヤ12はパッド2で被覆されているので他
部品と干渉しても異音の発生がない。
1は、パッド2で被覆された係合ワイヤ12がシートバ
ック10とバックパネル13との間に挟持されるので、
係合ワイヤ12と、シートバック10及びバックパネル
13との間にパッド2が介在して隙間の生じない係合状
態が得られ、該係合部分のガタ付きを防止している。ま
た、係合ワイヤ12はパッド2で被覆されているので他
部品と干渉しても異音の発生がない。
【0024】図4及び図5は他の実施例としてのシート
バック10への係合部4及び5の断面を示す。
バック10への係合部4及び5の断面を示す。
【0025】係合部4はパッド2がシートクッション1
1の一体発泡成形時に係合ワイヤ12に被覆した粗毛布
からなる袋体6を芯材として内包した構造となってい
る。この係合部4は図6に示すようにクッションフレー
ムアッセンブリ110の後方へ突出形成した係合ワイヤ
12に予め粗毛布からなる袋体6を被覆しておき、この
ものを一体発泡成形してシートクッション11を成形す
ることによって同時に成形される。
1の一体発泡成形時に係合ワイヤ12に被覆した粗毛布
からなる袋体6を芯材として内包した構造となってい
る。この係合部4は図6に示すようにクッションフレー
ムアッセンブリ110の後方へ突出形成した係合ワイヤ
12に予め粗毛布からなる袋体6を被覆しておき、この
ものを一体発泡成形してシートクッション11を成形す
ることによって同時に成形される。
【0026】また、係合部5はパッド2がシートクッシ
ョン11の一体発泡成形時に係合ワイヤ12に添ってセ
ットした板状のスラブウレタン7を芯材として内包した
構造となっている。この係合部5は図7に示すように板
状のスラブウレタン7をクッションフレームアッセンブ
リ110の後方へ突出形成した係合ワイヤ12に添うよ
うに発泡型110内にセットし、一体発泡成形してシー
トクッション11を成形することによって同時に成形さ
れる。
ョン11の一体発泡成形時に係合ワイヤ12に添ってセ
ットした板状のスラブウレタン7を芯材として内包した
構造となっている。この係合部5は図7に示すように板
状のスラブウレタン7をクッションフレームアッセンブ
リ110の後方へ突出形成した係合ワイヤ12に添うよ
うに発泡型110内にセットし、一体発泡成形してシー
トクッション11を成形することによって同時に成形さ
れる。
【0027】これら係合部4及び5の袋体6及び板状の
スラブウレタン7はシートクッション11の一体発泡成
形時に発泡剤が含浸して硬くなり、適宜の剛性が付与さ
れた芯材となっている。このため係合部4及び5はパッ
ド2の係合ワイヤ12からの剥離が前記芯材によって防
止されて耐久性に富んだものとなっている。
スラブウレタン7はシートクッション11の一体発泡成
形時に発泡剤が含浸して硬くなり、適宜の剛性が付与さ
れた芯材となっている。このため係合部4及び5はパッ
ド2の係合ワイヤ12からの剥離が前記芯材によって防
止されて耐久性に富んだものとなっている。
【0028】特に、係合部4は袋体6を係合ワイヤ12
に予め被覆させて成形されるものであるから、成形時の
袋体6の位置決めが容易であると共に、成形後剛性が付
与された袋体6が係合ワイヤ12を囲繞する構造となる
ので、前記したパッド2の剥離強度が係合ワイヤ12の
全周に渡って付与される。
に予め被覆させて成形されるものであるから、成形時の
袋体6の位置決めが容易であると共に、成形後剛性が付
与された袋体6が係合ワイヤ12を囲繞する構造となる
ので、前記したパッド2の剥離強度が係合ワイヤ12の
全周に渡って付与される。
【0029】また、係合部5は、スラブウレタン7によ
り高剛性の芯材を内包した構造となるので、スラブウレ
タン7が係合ワイヤ12へ漸近する方向の外力がパッド
2に付与したときの前記したパッド2の剥離強度が一層
向上したものとなる。
り高剛性の芯材を内包した構造となるので、スラブウレ
タン7が係合ワイヤ12へ漸近する方向の外力がパッド
2に付与したときの前記したパッド2の剥離強度が一層
向上したものとなる。
【0030】係合部4及び5を有するシートクッション
11は前記した係合部3を有するシートクッション11
と同様に組付けてリヤシート1を得ることができ、得ら
れたリヤシート1は前記したと同様にシートクッション
11のシートバック10への係合部分にがた付き及び異
音発生のないものとなる。
11は前記した係合部3を有するシートクッション11
と同様に組付けてリヤシート1を得ることができ、得ら
れたリヤシート1は前記したと同様にシートクッション
11のシートバック10への係合部分にがた付き及び異
音発生のないものとなる。
【0031】なお、係合部5のスラブウレタン7は前記
した実施例のように係合ワイヤ12の一側に配置される
ものだけでなく、係合ワイヤ12の両側に配置すること
もできる。
した実施例のように係合ワイヤ12の一側に配置される
ものだけでなく、係合ワイヤ12の両側に配置すること
もできる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、シートクッションの組付けが簡単であると共に、
パッドで被覆された係合ワイヤがシートバックとバック
パネルとの間に挟持されるので、係合ワイヤと、シート
バック及びバックパネルとの間にパッドが介在して隙間
の生じない係合状態が得られ、該係合部分のがた付き及
び異音発生のない自動車用リヤシートを提供することが
できた。その上、前記した係合ワイヤの被覆パッドはシ
ートクッションの一体発泡成形時に同時に形成されるも
のであるから新な工程を不要とし、パッドの剥離工程の
必要な従来のものに比べてコスト低減が図れる。
れば、シートクッションの組付けが簡単であると共に、
パッドで被覆された係合ワイヤがシートバックとバック
パネルとの間に挟持されるので、係合ワイヤと、シート
バック及びバックパネルとの間にパッドが介在して隙間
の生じない係合状態が得られ、該係合部分のがた付き及
び異音発生のない自動車用リヤシートを提供することが
できた。その上、前記した係合ワイヤの被覆パッドはシ
ートクッションの一体発泡成形時に同時に形成されるも
のであるから新な工程を不要とし、パッドの剥離工程の
必要な従来のものに比べてコスト低減が図れる。
【0033】請求項2の発明によれば、パッドがシート
クッションの一体発泡成形時に係合ワイヤに被覆した布
製袋体を芯材として内包した構成となっているので、成
形時の袋体の位置決めが容易で、成形が容易であると共
に、成形後係合ワイヤが剛性の付与された布製袋体で囲
繞されることとなり、パッドの係合ワイヤからの剥離強
度が係合ワイヤの全周に渡って付与される。
クッションの一体発泡成形時に係合ワイヤに被覆した布
製袋体を芯材として内包した構成となっているので、成
形時の袋体の位置決めが容易で、成形が容易であると共
に、成形後係合ワイヤが剛性の付与された布製袋体で囲
繞されることとなり、パッドの係合ワイヤからの剥離強
度が係合ワイヤの全周に渡って付与される。
【0034】また、請求項3の発明によれば、パッドが
シートクッションの一体発泡成形時に係合ワイヤに添っ
てセットしたスラブウレタンを芯材として内包した構成
となっているので、スラブウレタンによる高剛性の芯材
により、パッドの係合ワイヤからの剥離強度が一層向上
したものとなる。
シートクッションの一体発泡成形時に係合ワイヤに添っ
てセットしたスラブウレタンを芯材として内包した構成
となっているので、スラブウレタンによる高剛性の芯材
により、パッドの係合ワイヤからの剥離強度が一層向上
したものとなる。
【図1】一実施例の自動車用リヤシートの側面図であ
る。
る。
【図2】図1の自動車用リヤシートのシートクッション
の部分斜視図である。
の部分斜視図である。
【図3】図2のシートクッションの一体発泡成形を説明
する概略図である。
する概略図である。
【図4】他の実施例の係合部(パッドで被覆した係合ワ
イヤ)の横断面図である。
イヤ)の横断面図である。
【図5】他の実施例の係合部(パッドで被覆した係合ワ
イヤ)の横断面図である。
イヤ)の横断面図である。
【図6】図4の係合部の製造方法を説明する概略図であ
る。
る。
【図7】図5の係合部の製造方法を説明する概略図であ
る。
る。
【図8】従来の自動車用リヤシートの側面図である。
【図9】図8の自動車用リヤシートに用いるシートクッ
ションの部分斜視図である。
ションの部分斜視図である。
1 自動車用リヤシート 2 パッド 3,4,5 係合部 6 袋体(布製袋体) 7 スラブウレタン 10 シートバック 11 シートクッション 12 係合ワイヤ 13 バックパネル
Claims (3)
- 【請求項1】 シートクッションがリヤフロアに取付け
られると共にシートクッションから後方へ突出形成した
係合ワイヤを、バックパネルに固定したシートバックに
係合させて取付けられている自動車用リヤシートにおい
て、 前記係合ワイヤが前記シートクッションの一体発
泡成形時のパッドで被覆されて、シートバックとバック
パネルとの間に挟持されていることを特徴とする自動車
用リヤシート。 - 【請求項2】 前記パッドが前記一体発泡成形時に係合
ワイヤに被覆した布製袋体を芯材として内包しているこ
とを特徴とする請求項1記載の自動車用リヤシート。 - 【請求項3】 前記パッドが前記一体発泡成形時に前記
係合ワイヤに添ってセットしたスラブウレタンを芯材と
して内包していることを特徴とする請求項1記載の自動
車用リヤシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5156660A JP2693105B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 自動車用リヤシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5156660A JP2693105B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 自動車用リヤシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079897A true JPH079897A (ja) | 1995-01-13 |
JP2693105B2 JP2693105B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=15632518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5156660A Expired - Fee Related JP2693105B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 自動車用リヤシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693105B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007168621A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Tachi S Co Ltd | リア・シート |
JP2014069532A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シートパッド及びそのための発泡成形型 |
US9860584B2 (en) | 1998-06-16 | 2018-01-02 | Rovi Guides, Inc. | Interactive television program guide with simultaneous watch and record capabilities |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5156660A patent/JP2693105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9860584B2 (en) | 1998-06-16 | 2018-01-02 | Rovi Guides, Inc. | Interactive television program guide with simultaneous watch and record capabilities |
JP2007168621A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Tachi S Co Ltd | リア・シート |
JP2014069532A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | シートパッド及びそのための発泡成形型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2693105B2 (ja) | 1997-12-24 |
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