JPH0798343B2 - 樹脂成型方法及びこの方法に用いる金型 - Google Patents

樹脂成型方法及びこの方法に用いる金型

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JPH0798343B2
JPH0798343B2 JP2121484A JP12148490A JPH0798343B2 JP H0798343 B2 JPH0798343 B2 JP H0798343B2 JP 2121484 A JP2121484 A JP 2121484A JP 12148490 A JP12148490 A JP 12148490A JP H0798343 B2 JPH0798343 B2 JP H0798343B2
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resin
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邦仁 瀬田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インサート部品の樹脂成型方法及びこの方法
に用いる金型に関する。
従来の技術 インサート部品は、耐湿性等を考慮して、樹脂モールド
されるのが一般的である。この場合、樹脂注入圧力によ
って上記インサート部品が移動するのを防止すべく、第
8図に示すように、インサート部品11の略中央部を、円
柱状のコアピン12で押圧支持していた。
しかしながら、上記の方法では、インサート部品11が変
形し易い場合には、第9図に示すように、インサート部
品11の押圧支持されていない部分が樹脂注入圧力によっ
て変形するという課題を有していた。
そこで、第10図に示すように、キャビティ内に進退可能
でインサート部品11の略全面を押圧支持するようなコア
ピン13を用いるような方法が提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記樹脂成型方法では、以下に示すよう
な課題を有していた。
第11図(a)に示すように、キャビティ14の下部に樹
脂が完全に充填された後にコアピン13を後退させると、
同図(b)に示すように、樹脂の圧力によってインサー
ト部品11が浮き上がり、成型部品の上部に露出する。
一方、第12図(a)に示すように、キャビティ14の下
部に余り樹脂充填されていない状態でコアピン13を後退
させると、同図(b)に示すように、キャビティ14の上
部に充填された樹脂の圧力によってインサート部品11の
端部が下方に押し付けられて変形する。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、上記
諸欠点を解消できることになる樹脂成型方法及びこの方
法に用いる金型を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、上型と下型との間
にインサート部品が装着されるキャビティを備え、上記
両型の少なくとも一方が中央の固定型部と両側の可動型
部とに3分割されてなる上下金型を用いた樹脂成型方法
であって、上型と下型との間のキャビティ内にインサー
ト部品を装着する第1ステップと、前記可動型部をキャ
ビティ内に進入させてインサート部品を支持する第2ス
テップと、前記キャビティ内に樹脂を注入する第3ステ
ップと、前記キャビティ内に樹脂が略充填されたときに
前記可動型部の底面が前記固定型部の底面と面一となる
ように可動型部をキャビティ内から退出させてインサー
ト部品の支持を解除する第4ステップと、前記樹脂を硬
化させる第5ステップとを有することを特徴とする。
また、上型と下型ととから成り、キャビティ内に装着さ
れたインサート部品を樹脂成型する金型において、前記
上型と下型との少なくとも一方が中央の固定型部と両側
の可動型部とに3分割され、上記可動型部はキャビティ
内に樹脂が略充填されるまでの間キャビティ内に進入し
てインサート部品を支持する第1状態と、キャビティ内
に樹脂が略充填されたときに上記可動型部の底面が前記
固定型部の底面と面一となるようにキャビティ内から退
出する第2状態とに切り換え可能なように構成されてい
ることを特徴とする。
作用 上記第1発明によれば、キャビティ内に樹脂が略充填さ
れる以前は固定型部の底面と可動型部の内側面とによっ
て樹脂通路が形成されるため、樹脂注入当初からインサ
ート部品の上下両側から樹脂が注入されることになる。
したがって、可動型部がキャビティ内から退出した後で
あっても、樹脂の圧力によってインサート部品が浮き上
がるのを防止することができる。また、キャビティの下
部に余り樹脂充填されていない状態でインサート部品支
持部材を後退させるようなこともないので、キャビティ
に充填された樹脂の圧力によってインサート部品の端部
が変形するようなこともない。
また、このような樹脂成型を行う場合には、第2発明に
示す金型を用いればよい。
実 施 例 本発明の一実施例を、第1図〜第7図に基づいて、以下
に説明する。第1図〜第3図は本発明の金型を示す図で
あって、第1図は斜視図、第2図は側面図、第3図は正
面図、第4図(a)(b)〜第7図(a)(b)はイン
サート部品の樹脂成型工程を示す図であって、第4図
(a)〜第7図(a)は側面図、第4図(b)〜第7図
(b)は正面図である。
第1図〜第3図に示すように、上型1と下型2との間に
は、インサート部品4を装着するためのキャビティ3が
形成されており、このキャビティ3はゲート5を介して
ランナ6と接続されている。上記インサート部品4は本
体部4aとリード部4bとから構成されており、リード部4b
は上記上型1と下型2とによって挟持されるような構造
である。
ここで、上記上型1におけるキャビティ3に臨む位置に
はコアピン7が設けられており、このコアピン7は上型
1に固定された固定型部7aとこの固定型部7aの両側面に
設けられた可動型部7bとから構成されている。上記固定
型部7aは、その底面は樹脂形成部品の輪郭を構成するよ
う、インサート部品4から所定距離隔てて配置される。
また上記可動型部7bは、キャビティ3内に樹脂が略充填
される前はキャビティ3内に進出してインサート部品4
を押圧支持する(第1状態)一方、キャビティ3内に樹
脂が略充填された状態になると、キャビティ3内から退
出して底面が上記固定型部7aの底面と面一になるまで移
動する(第2状態)ような構造である。このような構造
であれば、キャビティ3内に樹脂が略充填される前には
固定型部7aの底面と可動型部7bの内側面とによって樹脂
通路8が形成される一方、キャビティ3内に樹脂が略充
填された状態になると、可動型部7bはキャビティ3内か
ら退出してインサート部品4が樹脂成型されることにな
る。前記可動型部7bはアクチュエータ(図示せず)によ
り駆動される。
上記構造の金型を用いて、インサート部品4を樹脂成型
する場合には、以下のようにして行う。
先ず初めに、上型1と下型2とが開放された状態でキャ
ビティ3内にモールド部品6を載置する。次に、上型1
と下型2とが閉成状態になった後、アクチュエータが作
動を開始し、これにより、第4図(a)(b)に示すよ
うに、コアピン7の可動型部7bがキャビティ3内に進出
されて、インサート部品4が押圧支持される。次いで、
図示しないスクリューシリンダ等を作動させ、第5図
(a)(b)に示すように、ランナ6からキャビティ3
内に樹脂を注入する。この際、インサート部品4の下側
のみならず、インサート部品4の上側にも樹脂通路8を
介して樹脂が注入される。そして、第6図(a)(b)
に示すように、キャビティ3内に樹脂が略充填される
と、アクチュエータに作動が解除され、これにより第7
図(a)(b)に示すように、可動型部7bの底面と固定
型部7aの底面とが面一状態となるまで可動型部7bがキャ
ビティ3内から退出する。この後、樹脂を加熱(冷却)
して硬化させることにより、樹脂モールドが終了する。
以上のように、樹脂注入当初からインサート部品4の下
側のみならず、インサート部品4の上側にも樹脂通路8
を介して樹脂が注入されるので、可動型部7bがキャビテ
ィ3内から退出した後も樹脂の圧力によってインサート
部品4が浮き上がるようなことがない。更に、キャビテ
ィ3の下部に余り樹脂充填されていない状態でコアピン
7を退出させるようなこともないので、キャビティ3の
上部に充填された樹脂の圧力によってインサート部品4
の端部が変形するようなこともない。
尚、上記実施例では、インサート部品4の上側にコアピ
ン7を設けているが、このような構造に限定するもので
はなく、インサート部品4の下側或いは両側に設けても
よい。
また、コアピン7の固定型部7aと上型1とは別体に設け
られているが、固定型部7aを上型1を一体とするような
構成であってもよい。
更に、上記の如く作成された樹脂成型品は、電子部品の
シールドを司る蓋等として用いられる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、樹脂の圧力によっ
てインサート部品が浮き上がったり、インサート部品の
端部が変形するのを防止することができる。この結果、
樹脂成型における歩留りを飛躍的に向上させることがで
きると共に、樹脂形成品の信頼性を著しく向上させるこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の金型を示す図であって、第1
図は斜視図、第2図は側面図、第3図は正面図、第4図
(a)(b)〜第7図(a)(b)はインサート部品の
樹脂成型工程を示す図であって、第4図(a)〜第7図
(a)は側面図、第4図(b)〜第7図(b)は正面
図、第8図は従来の金型を示す斜視図、第9図は第8図
の金型を用いて樹脂成型した場合の説明図、第10図は他
の従来の金型を示す斜視図、第11図(a)(b)及び第
12図(a)(b)は第10図の金型を用いて樹脂成型した
場合の説明図である。 1……上型、2……下型、3……キャビティ、4……イ
ンサート部品、7……コアピン、7a……固定型部、7b…
…可動型部、8……樹脂通路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型との間にインサート部品が装着
    されるキャビティを備え、上記両型の少なくとも一方が
    中央の固定型部と両側の可動型部とに3分割されてなる
    上下金型を用いた樹脂成型方法であって、 上型と下型との間のキャビティ内にインサート部品を装
    着する第1ステップと、 前記可動型部をキャビティ内に進入させてインサート部
    品を支持する第2ステップと、 前記キャビティ内に樹脂を注入する第3ステップと、 前記キャビティ内に樹脂が略充填されたときに前記可動
    型部の底面が前記固定型部の底面と面一となるように可
    動型部をキャビティ内から退出させてインサート部品の
    支持を解除する第4ステップと、 前記樹脂を硬化させる第5ステップと、 を有することを特徴とする樹脂成型方法。
  2. 【請求項2】上型と下型ととから成り、キャビティ内に
    装着されたインサート部品を樹脂成型する金型におい
    て、 前記上型と下型との少なくとも一方が中央の固定型部と
    両側の可動型部とに3分割され、上記可動型部はキャビ
    ティ内に樹脂が略充填されるまでの間キャビティ内に進
    入してインサート部品を支持する第1状態と、キャビテ
    ィ内に樹脂が略充填されたときに上記可動型部の底面が
    前記固定型部の底面と面一となるようにキャビティ内か
    ら退出する第2状態とに切り換え可能なように構成され
    ていることを特徴とする金型。
JP2121484A 1990-05-10 1990-05-10 樹脂成型方法及びこの方法に用いる金型 Expired - Fee Related JPH0798343B2 (ja)

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