JPH079766U - 易開封石鹸包装体 - Google Patents

易開封石鹸包装体

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JPH079766U
JPH079766U JP3875993U JP3875993U JPH079766U JP H079766 U JPH079766 U JP H079766U JP 3875993 U JP3875993 U JP 3875993U JP 3875993 U JP3875993 U JP 3875993U JP H079766 U JPH079766 U JP H079766U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】石鹸を容易に包装でき、輸送時、販売時等では
なく石鹸の使用時のみに確実に、容易に開封できる易開
封石鹸包装体を提供するものである。 【構成】方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して
3分割し、中央面に配置された石鹸を覆う様に両側面を
重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体において、
包装材料を発泡ポリプロピレンを基材として積層したこ
とを特徴とする積層材料により成形した易開封石鹸包装
体を提供するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は石鹸を包装する包装体を形成する包装材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、石鹸は1個1個包装され、販売される形態によって箱に入れられる か、数個を組み合わせてシュリンク包装されるか、あるいは1個1個別々に販売 されている。
【0003】 従来、石鹸は上包み包装により包装されていた。この上包み包装は、石鹸をシ ート状の方形状である包装材料のほぼ中央に置き、石鹸のほぼ中央付近で重なる ように包装材料を交互に折り畳み、次いで、折り畳んだ包装材料の両側を折り込 み、重なり部分および両側の折り込み部分を熱接着させることにより、図7に示 されるような石鹸を包装した包装体を成形するものである。
【0004】 また、包装材料の熱接着は、上記の様に1回で行う場合もあれば、包装材料を 折り畳み熱接着し、折り込み熱接着するように分割して熱接着を行う場合もあっ た。
【0005】 従来の包装に使用される方形状の包装材料は、図5に示されるように、基材フ ィルムとして発泡ポリプロピレン(1)を用いて、重なり部分および折り込み部 分の内側に熱接着剤(6)が設けられてなる包装材料である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
【0007】 しかしながら、上記上包み包装された包装体は、石鹸の形状に合わせて包装材 料をスリーブ状に折り畳み、次いで、両側を折り込むことによって石鹸を包装す るので、手間がかかり作業効率が悪かった。
【0008】 このため、方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して3分割し、中央面に 配置された石鹸を覆う様に両側面を重ね、両側部を熱接着することにより、ヒー トシール部(8)により両側を接着してなる、図6に示される包装体が考えられ た。 しかし、従来包装用の基材フィルムに使用されている発砲ポリプロピレン(1 )は、縦一軸方向にのみ延伸されているので、使用時に包装体を開封する場合、 熱接着剤(6)部分が剥がれる前に他の部分が裂けることがあり開封性に問題が あった。
【0009】 これは、熱接着剤(6)と包装材料の接着強度と比べると、包装材料は縦一軸 方向に延伸されているので、延伸方向に対しての自体の引き裂き強度が弱く、外 力により引き裂かれることがあるためである。
【0010】 また、熱接着剤(6)を設けずに熱接着により接着させると、単層構成の場合 は強固に接着してしまい、容易に開封することがでず、また、上記の様に使用す る前に包装材料が裂けてしまうことがあり、開封性に問題があった。
【0011】 本校案は、上記の課題を解決するためになされたもので、石鹸を容易に包装で き、石鹸の使用時に確実に、容易に開封できる易開封石鹸包装体を提供するもの である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して3分割し、中央面に 配置された石鹸を覆う様に両側面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体 において、この包装材料を外層を発泡ポリプロピレンとした積層材料により成形 したことを特徴とする易開封石鹸包装体を提供するものである。
【0013】 方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して3分割し、中央面に配置された石 鹸を覆う様に両側面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体において、こ の包装材料を外層に発泡ポリプロピレン、内層に低密度ポリエチレンの順で積層 した積層材料により成形したことを特徴とする易開封石鹸包装体を提供するもの である。
【0014】 また、方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して3分割し、中央面に配置 された石鹸を覆う様に両側面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体にお いて、この包装材料を外層に発泡ポリプロピレン、内層に熱接着型延伸ポリプロ ピレンの順で積層した積層材料により成形したことを特徴とする易開封石鹸包装 体を提供するものである。
【0015】 また、方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して3分割し、中央面に配置 された石鹸を覆う様に両側面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体にお いて、この包装材料を外層からマットポリエチレンテレフタレート、発泡ポリプ ロピレン、熱接着剤を設けたポリエチレンあるいは無延伸ポリプロピレンの順で 積層した積層材料により成形したことを特徴とする易開封石鹸包装体を提供する ものである。
【0016】
【作用】
方形状の包装材料を長手方向に折線を介在して3分割し、中央面に配置された 石鹸を覆う様に両側面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体であるので 、容易に包装体を成形でき、石鹸を確実に使用時において包装体から取り出すこ とができる。
【0017】
【実施例】
以下図面を用いて本考案を詳しく説明する。図1は本考案の第1実施例の包装 材料の一部断面図、図2は本考案の第2実施例の包装材料の一部断面図、図3、 図4は本考案の第3実施例の包装材料の一部断面図、図5は従来の石鹸包装体の 包装材料の一部断面図、図6は本考案の易開封石鹸包装体の斜視図、図7は従来 の石鹸包装体の斜視図である。
【0018】 本考案の実施例では、基材フィルムとして発泡ポリプロピレンが使用される。 これは、発泡ポリプロピレンは表面光沢、加工適性、印刷適性等が良く、また 安価であるために使用される。
【0019】 〈実施例1〉 本実施例の層構成は図1に示されたように、外層に発泡ポリプロピレン(1) 、内層に低密度ポリエチレン(2)からなる2層構造の積層材料である。 低密度ポリエチレンは、包装体本体の両端部の低密度ポリエチレンによる強固 な接着性と、重なり部での発泡ポリプロピレンとの易開封性により使用される。
【0020】 本実施例においては、発泡ポリプロピレンの厚さは100μmであり、低密度 ポリエチレンの厚さは30μmである。 本実施例の包装材料は、発泡ポリプロピレンフィルムにウレタン系接着剤を2 .0〜2.5gm2 の厚さで塗布し、次いで低密度ポリエチレンフィルムをドラ イラミネーションすることにより製造される。
【0021】 〈実施例2〉 本実施例の層構成成は図2に示されたように、外層に発泡ポリプロピレン(1 )、内層に熱接着性延伸ポリプロピレン(3)からなる2層構造の積層材料であ る。 熱接着性延伸ポリプロピレンは、包装体本体の両端部の熱接着性無延伸ポリプ ロピレンによる強固な接着性と、重なり部での発泡ポリプロピレンとの易開封性 により使用される。また、発砲ポリプロピレンは突き刺し強度、引っ張り強度等 が低く包装強度が低いために、包装強度が高い熱接着性延伸ポリプロピレンが使 用される。
【0022】 本実施例においては、発泡ポリプロピレンの厚さは100μmであり、熱接着 性延伸ポリプロピレンの厚さは25μmである。 本実施例の包装材料は、発泡ポリプロピレンフィルムにウレタン系接着剤を2 .0〜2.5gm2 の厚さで塗布し、次いで熱接着性延伸ポリプロピレンフィル ムをドライラミネーションすることにより製造される。
【0023】 〈実施例3〉 本実施例の層構成成は図3、図4に示されたように、外層にマットポリエチレ ンテレフタレート(4)、発砲ポリプロピレン(1)、ポリエチレン(5)ある いは無延伸ポリプロピレン(7)、熱接着剤(6)の順で積層した4層構造から なる積層材料である。
【0024】 本実施例は、外層がポリエチレンテレフタレートであるので、包装強度が高く また耐熱性が高く高温でヒートシール可能なために、高速で連続的に包装体を成 形することができる。 また、本実施例で使用されるマットポリエチレンテレフタレートは、二軸延伸 ポリエチレンテレフタレートにシリカ等のマット剤を混練することによって製造 する。マットポリエチレンテレフタレートは、発泡ポリプロピレンが有している パール感やマット感以外の表現を示すことができる。
【0025】 本実施例においては、マットポリエチレンテレフタレートの厚さは12μmで あり、発砲ポリプロピレン100μmであり、ポリエチレンの場合は15μmで あり無延伸ポリプロピレンの場合は25μmである。 本実施例の包装材料は、マットポリエチレンテレフタレートフィルムにウレタ ン系接着剤を2.0〜3.0gm2 の厚さで塗布し、発泡ポリプロピレンフィルム とポリエチレンフィルムの熱ラミフィルムあるいは、発泡ポリプロピレンフィル ムと無延伸ポリプロピレンとの熱ラミフィルムをドライラミネーションにより製 造する。次いで内層に感熱接着剤層を設ける。この内層に設けられる感熱接着剤 は、マットポリエチレンテレフタレートとポリエチレンまたは無延伸ポリプロピ レンが熱接着不可能なために設けられる。
【0026】 熱接着剤は、マットポリエチレンテレフタレートとポリエチレンまたは無延伸 ポリプロピレンがヒートーシールされる部分にパターン形状で設けられる。 また、本実施例の包装材料はポリエチレンテレフタレートにより強度が高くな るために、ピロー成形することもできる。
【0027】 〈従来例〉 従来例の層構成は、発泡ポリプロピレンに熱接着剤を設けた1層構造である。 発砲ポリプロピレンの厚さは120μmであり、感熱接着剤層は接着部に部分 的に設けられる。
【0028】 以上の各実施例及び従来例の包装材料の剥離性、引裂性、突刺強度、引っ張り 強度の結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【考案の効果】
以上述べたように本願考案の包装材料により成形した易開封石鹸包装体は、発 砲ポリプロピレンの性質を保ちながら、強度を高くしたことより包装体の使用時 での開封が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の包装材料の一部断面図で
ある。
【図2】本考案の第2実施例の包装材料の一部断面図で
ある。
【図3】本考案の第3実施例の包装材料の一部断面図で
ある。
【図4】本考案の第3実施例の包装材料の一部断面図で
ある。
【図5】従来の石鹸包装体の包装材料の一部断面図であ
る。
【図6】本考案の易開封石鹸包装体の斜視図である。
【図7】従来の石鹸包装体の斜視図である。
【符号の説明】
1……発泡ポリプロピレン 2……低密度ポリエチレン 3……熱接着性延伸ポリプロピレン 4……マットポリエチレンテレフタレート 5……ポリエチレン 6……熱接着剤 7……無延伸ポリプロピレン 8……ヒートシール部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状の包装材料を長手方向に折線を介在
    して3分割し、中央面に配置された石鹸を覆う様に両側
    面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体におい
    て、この包装材料を外層を発泡ポリプロピレンとした積
    層材料により成形したことを特徴とする易開封石鹸包装
    体。
  2. 【請求項2】方形状の包装材料を長手方向に折線を介在
    して3分割し、中央面に配置された石鹸を覆う様に両側
    面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体におい
    て、この包装材料を外層に発泡ポリプロピレン、内層に
    低密度ポリエチレンの順で積層した積層材料により成形
    したことを特徴とする易開封石鹸包装体。
  3. 【請求項3】方形状の包装材料を長手方向に折線を介在
    して3分割し、中央面に配置された石鹸を覆う様に両側
    面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体におい
    て、この包装材料を外層に発泡ポリプロピレン、内層に
    熱接着型延伸ポリプロピレンの順で積層した積層材料に
    より成形したことを特徴とする易開封石鹸包装体。
  4. 【請求項4】方形状の包装材料を長手方向に折線を介在
    して3分割し、中央面に配置された石鹸を覆う様に両側
    面を重ね、両側部をヒートシールしてなる包装体におい
    て、この包装材料を外層からマットポリエチレンテレフ
    タレート、発泡ポリプロピレン、熱接着剤を設けたポリ
    エチレンあるいは無延伸ポリプロピレンの順で積層した
    積層材料により成形したことを特徴とする易開封石鹸包
    装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48107137U (ja) * 1972-03-16 1973-12-12
JP2020511333A (ja) * 2017-03-23 2020-04-16 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 多層フィルムおよびそれを含む包装

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