JPH0720055Y2 - レトルト可能な封筒貼袋 - Google Patents
レトルト可能な封筒貼袋Info
- Publication number
- JPH0720055Y2 JPH0720055Y2 JP8328889U JP8328889U JPH0720055Y2 JP H0720055 Y2 JPH0720055 Y2 JP H0720055Y2 JP 8328889 U JP8328889 U JP 8328889U JP 8328889 U JP8328889 U JP 8328889U JP H0720055 Y2 JPH0720055 Y2 JP H0720055Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- packaging material
- envelope
- retortable
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内部に調理食品を収納するレトルト可能な封筒
貼袋に関するものである。
貼袋に関するものである。
[従来の技術] レトルト食品の包装に用いられる袋は、従来、矩形の積
層シートを2枚重ね合わせ、側辺および下辺の三方をシ
ールして袋とし、この袋の上方開口から内容物を充填し
て該開口をシールするようにした四方シール袋により構
成されていた。
層シートを2枚重ね合わせ、側辺および下辺の三方をシ
ールして袋とし、この袋の上方開口から内容物を充填し
て該開口をシールするようにした四方シール袋により構
成されていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のレトルト用四方シール袋においては、各シー
ル部のシール強度は、通常、該袋を熱湯中で加熱調理し
ている最中にシール部が開封して内容物が漏出しないよ
うな強度に設定されている(剥離強度が4kg程度)。と
ころが、このような四方が強シールとされた袋では、加
熱調理後の袋の開封が非常に困難であって、はさみ等を
用いて袋の一部を切断するしかないという不便さがあっ
た。
ル部のシール強度は、通常、該袋を熱湯中で加熱調理し
ている最中にシール部が開封して内容物が漏出しないよ
うな強度に設定されている(剥離強度が4kg程度)。と
ころが、このような四方が強シールとされた袋では、加
熱調理後の袋の開封が非常に困難であって、はさみ等を
用いて袋の一部を切断するしかないという不便さがあっ
た。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、熱
湯中での加熱調理の途中でシール部が開封することな
く、しかも、加熱調理後の開封が簡単容易なレトルト用
の袋を提供することを目的とする。
湯中での加熱調理の途中でシール部が開封することな
く、しかも、加熱調理後の開封が簡単容易なレトルト用
の袋を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するため、裏面に強シール性の
樹脂層を有し表面に弱シール性の樹脂層を有する包装材
を、該包装材の両端部の裏面と表面とを重ね合わせて筒
状に形成した封筒貼袋であって、該封筒貼袋は胴部にお
いて、外側部分に一部未接着部を残して前記両端部を熱
融着し、前記未接着部に開封用のノッチを設けたことを
特徴とするレトルト可能な封筒貼袋を提供する。
樹脂層を有し表面に弱シール性の樹脂層を有する包装材
を、該包装材の両端部の裏面と表面とを重ね合わせて筒
状に形成した封筒貼袋であって、該封筒貼袋は胴部にお
いて、外側部分に一部未接着部を残して前記両端部を熱
融着し、前記未接着部に開封用のノッチを設けたことを
特徴とするレトルト可能な封筒貼袋を提供する。
[作用] 本考案の封筒貼袋は、一側に開口を残してシール部を熱
融着したものに内容物が入れられた後、その開口が熱融
着される。そして、使用時には、袋ごと熱湯中に入れら
れて加熱調理され、加熱調理後は、胴部における熱融着
部すなわち背シール部がノッチから引き裂かれて開封さ
れる。ここで、背シール部は包装材裏面の強シール性の
樹脂層と表面の弱シール性の樹脂層とが重ね合わせられ
熱融着されているため、シール強度が比較的弱く、ノッ
チから引き裂くことによって容易に開封される。また、
このように背シール部は弱シールであるが、上下のシー
ル部は強シール性の樹脂層同士が重なり合って強シール
となっており、このような封筒貼袋であれば加熱調理中
に破袋することはない。
融着したものに内容物が入れられた後、その開口が熱融
着される。そして、使用時には、袋ごと熱湯中に入れら
れて加熱調理され、加熱調理後は、胴部における熱融着
部すなわち背シール部がノッチから引き裂かれて開封さ
れる。ここで、背シール部は包装材裏面の強シール性の
樹脂層と表面の弱シール性の樹脂層とが重ね合わせられ
熱融着されているため、シール強度が比較的弱く、ノッ
チから引き裂くことによって容易に開封される。また、
このように背シール部は弱シールであるが、上下のシー
ル部は強シール性の樹脂層同士が重なり合って強シール
となっており、このような封筒貼袋であれば加熱調理中
に破袋することはない。
[実施例] 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例である封筒貼袋に用いられる
包装材の断面図であり、第2図はこの包装材により形成
された封筒貼袋の平面図、第3図はその開封途中を示す
平面図である。この包装材1は、基材層2の表面に、改
質ポリプロピレンフィルム層(たとえば、東レ合成、95
01Aなど)3が積層され、裏面にはポリプロピレン層4
が積層され、9501A50/DL/PET12/DL/CPP60,9501A50/DL/P
ET12/DL/Al7/DL/CPP60,9501A50/DL/K−PET12/DL/CPP60
等の層構成を有するものとされている。また、この包装
材1には、第2図のように袋5に成型された状態で開封
位置となる一端側にノッチ6が設けられる。
包装材の断面図であり、第2図はこの包装材により形成
された封筒貼袋の平面図、第3図はその開封途中を示す
平面図である。この包装材1は、基材層2の表面に、改
質ポリプロピレンフィルム層(たとえば、東レ合成、95
01Aなど)3が積層され、裏面にはポリプロピレン層4
が積層され、9501A50/DL/PET12/DL/CPP60,9501A50/DL/P
ET12/DL/Al7/DL/CPP60,9501A50/DL/K−PET12/DL/CPP60
等の層構成を有するものとされている。また、この包装
材1には、第2図のように袋5に成型された状態で開封
位置となる一端側にノッチ6が設けられる。
包装材1は、裏面のポリプロピレン層4を内側にして、
背部で端面同士が重ねられて熱融着され、次いで、底部
が熱融着されて袋とされる。そして、この袋の上方開口
より調理食品を入れた後、第2図に示すように上方開口
が熱融着されて袋5とされる。
背部で端面同士が重ねられて熱融着され、次いで、底部
が熱融着されて袋とされる。そして、この袋の上方開口
より調理食品を入れた後、第2図に示すように上方開口
が熱融着されて袋5とされる。
背シール部7は、包装材1の表面である改質ポリプロピ
レンフィルム層3と、裏面であるポリプロピレン層4と
が重ね合わせられたことにより弱シールとなっており、
そのシール強度は、せん断力としては5kg/15mm巾以上で
あり、剥離強度としては0.3〜2kg/15mm巾となるよう設
定されている。これに対して、底部および上方部のシー
ルは、包装材1の裏面であるポリプロピレン層4同士が
重ね合わせられたことにより強シールとなっている。
レンフィルム層3と、裏面であるポリプロピレン層4と
が重ね合わせられたことにより弱シールとなっており、
そのシール強度は、せん断力としては5kg/15mm巾以上で
あり、剥離強度としては0.3〜2kg/15mm巾となるよう設
定されている。これに対して、底部および上方部のシー
ルは、包装材1の裏面であるポリプロピレン層4同士が
重ね合わせられたことにより強シールとなっている。
このように構成された袋5は、背シール部7が弱シール
とされた封筒貼袋となっているが、その上方部および底
部が強シールであることによって、熱湯の中に入れて加
熱調理する際に破袋して内容物が漏出するようなことは
なく、また、背シール部7が弱シールであることによ
り、調理後はノッチ6から引き裂くことによって容易に
開封される。
とされた封筒貼袋となっているが、その上方部および底
部が強シールであることによって、熱湯の中に入れて加
熱調理する際に破袋して内容物が漏出するようなことは
なく、また、背シール部7が弱シールであることによ
り、調理後はノッチ6から引き裂くことによって容易に
開封される。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成されているので、熱湯中での
加熱調理の途中で破袋することがなく、しかも、背シー
ル部が弱シールとなるため、加熱調理後は、背シール部
の外側部分に設けたノッチから引き裂くことによって簡
単容易に開封することができる。
加熱調理の途中で破袋することがなく、しかも、背シー
ル部が弱シールとなるため、加熱調理後は、背シール部
の外側部分に設けたノッチから引き裂くことによって簡
単容易に開封することができる。
第1図は本考案の一実施例である封筒貼袋に用いられる
包装材の断面図、第2図は同実施例の封筒貼袋の平面
図、第3図は第2図の封筒貼袋の開封途中を示す平面図
である。 1…包装材、2…基材層、3…改質ポリプロピレンフィ
ルム層、4…ポリプロピレン層、5…袋、6…ノッチ。
包装材の断面図、第2図は同実施例の封筒貼袋の平面
図、第3図は第2図の封筒貼袋の開封途中を示す平面図
である。 1…包装材、2…基材層、3…改質ポリプロピレンフィ
ルム層、4…ポリプロピレン層、5…袋、6…ノッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】裏面に強シール性の樹脂層を有し表面に弱
シール性の樹脂層を有する包装材を、該包装材の両端部
の裏面と表面とを重ね合わせて筒状に形成した封筒貼袋
であって、該封筒貼袋は胴部において、外側部分に一部
未接着部を残して前記両端部を熱融着し、前記未接着部
に開封用のノッチを設けたことを特徴とするレトルト可
能な封筒貼袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328889U JPH0720055Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | レトルト可能な封筒貼袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328889U JPH0720055Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | レトルト可能な封筒貼袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0323086U JPH0323086U (ja) | 1991-03-11 |
JPH0720055Y2 true JPH0720055Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31630827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8328889U Expired - Lifetime JPH0720055Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | レトルト可能な封筒貼袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720055Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1280714A1 (en) * | 2000-05-11 | 2003-02-05 | The Procter & Gamble Company | Releasably sealable bags and methods for food preparation |
-
1989
- 1989-07-15 JP JP8328889U patent/JPH0720055Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0323086U (ja) | 1991-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4176746A (en) | Gusset pouch with integral seal support and method of making same | |
US2991000A (en) | Tear strip means for plastic packaging | |
JPH0618899Y2 (ja) | レトルト食品用包装袋 | |
JP4463931B2 (ja) | 電子レンジ用包装袋 | |
US4657142A (en) | Easy-to-open carton for confectionery or other food products including a skive underlying a tearstrip end | |
JPH05213348A (ja) | 開けやすいタブ付きパッケージ | |
JPH07112746A (ja) | 易開封性密封袋 | |
US20070257030A1 (en) | Microwaveable package | |
JP4010038B2 (ja) | 開閉部を有する密封包装袋 | |
JP2529333Y2 (ja) | 包装袋 | |
JP3872603B2 (ja) | 包装袋 | |
JPH04121275U (ja) | 物品の耐圧気密包装用の容器 | |
JPH0720055Y2 (ja) | レトルト可能な封筒貼袋 | |
JPH0776354A (ja) | 易開封テープ貼り密封袋 | |
JP4231988B2 (ja) | 電子レンジ用包装袋及び該包装袋内に内容物を充填した包装体の製造方法 | |
JPH0314476A (ja) | 食品包装用易開封容器 | |
JPH0248377Y2 (ja) | ||
JPS5822916Y2 (ja) | 簡易開封構造を有する密封容器 | |
JP3034765U (ja) | 包装袋 | |
JPS5856223Y2 (ja) | 易開封性容器 | |
JP2526094B2 (ja) | 食品包装用袋とその製造方法 | |
JP2019018907A (ja) | 包装袋 | |
JP2542213Y2 (ja) | 易開封性包装袋 | |
WO2023127906A1 (ja) | チャック及びチャック付き電子レンジ用包装袋 | |
JP2537579Y2 (ja) | ジッパー付き袋 |