JPH0797544A - 塗料用樹脂組成物 - Google Patents
塗料用樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0797544A JPH0797544A JP24140093A JP24140093A JPH0797544A JP H0797544 A JPH0797544 A JP H0797544A JP 24140093 A JP24140093 A JP 24140093A JP 24140093 A JP24140093 A JP 24140093A JP H0797544 A JPH0797544 A JP H0797544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- coating
- resistance
- polyester resin
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
カリ性、耐ガスケット性、耐食品汚染性に優れた塗膜を
形成する塗料樹脂組成物を提供する。 【構成】 脂環族ジカルボン酸と炭素数3〜10のアル
キレングリコ−ルを主成分とするガラス転移点温度が6
0℃以下、還元粘度が0.20dl/g以上のポリエス
テル樹脂(A)と(A)と反応し得る硬化剤(B)を
(A)/(B)=95/5〜60/40(重量比)で配
合する塗料用樹脂組成物。
Description
し、光沢、鮮映性に優れた塗膜外観を呈し、さらに、卓
越した耐アルカリ性、耐候性、耐食品汚染性を合わせも
つ塗料用樹脂組成物に関する。
いる塗料としては、アルキッド樹脂、ビニル樹脂、シリ
コン樹脂塗料など数多くあり、溶剤系、水分散系、粉体
塗料として使用されている。しかし、何れの場合にもす
べての要求性能を満足するものはなく、一つの性能に重
点をおくといずれも他の性能に欠点を生ずることが避け
られず、使用上の制限を受けているのが現状である。高
度の加工性と硬度が必要で、かつ耐アルカリ性、耐ガス
ケット性、耐汚染性が要求される冷蔵庫側天板用などは
従来技術の溶剤型では性能不充分であるため、粉体塗料
が使用されているが、粉体塗料は耐汚染性は良好である
が、加工性が未だ不充分である上、溶剤型と比較してラ
インスピードがかなり遅いためコスト高であり、外観上
も柚肌となるなど問題点も多い。また、加工性の良い樹
脂は耐候性が不充分であり、屋外家電用などはほとんど
ポストコートが使用されている。
特開昭63−108081号公報などのように、硬度と
加工性を両立させるべく検討されているが、いずれの場
合も充分な効果は得られていない。また、特公昭62−
21830号公報ではテレフタル酸とアルキレングリコ
ールを主成分とした塗料用組成物を検討しているが、良
好な加工性が得られるものの、耐候性、耐ガスケット性
は不充分である。また、特開昭53−2536号公報、
特公平2−56375号公報などは、顔料分散性の改良
を目的としてスルホン酸金属塩基の導入が検討されてい
るが、光沢、鮮映性にすぐれた塗膜は得られるものの、
良好な耐候性、耐アルカリ性、耐食品汚染性が得られな
い。
ル樹脂において良好な加工性を得ようとすると、通常ガ
ラス転移温度を40℃以下とする必要があり、相当塗膜
が軟らかくなり硬度、耐アルカリ性、耐ガスケット性、
耐候性、耐食品汚染性が不足してくる。また逆に、硬
度、耐アルカリ性、耐ガスケット性、耐候性、耐食品汚
染性を得ようとすると、充分な加工性が得られないとい
う問題点がある。
題に鑑み、優れた加工性と硬度を有し、光沢、鮮映性に
優れた塗膜外観を呈し、さらに、卓越した耐アルカリ
性、耐ガスケット性、耐候性、耐食品汚染性を合わせも
つ塗料用樹脂を有する塗料用樹脂について、鋭意検討し
た結果、脂環族ジカルボン酸と炭素数3〜10のアルキ
レングリコ−ルを主成分とするガラス転移点温度が60
℃以下、還元粘度が0.2dl/g以上のポリエステル
樹脂は、優れた加工性と硬度を有し、光沢、鮮鋭性に優
れた塗膜外観を呈し、さらに、卓越した耐アルカリ性、
耐ガスケット性、耐候性、耐食品汚染性を合わせもつ驚
くべき塗膜物性を有することを発見し、本発明に到達し
た。
ジカルボン酸30〜100モル%、その他のジカルボン
酸が0〜70モル%、グリコール成分が炭素数3〜10
のアルキレングリコールが70〜100モル%からなる
ガラス転移点温度が60℃以下、還元粘度が0.2dl
/g以上のポリエステル樹脂、(B)該ポリエステル樹
脂と反応し得る硬化剤を(A)/(B)=95/5〜6
0/40(重量比)の割合で配合することを特徴とする
塗料用樹脂組成物である。
て、酸成分は脂環族ジカルボン酸が30〜100モル
%、好ましくは50〜100モル%、さらに好ましくは
70〜100モル%である。脂環族ジカルボン酸が30
モル%未満では良好な耐候性、耐アルカリ性、耐食品汚
染性、硬度が得られない。
脂環族ジカルボン酸としては1,4−シクロヘキサンジ
ジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジジカルボン
酸、1,2−シクロヘキサンジジカルボン酸、4−メチ
ルヘキサヒドロ無水フタル酸、3−メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸、2−メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、
ジカルボキシ水素添加ビスフェノールA、ジカルボキシ
水素添加ビスフェノールS、水素添加ダイマー酸、水素
添加ナフタレンジカルボン酸、トリシクロデカンジカル
ボン酸などが挙げられる。このうち、シクロヘキサンジ
ジカルボン酸を単独または併用して使用することが耐候
性、加工性の面から特に好ましい。
その他のカルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、オルソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸
などの芳香族ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、アゼラ
イン酸などの脂肪族ジカルボン酸が挙げられる。その他
のカルボン酸は塗膜物性、価格を考慮して適宣選択され
るが、耐アルカリ性、耐候性の面から芳香族ジカルボン
酸が望ましい。また、発明の内容を損なわない範囲で、
無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などの多価の
カルボン酸を併用しても良い。
リコ−ル成分は炭素数3〜10のアルキレングリコ−ル
が70〜100モル%、好ましくは80〜100モル%
である。エチレングリコ−ルなどの炭素数2以下のグリ
コ−ルを使用すると耐アルカリ性、耐ガスケット性、耐
候性が低下する。また、炭素数11以上のアルキレング
リコ−ルを使用すると硬度が低下し好ましくない。
キレングリコールは、具体的には、プロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1、5−
ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオ
ール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、
2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、
1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロ
ヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタ
ノールなどが挙げられる。塗膜の物性面から特に好まし
いのは、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3
−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサ
ンジメタノール、1,6−ヘキサンジオール、1,5−
ペンタンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、3−メチ
ル−1、5−ペンタンジオールであり、さらに好ましく
は1,6−ヘキサンジオ−ル、1,5−ペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコ−ルである。また、発明の内容
を損なわない範囲で、トリメチロールエタン、トリメチ
ロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、
ポリグリセリンなどの多価ポリオールを併用しても良
い。
ホナフタレン−2,7−ジカルボン酸,5〔4−スルホ
フェノキシ〕イソフタル酸などの金属塩又は2−スルホ
−1,4−ブタンジオ−ル、2,5−ジメチル−3−ス
ルホ−2,5−ヘキサンジオ−ル等の金属塩などのスル
ホン酸金属塩基を含有するジカルボン酸又はグリコ−ル
を全酸または全グリコ−ル成分の5モル%以下の範囲で
使用してもよい。
てポリエステル樹脂を重合した後に無水トリメリット
酸、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水コハク
酸、無水1,8−ナフタル酸、無水1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、無水3,3,4,4−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸などを後付加して酸価を付与しても
よい。酸価を付与することにより耐食品汚染性をさらに
向上させることができる。好ましい酸価は20〜300
当量/106g、さらに好ましくは50〜200当量/1
06gである。酸価が300当量/106gを越えると良好
な加工性が得られない。
は、そのガラス転移温度は60℃以下、好ましくは40
℃以下、さらに好ましくは30℃以下である。ガラス転
移温度が60℃を越えると、硬くなり良好な加工性が得
られない。
0.20dl/g以上、好ましくは0.30以上で、さ
らに好ましくは0.40以上である。還元粘度が0.2
0dl/g未満では良好な加工性が得られない。
樹脂(A)と反応し得る硬化剤(B)を配合して使用す
る。その場合、ポリエステル樹脂(A)と硬化剤(B)
との割合が(A)/(B)=95/5〜60/40(重
量比)である。好ましくは(A)/(B)=90/10
〜70/30である。(A)が95/5を超えると、塗
膜硬度、耐汚染性が低下する。また、(A)が60/4
0未満であると加工性が低下し好ましくない。
剤(B)としては、アルキルエーテル化アミノホルムア
ルデヒド樹脂、エポキシ化合物およびイソシアネート化
合物などが挙げられる。
ド樹脂とは、たとえばメタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどの
炭素原子数1〜4のアルコールによってアルキルエーテ
ル化されたホルムアルデヒドあるいはパラホルムアルデ
ヒドなどと尿素、N,N−エチレン尿素、ジシアンジア
ミド、アミノトリアジン等との縮合生成物であり、メト
キシ化メチロール−N,N−エチレン尿素、メトキシ化
メチロールジシアンジアミド、メトキシ化メチロールベ
ンゾグアナミン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミ
ン、メトキシ化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロ
ールメラミン、メトキシ化/ブトキシ化混合型メチロー
ルメラミン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミンな
どが挙げられるが、加工性の面から好ましいのは、メト
キシ化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロールメラ
ミン、またはメトキシ化/ブトキシ化混合型メチロール
メラミンであり、それぞれ単独、または併用して使用す
ることができる。
のジグリシジルエーテルおよびそのオリゴマー、水素化
ビスフェノールAのジグリシジルエーテルおよびそのオ
リゴマー、オルソフタル酸ジグリシジルエステル、イソ
フタル酸ジグリシジルエステル、テレフタル酸ジグリシ
ジルエステル、p−オキシ安息香酸ジグリシジルエステ
ル、テトラハイドロフタル酸ジグリシジルエステル、ヘ
キサハイドロフタル酸ジグリシジルエステル、コハク酸
ジグリシジルエステル、アジピン酸ジグリシジルエステ
ル、セバシン酸ジグリシジルエステル、エチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグ
リシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジ
ルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエ
ーテルおよびポリアルキレングリコールジグリシジルエ
ーテル類、トリメリット酸トリグリシジルエステル、ト
リグリシジルイソシアヌレート、1,4−ジグリシジル
オキシベンゼン、ジグリシジルプロピレン尿素、グリセ
ロールトリグリシジルエーテル、トリメチロールエタン
トリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリ
グリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラグリ
シジルエーテル、グリセロールアルキレンオキサイド付
加物のトリグリシジルエーテルなどを挙げることができ
る。
族、脂肪族のジイソシアネート、3価以上のポリイソシ
アネートがあり、低分子化合物、高分子化合物のいずれ
でもよい。たとえば、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソ
シアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素
化ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートあるいはこれらのイソシアネ
ート化合物の3量体、およびこれらのイソシアネート化
合物の過剰量と、たとえばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ソルビトール、エチレンジアミン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンな
どの低分子活性水素化合物または各種ポリエステルポリ
オール類、ポリエーテルポリオール類、ポリアミド類の
高分子活性水素化合物などとを反応させて得られる末端
イソシアネート基含有化合物が挙げられる。
イソシアネートであってもよい。イソシアネートブロッ
ク化剤としては、例えばフェノール、チオフェノール、
メチルチオフェノール、エチルチオフェノール、クレゾ
ール、キシレノール、レゾルシノール、ニトロフェノー
ル、クロロフェノールなどのフェノール類、アセトキシ
ム、メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノンオキ
シムなそのオキシム類、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノールなどのアルコール類、エチレンク
ロルヒドリン、1,3−ジクロロ−2−プロパノールな
どのハロゲン置換アルコール類、t−ブタノール、t−
ペンタノール、などの第3級アルコール類、ε−カプロ
ラクタム、δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、
β−プロピロラクタムなどのラクタム類が挙げられ、そ
の他にも芳香族アミン類、イミド類、アセチルアセト
ン、アセト酢酸エステル、マロン酸エチルエステルなど
の活性メチレン化合物、メルカプタン類、イミン類、尿
素類、ジアリール化合物類重亜硫酸ソーダなども挙げら
れる。ブロック化イソシアネートは上記イソシアネート
化合物とイソシアネートブロック化剤とを従来公知の適
宜の方法より付加反応させて得られる。
択された公知の硬化剤あるいは促進剤を併用することも
できる。
板に塗布、焼付けしただけでも充分な性能を示すが、さ
らに耐蝕性などを向上させることが要求される場合に
は、プライマーコート剤としてエポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、ウレタン樹脂等を使用してもよい。
大きさ、厚さ、また焼き付け炉の能力、塗料の硬化性な
どにより任意に選択される。塗料組成物の製造にはロー
ル練り機、ボールミル、ブレンダーなどの混合機が用い
られる。塗装に当たってはローラー塗り、ロールコータ
ー、スプレー塗装、静電塗装などが適時選択される。
酸化チタンなどの顔料、ガラスファイバー、シリカ、ワ
ックスなどの添加剤を添加することができる。
例中、単に部とあるのは重量部を示す。また、各測定項
目は以下の方法に従った。
ロエタン(重量比6/4)の混合溶媒25ccに溶か
し、30℃で測定した。
速度で測定した。サンプルは試料5mgをアルミニウム
押え蓋型容器に入れ、クリンプして用いた。
た。ついで、0.01Nの水酸化カリウム(エタノール
溶液)で滴定して求めた。指示薬には、フェノールフタ
レインを用いた。
いし、直ちに色差計で△E値を測定した。 5−2.耐ガスケット性 冷蔵庫ドアパッキンを磁石接着後、70℃で96時間放
置後ウエスでふきとり痕跡を5段階評価した。(5:痕
跡なし、4:わずかに痕跡が残る、3:跡が残る、1:
完全に跡が残る) 5−3.マジック耐汚染性 鋼板の塗面に赤マジックで線を書き2時間放置後、エタ
ノ−ルにより拭き取った後のマジックの痕跡を5段階評
価した。(5:痕跡なし、1:完全に跡が残る)
筆を用い、JISK−5400に従って測定し、キズの
有無で判断した。
10倍のルーペで観察し判定した。3Tとは折り曲げ部
に同じ板厚のものを3枚挟んだ場合をさし、0Tは板を
挟まなくて180度折り曲げた場合をさす。
光沢保持率を測定した。この場合、ポリエステル系プラ
イマ−を使用し、ブリスタ−の発生しない条件下で評価
した。
の光沢の保持率で示した。QUV照射条件UV60℃×
4時間、結露50℃×4時間の8時間を1サイクルと
し、250サイクル実施した。
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸 122部、1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸 50部、ネオペンチ
ルグリコール 156部、1,6−ヘキサンジオール
414部、テトラブチルチタネート 0.255部を仕
込み、160℃から250℃まで4時間かけてエステル
化反応を行った。次いで系内を徐々に減圧していき、5
0分かけて5mmHgまで減圧し、さらに0.3mmH
g以下の真空下、260℃にて60分間重縮合反応を行
った。得られた共重合ポリエステル(A)はNMR等の
組成分析の結果、酸成分がモル比で1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸/1,2−シクロヘキサンジカルボン
酸=71/29であり、グリコール成分がモル比でネオ
ペンチルグリコール/1,6−ヘキサンジオール=25
/75であった。また、還元粘度を測定したところ0.
35dl/gであり、ガラス転移温度7℃であった。結
果を表1に示す。
〜表3に示す組成のポリエステル樹脂(B)〜(O)を
合成した。(I)〜(O)は比較ポリエステルである。
125部、メチル/ブチル混合エーテル化メチロールメ
ラミン(商品名:サイメル254、不揮発分80%、三
井サイアナミッド社製)31.3部、p−トルエンスル
ホン酸の10%ベンジルアルコール溶液2.5部、およ
びポリフローS(共栄社油脂化学工業製)0.5部を加
え、ガラスビーズ型高速振とう機で5時間分散し塗料組
成物とした。
板に膜厚20μとなるように塗布したのち、230℃で
1分間焼付けを行った。得られた塗膜は良好な加工性と
硬度を有し、さらに卓越した耐アルカリ性、耐ガスケッ
ト性、耐候性、耐汚染性を有した。また、屋外暴露2年
後においても90%以上の光沢保持率を維持していた。
試験結果を第4表に示す。
して、実施例2〜10、比較例1〜7の塗料組成物を作
成し、塗布、焼付けを行った。得られた塗装鋼板の試験
結果を表4〜表6に示す。ただし、塗料の配合比は固形
分換算で表示した。
硬度を有し、光沢、鮮映性に優れた塗膜外観を呈する。
さらに驚くべきことには、従来技術では得られなかった
卓越した耐アルカリ性、耐ガスケット性、耐候性、耐食
品汚染性を合せ持ち、屋外用を含む家電製品等の分野に
おける高い要求品質にこたえることができる。また、本
発明に使用するポリエステル樹脂は、塗料組成物として
だけではなく、単独、あるいは公知の硬化剤と併用する
ことにより、種々の基材、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート等のプラスチックフィルム、鉄、ブリキ等の金
属板などの接着剤として、または、各種ピグメントのバ
インダーとして使用することもできる。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)酸成分が脂環族ジカルボン酸30
〜100モル%、その他のジカルボン酸が0〜70モル
%、グリコール成分が炭素数3〜10のアルキレングリ
コールが70〜100モル%からなるガラス転移点温度
が60℃以下、還元粘度が0.2dl/g以上のポリエ
ステル樹脂、(B)該ポリエステル樹脂と反応し得る硬
化剤を(A)/(B)=95/5〜60/40(重量
比)の割合で配合することを特徴とする塗料用樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24140093A JP3485119B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 塗料用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24140093A JP3485119B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 塗料用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0797544A true JPH0797544A (ja) | 1995-04-11 |
JP3485119B2 JP3485119B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17073721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24140093A Expired - Lifetime JP3485119B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 塗料用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485119B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121472A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-23 | Dainippon Ink & Chem Inc | 着色塗料用樹脂組成物及び積層塗装方法 |
WO2016208655A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 日本合成化学工業株式会社 | プライマー組成物、及びこれを用いてなるポリエステル系水性液、プライマー層、プライマー層付き基材フィルム、積層フィルム、プリズムシート、並びにポリエステル系樹脂の製造方法 |
JP2019172811A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 東洋紡株式会社 | 共重合ポリエステル樹脂およびこれを含む粘着剤組成物 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP24140093A patent/JP3485119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121472A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-23 | Dainippon Ink & Chem Inc | 着色塗料用樹脂組成物及び積層塗装方法 |
WO2016208655A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 日本合成化学工業株式会社 | プライマー組成物、及びこれを用いてなるポリエステル系水性液、プライマー層、プライマー層付き基材フィルム、積層フィルム、プリズムシート、並びにポリエステル系樹脂の製造方法 |
CN107709484A (zh) * | 2015-06-26 | 2018-02-16 | 日本合成化学工业株式会社 | 底漆组合物、及使用其而成的聚酯系水性液、底漆层、带底漆层的基材薄膜、层叠薄膜、棱镜片材、以及聚酯系树脂的制造方法 |
JPWO2016208655A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2018-04-12 | 日本合成化学工業株式会社 | プライマー組成物、及びこれを用いてなるポリエステル系水性液、プライマー層、プライマー層付き基材フィルム、積層フィルム、プリズムシート、並びにポリエステル系樹脂の製造方法 |
TWI693475B (zh) * | 2015-06-26 | 2020-05-11 | 日商三菱化學股份有限公司 | 底漆組成物、使用該組成物而成的聚酯系水性液、底漆層、具底漆層之基材薄膜、疊層薄膜、稜鏡片及聚酯系樹脂之製造方法 |
CN107709484B (zh) * | 2015-06-26 | 2020-12-01 | 三菱化学株式会社 | 底漆组合物、及使用其而成的聚酯系水性液、底漆层、带底漆层的基材薄膜、层叠薄膜、棱镜片材、以及聚酯系树脂的制造方法 |
JP2019172811A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 東洋紡株式会社 | 共重合ポリエステル樹脂およびこれを含む粘着剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3485119B2 (ja) | 2004-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3865080B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP3395375B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
EP0691388B1 (en) | Coating resin compositions | |
JPH0570736A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JPH0718169A (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JP5316426B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物および塗装金属板 | |
JP4310667B2 (ja) | ポリエステル系樹脂組成物 | |
JP3485119B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP3287428B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP7232423B2 (ja) | 共重合ポリエステル、水分散体およびこれを用いた水性塗料 | |
JP3485127B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP2001106970A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP3902115B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP3952218B2 (ja) | 塗装金属板 | |
JP3601717B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JP4117513B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JP3317401B2 (ja) | ポリエステル樹脂の製造方法およびこれを用いた塗料用樹脂組成物 | |
JPH07331167A (ja) | 被覆組成物とこれを塗装した塗装金属板 | |
JPH0699659B2 (ja) | 塗装鋼板用塗料組成物 | |
JP4582824B2 (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JPH08113758A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JPH06256711A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JPH0797547A (ja) | 塗料用樹脂組成物 | |
JPH0258304B2 (ja) | ||
JPH05295239A (ja) | 水系分散体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 5 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |