JPH0699659B2 - 塗装鋼板用塗料組成物 - Google Patents
塗装鋼板用塗料組成物Info
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- JPH0699659B2 JPH0699659B2 JP25299386A JP25299386A JPH0699659B2 JP H0699659 B2 JPH0699659 B2 JP H0699659B2 JP 25299386 A JP25299386 A JP 25299386A JP 25299386 A JP25299386 A JP 25299386A JP H0699659 B2 JPH0699659 B2 JP H0699659B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は優れた加工性と硬度を有する塗装鋼板用塗料組
成物に関するものである。
成物に関するものである。
(従来の技術) 従来用いられている塗料としてはアルキッド樹脂、アク
リル樹脂、ビニル樹脂、シリコン樹脂塗料など数多くあ
るが、加工性に重点をおくと、他の性能に欠点を生じ、
使用上の制限を受けているのが現状である。このような
欠点を改善するものとして特定の共重合ポリエステル系
の塗料組成物(特公昭57−23714号公報)を先に提案し
た。この発明では加工性と硬度の改善が認められたが、
まだ充分満足できるものではなかった。
リル樹脂、ビニル樹脂、シリコン樹脂塗料など数多くあ
るが、加工性に重点をおくと、他の性能に欠点を生じ、
使用上の制限を受けているのが現状である。このような
欠点を改善するものとして特定の共重合ポリエステル系
の塗料組成物(特公昭57−23714号公報)を先に提案し
た。この発明では加工性と硬度の改善が認められたが、
まだ充分満足できるものではなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はより優れた加工性と高硬度を有し、光沢、鮮映
性、耐溶剤性にも優れた塗膜外観を呈する塗装鋼板用塗
料組成物を得ようとするものである。特に家電製品等の
塗膜性能に対するより厳しい要求品質を満足させようと
するものである。
性、耐溶剤性にも優れた塗膜外観を呈する塗装鋼板用塗
料組成物を得ようとするものである。特に家電製品等の
塗膜性能に対するより厳しい要求品質を満足させようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は特定の共重合ポリエステルにアルキルエー
テル化アミノホルムアルデヒド樹脂を配合することによ
って、一層の加工性の向上に加えて、硬度もあわせて向
上することを見い出し本発明に到達した。即ち、本発明
は、酸成分として、テレフタル酸20〜80モル%、テレフ
タル酸以外の芳香族ジカルボン酸5〜40モル%、炭素数
4〜12の脂肪族ジカルボン酸20〜80モル%および3価以
上のポリカルボン酸0〜5モル%からなり、ポリオール
成分としてエチレングリコール80〜30モル%、シクロヘ
キサンジメタノール20〜70モル%および3価以上のポリ
オール0〜8モル%からなり還元粘度0.20〜0.80のポリ
エステル樹脂85〜65重量部およびアルキルエーテル化ア
ミノホルムアルデヒド樹脂15〜45重量部を含むことを特
徴とする塗装鋼板用組成物である。
テル化アミノホルムアルデヒド樹脂を配合することによ
って、一層の加工性の向上に加えて、硬度もあわせて向
上することを見い出し本発明に到達した。即ち、本発明
は、酸成分として、テレフタル酸20〜80モル%、テレフ
タル酸以外の芳香族ジカルボン酸5〜40モル%、炭素数
4〜12の脂肪族ジカルボン酸20〜80モル%および3価以
上のポリカルボン酸0〜5モル%からなり、ポリオール
成分としてエチレングリコール80〜30モル%、シクロヘ
キサンジメタノール20〜70モル%および3価以上のポリ
オール0〜8モル%からなり還元粘度0.20〜0.80のポリ
エステル樹脂85〜65重量部およびアルキルエーテル化ア
ミノホルムアルデヒド樹脂15〜45重量部を含むことを特
徴とする塗装鋼板用組成物である。
本発明のポリエステル樹脂は、酸成分がテレフタル酸20
〜80モル%、望ましくは、30〜50モル%、テレフタル酸
以外の芳香族ジカルボン酸が5〜40モル%、望ましく
は、10〜30モル%、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸
20〜80モル%、望ましくは、30〜60モル%および3価以
上のポリカルボン酸0〜5モル%からなり、ポリオール
成分がエチレングリコール80〜30モル%、望ましくは、
75〜45モル%、シクロヘキサンジメタノール20〜70モル
%、望ましくは25〜55モル%、3価以上のポリオール0
〜8モル%からなり、更に、3価以上のポリカルボン酸
と3価以上のポリオールの合計が0.5〜5モル%の範囲
にあることが望ましい。
〜80モル%、望ましくは、30〜50モル%、テレフタル酸
以外の芳香族ジカルボン酸が5〜40モル%、望ましく
は、10〜30モル%、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸
20〜80モル%、望ましくは、30〜60モル%および3価以
上のポリカルボン酸0〜5モル%からなり、ポリオール
成分がエチレングリコール80〜30モル%、望ましくは、
75〜45モル%、シクロヘキサンジメタノール20〜70モル
%、望ましくは25〜55モル%、3価以上のポリオール0
〜8モル%からなり、更に、3価以上のポリカルボン酸
と3価以上のポリオールの合計が0.5〜5モル%の範囲
にあることが望ましい。
本発明のポリエステル樹脂の還元粘度は0.2〜0.8、望ま
しくは、0.30〜0.70の範囲にある。本発明で使用するテ
レフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸としては、イソフ
タル酸、オルソフタル酸、などを挙げることができ、炭
素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸としてはコハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸等を挙げることができ3価以上のポリカルボン酸とし
ては、トリメリット酸、ピロメリット酸などがあげられ
る。また3価以上のポリオールとしてはトリメチロール
エタン、トリメチロールプロパングリセリン、ペンタエ
リスリトール等を挙げることができる。
しくは、0.30〜0.70の範囲にある。本発明で使用するテ
レフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸としては、イソフ
タル酸、オルソフタル酸、などを挙げることができ、炭
素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸としてはコハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン
酸等を挙げることができ3価以上のポリカルボン酸とし
ては、トリメリット酸、ピロメリット酸などがあげられ
る。また3価以上のポリオールとしてはトリメチロール
エタン、トリメチロールプロパングリセリン、ペンタエ
リスリトール等を挙げることができる。
本発明のポリエステル樹脂に使用される酸成分は、テレ
フタル酸20〜80モル%、テレフタル酸以外の芳香族ジカ
ルボン酸5〜40モル%、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボ
ン酸20〜80モル%および3価以上のポリカルボン酸0〜
5モル%からなる。テレフタル酸が20モル%未満では、
硬度不足であり、80モル%以上では加工性が不十分とな
る。テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸、例えばイ
ソフタル酸が5モル%未満ではポリエステル樹脂を溶剤
に溶解した後の溶液が濁ったり、あるいは得られた塗膜
の光沢が低くなったりする。40モル%以上で他のテレフ
タル酸脂肪族ジカルボン酸量が相対的に少なくなると、
高硬度、高伸度のバランスが維持出来なくなる。一方ポ
リオール成分は、エチレングリコール80〜30モル%、シ
クロヘキサンジメタノール20〜70モル%および3価以上
のポリオール0〜8モル%である。エチレングリコール
80モル%以上、シクロヘキサンジメタノール20モル%未
満では、塗膜硬度が低下する。反対に、エチレングリコ
ール20モル%未満、シクロヘキサンジメタノール80モル
%以上では、溶液安定性が低下する。
フタル酸20〜80モル%、テレフタル酸以外の芳香族ジカ
ルボン酸5〜40モル%、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボ
ン酸20〜80モル%および3価以上のポリカルボン酸0〜
5モル%からなる。テレフタル酸が20モル%未満では、
硬度不足であり、80モル%以上では加工性が不十分とな
る。テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸、例えばイ
ソフタル酸が5モル%未満ではポリエステル樹脂を溶剤
に溶解した後の溶液が濁ったり、あるいは得られた塗膜
の光沢が低くなったりする。40モル%以上で他のテレフ
タル酸脂肪族ジカルボン酸量が相対的に少なくなると、
高硬度、高伸度のバランスが維持出来なくなる。一方ポ
リオール成分は、エチレングリコール80〜30モル%、シ
クロヘキサンジメタノール20〜70モル%および3価以上
のポリオール0〜8モル%である。エチレングリコール
80モル%以上、シクロヘキサンジメタノール20モル%未
満では、塗膜硬度が低下する。反対に、エチレングリコ
ール20モル%未満、シクロヘキサンジメタノール80モル
%以上では、溶液安定性が低下する。
また3価以上のポリカルボン酸0〜5モル%(酸成分
中)および/または3価以上のポリオール0〜8モル%
(ポリオール成分中)が使用されるが、いずれの場合も
その上限を越えて使用されると得られた塗膜は可撓性を
失い屈曲性に乏しいものとなる。3価以上のポリカルボ
ン酸と3価以上のポリオールを併用することは可能であ
るが、塗膜の屈曲性を考慮すると両者の和が全成分中、
5モル%以下であることが望ましい。
中)および/または3価以上のポリオール0〜8モル%
(ポリオール成分中)が使用されるが、いずれの場合も
その上限を越えて使用されると得られた塗膜は可撓性を
失い屈曲性に乏しいものとなる。3価以上のポリカルボ
ン酸と3価以上のポリオールを併用することは可能であ
るが、塗膜の屈曲性を考慮すると両者の和が全成分中、
5モル%以下であることが望ましい。
本発明の共重合ポリエステルはエステル交換法や直接エ
ステル化法による通常の高分子量ポリエステルの製造方
法により製造される。
ステル化法による通常の高分子量ポリエステルの製造方
法により製造される。
本発明に用いるアルキルエーテル化アミノホルムアルデ
ヒド樹脂とは、たとえばメタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなど
の炭素原子数1〜4のアルキルアルコールによってアル
キルエーテル化されたホルムアルデヒドあるいはパラホ
ルムアルデヒドなどと尿素、N,N−エチレン尿素、ジシ
アンジアミド、アミノトリアジンなどとの縮合生成物で
あり、具体的にはメトキシ化メチロール尿素、メトキシ
化メチロール−N,N−エチレン尿素、メトキシ化メチロ
ールジシアンジアミド、メトキシ化メチロールメラミ
ン、メトキシ化メチロールベンゾグアナミン、ブトキシ
化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロールメラミ
ン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミン等があげら
れるが、加工性の面から望ましいのはメトキシ化メチロ
ールメラミン、またはブトキシ化メチロールメラミンで
あり、それぞれ単独、または併用して使用することがで
きる。
ヒド樹脂とは、たとえばメタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなど
の炭素原子数1〜4のアルキルアルコールによってアル
キルエーテル化されたホルムアルデヒドあるいはパラホ
ルムアルデヒドなどと尿素、N,N−エチレン尿素、ジシ
アンジアミド、アミノトリアジンなどとの縮合生成物で
あり、具体的にはメトキシ化メチロール尿素、メトキシ
化メチロール−N,N−エチレン尿素、メトキシ化メチロ
ールジシアンジアミド、メトキシ化メチロールメラミ
ン、メトキシ化メチロールベンゾグアナミン、ブトキシ
化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロールメラミ
ン、ブトキシ化メチロールベンゾグアナミン等があげら
れるが、加工性の面から望ましいのはメトキシ化メチロ
ールメラミン、またはブトキシ化メチロールメラミンで
あり、それぞれ単独、または併用して使用することがで
きる。
本発明の塗料組成物は前記共重合ポリエステルとアルキ
ルエーテル化アミノホルムアルデヒド樹脂との割合が85
〜65:15〜35(重量比)であることが好ましい。前記共
重合ポリエステルの割合が85重量%を越えると、目的と
する耐溶剤性(耐キシロール性)、塗膜硬度が不足して
好ましくない。また、65重量%未満であると加工性が劣
り好ましくない。
ルエーテル化アミノホルムアルデヒド樹脂との割合が85
〜65:15〜35(重量比)であることが好ましい。前記共
重合ポリエステルの割合が85重量%を越えると、目的と
する耐溶剤性(耐キシロール性)、塗膜硬度が不足して
好ましくない。また、65重量%未満であると加工性が劣
り好ましくない。
本発明の塗料組成物には硬化触媒としてp−トルエンス
ルホン酸、リン酸モノアルキルエステル、p−トルエン
スルホン酸のアミノ塩を添加してもよい。触媒の使用量
としては、前記ホルムアルデヒド樹脂に対して0〜5重
量%である。
ルホン酸、リン酸モノアルキルエステル、p−トルエン
スルホン酸のアミノ塩を添加してもよい。触媒の使用量
としては、前記ホルムアルデヒド樹脂に対して0〜5重
量%である。
本発明の塗料組成物は一般には有機溶媒に溶解した形で
使用されるものである。有機溶媒としてはたとえば、ト
ルエン、キシレン、ソルベッソ150、酢酸エチル、酢酸
ブチル、セロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブア
セテート、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン、ブタノール、オク
タノール、ブチルカルビトール、ジエチルカルビトル、
テトラヒドロフランなどからその溶解性、蒸発速度によ
って任意に選択することができる。
使用されるものである。有機溶媒としてはたとえば、ト
ルエン、キシレン、ソルベッソ150、酢酸エチル、酢酸
ブチル、セロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブア
セテート、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン、ブタノール、オク
タノール、ブチルカルビトール、ジエチルカルビトル、
テトラヒドロフランなどからその溶解性、蒸発速度によ
って任意に選択することができる。
多くの場合、塗装鋼板の製造においては高速塗装、かつ
高温短時間焼付けが行われるので、塗膜にピンホール等
の塗膜欠陥を生じないように沸点100℃以上の溶剤を2
〜3種類以上混合して使用することが望ましい。一般に
は脂肪族炭化水素90〜30重量%、エステル類、ケトン
類、エーテル類などの極性溶媒を10〜70重量%の割合で
使用することが望ましい。
高温短時間焼付けが行われるので、塗膜にピンホール等
の塗膜欠陥を生じないように沸点100℃以上の溶剤を2
〜3種類以上混合して使用することが望ましい。一般に
は脂肪族炭化水素90〜30重量%、エステル類、ケトン
類、エーテル類などの極性溶媒を10〜70重量%の割合で
使用することが望ましい。
なお、本発明の塗料組成物はそれ自体を鋼板に塗布、焼
付けしただけでも充分な性能を示すが、さらに耐蝕性な
どを向上させることが要求される場合には、プライマー
コート剤としてエポキシ樹脂、たとえば市販のエピコー
ト#1001、#1004、#1007(シエル化学社製)、アラル
ダイト6084(チバ・ガイギー社製)などが用いられる。
付けしただけでも充分な性能を示すが、さらに耐蝕性な
どを向上させることが要求される場合には、プライマー
コート剤としてエポキシ樹脂、たとえば市販のエピコー
ト#1001、#1004、#1007(シエル化学社製)、アラル
ダイト6084(チバ・ガイギー社製)などが用いられる。
本発明の塗料組成物の焼付温度は鋼板の大きさ、厚さ、
また焼付け炉の能力、塗料の硬化性などにより任意に選
択すればよい。塗料組成物の製造にはロール練り機、ボ
ールミル、ブレンダー等の混合機が用いられる。塗装に
あたってはローラー塗り、ロールコーター、スプレー塗
装、静電塗装などが適時選択される。
また焼付け炉の能力、塗料の硬化性などにより任意に選
択すればよい。塗料組成物の製造にはロール練り機、ボ
ールミル、ブレンダー等の混合機が用いられる。塗装に
あたってはローラー塗り、ロールコーター、スプレー塗
装、静電塗装などが適時選択される。
本発明の塗料組成物は目的、用途に応じて酸化チタンな
どの顔料、ガラスフアイバー、シリカ、ワックス等の添
加剤を添加することができる。本発明の塗料組成物は鋼
板に塗装してから、加工性に優れ、しかもその塗面が耐
溶剤性、密着性に優れ、高度の耐候性を有し、かつ高度
の光沢、鮮映性を有する。
どの顔料、ガラスフアイバー、シリカ、ワックス等の添
加剤を添加することができる。本発明の塗料組成物は鋼
板に塗装してから、加工性に優れ、しかもその塗面が耐
溶剤性、密着性に優れ、高度の耐候性を有し、かつ高度
の光沢、鮮映性を有する。
以下本発明を実施例を用いて説明する。実施例中、単に
部とあるのは重量部を示し、%とあるのは重量%を示
す。各測定項目は以下の方法に従った。
部とあるのは重量部を示し、%とあるのは重量%を示
す。各測定項目は以下の方法に従った。
(1) 還元粘度ηsp/c(dl/g) ポリエステル樹脂0.10gをフェノール/テトラクロルエ
タン(容量比6/4)の混合溶媒25ccに溶かし、30℃で測
定した。
タン(容量比6/4)の混合溶媒25ccに溶かし、30℃で測
定した。
(2) 硬さ(エンピツ硬度) 鋼板の塗面をJIS S−6006に規定された高級鉛筆を用
い、JIS K−5400に従って測定した。
い、JIS K−5400に従って測定した。
(3) 光沢 60゜反射率を測定した。
(4) 屈曲性 塗装鋼板を180度折り曲げ屈曲部に発生する割れを10倍
のルーペで観察し判定した。
のルーペで観察し判定した。
3Tとは折り曲げ部に同じ板厚のものを3枚挟んだ場合を
さし、0Tは板を挟まなくて180度折り曲げた場合をさ
す。
さし、0Tは板を挟まなくて180度折り曲げた場合をさ
す。
(5) 耐キシロール性 コルク栓にガーゼをまきキシロールを滲ませ塗面をこす
り素面の出るまでの回数で示した。
り素面の出るまでの回数で示した。
(6) 溶液安定性 共重合ポリエステル樹脂溶液を300cc(直径30mm)マヨ
ネーズビンに入れ、冷蔵庫(5℃)中保存し、透明度変
化並びに異物発生の有無をテストした。判定は、30日保
存後の溶液について実施し、〇は透明性を維持し、かつ
異物もないもの(観察者の反対側に接触させた文字が明
確に判読出来る)であり、×は文字判読不可となった場
合で、△は両者の間にあるものとした。
ネーズビンに入れ、冷蔵庫(5℃)中保存し、透明度変
化並びに異物発生の有無をテストした。判定は、30日保
存後の溶液について実施し、〇は透明性を維持し、かつ
異物もないもの(観察者の反対側に接触させた文字が明
確に判読出来る)であり、×は文字判読不可となった場
合で、△は両者の間にあるものとした。
ポリエステル樹脂の製造例 (1) ジメチルテレフタレート349.2部、ジメチルイ
ソフタレート58.2部、エチレングリコール279.0部、シ
クロヘキサンジメタノール216.0部およびテトラn−ブ
チルチタネート0.306部を仕込み、160〜220℃まで4時
間かけてエステル交換反応を行なった。次いでアジピン
酸43.8部を加え、200〜240℃まで2時間かけて昇温しエ
ステル化反応を行なった。次いで30分かけて20〜25mmHg
まで減圧し、さらに260℃にて60分間重縮合反応を行な
った。得られた共重合ポリエステル樹脂AはNMR組成分
折の結果、酸成分がモル比でテレフタル酸/イソフタル
酸/アジピン酸=60/10/30、グリコール成分がモル比で
エチレングリコール/シクロヘキサンジメタノール=50
/50であり、還元粘度がηsp/c=0.503であった。
ソフタレート58.2部、エチレングリコール279.0部、シ
クロヘキサンジメタノール216.0部およびテトラn−ブ
チルチタネート0.306部を仕込み、160〜220℃まで4時
間かけてエステル交換反応を行なった。次いでアジピン
酸43.8部を加え、200〜240℃まで2時間かけて昇温しエ
ステル化反応を行なった。次いで30分かけて20〜25mmHg
まで減圧し、さらに260℃にて60分間重縮合反応を行な
った。得られた共重合ポリエステル樹脂AはNMR組成分
折の結果、酸成分がモル比でテレフタル酸/イソフタル
酸/アジピン酸=60/10/30、グリコール成分がモル比で
エチレングリコール/シクロヘキサンジメタノール=50
/50であり、還元粘度がηsp/c=0.503であった。
以下同様にしてポリマー組成が第1−1表および第1−
2表に示される共重合ポリエステルB、C、K、Lおよ
びMを合成した。
2表に示される共重合ポリエステルB、C、K、Lおよ
びMを合成した。
(2) ジメチルテレフタレート349部、ジメチルイソ
フタレート58部、エチレングリコール279部、シクロヘ
キサンジメタノール219部および酢酸亜鉛0.26部、酸化
アンチモン0.26部を仕込み、160〜220℃まで4時間かけ
てエステル交換反応を行なった。次いでアジピン酸123
部、トリメリット酸12部を加えて200℃から240℃まで2
時間かけて昇温し、エステル化反応を行なった。その後
30分をかけて20〜25mmHgまで減圧し、さらに260℃にて6
0分間重縮合反応を行った。得られた共重合ポリエステ
ル樹脂DはNMRにて、テレフタル酸/イソフタル酸/ア
ジピン酸/トリメリット酸エチレングリコール/シク
ロヘキサンジメタノール=60/10/28/250/50(モル
比)でありηsp/c=0.503を確認した。
フタレート58部、エチレングリコール279部、シクロヘ
キサンジメタノール219部および酢酸亜鉛0.26部、酸化
アンチモン0.26部を仕込み、160〜220℃まで4時間かけ
てエステル交換反応を行なった。次いでアジピン酸123
部、トリメリット酸12部を加えて200℃から240℃まで2
時間かけて昇温し、エステル化反応を行なった。その後
30分をかけて20〜25mmHgまで減圧し、さらに260℃にて6
0分間重縮合反応を行った。得られた共重合ポリエステ
ル樹脂DはNMRにて、テレフタル酸/イソフタル酸/ア
ジピン酸/トリメリット酸エチレングリコール/シク
ロヘキサンジメタノール=60/10/28/250/50(モル
比)でありηsp/c=0.503を確認した。
以下同様にしてポリマー組成が第1−1表および第1−
2表に示される共重合ポリエステルD〜JおよびN〜U
を合成した。
2表に示される共重合ポリエステルD〜JおよびN〜U
を合成した。
実施例 共重合ポリエステル樹脂A〜Jを各々シクロヘキサン/
ソルベッソー150混合溶剤(重量比50/50)に溶解し、不
揮発分40%に調節した。
ソルベッソー150混合溶剤(重量比50/50)に溶解し、不
揮発分40%に調節した。
上記共重合ポリエステル樹脂A溶液100部に酸化チタン4
0部、メチルエーテル化メチロールメラミン(商品名:
スミマールM−40S、不揮発分80%、住友化学工業製)3
0部、p−トルエンスルホン酸溶液(ベンジルアルコー
ルの20重量%溶液)0.5部、およびポリフローS(共栄
社油脂化学工業製)0.2部を加え、ガラスビーズ型高速
振とう機で2時間顔料を分散し塗装鋼板用塗料組成物と
した。
0部、メチルエーテル化メチロールメラミン(商品名:
スミマールM−40S、不揮発分80%、住友化学工業製)3
0部、p−トルエンスルホン酸溶液(ベンジルアルコー
ルの20重量%溶液)0.5部、およびポリフローS(共栄
社油脂化学工業製)0.2部を加え、ガラスビーズ型高速
振とう機で2時間顔料を分散し塗装鋼板用塗料組成物と
した。
共重合ポリエステル樹脂AをB〜Jに代え、あるいはア
ルキルエーテル化アミノホルムアルデヒド樹脂として、
メチルエーテル化メチロールメラミン(商品名:サイメ
ル325、三井サイアナミッド製)、に代え、第2−1表
に示される塗料組成物を得た。
ルキルエーテル化アミノホルムアルデヒド樹脂として、
メチルエーテル化メチロールメラミン(商品名:サイメ
ル325、三井サイアナミッド製)、に代え、第2−1表
に示される塗料組成物を得た。
これらの塗料組成物を厚さ0.3mmの亜鉛鉄板(JIS G−33
02)をリン酸亜鉛溶液で処理した試験片に、膜厚18〜22
μになるように塗装したのち、265℃で1分間焼付けを
行った。得られた塗装鋼板の試験結果第2−1表に示
す。
02)をリン酸亜鉛溶液で処理した試験片に、膜厚18〜22
μになるように塗装したのち、265℃で1分間焼付けを
行った。得られた塗装鋼板の試験結果第2−1表に示
す。
比較例 共重合ポリエステル樹脂K〜Uを実施例と同様にして塗
料化、ならびに塗装を実施した。塗装鋼板の試験結果を
第2−2表に示す。
料化、ならびに塗装を実施した。塗装鋼板の試験結果を
第2−2表に示す。
(発明の効果) 従来、高硬度でかつ高加工性(屈曲性が優れている)で
ある塗装鋼板用塗料を提供することが困難であったが、
本発明の塗装鋼板用塗料組成物は加工性に優れ、かつ高
硬度であり、光沢、鮮映性、耐溶剤性にも優れ、家電製
品等の分野における高い要求品質にこたえることができ
る。
ある塗装鋼板用塗料を提供することが困難であったが、
本発明の塗装鋼板用塗料組成物は加工性に優れ、かつ高
硬度であり、光沢、鮮映性、耐溶剤性にも優れ、家電製
品等の分野における高い要求品質にこたえることができ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】酸成分としてテレフタル酸20〜80モル%、
テレフタル酸以外の芳香族ジカルボン酸5〜40モル%お
よび炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸20〜80モル%、
ポリオール成分としてエチレングリコール30〜80モル%
およびシクロヘキサンジメタノール20〜70モル%からな
り、還元粘度が0.20〜0.80のポリエステル樹脂85〜65重
量部およびアルキルエーテル化アミノホルムアルデヒド
樹脂15〜35重量部を含むことを特徴とする塗装鋼板用塗
料組成物。 - 【請求項2】酸成分としてさらに3価以上のポリカルボ
ン酸0.5〜5モル%および/またはポリオール成分とし
てさらに3価以上のポリオールを含むことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の塗装鋼板用塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25299386A JPH0699659B2 (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 塗装鋼板用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25299386A JPH0699659B2 (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 塗装鋼板用塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63108081A JPS63108081A (ja) | 1988-05-12 |
JPH0699659B2 true JPH0699659B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17245004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25299386A Expired - Fee Related JPH0699659B2 (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 塗装鋼板用塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699659B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH068400B2 (ja) * | 1988-12-26 | 1994-02-02 | 新日本製鐵株式会社 | 塗装金属板用塗料組成物 |
JPH0649845B2 (ja) * | 1989-10-03 | 1994-06-29 | 荒川化学工業株式会社 | 缶用オーバーコートクリア塗料組成物および該組成物を用いた塗膜形成方法 |
JPH0570736A (ja) * | 1991-09-12 | 1993-03-23 | Toyobo Co Ltd | 塗料用樹脂組成物 |
JPH07316498A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-05 | Nkk Corp | 塗料組成物、およびプレコート鋼板の製造方法 |
US5563223A (en) | 1994-07-04 | 1996-10-08 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Coating resin compositions |
US6018013A (en) * | 1996-09-03 | 2000-01-25 | Nkk Corporation | Coating composition and method for producing precoated steel sheets |
-
1986
- 1986-10-23 JP JP25299386A patent/JPH0699659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63108081A (ja) | 1988-05-12 |
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Legal Events
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