JPH0797521A - シリコーン系エマルジョン組成物 - Google Patents

シリコーン系エマルジョン組成物

Info

Publication number
JPH0797521A
JPH0797521A JP6202118A JP20211894A JPH0797521A JP H0797521 A JPH0797521 A JP H0797521A JP 6202118 A JP6202118 A JP 6202118A JP 20211894 A JP20211894 A JP 20211894A JP H0797521 A JPH0797521 A JP H0797521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emulsion
sih
parts
release
release coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6202118A
Other languages
English (en)
Inventor
Stephen Armstrong
スティーヴン・アームストロング
Andre Detrembleur
アンドレ・ドトレンブルー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Silicones Belgium SPRL
Original Assignee
Dow Corning SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning SA filed Critical Dow Corning SA
Publication of JPH0797521A publication Critical patent/JPH0797521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/70Siloxanes defined by use of the MDTQ nomenclature
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/80Siloxanes having aromatic substituents, e.g. phenyl side groups
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31652Of asbestos
    • Y10T428/31663As siloxane, silicone or silane

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルケニル化シリコーン樹脂(a)、アルケ
ニルポリジオルガノシロキサン(b)、SiH基を有す
るシリコーン樹脂(c)及び水からなるエマルジョン型
剥離組成物。エマルジョン型剥離コーティング組成物は
貴金属触媒と混合して、例えば紙等の基材に塗布され、
その上で硬化する。 【効果】 該エマルジョン型剥離コーティング組成物で
コーティングされた基材及び粘着性コーティングされた
物品とから形成される積層体の分離は、かなり高い層状
剥離力を必要とし、輸送や貯蔵中に剥離するおそれがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーン系エマルジ
ョン組成物に関するものである。特には、本発明は剥離
コーティング組成物として又はその中で使用され得るシ
リコーン系エマルジョン組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】シリコーン系エマルジョン組成
物、例えばヒドロシリル化反応によって硬化しうるもの
が、例えば紙等の基材の剥離コーティングとして、コー
ティングされた基材と粘着性のコーティングされた物品
と積層体の間で生じうる接着を防止する目的のために使
用されている。コーティングされた基材から、小さい力
を適用するだけで粘着性のコーティングされた物品を引
き離させる剥離コーティング、即ち低い剥離力を示す剥
離コーティングは、当該技術分野においてプレミアム剥
離コーティング(premium release coating)と呼ばれ
ている。
【0003】粘着ラベル等の粘着性のコーティングされ
た物品は、コーティングされた基材例えばシリコーン化
支持体紙等でラミネートされている、紙コーティング産
業特にはラミネートの分野における多くの用途におい
て、プレミアム剥離コーティングから得られる剥離力よ
りもより高い剥離力が必要とされている。それ故に、そ
れらコーティングの剥離力を増加させる添加剤が開発さ
れている。剥離力を増加する添加剤は、当該技術分野に
おいて制御剥離添加剤(controlled release additive
s)と呼ばれている。
【0004】当該技術分野において知られている制御剥
離添加剤は、ビニル化シリコーン系樹脂からなり、一般
的にはプレミアム剥離コーティングの剥離力を増加させ
る効果がある。しかしながら、これらの添加剤を含有す
る剥離コーティングの剥離力は、予測出来ず、コーティ
ングされた基材が粘着性物質から剥がされる又は層状に
剥離されるスピードによって信頼性なく変動する傾向が
ある。
【0005】紙コーティング産業特にはラミネートの分
野における多くの用途において、剥離コーティングの剥
離力を剥離スピードの範囲に亙って、予測できることが
望まれている。更には、剥離力は、例えば貯蔵又は運搬
中に誤って層状に剥離されるほどは低くはないが、容易
に層状に剥離出来るほどに十分に低くあるべきである。
加えて、一旦コーティングされた基材から層状に剥離さ
れた、粘着性のコーティングされた物品はその粘着特性
を保持すべきである。剥離コーティング組成物の提供に
使用される改良されたエマルジョン組成物を提供するこ
とは、本発明の1つの目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの見
地において、(a)アルケニル化シリコーン樹脂、
(b)アルケニルポリジオルガノシロキサン、(c)S
iH基を有しているシリコーン系樹脂及び(d)水から
なるエマルジョン組成物を提供する。本発明によるエマ
ルジョン組成物は、(a)アルケニル化シリコーン樹脂
を含み、これは好ましくはMQ樹脂、即ち、1価のシロ
キサン単位M及び4価のシロキサン単位Qからなる樹脂
であり、好ましくはM単位がR'R2SiO1/2及びR3
iO1/2であり、Q単位がSiO4/2から実質的になる樹
脂である。式中、Rは1〜8の炭素原子を有するアルキ
ル基又はアリール基を表し、好ましくはメチル基であ
り、R’は1〜8の炭素原子を有するアルケニル基、例
えばビニル基、アリル基、ヘキセニル基又はシクロヘキ
セニル基を表す。好ましくは、R’は、1分子当たり少
なくとも1.5重量%のビニル基を有するビニル基であ
る。好ましくは、Q単位に対するM単位の数比が、0.
4:1〜1.7:1の範囲であり、より好ましくは0.
6:1〜1.5:1の範囲である。樹脂は固体であって
も、液体状であっても良いが、樹脂が周囲温度、例えば
22℃で固体であるようにM:Q比が選ばれるのが好ま
しい。
【0007】好ましくはアルケニル化シリコーン樹脂は
キシレン中の60%溶液として提供される。その溶液
は、25℃において、粘度5〜15mPa・sを、好ま
しくは8〜13mPa・sを有するものである。本発明
によるエマルジョン組成物は、ケイ素結合した不飽和基
を有する(b)アルケニルポリジオルガノシロキサンを
含む。このアルケニルポリジオルガノシロキサンは、実
質的に一般式RaR'SiO(3-a)/2 及びRbSiO
(4-b)/2 によるシロキサン単位からなる。R及びR’は
上記に言及されたとおりであり、aは1又は2であり、
bは2又は3である。好ましくは、R’はビニル基又は
ヘキセニル基である。好ましいアルケニルポリジオルガ
ノシロキサンは、1分子当たり0.1重量%〜3.0重量
%の脂肪族不飽和基及び25℃において、粘度約20〜
約12000mPa・sの大きさを有する。好ましい成
分(b)は、Me2SiO単位及び末端単位ViMe2
iO1/2からなり、25℃において、粘度約7000〜
約12000mPa・sを有するポリジオルガノシロキ
サンである。(Meはメチル基を表し、Viはビニル基
を表す。)好ましくは、成分(b)は本発明によるエマ
ルジョン組成物中に、成分(a)100重量部に対し、
12.5重量部まで、好ましくは6.0〜8.0重量部の
割合で存在し得る。
【0008】本発明によるエマルジョン組成物は、Si
H基を有するシリコーン系樹脂(c)を含む。好ましく
はSiH基は、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン
の1価の残渣を意味するポリオルガノハイドロジェンシ
ロキシ基中に存在する。この樹脂は、R3SiO1/2及び
2R'”SiO1/2を含むM単位及びSiO4/2を含むQ
単位を有するMQ樹脂であっても良い。式中、Rは前述
したとおりであり、R"’は水素原子又は前述したポリ
オルガノハイドロジェンシロキシ基を表す。樹脂(c)
は、またヒドロキシル基を有する単位を含んでいても良
い。好ましいシリコーン樹脂(c)は、ケイ素に結合し
た水素原子を0.6重量%〜1.0重量%有する。好まし
い樹脂(c)は、ヒドロキシル基を有する、オルガノシ
リコン樹脂(i)及びポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(ii)の反応生成物である。
【0009】好ましいオルガノシリコン樹脂(i)は、
一般式R3SiO1/2及びSiO4/2単位を含む。ここ
に、Rは本明細書中に定義したとおりである。樹脂
(i)は、好ましくはケイ素結合したヒドロキシル基約
0.1重量%〜約5重量%を含有する。 樹脂(c)の
形成における反応物として有用なポリオルガノハイドロ
ジェンシロキサン(ii)は、一般式RcHSiO(3-c)/2
による単位を含有する。式中、Rは上記に言及したと
おりであり、cは1又は2である。ポリオルガノハイド
ロジェンシロキサンはまた、RbSiO(4-b)/2 単位を
含有しても良い。なお、R及びbは上記に言及したとお
りである。好ましくは、ポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサン(ii)は、ケイ素結合した水素原子を1分子当
たり0.3重量%〜1.6重量%有する。それぞれのR
は、メチル基であるのが好ましい。好ましくは、末端基
がポリオルガノハイドロジェンシロキサン(ii)に存在
する場合、それらは一般式(CH33SiO1/2を有す
る。好適なポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、
Me2SiO基が存在するかまたは存在していない、M
eHSiO基からなり(Meはメチル基を表す。)、2
5℃において、約6〜約150mPa・s、より好まし
くは約60〜約110mPa・sの大きさの粘度を有す
る液体である。
【0010】好ましい樹脂(c)は、有機溶剤中に樹脂
(i)を分散させ、完全にポリオルガノハイドロジェン
シロキサン(ii)及び酸、好ましくは塩酸等の強酸と混
合し、混合物を150℃まで加熱して、混合物から実質
的に全ての有機溶剤を揮発させて取り除くことによって
形成され得る。混合物の該加熱は、最初は大気圧下で、
引き続いて減圧にして、溶剤の除去を助長しても良い。
この反応方法は、米国特許第4537829号明細書に
記載され、請求されている。シリコーン系樹脂(c)
は、本発明によるエマルジョン組成物中に、成分(a)
100重量部当たり、31.0重量部まで、好ましくは
0.5〜10.6重量部の割合で存在し得る。
【0011】本発明によるエマルジョン組成物は、更に
直鎖状又は環状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン
(e)を含有していても良い。成分(e)は、上記にて
言及したとおりのポリオルガノハイドロジェンシロキサ
ンであってもよい。好ましいポリオルガノハイドロジェ
ンシロキサン(e)は、上記にて言及されたそれらの好
ましいポリオルガノハイドロジェンシロキサンであって
も良い。直鎖状又は環状ポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサン(e)は、エマルジョン組成物中に、成分
(a)100重量部当たり、0〜25重量部、好ましく
は10〜18重量部の割合で存在し得る。
【0012】本発明によるエマルジョン組成物は、アル
ケニル化シリコーン樹脂(a)を分散する助剤として使
用され得る不揮発性希釈剤である成分を含有していても
良い。該希釈剤は、不飽和有機単量体、例えばマレイン
酸ジブチル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニルエ
ーテル、カンフェン、メタ−ビス−イソプロペニルベン
ゼン及びC16-18 のα−オレフィン等から選ばれ得る。
好ましい物質は、α−オレフィン及び1−オクタデセン
である。好ましい希釈剤は、本発明によるエマルジョン
組成物中に、成分(a)100重量部当たり、30〜5
0重量部、好ましくは39〜41重量部の割合で存在し
得る。
【0013】本発明によるエマルジョン組成物は、好ま
しくは陰イオン性、陽イオン性又は非イオン性の乳化剤
を含有する。非イオン性乳化剤、最も好ましくはポリビ
ニルアセテートを使用するのが好ましい。好ましいポリ
ビニルアセテートは、少なくとも92%以上で、多くと
も98%以下、例えば96%加水分解されている。本発
明によるエマルジョン組成物は、更なる添加剤、例えば
エマルジョンの基材にフィルムを形成する能力を減少さ
せるような、触媒化されたエマルジョン組成物の液滴間
の、早すぎる反応を最小限にするための、浴寿命延長剤
(bath life extender)を、(a)100重量部当た
り、0.1〜0.6部、殺生物剤、及び、(a)100重
量部当たり、酢酸0.16〜0.24部を含有しても良
い。
【0014】本発明によるエマルジョン組成物の製造
は、成分(a)、(b)、(c)任意に(e)及び他の
結合剤を乳化剤と共に水中に分散させることによって達
成され得る。乳化は多くの方法で達成することができ、
各成分の混合順序は重要ではない。好ましい方法は、水
及び乳化剤を添加する前に、(a)、(b)、(c)、
(e)及び他の付形剤を混合して、粗エマルジョンを与
える方法である。次いで、粗エマルジョンを公知のホモ
ジナイザーを使用して混合し、所望の粒子径及び分布を
有するエマルジョンを形成し得る。このように形成され
たエマルジョンに、水を必要量添加することによって、
望ましい活性固体(即ち、全シリコーン固体及び不揮発
性希釈剤例えばC16-18 のα−オレフィン)含量に調整
することができる。本発明によるエマルジョン組成物
は、30〜50%の活性固体、好ましくは38〜42%
の活性固体のエマルジョンとして与えられ得る。
【0015】本発明によるエマルジョン組成物は、ヒド
ロシリル化触媒例えばロジウム又は白金を含有する物質
の存在下での、ヒドロシリル化反応によって硬化させら
れ得る。白金触媒は、知られているどんな形をとってい
ても良く、白金の好ましい形は、オルガノシリコン系に
容易に分散し、混合物の色に影響しない理由で、一般に
手入できる6水和物又は無水の形の、塩化白金酸であ
る。白金錯体はまた、例えば塩化白金酸・六水和物及び
ジビニルテタトラメチルジシロキサンから調製されるも
のを使用しても良い。
【0016】従って、本発明の他の見地において、この
様に、本明細書中で上述した様なエマルジョン組成物及
び貴金属触媒からなるエマルジョン型剥離コーティング
組成物が提供される。前段落において述べたとおりのエ
マルジョン型剥離コーティング組成物は、本発明による
エマルジョンに貴金属触媒を組み入れることによって形
成され得る。触媒は、本発明によるエマルジョン型剥離
コーティング組成物中に、反応成分の混合重量、すなわ
ち、エマルジョン組成物中のケイ素結合したアルケニル
基を有するこれらの成分及びケイ素結合した水素原子を
有するものを基準として、40〜120ppmの割合で
存在し得る。
【0017】所望であれば、エマルジョン型剥離コーテ
ィング組成物は、本発明によるエマルジョン組成物を、
貴金属触媒及び(A)アルケニル官能性のポリジオルガ
ノシロキサンン及び(B)直鎖状又は環状ポリオルガノ
ハイドロジェンシロキサンからなるプレミアム剥離組成
物と混合することによって与えられ得る。
【0018】成分(A)は、上記にて言及したとおりの
アルケニルポリジオルガノシロキサン、好ましくは一般
式R'R2SiO〔R2SiO〕m〔R'RSiO〕nSiR
2R'によるポリジオルガノシロキサンである。式中R及
びR’は、上記にて言及したとおりであり、好ましく
は、それぞれメチル基及びビニル基である。ポリジオル
ガノシロキサンが25℃において、粘度約100〜65
0mPa・sを有し、0.3〜1.2重量%のビニル含量
を有する様に、mは約80〜200であり、nは0〜5
である。
【0019】直鎖又は環状ポリオルガノハイドロジェン
シロキサン(B)は、1分子当たりケイ素結合した水素
原子0.3〜1.6重量%を有するホモポリマーであって
もコポリマーであっても良い。最も好ましい成分(B)
は、一般式R3SiO−〔RHSiO〕−q−〔R2Si
O〕−pSiR3 による共重合体である。式中Rは、本
明細書中に定義したとおりであり、qは1〜50であ
り、pは0〜30である。成分(B)は、エマルジョン
型剥離コーティング組成物中に成分(A)100重量部
当たり2〜16部の比率で存在し得る。
【0020】本発明によるエマルジョン型剥離コーティ
ング組成物は、様々な基材に塗布され、例えば加熱によ
って硬化され、薄い粘着性表面コーティング又はフィル
ムを与え得る。エマルジョン型剥離コーティング組成物
は、特に繊維状物質例えば紙の処理における使用に適し
ており、例えばラベルや壁被覆材等の粘着性のコーティ
ングされた物品をそれらを使用する前に貯蔵するため
の、保護裏当て材として使用する剥離物質を提供する。
【0021】剥離コーティングの性能は、硬化した剥離
コーティング組成物でコーティングされた基材及び粘着
性のコーティングされた物品からなる積層体を、与えら
れた層状剥離の速度で、剥離するのに必要とされる力と
して表され得る。アルケニル及び水素を有するポリシロ
キサンをベースとした知られている組成物は、比較的小
さい力を使用して層状剥離速度の範囲に亙って、粘着性
の表面から容易に剥離される硬化剥離コーティングを与
えるのに使用され得る。当該技術分野において、プレミ
アム剥離組成物と呼ばれているこの様な組成物は、層状
剥離をもたらすのにほとんど力を必要としないので、粘
着性の表面からコーティングされた表面の分離が容易に
起こり、層状剥離が例えば貯蔵又は運搬中に誤って起こ
ることもある。
【0022】本発明によるエマルジョン型剥離コーティ
ング組成物から得られる、硬化剥離コーティングの性能
は、物品をコーティングする際に使用される接着剤の型
によって変わる。しかしながら、ある与えられた接着剤
をとってみると、性能は、ケイ素結合したアルケニル基
に対するケイ素結合した水素原子の比に従って、また成
分(c)によって与えられたSiHに対する直鎖状又は
環状ポリオルガノハイドロジェンシロキサンによって与
えられたSiHの比に従って変わる。
【0023】従って、好ましい本発明によるエマルジョ
ン型剥離コーティング組成物において、ビニル基含有成
分(a)及び(b)及びSiH含有成分(c)及び場合
により(e)を、SiVi基に対しSiH基を少なくと
も1.2であって、SiVi基に対しSiH基を多くと
も3.5で、SiH:SiViの好ましい比が1.5:1
〜2.5:1で、最も好まくは2.0:1〜2.5:1で
与える比率で混合する。また適当な場合、樹脂(c)に
よって与えられたケイ素結合した水素原子に対する、成
分(e)によって与えられたケイ素結合した水素原子の
比は95:5〜5:95、好ましくは95:5〜50:
50である。
【0024】本明細書中に記載したとおりのプレミム剥
離組成物からなる、本発明によるこれらの好ましいエマ
ルジョン型剥離コーティング組成物において、成分
(a)、(b)及び場合により(e)の比率は、前述し
たとおり、全SiH:SiVi比が1.0:1〜3.5:
1、好ましくは1.1:1〜2.5:1であり、成分
(c)によって与えられたSiHに対する、成分(b)
及び任意に(e)によって与えられたSiHの比が9
9:1〜5:95、好ましくは99:1〜51:49で
ある。
【0025】所望であれば、成分の選ばれた比率を有す
る様々なエマルジョン型剥離コーティング組成物を供給
するために、2又はそれ以上で、即ち、所望の比率の成
分(A)及び(B)からなる1部分及び所望の比率の成
分(a)、(b)、(c)及び場合により(e)からな
る他の部分で、エマルジョン型剥離コーティング組成物
を提供することが便利である。これらの部分は、選択さ
れた比率で混合されて、必要とされる特性を示すエマル
ジョン型剥離コーティング組成物を与え得る。
【0026】エマルジョン組成物は、本発明によるエマ
ルジョン型剥離コーティング組成物において、活性固体
100%を与えても良い。代わりに、エマルジョン組成
物を本発明による剥離コーティング組成物における制御
剥離添加剤として使用しても良く、その場合本発明によ
るエマルジョン型剥離コーティング組成物において、全
活性固体約1〜99%を与える。
【0027】本発明は、他の見地において、エマルジョ
ン型剥離コーティング組成物中において、エマルジョン
型剥離コーティング組成物又は制御剥離添加成分とし
て、貴金属触媒と一緒に、本発明によるエマルジョン組
成物を使用することを提供する。本発明によるエマルジ
ョン型剥離コーティング組成物としての又は中での、エ
マルジョン組成物の使用は、粘着性のコーティングされ
た物品から硬化したエマルジョン型剥離コーティング組
成物でコーティングされた基材を層状剥離するのに必要
とされる力を増加させる効果を有する。更には、その増
加は、制御され、予測された態様で達成され得る。エマ
ルジョン型剥離コーティング組成物は、上記に記載され
た乳化方法によって調製され得る。
【0028】好ましくは、本発明によるエマルジョン型
剥離コーティング組成物は、3部分から形成される。第
1の部分は、プレミアム剥離組成物エマルジョンであ
り、好ましくは30〜50%、より好ましくは38〜4
2%のシリコーン固体のエマルジョンとして形成された
ものである。第2の部分は、本明細書中に記載したとお
りのエマルジョン組成物であり、好ましくは30〜50
%、より好ましくは38〜42%の活性固体のエマルジ
ョンとして形成されたものである。第3の部分は、貴金
属触媒エマルジョン成分であり、アルケニルポリジオル
ガノシロキサン(A)100重量部及び成分(A)に基
づき100〜1000ppmの白金(II)錯体からな
る。
【0029】好ましい本発明によるエマルジョン型剥離
コーティング組成物は、上記した3つのエマルジョン部
分を所望の量で混ぜ、それらを混合して、安定な均一な
ディスパージョンを形成することによって、調製され得
る。好ましいエマルジョン型剥離コーティング組成物
は、3〜40%、好ましくは3〜20%の活性固体のエ
マルジョンとして得られ得る。従って、本発明の他の見
地において、プレミアム剥離組成物エマルジョン、本明
細書中に記載したとおりのエマルジョン組成物及び貴金
属触媒組成物を所望の量混ぜ、それらを混合して、安定
な均一なディスパージョンを形成する工程からなるエマ
ルジョン型剥離コーティング組成物を調製する方法が提
供される。
【0030】本発明によるエマルジョン型剥離コーティ
ング組成物は、例えばセルロース又は繊維状基材等の基
材に、例えばダイレクト又はオフセットグラビア、エア
ーナイフ、バーコーティング又はブレードコーティング
等の当該技術分野において知られている技術によって、
塗布され得る。例えば紙コーティング等の連続的なコー
ティングを必要とする塗布において、コーティングは、
グラビア、エアーナイフ又はバーコーターによる塗布が
最も良い。塗布されたコーティング厚みは、知られてい
る方法で、例えばグラビアロール、空気速度及びエアー
ナイフのアタック角度又はバーコーターのマイヤーロッ
ドの選択により変えることができる。典型的には、基材
の表面1平方メートル当たり組成物0.5〜2.5グラム
の塗膜重量が、好適な基材に塗布される。基材への塗布
後、エマルジョン型剥離コーティング組成物は熱の適用
により硬化させられ得る。塗膜を90〜200℃の温度
に、2〜15秒間曝らすことにより、通常は、満足のい
く硬化を行うのに十分である。
【0031】従って、本発明の他の見地において、基材
にエマルジョン型剥離コーティング組成物をコーティン
グし、その上に該エマルジョン型剥離コーティング組成
物を硬化させる工程からなる基材のコーティング方法が
提供される。他の見地において、本発明は、好適な基材
に塗布され、その上で硬化して、強い接着剤の範囲から
効果的な剥離を示す剥離コーティングを提供する、本発
明によるエマルジョン型剥離コーティング組成物の使用
を提供する。更に本発明の他の見地において、本明細書
中に記載したとおりのエマルジョン型剥離コーティング
組成物でコーティングされてなる基材が提供される。
【0032】本発明によるエマルジョン型剥離コーティ
ング組成物から得られた硬化した剥離コーティングは、
粘着性のコーティングされた物品からそれらを剥離する
のにかなり高い剥離力が必要とされることに注目すべき
である。層状剥離の剥離力は、正確に制御され得る。す
なわち、エマルジョン型剥離コーティング組成物の成分
の比を変えることによって、増加又は減少され得る。本
発明によるエマルジョン型剥離コーティング組成物から
得られたコーティングの剥離強度の様子は、実質的に1
分当たり20〜250mの高い層状剥離速度の範囲に亙
って一定である。積層体を高速度の範囲に亙って剥離
し、一定の剥離コーティングの性能が必要である場合
に、これは産業界において望ましい。
【0033】本発明によるエマルジョン型剥離コーティ
ング組成物を使用して形成された剥離コーティングは、
ある期間に亙って剥離安定性が改良されている。この様
に、積層体を1時間後、1週間後又は1か月後又はその
形成後もっと後に剥離しても剥離力において著しい違い
はない。剥離コーティングの剥離力の制御をも改良した
この特徴によって、作業者が与えられた接着剤に関し
て、コーティングされた物品を層状剥離するのに必要と
される剥離力を予測できるようになる。
【0034】本明細書中に記載したとおりのエマルジョ
ン型剥離コーティング組成物を使用することによって形
成された剥離コーティングから層状剥離された接着剤
は、優れた後接着強度(SAS)を示す。接着剤が剥離
コーティングと密着している結果として、接着性能に損
失がない場合、SASは100%であると見なされるだ
ろう。粘着性コーティングされた物品が、好ましいエマ
ルジョン型剥離コーティング組成物から得られた好まし
いエマルジョン型剥離コーティングから層状に剥離され
る場合に、90%を超える後接着強度が成し遂げられ
る。尚、好ましいエマルジョン型剥離コーティング組成
物とは、SiH:SiVi比が1.2:1〜3.5:1で
あり、SiH含有シリコーン系樹脂(c)によって与え
られるSiHに対する、直鎖状又は環状ポリオルガノハ
イドロジェンシロキサン(b)及び任意に(e)によっ
て与えられるSiHの比が、約少なくとも85:15で
あるものである。
【0035】更に本発明の他の見地において、成分
(c)が成分(a)100重量部に対し31部までの量
で存在する場合、成分(c)を含有するエマルジョン型
剥離コーティング組成物は、泡立ちが低下する傾向を示
して、24時間以上の静的浴寿命(static bath life)
を有した。以下に、本発明を説明する幾つかの、エマル
ジョン型剥離コーティング組成物の例を詳述する。それ
らの例において全て部及び%は重量によるものであり、
粘度は25℃で測定されるものである。
【0036】
【実施例】実施例1 プレミアム剥離エマルジョン組成物を下記のとおりに形
成した:粘度150mPa・s、ビニル基含量0.71重
量%を有するビニル基で末端をブロックされたポリジメ
チルシロキサン38.2重量部及び粘度85mPa・s、
ケイ素結合した水素原子0.9重量%を有するSiHを
含有するポリオルガノシロキサン1.9部を混合して、
油層を形成した。油層を9.5%のポリビニルアセテー
ト水溶液20.0部、水39.9部及び酢酸0.05部と
混合して、粗エマルジョンを形成した。粗エマルジョン
をHP−ソノレイター(sonolator)を使用して均一にし
て、1.0μmより小さい平均粒子径を有する水中油エ
マルジョンを得た。水中油エマルジョンを、浴寿命増量
剤として3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール
0.1部を添加する前に、40%シリコーン固体に調節
した。
【0037】以下制御剥離添加剤と呼ばれる、本発明に
よるエマルジョン組成物を下記のとおりに調製した:粘
度2000mm2-1、ケイ素結合した水素原子0.8重
量%を有するSiH基を含有するシリコーン系樹脂
(c)0.2部、樹脂固体に対し、ビニル基2.0重量%
を有する60%キシレン溶液として与えられたアルケニ
ル化シリコーン樹脂(a)25.0部、粘度85mPa・
s、ケイ素結合した水素原子0.9重量%を有する直鎖
状又は環状のポリオルガノシロキサン(e)4.2部、
粘度10000mPa・s、ビニル基0.1重量%を有す
るアルケニルポリジオルガノシロキサン(b)1.8部
及び1−オクタデセン8.8部を混合して、油層組成物
を形成した。油層組成物を9.5%のポリビニルアセテ
ート水溶液20.00部、酢酸0.05部及び水39.9
部と混合して、粗エマルジョンを形成した。粗エマルジ
ョンを均一にして、1.0μmより小さい平均粒子径を
有するエマルジョンを得た。アセチレンアルコール0.
1部、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールを
添加して、エマルジョンを40%活性固体に調節した。
【0038】触媒エマルジョン組成物を下記のとおりに
形成した:白金触媒溶液3.2部(白金触媒溶液は、ビ
ニル基で末端をブロックされたポリジメチルシロキサン
94部及び白金金属とのテトラメチルジビニルシロキサ
ン錯体6部からなる。)を、粘度450mPa・s、ビ
ニル基0.5重量%を有するビニル基で末端をブロック
されたポリジメチルシロキサン(b)36.8部に攪拌
しながら添加した。15分後に攪拌中止した。18.0
%のポリビニルアセテート水溶液10.0部、シリコー
ンエマルジョン消泡剤0.02部及び水50.0部を混合
物に添加し、得られた混合物を更に30分間攪拌した。
そのように形成された粗エマルジョンを均一にして、所
望の粒子径(<1μm)、分布および40%に調節した
シリコーン固体を達成した。
【0039】上述した3種のエマルジョン部を、本発明
を説明する10%活性固体のエマルジョン型剥離コーテ
ィング組成物を形成するために、水と下記の表1に示さ
れる比率で混合した。エマルジョン型剥離コーティング
組成物を、制御剥離添加剤配合から生じたシリコーン固
体0、20、40、60及び80%の順に並べた。
【0040】
【表1】 表1 エマルジョン型剥離コーティング組成物の配合 (10%活性固体) 重量部 プレミアム H2O 剥離エマルジョン 制御剥離添加剤 触媒エマルジョン A 75 22.5 − 2.5 B 75 17.5 5.0 2.5 C 75 12.5 10.0 2.5 D 75 7.5 15.0 2.5 E 75 2.5 20.0 2.5
【0041】浴A〜Eのコーティングの剥離性能を下記
の表2に示す。試験条件は下記のとおりである。:表1
に記載したコーティング組成物をグラシンペーパー基材
(カマーラー(Kammerer) AV100)にコーティング
し、150℃で30秒間硬化させた。硬化コーティング
の塗膜重量は0.8g/m2 乾燥シリコーンであった。
積層の前に、コーティングされた紙基材に7日間、23
℃、相対湿度50%でエージングを行った。接着試験テ
ープを25mm×200mmの帯状に切り、コーティン
グされた基材上に置いた。コーティングされた紙基材と
の接着を密接にするために、加重ローラーを試験片の上
に通した。
【0042】積層体に20時間、23℃〜2℃、相対湿
度50%〜5%でエージングを行った。試験片の層状剥
離を300mm/分で剥離角度180度で行った。コー
ティングされた紙から粘着性の帯を層状剥離するのに必
要な力(g/25mm)を測定した。実験において使用
された試験テープは、アクリル酸接着剤のTESA74
75、ゴムベースの接着剤であるTESA7476、T
ESA4651及びTESA4154であった。
【0043】
【表2】 表2 エマルジョン型剥離コーティング組成物の性能 剥離力(g/25mm) 300mm/分 制御剥離添加剤 TESA TESA TESA TESA 浴 %c SiHa:SiHb SiH:SiVi 7475 7476 4651 4154 A 0 − 7 50 12 1.4 B 20 95:5 2.25 22 92 24 6.7 C 40 95:5 2.25 28 101 31 13.5 D 60 95:5 2.25 42 153 79 25.1 E 80 95:5 2.25 102 294 138 60.3 a=直鎖状又は環状のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(e)によって与えられたSiH b=SiHを含有する樹脂(c)に存在するSiH c=制御剥離添加剤から生じるエマルジョン型剥離コー
ティング組成物中の活性固体の%
【0044】低層状剥離速度(300mm/分)での、
浴Aと浴B〜Eの剥離力のデーターの比較から、試験片
は制御剥離添加剤を含有しない組成物(浴A)よりも制
御剥離添加剤を含有する組成物の方がかなり大きい剥離
力で層状剥離されていることが明らかである。
【0045】実施例2(比較) 比較のコーティング組成物(F〜I)を、実例となるエ
マルジョン型剥離コーティング組成物と同様の方法で形
成したが、使用した制御剥離添加剤は、SiH基を含有
するシリコーン樹脂(c)を含有しない以外は、本発明
の実例となる制御剥離添加剤と同様であった。この制御
剥離添加剤組成物における全SiH含量は、直鎖状又は
環状のポリオルガノハイドロジェンシロキサンポリシロ
キサン(e)によって与えられ、制御剥離添加剤組成物
のSiH:SiVi比は一定であった。
【0046】
【表3】 表3 比較コーティング組成物の剥離性能 剥離力(g/25mm) 300mm/分 制御剥離添加剤 TESA TESA 浴 %c SiHa:SiHb SiH:SiVi 7475 7476 A 0 − − 7 50 F 20 100:00 2.25:1 14 67 G 40 100:00 2.25:1 22 97 H 60 100:00 2.25:1 37 138 I 80 100:00 2.25:1 90 245 a=直鎖状又は環状のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(e)によって与えられたSiH b=樹脂(c)に存在するSiH c=制御剥離添加剤から生じるコーティング組成物中の
活性固体の%
【0047】剥離力値は、表2の試験テープに相当する
値よりも終始低い。制御剥離添加剤組成物中に成分
(c)を使用することにより、制御剥離添加剤の少量の
添加レベルでさえも剥離力向上の効率をはっきり改良す
る。
【0048】実施例3 この実施例は、層状剥離速度の関数としての、制御剥離
添加剤の効果を明らかにする。溶剤ベースのゴム接着剤
をコーティングした物品との積層の前に、実施例1で調
製されたと同様のコーティングされた紙に、28日間、
23℃、相対湿度50でエージングを行った。剥離角度
180度で層状剥離する前に、積層体に16時間60℃
でエージングを行った。結果を表4に示す。
【0049】
【表4】 表4 剥離速度の関数としての剥離力(g/50mm) 制御剥離添加剤 m/分 浴 %c SiHa:SiHb SiH:SiVi 0.3 7.5 20 125 250 A − − − 5 23 32 74 89 B 20 95:5 2.25:1 13 69 102 167 172 C 40 95:5 2.25:1 17 108 164 179 181 D 60 95:5 2.25:1 36 239 309 316 307 E 80 95:5 2.25:1 180 541 695 650 508 a=直鎖状又は環状のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(e)によって与えられたSiH b=樹脂(c)に存在するSiH c=制御剥離添加剤から生じる剥離コーティング組成物
中の活性固体の%
【0050】表4に示された結果は、層状剥離速度の全
範囲に亙って、著しい剥離力の向上を表す。層状剥離速
度の範囲の高い方の終りでは、剥離力は速度に伴い実質
的に増加しない。
【0051】実施例4 この実施例では、剥離力に対するSiHa :SiHb
比の影響を低層状剥離速度(300mm/分)で試験し
た。この実施例に使用された剥離コーティング組成物
は、実施例1で使用されたと同様のプレミアム及び触媒
エマルジョンと、実施例1で使用されたと同様の物質か
ら形成された制御剥離添加剤と共に調製された。なお、
制御剥離添加剤は、ビニル基含有重合体として、成分
(a)24.5部及び成分(b)1.7部、1−オクタデ
セン9.8部、直鎖状又は環状のポリジオルガノハイド
ロジェンシロキサン(e)をそれぞれ3.6、2.8及び
2.0部及びSiHを含有する樹脂(c)をそれぞれ1.
2及び2.0部、制御剥離添加剤におけるSiH含量が
0.1重量%で一定であり、SiH:SiVi比が2:
1である様な比率で使用した。この様に、剥離コーティ
ング組成物の範囲を、SiH:SiVi比を一定に保ち
ながら、SiHa :SiHb の比を変えて形成した。コ
ーティングを、テストテープと積層する前に4週間エー
ジングを行った。層状剥離する前に、積層体に20時
間、23℃、相対湿度50%でエージングを行った。結
果を表5に示す。
【0052】
【表5】 表5 剥離力(g/25mm) 制御剥離添加剤 TESA TESA TESA TESA %c SiHa:SiHb SiH:SiVi 4154 4651 7475 7476 0 − − 3 24 10 33 20 90:10 2:1 3 34 12 54 70:30 2:1 3 36 12 54 50:50 2:1 3 38 11 55 50 90:10 2:1 16 72 22 105 70:30 2:1 17 74 25 102 50:50 2:1 20 85 30 112 80 90:10 2:1 102 190 128 373 70:30 2:1 133 232 165 477 50:50 2:1 154 262 191 540 a=直鎖状又は環状のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(e)によって与えられたSiH b=SiHを含有するシリコーン樹脂(c)に存在する
SiH c=制御剥離添加剤から生じる剥離コーティング組成物
中の活性固体の%
【0053】SiHa :SiHb の比を少なくすること
により、剥離コーティング組成物から形成されたコーテ
ィングの剥離力の向上の効率が改良される。
【0054】実施例5 この実施例は、低層状剥離速度(300mm/分)での
剥離力に対する、制御剥離添加剤組成物におけるSi
H:SiVi比を変えることによる影響を試験する。こ
の実施例に使用されるエマルジョン型剥離コーティング
組成物は、実施例1で使用されたと同様のプレミアム及
び触媒エマルジョンと、実施例1で使用されたと同様の
物質から形成された制御剥離添加剤と共に調製された。
制御剥離添加剤は、エマルジョン型剥離コーティング組
成物の制御剥離添加剤におけるSiH:SiVi比が、
対応して1.5:1、2.0:1及び2.5:1である様
に、成分(a)24.5部、成分(b)1.7部、SiH
を含有する成分((e)及び(c)、(e):(c)の
比90:10)をそれぞれ3.0、4.0又は5.0部か
ら構成されていた。1−オクタデセンをそれぞれの組成
物中にエマルジョン型剥離コーティング組成物が40%
の活性固体を与えるような量で存在した。結果を表6に
示す。
【0055】
【表6】 表6 剥離力(g/25mm).制御剥離添加剤におけるSiH:SiViの効果 %c制御剥離添加剤 接着剤 SiH:SiVi SiHa:SiHb 0 20 50 80 TESA 4651 1.5:1 90:10 24 37 68 253 2.0:1 90:10 24 34 65 190 2.5:1 90:10 24 31 63 160 TESA 7475 1.5:1 90:10 10 16 25 203 2.0:1 90:10 10 12 22 128 2.5:1 90:10 10 10 23 78 a=直鎖状又は環状のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(e)によって与えられたSiH b=SiHを含有するシリコーン樹脂(c)に存在する
SiH c=制御剥離添加剤から生じる剥離コーティング組成物
中の活性固体の%
【0056】制御剥離添加剤中のSiH:SiViの比
が増加するに連れて、コーティングの剥離力の向上の効
率が減少することは、表6のデーターから明らかであ
る。
【0057】実施例6 エマルジョン型剥離コーティング組成物及びコーティン
グされた紙基材は実施例1の方法に従って調製された。
層状剥離試験を、300mm/分で剥離角度180°
で、調製されて直ぐ、コーティングされた基材を調製し
てから1週間後及び4週間後に積層体に対して行った。
層状剥離の前に、積層体を、20時間、23℃、相対湿
度50%で貯蔵した。結果を表7に示す。
【0058】
【表7】 表7 積層エージングの関数としての剥離力(g/25mm) エージング %c 制御剥離添加剤 試験テープ (週) 0 20 50 60 80 TESA 4154 0 1.5 5.7 15.9 22.8 54.9 1 1.4 6.7 13.5 25.1 60.3 4 1.7 11.4 16.3 25.4 56.9 TESA 4651 0 13 24 37 81 124 1 12 24 31 79 138 4 14 25 34 81 132 TESA 7476 0 45 69 109 168 250 1 50 92 101 153 294 4 53 89 129 158 284 TESA 7475 0 11 30 40 109 127 1 7 22 28 42 102 4 6 20 28 45 98 c=制御剥離添加剤から生じる剥離コーティング組成物
中の活性固体の%
【0059】表7のデーターはコーティングの性能が時
間が経過しても安定であることを示している。
【0060】実施例7 この実施例は、制御剥離添加剤配合の機能として、試験
片の後接着強度(SAS)を説明する。試験の条件は下
記のとおりである。:この実施例に使用されるエマルジ
ョン型剥離コーティング組成物は、実施例1で使用され
たと同様のプレミアム及び触媒エマルジョンと、実施例
1と同様の物質から形成された制御剥離添加剤と共に調
製された。配合1及び2は、SiH(e):SiH
(c)比が、それぞれ90:10及び50:50である
様な量で、(a)24.0部、(b)4.9部、全SiH
を含有する物質(e)3.1部及び混合物中に存在する
(c)から構成された。配合3及び4は、成分(e)の
SiH:成分(c)のSiH比が、それぞれ90:10
及び50:50である様な量で、(a)25.0部、
(c)1.8部、全SiHを含有する物質(e)1.7部
及び混合物中に存在する(c)から構成された。全ての
組成物において、1−オクタデセンが組成物が40%の
活性固体を与えるような量で存在した。
【0061】上記したコーティング組成物でコーティン
グされた紙基材から層状剥離された試験片をポリエステ
ルフィルム上に置いた。試験板との接着を密接にするた
めに、加重ローラーを該試験片の上に通した。試験片を
ポリエステルフィルムから300mm/分で剥離角度1
80度で引き離す前に、60分間放置した。試験片の除
去の間定期的に剥離力の読み取りが行われた。平均読み
取りは、それぞれの試験された小片から計算された。得
られた剥離力は、制御小片と比較された。100%SA
Sを有するものを制御小片とした。結果を表8に示す。
【0062】
【表8】 表8 後接着強度(%) 制御剥離添加剤の配合 浴 SiH:SiVi SiHa:SiHb %c制御剥離添加剤 0 20 50 80 1 2.5:1 90:10 78 88 90 91 2 2.5:1 50:50 78 92 88 75 3 1.5:1 90:10 78 78 74 71 4 1.5:1 50:50 78 74 73 60 a=直鎖状又は環状のポリオルガノハイドロジェンシロ
キサン(e)bによって与えられたSiH=SiHを含
有するシリコーン樹脂(c)によって与えられたSiH c=制御剥離添加剤から生じるコーティング組成物中の
活性固体の%
【0063】表8の結果は、成分(c)によって与えら
れたケイ素結合した水素原子に対する成分(e)によっ
て与えられたケイ素結合した水素原子の比が増加するに
連れて、制御剥離添加剤によって与えられた高い活性固
体を有する組成物において、SASが増加することを示
している。
【0064】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、剥
離強度の比較的高い剥離コーティング組成物を提供する
ことができる。剥離基材を剥離した後での後接着強度も
高く維持されることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アルケニル化シリコーン樹脂、
    (b)アルケニルポリジオルガノシロキサン、及び
    (d)水からなるエマルジョン組成物において、(c)
    SiH基を有しているシリコーン系樹脂を含有すること
    を特徴とするエマルジョン組成物。
  2. 【請求項2】 SiH基を有しているシリコーン系樹脂
    (c)が、ケイ素結合した水素原子を1分子当たり0.
    6〜1.0重量%有し、実質的にR3SiO1/2、R
    2R'”SiO1/2及びSiO4/2単位からなるMQ樹脂で
    あることを更に特徴とする、請求項1記載のエマルジョ
    ン組成物(式中、Rは、1〜8の炭素原子を有するアル
    キル基又はアリール基であり、R'”は、水素原子又は
    ポリオルガノハイドロジェンシロキシ基である)。
  3. 【請求項3】 直鎖状又は環状ポリオルガノハイドロジ
    ェンシロキサン(e)を追加的に含有することを更に特
    徴とする、請求項1又は2記載のエマルジョン組成物。
  4. 【請求項4】 (A)ビニル官能性のポリジオルガノシ
    ロキサンン及び(B)直鎖状又は環状ポリオルガノハイ
    ドロジェンシロキサンからなるプレミアム剥離組成物、
    貴金属触媒、及び、アルケニル化シリコーン樹脂(a)
    がビニル化シリコーン樹脂であり、アルケニルポリジオ
    ルガノシロキサン(b)がビニル化ポリジオルガノシロ
    キサンであって、数比SiH:SiViが1.0:1〜
    3.5:1である、請求項1ないし3のいずれか1項に
    記載のエマルジョン組成物。
  5. 【請求項5】 基材に請求項4に記載のエマルジョン組
    成物をコーティングし、その上で該エマルジョン型剥離
    コーティング組成物を硬化させる工程からなることを特
    徴とする、基材のコーティング方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のエマルジョン組成物で
    コーティングされてなる基材。
JP6202118A 1993-08-27 1994-08-26 シリコーン系エマルジョン組成物 Pending JPH0797521A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9317813.5 1993-08-27
GB939317813A GB9317813D0 (en) 1993-08-27 1993-08-27 Silicone emulsion compositions

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0797521A true JPH0797521A (ja) 1995-04-11

Family

ID=10741109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6202118A Pending JPH0797521A (ja) 1993-08-27 1994-08-26 シリコーン系エマルジョン組成物

Country Status (8)

Country Link
US (2) US5741439A (ja)
EP (1) EP0640664B1 (ja)
JP (1) JPH0797521A (ja)
CA (1) CA2130619A1 (ja)
DE (1) DE69421474T2 (ja)
FI (1) FI943945A (ja)
GB (1) GB9317813D0 (ja)
NO (1) NO309237B1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121024A (ja) * 2008-01-31 2008-05-29 Dow Corning Toray Co Ltd 粒状シリコーン硬化物、およびその製造方法
JP2008214497A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Shin Etsu Chem Co Ltd フィルム用無溶剤型シリコーン剥離剤組成物及びそれを用いてなる剥離フィルム
JP2011006661A (ja) * 2009-05-29 2011-01-13 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 付加硬化型シリコーンエマルジョン組成物
JP2012092165A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 剥離紙又は剥離フィルム用シリコーンエマルジョン組成物、並びに剥離紙又は剥離フィルムとその製造方法
JP2018523592A (ja) * 2015-08-19 2018-08-23 ▲広▼▲東▼生益科技股▲ふん▼有限公司Shengyi Technology Co., Ltd. オルガノシリコーン樹脂アルミベース銅張積層板及びその調製方法
JP2022508293A (ja) * 2019-12-02 2022-01-19 ダウ シリコーンズ コーポレーション 剥離コーティングを調製するための組成物

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9317813D0 (en) * 1993-08-27 1993-10-13 Dow Corning Sa Silicone emulsion compositions
DE4436817A1 (de) * 1994-10-14 1996-04-18 Wacker Chemie Gmbh Organopolysiloxanharzlösungen, Verfahren zu deren Herstellung sowie deren Verwendung in Beschichtungsmassen
DE19528225A1 (de) * 1995-08-01 1997-02-06 Wacker Chemie Gmbh Beschichtete Airbags, Beschichtungsmaterial und Beschichtungsverfahren
US5616672A (en) * 1995-11-17 1997-04-01 General Electric Company Paper release compositions having improved release characteristics
US5708075A (en) * 1996-12-30 1998-01-13 Dow Corning Corporation Silicone release coating compositions
JP3576748B2 (ja) * 1997-04-30 2004-10-13 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 硬化シリコーン粉末の製造方法
US6124419A (en) * 1998-08-14 2000-09-26 Dow Corning, Limited Release modifier compositions
US6262170B1 (en) * 1998-12-15 2001-07-17 General Electric Company Silicone elastomer
GB9919083D0 (en) * 1999-08-13 1999-10-13 Dow Corning Silicone coated textile fabrics
JP4279052B2 (ja) * 2003-05-23 2009-06-17 新道繊維工業株式会社 シリコーンゴム用エマルション組成物。
US8012544B2 (en) 2003-10-08 2011-09-06 Dow Corning Corporation Silicone MQ resin reinforced silicone elastomer emulsions
KR101158955B1 (ko) * 2005-01-24 2012-06-21 모멘티브 파포만스 마테리아루즈 쟈판 고도가이샤 발광 소자 밀봉용 실리콘 조성물과 발광 장치
DE102005039398A1 (de) * 2005-08-20 2007-02-22 Goldschmidt Gmbh Verfahren zur Herstellung von Anlagerungsprodukten aus SiH-Gruppen enthaltenden Verbindungen an Olefingruppen aufweisende Reaktionspartner in wässrigen Medien
US7645333B2 (en) * 2005-12-02 2010-01-12 The Clorox Company Aqueous composition and method for imparting resistance to stain absorption
MX2010008635A (es) * 2008-02-05 2010-12-21 Arysta Lifescience North America Llc Formulación sólida de compuesto activo con bajo punto de fusión.
EP2145912A1 (en) 2008-07-19 2010-01-20 Momentive Performance Materials GmbH Method of coating substrates
JP5794207B2 (ja) * 2012-06-07 2015-10-14 信越化学工業株式会社 付加硬化型シリコーンエマルジョン組成物及び剥離フィルム
US9487677B2 (en) 2014-05-27 2016-11-08 Momentive Performance Materials, Inc. Release modifier composition
EP3161083A4 (en) * 2014-06-27 2018-02-21 Dow Corning (China) Holding Co. Ltd. Silicone release coating composition and low release force emulsion silicone release coating for films and papers having cured release coating
TWI798326B (zh) 2018-01-12 2023-04-11 美商陶氏有機矽公司 添加劑有機聚矽氧烷組成物、可固化組成物、及膜
CN111778729B (zh) * 2020-07-16 2022-11-15 杭州师范大学 一种提高织物表面防水效果的有机硅组合物及其制备方法和应用
WO2023083923A1 (de) 2021-11-11 2023-05-19 Loparex Germany Gmbh & Co. Kg Verpackungseinheit umfassend ein textiles flächengebilde mit trenneigenschaften

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3284406A (en) * 1963-12-18 1966-11-08 Dow Corning Organosiloxane encapsulating resins
US3436366A (en) * 1965-12-17 1969-04-01 Gen Electric Silicone potting compositions comprising mixtures of organopolysiloxanes containing vinyl groups
US4190688A (en) * 1978-03-15 1980-02-26 General Electric Company Silicone paper release compositions
DE3105148A1 (de) * 1981-02-12 1982-09-09 Wacker-Chemie GmbH, 8000 München "verfahren zur beschichtung von unterlagen"
ATE66008T1 (de) * 1982-09-10 1991-08-15 Gen Electric Verfahren zur herstellung von einer antiadh|siven diorganopolysiloxanzusammensetzung.
US4830924A (en) * 1983-10-03 1989-05-16 General Electric Company Modified silicone release coating compositions
US4526953A (en) * 1983-10-03 1985-07-02 General Electric Company Modified silicone release coating compositions
US4537829A (en) * 1984-09-20 1985-08-27 Dow Corning Corporation Curable silicone compositions comprising resins
FR2600660B1 (fr) * 1986-06-24 1988-11-18 Rhone Poulenc Chimie Emulsions aqueuses de compositions organopolysiloxane polyaddition pour l'enduction de materiaux souples
JPS63314275A (ja) * 1987-04-22 1988-12-22 Shin Etsu Chem Co Ltd 離型用シリコーンエマルジョンの製造方法
FR2641789B1 (fr) * 1989-01-19 1991-03-22 Rhone Poulenc Chimie Procede de preparation de particules non collantes a base d'une composition organopolysiloxane reticulee par des reactions de polyaddition
US4954554A (en) * 1989-02-27 1990-09-04 Dow Corning Corporation Silicone emulsions
JPH0611795B2 (ja) * 1990-05-28 1994-02-16 信越化学工業株式会社 エポキシ基含有シリコーンエラストマー微粉末
JP3007121B2 (ja) * 1990-08-02 2000-02-07 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 オルガノポリシロキサン―アクリル酸エステル系共重合体エマルジョン
US5401810A (en) * 1992-02-20 1995-03-28 Nalco Chemical Company Strength resins for paper
TW268969B (ja) * 1992-10-02 1996-01-21 Minnesota Mining & Mfg
FR2698875B1 (fr) * 1992-12-04 1995-01-13 Rhone Poulenc Chimie Système silicone modulateur d'adhérence et son utilisation pour la préparation de compositions antiadhérentes durcissables.
US5795947A (en) * 1993-07-02 1998-08-18 Rhone-Poulenc Chimie Olefinically functional polyorganosiloxanes and curable silicone compositions comprised thereof
GB9317813D0 (en) * 1993-08-27 1993-10-13 Dow Corning Sa Silicone emulsion compositions
GB9322793D0 (en) * 1993-11-05 1993-12-22 Dow Corning Silicone release compositions
GB9526498D0 (en) * 1995-12-23 1996-02-28 Dow Corning Silicone release coating compositions

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214497A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Shin Etsu Chem Co Ltd フィルム用無溶剤型シリコーン剥離剤組成物及びそれを用いてなる剥離フィルム
JP2008121024A (ja) * 2008-01-31 2008-05-29 Dow Corning Toray Co Ltd 粒状シリコーン硬化物、およびその製造方法
JP2011006661A (ja) * 2009-05-29 2011-01-13 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 付加硬化型シリコーンエマルジョン組成物
JP2012092165A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 剥離紙又は剥離フィルム用シリコーンエマルジョン組成物、並びに剥離紙又は剥離フィルムとその製造方法
JP2018523592A (ja) * 2015-08-19 2018-08-23 ▲広▼▲東▼生益科技股▲ふん▼有限公司Shengyi Technology Co., Ltd. オルガノシリコーン樹脂アルミベース銅張積層板及びその調製方法
JP2022508293A (ja) * 2019-12-02 2022-01-19 ダウ シリコーンズ コーポレーション 剥離コーティングを調製するための組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP0640664A2 (en) 1995-03-01
EP0640664A3 (en) 1996-03-13
GB9317813D0 (en) 1993-10-13
FI943945A (fi) 1995-02-28
US5968660A (en) 1999-10-19
NO942849D0 (ja) 1994-08-01
NO942849L (no) 1995-02-28
DE69421474T2 (de) 2000-03-16
EP0640664B1 (en) 1999-11-03
CA2130619A1 (en) 1995-02-28
FI943945A0 (fi) 1994-08-26
NO309237B1 (no) 2001-01-02
US5741439A (en) 1998-04-21
DE69421474D1 (de) 1999-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0797521A (ja) シリコーン系エマルジョン組成物
US5616672A (en) Paper release compositions having improved release characteristics
US20040254274A1 (en) Curable silicone compositions having improved adhesion to polymeric films
JP5025024B2 (ja) 離型用シリコーンエマルジョン組成物及びそれを用いてなる離型性基材
JP6839984B2 (ja) 剥離調整剤組成物
JP3198926B2 (ja) 硬化性シリコーン剥離剤組成物及び剥離紙
JP3504692B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JP3824072B2 (ja) プラスチックフィルム基材に密着良好なシリコーンエマルジョン組成物及び剥離フィルム
US9321936B2 (en) Addition curable silicone emulsion release composition and release film
JP4335370B2 (ja) 剥離調節剤組成物、シリコ−ン剥離被膜用組成物、及び硬化被膜の製造方法
EP1004632B1 (en) Silicone composition for forming cured release films
JPH02248463A (ja) シリコーンエマルション組成物
JPH09278893A (ja) シリコーン系剥離コーティング剤組成物
US5932060A (en) Paper release laminates having improved release characteristics
JP5296412B2 (ja) 離型用シリコーンエマルジョン組成物及びそれを用いてなる離型性基体
JPH05186695A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH09125004A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPH0649413A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JP2007186804A (ja) 無溶剤型硬化性シリコ−ン剥離剤組成物
JP2003261855A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPH04272959A (ja) 剥離用シリコーン組成物
JPH0660287B2 (ja) 剥離紙用シリコーン組成物及び剥離紙
JPH06145527A (ja) 剥離性組成物
JPH0625601A (ja) 剥離紙用オルガノポリシロキサン組成物及び剥離紙