JPH0797152A - エレベーターのデータ伝送方式 - Google Patents

エレベーターのデータ伝送方式

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JPH0797152A
JPH0797152A JP5238069A JP23806993A JPH0797152A JP H0797152 A JPH0797152 A JP H0797152A JP 5238069 A JP5238069 A JP 5238069A JP 23806993 A JP23806993 A JP 23806993A JP H0797152 A JPH0797152 A JP H0797152A
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elevator
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友治 大西
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
Hiromi Inaba
博美 稲葉
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Seinosuke Yahiro
誠之助 八尋
Tsutomu Yoshioka
勉 吉岡
Kenji Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 免許が不要で、かつ、安価に機械室と乗りか
ごとの間で無線によるデータ伝送を行うこと。 【構成】 機械室1において、通信制御装置3、3a
は、データ伝送を実行中であるか否かを示すコードをR
AM5に書き込む。エレベーター制御装置4は、RAM
5に書き込まれたコードを解読して、どちらの通信制御
装置がデータ伝送を実行中であるか確認し、データ伝送
を実行中である通信制御装置に割り当てられているRA
M5に伝送すべきデータを書き込み、また、通信制御装
置により書き込まれたデータを読み出してエレベーター
の制御を行う。通信制御装置3、3aは、相互に制御情
報を交換し、データの伝送がお互いに重ならないように
制御する。エレベーター制御装置4は、通信制御装置
3、3aのいずれからもRAM5に伝送実行コードが書
き込まれていなければ、データ伝送に異常があったもの
としてエレベーターを最寄り階へ停止する運転制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの機械室
と乗りかご間のデータ伝送方式に係り、特に、無線によ
って信号を伝送するエレベーターのデータ伝送方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのデータ伝送方式に関する
従来技術として、例えば、特開昭63−282076号
公報等に記載された技術が知られている。
【0003】前記従来技術は、乗りかごの安全信号をト
ロリー線で伝送し、運転状況メッセージ信号を周波数5
0GHzの簡易無線で伝送するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術は、無
線伝送によるデータ伝送可能な時間について考慮されて
おらず、使用する無線局の種類によっては、法規上デー
タを連続して送ることができないという問題点を有して
いる。すなわち、従来技術の無線によるデータ伝送は、
電波法によって伝送を行うための送信時間に制限が加え
られる場合があり、使用する無線局の種類によってはデ
ータを連続して送ることができないという問題点を有し
ている。
【0005】また、50GHzの簡易無線装置は、その
使用に免許を受ける必要がある。しかし、この免許は、
無線を使用する当事者に対して与えられるものであり、
エレベーターのように第三者が使用する場合、誰に対し
て免許が与えられるのかという問題もある。
【0006】さらに、前記従来技術は、50GHzとい
う高い周波数の無線を使用するため無線装置の価格が高
くなるという問題点を有している。すなわち、50GH
zという高い周波数を使用する無線装置は、扱う周波数
の波長が短いため、浮遊容量等による影響を小さくする
必要があり、高周波回路部分の機械的な寸法を精度良く
仕上げなくてはならず、また、高い周波数で動作する半
導体素子の価格が高い等の理由により、装置の価格が高
くなってしまうという問題点を有している。
【0007】さらにまた、前記従来技術は、50GHz
という高い周波数の無線を使用するため、電磁ホーンと
呼ばれる指向性の鋭いアンテナを使用しなければなら
ず、機械室と乗りかごとのアンテナ位置がずれるとデー
タ伝送に支障を生じ、かつ、無線伝送に支障があった場
合にエレベーターの運転制御をどのように行うかについ
て何も決めていないという問題点を有している。
【0008】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、データ伝送時間が法律により規定されてい
る無線装置を、連続的なデータ伝送が必要とされている
エレベーターに適用することを可能にしたエレベーター
のデータ伝送方式を提供することにある。
【0009】また、本発明の目的は、データ伝送に異常
を検出したき、エレベーターを最寄り階で停止させるよ
うに運転制御することによりエレベーターの安全性を高
めることのできるエレベーターのデータ伝送方式を提供
することにある。
【0010】さらに、本発明の目的は、免許が不要で、
かつ、安価に機械室と乗りかごとの間で無線によるデー
タ伝送を行うことのできるエレベーターのデータ伝送方
式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、機械室と乗りかごとの間のデータ伝送を二系統以上
の無線伝送手段によって行うようにし、各無線伝送手段
を制御するための通信制御装置が各無線伝送手段のデー
タ伝送の周期をずらことにより、データ送信時間に関す
る法規上の制限を回避するようにすることにより達成さ
れる。
【0012】また、前記目的は、前記通信制御装置に、
無線伝送手段がデータ伝送を実行中であるか、休止中で
あるかの情報をエレベーター制御装置に伝達する手段を
備え、前記エレベーター制御装置が、全ての無線伝送手
段がデータ伝送休止中であった場合、データ伝送異常と
してエレベーターを最寄り階に停止させる運転制御を行
うようにすることにより達成される。
【0013】さらに、前記目的は、前記無線伝送手段
を、安価なシステムで免許も不要である特定小電力無線
装置により構成することにより達成される。
【0014】
【作用】通信制御装置によって制御される二系統以上の
無線伝送手段は、それぞれ、そのデータ伝送周期がずら
されているため、全ての無線伝送手段が同時に送信休止
となることがなく、しかも、各無線伝送手段は、データ
送信時間に関する法規上の制限を回避するすることがで
きる。
【0015】前記通信制御装置は、それぞれに対応する
データ伝送手段のそれぞれが、お互いにそのデータ伝送
周期が同一とならないように制御情報を交換し、これに
基づいてそれぞれの無線伝送手段を制御し、また、デー
タ伝送に異常が生じたか否かを判定して、データ伝送に
異常があればその情報をエレベーター制御装置に伝送す
る。
【0016】エレベーター制御装置は、データ伝送に異
常があるという情報を受けた場合、予め記憶している運
転制御シーケンスに基づいて、エレベーターを最寄り階
に停止させる制御を行う。本発明は、これにより、デー
タ伝送の異常時におけるエレベーターの安全性を確保す
ることができる。
【0017】また、本発明により使用する無線伝送手段
は、特定小電力無線装置であり、使用周波数が400M
Hzまたは1200MHzと低いものであり、装置を安
価に構成することができ、かつ、免許が不要であり、使
用に際しての法的な問題が生じないものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明によるエレベーターのデータ伝
送方式の一実施例を図面により詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例のシステム構成を
示すブロック図、図2、図3は通信制御装置の動作を説
明するフローチャート、図4は各データ伝送手段のデー
タ伝送の周期を説明するタイムチャート、図5はエレベ
ーター制御装置の運転制御を説明するフローチャートで
ある。図1において、1はエレベーター機械室、2、2
a、8、8aは特定小電力無線装置、3、3a、9、9
aは通信制御装置、4はエレベーター制御装置、5、1
1はRAM、6、6a、15、15aはアンテナ、7は
エレベーターの乗りかご、10は乗りかご機器制御装
置、12は安全装置、13はドアスイッチ、14は運転
盤である。
【0020】図1に示す本発明の一実施例において、エ
レベーター機械室1には、無線伝送手段である特定小電
力無線装置2、2aと、これらの無線装置のそれぞれを
制御する通信制御装置3、3aと、エレベーター制御装
置4と、通信制御装置3、3aとエレベーター制御装置
4とが共有するRAM5とが備えられ、また、乗りかご
7には、無線伝送手段である特定小電力無線装置8、8
aと、これらの無線装置のそれぞれを制御する通信制御
装置9、9aと、乗りかご機器を制御する乗りかご機器
制御装置10と、通信制御装置9、9aと乗りかご機器
制御装置10とが共有するRAM11と、乗りかご7の
安全装置12、ドアスイッチ13、運転盤14等の乗り
かご機器とが備えられている。
【0021】そして、機械室1の特定小電力無線装置
2、2aと乗りかご7の特定小電力無線装置8、8aと
は、それぞれ、アンテナ6、6aと15、15aとを介
して無線によるデータの伝送を行っている。また、特定
小電力無線装置2、2aを制御する通信制御装置3、3
aは、伝送路16を介して制御情報を授受し、特定小電
力無線装置8、8aを制御する通信制御装置9、9a
は、伝送路17を介して制御情報を授受している。
【0022】図1に示す本発明の一実施例の機械室1に
おいて、通信制御装置3と通信制御装置3aとは、デー
タ伝送を実行中であるか否かを示すコードをエレベータ
ー制御装置4と共有しているRAM5のそれぞれの所定
エリアへ書き込む。エレベーター制御装置4は、前記共
有RAM5に書き込まれた前記コードを解読して、どち
らの通信制御装置がデータ伝送を実行中であるか確認す
る。そして、エレベーター制御装置4は、この確認を行
った後、データ伝送を実行中である通信制御装置に割り
当てられている共有RAM5の所定エリアに伝送すべき
データを書き込み、また、通信制御装置により書き込ま
れたデータを読み出し、そのデータに基づいてエレベー
ターの制御を行う。
【0023】このとき、エレベーター制御装置4は、通
信制御装置3及び通信制御装置3aのいずれからも伝送
実行コードが書き込まれていなければ、データ伝送に異
常があったものとしてエレベーターを最寄り階へ停止す
る運転制御を行う。
【0024】データ伝送を行っている通信制御装置3ま
たは3aは、乗りかご7から無線装置2または2aを介
して送られてきたデータを共有RAM5の所定のエリア
に書き込み、また、前記エレベーター制御装置4により
RAM5の所定のエリアに書き込まれたデータを読み出
し、特定小電力無線装置2または2aを介して無線によ
って乗りかご7へ伝送する。
【0025】次に、乗りかご側の動作について説明す
る。機械室1の場合と同様に、乗りかご1において、通
信制御装置9と通信制御装置9aは、それぞれデータ伝
送を実行中であるか否かを示すコードを乗りかこ機器制
御装置10と共有しているRAM11の所定エリアに書
き込む。
【0026】乗りかご機器制御装置10は、前記共有R
AM11の所定エリアに書き込まれたコードを解読し
て、通信制御装置9、9aのどちらの装置がデータ伝送
を実行中であるか確認する。乗りかご機器制御装置10
は、この確認を行った後、データ伝送を実行中である通
信制御装置9または9aに割り当てられている共有RA
M11の所定エリアに伝送すべきデータを書き込み、ま
た、所定のエリアのデータを読み出し、そのデータに基
づいて乗りかご機器の制御を行う。
【0027】一方、データ伝送を行っている通信制御装
置9または9aは、機械室1から無線装置8または8a
を介して送られてきたデータを共有RAM11の所定エ
リアに書き込み、また、乗りかご機器制御装置10によ
り書き込まれている伝送すべきデータを所定エリアから
読み出し、特定小電力無線装置8または8aを介して無
線により機械室1へ伝送する。
【0028】本発明の一実施例は、前述ようにしてエレ
ベーター制御装置4と乗りかご機器制御装置10との間
で、通信制御装置及び無線伝送手段としての特定小電力
無線装置を使用して、データ伝送を行っている。
【0029】次に、図2に示すフローを参照して、通信
制御装置3及び通信制御装置9の動作を説明する。
【0030】(1)通信制御装置3は、まず、特定小電
力無線装置2を起動し、起動した後、乗りかご7の特定
小電力無線装置8及び通信制御装置9を呼出して回線の
接続を行う(ステップ21、22)。
【0031】(2)回線接続完了後、データ伝送の実行
を示す回線接続完了コードを共有RAM5に書き込み、
データ伝送を開始する(ステップ23、24)。
【0032】(3)データ伝送の開始後、予め定められ
ている設定時間t1 が経過したか否かを判定し、経過し
ていなければステップ24に戻ってデータ伝送を続け、
設定時間t1 が経過した場合、通信制御装置3aに対す
る制御情報として起動指令を伝送路16を介して送信す
る(ステップ25、26)。
【0033】(4)通信制御装置3aに対する起動指令
の送信後、予め定められている設定時間t2 が経過した
か否かを判定し、経過していなければ再びステップ24
へ戻ってデータ伝送を続け、設定時間t2 が経過してい
れば、データ伝送終了のデータを伝送する。このデータ
伝送終了のデータを送信した後、データ伝送終了処理を
行い回線を切断すると共に、共有RAM5にデータ伝送
終了コードを書き込む処理を行う(ステップ27〜2
9)。
【0034】なお、前述の設定時間t1、t2の和が、特
定小電力無線の規定による1つの特定小電力無線装置に
許されたデータ伝送可能時間であり、設定時間t2 は、
少なくとも通信制御装置3aが特定小電力無線装置2a
を起動し、特定小電力無線装置2aがデータ伝送可能に
なるまでの時間である。
【0035】(5)ステップ29の処理の終了後、通信
制御装置3は、特定小電力無線の規定に従って送信動作
を休止し、送信休止時間が設定時間t3 が経過するまで
計時し、この時間が経過したとき、ステップ21へ戻っ
てデータ伝送を開始する制御を行う(ステップ30、3
1)。
【0036】(6)一方、通信制御装置9は、特定小電
力無線装置8を起動して、信号待ち受け状態にし、機械
室からの呼出しを待ち受け、呼出しがあったらこれに対
する応答処理を行い回線を接続する(ステップ32、3
3)。
【0037】(7)回線接続後、データ伝送の実行を示
す回線接続完了コードを共有RAM11に書き込み、デ
ータ伝送を開始する。そして、データ伝送終了のデータ
が送られてきたか否かを判定し、データ伝送終了のデー
タが送られてくるまでデータ伝送を続ける(ステップ3
4〜36)。
【0038】(8)ステップ36で、データ伝送終了の
データが送られてきたことが判定された場合、データ伝
送の終了処理を行い、回線を切断すると共に共有RAM
11にデータ伝送終了コードを書き込む(ステップ3
7)。
【0039】(9)ステップ37の処理終了後、通信制
御装置9は、特定小電力無線の規定に従って送信動作を
休止し、送信休止時間が設定時間t3 が経過するまで計
時し、この時間が経過したとき、ステップ32へ戻って
データ伝送を開始する制御を行う(ステップ38、3
9)。
【0040】次に、図3に示すフローを参照して、通信
制御装置3a及び通信制御装置9aの動作を説明する。
【0041】(1)通信制御装置3aは、通信制御装置
3からの制御情報である起動指令があるか否かを監視
し、起動指令があれば、特定小電力無線装置2aを起動
し、乗りかご7の特定小電力無線装置8a及び通信制御
装置9aを呼出して、回線を接続する(ステップ40〜
42)。
【0042】(2)回線接続完了後、データ伝送の実行
を示す回線接続完了コードを共有RAM5に書き込み、
データ伝送を開始する(ステップ43、44)。
【0043】(3)データ伝送の開始後、予め定められ
ている設定時間t4 が経過したか否かを判定し、経過し
ていなければステップ44に戻ってデータ伝送を続け、
設定時間t4 が経過した場合、データ伝送終了のデータ
を伝送する(ステップ45、46)。
【0044】(4)データ伝送終了のデータを伝送した
後、データ伝送終了処理を行い回線を切断し、共有RA
M5にデータ伝送終了コードを書き込む(ステップ4
7)。
【0045】(5)ステップ47の処理の終了後、通信
制御装置3aは、特定小電力無線の規定に従って送信動
作を休止し、送信休止時間が設定時間t5 が経過するま
で計時し、この時間が経過したとき、ステップ40へ戻
ってデータ伝送を開始する制御を行う(ステップ48、
49)。
【0046】(6)一方、通信制御装置9aは、特定小
電力無線装置8aを起動して、信号待ち受け状態にし、
機械室の通信制御装置3aからの呼出しを待ち受け、呼
出しがあったらこれに対する応答処理を行い回線を接続
する(ステップ50、51)。
【0047】(7)回線接続後、データ伝送の実行を示
す回線接続完了コードを共有RAM11に書き込み、デ
ータ伝送を開始する。そして、データ伝送終了のデータ
が送られてきたか否かを判定し、データ伝送終了のデー
タが送られてくるまでデータ伝送を続ける(ステップ5
2〜54)。
【0048】(8)ステップ54で、データ伝送終了の
データが送られてきたことが判定された場合、データ伝
送の終了処理を行い、回線を切断すると共に共有RAM
11にデータ伝送終了コードを書き込む(ステップ5
5)。
【0049】(9)ステップ55の処理終了後、通信制
御装置9aは、特定小電力無線の規定に従って送信動作
を休止し、送信休止時間が設定時間t5 が経過するまで
計時し、この時間が経過したとき、ステップ50へ戻っ
てデータ伝送を開始する制御を行う(ステップ56、5
7)。
【0050】前述で説明したように、本発明の一実施例
によるデータ伝送は、通信制御装置3、3aと通信制御
装置9、9aとが制御情報を相互に授受することによ
り、2つの伝送路のデータ伝送周期を同一にさせること
を防止し、かつ、各特定小電力無線装置が、送信時間に
対する時間制限の規定に反することなく、機械室と乗り
かごとの間のデータ伝送を行うことができる。
【0051】次に、データ伝送手段である通信制御装置
3、3aのデータ伝送の周期を図4に示すタイムチャー
トを参照して説明する。
【0052】図4において、t0は回線接続時間、t0
は回線切断時間、t1は通信制御装置3がデータ伝送開
始後、通信制御装置3aへ起動指令を出すまでの時間、
2はデータ伝送終了設定時間、t3及びt5は送信休止
時間、t4は通信制御装置3aのデータ伝送時間であ
り、t1〜t5は前述の図2、図3のフローで説明したと
同一の意味を持つ時間である。
【0053】特定小電力無線は、送信時間が30sec
以内と定められている。従って、t0+t1+t2+t0
≦30secとしなければならない。また、送信休止時
間が2sec以上と決められているため、t3及びt
5は、それぞれ、2sec以上としなければならない。
【0054】通信制御装置3は、図2に示すフローで説
明したように、回線接続後t1 sec経過すると通信制
御装置3aへ起動指令を送信する。起動指令を受け取っ
た通信制御装置3aは、直ちに回線接続処理に入りt0
sec後にデータ伝送を開始する。通信制御装置3は、
通信制御装置3aへ起動指令を送信した後、データ伝送
終了設定時間t2 secが経過すれば、回線を切断し送
信休止状態に入り、その後、送信休止時間t3 sec経
過後再び回線接続動作に入りデータ伝送を行うが、前述
の回線接続時間t0sec、送信休止時間t3sec、回
線切断時間t0'sec間、データを伝送することができ
ない。
【0055】しかし、この間、通信制御装置3aがデー
タ伝送を行っており、かつ、データ伝送時間t4が前述
のデータ伝送不能時間(t0+t3+t0’)secより
も長く設定されているので、通信制御装置3aでのデー
タ伝送が可能である。また、通信制御装置3aは、通信
制御装置3によって起動されるので送信休止時間が重な
る可能性は全くない。
【0056】次に、エレベーター制御装置の運転制御を
説明する図5に示すフローにより、データ伝送異常時の
エレベーターの運転制御について説明する。
【0057】(1)エレベーター制御装置は、通信制御
装置3がデータ伝送を実行中であるか否か判定する。こ
の判定は、共有RAM5のコードを解読することによっ
て行うことができ、判定の結果、データ伝送中であれば
引き続き通信制御装置3がデータ伝送を実行中であるか
否かを判定する処理を続ける(ステップ71)。
【0058】(2)ステップ71で、通信制御装置3が
データ伝送を実行していないと判定されると、通信制御
装置3aがデータ伝送中であるか否かを判定する。この
判定も、共有RAM5のコードを解読することによって
行うことができ、判定の結果、データ伝送中であれば、
ステップ71へ戻って、通信制御装置3、3aがデータ
伝送実行中であるか否かを判定する(ステップ72)。
【0059】(3)ステップ72で、通信制御装置3a
がデータ伝送実行中でない場合、すなわち、通信制御装
置3、3aのいずれもがデータ伝送の実行を行っていな
い場合、データ伝送異常と判定し、エレベーターを最寄
り階まで運転してその階で休止させ、その後、データ伝
送エラー発生の処理を行う(ステップ73、74)。
【0060】前述した本発明の一実施例によれば、無線
伝送手段を2系統設け、それらのデータ伝送周期をずら
しているので、送信時間に対する時間制限が法律により
規定されている無線伝送手段を使用しても連続してデー
タ伝送を実行することが可能となる。
【0061】また、前述した本発明の一実施例によれ
ば、データの伝送異常の検出手段を設けて、データの伝
送異常を検出したときに、エレベーターを最寄り階で停
止させるように運転制御しているので、エレベーターの
安全性の向上を図ることができる。
【0062】また、本発明の一実施例は、無線伝送手段
に安価な特定小電力無線装置を使用しているので、機械
室と乗りかごとの間のデータ伝送を安価に無線化するこ
とができる。
【0063】前述した本発明の一実施例は、無線伝送手
段である特定小電力無線装置を機械室及び乗りかごのそ
れぞれに2台設け、各特定小電力無線装置に対応させて
通信制御装置を設けるとして説明したが、本発明は、必
要により特定小電力無線装置を2台以上設けてもよく、
また、機械室及び乗りかごに設けられる通信制御装置
を、機械室及び乗りかごのそれぞれに設けられる複数の
特定小電力無線装置に対して共通に1台だけ設けるよう
にしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ伝送時間が法律により規定されている無線伝送装置
を使用して、連続してデータ伝送を行うことができ、こ
の種の無線伝送装置を、連続してデータ伝送を行うこと
が要求されているエレベーターに適用することができ、
また、データ伝送異常の検出手段が設けられているの
で、異常を検出したきに、エレベーターを最寄り階で停
止するように運転制御することができ、エレベーターの
安全性の向上を図ることができる。
【0065】さらに、本発明によれば、無線伝送手段に
免許が不要な特定小電力無線を使用しているので、免許
が不要でかつ安価に、機械室と乗りかごとの間の無線に
よるデータ伝送システムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】通信制御装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図3】通信制御装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図4】各データ伝送手段のデータ伝送の周期を説明す
るタイムチャートである。
【図5】エレベーター制御装置の運転制御を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 エレベーター機械室 2、2a、8、8a 特定小電力無線装置 3、3a、9、9a 通信制御装置 4 エレベーター制御装置 5、11 RAM 6、6a、15、15a アンテナ 7 エレベーターの乗りかご 10 乗りかご機器制御装置 12 安全装置 13 ドアスイッチ 14 運転盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 博美 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 目黒 都志雄 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 八尋 誠之助 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 吉岡 勉 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (72)発明者 高橋 謙司 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室と乗りかごとの間でデータの伝送
    を行うエレベーターのデータ伝送方式において、少なく
    とも2系統の無線伝送手段を備え、各無線伝送手段は、
    データ伝送の周期が相互に重ならないようにずらしてデ
    ータの伝送を行うことを特徴とするエレベーターのデー
    タ伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記無線伝送手段が、特定小電力無線を
    使用するものであることを特徴とする請求項1記載のエ
    レベーターのデータ伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記無線伝送手段のそれぞれによるデー
    タ伝送の周期をずらすために、前記無線伝送手段を制御
    するための通信制御装置を備えることを特徴とする請求
    項1または2記載のエレベーターのデータ伝送方式。
  4. 【請求項4】 前記通信制御装置は、無線伝送手段によ
    るデータ伝送が実行中であるかあるいは休止中であるか
    を示す情報をエレベーター制御装置に伝達する手段を備
    え、前記エレベーター制御装置は、全ての通信制御装置
    からの情報がデータ伝送休止中であった場合、データ伝
    送異常としてエレベーターを最寄り階に停止させる運転
    制御を行うことを特徴とする請求項3記載のエレベータ
    ーのデータ伝送方式。
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