JPH08214377A - 連続プロセスプラント制御システム - Google Patents

連続プロセスプラント制御システム

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JPH08214377A
JPH08214377A JP2010795A JP2010795A JPH08214377A JP H08214377 A JPH08214377 A JP H08214377A JP 2010795 A JP2010795 A JP 2010795A JP 2010795 A JP2010795 A JP 2010795A JP H08214377 A JPH08214377 A JP H08214377A
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JP
Japan
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control
control device
transmission
time
continuous process
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Application number
JP2010795A
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English (en)
Inventor
Yasunari Nomoto
康徳 野元
Hiromasa Yamaoka
弘昌 山岡
Ryuichi Watabe
隆一 渡部
Takashi Kitada
孝志 北田
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Publication date
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Publication of JPH08214377A publication Critical patent/JPH08214377A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御装置を省配線である分散配置としながら
も、高速な連続プロセスプラント制御システムを提供す
ることにある。 【構成】各制御工程毎に設けられた制御装置(3,4,
5)をシリアル回線(2)を介して接続し、各制御装置
は、自己の制御状態が正常かまたは異常かを表す情報を
シリアル回線を介して、他の制御装置に送信する。他の
制御装置からの送信情報に基づいて各制御装置は制御の
続行又は停止を行う。 【効果】回線上の通信をプラントデータおよび制御デー
タの通信は行わずメッセージ通信のみを行うことで制御
装置を省配線である分散配置としながらも、高速に連続
プロセスプラント制御を実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続プロセスプラント制
御システムに係り、特に、省配線、かつ高速化するシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分散制御システムとしてはDCM
(機器 コントロール モジュール)を使用したシステ
ムがある。(このシステムに関しては、工学技術研究誌
「日立評論」Vol.68,No.6,P.9〜P.14の
「機能階層自律形系統機器単位分散制御システム」に記
載されている。) DCMは一操作端の制御を行う制御装置であり工程機器
一台に対し一台ずつ対応接続する。その配置は、プラン
トに対し制御装置を一箇所に集中配置する構成で、一台
の中央監視装置と複数台の制御装置を一台のバックボー
ドに接続し、バックボードを介しパラレル伝送により高
速に制御装置から中央監視装置にプラントデータを送信
し、中央監視装置から制御装置に制御データを送信し、
制御を行う。
【0003】一方、回線を介した分散配置では、プラン
トに対し制御装置をそれぞれの工程機器に接続した分散
配置する構成で、一台の中央監視装置と複数台の制御装
置をシリアル回線により接続し、プラントデータおよび
制御データをシリアル回線を介しシリアル伝送により中
央監視装置と制御装置間で交信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記集中配置を行う従
来技術では、制御速度は高速であるがプラントと制御装
置間の距離が長いため、プラントと制御装置間の配線は
長く多量で煩雑であり費用がかかり、また制御装置の増
設時には配線工事に多大な費用がかかっていた。また、
上記分散配置を行う従来技術では、プラントと制御装置
間の距離が短いため、プラントと制御装置間の配線は短
く少量で済むが、制御速度は伝送速度の規制を受けるた
めプラントに対する応答速度が遅く、また入出力点数が
増大した場合伝送量が増大しさらに応答速度が遅くなる
という問題があった。
【0005】本発明の目的は、制御装置を省配線である
分散配置としながらも、高速な連続プロセスプラント制
御システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、連続プ
ロセスプラントを複数の制御工程に分割し、当該分割さ
れた各制御工程毎に設けられた工程機器に対する制御を
実行する制御装置を有し、これら各制御工程に対応して
設けられた制御装置間を回線を介して接続した連続プロ
セスプラント制御システムであって、前記各制御装置
は、少なくとも、現状の制御状態が正常かまたは異常か
を表す送信情報を前記回線を介して他の制御装置へ送信
する手段を備え、前記回線を介して受信される前記送信
情報に基づいて、各制御装置は、制御の続行又は停止を
行うことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、各工程機器毎に設けられた制
御装置間で、現状の制御状態が正常か又は異常かを表す
信号が相互に通信され、この受信された信号に基づい
て、自制御装置にて、制御処理を続行すべきか否かが決
定されるので、制御データの通信を行う必要がなく、メ
ッセージの通信のみですむため、省配線及び制御の高速
化が可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。
【0009】図1は本発明が適用されるベルトコンベア
ーを使用した連続プロセス製造プラントの全体構成図で
ある。
【0010】ベルトコンベアー101はモーター102
により駆動され製品111,112,113を右方向に
運搬する。製造工程は3分割しており、第一工程の工程
機器としてセンサー131,製造機135,第二工程の
工程機器としてセンサー141,142,製造機145,1
46,第三工程の工程機器としてセンサー151,製造
機155をベルトコンベアー101に左より順に設置す
る。一方、中央監視装置1はシリアル回線2を介し制御
装置3,4,5に接続している。制御装置3には入力と
してセンサー131を接続し、出力としてモーター10
2,製造機135を接続し、制御装置4には入力としてセ
ンサー141,142,制御装置3の製造機135への
出力を接続し、出力として製造機145,146を接続
し、制御装置5にはセンサー151,制御装置4の製造
機146への出力を接続し、出力として製造機155を
接続する。
【0011】図2に正常時の製造工程を示す。製品11
1は制御時間T1に制御装置3により制御される製造機
135の加工を受け、制御時間T2に制御装置4により
制御される製造機145,146の加工を受け、制御時
間T3に制御装置5により制御される製造機155の加
工を受けて完成する。製品112は制御時間T2に制御
装置3により制御される製造機135の加工を受け、制
御時間T3に制御装置4により制御される製造機14
5,146の加工を受け、制御時間T4に制御装置5に
より制御される製造機155の加工を受けて完成する。
製品113は制御時間T3に制御装置3により制御され
る製造機135の加工を受け、制御時間T4に制御装置
4により制御される製造機145,146の加工を受
け、制御時間T5に制御装置5により制御される製造機
155の加工を受けて完成する。
【0012】従って、制御装置3は制御時間T1には製
品111の加工を実行し、制御時間T2には製品112
の加工を実行し、制御時間T3には製品113の加工を
実行する。また、制御装置4は制御時間T2には製品1
11の加工を実行し、制御時間T3には製品112の加
工を実行し、制御時間T4には製品113の加工を実行
する。また、制御装置5は制御時間T3には製品111
の加工を実行し、制御時間T4には製品112の加工を
実行し、制御時間T5には製品113の加工を実行す
る。
【0013】このとき、制御装置3における制御時間T
1の製品111の加工制御処理を処理番号#1とし、制
御時間T2の製品112の加工制御処理を処理番号#2
とし、制御時間T3の製品113の加工制御処理を処理
番号#3とする。同様に、制御装置4における制御時間
T2の製品111の加工制御処理を処理番号#1とし、
制御時間T3の製品112の加工制御処理を処理番号#
2とし、制御時間T4の製品113の加工制御処理を処
理番号#3とする。さらに、制御装置5における制御時
間T3の製品111の加工制御処理を処理番号#1と
し、制御時間T4の製品112の加工制御処理を処理番
号#2とし、制御時間T5の製品113の加工制御処理
を処理番号#3とする。
【0014】制御装置3はモーター102を制御するこ
とによりベルトコンベアー101を駆動し、製品111
を第一工程に移動する。制御時間T1においては、製品
111は第一工程にあり、制御装置3はセンサー131に
より位置を確認し、製造機135により加工制御を行
い、制御装置4,5はともに制御待ち状態である。この
制御時間T1においては、制御装置3は、「送信局名=
制御装置3、送信時刻=実際に送信した時刻、処理番号
=#1、正常情報=順調に制御中」を送信情報として送
信しており、この送信情報を中央監視装置1,制御装置
4,5が受信している。また、制御装置4は、「送信局
名=制御装置4、送信時刻=実際に送信した時刻、処理
番号=#1、正常情報=制御待ち中」を送信情報として
送信しており、この送信情報を中央監視装置1,制御装
置3,5が受信している。また、制御装置5は、「送信
局名=制御装置5、送信時刻=実際に送信した時刻、処
理番号=#1、正常情報=制御待ち中」を送信情報とし
て送信しており、この送信情報を中央監視装置1,制御
装置3,4が受信している。また、中央監視装置1は、
「送信局名=中央監視装置1、送信時刻=実際に送信し
た時刻、制御指示=制御続行」を送信情報として送信し
ており、この送信情報を制御装置3,4,5が受信して
いる。
【0015】この制御時間T1において、制御装置3
は、製造機135による加工制御を正常に終了した場合
は、「送信局名=制御装置3、送信時刻=実際に送信し
た時刻、処理番号=#1、正常情報=正常に制御完了」
を送信情報として送信し、この送信情報を中央監視装置
1,制御装置4,5が受信する。次に制御装置3はモー
ター102を制御することによりベルトコンベアー10
1を駆動し、製品111を第二工程に移動し、製品11
2を第一工程に移動する。制御時間はT1からT2にな
る。
【0016】制御時間T2においては、製品112は第
一工程にあり、制御装置3はセンサー131により位置
を確認し、製造機135により加工制御を行う。製品1
11は第二工程にあり、制御装置4は直前工程の製造機
135に対する制御装置3の制御出力を監視しており制
御装置3が製品111の加工制御を正常に終了したこと
を制御起動条件として、センサー141,142により
位置を確認し、製造機145,146により加工制御を
行う。制御装置5は制御待ち状態である。
【0017】この制御時間T2においては、制御装置3
は、「送信局名=制御装置3、送信時刻=実際に送信し
た時刻、処理番号=#2、正常情報=順調に制御中」を
送信情報として送信しており、この送信情報を中央監視
装置1,制御装置4,5が受信している。また、制御装
置4は、「送信局名=制御装置4、送信時刻=実際に送
信した時刻、処理番号=#1、正常情報=順調に制御
中」を送信情報として送信しており、この送信情報を中
央監視装置1,制御装置3,5が受信している。また、
制御装置5は、「送信局名=制御装置5、送信時刻=実
際に送信した時刻、処理番号=#1、正常情報=制御待
ち中」を送信情報として送信しており、この送信情報を
中央監視装置1,制御装置3,4が受信している。ま
た、中央監視装置1は、「送信局名=中央監視装置1、
送信時刻=実際に送信した時刻、制御指示=制御続行」
を送信情報として送信しており、この送信情報を制御装
置3,4,5が受信している。この制御時間T2におい
て、制御装置3は、製造機135による加工制御を正常に
終了した場合は、「送信局名=制御装置3、送信時刻=
実際に送信した時刻、処理番号=#2、正常情報=正常
に制御完了」を送信情報として送信し、この送信情報を
中央監視装置1,制御装置4,5が受信する。また、こ
の制御時間T2において、制御装置4は、製造機14
5,146による加工制御を正常に終了した場合は、
「送信局名=制御装置4、送信時刻=実際に送信した時
刻、処理番号=#1、正常情報=正常に制御完了」を送
信情報として送信し、この送信情報を中央監視装置1,
制御装置3,5が受信する。次に制御装置3はモーター
102を制御することによりベルトコンベアー101を
駆動し、製品111を第三工程に移動し、製品112を
第二工程に移動し、製品113を第一工程に移動する。
制御時間はT2からT3になる。
【0018】制御時間T3においては、製品113は第
一工程にあり、制御装置3はセンサー131により位置
を確認し、製造機135により加工制御を行う。製品1
12は第二工程にあり、制御装置4は直前工程の製造機
135に対する制御装置3の制御出力を監視しており制
御装置3が製品112の加工制御を正常に終了したこと
を制御起動条件として、センサー141,142により
位置を確認し、製造機145,146により加工制御を
行う。製品111は第三工程にあり、制御装置5は直前
工程の製造機146に対する制御装置4の制御出力を監
視しており制御装置4が製品111の加工制御を正常に
終了したことを制御起動条件として、センサー151に
より位置を確認し、製造機155により加工制御を行
う。
【0019】この制御時間T3においては、制御装置3
は、「送信局名=制御装置3、送信時刻=実際に送信し
た時刻、処理番号=#3、正常情報=順調に制御中」を
送信情報として送信しており、この送信情報を中央監視
装置1,制御装置4,5が受信している。また、制御装
置4は、「送信局名=制御装置4、送信時刻=実際に送
信した時刻、処理番号=#2、正常情報=順調に制御
中」を送信情報として送信しており、この送信情報を中
央監視装置1,制御装置3,5が受信している。また、
制御装置5は、「送信局名=制御装置5、送信時刻=実
際に送信した時刻、処理番号=#1、正常情報=順調に
制御中」を送信情報として送信しており、この送信情報
を中央監視装置1,制御装置3,4が受信している。ま
た、中央監視装置1は、「送信局名=中央監視装置1、
送信時刻=実際に送信した時刻、制御指示=制御続行」
を送信情報として送信しており、この送信情報を制御装
置3,4,5が受信している。この制御時間T3におい
て、制御装置3は、製造機135による加工制御を正常
に終了した場合は、「送信局名=制御装置3、送信時刻
=実際に送信した時刻、処理番号=#3、正常情報=正
常に制御完了」を送信情報として送信し、この送信情報
を中央監視装置1,制御装置4,5が受信する。また、
この制御時間T3において、制御装置4は、製造機14
5,146による加工制御を正常に終了した場合は、
「送信局名=制御装置4、送信時刻=実際に送信した時
刻、処理番号=#2、正常情報=正常に制御完了」を送
信情報として送信し、この送信情報を中央監視装置1,
制御装置3,5が受信する。また、制御装置5は、製造
機155による加工制御を正常に終了した場合は、「送
信局名=制御装置5、送信時刻=実際に送信した時刻、
処理番号=#1、正常情報=正常に制御完了」を送信情
報として送信し、この送信情報を中央監視装置1,制御
装置3,4が受信する。これにより、製品111の加工
は完了し、完成品となる。
【0020】以下、同様に制御工程は、T4,T5と進
み、製品112,製品113が完成する。
【0021】次に、加工制御異常時の動作を説明する。
図3は制御時間T3に制御装置4が製品の位置決め異常
を検出したため、その位置を修正し、制御を再開した時
の製造工程である。尚、T1,T2までは正常に制御が
行われたものとする。
【0022】制御装置4はセンサー141,142によ
る位置の確認時、許容範囲外の位置異常を検出した。制
御装置4は、制御を停止し、回線上に「送信局名=制御
装置4、送信時刻=実際に送信した時刻、処理番号=#
2、異常情報=許容範囲外の位置異常」を送信情報とし
て送信する。この送信情報を中央監視装置1,制御装置
3,5が受信する。この異常は制御装置3の担当する第
一工程には影響無いため制御装置3は第一工程の制御を
続行する。また、制御装置5の担当する第三工程にも影
響無いため制御装置5は第三工程の制御を続行する。中
央監視装置1は操作員に第二工程で許容範囲外の位置異
常発生を報告するとともに回線上に「送信局名=中央監
視装置1、送信時刻=実際に送信した時刻、制御指示=
異常発生次制御移行不可」を送信情報として送信する。
この送信情報を制御装置3,4,5が受信している。こ
れにより制御装置3は第一工程の制御を完了し、「送信
局名=制御装置3、送信時刻=実際に送信した時刻、処
理番号=#3、正常情報=正常に制御完了」を送信情報
として送信し、この送信情報を中央監視装置1,制御装
置4,5が受信するが、この後、制御装置3は中央監視
装置1より次制御移行不可指示を受信しているため処理
番号=#4の制御は開始せず制御待ち状態になり、「送
信局名=制御装置3、送信時刻=実際に送信した時刻、
処理番号=#4、正常情報=制御待ち中」を送信情報と
して送信し、この送信情報を中央監視装置1,制御装置
4,5が受信する。また、制御装置5も第三工程の制御
を完了し、「送信局名=制御装置5、送信時刻=実際に
送信した時刻、処理番号=#1、正常情報=正常に制御
完了」を送信情報として送信し、この送信情報を中央監
視装置1,制御装置3,4が受信するが、この後、制御
装置5は中央監視装置1より次制御移行不可指示を受信
しており、また、制御装置5は直前工程の製造機146
に対する制御装置4の制御出力を監視しており制御装置
4が製品112の加工制御を正常に終了しておらず制御起
動条件が成立していないため処理番号=#2の制御は開
始せず制御待ち状態になり、「送信局名=制御装置5、
送信時刻=実際に送信した時刻、処理番号=#2、正常
情報=制御待ち中」を送信情報として送信し、この送信
情報を中央監視装置1,制御装置3,4が受信する。こ
のようにして制御時間T3において、第二工程に異常が
発生しても、他の第一工程,第三工程は正常に完了す
る。
【0023】次に、中央監視装置1が操作員に第二工程
で許容範囲外の位置異常発生を報告したことにより、操
作員は、第二工程で引っかかっている製品112の位置
を修正した後、中央監視装置1に制御再開指示を発行す
る。中央監視装置1は該制御再開指示を受けると回線上
に「送信局名=中央監視装置1、送信時刻=実際に送信
した時刻、制御指示=異常回復制御再開」を送信情報と
して送信する。この送信情報を制御装置3,4,5が受
信している。ここで、制御装置4が送信した「送信局名
=制御装置4、送信時刻=実際に送信した時刻、処理番
号=#2、異常情報=許容範囲外の位置異常」の送信情
報内の「実際に送信した時刻」と、中央監視装置1が送
信した「送信局名=中央監視装置1、送信時刻=実際に
送信した時刻、制御指示=異常回復制御再開」の送信情
報内の「実際に送信した時刻」との差をTWAIT時間
とすると、中央監視装置1,制御装置3,4,5は制御
時間T4以後の全ての制御時間の制御開始予定時刻をT
WAIT時間遅延する。この後、中央監視装置1は、
「送信局名=中央監視装置1、送信時刻=実際に送信し
た時刻、制御指示=制御続行」を送信情報として送信
し、この送信情報を制御装置3,4,5が受信する。
【0024】次に、制御装置4は「送信局名=制御装置
4、送信時刻=実際に送信した時刻、処理番号=#2、
正常情報=制御再開」を送信情報として送信し、製品1
12の加工制御を再開する。この送信情報を中央監視装
置1,制御装置3,5が受信する。この後、制御装置4
は、加工制御を正常に終了し、「送信局名=制御装置
4、送信時刻=実際に送信した時刻、処理番号=#2、
正常情報=正常に制御完了」を送信情報として送信し、
この送信情報を中央監視装置1,制御装置3,5が受信
する。
【0025】これにより、制御装置3は既に処理番号=
#3を正常に制御完了しており、制御装置5も既に処理
番号=#1を正常に制御完了していることから、制御時
間T3における加工制御は全て完了し、中央監視装置
1,制御装置3,4,5は全加工制御完了を認識する。
また、制御装置5は直前工程の製造機146に対する制
御装置4の制御出力を監視しており制御装置4が製品1
12の加工制御を正常に終了したことを認識することに
より一制御起動条件が成立する。このようにして、制御
装置3,4,5は、回線上に他制御装置の異常報告、中
央監視装置1の次制御不可指示が無く、全ての制御続行
条件が成立したことにより、次制御時間に進む。
【0026】次に制御装置3はモーター102を制御す
ることによりベルトコンベアー101を駆動し、製品11
2を第三工程に移動し、製品113を第二工程に移動
し、製品114を第一工程に移動する。制御時間はT3
からT4になる。以後の加工制御は正常時と同様に進行
する。図2に示した正常時の製造工程との相違点は、全
体の制御時間がTWAIT時間遅れている事のみであ
り、加工制御は正常に進行する。
【0027】次に、中央監視装置1異常時の動作を説明
する。中央監視装置1は異常発生しても次制御不可指示
を送信はしない。これにより、制御装置3,4,5は、
回線上に他制御装置の異常報告、中央監視装置1の次制
御不可指示が無い状態であり、全ての制御続行条件が成
立するため、次制御時間に進むことができる。中央監視
装置1に異常が発生した以後の加工制御は正常時と同様
に進行する。これは、図2に示した正常時の製造工程に
おいて、中央監視装置1が、「送信局名=中央監視装置
1、送信時刻=実際に送信した時刻、制御指示=制御続
行」を送信情報として送信しない事が異なるのみであ
り、加工制御は正常に進行する。
【0028】図4に制御装置のフローチャートを示す。
【0029】本フローチャートは正常時フローと異常時
フローに別れている。
【0030】正常時フローは、処理番号1から始まり、
各制御続行条件を確認し、条件が全て成立した場合は制
御を実行し、未成立の場合は制御待ちになる。さらに制
御が完了すると制御完了報告し、処理番号を更新する。
【0031】異常時フローは、制御実行中に異常が発生
すると制御を停止し、異常停止報告し、中央監視装置か
らの異常回復制御再開指示を待つ。中央監視装置から異
常回復制御再開指示を受けると制御再開報告し、制御を
再開する。
【0032】以上のことから、本システムは、回線上の
通信をプラントデータおよび制御データの通信は行わず
メッセージ通信のみを行うことで連続プロセスプラント
制御を実行でき、加工制御異常時は正常な制御装置は自
工程の制御を完結でき、中央監視装置異常時は、制御装
置は加工制御を続行できるため、制御装置を省配線であ
る分散配置としながらも、高速に連続プロセスプラント
制御を実行できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、回線上の通信をプラン
トデータおよび制御データの通信は行わずメッセージ通
信のみを行うことで制御装置を省配線である分散配置と
しながらも、高速に連続プロセスプラント制御を実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用した連続プロセス製造プラントの
全体構成図である。
【図2】正常時の製造工程を説明する図である。
【図3】異常時の製造工程を説明する図である。
【図4】制御装置の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1…中央監視装置、2…シリアル回線、3,4,5…制
御装置、101…ベルトコンベアー、102…モータ
ー、111,112,113…製品、131,141,
142,151…センサー、135,145,146,
155…製造機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 弘昌 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 渡部 隆一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 北田 孝志 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続プロセスプラントを複数の制御工程に
    分割し、当該分割された各制御工程毎に設けられた工程
    機器に対する制御を実行する制御装置を有し、これら各
    制御工程に対応して設けられた制御装置間を回線を介し
    て接続した連続プロセスプラント制御システムであっ
    て、 前記各制御装置は、少なくとも、現状の制御状態が正常
    かまたは異常かを表す送信情報を前記回線を介して他の
    制御装置へ送信する手段を備え、 前記回線を介して受信される前記送信情報に基づいて、
    各制御装置は、制御の続行又は停止を行うことを特徴と
    する連続プロセスプラント制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記各制御装置に対す
    る制御指令を送出する中央監視装置を設け、前記中央監
    視装置は、前記各制御装置より送信される送信情報に基
    づいて、各制御装置に対する制御指令を決定することを
    特徴とする連続プロセスプラント制御システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記中央装置からの制
    御指令の送信及び前記各制御装置からの送信情報の出力
    を、時分割にて実行することを特徴とする連続プロセス
    プラント制御システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記各制御装置は、前
    記回線を介して相互にメッセージのみを通信することを
    特徴とする連続プロセスプラント制御システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記送信情報は、当該
    情報の送信元である制御装置名,送信時刻及び前記各制
    御工程毎に割り振られた番号を含むことを特徴とする連
    続プロセスプラント制御システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記各制御装置は、当
    該制御装置の前工程又は後工程に対応する制御装置から
    送信される情報中の正常又は異常を表す情報に基づいて
    自制御処理の続行又は停止を決定することを特徴とする
    連続プロセスプラント制御システム。
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