JPH09212440A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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Publication number
JPH09212440A
JPH09212440A JP8015176A JP1517696A JPH09212440A JP H09212440 A JPH09212440 A JP H09212440A JP 8015176 A JP8015176 A JP 8015176A JP 1517696 A JP1517696 A JP 1517696A JP H09212440 A JPH09212440 A JP H09212440A
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JP
Japan
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terminal
terminal device
host computer
data
stage
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Pending
Application number
JP8015176A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nagase
瀬 博 之 長
Akira Suzuki
木 明 鈴
Masayuki Suzuki
木 昌 幸 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8015176A priority Critical patent/JPH09212440A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピューター側からは、何台もの端
末装置が接続されていて、そのうちのどれと通信を行っ
ているかを全く意識する必要がなく、増設も容易に行え
るようにする。 【解決手段】 ホストコンピューター1との間にデータ
伝送線5を介して直列に接続された複数の端末装置2、
3、4と、各端末装置間で通信を行うための端末装置間
通信線6と、各端末装置が自端末がホストコンピュータ
ーに最も近いかどうかを確認するための情報を送受信す
る状態認識用信号線7と、ホストコンピューターとホス
トコンピューターに最も近い第1段の端末装置との間の
通信を制御する制御用信号線8とを備え、各端末装置間
で自動的に接続確認の動作を行って自端末の接続順番を
認識し、後段の端末装置が送信データを前段の端末装置
を経由してホストコンピューターへ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機能を持ち、
ホストコンピューターと複数の端末装置との間でデータ
の送受信を行うデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器間のデータの通信におい
ては、1台のホストコンピューターに対して複数台の端
末装置が接続され、その各々の端末装置とホストコンピ
ューターとの間の通信を制御してデータの送受信を行う
ようになっている。例えば、特開平6−96000号公
報に示すような端末装置では、ホストコンピューターに
より、どの端末装置との間で通信を行うかが制御され
る。また、特開平5−216793号公報に示すような
端末装置では、各々の端末装置が、他の全ての端末装置
のうちの1つとホストコンピューターとの間で通信中か
どうかを判断する。その際、特開平6−223013号
公報に示すように、そこで使用する機器に対して、その
機器がホストコンピューターであるか、または何番目の
端末装置であるかを事前に設定しておくようになってい
る。
【0003】以下、特開平6−96000号公報に記載
された端末装置を図9を用いて説明し、特開平5−21
6793号公報に記載された端末装置を図10を用いて
説明する。図9において、主制御器(ホストコンピュー
ター)101が、伝走路103のうちのデータバス10
4に従制御器(端末装置)102のいずれかを指定する
データを出力するとともに、制御バス105上にこの指
定データの有効信号を出力すると、これを全ての従制御
器102が受信して自身のアドレスと比較する。そして
一致した従制御器102だけが制御バス105上に応答
信号を出力し、この応答信号を待って主制御器101か
ら所定数のデータを指定従制御器102へ送る。続い
て、所定数のデータを指定従制御器102から主制御器
101へ送り、その後、指定従制御器102が制御バス
105を初期状態に戻すことにより、自動的に通信状態
を解除し、全ての従制御器102が主制御器101から
の従制御器指定データを待つ待機状態に移る。
【0004】図10において、複数の通信制御装置(端
末装置)106は、各通信制御装置106間で相互に接
続されたデータライン107を介して所定のデータ信号
を送受信するデータ送受信手段108と、複数の通信制
御装置106の少なくとも1つが送信中であることを指
示するバスリクエストライン109を監視する送信権獲
得手段110とを備えている。各通信制御装置106
は、送信要求時にバスリクエストライン109がアクテ
ィブか否かを検出して、非アクティブの時のみバスリク
エストライン109をアクティブにすることにより、他
の通信制御装置106に対して送信開始を指示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータ通信装置では、ホストコンピューター
が何番目の端末装置と通信を行うのかを制御する必要が
あるため、ホストコンピューターの操作手順または制御
プログラムが複雑になってしまうこと、および各端末装
置について、ホストコンピューターが何番目の端末装置
であるかを事前に区別するための端末識別番号等を設定
しておく必要があるため、端末装置の増設が容易にでき
ないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、ホストコンピューター側からは、何台の
端末装置が接続されていて、そのうちのどれと通信を行
っているかを全く意識する必要がなく、増設も容易に行
えるデータ通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、端末装置間で自動的に接続確認の動作を
行うことにより、各端末装置が自端末の接続順番を知る
ことができ、ホストコンピューターの最も近くに接続さ
れている端末装置から順番に端末装置間のみで送受信命
令を出すことにより、ホストコンピューターからは、あ
たかも1台の端末装置としか接続されていないような状
態でデータの送受信を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ホストコンピューターとの間にデータ伝送線を介し
て直列に接続された複数の端末装置と、各端末装置間で
通信を行うための端末装置間通信線と、各端末装置が自
端末がホストコンピューターに最も近いかどうかを確認
する手段と、ホストコンピューターとホストコンピュー
ターに最も近い第1段の端末装置との間の通信を制御す
る制御用信号線とを備えたデータ通信装置であり、ホス
トコンピューターは、第1段の端末装置とだけ通信手順
を開始することにより、後は端末装置どうしが通信を行
うので、何台もの端末装置が接続されていて、そのうち
のどれと通信を行っているかを全く意識することのな
く、全ての端末装置と通信することができ、端末装置の
増設も容易に行うことができる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載のデータ通信装置において、ホストコンピュータ
ーから制御用信号線を通じて送信されてきた動作オン信
号を受信した第1段の端末装置が、自端末が保持するデ
ータをデータ伝送線を介してホストコンピューターに送
信した後、第2段の端末装置へ端末装置間通信線を介し
て送信命令を送信し、第2段の端末装置が、自端末が保
持するデータを第1段の端末装置経由でデータ伝送線を
介してホストコンピューターに送信するようにしたの
で、ホストコンピューターは、第1段の端末装置とだけ
通信手順を開始することにより、後は端末装置どうしが
通信を行うので、何台の端末装置が接続されていて、そ
のうちのどれと通信を行っているかを全く意識すること
のなく、全ての端末装置と通信することができ、端末装
置の増設も容易に行うことができる。
【0010】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載のデータ通信装置において、第2段の端末装置か
らデータ送信終了を受信した第1段の端末装置が、さら
に次の第N段以降の端末装置へ同様の命令をその前段以
前の端末装置を経由して送信し、第N段以降の端末装置
が同様にしてその前段以前の端末装置を経由して自端末
のデータをホストコンピューターへ送信するようにした
ので、ホストコンピューターは、第1段の端末装置とだ
け通信手順を開始することにより、後は端末装置どうし
が通信を行うので、何台もの端末装置が接続されてい
て、そのうちのどれと通信を行っているかを全く意識す
ることのなく、全ての端末装置と通信することができ、
端末装置の増設も容易に行うことができる。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2または3記載のデータ通信装置において、各端末装置
が、後段の端末装置から自端末を通ってホストコンピュ
ーターへ伝送されるデータを監視するようにしたもので
あり、ホストコンピューターは、第1段の端末装置とだ
け通信手順を開始することにより、後は端末装置どうし
が通信を行うので、何台もの端末装置が接続されてい
て、そのうちのどれと通信を行っているかを全く意識す
ることのなく、全ての端末装置と通信することができ、
端末装置の増設も容易に行うことができる。
【0012】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1から4のいずれかに記載のデータ通信装置において、
第1段の端末装置が、エラー発生または全ての端末装置
のデータ伝送が終了した時点で、ホストコンピューター
へ送信終了を通知するようにしたものであり、ホストコ
ンピューターは、第1段の端末装置とだけ通信手順を開
始することにより、後は端末装置どうしが通信を行うの
で、何台もの端末装置が接続されていて、そのうちのど
れと通信を行っているかを全く意識することのなく、全
ての端末装置と通信することができ、端末装置の増設も
容易に行うことができる。
【0013】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1から5のいずれかに記載のデータ通信装置において、
端末装置どうしが接続されている場合と、端末装置とホ
ストコンピューターとが接続されている場合とで、状態
認識用信号線を通じて異なる信号を送受信することによ
り、各端末装置が自端末がホストコンピューターに最も
近いかどうかを確認するようにしたものであり、ホスト
コンピューターは、第1段の端末装置とだけ通信手順を
開始することにより、後は端末装置どうしが通信を行う
ので、何台もの端末装置が接続されていて、そのうちの
どれと通信を行っているかを全く意識することのなく、
全ての端末装置と通信することができ、端末装置の増設
も容易に行うことができる。
【0014】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載のデータ通信装置において、前段の端末装置は、
後段の端末装置に対してそれぞれの端末装置の接続順番
を認識させるための認識信号を端末装置間通信線を介し
て送信するようにしたものであり、ホストコンピュータ
ーは、第1段の端末装置とだけ通信手順を開始すること
により、後は端末装置どうしが通信を行うので、何台も
の端末装置が接続されていて、そのうちのどれと通信を
行っているかを全く意識することのなく、全ての端末装
置と通信することができ、端末装置の増設も容易に行う
ことができる。
【0015】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7記載のデータ通信装置において、認識信号を送信した
後、一定時間経過後に応答信号が受信できない場合は、
自端末を最終端末装置とする情報を前段の端末装置へ端
末装置間通信線を介して送信するようにしたものであ
り、ホストコンピューターは、第1段の端末装置とだけ
通信手順を開始することにより、後は端末装置どうしが
通信を行うので、何台もの端末装置が接続されていて、
そのうちのどれと通信を行っているかを全く意識するこ
とのなく、全ての端末装置と通信することができ、端末
装置の増設も容易に行うことができる。
【0016】(実施の形態)
【0017】図1は本発明の実施の形態におけるデータ
通信装置の構成を示すものである。図1において、1は
ホストコンピューターであり、2、3、4は端末装置で
ある。ホストコンピューター1は、端末装置2、3、4
の持っているデータの集信を行なう。各端末装置2、
3、4は、ホストコンピューター1に近いものから順
に、端末0号機、端末1号機、端末2号機の3台が直列
に接続されているものとする。5はデータ伝送線であ
り、各端末装置2、3、4からのデータをホストコンピ
ューター1へ伝送する。6は端末装置間通信線であり、
複数の信号線で構成されていて、各端末装置2、3、4
の間での通信を行なう。7は状態認識用信号線であり、
各端末装置2、3、4が自らがホストコンピューター1
に一番近いかどうかを確認するための信号を伝達する。
8はホストコンピューター1に一番近い端末装置2(端
末0号機)との間の制御用信号線である。
【0018】次に、本実施の形態におけるホストコンピ
ューター1が各端末装置2、3、4からデータ集信を行
なう際の動作について、図2以下の各端末装置とホスト
コンピューターのそれぞれのフロー図および各装置間の
動作説明図を用いて説明する。ただし、ホストコンピュ
ーター1から最も離れた端末装置を端末N号機とする
(図1では端末2号機4にあたる)。
【0019】図2は送信動作時のホストコンピューター
1と端末0号機2の動作説明図である。まず、ステップ
11において、ホストコンピューター1が制御用信号線
8を通じて集信可能信号をオンにすると、端末0号機2
は、ステップ12において、送信開始をホストコンピュ
ーター1に知らせるための電文をデータ伝送線5を経由
して送信し、それに続けて、ステップ13において、自
らの持っているデータをデータ伝送線5を経由してホス
トコンピューター1に対して送信する。自らのデータを
全て送信し終わると、続けて端末1号機3から端末N号
機(図1の例では端末2号機4)に対して、順々にホス
トコンピューター1へデータを送信させるための後述す
るやり取りをステップ14において行なう。そして、全
ての端末装置がデータの送信を完了すると、ステップ1
5において、端末0号機2は、ホストコンピューター1
へ送信完了を知らせる電文をデータ伝送線5を経由して
送信する。送信完了の電文を受けたホストコンピュータ
ー1は、ステップ16において、集信可能信号をオフ
し、集信動作を終了する。
【0020】図3はステップ14における端末0号機2
と端末1号機3との間のやり取りを示した動作関連図で
ある。自らのデータの送信を終了した端末0号機2は、
ステップ21において、端末1号機3に対する送信命令
を端末装置間通信線6を経由して送信する。端末0号機
2からの送信命令を受けた端末1号機3は、ステップ2
2において、データの送信を開始することを伝えるため
の回答電文を端末装置間通信線6を経由して端末0号機
2へ送信した後、ステップ23において、自らのデータ
をデータ伝送線5を経由して、ホストコンピューター1
に対して送信する。その間、端末0号機2は、ステップ
24において、端末1号機3とホストコンピューター1
との間で通信が行なわれているかどうかを、データが通
過したかどうかという形で監視している。端末1号機3
は、データの伝送が終了すると、ステップ25におい
て、送信完了を知らせる電文を端末装置間通信線6を経
由して端末0号機2に対して送信する。
【0021】端末1号機3からの送信完了電文を受けた
端末0号機2は、続けてステップ26において、端末2
号機4に対する送信命令を、端末装置間通信線6を経由
して端末1号機3に対して送信する。端末0号機2から
の命令を受けた端末1号機3は、ステップ27におい
て、その命令が自らに対する命令では無いことを判断
し、その命令をそのまま、端末装置間通信線6を経由し
て端末2号機4に対して送信する。端末2号機4は、端
末1号機3がステップ22で行なったように、端末0号
機2に対する回答電文を端末装置間通信線6を経由して
端末1号機3へ送信した後、データ伝送線5を経由し
て、ホストコンピューター1へ送信する。この時、端末
1号機3は、ステップ28において、端末2号機4から
の回答電文をそのまま端末装置間通信線6を経由して端
末0号機2へ送信した後、ステップ29において、端末
0号機2とともに、端末2号機4とホストコンピュータ
ー1との間の通信を、データの通過という形で監視す
る。そして、端末2号機4がデータの送信を終了する
と、ステップ25と同様に、端末1号機3に対して送信
完了を知らせる電文を端末装置間通信線6を経由して送
信する。
【0022】端末2号機4からの電文を受けた端末1号
機3は、ステップ30において、その電文をそのまま、
端末装置間通信線6を経由して端末0号機2へ送信す
る。
【0023】端末2号機4の後にさらに端末装置が接続
されている場合には、最終端末装置である端末N号機ま
で、ステップ26からステップ30までの動作を繰り返
し行なう。全ての端末装置がデータの送信を終了する
と、ステップ30Aにおいて、端末0号機2からホスト
コンピューター1への送信完了電文が送信される。
【0024】図4はホストコンピューター1の動作フロ
ー図である。まず、ステップ31において、集信可能信
号をオンにした後、ステップ32において端末0号機2
からの回答電文を待つ。端末0号機2からの回答電文が
来たら、ステップ33において集信動作を行なう。ステ
ップ32において、制限時間内に回答電文が来なけれ
ば、集信動作は行なわず、ステッップ35において集信
可能信号をオフし、動作を終了する。ステップ33にお
いて、端末装置からのデータ送信が途絶えたら、ステッ
プ34において送信完了電文を待つ。ここで送信完了電
文が来たら、ステップ35において集信可能信号をオフ
し、動作を終了する。ステップ34において、他のデー
タが続けて送信されたら、再びステップ33に戻り、集
信動作を行なう。このステップ33とステップ34の間
の遷移は、実際には送信完了電文を割り込みとして扱う
ことにより、ホストコンピューター1は常に集信動作を
行なうだけで良いことになり、端末装置が何台接続され
ているのかをまったく考慮することなく、あたかも1台
の端末装置からデータを集信しているように動作するこ
とができる。
【0025】図5は端末0号機2の動作フロー図であ
る。ホストコンピューター1からの集信可能信号がオン
になるまでは、端末0号機2は、ステップ41におい
て、接続されている他の端末装置との間で定期的に接続
確認の動作を行なう。この接続確認の動作については後
述する。接続確認の動作が終了する度に、端末0号機2
は、ステップ42において、ホストコンピューター1か
ら集信可能信号線8経由で来る集信可能信号を確認す
る。ここで、一定時間待機しても集信可能信号がオンに
ならなければ、再びステップ41の接続確認動作に戻
る。ステップ42において、集信可能信号がオンになっ
ていれば、ステップ43において、端末0号機2は自ら
に送信するべきデータがあるかどうかを確認する。送信
するべきデータがあれば、端末0号機2は、ステップ4
4において、送信開始電文をデータ伝送線5を経由して
ホストコンピューター1に送信し、続けてステップ45
において、同じくデータ伝送線5を経由してホストコン
ピューター1へデータを送信する。データの送信はファ
イル毎に行ない、1つのファイルを送信する毎に、ステ
ップ46において、端末0号機2は、自らの送信データ
全てを送信したかどうかを確認し、まだ送信するべきデ
ータが残っていれば、ステップ45に戻り、再びデータ
の送信を行なう。ステップ46において、全てのデータ
の送信が完了していれば、ステップ47において、端末
1号機3が接続されているかどうかを送信直前に行なっ
たステップ41の接続確認動作のデータを基に確認す
る。ステップ43において、自らに送信するべきデータ
が無かった場合にも、同様にステップ47へ遷移する。
ステップ47において、端末1号機3が接続されていれ
ば、ステップ48において、端末0号機2は、端末1号
機3に対して端末装置間通信線6経由で送信開始命令を
送信する。端末1号機3からの回答電文を端末装置間通
信線6経由で受け取った端末0号機2は、ステップ49
において、端末1号機3とホストコンピューター1との
間の通信をデータの通過という形で監視する。ここで一
定時間以上データの通過が無い場合には、ステップ50
において、端末1号機3からの送信終了電文が端末装置
間通信線6経由で送信されているかどうかを確認する。
送信完了電文が来ていれば、ステップ50Aにおいて、
次の端末装置である端末2号機4との間のやり取りに移
る。ステップ50において、送信電文が来ない場合に
は、再びデータの通過を監視するモードに入る。ここで
データが通過していれば、ステップ49にそのまま戻る
形になるが、もしここで、さらに一定時間待機してもデ
ータの通過が無い場合には、通信の異常とみなしてエラ
ー処理に入る。ステップ47からステップ50Aの動作
を最終端末装置である端末N号機(図1の例では端末2
号機4)まで終了すると、ステップ47において、端末
n(=N+1)号機は無いため、ステップ50Bにおい
て、ホストコンピューター1に対してデータ伝送線5経
由で送信完了電文を送信し、ステップ41に戻る。
【0026】図6は端末0号機2と最終端末装置である
端末N号機(図1の例では端末2号機4)以外の端末装
置の動作フロー図である。このような端末装置を端末n
号機と表現する。図1の例では端末1号機3がこれに当
たる。端末n号機は、ステップ51において、前段の端
末n−1号機との間で定期的に接続確認の動作を行な
う。端末n号機は、端末0号機2からの命令を端末n−
1号機が渡さない限りは、何も動作をせず、ステップ5
2において、ひたすら命令を待つ。端末0号機2がステ
ップ51において、接続確認動作を行なうと、端末n号
機もそれに合わせて接続確認動作を行なう。ステップ5
3において、端末n号機は端末n−1号機からの命令を
受信すると、ステップ54において、その命令が自らに
対する送信命令かどうかを判断する。その命令が自らに
対する送信命令であれば、ステップ55において、送信
命令を受信したことを端末0号機2に知らせるための回
答電文を端末n−1号機に対して送信する。それに続け
てステップ55において、自らに送信するべきデータが
あるかどうかを判断する。送信するべきデータがある場
合には、ステップ57において、ホストコンピューター
1へデータ伝送線5を経由してデータの送信を開始す
る。一つのファイルを送信し終える度に、ステップ58
において、全てのデータを送信し終えたかどうか判断
し、まだ未送信のデータがある場合には、ステップ57
に戻り、再度送信を開始する。そして、ステップ58に
おいて、全てのデータの送信が終了したか、またはステ
ップ56において、自らに送信するべきデータが無かっ
た場合には、ステップ59において、送信が完了したこ
とを端末0号機2に知らせるための電文を端末n−1号
機に対して送信する。送信完了の電文を送信した後は、
ステップ52において、再び命令待ちの状態に戻る。
【0027】この端末n号機が、最終端末装置である端
末N号機(図1の例では端末2号機4)でなければ、自
らの送信が終了した後は必ず次段の端末n+1号機に対
する送信命令が来るはずなので、続けてその場合の動作
を説明する。端末n+1号機に対する命令が来た場合に
は、ステップ54において、その命令が自らに対する命
令でないことを判断する。自分の命令でないものは、ス
テップ60において、その命令の内容に関係なくそのま
まの形で端末n+1号機に命令を渡す。その後、その命
令の宛先である端末装置が、命令を受け取ったことを端
末0号機2に知らせるための電文を送信してくるのを待
ち、その電文が端末n+1号機から来たら、ステップ6
1において、受け取った電文をそのまま端末n−1号機
に渡す。電文を渡した後は、端末0号機2と同様に、ス
テップ62において、ホストコンピューター1と端末n
+1号機との間の通信を、データの通過という形で監視
する。そしてデータの通過が途絶え、ステップ63にお
いて、端末n+1号機から送信完了を端末0号機2に伝
えるための電文が送信されると、ステップ63におい
て、その電文をそのまま端末n−1号機に渡し、送信命
令待ちの状態に戻る。
【0028】図7は最終端末装置である端末N号機(図
1の例では端末2号機4)の動作フロー図である。図6
と比較して異なる点は、端末N号機(図1の例では端末
2号機4)は最終端末装置であるから、自らに送信され
る命令は全て自らに対する命令であるため、次段の端末
装置とのやり取りが無いことである。したがって、ステ
ップ71から78は、図6のステップ54を除いたステ
ップ51から59と同じである。
【0029】図8は接続確認の動作フロー図である。そ
れぞれの端末装置は、ホストコンピューター1と直接、
あるいは他の端末装置を介して間接的に接続されると、
まず始めにステップ81において、自らの状態信号がH
もしくはLのどちらかであるかを知るために、状態認識
用信号線7を調べる。この状態認識用信号線7は、各端
末装置の入力側のコネクタに含まれていて、端末装置同
士が直接接続されている場合にはその信号が常にHにな
るように、端末装置の出力側のコネクタでハード的に設
定している。そして、ホストコンピューター1ではその
ような設定が無いため、ホストコンピューター1に最も
近い端末装置である端末0号機2の状態認識用信号線7
は開放状態となり、その信号はLとなる。この状態信号
により、各端末装置が自らがホストコンピューター1に
最も近い端末0号機2なのか、それ以外の端末装置なの
かを知ることができる。状態信号がHだった端末0号機
2以外の端末装置は、ステップ82において、端末0号
機2からの信号が来るまで待機する。次に、自らがホス
トコンピューター1に最も近い端末装置であることを知
った端末0号機2は、各端末装置に対して、それぞれの
端末装置番号を認識させるための信号を端末装置間信号
線6を介して順次送信して行く。
【0030】以降の各端末装置の信号のやり取りは、全
て端末装置間信号線6を介して行なわれる。まず初め
に、ステップ90において、自らに直接接続されている
端末装置が端末1号機3であることを認識させるため
に、端末1号機3へその旨の信号を送信する。ステップ
83において、この信号を受信して自らが端末1号機3
であることを認識した端末1号機3は、ステップ84に
おいて、端末0号機2へ自らの端末装置番号を認識した
ことを知らせるための受信応答を送信し、続けてステッ
プ85において、自らの次の端末装置に対して端末2号
機4であることを知らせるための信号を送信する。この
信号をステップ83aにおいて、受信した端末2号機4
は、端末1号機3と同様に、ステップ84a、85aの
動作を行なう。端末装置がその後にも接続されていれ
ば、順々に同様の動作を行なうことで、各端末装置が自
らの端末番号を認識することができる。
【0031】ステップ90において、端末1号機3に端
末装置番号認識信号を送信た端末0号機2は、ステップ
91において、一定時間内に端末1号機3からの受信応
答が無い場合には、自らが最終端末装置であることを認
識し、ステップ92において、端末0号機2が最終端末
装置であるという情報(最終端末装置情報)を設定し、
ステップ94において、最終端末装置であることを認識
する。ステップ91において、一定時間内に端末1号機
3からの受信応答を受けると、端末0号機2は、ステッ
プ93において、端末1号機3からの最終端末装置情報
を待つ。
【0032】最終端末装置が端末0号機2以外の場合
は、例えば図1のように端末2号機4が最終端末装置で
ある場合は、ステップ85aにおいて、自らの次の端末
装置からの受信応答が帰ってこなければ、ステップ87
aにおいて、端末2号機4が最終端末装置であるという
最終端末装置情報を設定する。そして、最終端末装置情
報を設定した端末2号機4は、その最終端末装置情報を
端末0号機2に知らせるために、ステップ89aにおい
て、端末1号機3に対して最終端末装置情報を送信す
る。端末2号機4から最終端末装置情報を受信した端末
1号機3は、ステップ89において、端末0号機2へ受
信した最終端末装置情報をそのまま送信する。端末0号
機2は、端末1号機3から最終端末装置情報を受信する
と、ステップ94において、端末2号機4が最終端末装
置であるということを認識し、接続の動作を終了する。
【0033】その後、ホストコンピューター1から送信
命令を受けた端末0号機2は、接続確認動作で認識した
最終端末装置まで順々に送信命令を送信する。ホストコ
ンピューター1からの送信命令が来ない場合には、端末
0号機2は、定期的にこの接続確認動作を行なうため、
端末装置を増設した場合でも、接続確認動作を1度行な
われた後であれば、端末装置、ホストコンピューターと
も複雑な設定なしに、まさに接続するだけで通信が行な
える環境になる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、ホストコンピューターとの間にデータ伝送線を
介して直列に接続された複数の端末装置と、各端末装置
間で通信を行うための端末装置間通信線と、各端末装置
が自端末がホストコンピューターに最も近いかどうかを
確認する手段と、ホストコンピューターとホストコンピ
ューターに最も近い第1段の端末装置との間の通信を制
御する制御用信号線とを備えているので、ホストコンピ
ューターは、第1段の端末装置とだけ通信手順を開始す
ることにより、後は端末装置どうしが通信を行うので、
何台の端末装置が接続されていて、そのうちのどれと通
信を行っているかを全く意識することのなく、全ての端
末装置と通信することができ、端末装置の増設も容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるデータ通信装置の
構成を示す概略ブロック図
【図2】同装置におけるホストコンピューターと端末0
号機との間における動作説明図
【図3】同装置における端末0号機と端末1号機との間
における動作説明図
【図4】同装置におけるホストコンピューターの動作フ
ロー図
【図5】同装置における端末0号機の動作フロー図
【図6】同装置における端末n号機の動作フロー図
【図7】同装置における端末N号機(最終端末装置)の
動作フロー図
【図8】同装置における端末装置接続確認の動作フロー
【図9】従来例におけるホストコンピューターが通信の
制御を行うデータ通信装置の構成を示す概略ブロック図
【図10】従来例における各端末装置が他の端末装置の
通信状態を判断するデータ通信装置の構成を示す概略ブ
ロック図
【符号の説明】
1 ホストコンピューター 2 端末装置(端末0号機) 3 端末装置(端末1号機) 4 端末装置(端末2号機) 5 データ伝送線 6 端末装置間通信線 7 状態認識用信号線 8 制御用信号線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピューターとの間にデータ伝
    送線を介して直列に接続された複数の端末装置と、各端
    末装置間で通信を行うための端末装置間通信線と、各端
    末装置が自端末がホストコンピューターに最も近いかど
    うかを確認する手段と、ホストコンピューターとホスト
    コンピューターに最も近い第1段の端末装置との間の通
    信を制御する制御用信号線とを備えたデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 ホストコンピューターから制御用信号線
    を通じて送信されてきた動作オン信号を受信した第1段
    の端末装置が、自端末が保持するデータをデータ伝送線
    を介してホストコンピューターに送信した後、第2段の
    端末装置へ端末装置間通信線を介して送信命令を送信
    し、第2段の端末装置が、自端末が保持するデータを第
    1段の端末装置経由でデータ伝送線を介してホストコン
    ピューターに送信することを特徴とする請求項1記載の
    データ通信装置。
  3. 【請求項3】 第2段の端末装置からデータ送信終了を
    受信した第1段の端末装置が、さらに次の第N段以降の
    端末装置へ同様の命令をその前段以前の端末装置を経由
    して送信し、第N段以降の端末装置が同様にしてその前
    段以前の端末装置を経由して自端末のデータをホストコ
    ンピューターへ送信することを特徴とする請求項2記載
    のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 各端末装置が、後段の端末装置から自端
    末を通ってホストコンピューターへ伝送されるデータを
    監視することを特徴とする請求項2または3記載のデー
    タ通信装置。
  5. 【請求項5】 第1段の端末装置が、エラー発生または
    全ての端末装置のデータ伝送が終了した時点で、ホスト
    コンピューターへ送信終了を通知することを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載のデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 端末装置どうしが接続されている場合
    と、端末装置とホストコンピューターとが接続されてい
    る場合とで、状態認識用信号線を通じて異なる信号を送
    受信することにより、各端末装置が自端末がホストコン
    ピューターに最も近いかどうかを確認することを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載のデータ通信装
    置。
  7. 【請求項7】 前段の端末装置は、後段の端末装置に対
    してそれぞれの端末装置の接続順番を認識させるための
    認識信号を端末装置間通信線を介して送信することを特
    徴とする請求項6記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 認識信号を送信した後、一定時間経過後
    に応答信号が受信できない場合は、自端末を最終端末装
    置とする情報を前段の端末装置へ端末装置間通信線を介
    して送信することを特徴とする請求項7記載のデータ通
    信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002353985A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Japan Storage Battery Co Ltd データ通信方法及びデータ通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002353985A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Japan Storage Battery Co Ltd データ通信方法及びデータ通信システム

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