JP2000049891A - プログラマブルロジックコントロ―ラおよびその通信条件設定方法および通信条件設定装置 - Google Patents

プログラマブルロジックコントロ―ラおよびその通信条件設定方法および通信条件設定装置

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JP2000049891A
JP2000049891A JP11099893A JP9989399A JP2000049891A JP 2000049891 A JP2000049891 A JP 2000049891A JP 11099893 A JP11099893 A JP 11099893A JP 9989399 A JP9989399 A JP 9989399A JP 2000049891 A JP2000049891 A JP 2000049891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブルロジックコントローラに接続
された通信機器等のツールの通信条件を自動的に認識す
ることで、ユーザがツールを使用する際に実施していた
プログラマブルロジックコントローラ側およびツール側
のパラメータ設定等の準備工数を低減したプログラマブ
ルロジックコントローラおよびその通信条件設定方法お
よび通信条件設定装置を提供する。 【解決手段】 ツール機器20から一定時間毎に送信さ
れる接続確認コマンドを受信し、該接続確認コマンドの
受信に際して通信異常が発生した場合は、ツール機器2
0との間の通信プロトコル若しくはボーレートを順次変
更し、該通信プロトコル若しくはボーレートの変更によ
り接続確認コマンドを正常受信できた場合は、その時点
でツール機器20に対してレスポンスデータを送信する
ことによりツール機器20との間の通信プロトコルおよ
びボーレートを固定して通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プログラマブル
ロジックコントローラおよびその通信条件設定方法およ
び通信条件設定装置に関し、詳しくは、プログラマブル
ロジックコントローラに接続された通信機器等のツール
の通信プロトコルおよびボーレート等の通信条件を自動
的に認識することで、ユーザがツールを使用する際に実
施していたツール側およびプログラマブルロジックコン
トローラ側のパラメータ設定等の準備工数を低減したプ
ログラマブルロジックコントローラおよびその通信条件
設定方法および通信条件設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プログラマブルロジックコント
ローラおよびその周辺ユニットにおいては、該プログラ
マブルロジックコントローラおよびその周辺ユニットの
プログラミング、デバック、モニタ等の操作を行うため
に、プログラミングコンソール若しくは所定のアプリケ
ーションソフトウエアを搭載した専用若しくは汎用のコ
ンピュータ(以下、ツールという)が接続される場合が
ある。
【0003】従来、このプログラマブルロジックコント
ローラおよびその周辺ユニットに対するツールの接続に
際しては、該ツールの接続の有無、通信プロトコル、ボ
ーレート等の通信条件等を設定するために、 1)該ツールの接続の有無、通信プロトコル、通信条件
等を外部デップスイッチ(DIP−SW)によりユーザ
が指定、設定する 2)該ツールの接続の有無、通信プロトコル、通信条件
等をプログラマブルロジックコントローラおよびその周
辺ユニットからの接続認識信号によりシステムが自動的
に認識する 等の手法が採用されている。
【0004】また、接続されたツールの違いにより発生
する異なる電気レベルの通信を可能にするために、 1)電気レベルの異なるツールに対して接続端子を個別
に設ける 2)電気レベルの異なるツールからの信号を変換器を使
用して、その接続端子がサポートしている特定のレベル
の信号に変換してデータ通信を行う 等の手法が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法によるツールの通信条件の設定手法において
は、 1)接続端子、DIP−SWに対するコストダウン、小
型化、簡易化が困難である 2)ユーザによる設定部分が多いために設定ミス等が発
生し易く、そのために通信を立ち上げるための準備工数
が多くなる 等の問題がある。
【0006】そこで、この発明は、プログラマブルロジ
ックコントローラに接続された通信機器等のツールの通
信条件を自動的に認識することで、ユーザがツールを使
用する際に実施していたプログラマブルロジックコント
ローラ側およびツール側のパラメータ設定等の準備工数
を低減したプログラマブルロジックコントローラおよび
その通信条件設定方法および通信条件設定装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、通信ポートと、上記通信ポ
ートでの接続確認信号の受信に際して、通信不可であっ
たことを条件に通信プロトコル若しくは通信速度のいず
れかを変更し、正常受信できたことを条件に通信プロト
コルおよび通信速度を固定する通信条件自動設定手段
と、を具備することを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、通信ポートで所定の信号を受けること
で、通信状態に関する設定を初期化する初期化手段を持
つ、ことを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明は、通信ポート
を介してツールを接続することにより該ツールとの間で
データ通信を行うプログラマブルロジックコントローラ
の通信条件設定方法において、上記通信ポートでツール
からの接続確認コマンドを受信し、該接続確認コマンド
の受信に際して正常受信できた場合は、ツールとの間の
通信プロトコルおよびボーレートを固定し、通信不可の
場合は、上記ツールとの間の通信プロトコル若しくはボ
ーレートを変更することを特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の発明は、プログラマ
ブルロジックコントローラとツールとの間の通信条件設
定装置であって、ツール側は、所定時間毎に接続確認コ
マンドを送信する送信手段を持ち、プログラマブルロジ
ックコントローラ側は、ツールからの接続確認コマンド
を受信する通信ポートと、上記通信ポートでの接続確認
コマンドの受信に際して、通信不可であったことを条件
に通信プロトコル若しくは通信速度のいずれかを変更
し、正常受信できたことを条件に通信プロトコルおよび
通信速度を固定する通信条件自動設定手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項5の発明は、プログラマブル
ロジックコントローラとツールとの間の通信条件設定装
置であって、ツール側は、所定時間毎に接続確認コマン
ドを送信する送信手段を持ち、プログラマブルロジック
コントローラ側は、ツールからの接続確認コマンドを受
信する通信ポートと、上記通信ポートでの接続確認コマ
ンドの受信に際して、通信不可であったことを条件に通
信プロトコル若しくは通信速度のいずれかを変更し、正
常受信できたことを条件に通信プロトコルおよび通信速
度を固定する通信条件自動設定手段と、を具備し、上記
ツール側は、上記接続確認コマンドの送信に際して上記
プログラマブルロジックコントローラ側との通信条件が
設定不可の場合は通信異常処理をすることを特徴とす
る。
【0012】従って、この発明によれば、以下に示す効
果が期待できる。
【0013】1)複数の通信プロトコルを含んだ自動認
識機能をサポートすることで、従来ユーザがツールを使
用する際に実施していたプログラマブルロジックコント
ロール側、ツール側のパラメータ設定等の準備工数を低
減できる。
【0014】2)ツール側の通信プロトコル、通信条件
が固定のものも含め、複数の通信プロトコルを自動認識
対象とすることで、ツールを使用する際に、必ず接続で
きる通信条件を従来よりも多く確保でき、ユーザの使用
性、安心感を向上できる。
【0015】3)接続端子の信号線省略により、接続端
子の小型化、簡易化を実現でき、これにより商品のコス
トダウン、小型商品への接続端子展開ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るプログラマ
ブルロジックコントローラおよびその制御方法の一実施
の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、この発明に係るプログラマブルロ
ジックコントローラおよびその通信条件設定方法および
通信条件設定装置を適用して構成したプログラマブルロ
ジックシステムの概要を示すブロック図である。
【0018】図1において、このプログラマブルロジッ
クシステムは、プログラマブルロジックユニット(PL
Cユニット)10に、ツール機器20をデータ通信線3
0を接続して構成される。
【0019】ここで、ツール機器30は、PLCユニッ
ト10に対してプログラミング、デバック、モニタ等の
操作を行うための機器で、プログラミングコンソール、
専用、汎用コンピュータ上で動作するアプリケーション
ソフトウエア等を含むものである。
【0020】また、PLCユニット10は、データ通信
線30を接続するための通信ポート11、データ通信線
30を介して接続されたツール機器の通信条件を自動認
識するためのこの発明に係る通信条件自動認識部12、
通信条件自動認識部12による通信条件の自動設定を行
うか手動設定を行うかを切換える自動/手動指定スイッ
チ13を具備して構成される。
【0021】図2は、図1に示した通信条件自動認識部
による通信条件自動認識動作の詳細を示すフローチャー
トである。
【0022】なお、図2においては、図1に示したツー
ル機器20側をクライアント側、図1に示したPLCユ
ニット10の通信条件自動認識部12側をサーバー側と
して説明する。
【0023】図2において、PLCユニット10の通信
条件自動認識部12は、ボーレートの検出手法とボーレ
ートおよび通信プロトコルの変更手法の組み合わせによ
りツール機器20との間の通信条件を自動認識する。
【0024】すなわち、図2において、クライアント側
であるツール機器20は、まず、サーバー側であるPL
Cユニット10との間の通信確立に際して、サーバー側
であるPLCユニット10の現状の通信状態をクリアす
るためのデータを送信する(ステップ201)。
【0025】この現状の通信状態をクリアするためのデ
ータを受信したサーバー側であるPLCユニット10
は、現状の通信状態をクリアする初期化処理を実行する
(ステップ101)。
【0026】次に、クライアント側であるツール機器2
0は、一定期間毎に接続認識コマンドをサーバー側であ
るPLCユニット10に対して送信する(ステップ20
2)。
【0027】サーバー側であるPLCユニット10は、
このクライアント側であるツール機器20から送信され
た接続認識コマンドを受信すると(ステップ102)、
この接続認識コマンドを正常受信したかを調べる(ステ
ップ103)。
【0028】すなわち、サーバー側であるPLCユニッ
ト10の通信条件自動認識部12では、同一通信プロト
コルおよび同一ボーレートにおけるパリティ、フレーミ
ング、オーバーラン等からクライアント側であるツール
機器20から送信された接続認識コマンドを正常受信し
たかを調べる。
【0029】ここで、クライアント側であるツール機器
20からの接続認識コマンドを正常受信したと判断した
場合は(ステップ103でY)、その旨を示すレスポン
スデータをクライアント側であるツール機器20に対し
て送信し、その時の通信プロトコル、ボーレートを固定
する(ステップ104)。
【0030】その後、サーバー側であるPLCユニット
10の通信条件自動認識部12は、サーバー側に滞留し
ている全ての受信コマンドをキャンセルする(ステップ
105)。
【0031】一方、クライアント側であるツール機器2
0は、サーバー側であるPLCユニット10からの正常
受信を示すレスポンスがあるかを調べ(ステップ20
3)、正常受信を示すレスポンスが一定時間以内にある
場合は(ステップ203でY)、サーバー側であるPL
Cユニット10と通信が確立したと判断する(ステップ
204)。
【0032】ところが、クライアント側であるツール機
器20において、サーバー側であるPLCユニット10
からの正常受信を示すレスポンスがないと判断されると
(ステップ203でN)、次に、所定の通信異常時間経
過かを調べる(ステップ205)。
【0033】そして、ステップ205で、所定の通信異
常時間経過していないと判断された場合は(ステップ2
05でN)、ステップ202に戻り、再度接続認識コマ
ンドを発行する。
【0034】これに対して、ステップ205で、所定の
通信異常時間経過したと判断された場合は(ステップ2
05でY)、通信異常発生と判断する(ステップ20
6)。そして、この場合は、通信異常を外部に報知す
る、あるいは警告を発する、または再度ステップ201
に戻るという通信異常処理を行う。
【0035】さて、サーバー側であるPLCユニット1
0の通信条件自動認識部12において、クライアント側
であるツール機器20からの接続認識コマンドを正常受
信していないと判断されると(ステップ103でN)、
次に、連続して所定回異常受信したかを調べる(ステッ
プ106)。
【0036】すなわち、ステップ106では、同一通信
プロトコルおよび同一ボーレートで連続してN回のパリ
ティ、フレーミング、オーバーラン等の通信異常が発生
したかを調べ、同一通信プロトコルおよび同一ボーレー
トで連続してN回のパリティ、フレーミング、オーバー
ラン等の通信異常が発生しない場合は(ステップ106
でN)、ステップ102に戻るが、同一通信プロトコル
および同一ボーレートで連続してN回のパリティ、フレ
ーミング、オーバーラン等の通信異常が発生した場合は
(ステップ106でY)、ボーレート、必要であれば通
信プロトコルを変更し(ステップ107)、ステップ1
02に戻る。
【0037】このようにして、サーバー側であるPLC
ユニット10の通信条件自動認識部12は、ボーレート
の検出手法とボーレートおよび通信プロトコルの変更手
法の組み合わせにより、ステップ103で正常受信と判
断された場合、クライアント側であるツール機器20と
の間の通信条件を自動認識し、クライアント側であるツ
ール機器20との間のボーレートおよび通信プロトコル
を固定してツール機器20との間の通信を確立する。
【0038】すなわち、この発明によれば、ツール機器
20から一定時間毎に送信される接続確認コマンドを受
信し、該接続確認コマンドの受信に際して通信異常が発
生した場合は、ツール機器20との間の通信プロトコル
若しくはボーレートを順次変更し、該通信プロトコル若
しくはボーレートの変更により接続確認コマンドを正常
受信できた場合は、その時点でツール機器20に対して
レスポンスデータを送信することによりツール機器20
との間の通信プロトコルおよびボーレートを固定して通
信を行うように構成したので、ユーザがツールを使用す
る際に実施していたプログラマブルロジックコントロー
ラ側およびツール側のパラメータ設定等の準備工数を低
減することが可能になる。
【0039】図3は、図1に示したPLCユニットを構
成するCPUユニットの詳細構成例を示すブロック図で
ある。
【0040】図3において、このCPUユニット110
は、このCPUユニット110の全体動作を統括制御す
るマイクロプロセッサユニット(MPU)111、この
マイクロプロセッサユニット(MPU)111を動作さ
せるシステムソフトウエアを格納するメモリ(SRO
M)112、このCPUユニット110のシステムワー
ク領域として機能するメモリ(WKM)113、バスイ
ンタフェース用ASIC115、各種命令の実行および
メモリ調停を行うASIC117、実行用のユーザプロ
グラムを格納するメモリ(UM)118、I/O割付お
よびユーザプログラムで使用するデータメモリ(IO
M)122、マイクロプロセッサユニット(MPU)1
25を有するINNERボード124を具備して構成さ
れる。
【0041】ここで、メモリ(SROM)112、メモ
リ(WKM)113、ASIC115、ASIC117
は、バスを介してマイクロプロセッサユニット(MP
U)111に接続される。また、このバスには、メモリ
カードインターフェース(memI/F)を介してメモ
リカードが接続される。
【0042】また、メモリ(UM)118は、バスを介
してASIC117に接続され、データメモリ(IO
M)122は、バスを介してASIC117に接続さ
れ、INNERボード124のマイクロプロセッサユニ
ット(MPU)125は、バスを介してASIC117
に接続される。
【0043】また、ASIC115には、外部バス
(1)および外部バス(2)が接続されている。
【0044】図4は、図3に示したCPUユニットに接
続されるベースユニットの詳細構成例を示すブロック図
である。
【0045】図4において、このベースユニット130
は、高機能CPUユニット131、高機能I/Oユニッ
ト132、基本I/Oユニット133、割り込みを制御
するASIC134を具備して構成される。
【0046】ここで、高機能CPUユニット131、高
機能I/Oユニット132は、それぞれインタフェース
用ASIC135,136を有し、基本I/Oユニット
133は、インタフェース用ASIC137を有し、A
SIC135,136および137は、外部バス(2)
を介して図3に示したCPUユニット110のASIC
115に接続されている。
【0047】図5は、図3に示したCPUユニットおよ
び図4に示したベースユニットからなるPLCユニット
の全体動作を示すフローチャートである。
【0048】図5において、まず、メモリ、外部バス
(1)及び外部バス(2)の異常などをチェックする自
己診断処理を実行する(ステップ141)。
【0049】次に、各サイクル実行タスク(ユーザプロ
グラム)を先頭からEND命令まで順次実行する演算処
理を実行する(ステップ142)。
【0050】そして、IOMと外部接続ユニットとの間
のデータリフレッシュであるI/Oリフレッシュ処理を
実行し(ステップ143)、次に、シリアルI/F接続
機器、外部接続ユニット、INNERボードなどからの
コマンド処理である周辺サービス処理を実行する(ステ
ップ144)。
【0051】このステップ141からステップ144ま
での処理を1スキャンとして、上記サイクルが繰り返し
実行される。
【0052】この発明に係る通信条件自動認識処理は、
図5に示したステップ144の周辺サービス処理におい
て実行される。
【0053】さて、この発明に係る通信条件自動認識処
理によれば、ツール機器との接続信号を不要にすること
で、その接続端子を小型化することができる。
【0054】図6は、この発明に係る通信条件自動認識
処理の採用により可能になった接続端子展開の一例を示
す図である。
【0055】図6に示すように、この発明に係る通信条
件自動認識処理を採用することにより、ツール機器との
接続信号を不要にすることができ、これによりツール機
器との接続端子をマイクロPLCでの接続端子として使
用できるサイズが確保できるようになる。
【0056】この結果、大型PLCから中型PLC、小
型PLC、マイクロPLCまで共通の接続端子を使用す
ることが可能になり、接続端子の小型化によるスペース
メリット、コスト低減が実現できる。
【0057】また、この実施の形態においては、同一端
子で複数の電気レベルの通信をサポートすることが可能
になる。
【0058】図7は、同一端子で複数の電気レベルの通
信をサポートすることを可能にする接続コネクタ構成を
示す図である。
【0059】図7に示す構成においては、互いに異なる
電気レベルA,Bそれぞれの通信に必要な信号線を1つ
のコネクタに収めてその小型化を実現している。
【0060】すなわち、図7に示す構成においては、ツ
ール機器を接続するコネクタ150とPLCユニット内
のマイクロプロセッサユニット(MPU)111との間
に、電気レベルAの信号RxDをマイクロプロセッサユ
ニット(MPU)111で受信可能な電気レベルに変換
する電気変換A部151を設けるとともに、電気レベル
Bの信号RxDをマイクロプロセッサユニット(MP
U)111で受信可能な電気レベルに変換する電気変換
B部152を設ける。
【0061】すなわち、図7に示す構成においては、ツ
ール機器を接続するコネクタ150とPLCユニット内
のマイクロプロセッサユニット(MPU)111との間
に、電気レベルAの信号RxDをマイクロプロセッサユ
ニット(MPU)111で受信可能な電気レベルに変換
する電気変換A部151を設けるとともに、電気レベル
Bの信号RxDをマイクロプロセッサユニット(MP
U)111で受信可能な電気レベルに変換する電気変換
B部152を設け、更に、電気レベルAの通信制御線群
をマイクロプロセッサユニット(MPU)111で送受
信可能な電気レベルに変換する電気変換A部153を設
けるとともに、電気レベルBの通信制御線群をマイクロ
プロセッサユニット(MPU)111で送受信可能な電
気レベルに変換する電気変換B部154を設けて構成さ
れる。
【0062】そして、図7に示すように、通信制御信号
線を減少させることで、コネクタ全体の制御線数を同一
端子に収めながら、複数の電気レベルの通信をサポート
することが可能になる。
【0063】図8は、図7に示した接続コネクタ構成を
採用した場合のツール機器の接続態様を示す図である。
【0064】図8に示すように、図7に示した接続コネ
クタ構成を採用すると、PLCユニット10に対して、
プログラミングコンソール21とツール機器(パソコ
ン)22のいずれか一方を変換器なしでPLCユニット
10の通信ポート11に接続することが可能になる。
【0065】上述したように、この発明によれば、 1)接続端子に接続されたツール機器に対し、通信プロ
トコルおよび通信速度等の通信条件の設定を自動認識開
始時の通信処理初期化処理、自動認識するための通信コ
マンド発行処理、条件が合わなかった場合の通信プロト
コル、通信条件の切換え処理、いずれの条件でも認識不
可であった場合の通信異常処理を設ける 2)移動認識機能を、外部スイッチによる手動設定若し
くはユーザ操作で切換える 3)電気レベルの異なる通信を行うために、接続端子に
必要最低限の信号線のみを使用若しくは共用し、信号線
を最小化するように構成したので、 1)複数の通信プロトコルを含んだ自動認識機能をサポ
ートすることで、従来ユーザがツールを使用する際に実
施していたプログラマブルロジックコントロール側、ツ
ール側のパラメータ設定等の準備工数を低減できる 2)ツール側の通信プロトコル、通信条件が固定のもの
も含め、複数の通信プロトコルを自動認識対象とするこ
とで、ツールを使用する際に、必ず接続できる通信条件
を従来よりも多く確保でき、ユーザの使用性、安心感を
向上できる 3)接続端子の信号線省略により、接続端子の小型化、
簡易化を実現でき、これにより商品のコストダウン、小
型商品への接続端子展開ができる等の効果が期待でき
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下に示す効果が期待できる。
【0067】1)複数の通信プロトコルを含んだ自動認
識機能をサポートすることで、従来ユーザがツールを使
用する際に実施していたプログラマブルロジックコント
ロール側、ツール側のパラメータ設定等の準備工数を低
減できる。
【0068】2)ツール側の通信プロトコル、通信条件
が固定のものも含め、複数の通信プロトコルを自動認識
対象とすることで、ツールを使用する際に、必ず接続で
きる通信条件を従来よりも多く確保でき、ユーザの使用
性、安心感を向上できる。
【0069】3)接続端子の信号線省略により、接続端
子の小型化、簡易化を実現でき、これにより商品のコス
トダウン、小型商品への接続端子展開ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプログラマブルロジックコント
ローラおよびその制御方法を適用して構成したプログラ
マブルロジックシステムの概要を示すブロック図。
【図2】図1に示した通信条件自動認識部による通信条
件自動認識動作の詳細を示すフローチャート。
【図3】図1に示したPLCユニットを構成するCPU
ユニットの詳細構成例を示すブロック図。
【図4】図3に示したCPUユニットに接続されるベー
スユニットの詳細構成例を示すブロック図。
【図5】図3に示したCPUユニットおよび図4に示し
たベースユニットからなるPLCユニットの全体動作を
示すフローチャート。
【図6】この発明に係る通信条件自動認識処理の採用に
より可能になった接続端子展開の一例を示す図。
【図7】同一端子で複数の電気レベルの通信をサポート
することを可能にする接続コネクタ構成を示す図。
【図8】図7に示した接続コネクタ構成を採用した場合
のツール機器の接続態様を示す図。
【符号の説明】
10 プログラマブルロジックコントローラユニット
(PLCユニット) 20 ツール機器 30 データ通信線 110 CPUユニット 111 マイクロプロセッサユニット(MPU) 112 メモリ(SROM) 113 メモリ(WKM) 115 ASIC 117 ASIC 118 メモリ(UM) 122 データメモリ(IOM) 124 INNERボード 125 マイクロプロセッサユニット(MPU) 130 ベースユニット 131 高機能CPUユニット 132 高機能I/Oユニット 133 基本I/Oユニット 134 ASIC 135,136 ASIC 137 ASIC

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ポートと、 上記通信ポートでの接続確認信号の受信に際して、通信
    不可であったことを条件に通信プロトコル若しくは通信
    速度のいずれかを変更し、正常受信できたことを条件に
    通信プロトコルおよび通信速度を固定する通信条件自動
    設定手段と、 を具備することを特徴とするプログラマブルロジックコ
    ントローラ。
  2. 【請求項2】 通信ポートで所定の信号を受けること
    で、通信状態に関する設定を初期化する初期化手段を持
    つ、 ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブルロジッ
    クコントローラ。
  3. 【請求項3】 通信ポートを介してツールを接続するこ
    とにより該ツールとの間でデータ通信を行うプログラマ
    ブルロジックコントローラの通信条件設定方法におい
    て、 上記通信ポートでツールからの接続確認コマンドを受信
    し、 該接続確認コマンドの受信に際して正常受信できた場合
    は、ツールとの間の通信プロトコルおよびボーレートを
    固定し、 通信不可の場合は、上記ツールとの間の通信プロトコル
    若しくはボーレートを変更することを特徴とするプログ
    ラマブルロジックコントローラの通信条件設定方法。
  4. 【請求項4】 プログラマブルロジックコントローラと
    ツールとの間の通信条件設定装置であって、 ツール側は、 所定時間毎に接続確認コマンドを送信する送信手段を持
    ち、 プログラマブルロジックコントローラ側は、 ツールからの接続確認コマンドを受信する通信ポート
    と、 上記通信ポートでの接続確認コマンドの受信に際して、
    通信不可であったことを条件に通信プロトコル若しくは
    通信速度のいずれかを変更し、正常受信できたことを条
    件に通信プロトコルおよび通信速度を固定する通信条件
    自動設定手段と、 を具備することを特徴とする通信条件設定装置。
  5. 【請求項5】 プログラマブルロジックコントローラと
    ツールとの間の通信条件設定装置であって、 ツール側は、 所定時間毎に接続確認コマンドを送信する送信手段を持
    ち、 プログラマブルロジックコントローラ側は、 ツールからの接続確認コマンドを受信する通信ポート
    と、 上記通信ポートでの接続確認コマンドの受信に際して、
    通信不可であったことを条件に通信プロトコル若しくは
    通信速度のいずれかを変更し、正常受信できたことを条
    件に通信プロトコルおよび通信速度を固定する通信条件
    自動設定手段と、 を具備し、 上記ツール側は、上記接続確認コマンドの送信に際して
    上記プログラマブルロジックコントローラ側との通信条
    件が設定不可の場合は通信異常処理をすることを特徴と
    する通信条件設定装置。
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