JPH079714A - ラインサーマルプリンタ - Google Patents

ラインサーマルプリンタ

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JPH079714A
JPH079714A JP15208693A JP15208693A JPH079714A JP H079714 A JPH079714 A JP H079714A JP 15208693 A JP15208693 A JP 15208693A JP 15208693 A JP15208693 A JP 15208693A JP H079714 A JPH079714 A JP H079714A
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JP
Japan
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platen
receipt
journal
thermal head
outer diameter
Prior art date
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Application number
JP15208693A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Otsuki
智廣 大槻
Hiroaki Hosomi
浩昭 細見
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】1本の直線状のプラテン軸22上と、プラテン
軸22に嵌挿・並設されたレシート用,ジャーナル用の
2個のプラテン23と、両プラテンにまたがって配置さ
れた1本のサーマルヘッド25と、サーマルヘッド25
を2個のプラテン23に押圧するバネ部材とからなり、
2個のプラテンは別の材質または形状またはゴム硬度か
らなる印字部を有するラインサーマルプリンタ。 【効果】並設されたプラテン上のレシート紙,ジャーナ
ル紙を1個のサーマルヘッドで印字した時、各々にかか
るヘッド押圧力が一定となり、印字濃淡,片当りの発生
しない良好な印字品質が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、並設されたレシート紙
・ジャーナル紙等の記録紙に印字するECRやPOS端
末に組み込まれるラインサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ECR等に使用される2ステーシ
ョンプリンタは、ジャーナルプリンタを2台並設する
か、1台のプリンタでレシート紙・ジャーナル紙をほぼ
同時に発行する形態となっている。ところが、近年、低
騒音・高速印字・漢字印刷等の要求が高まり、この種の
プリンタにラインサーマルプリンタを採用する動きが活
発化している。ラインサーマルプリンタではプラテンが
紙送りローラの役目も兼用しており、記録紙はプラテン
とサーマルヘッドに挟持されて紙送りされる。従って、
2ステーション用のラインサーマルプリンタでは2対の
サーマルヘッドとプラテンが必要となるが、最近ではサ
ーマルヘッドの価格が高いことからサーマルヘッドは1
個のタイプも現れてきている。しかし、何れの場合もプ
ラテンは同じ物を2個使用しており、プラテンゴムと軸
の1体型の物の2個使いか、1本の固定軸に中空状の同
一のプラテンを2個並設する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、2ステー
ションプリンタとするために、2対のヘッドとプラテン
を使用することはコストの点で論外として、1個のサー
マルヘッドと2個のプラテンを用いるタイプでは、コス
トの点から2個のプラテンを全く同一な物の2個使いと
したくなるのが一般的である。ところが、これが大きな
問題であり、2個のプラテンが正確に同一線上になけれ
ば、ヘッドとプラテンには均一な押圧がかからないた
め、まっすぐに紙送りが出来なかったり、紙とヘッドの
密着性が悪くなることから印字が薄くなったり片当りが
発生する等の問題点が生じていた。
【0004】図8及び図9は、従来例を示したものであ
り、プラテン3にサーマルヘッド5を押圧した時のプラ
テン軸2の変形と、プラテン3の状態の変化を述べたも
のである。ヘッド押圧バネ6によって付勢された剛体の
サーマルヘッド5は、フレーム1に左右を支持されたプ
ラテン軸2に並設した状態で嵌挿された2個のプラテン
3を、レシート紙11及びジャーナル紙10を介して押
圧する。すると、プラテン軸2は押圧された方向に曲が
って変形するため、当然、プラテン軸2に嵌挿されてい
るプラテン3もこれにつれて移動し、各々のプラテン3
は図のようにプリンタの中央側が左右端側よりサーマル
ヘッド5から遠ざかる。ところが、プラテン3は、円筒
状のゴム弾性部3aと中空のパイプ状の受け部3bとか
ら構成されており、ガタツキを防止するために内径を管
理する幅Wをできるだけ長く確保するようにしている
が、成形上の制約とコスト面から限度がある。この状態
でのプラテン3の動きを見ると、プラテン3はサーマル
ヘッド5の押圧力を受けて受け部3cを支点として反時
計周り方向に回転するため、見かけ上のサーマルヘッド
5とプラテン3の外周の隙間Cは、プラテン軸2の曲が
り量にもよるが、プラテン3の外周部がゴム弾性部3a
であることから余り大きくはならない。ところが、印字
品質に重要な影響を与えるプラテン3のサーマルヘッド
5から受ける押圧力からみると、プリンタの中央側で受
ける力P1は、プラテン3が時計回転方向に穴ガタ分逃
げてしまう可能性があるため、外側で受ける力P2より
小さくなる。従って、これにプラテンの偏心も加わった
時の左右の印字濃淡は大きくなり、重大な問題となって
いた。また、図9の側面図に示すように、この状態でジ
ャーナル側に巻取り動作が加わると、ジャーナル紙10
でプラテン3を引っ張ることから、ジャーナル側のプラ
テン3の外周が想像線のように変形すると共に、前述し
たプラテン3の時計回転方向の動きも強くなるため、フ
リーな状態で発行されるレシート紙11に比べて、より
顕著に印字濃淡が発生する等の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は従来の
前述した課題を解決するために、 (1) 円筒形状のレシート用プラテンと、レシート用
プラテンに並設し、直線上に配置されたジャーナル用プ
ラテンと、レシート用プラテンとジャーナル用プラテン
の両者に対向配置され、記録紙を挟持する1本の長尺状
のサーマルヘッドと、サーマルヘッドをレシート用プラ
テンとジャーナル用プラテンに押圧する押圧手段とを有
し、レシート用プラテンとジャーナル用プラテンは各々
独立して回転可能な状態に軸支され、ジャーナル用プラ
テンの円筒部の少なくとも一部においては、外径が前記
ート用プラテンの外径よりも0.1〜0.5mm大きく
設定されていることを特徴とする。
【0006】(2) ジャーナル用プラテンの円筒部
は、外径の差が0.1〜0.5mmのテーパー状に成っ
ていることを特徴とする。
【0007】(3) 円筒形状のレシート用プラテン
と、レシート用プラテンに並設し、直線上に配置された
ジャーナル用プラテンと、レシート用プラテンとジャー
ナル用プラテンの両者に対向配置され、記録紙を挟持す
る1本の長尺状のサーマルヘッドと、サーマルヘッドを
レシート用プラテンとジャーナル用プラテンに押圧する
押圧手段とを有し、レシート用プラテンとジャーナル用
プラテンは各々独立して回転可能な状態に軸支され、ジ
ャーナル用プラテンの円筒部は、レシート用プラテンの
円筒部よりも圧縮永久歪の小さい特性を有する異なった
材質からなることを特徴とする。
【0008】(4) レシート用プラテンの円筒部はN
BRゴムで形成されており、ジャーナル用プラテンの円
筒部はシリコンゴムで形成されていることを特徴とす
る。
【0009】(5) 円筒形状のレシート用プラテン
と、レシート用プラテンに並設し、直線上に配置された
ジャーナル用プラテンと、レシート用プラテンとジャー
ナル用プラテンの両者に対向配置され、記録紙を挟持す
る1本の長尺状のサーマルヘッドと、サーマルヘッドを
レシート用プラテンとジャーナル用プラテンに押圧する
押圧手段とを有し、レシート用プラテンとジャーナル用
プラテンは各々独立して回転可能な状態に軸支され、ジ
ャーナル用プラテンの円筒部はレシート用プラテンの円
筒部よりも、約5度ゴム硬度が高いことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の上記(1)の構成によれば、巻取り動
作によりジャーナル側のプラテンが固定軸に対して、固
定軸の外径とジャーナル側のプラテンの内径差分の傾き
が生じ、ヘッドの押圧力以外の外力を受けないレシート
側のプラテンとの平行度及び均一な押圧力が確保できな
い場合でも、ジャーナル側の外径をレシート側より僅か
に大きく設定することにより、ほぼ均一な押圧力がレシ
ート・ジャーナル両側にかかり、印字濃淡のない良好な
印字品質を得ることが出来る。
【0011】また本発明の上記(2)の構成によれば、
固定軸上に並設された2個のプラテンの近接側の外径を
各々外側より僅かに大きく設定することにより、ヘッド
の押圧力で固定軸の中央部が多少曲がっても、2個のプ
ラテンにはほぼ均一な押圧力がかかり、印字濃淡のない
良好な印字品質を確保することが出来る。
【0012】また本発明の上記(3),(4)の構成に
よれば、レシート紙とジャーナル紙のそれぞれの使用条
件にマッチした材質のプラテンを組合せ使用することに
より、2ステーションプリンタとして機能・耐久性を満
たすことが出来る。例えば、レシート側は印字行以外に
もデザイン上から余分に紙送りをすることが多い上、客
に渡す関係からレシート紙の切断による紙粉がプラテン
の外周に付着し易いため、プラテンの材質を機械的摩耗
に強く異物の付着しにくいNBRにし、ジャーナル側は
巻取り装置によるジャーナル紙の引張力により、絶えず
ヘッドの押圧力以外の外力を受けることによりへこみ跡
が着き易いために、圧縮永久歪に強いシリコンゴムにす
ることなどが考えられる。
【0013】また更に本発明の上記(5)の構成によれ
ば、ジャーナル側のゴム硬度をレシート側より高めに設
定することにより、ジャーナル紙の巻取り力によるプラ
テンのゴム部の変形等を少なくすることが出来るため、
レシート側・ジャーナル側共に良好な印字品質が得られ
る。
【0014】以上作用について説明したが、前述の本発
明は単独で実施しても効果があるが、組み合わせて実施
しても効果があることは言うまでもない。
【0015】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。図1は本発明に係るラインサーマルプリンタの基本
構造を示す平断面図であり、サーマルヘッド25がプラ
テン23に軽く接した状態を示している。フレーム21
に直線状のプラテン軸22が固定され、プラテン軸22
に同一形状の2組のプラテン23が左右対象の配置をと
って並設して嵌挿されている。プラテン23の構造は、
中芯部が中空パイプで、その周りが円筒状のゴムで形成
されており、一端にはプラテン歯車29が具備されてい
る。左右のプラテン23の間及びプラテン23のゴム部
とプラテン歯車29の間には紙案内24が設けられ、2
組の紙経路24a、24bが形成されている。レシート
・ジャーナルといった2種類の記録紙は各々別々に紙経
路24a、24bを通ることになる。また、この紙案内
24は2本のプラテン23の軸方向のガタつきを抑える
役割も果たしている。印字手段としてのサーマルヘッド
25は2本のプラテン23にまたがって配置されてい
る。また、サーマルヘッド25はある程度揺動可能な状
態で支持されており、サーマルヘッド25の背面に配置
された複数の押圧バネ26の力を受け、2本のプラテン
23のラジアル方向に押圧されている。この時、サーマ
ルヘッド25と各プラテン23は密着して平行となるた
め、2本のプラテン23には同じ押圧力が均一にかかっ
ている。このことがラインサーマルプリンタにとって如
何に重要なことであり、本発明が如何に有効であるかに
ついては跡で詳しく述べる。さて、2種類の記録紙は紙
案内24に各々案内されてプラテン23に巻装され、プ
ラテン23とサーマルヘッド25に挟持された状態で摩
擦力によって紙送りされる。モータ27は各プラテン2
3に対応して2組設けられ、各々のモータ27は歯車輪
列群28を介して2本のプラテン23を別々に回転させ
る。以上が本発明を用いたラインサーマルプリンタの基
本構造であり、以下その詳細に付いて説明する。
【0016】図2は本発明のラインサーマルプリンタの
全体の斜視図であり、図3はプラテン23とプラテン軸
22の部分を抜きだした斜視図である。
【0017】図4は本発明の1実施例を述べたものであ
り、左右のフレーム21に支持されたプラテン軸22上
に直線上に並設されたプラテン23にサーマルヘッド2
5の押圧がかかっていない状態を示す。2個のプラテン
23は、外側に配した円筒状のゴム弾性体部23aと、
内側に配したパイプ状の受け部23bとからなり、各々
独自に回転可能である。またプラテン23の外径は、プ
リンタの中央側の径D1が外側の径D2より0.1〜
0.5mm大きく設定してある。
【0018】この状態からサーマルヘッド25をプラテ
ン23に押圧した状態が図5であり、この状態でのプラ
テン23の動きを見ると、プラテン23はサーマルヘッ
ド25の押圧力を受けて受け部23cを支点として反時
計周り方向に回転するため、見かけ上は、外径の差によ
りテーパー状になったプラテン23の中央側は外側より
強くサーマルヘッド25と接触するようになる。ところ
が、プラテンの内径d1とプラテン軸22の外径には約
0.01〜0.08mmのガタがあるため、そのガタ分
はプラテン23が逃げる形となる。従って、本発明では
ガタで逃げる量とプラテン軸22の曲がり量を加味した
量(0.1〜0.5mm)をプラテン23のテーパー量
とし、D1,D2を設定してある。この状態では、図の
A部でプラテン軸22とプラテン23の内径部が度当た
るため、プラテン23には均一な押圧力が加わる。
【0019】図6は、ジャーナル紙側に巻取り動作が加
わった場合の実施例であり、従来例の問題点でも説明し
たように、巻取るジャーナル紙10の矢印方向の引張力
によりジャーナル側のプラテン23のプリンタ中央側
は、より一層サーマルヘッド25から遠ざかる方向に移
動するため、プリンタの中央側のプラテン径D1は、外
側の外径D2より0.1〜0.5mm大きく設定してあ
る。また、この場合のレシート側のプラテン23dの外
径D3は、(D1+D2)/2が最適である。
【0020】図7は、図6と同様にジャーナル紙側に巻
取り動作が加わった場合の他の実施例である。ジャーナ
ル側のプラテン33はストレートな円筒形状を成し、外
径D1はレシート側のプラテン33dの外径D2より
0.1〜0.5mm大きくすることにより、サーマルヘ
ッドの押圧力によりプラテン軸52が曲がったり、巻取
り時のジャーナル紙の巻取り力が加わった場合でも、図
6に示した実施例と同様に良好な印字品質が得られる。
【0021】以上の説明は、プラテンがプラテン軸との
間で各々独自に回転する構成に付いて行ったが、プラテ
ンをプラテン軸に焼付け等により1体化した場合でも、
プラテン軸の曲がりなどの発生する条件は同じ為、本発
明によると同様の効果が得られる。
【0022】また、プラテンの材質は、レシート側,ジ
ャーナル側とも同じものが使われるのが一般的である
が、用途に応じた材質を各々に選択使用することによ
り、より効果を高めることができる。例えば、レシート
側は印字行以外にもデザイン上から余分に紙送りをする
ことが多い上、レシートとして客に渡す関係からレシー
ト紙の切断による紙粉がプラテンの外周に付着し易いた
め、高耐久性が要求される。そこで本発明では、レシー
ト側のプラテンの材質を機械的摩耗に強く異物が付着し
にくくコストの安いNBRにし、ジャーナル側は巻取り
装置によるジャーナル紙の引張力により、絶えずヘッド
の押圧力以外の外力を受けることによりへこみ跡が着き
易いために、圧縮永久歪の少ないシリコンゴムにする。
シリコンゴムは耐熱性もよく、優れた特性を備えている
反面、加工性が悪いためと材料費が高いために大幅なコ
ストアップとなるため、両側にシリコンを用いるのは得
策ではない。
【0023】さらに、本発明ではレシート側とジャーナ
ル側のプラテンの硬度に差を持たせて設定している。ラ
インサーマルプリンタの場合、サーマルヘッドの発熱体
部とプラテンの接触面は1直線にするとともに、均一な
押圧力がプラテンにかかることが理想である。ところ
が、サーマルヘッドとプラテンの機械的な位置のバラツ
キ・押圧によるプラテン軸の曲がり・ジャーナル紙の巻
取り力によるプラテンの位置の移動とゴム部の変形等の
ため、良好な印字品質を確保するのが困難である。そこ
で、本発明ではレシート側のプラテン硬度は40度、ジ
ャーナル側のプラテン硬度は45度に設定している。こ
うしてジャーナル側のゴム硬度を高めに設定することに
より、前述したようなジャーナル紙の巻取り力によるプ
ラテンのゴム部の変形等を少なくすることが出来るた
め、レシート側・ジャーナル側共に良好な印字品質が得
られる。
【0024】以上、本発明の実施例としてレシート側と
・プラテン側の、形状・材質・ゴム硬度に差を設けるこ
とを説明したが、これは各々単独で実施しても効果があ
るが、組み合わせるとより効果がアップすることは言う
までもない。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明では、並設され
た複数のプラテンの形状または材質またはゴム硬度を、
単独もしくは組み合わせて差を持たせることにより、サ
ーマルヘッドとプラテンの機械的な位置のバラツキ・押
圧によるプラテン軸の曲がり・ジャーナル紙の巻取り力
によるプラテンの位置の移動とゴム部の変形等に起因し
た印字濃淡や印字片当りを防止でき、非常に有益なもの
である。
【0026】まずジャーナル側のプラテンの外径をレシ
ート側より僅かに大きく設定するか、プラテン形状をテ
ーパー状にすることにより、ヘッドの押圧力で固定軸の
中央部が多少曲がり、プラテンがサーマルヘッドから逃
げる方向に移動したり、巻取りによるプラテンの潰れ等
が生じた場合ても、2個のプラテンの左右にはほぼ均一
な押圧力がかかり、印字濃淡のない良好な印字品質を確
保することが出来る。またレシート側は印字行以外にも
デザイン上から余分に紙送りをすることが多い上、客に
渡す関係からレシート紙の切断による紙粉がプラテンの
外周に付着し易いため、プラテンの材質を機械的摩耗に
強く異物の付着しにくいNBRにし、ジャーナル側を圧
縮永久歪の少ないシリコンにするなど、用途に応じた材
質を各々に選択使用することにより、最小のコストアッ
プで耐久性と良好な印字品質を得ることができる。また
更にジャーナル側のゴム硬度を高めに設定することによ
り、前述したようなジャーナル紙の巻取り力によるプラ
テンのゴム部の変形等を少なくすることが出来るため、
レシート側・ジャーナル側共に良好な印字品質が得られ
る。
【0027】以上効果について詳述したが、前述の各発
明は単独で実施しても効果があるが、組み合わせて実施
しても効果があることは言うまでもない。また、プラテ
ンは固定のプラテン軸に対して回転する構造として説明
したが、プラテン軸と1体構造となってもその効果を損
なうものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプリンタの基本構造の平断面
図。
【図2】 本発明に係るプリンタの全体の斜視図。
【図3】 本発明に係るプリンタのプラテンとプラテン
軸を抜きだした斜視図。
【図4】 本発明に係るプリンタの印字部の平断面図
(押圧前)。
【図5】 本発明に係るプリンタの印字部の平断面図
(押圧時)。
【図6】 本発明に係るプリンタのプラテンがテーパー
形状の実施例の平面図。
【図7】 本発明に係るプリンタのプラテンの外径に差
を設けた実施例の平面図。
【図8】 従来例の印字部の平断面図(押圧時)。
【図9】 従来例の印字部の側面図。
【符号の説明】
21 フレーム 22 プラテン軸 23 プラテン 23a プラテンのゴム弾性部 23b プラテンの受け部 25 サーマルヘッド 11 レシート紙 10 ジャーナル紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状のレシート用プラテンと、該レ
    シート用プラテンに並設し、直線上に配置されたジャー
    ナル用プラテンと、前記レシート用プラテンと前記ジャ
    ーナル用プラテンの両者に対向配置され、記録紙を挟持
    する1本の長尺状のサーマルヘッドと、前記サーマルヘ
    ッドを前記レシート用プラテンと前記ジャーナル用プラ
    テンに押圧する押圧手段とを有し、前記レシート用プラ
    テンと前記ジャーナル用プラテンは各々独立して回転可
    能な状態に軸支され、前記ジャーナル用プラテンの円筒
    部の少なくとも一部においては、外径が前記レシート用
    プラテンの外径よりも0.1〜0.5mm大きく設定さ
    れていることを特徴とするラインサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ジャーナル用プラテンの円筒部は、
    外径の差が0.1〜1.0mmのテーパー状に成ってい
    ることを特徴とする請求項1記載のラインサーマルプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 円筒形状のレシート用プラテンと、該レ
    シート用プラテンに並設し、直線上に配置されたジャー
    ナル用プラテンと、前記レシート用プラテンと前記ジャ
    ーナル用プラテンの両者に対向配置され、記録紙を挟持
    する1本の長尺状のサーマルヘッドと、前記サーマルヘ
    ッドを前記レシート用プラテンと前記ジャーナル用プラ
    テンに押圧する押圧手段とを有し、前記レシート用プラ
    テンと前記ジャーナル用プラテンは各々独立して回転可
    能な状態に軸支され、前記ジャーナル用プラテンの円筒
    部は、前記レシート用プラテンの円筒部よりも圧縮永久
    歪の小さい特性を有する、異なった材質からなることを
    特徴とするラインサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】前記レシート用プラテンの円筒部はNBR
    ゴムで形構成されており、前記ジャーナル用プラテンの
    円筒部はシリコンゴムで形成されていることを特徴とす
    る請求項3記載のラインサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】円筒形状のレシート用プラテンと、該レシ
    ート用プラテンに並設し、直線上に配置されたジャーナ
    ル用プラテンと、前記レシート用プラテンと前記ジャー
    ナル用プラテンの両者に対向配置され、記録紙を挟持す
    る1本の長尺状のサーマルヘッドと、前記サーマルヘッ
    ドを前記レシート用プラテンと前記ジャーナル用プラテ
    ンに押圧する押圧手段とを有し、前記レシート用プラテ
    ンと前記ジャーナル用プラテンは各々独立して回転可能
    な状態に軸支され、前記ジャーナル用プラテンの円筒部
    は前記レシート用プラテンの円筒部より約5度ゴム硬度
    が高いことを特徴とするラインサーマルプリンタ。
JP15208693A 1993-06-23 1993-06-23 ラインサーマルプリンタ Pending JPH079714A (ja)

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JPH079714A true JPH079714A (ja) 1995-01-13

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JP (1) JPH079714A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5622308A (en) * 1995-04-26 1997-04-22 Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Paper container for fluid substances, and inside lid therefor
US7048354B2 (en) 2001-08-10 2006-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus

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