JPH07388B2 - 紙送り装置 - Google Patents
紙送り装置Info
- Publication number
- JPH07388B2 JPH07388B2 JP61122522A JP12252286A JPH07388B2 JP H07388 B2 JPH07388 B2 JP H07388B2 JP 61122522 A JP61122522 A JP 61122522A JP 12252286 A JP12252286 A JP 12252286A JP H07388 B2 JPH07388 B2 JP H07388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- platen
- rollers
- roller
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は小型のプリンタやタイプライタ等の印字装置に
用いられる紙送り装置に関するものである。
用いられる紙送り装置に関するものである。
従来の技術 現在、コンピュータ用のプリンタやタイプライタが広く
用いられている。これらの機械には紙を送る紙送り装置
があり、その構造はすべて紙送りプラテンとローラの間
に紙を圧接し、紙送りプラテンの回転によって紙の移動
を行っている。幅の広い紙を送る場合、ローラは軸方向
に複数個配置される場合が多く、一般には3個がよく用
いられている。
用いられている。これらの機械には紙を送る紙送り装置
があり、その構造はすべて紙送りプラテンとローラの間
に紙を圧接し、紙送りプラテンの回転によって紙の移動
を行っている。幅の広い紙を送る場合、ローラは軸方向
に複数個配置される場合が多く、一般には3個がよく用
いられている。
以下図面を参照しながら、従来の紙送り装置について説
明する。
明する。
第3図は従来の3個のローラを持つ紙送り装置を示すも
のである。第3図において、1は紙送り用のプラテン、
2は上記プラテン1に平行な軸、3a,3b,3cは上記軸2に
支持されたローラ、4は上記軸2の両端を支持する支持
部材、5はローラ付勢用のばねである。ローラ3a,3b,3c
は1本の軸2に配置され、その軸2の両端に掛けられた
2個のばね5により紙送り用プラテン1に圧接されるよ
うになっている。
のである。第3図において、1は紙送り用のプラテン、
2は上記プラテン1に平行な軸、3a,3b,3cは上記軸2に
支持されたローラ、4は上記軸2の両端を支持する支持
部材、5はローラ付勢用のばねである。ローラ3a,3b,3c
は1本の軸2に配置され、その軸2の両端に掛けられた
2個のばね5により紙送り用プラテン1に圧接されるよ
うになっている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構造のものでは、軸2の長さが長い
時、あるいは軸2の径が細く剛性が低い時など、ばね5
により軸2はたわみ、中央のローラ3aの圧接力は左右の
2個のローラ3b,3cの圧接力よりも低くなる。また、軸
2のたわみが大きい時には中央のローラ3aは紙送り用プ
ラテン1より離れてしまいプラテン1に紙を圧接しなく
なり、正確な紙送りを行うことは出来ない。そのため、
軸2のたわみを最小限にするように軸の径を大きくする
必要があり、コスト的,スペース的に不利になる欠点が
あった。
時、あるいは軸2の径が細く剛性が低い時など、ばね5
により軸2はたわみ、中央のローラ3aの圧接力は左右の
2個のローラ3b,3cの圧接力よりも低くなる。また、軸
2のたわみが大きい時には中央のローラ3aは紙送り用プ
ラテン1より離れてしまいプラテン1に紙を圧接しなく
なり、正確な紙送りを行うことは出来ない。そのため、
軸2のたわみを最小限にするように軸の径を大きくする
必要があり、コスト的,スペース的に不利になる欠点が
あった。
本発明は上記問題点に鑑み、ローラ用の軸が比較的細く
ても複数個のローラを紙送り用のプラテンに均一に圧接
できる紙送り装置を提供するものである。
ても複数個のローラを紙送り用のプラテンに均一に圧接
できる紙送り装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の紙送り装置は、紙
送り用のプラテンと、プラテンに対して平行に配置され
た軸と、軸にほぼ等間隔に配置された複数個のローラ
と、軸を支持する第1の保持孔が設けられ第1の軸保持
部を両端部に有し、そして軸に平行なたわみ部を有して
おり、軸を支持してローラをプラテンに対し接離可能に
回動させる支持部材と、支持部材を介しローラをプラテ
ンに圧接する方向に付勢するための支持部材の両端に設
けられた2個の付勢部材と、軸を支持する第2の保持孔
を有し、たわみ部に設けられ軸の中央部を支える第2の
軸保持部とを備え、第1の保持孔を第2の保持孔に比べ
大に設定し、付勢部材によってローラをプラテンに圧接
したときに複数のローラのそれぞれがほぼ均等な圧接力
でもってプラテンに当接する構成を有する。
送り用のプラテンと、プラテンに対して平行に配置され
た軸と、軸にほぼ等間隔に配置された複数個のローラ
と、軸を支持する第1の保持孔が設けられ第1の軸保持
部を両端部に有し、そして軸に平行なたわみ部を有して
おり、軸を支持してローラをプラテンに対し接離可能に
回動させる支持部材と、支持部材を介しローラをプラテ
ンに圧接する方向に付勢するための支持部材の両端に設
けられた2個の付勢部材と、軸を支持する第2の保持孔
を有し、たわみ部に設けられ軸の中央部を支える第2の
軸保持部とを備え、第1の保持孔を第2の保持孔に比べ
大に設定し、付勢部材によってローラをプラテンに圧接
したときに複数のローラのそれぞれがほぼ均等な圧接力
でもってプラテンに当接する構成を有する。
作用 上記の構成によれば、ローラを配置した軸を支える支持
部材の両端に設けられたばねなどの付勢部材により、ロ
ーラがプラテンに圧接される時、複数のローラはほぼ同
時にプラテンに接触する。つまり、支持部材の両端に設
けた付勢部材によって軸の中央がたわまされると、その
軸の中央部が支持部材に設けた保持部に支えられている
ことからプラテンに対する平行度を確保することができ
ることとなり、上記軸の両端にも付勢力が作用するも軸
に配置した複数個のローラは均一にプラテンに圧接され
る。
部材の両端に設けられたばねなどの付勢部材により、ロ
ーラがプラテンに圧接される時、複数のローラはほぼ同
時にプラテンに接触する。つまり、支持部材の両端に設
けた付勢部材によって軸の中央がたわまされると、その
軸の中央部が支持部材に設けた保持部に支えられている
ことからプラテンに対する平行度を確保することができ
ることとなり、上記軸の両端にも付勢力が作用するも軸
に配置した複数個のローラは均一にプラテンに圧接され
る。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面に基づき説明す
る。
る。
第1図に本発明の一実施例を示す。第1図において、紙
送り用プラテン1には軸2が平行に配置され、その軸2
にほぼ等間隔に配置された3個のローラ3a,3b,3cが支持
部材4の両端に設けられたばね5によってプラテン1に
圧接されるようになっている。この支持部材4には両端
に軸保持片4b、中央部に軸保持片4aの4つの軸保持片4
a,4bが設けられており、外側2ケの軸保持片4bの孔4b1
は内側2ケの軸保持片4aの孔4a1より大きい。このため
支持部材4がばね5の付勢力に打ち勝ってプラテン1か
らローラ3が離間される方向に移動され、ローラ3がプ
ラテン1に圧接されていなければ、支持部材4は図中
4′に示すようにたわみがなく、外側2ケ所の軸保持片
4bの孔4b1は軸2より離れ、内側2ケ所の軸保持片4aの
孔4a1によって軸2は支持されている。この状態からば
ね5が作用し、支持部材4をプラテン1に対してローラ
3を付勢して行く方向に移動すると、内側2ケ所の保持
片4aの孔4a1により支えられた3個のローラ3a,3b,3cは
中央のローラ3aが最も高い圧接力となる。次にローラ3
a,3b,3cがプラテン1に当り、ばね5による支持部材4
のプラテン1側への移動がなくなると、ばね5は支持部
材4を図中4の状態にたわませ、支持部材4の外側の軸
保持片4bの孔4b1が軸2に接触し、左右のローラ3b,3cの
外側をプラテン1に圧接する。もって3つのローラ3a,3
b,3cは4ケ所の保持片4a,4bによりプラテン1に均一に
圧接される。
送り用プラテン1には軸2が平行に配置され、その軸2
にほぼ等間隔に配置された3個のローラ3a,3b,3cが支持
部材4の両端に設けられたばね5によってプラテン1に
圧接されるようになっている。この支持部材4には両端
に軸保持片4b、中央部に軸保持片4aの4つの軸保持片4
a,4bが設けられており、外側2ケの軸保持片4bの孔4b1
は内側2ケの軸保持片4aの孔4a1より大きい。このため
支持部材4がばね5の付勢力に打ち勝ってプラテン1か
らローラ3が離間される方向に移動され、ローラ3がプ
ラテン1に圧接されていなければ、支持部材4は図中
4′に示すようにたわみがなく、外側2ケ所の軸保持片
4bの孔4b1は軸2より離れ、内側2ケ所の軸保持片4aの
孔4a1によって軸2は支持されている。この状態からば
ね5が作用し、支持部材4をプラテン1に対してローラ
3を付勢して行く方向に移動すると、内側2ケ所の保持
片4aの孔4a1により支えられた3個のローラ3a,3b,3cは
中央のローラ3aが最も高い圧接力となる。次にローラ3
a,3b,3cがプラテン1に当り、ばね5による支持部材4
のプラテン1側への移動がなくなると、ばね5は支持部
材4を図中4の状態にたわませ、支持部材4の外側の軸
保持片4bの孔4b1が軸2に接触し、左右のローラ3b,3cの
外側をプラテン1に圧接する。もって3つのローラ3a,3
b,3cは4ケ所の保持片4a,4bによりプラテン1に均一に
圧接される。
なお、この実施例において、支持部材4の4ケ所の軸保
持片4a,4bの保持孔の形状は、第2図イ,ロ,ハに示す
ように支持部材のたわみ力の効果が得られれば、孔の形
状は長孔であっても軸と同じ径であっても、一部切り欠
いてもよい。
持片4a,4bの保持孔の形状は、第2図イ,ロ,ハに示す
ように支持部材のたわみ力の効果が得られれば、孔の形
状は長孔であっても軸と同じ径であっても、一部切り欠
いてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、紙送り用のプラテンと、このプ
ラテンと略平行に配置された軸と、この軸に略等間隔に
配置された複数個のローラと、上記軸の両端を支持しロ
ーラをプラテンに対し接離可能に回動する支持部材と、
前記プラテンに対しローラが圧接する方向に付勢する如
く支持部材の両端に設けられた2個の付勢部材を備え、
上記支持部材には上記ローラのそれぞれがほぼ均一の圧
接力でもってプラテンに当接するように上記軸の中央部
を支える保持部を構成したので、付勢部材によってロー
ラがプラテンに当接される時の軸のたわみを吸収してプ
ラテンに対する軸の平行度を確保することができる。も
って、比較的細い軸を用いても複数個のローラをプラテ
ンに均等に圧接することができる。
ラテンと略平行に配置された軸と、この軸に略等間隔に
配置された複数個のローラと、上記軸の両端を支持しロ
ーラをプラテンに対し接離可能に回動する支持部材と、
前記プラテンに対しローラが圧接する方向に付勢する如
く支持部材の両端に設けられた2個の付勢部材を備え、
上記支持部材には上記ローラのそれぞれがほぼ均一の圧
接力でもってプラテンに当接するように上記軸の中央部
を支える保持部を構成したので、付勢部材によってロー
ラがプラテンに当接される時の軸のたわみを吸収してプ
ラテンに対する軸の平行度を確保することができる。も
って、比較的細い軸を用いても複数個のローラをプラテ
ンに均等に圧接することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す紙送り装置の斜視図、
第2図イ,ロ,ハは支持部材の保持部形状を示す斜視
図、第3図は従来の紙送り装置の斜視図である。 1……紙送り用のプラテン、2……軸、3a,3b,3c……ロ
ーラ、4……支持部材、4a,4b……軸保持片、5……ば
ね。
第2図イ,ロ,ハは支持部材の保持部形状を示す斜視
図、第3図は従来の紙送り装置の斜視図である。 1……紙送り用のプラテン、2……軸、3a,3b,3c……ロ
ーラ、4……支持部材、4a,4b……軸保持片、5……ば
ね。
Claims (1)
- 【請求項1】紙送り用のプラテンと、前記プラテンに対
して平行に配置された軸と、前記軸にほぼ等間隔に配置
された複数個のローラと、前記軸を支持する第1の保持
孔が設けられた第1の軸保持部を両端部に有し、そして
前記軸に平行なたわみ部を有しており、前記軸を支持し
て前記ローラを前記プラテンに対し接離可能に回動させ
る支持部材と、前記支持部材を介し前記ローラを前記プ
ラテンに圧接する方向に付勢するための前記支持部材の
両端に設けられた2個の付勢部材と、前記軸を支持する
第2の保持孔を有し、前記たわみ部に設けられ前記軸の
中央部を支える第2の軸保持部とを備え、前記第1の保
持孔を前記第2の保持孔に比べ大に設定し、前記付勢部
材によって前記ローラを前記プラテンに圧接したときに
前記複数のローラのそれぞれがほぼ均等な圧接力でもっ
て前記プラテンに当接するように構成したことを特徴と
する紙送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122522A JPH07388B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 紙送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61122522A JPH07388B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 紙送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62278069A JPS62278069A (ja) | 1987-12-02 |
JPH07388B2 true JPH07388B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=14837932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61122522A Expired - Lifetime JPH07388B2 (ja) | 1986-05-28 | 1986-05-28 | 紙送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07388B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2517336Y2 (ja) * | 1987-08-18 | 1996-11-20 | 株式会社テック | 用紙送り装置 |
EP0581276B1 (en) * | 1992-07-31 | 2001-11-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet conveying apparatus |
DE102014225206B4 (de) * | 2014-12-09 | 2019-09-05 | Koenig & Bauer Ag | Rollen-Druckmaschine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5619345U (ja) * | 1979-07-20 | 1981-02-20 |
-
1986
- 1986-05-28 JP JP61122522A patent/JPH07388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62278069A (ja) | 1987-12-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |