JP2854510B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2854510B2
JP2854510B2 JP22428593A JP22428593A JP2854510B2 JP 2854510 B2 JP2854510 B2 JP 2854510B2 JP 22428593 A JP22428593 A JP 22428593A JP 22428593 A JP22428593 A JP 22428593A JP 2854510 B2 JP2854510 B2 JP 2854510B2
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JP
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platen
thermal head
axis
bearing
eccentric
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JP22428593A
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英和 石井
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンとサーマルヘ
ッドとの間に挿通された記録紙に印字し、プラテンの回
転により記録紙を搬送するサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、一般的なサーマルプリンタの構造
を図5に示す。1はプラテンである。このプラテン1か
ら突出するプラテン軸2を回転自在に支承する軸受3は
相対向する側板4に設けられている。これらの側板4に
は、サーマルヘッド5を支持するヘッド支持体6が支軸
7により回動自在に取り付けられている。サーマルヘッ
ド5は、多数の発熱素子(図示せず)がプラテン1の軸
方向に沿って形成された基板8とこの基板8を保持する
ベース9とよりなる。このベース9は支軸10によりヘ
ッド支持体6に回動自在に保持されている。また、ヘッ
ド支持体6の内面の両側とベース9の両側との間には複
数の圧縮ばね11が介装されている。なお、ヘッド支持
体6は、図示しないがプリンタの開閉カバーにより上方
への動きが阻止され、この状態で、サーマルヘッド5は
圧縮ばね11の付勢力によりプラテン1に圧接される。
したがって、プラテン1とサーマルヘッド5との間に図
示しないが記録紙とインクリボンとを挿通し、サーマル
ヘッド5の所望の発熱素子を発熱させることにより、イ
ンクリボンのインクが記録紙に転写される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッド5をプ
ラテン1に圧接する圧縮ばね11の強さは、製造条件に
よって所望の設定値に対してバラツキが生じる。一方、
サーマルヘッド5は支軸10の周囲の遊びの範囲で多少
動き得るため、圧縮ばね11の強さにバラツキがある
と、プラテン1の両側においてサーマルヘッド5の圧接
力に差異が生ずる。この場合には、プラテン1の両側に
おいて記録紙に与える搬送力に差異が生じるため記録紙
が蛇行する問題がある。また、記録紙の両側において印
字の濃淡差が生ずるおそれがある。圧縮ばね11の強さ
を選別し、強さの等しいもの同士をセットにしてプラテ
ン1の両側におけるサーマルヘッド5の圧接力を等しく
する方法もあるが、そのような作業は極めて面倒であ
り、生産性が低下するので避けなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転自在のプ
ラテンに対してサーマルヘッドを接離自在に保持するヘ
ッド支持体を設け、このヘッド支持体と前記サーマルヘ
ッドとの間に介装された複数の圧縮ばねの付勢力により
前記サーマルヘッドを前記プラテンに圧接するようにし
たサーマルプリンタにおいて、前記プラテンの両端から
突出するプラテン軸を回転自在に支承する複数の軸受の
少なくとも一方に、外周の半径の中心が前記プラテン軸
の軸心に対して偏心された偏心部を形成し、短径が前記
偏心部を回転自在に嵌合保持する寸法に定められ長径が
前記プラテンに対する前記サーマルヘッドの接触面と略
平行な方向における前記偏心部の変位を許容する寸法に
定められた長孔が形成された軸受支持体を設け、前記プ
ラテン軸の軸心上においてその軸心に対する同心円部に
着脱自在に嵌合される切欠を有する案内部を前記サーマ
ルヘッドの両側に配設した。
【0005】
【作用】偏心部が形成された軸受を回転させると、偏心
部の外周の半径の中心の回りをプラテン軸の軸心が変位
するため、サーマルヘッドに対するプラテンの外周の両
側の間隔を変えることができ、これにより、サーマルヘ
ッドの両側を付勢する複数の圧縮ばねのそれぞれの強さ
に応じて撓み量が調節されるため、プラテンの両側にお
けるサーマルヘッドの圧接力を等しくすることが可能と
なる。また、プラテン軸の軸心上における同心円部と、
サーマルヘッドの両側の案内部に形成された切欠との嵌
合により、搬送される記録紙に対して垂直な方向から見
てサーマルヘッドとプラテンとは平行状態に維持され
る。
【0006】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。図5において説明した従来例と同一部
分は同一符号を用い説明も省略する(以下同様)。図1
に示すように、プラテン1の左端から突出するプラテン
軸2を回転自在に支承する軸受3と、プラテン1の右端
から突出するプラテン軸2を回転自在に支承する軸受1
2とは、軸受支持体である側板4に設けられている。軸
受12は、プラテン軸2の軸心に対して外周の半径の中
心が偏心された偏心部13と、前記側板4の外側面に当
接するフランジ14と、プラテン軸2の軸心に対して外
周が同心円となる同心円部15と、フランジ14に連続
された弾性片16とを有する。この弾性片16の先端に
は突起17が形成されている。
【0007】前記軸受3は左方の前記側板4に形成され
た円孔18に嵌合されている。そして、左方のプラテン
軸2は左方の側板4の内方から軸受3に挿入され、その
先端部には止め輪19が止着される環状溝20が形成さ
れている。右方の前記側板4には長孔21が形成されて
いる。この長孔21の短径は前記軸受12の前記偏心部
13を回転自在に保持する寸法に定められ、長径は前記
プラテン1に対する前記サーマルヘッド5の接触面と略
平行な方向における前記偏心部13の変位を許容する寸
法に定められている。そして、右方のプラテン軸2の端
部には止め輪19が止着される環状溝20が形成されて
いる。さらに、右側の側板4には、長孔21の中心を中
心とする半径上に配列されて前記弾性片16の突起17
に選択的に係合さける複数の係止孔22が形成されてい
る。さらに、前記サーマルヘッド5が有する前記ベース
9の両側には、下端が開口する切欠23を有する案内部
24が下方に向けて折曲されている。右側の案内部24
の切欠23の幅は、前記軸受12の前記同心円部15の
外径と一致され、左側の案内部24の切欠23の幅は、
プラテン軸2の軸心に対する同心円部25の径に一致さ
れている。本実施例において、左方の同心円部25はプ
ラテン軸2の外周面そのものが利用されている。
【0008】このような構成において、左方のプラテン
軸2を支承する軸受3の軸心は常に一定である。右方の
軸受12の偏心部13が嵌合された長孔21は、プラテ
ン1に対するサーマルヘッド5の接触面と略平行な方向
(図1における矢印A方向)に長いため、軸受12の矢
印A方向の変位は可能であるが、この矢印Aと直交する
上下方向の軸受12の動きは規制される。
【0009】このため、軸受12を回転させると、偏心
部13の外周の半径の中心の回りをプラテン軸2の軸心
が変位するため、サーマルヘッド5に対するプラテン1
の外周の両側の間隔を変えることができ、これにより、
サーマルヘッド5の両側を付勢する複数の圧縮ばね11
のそれぞれの強さに応じて撓み量を調節し、プラテン1
の両側におけるサーマルヘッド5の圧接力を等しくする
ことが可能となる。この場合、右側のプラテン軸2の端
部の軸心は、偏心部13の外周の半径の中心の回りを変
位するが、偏心部13を長孔21の長手方向に沿って変
位させることができるため、搬送される記録紙の真上か
ら見ても、プラテン1の軸心をサーマルヘッド5に平行
にすることができる。しかも、サーマルヘッド5の案内
部24の切欠23をプラテン軸2の軸心上で同心円部1
5,25に嵌合させることにより、長孔21における偏
心部13の矢印A方向の位置を容易に決めることができ
るため、調整作業を極めて容易に行うことができる。こ
れにより、記録紙が蛇行することを防止することができ
る。
【0010】また、プラテン1の外周にサーマルヘッド
5の基板8を均等に密着させることができるため、記録
紙の両側において印字の濃淡差が生ずることを防止する
こともできる。
【0011】なお、偏心部13を回転させた場合、弾性
片16の突起17が側板4の係止孔22の何れかに弾発
的に係止されるため、偏心部13の回転方向の位置を固
定することができる。この場合、前述のように、右方の
案内部24の切欠23と同心円部15との嵌合により、
長孔21における偏心部13の矢印A方向への変位を許
容するために、係止孔22のそれぞれを矢印Aに沿って
やや長めにしておくことが有効である。
【0012】次に、本発明の第二の実施例を図4に基づ
いて説明する。右方のプラテン軸2を支承するための軸
受26は、同心円部15を具備しない点のみが異なるだ
けで他の構造は前記実施例における軸受12と同様であ
る。このために、サーマルヘッド5の右側の案内部24
の切欠23は、右方のプラテン軸2の外周面(同心円部
25)に遊びを有することなく嵌合し得る幅に定められ
ている。これにより、前記実施例と同様の作用を得るこ
とができる。
【0013】なお、プラテン1の両端から突出するプラ
テン軸2のそれぞれを、偏心部13を有する軸受12又
は26により支承するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数の圧縮ばね
の付勢力によりサーマルヘッドをプラテンに圧接するよ
うにしたサーマルプリンタにおいて、プラテンの両端か
ら突出するプラテン軸を回転自在に支承する複数の軸受
の少なくとも一方に、外周の半径の中心がプラテン軸の
軸心に対して偏心された偏心部を形成し、短径が偏心部
を回転自在に嵌合保持する寸法に定められ長径がプラテ
ンに対する前記サーマルヘッドの接触面と略平行な方向
における前記偏心部の変位を許容する寸法に定められた
長孔が形成された軸受支持体を設け、プラテン軸の軸心
上においてその軸心に対する同心円部に着脱自在に嵌合
される切欠を有する案内部をサーマルヘッドの両側に配
設したので、偏心部が形成された軸受を回転させると、
偏心部の外周の半径の中心の回りをプラテン軸の軸心が
変位するため、サーマルヘッドに対するプラテンの外周
の両側の間隔を変えることができ、これにより、サーマ
ルヘッドの両側を付勢する複数の圧縮ばねのそれぞれの
強さに応じて撓み量が調節されるため、プラテンの両側
におけるサーマルヘッドの圧接力を等しくすることがで
き、また、プラテン軸の軸心上における同心円部に、サ
ーマルヘッドの両側の案内部に形成された切欠を嵌合さ
せることにより、搬送される記録紙に対して垂直な方向
から見てサーマルヘッドとプラテンとを極めて容易に平
行状態に維持することができ、これにより、記録紙の蛇
行を防止することができ、さらに、プラテンの外周にサ
ーマルヘッドを均一に密着させることができるため、記
録紙の両側における印字の濃淡差が発生することを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に第一の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】縦断正面図である。
【図3】側面図である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図5】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 プラテン 2 プラテン軸 3 軸受 4 軸受支持体 5 サーマルヘッド 6 ヘッド支持体 11 圧縮ばね 12 軸受 13 偏心部 15 同心円部 21 長孔 23 切欠 24 案内部 25 同心円部 26 軸受

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在のプラテンに対してサーマルヘ
    ッドを接離自在に保持するヘッド支持体を設け、このヘ
    ッド支持体と前記サーマルヘッドとの間に介装された複
    数の圧縮ばねの付勢力により前記サーマルヘッドを前記
    プラテンに圧接するようにしたサーマルプリンタにおい
    て、前記プラテンの両端から突出するプラテン軸を回転
    自在に支承する複数の軸受の少なくとも一方に、外周の
    半径の中心が前記プラテン軸の軸心に対して偏心された
    偏心部を形成し、短径が前記偏心部を回転自在に嵌合保
    持する寸法に定められ長径が前記プラテンに対する前記
    サーマルヘッドの接触面と略平行な方向における前記偏
    心部の変位を許容する寸法に定められた長孔が形成され
    た軸受支持体を設け、前記プラテン軸の軸心上において
    その軸心に対する同心円部に着脱自在に嵌合される切欠
    を有する案内部を前記サーマルヘッドの両側に配設した
    ことを特徴とするサーマルプリンタ。
JP22428593A 1993-09-09 1993-09-09 サーマルプリンタ Expired - Lifetime JP2854510B2 (ja)

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KR100619058B1 (ko) 2004-11-26 2006-08-31 삼성전자주식회사 감열방식 화상형성장치

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