JP2931292B2 - シート材排出装置 - Google Patents

シート材排出装置

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JP2931292B2
JP2931292B2 JP10222198A JP10222198A JP2931292B2 JP 2931292 B2 JP2931292 B2 JP 2931292B2 JP 10222198 A JP10222198 A JP 10222198A JP 10222198 A JP10222198 A JP 10222198A JP 2931292 B2 JP2931292 B2 JP 2931292B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばプリント
用紙,複写用紙,印刷用紙,ファクシミリ用紙等のシー
ト材に画像を形成する等の処理を行うレーザビームプリ
ンタ,電子写真複写機,印刷機,ファクシミリ等の画像
形成装置においてシート材を排出するシート材排出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4乃至図6は画像形成装置において代
表的なレーザビームプリンタを示したものである。
【0003】画像形成装置においては搬送の信頼性を得
るため図4に示すようにシート材100を直線的に搬送
する方式がとられている。また、設置スペースを小さく
するために、図5及び図6に示すようにシート材100
の搬送経路を反転させたタイプの画像形成装置が開発さ
れている。
【0004】そして、一般に、画像形成装置では、シー
ト上に形成された画像を定着させるために、このシート
を定着部の熱ローラにより加熱,加圧等するようにして
おり、これにより、画像形成済みシートは一定方向に湾
曲した状態となる。
【0005】そして、かかるシートを画像形成装置のシ
ート排出部位に配置されたシート材排出装置により排出
するようにしている。
【0006】具体的には、例えば図7に示すように、定
着ローラ201、ハロゲンヒータ202、不図示のバネ
によって加勢されている加圧ローラ203により、シー
トPに画像を定着させるための定着手段が構成され、こ
の両ローラ201,203の間を通過した画像形成済み
シートPは、湾曲部を持つシートガイド204,205
に案内されてシート材排出装置の排紙ローラ206、加
圧コロ207の間に導かれる。これら排紙ローラ206
及び加圧コロ207は、それぞれゴム又は樹脂等により
形成されており、この排紙ローラ206は図示省略のモ
ータ等により回転駆動され、又、加圧コロ207は、基
端部が外装209にネジ210によってネジ止めされた
板バネ208の先端部に回転自在に取付けられている。
この板バネ208の付勢力により加圧コロ207にて画
像形成済みシートPを排紙ローラ206に押付け、排紙
ローラ206を回転させることより、スタッカ211上
に排出させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシート材排出装置にあっては、加圧ローラ203を
用いているため、軸受部の摩耗によりガタ付きが生じ、
排紙ローラ206側への押圧力が小さくなったり、ビビ
リ音が発生する等、多くの欠点があった。
【0008】そこで、本発明は、画像形成済みシートの
排出力や湾曲の取除き機能を有効に維持した上で、上記
欠点を解決することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
課題に着目して成されたもので、画像形成装置のシート
排出部位に配置されて、画像形成済みシートを排出する
シート材排出装置において、回転駆動される排紙ローラ
、弾性部材で形成され、前記画像形成済みシートに当
接して、前記画像形成済みシートを前記排紙ローラに押
圧する加圧手段と、を有し、該加圧手段は、前記排紙ロ
ーラ側に突出した所定の曲率を有する凸面である当接部
を有し、前記排紙ローラは、画像形成処理により湾曲し
た画像形成済みシートの内側の位置となるように配設さ
れ、前記画像形成済みシート及び前記排紙ローラと前記
当接部との当接部位が、前記画像形成済みシートの湾曲
方向と逆方向に凹むよう、前記加圧手段の付勢力及び前
記排紙ローラの弾性力が設定され、更に、前記画像形成
済みシートに対する前記当接部の摩擦係数より、前記排
紙ローラの摩擦係数を大きく設定したことを特徴として
いる。
【0010】前記加圧手段の前記当接部は、前記排紙ロ
ーラのシートと接触する外周面の軸方向の一部において
のみ前記画像形成済みシートに摺接するようにしても
よい。
【0011】(作用)本発明によれば、画像形成装置内
部で画像が形成された画像形成済みシートは、加圧手段
の当接部により排紙ローラに押付けられた状態で、この
排紙ローラの回転駆動にて排出される。
【0012】この際、当接部が当接した状態では、加圧
手段の付勢力等により排紙ローラ側が凹むことにより、
この当接部の凸面に沿って画像形成済みシートが湾曲さ
せられる。これにより、定着手段等で湾曲させられた画
像形成済みシートが反対側に湾曲させられることで、湾
曲が矯正されることとなる。画像形成済みシートは排紙
ローラの軸方向の一部においてのみ当接部によって押圧
されて変形することになるので、画像形成済みシートに
対してシート排出方向へのコシをつけることができ、湾
曲の矯正を確実なものとすることができる。
【0013】また、加圧手段の当接部は画像形成済みシ
ートに摺接し、従来のように回転する加圧コロ207と
は相違する。従って、回転軸が摩耗したりすることな
く、ガタ付きを防止できると共に、構造が極めて簡単で
ある。
【0014】しかも、画像形成済みシートに対する当接
部の摩擦係数を排紙ローラのそれよりも小さくすること
により、この排紙ローラの回転により確実に画像形成済
みシートを排出できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づい
て説明する。図1乃至図3は、本発明の第1実施形態を
示す図である。なお、この説明において従来と同一部材
は同一符号を付して説明する。
【0016】まず構成を説明すると、この実施形態のシ
ート材排出装置は、図示省略のモータにより回転駆動さ
れる排紙ローラ206と、この排紙ローラ206に画像
形成済みシートPを押付ける加圧手段としての板バネ2
15とを有している。
【0017】この排紙ローラ206は、発泡ウレタンフ
ォームにより形成され、画像定着処理等により湾曲した
画像形成済みシートPの内側に位置するように設定され
ている。
【0018】また、板バネ215は、基端部216がネ
ジ217により外装209に固定される一方、先端部に
は画像形成済みシートPに摺接してこれを押圧する当接
部218が形成されている。この当接部218は、排紙
ローラ206側に突出するように絞り加工されている。
この当接部218の曲率は、図2に示すように側方から
見ると、R1=30±5mm、図3に示すように正面から
見るとR2=4±2mm程度に設定されている。
【0019】さらに、排紙ローラ206は硬度が40°
±5°に設定される一方、板バネ215の反力は15g
±5g程度に設定され、図2,図3に示すように、板バ
ネ215の当接部218が排紙ローラ206に当接した
状態で、この当接部位が凹むように設定されている。
【0020】しかも、画像形成済みシートPに対する排
紙ローラ206の摩擦係数(μ1=1〜1.5)より、
板バネ215の当接部218の摩擦係数(μ2=0.3
〜0.7)が小さく設定されている。
【0021】なお、符号201は画像形成装置の定着ロ
ーラ、202はハロゲンモータ、203は加圧ローラ、
204及び205はシートガイド、そして符号211は
スタッカである。
【0022】次に、作用について説明する。
【0023】画像形成された画像形成済みシートPは、
定着ローラ201と加圧ローラ203の間を通ってシー
トガイド204,205に案内されて排紙ローラ206
と板バネ215の当接部218との間まで導かれる。こ
の両者の間を通過する以前では、画像形成済みシートP
は、図2中矢印Aに示すように湾曲しており、排紙ロー
ラ206と当接部218との間では逆に矢印Bに示すよ
うにしごかれて、湾曲状態が矯正される。
【0024】すなわち、板バネ215は付勢力により当
接部218が排紙ローラ206に押圧した状態では、こ
の当接部位が凹んでいる(図2参照)。この状態で、排
紙ローラ206が回転駆動されると、画像形成済みシー
トPは駆動力Fでその凹みの部分を通過することで湾曲
が矯正されてスタッカ211上に排出される。その駆動
力Fは、板バネ215の付勢力をNとすると、 F=μ1N−μ2N =(μ1−μ2)N>0 (∴μ1>μ2,N>0) となる。このようにすれば、従来の加圧コロ207の代
りに板バネ215に一体成形された当接部218等を設
けることにより、排紙性能及び湾曲矯正機能を高めつ
つ、構造を極めて簡単にできる。しかも、加圧コロ20
7の軸受け部の摩耗によるガタ付きの発生等が生じるこ
とがない。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、従来の加圧コロを廃止し代りに画像形成済みシート
に摺接する当接部を設けることにより、排紙性能及び湾
曲矯正性能を高めつつ、そのコロの軸受け部の摩耗によ
って生ずるガタ付き、予圧の低下による排紙不良やビビ
リ音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のシート材排出装置の概
略図である。
【図2】同実施形態の要部拡大図である。
【図3】図2の矢印S方向から見た図である。
【図4】シート材を直線的に搬送する方式の従来のレー
ザビームプリンタの全体縦断面図である。
【図5】シート材の搬送経路を反転させるタイプの従来
のレーザビームプリンタの全体縦断面図である。
【図6】他のシート材の搬送経路を反転させるタイプの
従来のレーザビームプリンタの全体縦断面図である。
【図7】従来例を示す図1に相当する概略図である。
【符号の説明】
207 加圧コロ 215,219,221 板バネ(加圧手段) 218,220,222 当接部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置のシート排出部位に配置され
    て、画像形成済みシートを排出するシート材排出装置に
    おいて、 回転駆動される排紙ローラと、弾性部材で形成され、前記画像形成済みシートに当接し
    て、前記画像形成済みシートを前記排紙ローラに押圧す
    る加圧手段と、を有し、 該加圧手段は、前記排紙ローラ側に突出した所定の曲率
    を有する凸面である当接部を有し、 前記排紙ローラは、画像形成処理により湾曲した画像形
    成済みシートの内側の位置となるように配設され、 前記画像形成済みシート及び前記排紙ローラと前記当接
    部との当接部位が、前記画像形成済みシートの湾曲方向
    と逆方向に凹むよう、前記加圧手段の付勢力及び前記排
    紙ローラの弾性力が設定され、 更に、前記画像形成済みシートに対する前記当接部の摩
    擦係数より、前記排紙ローラの摩擦係数を大きく設定し
    たことを特徴とするシート材排出装置。
  2. 【請求項2】前記加圧手段の前記当接部は、前記排紙ロ
    ーラのシートと接触する外周面の軸方向の一部において
    のみ前記画像形成済みシートに摺接することを特徴と
    する請求項1に記載のシート材排出装置。
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CN106882632B (zh) * 2013-10-24 2018-09-14 株式会社东芝 纸张输送装置

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