JPH0728352A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0728352A
JPH0728352A JP5173163A JP17316393A JPH0728352A JP H0728352 A JPH0728352 A JP H0728352A JP 5173163 A JP5173163 A JP 5173163A JP 17316393 A JP17316393 A JP 17316393A JP H0728352 A JPH0728352 A JP H0728352A
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JP
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pressure roller
roller
fixing
pressure
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JP5173163A
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Masashige Shirai
正成 白井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも加圧ローラが分離爪から受けるダ
メージを最小限に抑えることができる定着装置を提供す
ること。 【構成】 互いに圧接状態で回転して圧接部(ニップ
部)に転写紙Pを挟圧搬送する定着ローラ1及び加圧ロ
ーラ3と、該定着ローラ1と加圧ローラ3の外周面に当
接する分離爪5,6を備えた定着装置において、前記分
離爪5,6に、転写紙Pの搬送方向下流側で搬送路内に
突出する突出部5b,6bを設ける(第1発明)。第1
発明によれば、転写紙Pの先端部が分離爪5,6の突出
部5b,6bに接触することによって分離爪5,6の先
端5c,6cが定着ローラ1及び加圧ローラ3の表面に
対して接離するため、定着ローラ1と加圧ローラ3が分
離爪5,6から受けるダメージが最小限に抑えられる。
又、転写紙Pの分離不良時においては、分離爪5,6に
加わる力を軽減することができ、特に分離爪6の先端が
加圧ローラ3の表面に損傷を与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に備えられる定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置は、図3に示すよ
うに、給紙部100に大きさの異なる複数の転写紙Pを
収納したカセット容器101,102が着脱自在に装着
されており、これらのカセット容器101,102の何
れか一方から転写紙Pが給紙される。
【0003】給紙された転写紙Pには、転写部103に
おいて感光ドラム105よりトナー像が転写され、該転
写紙Pに転写されたトナー像は定着部107において定
着される。そして、トナー像の定着を受けたされた転写
紙Pは、排紙部108によって装置外へ排出される。
【0004】ここで、前記定着部107を構成する一般
的な定着装置を図4に基づいて説明する。
【0005】図4において、転写紙Pは、搬送部106
によって図示矢印A方向に搬送され、一対の定着ローラ
1と加圧ローラ3の間の圧接部(以下、ニップ部と称
す)に進入する。そして、ニップ部に進入した転写紙P
上に担持された未定着トナー像は、該ニップ部を通過し
ながら、加圧力と定着ローラ1に内蔵されたヒータ2か
らの熱を与えられ、溶融等を伴って転写紙Pへ定着され
る。
【0006】上記のようにトナー像の定着を受けた転写
紙Pは、前記定着ローラ1と加圧ローラ3の後方に配置
された一対の排紙ローラ9及び従動コロ10によって機
外へ排出される。
【0007】斯かる定着装置において、定着ローラ1は
通常は金属製等の硬質表面を有するローラで構成され、
加圧ローラ3はシリコーンゴム製等の軟質表面を有する
ローラで構成されている。このため、加圧力及び熱が確
実に転写紙P及び転写紙P上の未定着トナー像に与えら
れて良好な定着が行なわれる。
【0008】ところで、ニップ部を通過した転写紙Pが
定着ローラ1や加圧ローラ3に巻き付かないように、定
着ローラ1、加圧ローラ3には転写紙Pを分離するため
の分離爪5,6がそれぞれ当接されている。尚、分離爪
5,6は回転軸5a,6の回りに回動可能であり、これ
らはそれぞれ引っ張りバネ7,8によって或る一定の押
圧力で定着ローラ1、加圧ローラ3にそれぞれ当接され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の定着装置においては、分離爪5,6の先端が定着ロ
ーラ1、加圧ローラ3にそれぞれ常に接しているため、
各々のローラ1,3がダメージを受ける場合があった。
特に、加圧ローラ3は前述のようにシリコーンゴム等の
弾性材料で表面が覆われているため、このゴム層に分離
爪6の先端が突き刺さる危険性があった。
【0010】従って、第1、第2及び第3発明の目的と
する処は、少なくとも加圧ローラが分離爪から受けるダ
メージを最小限に抑えることができる定着装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、第1発明は、互いに圧接状態で回転して圧接部
にて記録材を挟圧搬送する定着ローラ及び加圧ローラ
と、該定着ローラと加圧ローラの外周表面に当接する分
離爪を備えた定着装置において、前記分離爪に、記録材
の搬送方向下流側で記録材搬送路内に突出する突出部を
設けたことを特徴とする。
【0012】又、第2発明は、互いに圧接状態で回転し
て圧接部にて記録材を挟圧搬送する定着ローラ及び加圧
ローラを備えた定着装置において、前記加圧ローラと該
加圧ローラに対して記録材の搬送方向下流側に設けられ
たベルトプーリとの間に巻装される分離ベルトを設けた
ことを特徴とする。
【0013】更に、第3発明は、互いに圧接状態で回転
して圧接部にて記録材を挟圧搬送する定着ローラ及び加
圧ローラを備えた定着装置において、前記加圧ローラの
外周面に複数の凹部を形成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】第1発明によれば、記録材の先端部が分離爪の
突出部に接触することによって分離爪の先端が定着ロー
ラ又は加圧ローラの表面に対して接離するため、定着ロ
ーラと加圧ローラが分離爪から受けるダメージが最小限
に抑えられる。特に、記録材の分離不良時においては、
分離爪に加わる力を軽減することができ、分離爪の先端
が加圧ローラの表面に損傷を与えることがない。
【0015】又、第1発明によれば、両分離爪の突出部
によって記録材を搬送路の中央側に片寄せすることがで
きるため、記録材をより安定して搬送することができ
る。
【0016】又、第2発明によれば、記録材の加圧ロー
ラへの巻き付きは分離ベルトによって確実に防がれるた
め、加圧ローラ側に使用されていた分離爪が不要とな
り、分離爪による加圧ローラへのダメージを最小限に抑
えて加圧ローラの耐久性向上を図ることができる。
【0017】更に、第3発明によれば、加圧ローラの外
周面に形成された凹部がニップ部では塞がり、ニップ部
外では元の形状に戻るため、記録材はニップ部を通過し
た後に定着ローラの密着が解除され、このために加圧ロ
ーラの分離性が高められて記録材の該加圧ローラへの巻
き付きが防がれる。
【0018】又、第3発明によれば、上述のように加圧
ローラの分離性が高められる結果、従来必要であった分
離爪が不要となり、分離爪による加圧ローラへのダメー
ジを解消することができる。
【0019】
【実施例】
[第1発明]以下に第1発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0020】図1は本発明に係る定着装置の断面図、図
2は同定着装置の分離爪部分の拡大詳細図である。
【0021】図1において、1は中空円筒状に成形され
た金属製の定着ローラであり、その内部にはヒータ2が
設けられている。又、3は加圧ローラであり、その表面
には厚さ5mm程度のシリコーンゴム層が形成されてい
る。そして、この加圧ローラ3は定着ローラ1に対して
所定の圧力で圧接されており、定着ローラ1の回転に対
して従動回転する。
【0022】5,6は分離爪であり、これらは各々回転
軸5a,6aによって回動自在に枢着されている。そし
て、これらの分離爪5,6は、各一端が引っ張りバネ
7,8によって付勢されることによって、その各先端部
が定着ローラ1、加圧ローラ3の表面にに当接せしめら
れている。
【0023】又、図1において、11,12は転写紙P
を定着ローラ1と加圧ローラ3のニップ部から排紙ロー
ラ対9,10まで案内するためのガイド板であって、こ
れらは転写紙Pの搬送路を構成している。
【0024】ここで、図4に示す従来の定着装置におけ
る定着ローラ対(定着ローラ1と加圧ローラ3)から排
紙ローラ対(駆動ローラ9と従動コロ10)間の搬送路
について説明しておく。
【0025】図4において、定着ローラ1側である上面
を、分離爪5の定着ローラ1に当接している先端部か
ら、分離爪5の背部を含んで排紙ローラ対9,10へと
延びるガイド板11の下面の範囲とし、加圧ローラ3側
である下面を、上記と同様に分離爪6の加圧ローラ3に
当接している先端部から、分離爪6の背部を含んで排紙
ローラ対9,10へと延びるガイド板12の上面の範囲
とする空間を搬送路と定義する。
【0026】而して、本実施例においては、図2に示す
ように、分離爪6は加圧ローラ3に当接する先端部6c
から水平方向に延びる背部6dを有しており。この背部
6dは搬送路の一部を構成している。
【0027】そして、分離爪6の上記背部6dから転写
紙搬送方向下流に延びる部分は、徐々に搬送路内に突出
する突出部6b(図2に斜線にて示す部分)を構成して
いる。
【0028】従って、本実施例によれば、ニップ部を通
過した転写紙Pは分離爪6によって加圧ローラ3から分
離されて図2の矢印方向に搬送され、その先端部が分離
爪6の前記突出部6bに接触すると、分離爪6は転写紙
Pから力を受けて回転軸6aを中心として矢印B方向に
回動する。
【0029】上記のように分離爪6が回動すれば、該分
離爪6の先端6cが加圧ローラ3の表面に対して離接す
る。即ち、分離爪6の回動は転写紙Pの搬送時、特に転
写紙Pが分離爪6の背部6dに沿って搬送された場合に
は継続され、転写紙Pが該分離爪6を通過した後は引っ
張りバネ8の付勢力によって分離爪6の先端6cが加圧
ローラ3に当接する。
【0030】尚、以上は特に加圧ローラ3側の分離爪6
のみについて説明したが、定着ローラ1側の分離爪5に
ついても同様に突出部5b(図1参照)が形成されてお
り、転写紙Pの先端部が該分離爪5の突出部5bに接触
すると、分離爪5は転写紙Pから力を受けて回転軸5a
を中心として回動し、その先端5cが分離爪6と同様に
定着ローラ1の表面に対して接離する。
【0031】而して、上述のように分離爪5,6の各先
端5c,6cが定着ローラ1、加圧ローラ3の表面から
それぞれ接離すれば、定着ローラ1と加圧ローラ3がそ
れぞれの分離爪5,6から受けるダメージが最小限に抑
えられる。特に、転写紙Pの分離不良時においては、分
離爪5,6に加わる力を軽減することができ、分離爪6
の先端6cが加圧ローラ3の表面に損傷を与えることが
ない。
【0032】又、上下の分離爪5,6の突出部5b,6
bによって転写紙Pを搬送路の中央側に片寄せすること
ができるため、転写紙Pをより安定して搬送することが
できる。 [第2発明]次に、第2発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0033】図5は本発明に係る定着装置の断面図であ
り、本図においては前記第1実施例に係る図1において
示したと同一要素には同一符号を付している。
【0034】図5において、1は中空円筒状に成形され
た金属製の定着ローラであり、その内部にはヒータ2が
設けられている。又、3は加圧ローラであり、その表面
には厚さ5mm程度のシリコーンゴム層が形成されてい
る。そして、この加圧ローラ3は定着ローラ1に対して
所定の圧力で圧接されており、定着ローラ1の回転に対
して従動回転する。
【0035】而して、本実施例においては、加圧ローラ
3の転写紙搬送方向下流側(図5において左方)にはベ
ルトプーリ13が回転自在に配されており、該ベルトプ
ーリ13と加圧ローラ3の外周面との間には分離ベルト
14が巻装されている。
【0036】又、図5において、12は転写紙Pを案内
するための下ガイド板であり、これは前記ベルトプーリ
13を回転自在に支持している。
【0037】5は転写紙Pの定着ローラ1への巻き付き
を防ぐために一般的に使用されている分離爪であって、
該分離爪5は回転軸5aによって回動自在に枢着されて
おり、その先端5cが定着ローラ1の外周面に当接する
ように引っ張りバネ7で常時付勢されている。
【0038】更に、12は上ガイド板であって、これは
分離爪5によって分離された転写紙Pを排紙ローラ対
9,10へと案内するものである。
【0039】ここで、前記分離ベルト14部分の構成の
詳細を図6及び図7に基づいて説明する。尚、図6は分
離ベルト14部分の斜視図、図7は図5のY−Y線断面
図である。
【0040】図示のように、加圧ローラ3の転写紙搬送
域の略中央部外周にはV溝3aが形成されており、該V
溝3aと対向する転写紙搬送方向下流側に前記ベルトプ
ーリ13が配設されている。尚、前述のように、ベルト
プーリ13は前記下ガイド板12の所定位置に回転自在
に軸支されている。
【0041】而して、無端状の分離ベルト14は台形断
面を有し、図7に示すように、加圧ローラ3とベルトプ
ーリ13間に巻き掛けられている。このとき、加圧ロー
ラ3の前記V溝3aに嵌合する分離ベルト14部分は、
加圧ローラ3の外周面と面一となって該加圧ローラ3の
外周面の一部を構成する。
【0042】尚、分離ベルト14の材質としては、加圧
ローラ3の弾性層(シリコーンゴム等)と同材質が望ま
しい。
【0043】以上のように、分離ベルト14を加圧ロー
ラ3と同材質で構成し、且つ、該分離ベルト14が加圧
ローラ3の外周面の一部を構成するようにしたため、該
分離ベルト14が定着性能に影響を与えることはない。
【0044】次に、転写紙Pの分離動作を図6に基づい
て説明する。
【0045】図5に示す前記搬送部106によって搬送
される転写紙Pは、定着ローラ1と加圧ローラ3間のニ
ップ部に案内され、これがニップ部を通過することによ
って該転写紙Pに担持された未定着トナー像が熱と圧力
により転写材Pに定着される。
【0046】そして、トナー像の定着を受けた転写紙P
は、定着ローラ1又は加圧ローラ3に密着する場合があ
る。転写紙Pが定着ローラ1に密着した場合は、該転写
紙Pは分離爪5によって分離され、排紙ローラ対9,1
0へと搬送される。
【0047】又、転写紙Pが加圧ローラ3に密着した場
合は、該転写紙Pは分離ベルト14により強制的に分離
され、この分離された転写紙Pは分離ベルト14の回転
によって排紙ローラ対9,10へと案内される。
【0048】而して、本発明によれば、転写紙Pの加圧
ローラ3への巻き付きは分離ベルト14によって確実に
防がれるため、加圧ローラ3側に使用されていた分離爪
が不要となり、分離爪による加圧ローラ3へのダメージ
を最小限に抑えて加圧ローラ3の耐久性向上を図ること
ができる。 [第3発明]次に、第3発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0049】図8は本発明に係る定着装置の定着ローラ
1と加圧ローラ3の部分斜視図である。
【0050】図8において、1は中空円筒状に成形され
た金属製の定着ローラであり、その内部にはヒータ2が
設けられている。又、3は加圧ローラであり、その表面
には厚さ5mm程度のシリコーンゴム層が形成されてい
る。そして、この加圧ローラ3は定着ローラ1に対して
所定の圧力で圧接されており、定着ローラ1の回転に対
して従動回転する。
【0051】而して、本実施例においては、加圧ローラ
3の外周面に円周方向に沿う複数の溝部3aが軸方向に
適当な間隔で形成されている。
【0052】ここで、本発明の要旨を図9乃至図11に
基づいて説明する。尚、図9は定着ローラ1と加圧ロー
ラ3の部分断面図、図10及び図11は加圧ローラ3の
ニップ部の状態を示す斜視図である。
【0053】図9に示すように、加圧ローラ3は、その
外周表面を定着ローラ1に軸線を等しくして圧接され、
定着ローラ1との間にニップ部を形成している。このと
き、加圧ローラ3のニップ部では、該加圧ローラ3のシ
リコーンゴム層が弾性によって変形し、該シリコーンゴ
ム層に形成された前記円周方向の溝部3aが塞がれる状
態となる。
【0054】図11に示すように、加圧ローラ3のシリ
コーンゴム層は、溝部3aの幅が図示矢印C方向(加圧
ローラ3の回転方向)に徐々に狭くなるように弾性変形
し、ニップ部においては溝部3aが完全に塞がれる。即
ち、ニップ部では、加圧ローラ3の溝部3aを形成する
互いの壁が弾性変形により密着し、加圧ローラ3は外周
面を全てゴムローラで覆われた加圧ローラと同等な状態
となる。
【0055】そして、加圧ローラ3の回転が進み、ニッ
プ部から離れた加圧ローラ3の溝部3aは弾性変形の作
用から徐々に開放され、元の溝の形状に戻る。
【0056】而して、転写紙Pが通紙されると、該転写
紙Pは定着ローラ1と加圧ローラ3とで挟持され、図1
1の矢印D方向に搬送され、ニップ部では加圧ローラ3
の溝部3aが塞がれた状態で圧接される。
【0057】そして、ニップ部を通過した転写紙Pは、
加圧ローラ3の溝部3aが弾性変形から開放されて元の
状態になると、加圧ローラ3との密着状態を解かれる。
【0058】つまり、本実施例によれば、転写紙Pはニ
ップ部においては加圧ローラ3に密着されるために高い
定着性が得られ、転写紙Pはニップ部を通過した後には
定着ローラ3との密着が解除されるため、加圧ローラ3
の分離性が高められ、転写紙Pの加圧ローラ3への巻き
付きが防がれる。
【0059】又、上述のように加圧ローラ3の分離性が
高められる結果、従来必要であった分離爪が不要とな
り、分離爪によって加圧ローラ3がダメージを受けるこ
とがない。
【0060】更に、加圧ローラ3の外表面に溝部3aを
設けたため、該加圧ローラ3の見掛けのゴム硬度(部品
状態での硬度)が下がり、小さな加圧力で所要の定着性
能を得ることができる。
【0061】尚、以上の実施例では、加圧ローラ3の外
周面に設けた複数の溝部3aを凹部としたが、その他の
凹部として、円形の凹部や螺旋状の溝等を形成しても構
わない。
【0062】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、第1発明に
よれば、記録材の先端部が分離爪の突出部に接触するこ
とによって分離爪の先端が定着ローラ又は加圧ローラの
表面に対して接離するため、定着ローラと加圧ローラが
分離爪から受けるダメージが最小限に抑えら、又、両分
離爪の突出部によって記録材を搬送路の中央側に片寄せ
することができるため、記録材をより安定して搬送する
ことができるという効果が得られる。
【0063】又、第2発明によれば、記録材の加圧ロー
ラへの巻き付きは分離ベルトによって確実に防がれるた
め、加圧ローラ側に使用されていた分離爪が不要とな
り、分離爪による加圧ローラへのダメージを最小限に抑
えて加圧ローラの耐久性向上を図ることができるという
効果が得られる。
【0064】更に、第3発明によれば、加圧ローラの外
周面に形成された凹部がニップ部では塞がり、ニップ部
外では元の形状に戻るため、記録材はニップ部を通過し
た後には定着ローラの密着が解除され、加圧ローラの分
離性が高められて記録材の該加圧ローラへの巻き付きが
防がれるという効果が得られる。
【0065】又、第3発明によれば、上述のように加圧
ローラの分離性が高められる結果、従来必要であった分
離爪が不要となり、分離爪による加圧ローラへのダメー
ジを解消することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る定着装置の断面図である。
【図2】第1発明に係る定着装置の分離爪部分の拡大詳
細図である。
【図3】従来の画像形成装置の断面図である。
【図4】従来の定着装置の断面図である。
【図5】第2発明に係る定着装置の断面図である。
【図6】第2発明に係る定着装置の分離ベルト部分の斜
視図である。
【図7】図5のY−Y線断面図である。
【図8】第3発明に係る定着装置の定着ローラと加圧ロ
ーラ3の部分斜視図である。
【図9】第3発明に係る定着装置の定着ローラと加圧ロ
ーラの部分断面図である。
【図10】第3発明に係る定着装置の加圧ローラのニッ
プ部の状態を示す斜視図である。
【図11】第3発明に係る定着装置の加圧ローラのニッ
プ部の状態を示す斜視図(拡大詳細図)である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 3 加圧ローラ 3a 溝部(凹部) 5,6 分離爪 5b,6b 突出部 13 ベルトプーリ 14 分離ベルト P 転写紙(記録材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接状態で回転して圧接部にて記
    録材を挟圧搬送する定着ローラ及び加圧ローラと、該定
    着ローラと加圧ローラの外周表面に当接する分離爪を備
    えた定着装置において、前記分離爪に、記録材の搬送方
    向下流側で記録材搬送路内に突出する突出部を設けたこ
    とを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 互いに圧接状態で回転して圧接部にて記
    録材を挟圧搬送する定着ローラ及び加圧ローラを備えた
    定着装置において、前記加圧ローラと該加圧ローラに対
    して記録材の搬送方向下流側に設けられたベルトプーリ
    との間に巻装される分離ベルトを設けたことを特徴とす
    る定着装置。
  3. 【請求項3】 互いに圧接状態で回転して圧接部にて記
    録材を挟圧搬送する定着ローラ及び加圧ローラを備えた
    定着装置において、前記加圧ローラの外周面に複数の凹
    部を形成したことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 前記凹部は、前記加圧ローラの外周面に
    円周方向に沿って形成された溝部であることを特徴とす
    る請求項3記載の定着装置。
JP5173163A 1993-07-13 1993-07-13 定着装置 Pending JPH0728352A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055680A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Ricoh Co Ltd 定着ローラ及び定着装置
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