JP2012194406A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012194406A
JP2012194406A JP2011058694A JP2011058694A JP2012194406A JP 2012194406 A JP2012194406 A JP 2012194406A JP 2011058694 A JP2011058694 A JP 2011058694A JP 2011058694 A JP2011058694 A JP 2011058694A JP 2012194406 A JP2012194406 A JP 2012194406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
roller
claw member
separation claw
heating roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011058694A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Takemoto
光利 竹本
Kario Tomimori
香吏郎 冨森
Masaru Takagi
勝 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2011058694A priority Critical patent/JP2012194406A/ja
Publication of JP2012194406A publication Critical patent/JP2012194406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】分離爪部材に付着したトナーや紙粉を簡単に取り除くこと。
【解決手段】定着ローラー14の回転によって用紙Pが搬送されると、用紙Pの先端が背面部411に当接した後、更にガイド部45に当接する。このとき、用紙Pによって背面部411に押圧力が加わる。この押圧力は、付勢部材42の付勢力に対抗する力となり、分離爪部材41は軸支部413周りに回動し、先端部412が加熱ローラー14aの周面から離間する。先端部412が加熱ローラー14aから離間すると、先端部412付近に付着していたトナーや紙粉であるゴミGが先端部412から徐々に剥がれ、加熱ローラー14aの周面に落下する。加熱ローラー14aの周面に落ちたゴミGは、加熱ローラー14aの回転によって加熱ローラー14aの下方へ落下する。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙上に形成されたトナー像を用紙に定着させる定着装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
定着装置は、プリンターやコピー機等の画像形成装置に設けられ、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させるものである。定着装置は、基本構成要素として、トナー像を用紙上に加熱定着させる加熱ローラー及び加圧ローラーと、用紙の搬送方向における加熱ローラーの下流側に配置された分離爪部材とを含む。分離爪部材は、定着処理された用紙が加熱ローラーに巻き付いた状態で加熱ローラーから排出された場合において、用紙に接触して加熱ローラーから引き剥がすものである。
分離爪部材は、用紙に接触するために加熱ローラーの周面に所定の接触圧で接触するように配置されているため、この接触圧に起因して加熱ローラーの周面が磨耗し易い。加熱ローラー周面上に磨耗痕が発生すると、印刷画像に筋として現れてしまうため、高画質画像の形成の妨げとなっている。そこで特許文献1〜5には、分離爪部材が必要に応じて加熱ローラーから離間することによって、加熱ローラーの周面の傷を最小限に抑える方法が記載されている。
特開2003−255750号公報 特開2006−227349号公報 特開2002−244475号公報 特開2006−58660号公報 特開2005−352382号公報
上記したように、分離爪部材は加熱ローラーに接触することによって用紙を加熱ローラーから引き剥がすため、分離爪部材における加熱ローラーとの接触部分には、定着不良のトナーや用紙の大量搬送によって発生した紙粉等が堆積しやすかった。分離爪部材と加熱ローラーの接触部分にトナーや紙粉が堆積すると、印刷画像に筋画像が発生し、画質悪化を引き起こしていた。
特許文献2に記載の画像形成装置は、通常は分離爪部材が加熱ローラーに近接配置されており、分離爪部材に付着したトナーや紙粉を取り除く際は、駆動手段が分離爪部材を加熱ローラーに当接させることによって、トナーや紙粉を加熱ローラーの周面に付着させ、その後クリーニング手段がトナーや紙粉を除去することとしている。しかし、この方法では、分離爪部材を加熱ローラーに当接・離間させるための駆動手段が必要であった。また、特許文献1及び3〜5には、分離爪部材と加熱ローラーの接触部分に堆積したトナーや紙粉の除去については記載されていない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、分離爪部材に付着したトナーや紙粉を簡単に取り除くことが可能な定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明の定着装置は、用紙に定着処理を施す定着ニップ部を形成する第1ローラー及び第2ローラーと、用紙搬送方向における前記定着ニップ部よりも下流側に配置されて前記用紙に接触して該用紙を前記第1ローラーから引き剥がすものであり、前記第1ローラーの周面に接触する先端部と前記第1ローラーから引き剥がした用紙を前記用紙搬送方向に導く背面部とを含む爪部と、前記第1ローラーの長手軸と平行に延びて前記爪部を軸支する軸支部と、を有する分離爪部材と、前記分離爪部材を付勢して該分離爪部材の先端部を前記第1ローラーの周面に接触させる付勢部材と、前記分離爪部材の軸支部を揺動自在に支持するハウジングと、を備え、前記用紙が前記分離爪部材の背面部に当接して前記用紙搬送方向に導かれている間、該用紙の該背面部への当接により発生する該分離爪部材に対する押圧力によって、該分離爪部材の先端部が前記第1ローラーの周面から離間する方向へ揺動力が与えられるものである。
この構成によれば、用紙搬送中、その用紙が分離爪部材の背面部に接触することによって発生する押圧力によって、分離爪部材の先端部に第1ローラーの周面から離間する方向へ力が加わる。これにより、分離爪部材の先端部と第1ローラーの周面とが磨耗することによって発生する周面上の傷を減らすことができる。また、先端部に第1ローラーの周面から離間する方向へ力が加わることによって、先端部に付着していたトナーや紙粉が剥がれて第1ローラーの周面に落ち、その後第1ローラーが回転することによってトナーや紙粉を装置下方へ落下せしめることができる。これにより、トナーや紙粉の堆積による筋画像の発生を防ぐことができる。そして、以上のような効果が、特別な部材を用いることなく簡単な構成で実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置であって、前記ハウジングは、前記分離爪部材の先端部の前記用紙搬送方向の下流側に隣接して位置するガイド部を更に有するものであり、前記用紙の先端が前記分離爪部材の背面部に当接した後、該用紙が前記第1ローラー及び前記第2ローラーによって前記用紙搬送方向に搬送されることによって該先端が前記ガイド部に当接し、その後、該用紙は前記ガイド部及び前記分離爪部材の背面部に当接しながら前記用紙搬送方向に導かれるものである。
この構成によれば、用紙が分離爪部材の背面部に接触することによって発生する押圧力によって分離爪部材が軸支部周りに回動しても、ガイド部が用紙を正しい方向へ導くため、用紙詰まり等を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明の画像形成装置は、用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、前記トナー像を前記用紙上に定着させる定着装置と、を備え、前記定着装置として、請求項1又は2に記載の定着装置が用いられているものである。
この構成によれば、請求項1及び2と同様の効果を奏する。
この発明によれば、トナーや紙粉の堆積による筋画像の発生を特別な部材を用いることなく簡単な構成で防止することができる。従って、構造を複雑化することなく、長期間に亘って高品質な画像形成を行うことが可能な定着装置及び画像形成装置を提供できる。
画像形成装置の内部構成図。 定着装置の内部構造を示す断面図。 定着装置の内部構造を示す斜視図。 定着装置及び排出ローラー対の断面図。 定着装置及び排出ローラー対の断面図。 定着装置及び排出ローラー対の断面図。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。尚、本実施の形態では、画像形成装置としてプリンターを例に説明するが、この他にコピー機、ファクシミリ機、これら複数の機能を備えた複合機等、本発明に係る定着装置を備えたものであればよい。また、本実施の形態で説明する画像形成装置はカラープリンターであるが、モノクロプリンターであっても構わない。
画像形成装置1は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色別の画像形成部2(2M、2C、2Y及び2K)を含むタンデム式のカラープリンターである。各画像形成部2M、2C、2Y及び2Kは、現像装置3、帯電器5、露光装置6、トナー供給部7、クリーナー21及び1次転写ローラー9を含む。
トナー供給部7は、マゼンタ、シアン、イエロー及びブラックの各色のトナーを貯蔵する。現像装置3は、トナー供給部7から供給されるトナーを感光体ドラム4に供給するための現像ローラー31を含む。
現像ローラー31は、例えば、その表面がアルミ等の非磁性材料から構成される円筒状の現像スリーブを含む。この現像スリーブの内部には、磁石材料等が配設されている。現像装置3内のトナーとキャリアとからなる現像剤は、磁石材料の磁力で現像ローラー31の表面に吸着され、現像ローラー31が所定の方向に回転することで、現像剤のトナーのみが感光体ドラム4の表面に移動する。
感光体ドラム4は、後述する転写ベルト8の下方に位置し、転写ベルト8の外表面に接触した状態で配設されている。転写ベルト8の回転方向Bの上流側から、マゼンタ用感光体ドラム4、シアン用感光体ドラム4、イエロー用感光体ドラム4、及びブラック用感光体ドラム4が並設されている。また、感光体ドラム4は、a−Si(アモルファスシリコン)等から構成され、図1における時計回りの方向(図示のA方向)に回転する。
感光体ドラム4の対向する位置には、1次転写ローラー9が転写ベルト8の内表面に接触した状態で転写ベルト8を介して配置されている。1次転写ローラー9は、転写ベルト8の回転により従動回転するローラーであり、感光体ドラム4とで転写ベルト8をニップして、感光体ドラム4に形成された各色のトナー像を転写ベルト8に1次転写させる1次転写部Tを構成する。1次転写部Tにおいて、転写ベルト8に各色のトナー像が多重転写される。これにより、転写ベルト8にはカラーのトナー像が形成される。
帯電器5は、感光体ドラム4の周面を一様に帯電する。露光装置6は、外部装置から送信された画像データに基づくレーザー光を感光体ドラム4の周面に導くポリゴンミラー28を有している。ポリゴンミラー28は、ポリゴンモータ(不図示)によって回転しつつ、各感光体ドラム4の周面上にレーザー光を主走査方向に走査して、各周面に静電潜像を形成する。尚、主走査方向とは、レーザー光が感光体ドラム4の長手方向に走査される方向である。図1では、ポリゴンミラー28は複数の感光体ドラム4間で共用されている。
現像装置3は感光体ドラム4にトナーを供給する。これにより、静電潜像にトナーが付着され、感光体ドラム4にトナー像が形成される。
クリーナー21は、各感光体ドラム4の周面上に配置され、周面上の残留トナー等を除去する。
転写ベルト8は、感光体ドラム4の列の上方に配置されると共に、外表面が感光体ドラム4の周面に接触した状態となるように、従動ローラー10と駆動ローラー11との間に張設されている。また、転写ベルト8は、テンションローラー19によって上方に付勢されている。駆動ローラー11は、図略の駆動源による駆動力を受けて回転して、転写ベルト8を回転駆動させる。従動ローラー10は、転写ベルト8の回転によって従動回転する。これにより、転写ベルト8はB方向(反時計回りの方向)に回転する。
また、転写ベルト8は、駆動ローラー11に巻回されている部位が屈曲した状態となっており、この屈曲部位は、転写ベルト8に1次転写されたトナー像が用紙Pに2次転写される2次転写位置P1として設定されている。この2次転写位置P1には、転写ベルト8を介して駆動ローラー11に対向する2次転写ローラー18が設けられている。2次転写ローラー18は、駆動ローラー11との間でニップを形成して、該ニップを通過する用紙Pに、転写ベルト8の外表面上のトナー像を2次転写する。
2次転写位置P1の下方には、一対のレジストローラー17が配設されている。レジストローラー17は、用紙Pを2次転写位置P1に向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。
2次転写位置P1の上方には、2次転写位置P1でトナー像の2次転写が施された用紙Pに対して定着処理を施す定着装置14が設けられている。定着装置14は、加熱ローラー14aと加圧ローラー14bを有しており、この1対のローラーが定着ニップ部NPを形成している。用紙Pが定着ニップ部NPを通過することによって、加熱ローラー14aが用紙Pを加熱しつつ、加圧ローラー14bが用紙Pを押圧することによって、2次転写されたトナー像が用紙P上に定着する。
用紙Pは、定着ニップ部NPで定着処理が施された後、加熱ローラー14aに巻き付いた状態になることがあり、その場合紙詰まり等の不都合が生じる。そのような不都合を解消するために、定着装置には分離爪部材が設けられている。この分離爪部材については、後ほど詳しく説明する。
露光装置6の下方位置には、用紙束を収納する給紙カセット12が配置されている。給紙カセット12と2次転写位置P1との間には、用紙Pを給紙カセット12から2次転写位置P1まで用紙Pを案内する用紙搬送路13が設けられている。用紙搬送路13には、上述のレジストローラー17が配設されている。また、用紙搬送路13には、レジストローラー17の他に、用紙Pを案内するための複数のローラー対が適所に配設されている。
加熱ローラー14a及び加圧ローラー14bは、用紙Pが定着ニップ部NPを通過した後、排出ローラー対151に向けて搬送する。画像形成装置1の上面には、定着装置14によって定着処理が施された用紙Pが排出される排出部16が形成されており、この排出部16と定着装置14との間には、用紙Pを案内するための用紙排出路15が設けられている。用紙Pは排出ローラー対151の駆動によって用紙排出路15に搬送され、排出部16に排出される。
次に、定着装置14について説明する。図2は、定着装置14の内部構造を示す断面図であり、図3は斜視図である。定着装置14は、上記したように、加熱ローラー14a、加圧ローラー14b及び分離爪部材41を含む。定着装置14は、更に、分離爪部材41を付勢して分離爪部材41を加熱ローラー14aの周面に接触させる付勢部材42と、分離爪部材41を収容するハウジング51とを含む。
加熱ローラー14aは、アルミニウムや鉄の芯金を有しており、その芯金上にフッ素樹脂のコーティングやチューブが施されていると共に、内部に加熱源である図略のハロゲンヒーター141が配設されたローラーである。加圧ローラー14bも、アルミニウムや鉄の芯金を有しており、その芯金上にフッ素樹脂のコーティングやチューブが施されたローラーである。
加熱ローラー14a及び加圧ローラー14bは、用紙Pが画像形成部2から定着装置14の定着ニップ部NPに向けて搬送される用紙搬送方向Tと直交する方向を長手方向とするローラーである。加熱ローラー14aの回転軸及び加圧ローラー14bの回転軸は互いに平行に設定されている。加熱ローラー14a及び加圧ローラー14bの各回転軸の両端部は、画像形成装置1の装置本体に設けられた他の図略の支持板に回転可能に支持されている。
分離爪部材41は、用紙搬送方向Tにおける加熱ローラー14aよりも下流側、つまり定着ニップ部NPよりも下流側に配置され、加熱ローラー14aの周面に接触した状態でハウジング51に支持されている。分離爪部材41は、後述する先端部412が加熱ローラー14aの周面に接触した状態で保持され、定着ニップ部NP通過後に加熱ローラー14aの周面に巻き付いた用紙Pに接触して該用紙Pを周面から剥離させるものである。分離爪部材41は、爪部410と軸支部413を含む。
爪部410は、加熱ローラー14aの周面に向かって延びる背面部411と、加熱ローラー14aの周面に接触する先端部412を有する。先端部412は、付勢部材42によって加熱ローラー14aの周面に一定の圧力で接触するように保持されている。
軸支部413は、加熱ローラー14aの長手方向と平行に延びて爪部410を軸支するものであり、ハウジング51に揺動自在に保持されている。
更に、分離爪部材41は、付勢部材42が係止される係止部414を含む。係止部414は、先端部412を反対側の端部にあり、その先端が下方に湾曲した鉤状のものである。付勢部材42は、例えばコイルばねであり、一端がハウジング51の所定の箇所に係止され、他端が分離爪部材41の係止部414に係止されている。従って、分離爪部材41はハウジング51内で常に図面左側に付勢されている。これにより、分離爪部材41の先端部412は、加熱ローラー14aの周面に向けて押圧されるように付勢されている。
また、ハウジング51は、背面部411より用紙搬送方向Tの下流側であって背面部411の加熱ローラー14aの軸方向に沿って左右に隣接して位置するガイド部45を更に有する。ガイド部45は、背面部411に当接した用紙を用紙搬送方向Tに導くためのものであり、用紙搬送方向Tに延びた凸条部451を有している。図3に示すように、分離爪部材41と、分離爪部材41の左右に配置された一対のガイド部材45は、ハウジング51内に加熱ローラー14aの軸方向に沿って所定間隔毎に複数配置される。用紙搬送方向Tで見て、その上流側において背面部411は、一対の凸条部451よりも外方に突出しているが、その下流側においては、一対の凸条部451の方が背面部411よりも外方に突出している。
上記した通り、分離爪部材41は加熱ローラー14aに接触することによって用紙を加熱ローラー14aから引き剥がす。このため、先端部412付近には、加熱ローラー14aの周面に付着した定着不良のトナーや用紙の大量搬送によって発生した紙粉等が付着しやすかった。このように先端部412付近にトナーや紙粉が付着すると、筋画像として現れ、印刷画像の画質悪化を引き起こしていた。
そこで、背面部411に用紙が当接することによって先端部412が加熱ローラー14aの周面から離間する構成とし、これにより先端部412に付着したトナーや紙粉が除去されるよう装置の改良を図った。以下、図を用いて分離爪部材41が回動して先端部412が加熱ローラー14aから離間する際の流れについて説明する。
図4〜6は、定着装置14及び排出ローラー対151の断面図である。図4に示すように、定着ニップ部NPを用紙Pの先端が通過した後、用紙Pは排出ローラー対151の方向に送られる。この際、用紙Pが加熱ローラー14aの周面に巻きついている場合は、先端部412によって用紙Pの先端が周面から剥離される。
定着ローラー14の回転によって用紙Pが更に搬送されると、図5に示すように、用紙Pの先端が背面部411に当接した後、更にガイド部45(凸条部451)に当接する。このとき、用紙Pによって分離爪部材41を押し上げる方向の力(押圧力)が背面部411に加わる。この押圧力は、付勢部材42の付勢力に対抗する力となり、分離爪部材41は軸支部413周りに回動し、先端部412が加熱ローラー14aの周面から離間する。用紙Pが背面部411に摺接している間、先端部412は加熱ローラー14aの周面から離間し続ける。
尚、背面部411に加わる用紙Pによる押圧力の大きさによって、分離爪部材41が付勢部材42の付勢力に対抗して回動するか否かが決定する。従って、先端部412が加熱ローラー14aの周面から必ずしも離間するとは限らない。この押圧力の大きさは、用紙Pの種類や搬送速度等の種々の条件によって異なるが、印刷に一般的に用いられる普通紙が、加熱ローラー14a及び加圧ローラー14bによって通常通りに搬送された際に背面部411に当接して発生する押圧力によって分離爪部材41が回動して先端部412が加熱ローラー14aから離間するように、分離爪部材41及び付勢部材42が構成されていることが望ましい。
先端部412が加熱ローラー14aから離間することによって、先端部412付近に付着していたトナーや紙粉であるゴミGが先端部412から徐々に剥がれ、加熱ローラー14aの周面に落下する。加熱ローラー14aの周面に落ちたゴミGは、加熱ローラー14aの回転によって加熱ローラー14aの下方へ落下する。このようにして、先端部412に付着したゴミGを取り除くことができる。
そして、図6に示すように、用紙Pの終端が背面部411を通過し凸条部451へ移行すると、用紙Pによる背面部411への押圧力がなくなるため、先端部412は付勢部材42の付勢力によって再び加熱ローラー14aの周面に当接する。
以上、説明したように、用紙Pの搬送中、用紙Pによって背面部411に加わる押圧力によって、分離爪部材41が軸支部413周りに回動する構成とすることにより、先端部412が加熱ローラー14aの周面から離間させることができる。これにより、先端部412と加熱ローラー14aの周面とが磨耗することによって発生する周面上の傷を少なくすることができる。
更に、先端部412と加熱ローラー14aの周面が離間することによって、先端部412に付着していたゴミGが徐々に剥がれ、加熱ローラー14aの周面に落ち、その後の加熱ローラー14aの回転によってゴミGを装置下方へ落下せしめることができる。これにより、先端部412に付着するゴミGを除去することができ、ゴミGの堆積によって発生する筋画像を防ぐことができる。そして、以上の効果が、特別な部材を用いることなく簡単な構成で実現することができる。
1 画像形成装置
2 画像形成部
14 定着装置
14a 加熱ローラー(第1ローラー)
14b 加圧ローラー(第2ローラー)
151 排出ローラー対
41 分離爪部材
410 爪部
411 背面部
412 先端部
413 軸支部
414 係止部
42 付勢部材
45 ガイド部
51 ハウジング
NP 定着ニップ部
G ゴミ

Claims (3)

  1. 用紙に定着処理を施す定着ニップ部を形成する第1ローラー及び第2ローラーと、
    用紙搬送方向における前記定着ニップ部よりも下流側に配置されて前記用紙に接触して該用紙を前記第1ローラーから引き剥がすものであり、前記第1ローラーの周面に接触する先端部と前記第1ローラーから引き剥がした用紙を前記用紙搬送方向に導く背面部とを含む爪部と、前記第1ローラーの長手軸と平行に延びて前記爪部を軸支する軸支部と、を有する分離爪部材と、
    前記分離爪部材を付勢して該分離爪部材の先端部を前記第1ローラーの周面に接触させる付勢部材と、
    前記分離爪部材の軸支部を揺動自在に支持するハウジングと、
    を備え、前記用紙が前記分離爪部材の背面部に当接して前記用紙搬送方向に導かれている間、該用紙の該背面部への当接により発生する該分離爪部材に対する押圧力によって、該分離爪部材の先端部が前記第1ローラーの周面から離間する方向へ揺動力が与えられるものである定着装置。
  2. 前記ハウジングは、前記分離爪部材の先端部の前記用紙搬送方向の下流側に隣接して位置するガイド部を更に有するものであり、
    前記用紙の先端が前記分離爪部材の背面部に当接した後、該用紙が前記第1ローラー及び前記第2ローラーによって前記用紙搬送方向に搬送されることによって該先端が前記ガイド部に当接し、その後、該用紙は前記ガイド部及び前記分離爪部材の背面部に当接しながら前記用紙搬送方向に導かれるものである請求項1に記載の定着装置。
  3. 用紙上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像を前記用紙上に定着させる定着装置と、
    を備え、
    前記定着装置として、請求項1又は2に記載の定着装置が用いられている画像形成装置。
JP2011058694A 2011-03-17 2011-03-17 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2012194406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011058694A JP2012194406A (ja) 2011-03-17 2011-03-17 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011058694A JP2012194406A (ja) 2011-03-17 2011-03-17 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012194406A true JP2012194406A (ja) 2012-10-11

Family

ID=47086357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011058694A Pending JP2012194406A (ja) 2011-03-17 2011-03-17 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012194406A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63159889A (ja) * 1986-12-24 1988-07-02 Konica Corp 定着装置
JPH0728352A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Canon Inc 定着装置
JP2006154294A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2006184825A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Kyocera Mita Corp 定着装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63159889A (ja) * 1986-12-24 1988-07-02 Konica Corp 定着装置
JPH0728352A (ja) * 1993-07-13 1995-01-31 Canon Inc 定着装置
JP2006154294A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP2006184825A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Kyocera Mita Corp 定着装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5326958B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5660289B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7136611B1 (en) Belt device
US9152099B2 (en) Fixing device, image forming apparatus, and fixing method
US8864133B2 (en) Device for correcting an edge portion of a sheet material and electrophotographic image forming apparatus
JP2006276449A (ja) 画像形成装置
JP2010262040A (ja) 画像形成装置
JP2010197458A (ja) 画像形成装置
JP5726143B2 (ja) 画像形成装置
JP4968867B2 (ja) 画像形成装置
JP2009053564A (ja) 定着装置
JP2011128398A (ja) 画像形成装置
JP2015028582A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5907858B2 (ja) 画像形成装置
JP2006251531A (ja) 画像形成装置
JP2014059528A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US9703239B1 (en) Fixing device having a guide member with a recessed shape
JP2012194406A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4445347B2 (ja) 画像形成装置
JP2013083968A (ja) 画像形成装置
US9063508B2 (en) Cleaning device and image forming apparatus
JP2010117470A (ja) 画像形成装置
JP6601050B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2013083969A (ja) 画像形成装置
JP6550924B2 (ja) 定着装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140730

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141126

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141203

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150206